良き伝統を明日へ 副校長 永井 均

平成 27 年度 10 月 16 日 No.7
中央 区立佃中学校
中 央 区 佃 2-3-2
03-3531-7215
[email protected]
H26.27中央区教育委員会指定研究奨励校
「よりよく生 きる生 徒 の育 成 」生 命 尊 重 教 育 の充 実
H26.27東京都教育委員会指定
良き伝統を明日へ
人権尊重教育推進校
副校長
永井
均
日に日に秋の気配が色濃くなってきました。朝晩は真夏の寝苦しさが嘘のように涼しくなり、下手をすると風邪を引い
てしまいそうです。また、日没も日を追う毎に早くなり、まるでつるべ落としのようです。
ところで、この”つるべ落としのよう”という表現ですが、”つるべ”とは、井戸の水を汲むために縄などの先につけ
た桶のことで、その桶が井戸に滑り落ちるように、秋の日は一気に暮れるということをたとえたものです。井戸というも
のを最近ではほとんど見かけません。農家では現在でも使われているところが多いようですが。もしかしたら中学生は初
めて耳にする言葉かもしれません。
さて、先日、後期生徒会認証式が行われ、生徒会の本部役員や各専門委員長が新たに3年生から2年生へと引き継がれ
ました。個々の役員や委員を紹介する場面では、新しく選出された生徒会長や各専門委員長が全校生徒の前で、メモを見
るでもなく、大きな声で委員一人一人の名前を呼びました。ひっそりと静まりかえった空気の中、名前を呼ぶ声だけが体
育館に響き渡りました。物事に真剣に取り組む佃中生全員を間近に眺め「これぞ佃中生」を感じ、”心は一つ佃中”の合
い言葉のもとに佃中の伝統を垣間見ることが出来ました。
話は変わりますが、この夏初めての試みとしてクールビズを試行しました。そんな中、
3年の生徒の中から「朝礼や講演会の時などはネクタイやリボンを着用した方が良い」と
いう意見が出ました。その後、3年生を中心に朝礼ではネクタイやリボンを締めるように
なり、最終的には全校に広がりました。ここでもまたT・P・Oを意識した大人としての
意見が生徒の中から自主的に出るという伝統に感心しました。
強い佃中、優しい佃中、礼儀正しい佃中、この3つを備えた佃中生は保護者や地域の支えのもと伝統を守り受け継いで
います。そして、この良き伝統を通して佃中生は社会をリードする力強い人に育ってくれることと確信しています。
考えましょう人権Ⅺ<食肉処理業務に携わる方々への偏見や差別>※この記事は生徒に向けたものです。
焼肉、ハンバーグ、豚カツ、ハム、ソーセージはもちろん、さまざまな料理に使われる食肉は栄養も豊富で私たちの食
生活に欠かせないものになっています。でも、スーパーや肉屋さんで売っている精肉や加工品しか見ることのない私たち
には、つい忘れがちなことがあります。多くの野菜は畑で育ったままの姿で八百屋さんに並びますが、牧場にいる牛はそ
のままでは肉屋さんに並ぶ牛肉にならないということです。靴、ベルト、ハンドバッグ、野球のグラブなどに使う皮革も
同じです。
先月、校長と岩崎先生は本講座「豚」の皆さんと、品川の東京都中央卸売市場食肉市場内にある「お肉の情報館」を訪
ねました。そこではまず、市場に運ばれてきた牛と豚が、製品として出荷される肉や内臓、皮革になるまでの工程をビデ
オで見ました。何となく分かっていたこととはいえ、ほとんどの人が強い衝撃を受けたことと思います。続いてそこで働
く方のお話しを聞きました。
強く伝わってきたのが、どの作業員の方も、安全で品質の良い食肉や皮革を提供するため、誇りをもって仕事にのぞん
でいるということです。しかし残念なことに、自分たちは肉を食べ、革製品を使っていながら、そのために必要な作業を
している方を誹謗・中傷する人がいるのも事実です。
作業員の方々は言います。「肉を食べるたびに自分たちのことを思い出さなくていいです。感謝なんてしなくていいで
す。でも、『こんなことをしている人がいるんだって』とか『残酷だ』などと言う人がいたら、『当たり前でしょう。だ
から肉が食べられるんでしょう。』と言ってくれる人が一人でも増えてくれることを願います。」と。
近代前の日本では、生き物の殺生に関わることが忌み嫌われ、死んだ牛馬の処理や皮革生産を被差別部落の人たちにさ
せていました。でも、石油による合成皮革がなかった時代、牛馬の皮革は武具や馬具などの材料として不可欠なものであ
り、動物の肉が食べられていたという記録も多数あります。偏見や差別を生む原因は、やはり人間の心の在り方だという
ことを忘れないでください。
お知らせ
名古屋良太
清水 美香
(退職の先生方)
先生:銀座中学校に産休代替教員として採用され、本校を退職することになりました。
先生:木内先生の海外研修の間、英語の授業を担当していただきましたが、8日をもって退職されました。
(着任の先生方の一言)
塚越 夏美(つかごし なつみ)先生
10月から新しく心の教室相談員として着任しました。毎週火曜日に相談室にいます。皆さんと色々お話しできるのを楽
しみにしています。是非、お気軽に相談室に遊びに来てください。
大堂 杏里(おおどう あんり)先生
9月末から、介助員として佃中学校に参りました。主に2学年と一緒に生活をさせていただきます。学校で見かけたら
ぜひ声をかけてください!おしゃべり大好きです。よろしくお願いします。
連合水泳大会 入賞者一覧
8月28日(金)
浜町体育館
男子
100M 個人メドレー第1位
梶原
優希
(大会新記録)
200M 平泳ぎ
第1位 諏訪 朱音
1年50M 自由形
第2位 堺 玄
50M 自由形
第2位 村山 郷太
100M 自由形
第2位 冨成 大悟
200M 自由形
第2位 高野 大梧
1年50M 平泳ぎ
第3位 高野 智稀
50M バタフライ
第3位 大内 祐人
1・2年200M フリーリレー 第3位
(大内・冨成・朝隈・高野)
200M フリーリレー 第3位
(村山・井ノ本・田代・梶原)
後期のスタート「生徒会選挙」「認証式」
教諭 山崎俊輔
9月10日(木)に生徒会役
員選挙が、24日(木)には認証
式が行われました。後期からは
2年生が中心となって学校をリ
ードして行きます。
認証式では2年生が大きな声で各委員会の名前を呼んで
いました。頼もしく感じました。
女子
150M メドレーリレー 第1位(大会新記録)
(清原・村井・嵯峨・長沼)
200M フリーリレー
第1位
(清原・村井・嵯峨・浪川)
100M 個人メドレー第1位 嵯峨 優奈
50M 自由形
第1位 村井 美乃利
100M 自由形
第1位 清原 円
100M フリーリレー
第2位
(石井・宮本・青木・長沼)
50M 背泳ぎ
第2位 浪川 碧巴
50M 自由形
第3位 青木 千夏
100M 自由形
第3位 宮本 京佳
1年50M 自由形
第3位 朴 書正
表彰
その他
中央区児童・生徒発明くふう展
優秀賞(根津 来夢)
努力賞(奧田 夏加)
中央区環境作品コンクール
ポスター部門佳作(高橋
桃子)
標語部門佳作(天野
美紀)
(西村
尊)
(梅川古都美)
(伊東
10・11月の予定
第3位 冨成 大悟
第1位 村山 郷太
第2位 小澤 武輝
第3位 松下 敬吾
共通800M
第2位 今井 翔一
1年1500M
第2位 西村 尊
2年1500M
第3位 諏訪 朱音
3年1500M
第3位 豊 航太
1年走幅跳
第1位 藤塚 皓大
1 年4×100M リレー 第2位
(青木・中川・坂本・清田)
3年4×100M リレー 第3位
(村山・山本・井ノ本・今井)
女子
1・2年共通200M
第1位 榎戸 菜桜
第3位 高山 奈菜
3年200M
第1位 蔦原 美莉華
第3位 松木 紀世香
2・3年共通800M
第3位 石井 映奈
1年走幅跳
第2位 伊藤 美月
第3位 冨成 梨月
2年走幅跳
第2位 相澤 まどか
3年走幅跳
第1位 工藤 美柊
3年走高跳
第2位 村井 美乃利
2年4×100M リレー 第3位
(榎戸・高山・青木・佐佐木)
3年4×100M リレー 第2位
(蔦原・松木・加藤・工藤)
サザランドから体験入学
主任教諭
第2位(中野 旭)
文化祭
2年100M
3年100M
1・2年共通200M
和田
恵子
9月24日・25日、ネハ・ベリさん
が佃中学校の生活を体験しました。歓
迎会の席で、ネハさんは練習してきた
という日本語で「みなさんと仲良く
なりたい」「日本語や日本の文化を学びたい」とあいさつ
をしてくれました。2日間という短い期間でしたが、互い
の文化を知る有意義な時間となりました。
東京都中学校第5ブロック新人柔道大会
中央区バレーボール新人大会
男子
異文化交流
男子個人戦優勝(徳永 賢・佐藤 勝 ペア)
男子個人60kg以下級
9月17日(木)
江戸川陸上競技場
入賞者一覧
裕太)
中央区秋季連合ソフトテニス大会
中央区バスケットボール新人大会
連合陸上競技大会
男子優勝
優勝
10/24(土)
18
日
子どもフェスティバル
3
火
文化の日
13
金
基礎検定
19
月
全校朝礼
5
木
三者面談(終)全学年
16
月
全校朝礼
24
土
文化祭
6
金
漢検
18
水
26
月
振替休業日
7
土
土曜学校公開日
27
火
専門委員会
20
金
水
小中合同避難訓練
金
月
生徒会朝礼
28
9
安全指導
24
火
復習テスト
29
木
三者面談(始)3年
11
水
聖路加看護大学見学実習
25
水
避難訓練
30
金
三者面談(始)1,2年
12
木
人権尊重教育推進校発表会
27
金
校外学習
~
期末考査
3年
1年