NBA シュート学科 - バスケの学校:NBAフィルター学部

SpaceMagic
special content1
バスケの学校
NBA シュート学科
~NBA 選手をヒントにして、シュートを高める~
By バスケの学校:NBA フィルタ―学部
NBA 選手の体の使い方を探りましょう。
こんにちは、バスケのヨシです。
SpaceMagic の特別コンテンツである、「NBA シュート学科」の詳細を紹介します。
この講座は、NBA 選手のシュートを参考にして、自分自身のより良いシュートについて考える
通信講座です。登録されたメールアドレスに向けて、毎日 NBA 選手のシュートテクニック・スキル
などを発信していきます。コンテンツは、それぞれのテーマごとにまとめられた PDF ファイル、記事、
または動画での配信を行いますが、参加している皆さんからの知識や考え方を集めながら、定期
的に更新を行い、新しいコンテンツを皆さんと一緒に作っていきます。※あくまで、特別コンテンツ
ですので、優先順位は、新企画ぼ SpaceMagic の内容が先になります。ご了承ください。
○講座の目的
・NBA 選手のシュートをヒントにして、自分の身体に合ったより良いシュートを身に付けること
○講座の配信内容
・NBA 選手から学べるシュートテクニック・スキル等
・参加者の方の知識・考え方をまとめたシュートの基礎
○講座の配信方法
・会員サイト
・登録されたメールアドレスに向けて、定期的にメール・コンテンツを配信
(画像と文字を使った PDF ファイル、Youtube 動画での解説などを行います)
この講座は、NBA 選手のシュートを参考にして、自分のシュートを見直す講座です。
「アメリカ人と日本人では、腕の長さなど身体の作りが違うから真似できるわけない。」と思われる
かもしれませんが、この講座から学ぶことは、「NBA 選手の身体の使い方」です。シュートフォーム
は人それぞれ自分に合ったフォームがありますが、NBA 選手の体の使い方を参考にすると、より
良いものを見つけることができます。自分の体と対話をしながら、自分の体に合った、効率が良く、
自然なシュートフォームを探しましょう!
では、これから講座の詳細を紹介していきたいと思います。
概要
この講座は、シュートテクニック、シュートスキル、シュートメンタルの3つで構成されています。
シュートテクニックのパートでは、シュートフォームに重点を置き、NBA 選手のシュートフォームが
どのようになっているのかを考えます。また、どうして日本で教えられている一般的なシュートの基
礎よりも、NBA 選手のシュートフォームの方が効率の良いシュートフォームと言えるのかということ
についても、多面的に考えていきます。1つ目のシュートスキルのパートでは、試合中により良い
シュートを打つために必要な技術について考えていきます。3つ目のシュートメンタルに関する
パートでは、シュートを打つ時のメンタル面に関して、NBA 選手の言葉や意識に関することを参考
にして考えていきます。また、これらの基本的な3つの要素に加えて、一見バスケットボールとは関
係のないように思えること(漫画など)から学べるバスケについても考えていく予定です。
序章
・講座の目的と注意点
・「自分の体と対話する」ということ
第 1 章 シュートテクニック ・ターン・シュートとスクエア・シュート
・シュートポケットと Dip
・フォロースルー
・Sweap &Sway
・シュートを打つときの目線
・1motion shot、2 motion shot
第2章 シュートスキル ・Hop 1,2step
・Ready stance
・Kick shot
第3章 シュートメンタル ・FTR(Finger Through the Rim)
・コービー、ジョーダン、リラードからのアドバイス
おまけ
・シュートの自信とシュート率は、どこから生まれるのか?
・シュートフォームは変えるべきか? ・漫画『バガボンド』から学ぶシュート
では、それぞれの詳細をご説明します。
【第1章】シュートテクニック
○ターン・シュートとスクエア・シュート
この講座では、体をリングに向かって少し曲げるシュートをターン・シュート、
体をリングに向かって正対させたシュートをスクエア・シュートと呼びます。
NBA 屈指のシューターである Stephen Curry の、シュートを打った後の体の向きに注目してくだ
さい。体がリングに全く正対していないことが分かります。日本では、シュートについて教えられると
きに、「体をリングに正対させる」ということを言われることがあります。しかし、9 割以上の NBA 選
手は、日本の教えとは違い、体をリングに正対させていないのです。「体を曲げてシュートを打て
ば、シュートが曲がる」と思われるかもしれませんが、体の構造から考えると、体を曲げてシュートを
打った方が、体にとって自然で、効率よいシュートが打てるようになります。
また、日本で教えられるバスケの基礎として、体をリングに正対させるというもの以外に、「肘を閉
めてシュートを打つ」というものがあります。これは、スラムダンクの安西先生が桜木にシュートを教
えている時に伝えたことです。しかし、「肘を閉めてシュートを打つ」ことは、体にとって窮屈であり、
効率の良いシュートであるとは言えません。
その他にも以下のような様々な面から、ターンシュートを考えていきたいと思います。
・ターン・シュートとスクエア・シュートとは?
この講座では、NBA 選手のような体を曲げたシュートと、日本で教えられるようなリングに体を正
対させるシュートをそれぞれ、「ターン・シュート」「スクエア・シュート」という言葉を定義して講座を
進めていきます。それぞれのシュートの特徴を探っていきます。
・NBA 選手が体を曲げてシュートを打つ理由
体を曲げてシュートを打つのには、様々な理由がありますが、一番の大きな理由は、「体に無駄
な力が入らない。」ということです。その他にも、体を曲げてシュート打つことには、様々メリットがあ
ります。それを一つ一つ、正対させて打つシュートと対比させながら考えていきます。
・効率の良いシュートフォームとは?
効率の良いシュートフォームとはどのようなことだと思いますか?逆に、効率の悪いシュート
フォームとはどのようなものでしょうか?NBA 選手のような体を曲げたシュートフォームが、ほとんど
のバスケットマンにとって効率が良い理由が、「肩の動き」にあります。相撲やボクシングの例を見
ながら考えていきます。
・意識することが多い日本バスケの教え
シュートを打つ時に意識をしていることがありますか?それとも何も意識をせずにシュートを打っ
ていますか?体をリングに正対させる、肘を閉めるというシュートは、意識することが多くあります。
意識することはできるだけ少ない方がシュート力は向上すると言われています。体の向きよりももっ
と大切なシュートの基礎があります。
・肘を閉めないターンシュート
1 P 前のコービーのシュートフォームを見て、「肘を閉めてリングに肘を向けている。」と感じたか
もしれませんが、実は NBA 選手のほとんどは、肘を閉めて(無理に閉めすぎて)シュートを打って
いません。日本では「肘を閉めて肘をリングに向ける。」ということを教わります(スラムダンクの安西
先生も言っています)。しかし、実は肘を閉めることは必ずしも必要なことではなく、肘が開いた状
態でもシュートを真っ直ぐ飛ばすことはできます。そして、肘を閉めないことで、体にとって自然な
シュートを打てるようになります。
・スクエア・シュートに必要な6つの要素
ほとんどの NBA 選手は、体を曲げてシュートを打っています。しかし、NBA 選手の中にも体を
曲げずにシュートを打って、高い確率でシュートを入れている選手がいます。スパーズのマット・ボ
ナーや、レイ・アレン、キャブスのデラべドバなどです。
NBA 選手が体を曲げてシュートを打っているからと言って、それをただ真似しても意味がありま
せん。自分にとって、体を曲げるシュートが合っているかどうかを実践して、自分に合ったシュート
フォームを見つけることが必要です。そのためにも体をリングに正対させるシュートフォーム(日本
で教えられているシュート)に必要な力について、考えていきます。
その他にも、様々な面からターンシュートとスクエア・シュートについて考えていきます。
NBA 選手と同じように体を曲げれば良いというわけではありませんが、この講座では、体を曲げ
たシュートをおススメしています。色々な写真を見て、自分の体で試して、体を曲げたシュートが自
分に合ったシュートフォームなのかなどを、自分の体と対話をしながら探しましょう。
○シュートポケットと Dip
シュートポケットとは、胸の当たりでシュートの構えをしたときにできる、ポケットのようなポジション
のことです。NBA 選手の多くは、フリースローを打つ時に、シュートポケットを作ってシュートを打っ
ています。どうして NBA 選手がシュートポケットを作ってシュートを打っているかということを考えて
いきます。シュートが短くなりやすい原因は、筋力が足りないのではなく、シュートポケットを作って
いないからかもしれません。
また、「キャッチした位置からボールを下げてはいけない」ということを教えられることがあります。
しかし、キャッチした位置からボールを下げずにシュートを打つのは、実際はなかなか難しいことが
あります。ほとんどの NBA 選手は、キャッチした位置から一度ボールを下げてからシュートを打ち
ます。ボールを一度下げることを「Dip」と呼びます。Dip をする意味、また選手によって Dip をする
位置の違いがどうして起こるのか?ということを考えていきます。
・「もらった位置からボールを下げるな。」は、間違ってる?
「ボールを下げずに打つことで、クイックシュートが打てるようになる」と教えられることがあります
が、実際には、ボールを一度下げることは、シュート力を上げるために必要なことです。
・手首を固定してシュートを打つ
「ボールを頭の上にセットしたときに、手首と肘の角度が 90 度になるように。」と教えられることが
あります。それと同時に、シュートを打つ前に手首を曲げておくことも大切だと言われています。
NBA 選手は、シュートを打つ前に『シュートポケット』を作って、シュートの準備をしています。この
シュートポケットに関しては、作った方が良いという人もいれば、作らない方が良いという人もいま
す。この差を生み出しているのは、自分自身の打ちやすさであり、どちらがやりやすいかを探す必
要があります。
○フォロースルーとリリース フォロースルーとは、シュートを打った後の手を残すことです。『フォロースルーの良し悪しで、実
際にシュートが入る前に、入るかどうかが分かる』と、デレック・フィッシャー(現 NYN の HC)が言っ
ているように、綺麗なフォロースルーを残すことで、シュート力を上げることができます。多くの
NBA 選手は、シュートを打った後にフォロースルーを残しています。
また、フォロースルーについて考えるときにポイントになるのが、「リリース」です。コービーのリリー
スの画像を見てみて下さい。フォロースルーが人差し指・中指と親指が付いた形になっています。
そして、その他の指は外側を向いています。このようなリリースを『人差し指(+中指)リリース』と呼
び、このリリースの特徴について考えていきます。また、S・カリーのリような4本の指を下に向ける
リリースの特徴についても考えます。
・フォロースルーを残すことのメリット
ほとんど全ての NBA 選手は、良いフォロースルーを残しています。それは、フォロースルーを残
すことで、安定したシュートを打つことができるからです。フォロースルーは練習中から言意識的に
残すことで、より良いシュートを打つことができます。
・人差し指(中指)リリース
人差し指(+中指)を中心にしたリリースは、コービー、カーメロ、ジョーダン、など多くの NBA 選
手が実践しています。ターン・シュートの際に、人差し指を中心にしたリリースをすることで、より自
然で効率の良いシュートが打てるようになります。応用できる視点を考えていきます。
○Sweap&Sway
「シュートを打つ時は、真上に跳ばなければいけない。」
このように教えられてことはありますか?また、このように考えたことはありますか?シュートを打つ
際には、真上に跳ばないといけないから、自分の目の前に椅子などを置いて、前にジャンプをしな
いように気を付ける…。このような練習をしている場面を見たことがありますし、僕自身もそれを実
践していたことがあります。
しかし、どうして前に向かってジャンプをしてはいけないのか?どうして真上にジャンプをして
シュートを打たなければいけないのか?ということに対して、多くの人は、何となく真上に跳ばない
といけないから、真上に跳ばないといけないと教えられたから、という理由で、真上にジャンプをし
ないといけないと思っています。このことについても、「体をリングに正対させなければいけない。」
という基礎などと同様に、よく考えなければいけないことです。
ほとんど全ての NBA 選手は、真上に跳びながらシュートを打つのではなく、少し前に跳びなが
らシュートを打っています。このようなテクニックのことを Sweap&Sway と呼びます。具体的には、
図のカーメロのように、少し前にジャンプをして、クの字のような姿勢でシュートを打つテクニックで
す。このテクニックのメリットについてお伝えし、NBA 選手が実際の試合で、Sweap&Sway を使っ
てシュートを打っている動画を紹介します。
○1motion shot と 2motion shot
バスケットボールのシュートは、リリースをするまでの過程の特徴で二つに分けることができます。
一つ目は、1motion shot というボールをキャッチしてから一度も止まることなくリリースをする
シュートです。これは、ジャンプと同時にリリースをするシュートで、ジャンピングシュートやエレ
ベーションシュートと呼ばれることがあります。比較的、身体能力が低い選手や身長の低い選手に
有効な打ち方で、NBA では、S・カリー等が 1motion shot でシュートを打っています。
二つ目は、2motion shot という、ボールをキャッチしてから、一度、頭の近くでボールをセットして
から、リリースをするシュートです。これは、ジャンプをした後にリリースをするため、ジャンプシュー
トと呼ばれます。ジャンプ力が高い選手に有効な打ち方で、NBA では、レブロンやコービー等が
2motion shot でシュートを打っています。
講座では、1motion shot と 2motion shot のそれぞれのシュートでシュートを打っている NBA 選
手を紹介していきます。そして、1motion shot を打つために必要な練習方法も紹介します。また、
ターン・シュート(体を曲げたシュート)を習得する上で、注意しなければいけない「シュートライン」
についても、1motion shot と 2motion shot の特徴に合わせてお伝えします。
※2motion shot は、ジャンプ力が高くなければ打つことが難しいシュートです。ジャンプ力が高く、
ジャンプシュートが打てるだけの筋力がある人は少数派であるため、この講座では、1motion shot
をおススメしています。
【第2章】シュートスキル ○Hop 1,2step
NBA の得点王を何度も受賞したケビン・デュラントは、「Hop」と呼ばれるステップでシュートを
打っています。Hop とは、ボールをミートするときに、軽くジャンプをして、両足で着地をして、その
ままシュートを打つ方法です。これは、デュラントが得意としているステップで、シュートの安定性と、
速さを生みます。NBA のスーパースターであるコービーも、デュラントに E-mail を送り、Hop を伝
授してもらったと言われています。Hop がいかに有効であるかということを考えていきます。
また、Hop 以外にも、1,2step と呼ばれるステップの踏み方があります。Hop よりも、シュートを打つ
までのスピードは遅いですが、軸足を固定してママシュートを打つことができるため、安定した
シュートを打つことができます。NBA では、様々な選手が使っていますが、カーメロ・アンソニー
がよくこのステップでシュートを打っています。
このようなステップを知り、習得することで、オフボールの時に、ボールをキャッチしてからの
シュートのバリエーションが増えるだけではなく、オンボール時に、ドリブルを付いてからのシュート
(プルアップジャンパー)にも応用することができます。NBA 選手は、様々なステップを使い分けて
シュートを打っています。
○Ready Stance
NBA 選手は、オフボールの時に、いつでもすぐにシュートが打てる姿勢(Ready Stance)を取っ
ています。この姿勢を取ることで、早く、より安定したシュートが打てるようになっています。この姿
勢は、シュートを打つ時に基本になる姿勢であり、オフボール時だけではなく、トリプルスレッドポ
ジションからシュートを打つ場合、ドリブルからのシュートを打つ場合にも応用することができます。
実際に、このスタンスからシュートを打っている動画を紹介します。
○Kick shot
このコービーのフェイダーウェイシュートの画像を見てください。
コービーは、右足を前に出して、蹴り上げるようにしてシュートを打っていることが分かります。
コービーなど、多くの NBA 選手は、右サイドからのシュート(またはフェイダーウェイ)を打つ際に、
右足を蹴り上げてシュートを打ちます。このようなシュートを「Kick shot」と呼ぶことにします。NBA
選手がこのようにしてシュートを打つのには、効率の良い体の動かし方との関係があります。
※コービーは、野生のチーターの走りから、足を蹴り上げたシュートの打ち方を学んだそうです。
コービーがどのようにしてチーターからシュートを学んだかについても考えていきます。
【第3章】シュートメンタル
シュートを打つ時に、どのようなことを考えて打っていますか?
より良いシュートを打つためには、シュートテクニックだけではなく、シュートを打つ時のメンタル
面もより良いものにする必要があります。
より良い動きを習得するうえで、意識と無意識をうまく使い分ける必要があります。一般的に、良
い動きを習得する際には、始めは、良い動きを『意識』しながら練習をし、それを繰り返すことで、
良い動きを『無意識』にできるようになります。
ただ、本当に無意識で「何も考えずにシュートを打つ」という領域まで到達するのは、かなりの時
間がかかるため、なかなか難しいです。より良いシューターは、自分のフォームのポイントとなる部
分(例えば、ボールをセットするポジション、キャッチ、リリース等)を意識をしていると言われていま
す。無意識で何も考えずにシュートを打つよりも、自分のポイントとなることを意識をした方が安定
したシュートが打てるようになります。
シュートを打つ時に、何も考えずにシュートを打つのはあまり良くないですが、だからと言って、
意識をすることが多すぎると、逆効果です。シュートのメンタルは、自分のシュートフォームが、スク
エア・シュートかターン・シュートかによっても大きく変わってきます。ターン・シュート(NBA 選手の
ような体を曲げたシュート)は、意識をすることが少なく、逆にスクエア・シュート(体をリングに正対
させるシュート)は、意識をすることが多すぎて、効率が悪いシュートになっていしまいます。
皆さんの意見から僕自身も学びながら、シュートのメンタルを考えていきます。
【オマケ】
この講座では、一見シュートとは関係ないように見えるものとシュートを繋げていくことも予定して
います。僕は、昔、「バスケが上手くなるためには、バスケだけをしていればいい!」と思って、ひた
すらバスケの練習ばかりをしていきました(いわゆる『バスケ馬鹿』というやつです)。でも、今になっ
てようやく、バスケ以外のことからでも、バスケが上手くなるヒントを見つけることができるようになりま
した。そうすることで、日常の様々なことに興味を持てるようになり、そしてそのことがバスケの上達
に繋がることを知りました。バスケ馬鹿であっても悪いとは思いませんが、日常の様々なことに対し
て、興味を持って、バスケに繋げることができるようになることも楽しいです。
バスケ以外のことがバスケと繋がる一つの例は、「漫画」です。僕は、スラムダンクの作者である
井上雄彦先生の漫画に、江戸時代の侍・宮本武蔵を描いた『バガボンド』という漫画があります。
江戸時代にバスケットボールはありませんが、剣の使い方、武道の考え方、井上雄彦先生の言葉
は、バスケのシュートと関係している部分があります。
剣とシュートの共通点は、「体に流れている流れを滞りなく(剣・ボールに)伝えること」です。体に
とって自然な動作を探すところが、剣を振る動作とシュートの動作で共通しています。漫画バガボ
ンドから学べることについても発信していきます。
また、漫画バガボンドだけではなく、バスケとは違う分野の動画や写真なども紹介していきます。
抽象度を上げると、一見バスケとは関係ないものからも、バスケが上達するヒントを得ることができ
ます。例えば、バラエティー番組に出演している、百獣の王を目指している 武井壮さんの体の使
い方に関する話から、バスケの上達のヒントを得ることもできると考えています。そのようにして、バ
スケだけではなく、バスケ以外の分野からも、上達のヒントを探っていきたいと思います。
インターネットで集合知を作る
バスケの学校は、バスケの集合知を作る場です。
集合知というのは、Wikipedia のようにして、様々な人の知識を集めてできる体系化された知識
のことです。インターネットを使うことで、自分の日常生活では会えないような遠く離れた人の考え
を知ることができます。様々な人の考えを一つの場に集めることで、自分の知らない知識、練習方
法、考え方、視点をまとめて知ることができます。
そのため、バスケの学校では、参加者の皆さんの意見を集めて行っていきます。一人一人、教
わってきたシュートの基礎や自分なりのシュートのコツなどは違います。それらをシェアすることで、
全国のバスケットマンの知識を知ることができ、バスケを上達させるヒントを得ることができます。
僕自身も、この講座の内容を一人で考えたのではなく、先輩、チームメイトの考え、または、書籍
や Youtube にある動画、NBA 選手のシュートを分析している Paul Hoover さんというアメリカの方
の動画など、様々な知識を繋げて考えました。この講座では、僕が一方的にシュートについての
知識を伝えるものではなく、色々な動画や皆さんの考えを紹介しながら行っていきたいと考えてい
ます。そうすれば、様々な分野(フォロワーの方の中には、筋肉の働きや武道の動き、シュートの
練習方法について詳しい方など、様々な分野の方がいます)の知識を集めることができ、どこにい
てもインターネットがあれば、シュートに関する知識を平等に知ることができる環境ができます。
僕自身、シュートについては、ずっと苦手であり、この講座の中で、誰かに上に立つようなスタン
スで発信をしたくないし、そんなこともできません。あくまで、皆さんの意見をまとめ、世界中の情報
から僕自身も学びながら行っていきます。練習をこなして良い動きを身に付けることは時間がかか
りますが、知識を得るのには時間はほとんどかかりません。例えば、間違った字を何百回も書いて
いたとしても、漢字検定などの試験で合格ができないように、シュートに関しても、まず始めにより
良い知識を学ぶことから始めた方が、圧倒的に効率よくバスケが上達するようになります。
この講座では、僕も皆さんからバスケについて学ばせて頂きたいと思っています。時には、僕の
代わりに、参加者の方が知識を発信したり、様々な分野についてのユニークな考えをシェアするこ
ともあるかもしれません。皆さんの知識のシェアを是非よろしくお願いします!
質疑応答
Q 1.この講座に入れば、シュートが入るようになりますか?
A. 「この講座に入るだけで、シュートが上手くなる。」ということは絶対にありません。
シュート力が上がり、良い良いシュートが打てるようになる確率は高くなりますが、シュートが入る
かどうかは自分次第です。この講座では、今まで話してきたように、Youtube にある優良の動画を
見たり、様々な人の考えを紹介しながら行っていきますが、あくまで、それらを学び、身に付けるの
は、僕ではなく、参加している皆さんです。こんなことを言うと、「勝手な!」と思われるかもしれませ
んが、それは、「予備校に入ったからといって、大学に合格できるわけではない。」ということと同じ
です。シュートに関しても、誰かに教えてもらったシュートフォームを盲目的に身に付けるのではな
く、自分の体と対話をし、自分の体に合ったシュートフォームを身に付けることが大切です。
この講座では、先ほど説明したとおり、NBA 選手のシュートテクニックなどについてお伝えしてい
きますし、NBA 選手のような体を曲げたシュートの方が打ちやすい人の特徴や、体をリングに正
対させたシュートの方が打ちやすい人の特徴なども紹介します。つまり、自分に合ったシュートを
選択するための基準についてもお伝えしていくので、今よりも選択肢が広がり、自分自身の体と向
き合い、より良いシュートを身に付けるための知識を考えていきます。
「知識を積極的に学び、実践しながら、自分に合ったシュートフォームを探す」という気持ちがあ
れば、シュート力は向上し、より良いシュートを身に付けることは可能です。
Q 2.より良いシュートを身に付けるのには、どれくらいの期間がかかりますか?
A. 一般的には、悪いクセを直すには、21 日間かかると言われています(もちろん、これには個人
差があります)。この講座に入るかどうかは、SpaceMagic でのメール講義で案内ページをお送りす
るので、その時に、任意でご参加ください。NBA シュート学科の情報は後日、公開する予定です。
Q 3.NBA が大好きで、特に S・カリーのようなシュートが打ちたいです。この講座に参加す
れば、カリーのようなシュートが打てるようになりますか?
A.先ほどのお答えしたように、この講座に参加する”だけ”では、カリーのようなシュートを打てるよ
うにはなりません。また、カリーとは体の構造などや育ってきた環境が違うため、カリーと同じシュー
トを打つことは不可能です。ただ、カリーの”ような”無駄な力を使わずに、効率よく、早いシュート
が打てるようになる可能性はあります。カリーと同じシュートを身に付けることはできませんが、カ
リーのシュートについて考え、実践することで、カリーのようなシュートを身に付けられるようになる
可能性は十分にあります。リクエストに応じて、Youtube でカリーのシュートについて分析されてい
る動画を紹介する予定です。
Q 4.女性でも参加することはできますか?
A.性別、年齢など関係なく、誰でも参加することはできます。この講座では、ワンハンドシュートを
取り扱っているので、ツーハンドシュートについてのコンテンツは予定していませんが、ツーハンド
シュートを教えることができる方が参加者の中にいらっしゃいましたが、その方と協力してツーハン
ドについてのコンテンツを作る可能性は十分にあります。日本の女子プロリーグ、世界の女子プロ
リーグを見ると、多くの選手は、ワンハンドシュートで打っています。この講座では、ワンハンド
シュートを習得するための知識をお伝えしていき、シュートについて皆で考えていくので、ワンハン
ドシュートを習得しようとしている女性が参加することにも、メリットがある講座であると思います。
Q 5.シュートフォームを変えると、これまでの自分のフォームが崩れてしまうのかもしれない
と思い、不安です。
A.フォームを変えるということは、今までの悪い癖を直して、より良くするということです。変化にはリ
スクが付き物ですが、確実に言えることは、「現状からの脱出」ができるということです。
確かに、今までの自分のフォームを崩すことには勇気がいることです。シュートフォームを変えるこ
とに関しては、不安があるかもしれませんが、書籍『シュート大全』では、「シュートが入らない原因
のほとんどは、練習不足ではなく、ただ単にシュートフォームが悪いからだ。」とも言われています。
実際に、僕自身もシュートフォームを変えることで、シュート力が向上しましたし、この講座でお伝
えすることは、僕のチームメイトや地元の中学生にもシェアしていますが、しっかりと練習をした結
果、前の自分よりも良いシュート(シュート力の向上、無駄な力を使わなくなる)が打てるようになり
ました。シュート力を今よりも向上させるためには、練習量だけではなく、シュートフォームを変える
ということも必要であると考えます。
しかし、「今、シュートに対して苦手意識がない。」「大会が近く今のフォームを変えたくない。」など
の理由がある場合は、無理をしてまで参加をしないでください。この講座に入ることを強制すること
は一切しません。バスケは、自分の意思次第で、どこまでも続けることができるスポーツです。新企
画の特権であり、参加は任意であるため、焦らずに、ご自身の判断で参加を検討して下さい。
「とにかく練習さえすれば…」
僕は、昔から「シュートがもっと上手くなりたい」と思っていました。
なので、シュートに関しては、かなりの時間を割いて練習をしました。
シュートに関する書籍や DVD をいくつも買い、毎日体育館で練習をしました。
また、様々な指導者・バスケの先輩からも
シュートに関してのアドバイスを受けてきました。
そこで、僕が身に付けた「シュートの基礎」とは、以下のようなことでした。
•
体をリングに対して正対させる
(シュート打つ前も、シュートを打った後も、体が曲がってはいけない)
•
肘を閉めて、肘をリングに向ける
(肘を開いてはいけない)
•
シュートを打った位置に着地をする
(真上にジャンプをしなければいけない)
•
ジャンプをして、最高点でリリースをする
(ジャンプと同時にリリースをしてはいけない)
これらのことをシュートの基礎として学び、実践してきました。
それらの知識を勉強する前までは、
完全に独自の考えでシュートを打っていたので、
シュートに関する知識を知れば知るほど、
「教わったことができるようになれば、もっとシュート入るようになるはずだ!」
と思い、練習をするようになりました。
まず、最初に練習をしたことは、
・体(両肩・つま先・へそ)をリングに正対させること
鏡の前でフォームをチェックを繰り返しました。
シュートを打つ前に、体が曲がっていないかどうかを鏡で確認をして、
そして、その場でシュートを打ち、打ち終わった後も、つま先の向きを確認。
…というように、「体が曲がっていないかどうか」を常に確認しながら練習をしました。
次に、意識的に練習をしたのは、
・真上にジャンプをする(打った位置に着地をする)こと
これも、シュートについて調べている中で、学んだことです。
真上にジャンプをする、シュートを打った位置に着地をするために、
シュートを打つ前に、自分のつま先の前に、椅子を置いたり、目印になるものを置き、
シュートを打った後に、その目印となるものに当たらないように気を付けて練習をしました。
そして、肘を閉めるということも練習をしていたので、
常にシュートフォームを作るために、鏡の前に立ち、
・体が曲がっていないか
・真上にジャンプをしてシュートを打っているか
・肘を閉めているか
ということを確認しながら練習をしていました。
でも、
いくら意識をしたとしても…
なかなか、体・つま先をリングに正対することはできなかったし、、
真上にジャンプをするということも難しく、いつも窮屈さを戦いながらシュートを打っていました。
いくら練習をしても、
いくら鏡の前で意識をしたとしても、
教わった通りには、体はなかなか動きませんでした。
その頃、シュートが入らない原因は「練習不足」だけであると思っていました。
「意識をしてもできないのは、練習量が足りないだけだ。
この基礎は、色んな本に書かれていることだし、
もっと練習をしてこれをできるようにすれば、シュートが入るはずだ…!」
と毎日ひたすら練習を繰り返しました。
なかなか思うようにシュート力を上げることはできていませんでしたが、
シュートについて考え、調べながら9年間シュートを向上させようと練習を繰り返してきました。
そんなある時、バスケ人生を変える出来事が起きました。
バスケを始めて 10 年目の 2013 年の 12 月のことです。
いつものように体育館で練習をしていると、
一歳年上の先輩 M さんが体育館に来て、一緒にバスケをすることになりました。
M さんは、個人的な事情でバスケ部を辞めていたのですが、
バスケが好きなので、いつも体育館に来て、友達と 1 対 1 をしたりしていました。
M さんは、大学院に進んでいて、
身体の使い方、古武術、バスケの効率の良い動きを研究していました。
そして、自分でもそれらを体現していました。
M さんとは仲が良く、とてもバスケが上手い先輩だったので、
1対1やシューティングをしながら、色々なことを話す仲でした。
最近の NBA の話、
1対1のコツ、
ドライブをするときの体の使い方、
などについて、話しながら教えてもらっていました。
そこで、M さんにシュートのコツについて聞いてみると、
全く予想もしていなかったことを M さんから言われました。
「マイケル・ジョーダンって、
どうやってシュート打ってるか知ってる?」
それまで、書籍や DVD でシュートに知識を学んでいましたが、
NBA 選手がどうやってシュートを打っているかということは考えたことがありませんでした。
M さんは、ジョーダンの動きについて研究をしていました。
また、古武術についても勉強をしていました。
M さん曰く、ジョーダンがバスケットボール界で最高の選手であるのは、
「体の使い方がバスケ選手の中で一番上手い」ということが大きな要因だと言っていました。
M さんは、身体の使い方について学び、ジョーダンのプレーを研究し、
ジョーダンが体をリングに正対させずにシュートを打っていることに気付き、
そのシュートがどうして効率が良いのかを考え、自分の体で体現していました。
M さんは僕に、ジョーダンのシュートについて教えてくれました。
M さんのシュートは、全く力を使っていないのに、
3P の 1m 後ろからでも、簡単にボールを飛ばしていました。
(※身長は 170cm、筋トレは全くしていません)
M さんのシュート力の裏には、効率の良い身体の使い方が隠されていました。
よく、「シュートを打つのには、力は必要ない。」ということを聞いたことありましたが、
それまでの僕はその間隔が分からず、常に力んだ状態でシュートを打っていました。
ですが、M さんの言葉をキッカケに、
力を使わない効率の良いシュートを打つためのヒントを知ることができました。
その日、家に帰るとすぐにパソコン電源を付け、
「Machael Jordan」と検索をし、ジョーダンの動画を見続けました。
そうすると、今までは全く気付かなかった、
ジョーダンのシュートのスゴさについて見えるようになりました。
NBA 選手のシュートのスゴさを知ってからの一年間
M さんから、NBA 選手のシュートについて教えてもらってから、
Youtube で、NBA 選手を中心にして、様々なシュートについての動画を見ました。
すると、インターネット上で、シュートについて調べているうちに、
Proshotshootingsystem というアメリカから行われている発信を知りました。
Proshotshootingsystem では、
NBA 選手がどのようにしてシュートを打っているかについて研究をし、
それを言葉に落とし込み、動画を中心にして世界中に広めています。
Proshotshootingsystem では、M さんから教えてもらった、
体を曲げるシュートや、それ以外のテクニックについても発信されていました。
※この講座では、主に Proshotshootingsystem の情報を基に作っていきます
Proshotshootingsystem の動画を見て、シュートの基礎を学び、
実際に、体育館で体を動かすうちに、ようやく”あること”に気付きました。
どうやってシュートを打てばいいかは、自分の体が教えてくれる
・体をリングに対して正対させる
(シュート打つ前も、シュートを打った後も、体が曲がってはいけない)
・肘を閉めて、肘をリングに向ける
(肘を開いてはいけない)
・シュートを打った位置に着地をする
(真上にジャンプをしなければいけない)
・ジャンプをして、最高点でリリースをする
(ジャンプと同時にリリースをしてはいけない)
このような「基礎」と教えられてきたことが、自分の体に合っているかは、
自分自身の体を動かしてみて、自分の体と対話を繰り返すことでわかることです。
シュートフォームは、自分に合った自分だけのフォームがあります。
身長、腕の長さ、手の大きさ、関節の柔らかさ、など体の構造が違えば、
それだけ、フォームも変わるため、一人として同じフォームをしている人はいません。
だからこそ、一般的に「正しい」と言われていることを鵜呑みにするのではなく、
自分の体と対話をしながら、自分に合ったフォームを探す必要があります。
この講座は、NBA 選手のシュートをヒントにして、
自分の体に合った無駄のない、より良いシュートを身に付ける場です。
NBA 選手のスゴさを知ることは、
同時に自分の体・自分のシュートについて知ることにも繋がります。
NBA 選手からシュートを学びましょう。
僕自身、様々な知識を学びながら、
毎日自分の体と対話をしながら、バスケを続けています。
「完璧」にたどり着くことはできないと思いますが、
今よりも少しでも上手く、より良くなることで、バスケは楽しくなると思っています。
これまでの発信と同じようなスタンスで、
皆さんからのご意見をシェアさせていただきながら、より良いものを作っていきます。
僕は、M さんや Proshotshootingsystem と出会い、
NBA 選手からシュートを学ぶことで、過去の自分よりも成長し、バスケが楽しくなりました。
学ぶ意欲と、向上心があれば、
NBA からシュートを学び、バスケをより楽しいものにすることができます。
NBA 選手からシュートを学び、一緒に、より楽しいバスケを目指しましょう。
【講座の概要】
講座の位置づけ:新企画 SpaceMagic の特別コンテンツ
目的:NBA 選手をヒントにして、自分の体に合った、より良いシュートを身に付けること
方法:会員サイトとメール講義による情報発信
主なパートナー:Proshotshootingsystem[Youtube チャンネル]等
参加:SpaceMagic のメール講義の中で、案内ページを配信(※参加は任意です)
講座の開始時期:SpaceMagic の進度の様子を見て
(おそらく、SpaceMagic が開始されて、3週間以内には募集を開始します)
※あくまで、こちらのコンテンツは、
新企画 SpaceMagic の特別コンテンツです。
NBA シュート学科に参加するためには、
新企画である SpaceMagic に参加する必要があります。
なので、まずは、
8月 29 日 19:00 から募集する新企画、SpaceMagic の詳細を以下青い文字をクリックして、
案内ページをお読みになり、ご検討頂きますよう、よろしくお願い致します。
NBA シュート学科に参加するために、
SpaceMagic の詳細を確認する
By バスケのヨシ