青少年の総合的な自立支援に関する調査研究

調査研究事業
青少年の総合的な自立支援に関する調査研究
事 業 の 概 要
事業のねらい
青少年の自立支援に取り組んでいる当施設の3事業について、支援プログラム
の開発や支援ネットワークの構築などそれぞれの成果の有機的な関連を示し、
それらを関係機関・団体などに広めることによって、社会的な自立支援に向け
た取組の推進に資する。
調査研究期間
平成21年4月~平成22年3月(4ヶ年計画3年次)
調査研究事業
及び対象
■ゆーすぴあ“ 職 ”セミナー ’09
課題を抱える青年
■グレートジャーニー北海道 中学生、高校生以上
■指導者のための人間関係づくりセミナー
教員、青少年教育指導者およびそれを目指す者
協力者・連携団体
■ゆーすぴあ“ 職 ”セミナー ’09
北海道大学大学院、北海道若者サポートステーション、あさひかわ若者サ
ポートステーション、青少年自立支援センタービバハウス、自由学舎クラムボ
ン、ほっとスペースR、
みやすの鐘
■グレートジャーニー北海道 北海道教育大学岩見沢校、野外学校FOS、根釧野外教育センター屯田の杜
野外学校
■指導者のための人間関係づくりセミナー
玉川大学学術研究所
研 究 の 内 容
各調査研究
事業について
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■ゆーすぴあ“ 職 ”セミナー ’09
キャリア教育プログラムとして、コミュニケーション能力の育成や職業体
験を通して職業観・勤労観の育成を図る。
周辺の地域産業と連携し、異年齢集団での生活やチャレンジワーク先の
家庭とのふれあいを通して、
社会性を養う。
■グレートジャーニー北海道 ※今年度は中止
山岳フィールドを活用した冒険的な活動をメインプログラムとして、大自然
と自分を対峙させ、困難な自然環境の中で仲間と協力する体験を通して、信頼
感や自尊感情を高める。
また、望ましい人間関係を築くコミュニケーション能力の向上を目指し、豊
かな人間性を育む。
■指導者のための人間関係づくりセミナー
教員・青少年教育指導者およびそれらをめざす者を対象に、円滑なコミュ
ニケーションによる望ましい人間関係づくりに必要な知識について、理論的
背景と体験的手法を学ぶ機会を提供することで、指導者としての資質向上を
図る。
研究の視点
■ゆーすぴあ“ 職 ”セミナー ’09
①人生観や職業観を醸成するキャリア教育的プログラムを開発する
・参加者の変容調査 変容を測定する調査方法の確立
②プログラム効果をより高める支援のあり方や関わり方を研究する
・支援者の資質向上に関する研究
・関係機関の連携( ネットワーク化 )に関する研究
■グレートジャーニー北海道 ※今年度は中止
①信頼感と自己肯定感を向上させる野外活動プログラムを開発する
・参加者の変容調査 変容を測定する調査方法の確立
②プログラム効果をより高める支援のあり方や関わり方を研究する
・支援者の資質向上に関する研究
・関係機関の連携( ネットワーク化 )に関する研究
■指導者のための人間関係づくりセミナー
①自立を支援する指導者を養成する
・指導者養成プログラムの開発
・セミナー受講者への追跡調査
・セミナー受講者による体験活動実践の実態調査
事業を終えて
( 成果・課題と
今後の方向性 )
■ゆーすぴあ“ 職 ”セミナー ’09
①参加者に、自己肯定感の向上や集団への苦手意識の改善をもたらすプロ
グラムが確立できた。また、事前・事後の関わりを強化したことで、参加
者の安心を高めるだけでなく、
継続的かつ系統的な支援が可能となった。
②参加者の気づきをスムーズに導くために、運営スタッフがミーティング等
で共通認識に立って事業に関われるように、運営方針をより明確に示すこ
とが課題として浮かび上がった。
③体系的・総合的な自立支援体制の整備に向けて、関係機関の連携のあり
方について検証してゆく。
■グレートジャーニー北海道
①今年度は、大雪山系における事故に伴って事業を中止し、代わって登山活
動における安全管理と安全指導について整備を行った。
②次年度は、効果を測る調査方法を再検討して、自立支援プログラムとして
の確立を目指す。また、参加者の変容と成長を促す支援や関わりのあり方
について、参与観察のデータとあわせて調査・研究を進める。
■指導者のための人間関係づくりセミナー
①体験を通した学びや個々の力を発揮する教育環境づくりについての学習プ
ログラムを確立できた。これによって、青少年教育に関わる指導者が、豊か
な人間関係の構築や新たなチャレンジを育む環境づくりに向けた理論と手
法を学ぶことができた。
②今後は、受講者の実践状況をもとに、体験学習の効果の広がり具合を検証
するとともに、自立支援指導者プログラムとして学校や関係諸団体へ広く
普及していく。
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