平成26年火薬類事故(確報) 〔Ⅰ〕 総括表(取扱・種類別一覧表) 平成26年12月31日 項 目 取 扱 種類別 事故件数 件数 死亡者数 計 人数 負傷者数 計 人数(重-軽) 産業火薬 1 0 製造中 煙 火 0 製造中 がん具煙火 1 産業火薬 1 消費中 煙 火 58 消費中 がん具煙火 12 0 0 - 3 産業火薬 0 0 0 - 0 運搬中 煙 火 0 0 - 0 運搬中 がん具煙火 0 0 0 - 0 産業火薬 0 0 0 - 0 貯蔵中 煙 火 0 0 - 0 貯蔵中 がん具煙火 0 0 0 - 0 産業火薬 0 0 0 - 0 0 - 0 2 71 0 0 0 0 - 0 0 - 0 0 0 - 1 0 0 - 0 0 0 0 0 0 0 4 - 22 0 0 0 がんろう中 煙 火 0 がんろう中 がん具煙火 0 0 0 - 0 3 0 1 - 4 0 - 1 0 - 0 1 - 4 4 - 23 0 - 産業火薬 4 0 その他事故 煙 火 1 その他事故 がん具煙火 0 0 産業火薬 5 0 煙 火 59 がん具煙火 13 合 計 77 0 0 0 現在 0 0 4 計 0 - 1 4 - 25 0 - 0 0 - 0 0 - 0 1 - 5 5 - 31 〔Ⅱ〕 事故一覧 (産業火薬) 製造中 発生場所 番号 発生日時 4月3日 北海道 9:20頃 美唄市 1 合 計 死 0 傷 0-0 1件 0 0-0 消費中 発生場所 番号 発生日時 7月18日 熊本県 10:43頃 玉名郡 1 和水町 合 計 死 0 傷 0-0 1件 0 0-0 その他事故 発生場所 番号 発生日時 3月18日 高知県 11:00頃 土佐市 1 級 事故概要 C 岩石採取のため発破したところ、発破位置から直線距離で200m 以上離れた隣地のみかん畑まで無数の石が飛翔し、周囲に飛び 散った。その後、みかん畑の所有者が周辺を確認したところ、手 のひらほどの大きさの飛石が3個見つかった。 死 0 傷 1-0 級 事故概要 C 中学2年の理科授業で火薬の製造に関する実験を行っている最 中、乳鉢に試料(硝酸カリウム、硫黄、木炭、過塩素酸カリウム、 アルミニウム粉末)を強くかき混ぜたことにより発火し、実験を行っ ていた女子生徒1名が火傷を負った。 7月30日 栃木県 15:10頃 佐野市 0 0-3 C 火薬店の火薬廃棄場所において、電気雷管の爆発廃棄をするた めに、電気雷管の脚線を発破器に接続して点火したところ、発破 器の近くに置いていた廃棄予定ではない電気雷管が意に反して 爆発し、点火者及び点火者付近にいた2名が電気雷管の破片で 負傷した。事故発生の原因は、廃棄予定の電気雷管(70本)の脚 線と発破器の近くにおいていた電気雷管(10本)の脚線を取り違 えて発破器に接続し点火したためである。結果、発破器の近くに おいていた電気雷管(10本)が爆発し、さらに付近にあった発破 器に接続していない電気雷管5本が殉爆した。なお、砂の中に埋 めていた廃棄予定の電気雷管(70本)については、発破器に接 続していないことから爆発しなかった。 10月27日 福岡県 17:45頃 久留米市 0 0-1 C 化学部の部活動中、生徒Aがガラス製サンプル管に半分ほど黒 色火薬を詰め、生徒Bがマッチで点火したところ爆発し、生徒Bが 軽傷を負った。黒色火薬については、以前の部活動中に調合した ものを生徒Aが密かに持ち込んだもの。生徒A、,Bとも高校2年生 の17歳。 3件 0 1-4 2 3 級 事故概要 C 工業雷管を製造のため、爆粉をプレス機で圧搾中、圧搾していた 工業雷管100本すべてが同時に爆発した。プレス機は防爆壁に 囲まれた場所に設置されており、作業者は当該防爆壁の外で操 作していた。 合 計 〈煙火) 消費中 発生場所 番号 発生日時 1月3日 千葉県 20:31頃 浦安市 死 0 傷 0 -0 級 事故概要 C テーマパーク敷地内で煙火玉(桃紅ダリア4号玉)を打ち揚げたと ころ、煙火玉が地上から約30mの低空で開発し、燃焼中の星が 打揚花火場裏の植栽帯に落下し、堆積した枯葉が約0.36㎡の 範囲で延焼した。(気象状況:曇り、北北東の風1.7m/s(最大 4.1m/s)) 0 0 -0 C 煙火製造業者が4号玉の試験打揚をしたところ、打揚位置から8 0mの場所で火災が発生し、山林約35㎡を焼失した。当該煙火 打揚の安全距離は40mであった。 1 1月21日 長野県 17:30~ 飯島町 2 17:50頃 2月4日 北海道 0 8:15頃 小樽市忍路沖 0 -1 C ニシン漁の刺し網出漁の作業を終え現場から離脱する際、トドを 駆逐するため、操舵室から海上へ轟音玉を投てきしようとしたとこ ろ,手を離した瞬間に操舵室内左側窓付近で爆発した。事故当時、 操舵室内には船長である兄と負傷者本人が在室していた。 2月11日 島根県 17:00頃 大田市 0 0 -0 C 2月11日17時頃に、一般市民が黒玉を発見し、大田消防署に通 報があった。平成25年7月27日(土)及び同年12月31日(火) に、事故発生場所付近の消費場所において花火大会が計2回開 催された。どちらの打揚事業者及び大会主催者も花火大会後に 消費場所の調査を行ったものの、黒玉等は発見されなかった。そ れぞれの大会の打揚業者が当該黒玉の確認を行ったが、自社が 打ち揚げたものかどうかの判別がつかなかった。黒玉が発見され 場所は、いずれの大会でも安全な距離内であった。 3月15日 大阪府 20:11頃 大阪市 0 0 -0 C ショーの演出の一環として使用している演出効果用煙火の火花 が、煙火設置場所の下方約9m(安全な距離内)の場所に置いて あったスタントマット1枚に着火し焼損した。(気象状況:晴れ、南西 の風0.9m/s、当該煙火の安全な距離:18m) 3月16日 山梨県 12:00頃 甲州市 0 0 -1 C 秀森山淸水寺の祭典において、祭りの合図として3号玉(9cm信 号雷)5発を打ち揚げる予定で、午前7時1発を消費し、正午頃2 発目を消費し、引き続き3発目を打ち揚げたときに、玉の発射時 の火の粉が打揚者の脇に置いてあったアルミ製煙火玉収納箱に 飛び込み、3号玉(信号雷)2発の内1発の玉に着火し地上開発し 打揚者が負傷した。従事者から、煙火玉収納箱の蓋は、2発目を 打ち揚げたときには閉めていたが、3発目打ち揚げの際は、閉め ていたつもりが開いていたとのこと。(気象状況:晴れ、気温11度、 南西の風1.3m/s、当該煙火の安全な距離:40m、事故発生 地点:消費場所から1mの地点) 4月5日 埼玉県 18:35頃 嵐山町 0 0 -0 4月12日 神奈川県 ①20:00頃 伊勢原市 ②22:30頃 0 0 -0 C 4号玉単発の消費時に、3発のうち1発で筒ばねが発生した。人 的・物的被害はなし。打揚筒の打揚火薬装填不備により、煙火玉 の着火線に引火し爆発したものと推定。(気象状況:北西の風1. 8m/s、当該煙火の安全な距離:110m、事故発生地点:消費場 所から0m) C ①花火大会開始から約45分後(20時頃)に打揚位置から約50 m(安全な距離内)のところで枯草火災が発生し、約250㎡焼損し た。待機していた消防により消火活動がなされ、20時22分に鎮 火が確認された。②その後、22時36分頃消防が見回りしたとこ ろ、打揚位置から約40m(安全な距離内)の所で、再び出火を確 認した。約200㎡焼損した。(気象状況:北の風1.5m/s、当該 煙火の安全な距離:150m、事故発生地点:①50m、②40m) 4月26日 長野県 19:10頃 長野市 0 0 -0 C 裾花川近くの結婚式場で結婚式の演出に煙火(祝砲)を消費した 際、落下した火の粉が河川敷の枯草に着火し、852㎡枯草が焼 損した。(気象状況:晴れ、北東の風3.0m/s、当該煙火の安全 な距離:30m、事故発生地点:消費場所から3.5m) 5月4日 愛知県 19:45頃 長久手市 0 0 -0 C 結婚式披露宴で打ち揚げた煙火の火の粉が、事前の草刈りで 刈った草を集めておいた場所など数箇所に落下(安全な距離外) し、枯草に着火、燃え広がり、枯草が810㎡焼失した。(気象状 況:晴れ、東の風2m/s、当該煙火の安全な距離:50m、事故発 生地点:消費場所から60m) 5月11日 宮城県 14:55頃 白石市 0 0 -0 C 猿を追い払う目的で動物駆逐用煙火10本を使用したところ、付近 の杉の木に引火し、自宅から二軒隣の納屋、物置、居宅の雨樋 の一部、付近の雑木材に延焼した。(気象状況:晴れ、東の風3. 2m、事故発生地点:消費場所から12m) 0 0 -0 C 煙火消費中、近くの港に停泊中(安全な距離内)の船舶の甲板 に、煙火の火の粉等が落ち、甲板が変色した。(気象状況:晴れ、 東の風3m/s、当該煙火の安全な距離:65m、事故発生地点: 消費場所から25m) 3 4 5 6 7 8 9 10 11 7月5日 鹿児島県 19:40~ 大隅町 12 19:55頃 7月5日 広島県 20:09頃 広島市 0 0 -0 C 打ち揚げた煙火の火の粉が消えずに地上まで落下し、枯草に着 火した。火災発生の原因は、河川敷の散水、枯草の刈り取りが十 分でなかったため。また、安全な距離内ではあったが、川の対岸 で火災が発生したため迅速に初期消火に移れなかっためである。 (気象状況は、曇り、北東の風1m/s。当該煙火の安全な距離は 110m、事故発生地点は、消費場所から110m。) 7月5日 秋田県 20:40頃 大仙市 0 0 -0 C 花火大会において、5号玉打揚位置から5mの位置(安全な距離 内)にある貯水池法面の一部から煙が出ているのを従事者が発 見し、消火器等で消火に当たったが鎮火できず、大会本部付近に 待機していた消防車5台が出動し約30分後に鎮火した。下草約7 0㎡焼失した。安全を考慮し、打ち揚げは中止となった。(気象状 況:晴れ、当該煙火の安全な距離:180m、事故発生地点:消費 場所から5m) 7月12日 愛媛県 20:50頃 喜多郡 内子町 0 0 -2 C スターマイン7.5cmの煙火玉に黒玉が発生し、約115m離れた 民家の玄関軒先の瓦へ落下(安全な距離外)した。瓦2枚破損 後、玉がバウンドし近くの雑木林に落下した。落下の衝撃により玉 が着火(開発はしていない)し、内部の星が燃焼した。落下場所付 近の観客2名が、玉が瓦へ落下した衝撃で発生した火の粉により 受傷した。(気象状況:曇り、無風、当該煙火の安全な距離:65 m、事故発生地点:消費場所から約115m) 7月12日 福島県 7:25頃 猪苗代町 0 1 -0 C 動物駆逐用5連発煙火により熊の追い払いを行っていたところ、5 連発の5発目が暴発し、左手を負傷した。当該煙火は猪苗代町が 動物駆逐用として、各区長に配付していたもの。猪苗代町では煙 火配付時に筒を使用する指導していたが、筒を使用せず手に持っ て使用したため、暴発により負傷したもの。 7月13日 北海道 19:40~ 函館市 19:50頃 0 0 -0 C 7月14日 福島県 10:30頃 喜多方市 0 0 -1 C 熊駆除のため、金属製の筒を用いて動物駆逐用5連発煙火を手 に持ち消費したところ、4発目以降に暴発し、金属製筒の底が抜 けて負傷した。罹災者は革製でない手袋を装着していた。なお、 煙火及び金属製筒は(株)ライズ製で、喜多方市の煙火店から購 入したもの。 7月18日 愛知県 21:35頃 豊川市 0 0-2 C プラスチック製円筒入りの通称小型煙火(中国製)消費中、何らか の原因で斜め方向(安全な距離外)に打ち出され観客席に飛び込 み、観客2名が火傷を負った。(気象状況:晴れ、西の風2.3m/ s、当該煙火の安全な距離:20m、事故発生地点:消費場所から 25~28m) 7月20日 愛知県 20:20頃 蒲郡市 竹島西海域 0 0-0 B 竹島海域で台船4隻により、台船打揚げ30号玉(各台船1発)4発 消費予定中3発目の30号玉が、打ち揚がらず筒の中で開発(筒ば ね)し、台船上の機材が破損した。前回の事故から1年を経過して いないため、B級事故とされた。(気象状況:曇り、南東の風2.4 m/s、当該煙火の安全な距離:460m、事故発生地点:消費場 所から0m) 7月25日 三重県 20:00~ 鳥羽市 21:00頃 0 0-0 C 花火大会の翌日、水中煙火(不発玉)3個が海岸に漂着している のが発見され、回収された。26日午前中に宿泊業従業員、28日 に港湾管理者、30日に警察署員が各1個を発見した。(気象状 況:晴れ、南西の風0.5m/s、当該安全な距離:240m、事故発 生地点:消費場所から1,500m) 7月26日 宮城県 20:00頃 黒川郡 富谷町 0 0-0 C 花火大会終了後、会場近くにある中古車展示場(安全な距離外) において展示していた中古車両(28台)について、花火の火の粉 によると思われる塗料の変色が発見された。(気象状況:晴れ、東 北東の風:1.3m/s、当該煙火の安全な距離:30m、事故発生 地点:消費場所から35m~62m) 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 高校学校祭の花火大会において、通称小型煙火の残滓が風によ り、近隣の自動車販売事業所(安全な距離外)の新車及び修理車 両151台に付着し、車両の一部塗装にシミができた。(気象状況: 曇り、南東の風2~3m、当該煙火の安全な距離:50m、事故発 生地点:消費場所から155m) 7月26日 神奈川県 20:15頃 川崎市 0 0-0 C 花火大会において、3号玉をロングヒューズ方式で直接点火した ところ、筒から射出された直後に地上1mで過早発し、打揚筒付近 (安全な距離内)の草に着火し約0.25㎡を焼損した。従事者は 煙火の至近距離にいたが、ポリカーボネイト製の楯で防御してい たため怪我はなかった。(気象状況:晴れ、南の風2m/s、当該 煙火の安全な距離:110m、事故発生地点:消費場所から0m) 7月26日 岐阜県 20:29頃 大垣市 0 0-0 B 花火大会で、演目最後の20号玉を打ち揚げたところ、煙火の火 の粉が消えずに地上まで落下し草木に引火し、揖斐川右岸河川 敷の草木約30㎡が焼損した。昨年度も同じ花火大会で、軽傷1名 の事故があったことから、B級事故とされた。(気象状況:晴れ、南 南東の風3.1m/s、当該煙火の安全な距離:300m、事故発生 地点:消費場所から200m) 7月26日 千葉県 20:35頃 旭市 0 0-0 C 飯岡海岸で行われた花火大会で、スターマインの消費中に火の 粉が下草(葦原)に引火し、下草が188㎡延焼した。 (気 象状況:晴れ、南の風5.7m/s、当該煙火の安全な距離:110 m、事故発生地点:消費場所から100m) 7月26日 長野県 20:35頃 下伊那郡 阿南町 0 0-0 C スターマイン打揚げ時に過早発(筒口付近で煙火が開発する。) が起きたため、同スターマインの筒を固定していたベルトが焼き切 れ、さらに筒が斜めに倒れ未点火の煙火筒が倒れながら打ち揚 げられた。その時、星と一緒に入れていた小雷(演出用音雷)が飛 んで開発し、消費地点から72m離れた場所(安全な距離外)に駐 車されていた打揚業者の軽四乗用車の右後方の窓ガラス及び車 体に損害を与えた。(気象状況:晴れ、南東の風4.3m/s、当該 煙火の安全な距離:50m、事故発生地点:消費場所から72m) 7月27日 愛知県 21:30頃 蒲郡市 0 0-0 8月2日 福島県 19:35頃 いわき市 0 1-0 C 消費場所付近の枯草地帯約85㎡に、煙火の火の粉が落ち、煙 火従業者等が、煙火の消費に備えて1週間前に刈った草に着火、 約10㎡の枯草が焼失した。(気象状況:晴れ、北北西の風5m/ s、当該煙火の安全な距離:50m、事故発生地点:消費場所から 約5m) C プログラム№19「特別創作花火:願い」の打揚げが終了したため 点火小屋から出たが、実際は2.5玉の銀トラの尾が打ち揚がって おらず、それが筒内で爆発し、その筒の破片が従事者に当たり負 傷した。(気象状況:晴れ、南の風2m/s、当該煙火の安全な距 離:60m、事故発生地点:消費場所から約5m) 8月2日 岐阜県 19:55頃 29 恵那市 0 0-1 C 保育園の花火祭りにおいて、花火見学者の女性1名に顔面に何 かがあたり負傷した。花火の残滓が顔に当たったものと推定され る。(気象状況:晴れ、南東の風最大1.6m/s、当該煙火の安全 な距離:20m、事故発生地点:30m) 8月2日 宮城県 20:15頃 黒川郡 富谷町 0 0-0 C 花火大会で、通称小型煙火1台(100連発)を杭に固定していた縄 が緩み、最後の1発が真上でなく斜めに発射され飛距離が伸びた ため、開発した花火の火の粉の落下により打揚地点から56.4m の地点において、ブルーシート及び来場者の巾着が焦げた。(気 象状況:晴れ、南東の風0.6m/s、当該煙火の安全な距離:40 m、事故発生地点:消費場所から56.4m) 0 0-0 C 8月5日(火)、加治木港内に勤務する会社従業員が、屋外作業中 に加治木港内に消費位置から約200m(安全距離内)で、黒玉 (不発玉)を発見し、上司に報告。その後、鹿児島県姶良警察署を 経由し、姶良市消防本部に連絡があった。 0 0-0 C 煙火の打ち揚げを開始して5分後、煙火の残り火が土堤に落ち、 土手に生えていた草に着火し約1㎡を焼損した。打揚業者の関係 者が、粉末消火器により消火した。当該煙火の安全な距離:40 m、事故発生地点:消費場所から約15m) 23 24 25 26 27 28 30 8月3日 鹿児島県 20:00~ 姶良市 31 21:00頃 8月5日 群馬県 20:08頃 富岡市 32 8月6日 兵庫県 20:10頃 宝塚市 0 0-3 C 宝塚観光花火大会において、煙火の落下物により、安全な距離 外にいた観客3名が軽傷を負った。(気象状況:曇り時々雨、北の 風0.1m/s、当該煙火の安全な距離:70m、事故発生地点:消 費場所から85m) 8月6日 鳥取県 21:00頃 西伯郡 大山町 0 1-0 C 20時40分より開始された花火大会において、煙火消費の終盤2 1時頃、手付け(導火線にバーナーで点火すること)による打揚従 事者が15cm玉(9連発)の筒上の導火線にガスバーナーで点火 しようと作業を開始したとき、その直前に点火済みであった手前側 12cm玉10連発の最後の1発が発射し、当該筒上に右上腕部が あったため、発射された12cm玉と従事者の右上腕部が接触し重 傷を負った。(気象状況:曇り、風速0.1m/s、当該煙火の安全 な距離:90m、事故発生地点:0.5m) 8月7日 福井県 15:00頃 小浜市 0 0-1 C 動物駆逐用5連発煙火を使用して、追い払いを実施していたとこ ろ、5連発の5発目が暴発し、専用ホルダーの先端部が破損し、 顔に軽いけがを負った。 8月13日 宮城県 20:00頃 柴田郡 川崎町 0 0-0 C 19時から行われた花火大会において、20時頃に5号玉(連発) ×4発のうち1発が地上15mの高さで低空開発した。事故を起こ した筒は金属疲労により塗薬の点火、破裂による力で大きく損傷 し、その結果、揚げ玉の推進力が低下し低空開発に至った。人 的・物的被害はなかった。(気象状況:晴れ、北の風最大2.2m/ s、当該煙火の安全な距離:200m、事故発生地点:0m) 8月13日 和歌山県 20:30頃 西牟婁郡 白浜町 0 0-0 C 8月19日9時30分頃、天神崎海岸清掃中の作業員が黒玉を発 見し、田辺市役所に連絡。市職員が田辺市消防本部に届けたも の。田辺市消防本部管内では煙火消費の事実はなく、数日前に 白浜町で花火大会があったことから、当消防本部に問い合わせ があった。花火大会を受注した煙火業者が黒玉を確認したとこ ろ、同花火大会で使用した煙火玉の可能性が高いと判断された。 8月14日 島根県 20:00頃 安来市 0 0-0 C 花火大会において、4号玉1発が不発煙火となり、海上に落下し た。花火大会終了後、黒玉発生状況を調査(23時頃)していた打 揚業者が岸壁付近に漂流している黒玉(不発煙火)を発見した。 8月15日 岐阜県 8:30頃 恵那市 0 0-0 C 8月14日19時30分から同日20時10分にかけて恵那市明智町 において花火大会が実施され、終了後と翌日朝6時から8時にか けて不発煙火の回収が行われた。8時30分頃恵那市明智町徳 間地内の住民が自宅庭にて2.5号玉の不発煙火1個を発見し、 恵那市明智消防署に持参した。(気象状況:曇り、東南東の風1m /s、当該煙火の安全な距離:240m、事故発生地点:消費場所 から約460m) 8月16日 北海道 19:30頃 小樽市 0 0-1 8月23日 宮城県 19:12頃 黒川郡 富谷町 0 0-0 C 花火大会において、点火すると約30m程垂直に上昇した後に、 煙火玉が0.8秒ごとに次々と炸裂し、直径4mの範囲内で散開す る予定であったが、25連発となる煙火玉のうち何らかの原因で、 2~3個が垂直に上昇せずに斜め上の方向に飛び、打揚地点か ら56m先で見学していた観客(男子小学生、8歳)の右太もも及 び左足首に当たって軽い火傷を負わせた。(気象状況:晴れ、北 の風最大2m/s、当該煙火の安全な距離:40m、事故発生地 点:56m) C 花火大会において、通称小型煙火の消費時に筒ばねが発生し、 鉄製の杭に筒を固定していた結束バンドが切れたため、筒が傾い た状態で発射(8連発のうち3発目以降)した。煙火の部品が確認 された地点は打揚場所から南側に38mの地点。また、消防によ る目視確認及び観客への聴取結果から、火花が確認された最も 遠い地点は、打揚場所から南西側に約56m付近であった。(気象 状況:曇り、南南東の風0.9m/s、当該煙火の安全な距離:30 m、事故発生地点:消費場所から約56m) 33 34 35 36 37 38 39 40 41 8月23日 千葉県 19:50頃 八千代市 0 0-1 C 19時50分頃、祭りの演出で行われた煙火消費中に、通称小型 煙火の部品(底どめ)と推定されるものが観客(60歳代女性)の額 に当たり軽傷を負った。(気象状況:曇り一時雨、南西の風1m/ s、当該煙火の安全な距離:20m、事故発生地点:消費場所から 39.5m) 8月24日 愛知県 20:00頃 大府市 0 0-0 C 翌8月25日(月)8時頃、関係者が消費現場周辺の清掃中に、打 揚筒から60m地点の当該煙火の安全な距離内にて黒玉を発見 した。製造業者の調査によると、親みちの製造不良とのこと。(気 象状況:雨天、無風、当該煙火の安全な距離:100m、事故発生 地点:60m) 8月30日 宮崎県 20:20頃 日南市 0 0-0 C 観客席から約170m程度離れた海上で、2.5号から3.5号サイ ズの水中煙火100個が消費されたが、まつり終了後の現場点検 では黒玉は発見されていなかった。翌日の17時33分に一人の 男性(催事関係者ではない。)から地元の駐在所に岸壁に煙火玉 1個があった旨届出があった。 8月30日 埼玉県 20:40頃 春日部市 0 0-0 C 8月30日(土)20時10分から40分の間、公園内において花火大 会が開催された。花火打揚場所から西側約180m(安全な距離 外)に所在するテント倉庫の屋根に単発打揚煙火の破片が落ち、 テント倉庫の屋根を溶融した。(気象状況:晴れ、北東の風2.0m /s、当該煙火の安全な距離:110m、事故発生地点:消費場所 から180m) 9月12日 大阪府 18:34頃 大阪市 0 0-1 B アミューズメント施設のショーにおいて、パーク内6ヶ所の屋上で 煙火を消費したところ、残渣が風に流され、設置場所から約10m (安全な距離外)離れた場所まで落下し、観客1名の左目に入り負 傷した。本年3月にも同一事業所において事故が発生し、前回の 事故が発生した日から1年を経過していないためB級事故となっ た。(気象状況:晴れ、北北西の風:2.6m/s、当該煙火の安全 な距離:6m、事故発生地点:消費場所から10m) 9月13日 愛知県 18:40頃 豊橋市 0 0-1 C 祭典において、放揚者が手筒煙火(2,400g)を右腰に抱えて消 費中、はね薬に着火したところ、浮き上がる筒に対する対処がで きず、衝撃が右手首にかかったことにより負傷した。 9月13日 長野県 21:14頃 飯田市 0 0-1 C 仕掛煙火(三国)が異常燃焼を起こして破裂して破片が周囲に飛 散し、消費場所から27.1m離れた地点にいた祭典関係者の頭 部に破片が当たり負傷した。製造から消費までに4日間の経過が 有り、時間経過とともに内部が乾燥し、鉄粉を含む火薬と鉄粉を 含まない火薬の境界に隙間(空気層)ができ、燃焼速度が不安定 と成り異常燃焼を起こし破裂した。(気象状況:晴れ、東北東の風 0.6m/s、当該煙火の安全な距離:13m、事故発生地点:消費 場所から27.1m) 9月28日 静岡県 9:00頃 静岡市 0 1-0 10月4日 茨城県 19:01頃 土浦市 0 0-0 C 催し物の開催案内のため、打揚煙火を打ち揚げようとしたが、3号 玉1個が十分に打ち揚がらず付近に落下し、落下後破裂し、従事 者1名が負傷した。負傷した従事者は、打揚筒から2.7mの位置 で、電気点火をしていた。(気象状況:晴れ、東北東の風:0.3m、 当該煙火の安全な距離:20m、事故発生地点:消費場所から2. 7m) C 花火競技大会において、10号玉を打ち揚げる際に、地上5mほど の高さで過早発した。本来点火から開発まで10秒ほどかかるとこ ろ、導火線に不具合があったため、打ち揚げ直後に開発した。(気 象状況:晴れ、北西の風4m/s、当該煙火の安全な距離:240 m、事故発生地点:消費場所から5m上空) 10月11日 愛知県 20:05頃 蒲郡市 水竹町 0 0-1 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 C 手筒煙火(紙管2,400g)に点火後、4~5秒後に異常燃焼によ り筒が破裂し、手筒煙火を足で固定していた点火者が負傷した。 (左足親指第1指打撲) 10月11日 愛知県 21:00頃 蒲郡市 52 形原町 0 0-2 C 手筒煙火(紙管1,600g)に点火後、筒を起こすため手を伸ばし た際、異常燃焼により破裂し、放揚者及び点火者が負傷した。(放 揚者:左手首、薬指及び小指の擦過傷、点火者:左足外側くるぶ し及び小指の骨折) 10月18日 広島県 21:30頃 広島市 0 0-1 C 祭りにおいて吹き火を消費中に竹が破裂し、これより発生した熱 風により、近くにいた警戒員が顔面及び右腕に熱傷を負った。 10月24日 滋賀県 15:00頃 高島市 0 0-1 C 自宅付近でサルを目撃し追い払うため、動物駆逐用煙火(T-3) の使用上の安全を守り、樹脂製の専用ホルダーに本体を挿入し 導火線に点火した。1発目から3発目までは正常に発射したが、4 発目が発射されず本体が異常爆発を起こし、専用ホルダーの真 ん中あたりが破損し、軽傷を負った。 10月29日 神奈川県 13:00~ 秦野市 55 14:00頃 0 0-0 C サルの追い払いのため、追い払い員が中国製動物駆逐用煙火を 消費したところ、3連発のうち1発目、2発目は発射されたが3発目 がホルダー内で破裂した後、約10m飛翔し落下した。長さ1mの 専用ホルダーを使用したため、怪我はなかった。 11月8日 福岡県 19:20頃 北九州市 0 0-0 C 祭りのため公園内で19時に煙火の消費を開始し、19時15分に 消費を終了した。その後、19時20分頃小型煙火1個が地上開発 した。なお、地上開発した地点は、煙火の設置場所からは10m程 度離れた場所であった。(気象状況:曇り時々雨、南東の風3m/ s、当該煙火の安全な距離:40m) 11月21日 神奈川県 11:00頃 秦野市 0 0-0 C 熊の追い払いのため、動物駆逐用煙火を消費したところ、3連発 の内1発目、2発目は発射されたが3発目がホルダー内で破裂 し、約1m先に落下した。長さ2.3mのホルダーを使用していたた め、使用者に怪我はなかった。なお、ホルダーは破損していない。 11月23日 長野県 18:39頃 長野市 0 0-0 C 河川敷の花火大会において、スターマインの斜め打ちの火花が 枯草に着火し、付近の立木及びゲートボール場、マレットゴルフ場 の設備等を焼損した。(気象状況:晴れ、北の風2m/s、当該煙 火の安全な距離50m、事故発生地点:消費場所から45m) 53 54 56 57 58 合 計 58 件 0 その他事故 発生場所 番号 発生日時 1 7月28日 広島県 7:05頃 安芸郡 熊野町 合 計 4 - 22 死 0 傷 0-1 1件 0 0-1 級 事故概要 C 敷地内の焼却炉において前日の花火大会において使用した煙火 の残渣等を焼却中に焼却炉ごと爆発し、作業にあたっていた者1 名が爆発により変形したドラム缶と接触し負傷した。なお、焼却炉 は200ℓドラム缶であり缶の半分程度の量を入れて焼却してい た。残渣については、通常持ち帰った際に不発玉や黒玉と紙類を 仕分けし、紙類のみをドラム缶で焼却している。本件の事故原因 については、関係者の供述によると選別が十分でなく火薬類が混 入していた可能性があるとのことであったが、現場で原因が特定 できる物証はなかった。 (がん具煙火) 製造中 発生場所 番号 発生日時 2月6日 愛媛県 11:00頃 宇和島市 死 0 傷 0-1 1件 0 0-1 1 合 計 級 事故概要 C がん具煙火メーカーの煙火工場内のクラッカー引玉の乾燥・収函 室で、検品・収函をするため、女性従業員(57歳)が10時20分~ 30分頃、静電気除去後、同室に入った。その後、引玉の冷却を目 的に同室の窓とドアを開け、引玉が置かれた棚(上段:床面上約2 m高)からそれを作業台に移動し、目的の検品・収函作業を開始 したところ、突然、当該棚から従業員の膝上に引玉がバラバラと 落下し、同時に、作業をしていた左側から、「ボンッ」との音が聞こ えたので、異常発生と思い室外に脱出した。そこで、同室が炎上し ているのを発見した。当該従業員は、救急車で病院に搬送され、 診断結果は、左上肢熱傷、頭部挫創、5日間の入院となった。当 日の気象状況は、雨、湿度89%、気温2.7°Cであった。 消費中 発生場所 番号 発生日時 3月4日 島根県 15:30頃 大田市 死 0 傷 0-0 級 事故概要 C 中学生がライターで花火(がん具煙火と思われる神楽演出用がん 具煙火、国産・輸入の別不明、円筒状、長さ約5cm、直径1.5c m、神楽のスタンプ押印)に着火し、枯草に火をつけたところ、延 焼拡大して約40㎡焼失させた。火災については放水もなく自然鎮 火した。 5月3日 群馬県 12:00頃 片品村 0 0-0 C 12:00頃、消費者(旅行者)が、旧サエラスキー場北側ゲレンデ で、煙玉1個を消費したところ、枯草などに燃え移り火災が発生し た。12:10、利根沼田広域消防本部に上記箇所で林野火災発生 の通報が入り、ヘリによる消火を行い、覚知から約4時間後に鎮 火した。 5月10日 大阪府 20:30頃 岬町 0 0-1 C 中学生1名が友人と花火遊びをしていたところ、左目に打揚花火 があたり負傷した。 6月15日 岐阜県 22:00頃 多治見市 0 0-0 C 15日21時頃、中学生ぐらいの3人が、がん具煙火を公園内の樹 木の空洞に差し込み遊んでいた。近隣に住む住民が、22時頃に 焦げたにおいがしたにで外を見ると、公園内の樹木の下の方から 火花が出ていたので、消防に通報した。 6月20日 大阪市 18:04頃 泉南市 0 0-0 C ロケット花火の火が空地の下草に燃え移り、約400㎡焼損した。 通常は上方に打ち上げて使用するロケット花火を、打ち合いをす るため水平方向に飛ぶように点火させたため、空地に生えた草に 燃え移ったもの。 7月20日 福岡県 20:00頃 大牟田市 0 0-1 C がん具煙火(噴出花火)を塩ビ製の筒に差して使用していたとこ ろ、花火の底が抜け、逆噴射の勢いで筒より落ちた花火が右手首 と法被に当たった。 7月27日 愛知県 19:51頃 名古屋市 0 0-0 C 中学生の男女6人が、がん具煙火の消費中、矢田川右岸堤防の 枯草から出火し、枯草約2,400㎡が焼失した。消防により約1時 間後に消し止められた。 7月29日 長野県 21:09頃 松本市 0 0-0 C 男子高校生ら3名が、打揚式のがん具煙火を消費していたとこ ろ、がん具煙火が転倒し、横転した状態で発射されたがん具煙火 の火の粉が下草に引火し、下草約65㎡を焼損した。 8月3日 長野県 19:42頃 松本市 0 0-0 C 外国人男性ら13名が人工衛星式のがん具煙火を消費中、十分 に飛翔しなかったため、がん具煙火の火が下草に引火し、河川敷 法面の下草約160㎡を焼損した。 8月8日 愛知県 16:35頃 蒲郡市 0 0-0 8月9日 長野県 0:55頃 上水内郡 飯綱町 0 0-0 C 男子高校生7名が、がん具煙火を消費しようと、一つ目のがん具 煙火に点火後、筒が風に煽られ倒れた際に打ち揚がり、約20m 離れた草むら内で開発し、周囲の草に着火し、約270㎡を焼失し た。 C 18歳の男女7人が雨のため公会堂軒下でがん具煙火を消費して いたところ、女性1名が噴出煙火と間違え打揚煙火を地面に置い て点火し、星が屋根裏天板に当たり屋根裏が焼失した。 0 0-1 12 件 0 0-3 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 8月9日 宮城県 18:45頃 伊具郡 12 丸森町 合 計 C 親子二組(計4名)がキャンプ場内で、花火(手持ちタイプのがん 具煙火)を消費していた。子供(2歳男児)が花火を持ったまま振り 向いたことから、横にいたもう一方の子供(2歳女児)の右目付近 に消費中の火花が当たった。
© Copyright 2025 ExpyDoc