杉原則彦東京高等裁判所部総括判事 講演 「判例形成の舞台裏―最高裁調査官の仕事の実際」 最高裁の判例は,どのような場所で,どのような人が関わり,どのようにして作られるのか? その舞台裏を,最高裁調査官を長く務めた講師が具体的にお話しされます。 1 講師 杉原則彦東京高等裁判所部総括判事 2 開催日時・場所 2015年5月28日(木)17時~18時30分(30分の質疑応答を含む) 法文1号館22番教室 3 参加資格 本学法科大学院生及び法学部生(申込みは不要です) 4 講演内容の紹介 杉原判事は,司法修習中に裁判官を志望するようになられ,任官後は,地裁民事部の専門 部(行政,商事,知的財産権等)や高裁民事部などで勤務されました。また,最高裁調査官 としては,7年間にわたり,数多くの判例の形成に裏方として関わられ,18件という多数 の最高裁判所判例解説を執筆されました。この中には,在外邦人選挙権制限違憲大法廷判決 などの著名事件も含まれています。 本講演は,杉原判事が,裁判官になった経緯やその後のキャリアについて,中でも,法学 を学ぶ者にとっては興味深い最高裁調査官の仕事の実際と判例形成の舞台裏についてお話を されるものです。また,裁判官はどのような暮らしをしているのか,率直にお話をされ,皆 さんの質問にも答えられます。法曹を志す学生の皆さんにとって,極めて有意義で興味深い ものとなることでしょう。奮ってご参加ください。 (講師略歴) 1956年生まれ 広島県出身 1979年本学法学部卒,同年司法修習生(33期) 1981年東京地裁判事補として任官 1999年最高裁調査官(民事) ,2003年同(行政) 2006年東京地裁部総括判事(行政部),その後,東京高裁判事,金沢地裁所長を経て, 2014年11月東京高裁部総括判事(第12民事部) 2007年から2011年まで司法試験考査委員(租税法)
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