県営中城公園 ニュースレター 7月号 くもぐす 公園の草原にチョウがいたぞ ! モンキチョウは草地の上を翔び廻っている モンキチョウ Colias erate シロチョウ科 沖縄では久米,宮古,石垣,西表,波照間,与那国,北大島, 南大島、北海道~九州、国外では中国大陸に分布 モンキチョウはシロチョウの仲間。モンシロチョウとほぼ同じくらいの大きさで、全体的に黄 色。幼虫の食べるマメ科のシナガワハギ、シロツメクサは、春~初夏に繁茂するので、成虫は この時期に多い。ところが、最近はこれらの繁茂する空き地や荒地が少なくなり、数が減って いた。沖縄の各島々で記録があるのに、1年を通しての生活史はなぞに包まれている。成虫で ない世代はどこでどの状態なのか、夏は北に飛んで行き、秋に再び沖縄に戻ってくるとも考 えられる。モンキチョウさん、沖縄にすんでいるの?。 夏休み自由研究企画 『自然観察会』 ■開催日時:2015年8月22日(土)9:30 ~ 11:00 ■場 所 : 中城城跡 ■対象年齢6~13歳 ■参加 料 :1組(親子)/500円 (定員15組) ■講 師 :長田 勝(沖縄昆虫同好会会員・学芸員) 中城城跡に生育する植物、生息する昆虫たちについて城跡を散策 しなが観察致します。植物ではツワブキが多数植えられていて、 梢で縄張りを見張る 開花(ツワブキまつり12-1月開催)や食用の利用等、魅力を伝えます。 昆虫では天然記念物のフタオチョウ(タテハチョウ科)の生息地です。 生息可能になる自然について解説致します。 シロツメクサの 葉表に卵 産卵 蛹化 シナガワハギ茎にいた終令幼虫 交尾 ヒメシルビアシジミは地上スレスレをチラチラと翔ぶ シルビアシジミ Zizina otis riukuensis 休息する成虫 シジミチョウ科 奄美大島,沖縄島,伊平屋島,伊是名島,宮古島,石垣島, 竹富島,小浜島,黒島,西表島,鳩間島,波照間島,与那国島, 北大東島,南大島、台湾等に分布する。 『本格昆虫標本作り』 梢で縄張りを見張る ■開催日時:2015年8月22日(土)13:30 ~ 16:00 ■場 所:中城公園管理事務所 ■対象年齢8~15歳 ■参 加 料 :1組(親子)/3,500円 (定員12組) ■講 師 :野林 千枝(沖縄昆虫同好会会員) 昆虫に関する基礎的な知識を学習後、昆虫標本づくりについて説明し親子で 標本づくりに挑戦します。 今回は、基礎的で親子で取り組みやすいセミ、カミキリムシ、ハナムグリを使い、 講師の指導を受けながら親子で楽しく標本づくりをします。 標本の保管と重要性についても解説致します。 ※参加料金には標本箱、昆虫の標本を作る台、昆虫針、ピンセット、まち針等 が含まれています。 沖縄に生息するチョウでは最も小さな 部類に入る。すんでいるのは荒れ地や 芝地で、森や草丈が高いところにはい ない。日本本土各地では生息地の減少 で、レッドデータに入れている県もあ る。 公園内で発生を支えているのは、マル バダケハギというマメ科植物の自生で、 幼虫は花や莢を食べて育つ。今のとこ ろ、沖縄の生息地の減少は確認され ていない。 県営中城公園ニュースレター 日光浴する♂ 日光浴する♀ 交尾 くもぐす 2015年7月号 県営中城公園管理事務所 〒901-2315 沖縄県北中城村字荻道平田原370-2 TEL098(935-2666) FAX098(935-3533) 編集・発行:比嘉正一 http://okiryoku.org/park/
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