別紙1 1 看 護 部 門 調 査 の 記 載 要 領 調査の主旨 医療の高度化や専門分化も年々進展し、効率的で合理的な医療システムの在り方とともに 看護の役割の拡大と質の充実がより一層求められていることから、看護施策を展開するため の基礎資料とするとともに、職場の看護に対する意識の向上及び病院の現状を認識し、改善 等に繋げることにより、看護職員の確保と質の向上を図るため、看護部門調査を実施する。 2 調査の記載方法 (1) 看護部門に関する調査票(様式1)について 項 目 記入年月日 看護部門に関する調査票の記入上の注意 ・記入年月日は、医療監視表の記入日と同一とし、特に指定のない 調査事項は、記入年月日の状況を記載すること。 斜線部 ・斜線部には、記入しないこと。 ①看護要員配置状況 ・区分(その他)は、管理・外来・病棟以外に看護要員が配置され ている部署名を空欄に記入すること。例:手術室、地域連携室等 ・病棟別の職員数等は、様式1-①病棟別掲に記入すること。 1 看護職員 ・法定数は、医療法に基づく人数を記入し、看護管理者は人数に含 めないこと。また、外来・病棟を兼ねて勤務している場合は、主 たる勤務場所を記入すること。 ・スタッフ及び看護補助者については、様式1-②常勤換算計算表 により算出した数値を記入すること。 ・看護師等の免許を有さず、医師・看護師の監督・指示に基づき、 看護の補助として介護にあたる者の数を記入すること。 (掃除婦、洗濯婦は含まない)。 2 夜勤者 ・2交代制の場合は、準夜欄にまとめて記入すること。 ・夜勤専従者の数を再掲すること。 3 勤務体制 ・下表の該当する番号を記入すること(解説は後述)。 勤務体制 4 番号 勤務体制 番号 2交代 1 2・3交代ミックス 5 変則2交代 2 当直 6 3交代 3 オンコール 7 変則3交代 4 その他 8 平均時間外勤務 ・週当たりの所定労働時間が一定期間(1か月や4週間等)を平均 時間 して法定労働時間(40時間)を超えた場合の一人当たりの平均 時間外労働時間/月を記入すること。 5 夜勤回数/月 ・「平均」欄は、看護職員1人当たりの平均夜勤回数/月を、「最 大」「最低」欄は、夜勤者の最大・最低回数/月を記入すること。 6 院内における保 ・配置している職種の人数を記入すること。なお、介護支援専門員 健師等の配置 は、資格取得者の総数及び看護職員の取得者数を記入すること。 項 目 看護部門に関する調査票の記入上の注意 ②就業体制 1 日勤 2 夜勤 3 当直 ・時間帯を記入すること。 ・当直がある場合は記入し、業務内容は具体的に記入すること。 (例)通常の業務、電話の収受のみ、定時的巡視 4 有給休暇平均日 ・看護職員が前年度取得した日数の平均を記入すること。 数(前年度) 5 6歳未満の子ど ・該当する看護職員(男性を含む)の実数を記入すること。 もを有する職員 ③看護の実施 ・当該年度の実施項目の□に✓をつけること。 ④働きやすい職場環境づくり ⑤教育 1 研修・研究 ・当該年度の実施研修・研究の実施回数・参加人数を記入し、その 詳細が分かる資料を添付すること。 2 新人看護職員 ・該当する項目の人数や回数を年単位で記入し、その詳細が分かる 資料を添付すること。 (1) 研修における ・該当する項目の人数を記入すること。 組織体制 (2) 新人職員を支 (参照:新人看護職員研修ガイドライン) ・該当する項目全ての□に✓をつけること(複数回答可)。 える組織体制 ⑥組織と運営 1 委員会等の設置 ・該当する項目の実施回数/年を記入すること。 2 院内感染対策の ・制御チーム・病棟ラウンドの実施回数/年を記入すること。 実施 ・感染防止対策加算は、該当する項目の□に✓をつけること。 ・連携病院名、感染管理の課題を具体的に記入すること。 3 認定看護師の配 ・該当する分野の認定看護師の人数を記入すること。 置 4 設備・環境等 ⑦今年度の重点項目ま たは改善を実施した ・該当する項目の□に✓をつけること。 ・看護部の当該年度の重点項目又は改善を実施した項目について、 具体的に記入すること。 項目 ⑧独自の看護職員確保 計画 ・病院独自の看護職員確保対策の取組を具体的に記入すること。 例)病院見学会、インターンシップ等 前年と同様の場合は、今年度の新たな取組のみ記入すること。 ⑨県への確保対策の要 望等 ・県の確保対策への意見について、具体的に記入すること。 例)修学資金を充実させてほしい 等 (2) 病棟別掲(様式1-①)について 項 目 病棟別掲の記入上の注意 ・病棟については、1看護単位は1ナースステーション(看護師詰 所)の範囲とし記入すること。 ・病棟を併せて1看護単位としている場合は2病棟をくくって記入 すること。 ○区分 ・上段の空欄には各病棟名を記入し、下段の括弧には一般、療養、 精神、感染症、結核等を記入すること。 ○看護体系 ・看護職員の実質配置を記入すること。(例)7:1、10:1等 ○許可病床数 ・医療法第7条の規定に基づいて許可を受けた病床数を記入するこ と。 ○1日平均入院患者数 ・1年間の各病棟別の入院患者延数をそれぞれ暦日で除した人数を 記入すること。 ○看護職員 ・外来・病棟を兼ねて勤務している場合は、主たる勤務場所を記入 すること。 ・スタッフ及び看護補助者については、様式1-②常勤換算計算表 により算出した数値を記入すること。 ○看護補助者 ・看護師等の免許を有さず、医師・看護師の監督・指示に基づき、 看護の補助として介護にあたる者の数を記入すること。 (掃除婦、洗濯婦は含まない) ○夜勤者 ・2交代制の場合は、準夜欄にまとめて記入すること。 ・再掲として、夜勤専従者の数を記入すること。 ○勤務体制 ・下表の該当する番号を記入すること(解説は後述)。 勤務体制 ○平均時間外勤務時間 番号 勤務体制 番号 2交代 1 2・3交代ミックス 5 変則2交代 2 当直 6 3交代 3 オンコール 7 変則3交代 4 その他 8 ・週当たりの所定労働時間が一定期間(1か月や4週間等)を平均 して法定労働時間(40時間)を超えた場合の一人当たりの平均 時間外労働時間/月を記入すること。 ○夜勤回数/月 ・「平均」欄は、看護職員1人当たりの平均夜勤回数/月を、「最 大」「最低」欄は、夜勤者の最大・最低回数/月を記入すること。 (3) 常勤換算計算表(様式1-②)について ・スタッフ(看護師、准看護師)及び看護補助者について、週当たりの勤務時間数、人 数、常勤換算値を記入すること。 常勤換算値の算出方法は以下のとおり 常勤換算値=週当たりの勤務時間数/常勤時間数×人数 (4) 病院看護機能評価表(様式2)について ・記入に当たっては、別紙2「病院看護機能評価マニュアル」を参考に記入すること。 ・総評については、看護部門の課題を記入すること。 ・各項目について、判定欄にはa・b・cのうち、現状に最も近い記号を記入すること。 ・病院の記入者(看護部長または総師長)は、黒のボールペンで記入すること。 ・備考欄について、「添付」は書類の添付を、「記入」は該当事項の記入をすること。 3 勤務体制の解説 (1) 2交代制勤務 1日24時間を長さの等しい2つのシフト(各12時間)に分ける交代制勤務の形態で、 1つの日勤シフトと1つの夜勤シフトの設定を基本とする。 (2) 変則2交代制 長さが均等でない2つのシフトを設定した勤務形態で日勤シフトを複数設定し1つの夜 勤シフトと組み合わせる形態を含む。 前者の例は、日勤(8時間)・夜勤(16時間)の設定、後者の例は、日勤早出(8時 間)・日勤遅出(8時間)・夜勤(12時間)の設定など。 (3) 3交代勤務 1日24時間の長さの等しい3つのシフト(各8時間)に分ける交代制勤務の形態。 (4) 変則3交代制 長さが均等でない2つのシフトを設定した勤務形態。例えば、3交代制勤務で準夜勤か ら深夜勤への交代時刻が真夜中となることを避けて準夜勤を短縮(6時間程度)し、深夜 勤を延長(10時間程度)する例がある。 (5) オンコール制 夜間に自宅などで待機して、呼び出しに応じて職場に戻り勤務する体制。
© Copyright 2024 ExpyDoc