平成27年度三島村 シマとシマのコミュニケーション強化事業 仕様書

平成 27 年度 三島村
シマとシマのコミュニケーション強化事業
業務委託仕様書
1.
(適用範囲)
本仕様書は、三島村が実施する「シマとシマのコミュニケーション強化事業」の業務委託に関し必要な事
項を定めるものである。
2.
(目的)
本村の人口減少を食い止め、移住・定住を増やしつつ、交流人口を増やすためのライフラインとして住民・
観光客との双方向の地域メディアを構築し、島の生活の安心・安全を確保する。
加えて、この地域メディアの活用によって安心・安全の確保のみならず、特に島を跨いだ住民間のコミュ
ニケーションを活性化することにより、より住みやすい村の実現を目指す。
そのための取組として住民間のコミュニケーションを強化するためのツールの導入を行い、その普及促進
も併せて実施する。
3.
(業務概要)
本業務は、次の事項について業務を実施し、報告書として取りまとめるものとする。
(1)メール配信システム構築
以下の要件を満たすシステム機能を構築すること。
・
事前に設定した配信グループ毎にメール及びボイスメッセージの一斉配信ができること
・
メール及びボイスメッセージそれぞれについて配信グループの作成・編集・削除ができること
・
緊急時に迅速に配信できるような高い操作性を有すること
(事前に配信内容を作成、蓄積でき、その中から必要なものを選び配信できるなど)
・
受信したメールから容易にアンケートを実施できること
・
音声配信を受信時に、音声ガイダンスに従いアンケートを実施できること
・
メール配信、音声配信ともにアンケートの内容が変更できること。特にメールに関しては回答方法と
して選択式や入力式など選択可能であること。
・
メールおよび音声によるアンケート結果を一覧で確認でき、アンケート未実施の利用者へ再度メール
配信あるいは音声配信を行えること(再送ができること)
・
音声配信については利用者が応答したかどうかも一覧で確認でき、応答していない利用者へ再度音声
配信を行えること(再送ができること)
・
音声配信についてはテキスト入力した文字列を音声へ自動変換して配信できること
・
音声配信については配信予定の音源を事前に確認できること
・
システムはクラウド上で稼働すること。但し、運用費低減や操作性向上などのメリットがある場合に
は、システムの一部を役場に設置することを可能とする
・
現在稼働中のJアラートシステムとの連携を行うとともに、将来的な L アラートシステムとの接続と
いった拡張性があること
・
本村において既に導入済となっている高齢者見守りシステムとの連携が可能であること
(2)メール配信システムのPRと利用者の募集
メール配信システムの利用者の募集を行うためのPR活動を行うこと。PR活動に関しては、
ポスター、チラシの制作・配布及び住民説明会を実施すること。加えて、メール配信システムの
効果検証として、住民アンケートを実施するとともに、利用登録者数を報告すること。
(3)住民コミュニケーションサイト
以下の要件を満たすサイトを構築すること。
・
行政、学校、各地区の行事などがサイト上に登録され、各種デバイス(フィーチャーフォン、スマー
トフォン、パソコン)にて、分かり易く表示されること
・
フェリーの運航状況などの日常的な住民生活に密着した情報から、ツアー観光客の来島日程など観光
客受け入れ準備に有効な情報なども掲載することを前提とし、若者から高齢者まで登録作業が可能な、
簡単で分かり易い操作性を有していること
・
サイトの閲覧者としては、住民、役場職員、各学校教職員、観光客などを対象とする
・
サイトの表示内容に対するコメント(問い合わせ、課題指摘コメントなど)を登録者へ伝える機能を
有すること(関係者間のコミュニケーション活性化および課題の早期発見・早期対処を図る)
・
サイト構築に関しては、既存のサービスを利用することを妨げない
・
関連Webサイトとの相互リンクが行えるような拡張性を有すること
・
閲覧者が増加した際にバナー広告掲載などが行えるような拡張性を有すること
4.
(工 期)
本業務の履行期限は、平成28年3月18日とする。
5.
(予算)
10,000 千円以内(消費税込み)とする。
6.
(報告書作成)
当事業において実施した内容及び実施内容によって得られた成果について報告書としてとりまとめるもの
とする。
7.
(成果品)
成果品は以下のとおりとする。
(1)事業計画書及び業務報告書
正副 1 部ずつ
(2)本業務において作成したソフトウェア、コンテンツ、印刷物等
(3)ソフトウェアに関するシステム設計書及びユーザーマニュアル
※(2)
、
(3)の具体的な内容に関しては受託者と協議の上、定めるものとする。
8.(事業者に求める要件)
業務の前提として、事業者は以下の要件をすべて満たすものとする。
(1)地方自治法施行令(昭和22年政令第16号)第167条の4の規定に該当していないこと。
(2)会社更生法(昭和14年法第154号)に基づく更生手続開始の申し立てをしたものにあっては厚生
計画の認可がされていない者又は民事再生法(平成11年法律第225号)に基づく再生手続開始の
申し立てをした者にあっては再生計画の認可がなされていない者ではないこと。
(3)参加希望書等の提出期限の最終日以降、契約満了日までの期間において、三島村及び他の官公庁契約
に係る指名停止等の措置要領に基づく指名停止がなされていないこと。
(4)当仕様書記載の実施内容を履行期間及びその後の運用期間において遂行可能な体制を組成すること。
(5)事業者は、情報セキュリティに関し、一般財団法人日本情報経済社会推進協会のプライバシーマーク
の認定を受けていること
(6)離島における防災情報配信システムの導入等、同様の事業の実施の実績があること。
(7)適切な進捗管理を行うことができる十分な体制を確保すること。
(8)県民税及び所在市町村税に未納がないこと。
9.知的財産権等
(1)機密保持
本仕様書に基づく作業等において、三島村が開示した情報(公知の情報を除く。以下同じ。)及び
契約履行過程で生じた納入成果物に関する情報を第三者に開示又は漏洩してはならないものとし、そ
のために必要な措置を講じること。なお、当該情報を第三者に開示する必要がある場合には、事務局
と事前に協議し承認を得ること。
(2)著作権
成果物の所有権及び著作権は三島村に帰属する。ただし、本事業実施にあたり、第三者の著作権等
その他の権利に抵触するものについては、事業者の責任と費用をもって処理する。
10.その他
(1)見積にあたってJVを組む場合には、JV参加企業の担当業務範囲を明確にすること。
(2)契約等の手続きにおいて使用する言語及び通貨は、日本語及び日本国通貨に限る。
(3)本仕様書に明記されていない事項で、業務の実施にあたり、必要となる事項については、三島村及び
事業者で協議の上決定する。