1. 研究テーマ 家電消費電力ピークシフト制御技術の研究 2. 研究者 菅沼 隆史 研究員 3. 所属 ソリューション研究機構 4. 交流電力時分割配電によるピークシフト 家電の消費電力、内部で必要な電源電圧の構成、使用される 時間状況等により、カテゴライズする。 商用電源(交流:AC100V, 50/60Hz)の場合は、一周期を複数 の時間間隔(Time Slot)に分割し、上記カテゴライズされた家 電への電力配分時間をこのTime Slot毎に割り付ける。 一方家電側は、その整流器を割り付けられたTime Slot内で 開閉動作するように制御する。(時分割整流回路) 家電毎の稼働状況、稼働予測により、商用電源のピーク電流 が常に平均化(ピークシフト)されるように、このTime Slotへの 家電の割り付けをダイナミックに制御・管理する。 以上の制御・管理するシステムを交流電力時分割配電・需給 管理システムとする。(次ページ参照) 交流電力時分割配電によるピークシフト 5. テーマ概要 家電を含む大部分の電子機器は、全波整流回路を使って、交流入力波形のピ ーク部分で自らの消費電力を取り入れている。その為交流電流の一部の時間 帯に電力消費が集中してしまい、電力供給側にもの凄い負荷となっている。 今回我々は時分割配電方式を提唱し、それぞれの家電の特性・特質に応じて、 電力の配電時刻を分散させ、ピークシフトを可能とした。その有効性実用性 を検証する。
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