ニュースリリース 平成27年11月16日 NDS株式会社 「クラウド型仮想

ニュースリリース
平成27年11月16日
NDS株式会社
「クラウド型仮想デスクトップサービス」を活用した
多拠点における工事施工管理の実施について
NDS株式会社(本社:愛知県名古屋市中区
代表取締役社長:伊藤卓志、以下NDS)は、
「クラウド※1
型仮想デスクトップ※2サービス」を活用した広域多拠点の施工管理を効率化する仕組みを構築し、12月よ
り開始します。
なお、この「クラウド型仮想デスクトップサービス」は、エヌ・ティ・ティネオメイト社(本社:大阪府大
阪市中央区、代表取締役社長:坂口隆冨美、以下NTTネオメイト)の「AQStage 仮想デスクトップ」サービ
スを使うこととしました。
1.
広域多拠点施工管理業務の課題と解決策
NDSが実施する広域多拠点に跨る情報システム関連工事では、情報セキュリティを確保しつつ、多く
の協力会社の施工関係者と各種情報を共有して施工していく必要があります。
(1)施工関係者との情報の共有
施工現場で使用する図面を共有し、作業指示内容の伝達、施工実施記録等の収集を短期間に行う必
要があります。
この業務を実施するにあたっては、これまでメールやWebベースのファイル転送サービスを使っ
ていましたが、広域多拠点に跨る工事では作業が煩雑化し送信先を間違えるなどの情報セキュリティ
リスクも高くなります。
このクラウド型仮想デスクトップサービスを活用すると、図面、作業指示、施工記録等の情報を仮
想デスクトップ上に保存することにより、情報を送受することなく情報共有を行う事ができ、情報セ
キュリティリスクを低減することが可能になります。
(2)施工現場等における情報端末等の安全な利用
施工現場で情報端末等を利用して、施工指示などを行うことも多くなり、端末の紛失等による情報
セキュリティリスクも高くなっています。このため、セキュリティを確保しながら、施工管理業務を
効率化する環境が必要になるとともに、設計変更や指示変更があった時に、タイムリーに現場で対応
することが必要になってきています。このセキュリティリスクを回避するため、クラウド型仮想デス
クトップサービスを利用することにより、情報端末には情報が保存されないため、安全でタイムリー
に施工現場で各種情報を確認することが可能になります。
また、営業活動においても、お客様との商談において商材パンフレット等の情報、見積り提示など
の簡易な条件変更について、クラウド型仮想デスクトップサービスを活用することにより、会社に帰
ることなく、安全かつタイムリーに情報の閲覧、変更、調整を行うことができます。
2.
導入するサービス
クラウド型仮想デスクトップサービスについては、以下の2点を評価して、NTTネオメイトの「AQStage
仮想デスクトップ」サービスを利用することとしました。
「AQStage 仮想デスクトップ」<http://www.ntt-neo.com/service/daas/>
(1)NTT西日本グループ向けにクラウド方式の仮想デスクトップサービスを提供し、他社を含めて
50,000 台の運用実績があること。
(2)堅牢なクラウド拠点、フレッツ光※3のオプションを利用したVPN※4、インターネットアク
セスにおいてもワンタイムパスワード※5を利用した認証等、セキュリティの高いサービスである
こと。
なお、仮想デスクトップシステムの規模は、当面100ID※6を利用し、機能を検証して今後の展開
を検討します。
3. 導入時期
平成27年12月1日から
※1
クラウド
データセンターや、その中で運用されているサーバ群のことをクラウドと呼び、利用者にネットワーク越しにサー
ビスとして利用者に提供する方式を「クラウドコンピューティング」と呼び、システム構成図でネットワークの向こ
う側を雲(cloud)のマークで表す慣習があることから、こう呼ばれている。
※2
仮想デスクトップ
企業の情報システムなどで、デスクトップ環境をサーバ上に仮想化して集約することをいう。利用者は情報端末か
らネットワークを通じてサーバに接続し、デスクトップ画面を呼び出して操作する。
※3
フレッツ光
西日本電信電話株式会社の光アクセスサービスの名称である。
※4
VPN(Virtual Private Network)
通信事業者の通信回線を利用して構築された仮想的な企業内ネットワーク、または、通信サービスのことをいう。
企業内ネットワークでの通信のように遠隔地の拠点との通信が行える。
※5
ワンタイムパスワード
遠隔地にある情報端末からネットワークを通じてサーバを利用する(リモートアクセス)際に、アクセスしたユー
ザが正規のユーザかどうかを検証する認証技術のひとつであり、「使い捨てパスワード」とも呼ばれる。
※6
ID(identifier)
身分証明書という意味で、情報端末の利用者を識別するために一人一人に割り当てられたユーザ名などをいう。
【本件に関する問い合わせ先】
NDS株式会社
ICTサービスビジネス本部
法人ソリューション事業部
TEL:052-263-2212
以上