2015 CIMの最前線 特集2 進化するBIM 特集3 建設ITの最新動向

Contents
「施工パッケージ型積算方式」への
ソフトウエア対応
特集1
本格化するCIM
1
38
国土交通省におけるCIM(Construction Informatin Modeling/Management)
42
中部地方整備局における産・学・官CIMの取り組み
44
近畿地方整備局におけるCIMの取り組みについて - 国道161号溝橋・青柳高架橋下部工事等(滋賀国道事務所の事例)-
46
四国地方整備局におけるCIMの取り組み
48
九州地方整備局におけるCIMへの取り組みについて
50
海外CIM調査レポート - 米国におけるCIM人材育成 -
54
ICTを活用したインフラマネジメントシステムの構築 - インダストリー4.0に向けて -
59
建設コンサルタンツ協会のCIMへの取り組み
62
九州での実践的CIM人材育成『CIMチャンピオン養成講座』
66
施工CIMが目指しているもの - 目的を明確にした施工CIMの賢い使い方とこれから -
72
情報化施工からCIMに向けての挑戦
75
現場から始まった維持管理CIMの推進
78
Civilユーザ会のCIM推進活動からテクニックまで
2 0 1 6
特集2
海外のBIM動向&BIM実践
K
官庁営繕事業におけるBIM試行 - 土浦労働総合庁舎設計業務における維持管理段階のBIM活用検討について -
88
BIMライブラリーコンソーシアムの設立
92
国際BIM調査「BIM SURVEY2015」に見る国際的なBIMの潮流
buildingSMARTシンガポールサミットにおけるBIM海外動向
e
84
s
104
下水道施設のライフサイクルにおけるBIM/CIM導入 - JS版BIM/CIM -
e
110
Build Live Japan2015の新たな試みと今後
t
115
3DスキャナーとBIM連携による新しいリニューアル施工
s
118
積み重ねた地図データでBIM/CIMの課題を解決
u
120
BIMソフトの実践テクニック講座 Revit編
124
BIMソフトの実践テクニック講座 ARCHICAD編
128
BIMソフトの実践テクニック講座 Vectorworks編
I
n
98
- 3D化の工数とコストを削減する建設CAD版「3D都市モデルデータ」-
T
G
特集3 建設ITの最新動向
IT
138
建設現場で使える!現場主義的スマホアプリ一覧
142
工事写真は新たな時代へ - 写真管理の現在、過去、そして未来 -
e
146
積算資料単価データベース他提携ソフト
i
建設業におけるドローン活用の現状 - 工事写真の撮影から土量計算、CIMモデルの作成まで -
d
u
134
2016 電子書籍版を発刊!
本誌読者は無料で閲覧できる電子書籍です。パソコン、iPad、iPhone、Android対応!
iPadなどタブレット端末やスマートフォンに電子書籍をダウンロードして読むことができます。
建設ITガイドWEBサイトから http://it.kensetsu-plaza.com/cad/ebook2016/
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2 2016
建 設ITガイド
USER
2016
建設ITユーザーレビュー
渋谷駅駅周辺再開発の施工に威力を発揮 - BIMとCIMを統合した東急建設の「UiM」-
156
CIMモデルの情報管理・納品ツールとして活用
158
設計技術者にこそ使ってほしい3次元CAD - 真のCIMを求めて -
160
河川内工事でCIMモデルをフル活用 - 安全管理と工事計画作りに大きな成果 -
162
施工現場におけるCIM取り組みのハードルを下げる
164
維持管理システムの実績からニーズを的確に反映 - BIMと連携し、3次元の“見える化”を簡単に実現 -
166
もう2次元には戻れない BIMによる生産性向上と今後の可能性
168
とことん突き詰めた木造住宅BIM
170
リアルタイム3Dや特殊部品を駆使し、REAL4で難物件もクリア!量的にも協力会社も拡大中!
172
フィジビリティースタディーにおける企画BIM活用術
174
大規模点群活用ツールInfiPointsを活用した新しい施工準備フローの構築
176
3次元レーザースキャナー&ソフトウェアの導入 - より効率的な工事計画を -
178
風や日光を取り入れる先人の知恵を現在のテクノロジーと融合し適用する「微気候デザイン」の実現をサポートする!
180
変わらない操作性で保守コストは10分の1に!
s
182
AutoCADと互換CAD「IJCAD」のハイブリッド対応が大幅なコストダウンを実現
e
184
現時代構造ソフトの柔軟性と規則性の悩み
186
自社開発システムからのスムーズな移行が最大のテーマ
188
設備積算ソフトの導入と効果
190
簡単プラス高機能な積算・見積ソフト導入により業務効率の大幅アップを実現!
「材料拾いオプション」導入でさらなる進化を目指す!
2
154
n
Contents
「施工パッケージ型積算方式」
への
現場から生レポート
ソフトウエア対応
2 0 1 6
K
e
t
s
u
I
192
T
「実寸大のバーチャル体験」で安心の家づくり
ALTAは常に進化し続けるプレゼンCADソフトだ
G
196
Androidアプリが現場作業員をテクニカルスタッフに変えた!次世代の現場はどこでも面管理へ
u
198
現場を3Dで分かりやすく表現 さらに時間軸を追加し、4Dで進捗も見える化
200
小さく始めて大きく育てる情報共有システム - 除雪管理システムで町をつなぐ -
202
PCレスでA0カラー図面もカンタンにスキャン・コピーが可能
i
194
d
e
205
2016年注目の
270
4 建設ソフト & ハード名鑑
掲載製品・サービス索引&資料請求シート
※本書に掲載されている製品名、
サービス名、会社名等は、
一般に各社の商標あるいは登録商標です
CIM
CIM
四国地方整備局における
CIMの取り組み
国土交通省 四国地方整備局 企画部 技術管理課 係長 太田 芳宏
はじめに
CIM 試行項目の検討
結果
(4)橋脚・杭の配筋とフーチング配筋
専用道路である四国横断自動車道阿南
(1)交差点内の橋脚位置および視認性の検討
3 次元空間を考えないと把握困難な 3
四万十線
(阿南∼徳島東)
のランプ橋設
運転者や歩行者からの見通し
(安全
方向配筋ではなかったため、特に 3 次
今回、四国地方整備局では自動車
計においてCIM導入の試行を行い、そ
性)
が確保できているかの判断が確実
の効果を検証したので報告する。
にでき、関係機関協議等の説明資料
との干渉照査
橋脚、杭頭、フーチングの配筋は、
元モデルの有効性は認められなかった
(図-7)
。 としての分かりやすさが向上した
(図
-5)
。
CIM試行項目の選定
(5)施工計画の検討
立体的に交差する高圧線や歩道橋
(2)地下埋設物と構造物との干渉照査
の 3 次元的な位置関係、施工上のコン
地下埋設物や支持層線を3 次元モデ
トロールポイントのデータを3 次元モ
島市前原町の国道 55 号と都市計画道
ルで表現したが、地下埋設物の干渉、
デル化することで、高圧電線等支障物
路 江田小松島港線の交差点付近に施
支持層への根入れ確認は、2 次元図面
件との離隔を確認しつつ、クレーン配
工する小松島IC 部Eランプ橋の設計業
での確認と比較し、特に効率性・確実
置等の計画ができ、より安全で、確実
務
(平成 25-26 年度 小松島IC 部Eラ
性の向上は認められなかった
(図-6)
。
な施工計画ができた
(図-3、写真-1)
。
今回、設定した箇所は、徳島県小松
ンプ橋詳細設計業務)
で、歩道橋設置
があることから立体的に複雑な構造と
なる
(図-1)
。
当該箇所
図-1 位置図
(3)歩道橋建築限界の検討
(6)景観検討
3 次元モデルの場合、上部工の桁と
形状のイメージが容易に把握・共有
歩道橋の建築限界間の最小離隔となる
できるとともに、見た目のイメージ
(景
位置や距離が自動算出されるため、建
観性)
だけでなく、3 次元モデルで提
築限界の検討は容易である。また、既
示することで、点検作業時の平面道路
設計歩道橋階段の修正に当たり、階段
への影響や鳥害対策の必要性など維
を複雑で狭い地形の中に収める必要が
持管理性の議論も深めることができ、
あったが、3 次元モデルにより、2 次
効果があった
(図-2)
。
元図面では把握が困難な空間の立体的
把握ができることで効率性・正確性に
おいて効果が大きかった
(図-4)
。
そこで、検討項目としてCIMの特性
を考慮して
(1)交差点内の橋脚位置および視認性
の検討
(2)地下埋設物と構造物との干渉照査
(3)歩道橋建築限界の検討
(4)橋脚・杭の配筋とフーチング配筋
図-2 景観検討
図-3 施工計画の検討
との干渉照査
(5)施工計画の検討
(6)景観検討
を選定し、定量化するための指標とし
て各項目における作業時間で比較検証
することとした。
橋梁桁下から横断歩道橋の
建築限界までの距離1.03m
図-4 歩道橋建築限界の検討
46 本 格 化 す る C I M
橋脚位置が車両の見通し
に及ぼす影響を照査
図-5 交差点内の橋脚位置および視認性の検討
BIM
buildingSMARTシンガポール
サミットにおけるBIM海外動向
BIM
一般社団法人 IAI日本 IFC検定委員会委員長 足達 嘉信
はじめに
2015 年10月中旬、シンガポールに
お い てbuildingSMARTサミット が
開催された。本稿では、国際的なBIM
の普及展開に関するさまざまなテーマ
について話し合われたそのサミットの
内容について紹介する。
b uildin g SMAR T In t e r n a tio n al
(旧表記はIAI, International Alliance
for Interoperability)は、 建 設 業 界
図-1 buildingSMARTシンガポールサミットの全体会議の様子(2015年10月15日)
におけるデータの共有化および相互
運用
(Interoperability)を 目 的 とし
道などのインフラストラクチャー分野
ンテナンスおよびセマンティック
て、BIMの要となる 3 次 元 建 物情 報
へのIFC拡張も活発な作業となってき
WebへのIFC 活用手法の研究など
モ デ ルIFC(Industry Foundation
ている。これらの標準化作業は、下記
本 稿 で は、buildingSMARTシ ン
Classes)
、BIMデ ー タ 連 携 仕 様 を
の 5つのRoomと呼ばれる委員会で行
ガポールサミットの各委員会
(Room)
記 述 す る た め のIDM(Information
われている。
において共有されたBIMガイドライ
Deliv e r y Ma nu al )
、MVD(Mo d el
●Building Room:BIMガイドライ
ン、BIM 教育プログラム、BIMライブ
View Defi nition)
、分類コード体系を
ン、BIM 教 育、IDM、MVDなど建
ラリ、インフラ分野へのBIM 活用など
情報化するためのIFD
(International
築 分 野 のBIM 活 用に 必 要な 標 準、
の各国のBIM関連の動向について以
Framework for Dictionaries)
を標
ドキュメント、技術仕様などの作成
下に紹介する。
準化し、その普及を目指している国際
を行う
的な団 体 である。buildingSMART
●Infrastructure Room:道路、
橋梁、
では毎年春と秋の 2 回、BIMの国際的
トンネル、鉄道分野へのIFC 拡張を
な普及展開に関わる技術的、実務的な
行う
課題の解決を進めるため、サミットと
●Product Room:IFD、 分 類 体 系
呼ばれる国際会議を開催している。今
コードなどの標準をBIMライブラリ
回のシンガポールサミットは、同じ会
へ活用する手法の開発
場で開催されたISO TC59 会議、およ
びシンガポールExpo 会議場で開催さ
れたGovernment BIM Symposium
との合同開催となっていた。
●Regulatory Room:建築申請分野
へのBIM 活用ガイドライン策定や、
BIMガイドライン
BIMガイドラインデータベース
Building Roomに設置されたBIM
ガイドラインプロジェクトは、世界各
国で発行されたさまざまなBIMガイド
ラインを収集し、データベースとして
自動チェックシステムの研究など
整理をした。現在、BIMガイドライン
●Technical Room:IFC 拡 張、 メ
データベースには、77 のBIMガイド
2 013 年にBIMの 3 次 元 建 物 情
報 モ デ ル I F C の 国 際 標 準 化( I S O
1 6 7 3 9 : 2 0 1 3 )が 完 了 し て か ら 、
buildingSMARTの活動は、BIMデータ
連携シナリオや、IFCに基づいたBIM
データ連携仕様、エンドユーザー向け
のBIMガイドラインなど、BIMが活用
されるために必要な国際的な仕組みの
標準を策定する作業へ移行してきてい
る。また、道路、橋梁、トンネル、鉄
98 海 外 の B I M 動 向 & B I M 実 践
図-2 buildingSMART BIMガイドラインプロジェクトがまとめたBIMガイドラインマップ
IT
建設業におけるドローン活用の現状
−工事写真の撮影から土量計算、CIMモデルの作成まで−
IT
家入 龍太
建設業の現場では最近、ドローン
(無
とき、ドローンは強力な武器となる。
野組では、砂を取る前と後の状況をド
人飛行体、UAV)
の活用が急激に進ん
新潟県胎内市の地方ゼネコン、小野
ローンに取り付けたデジタルカメラで
できた。従来のラジコンヘリコプター
組では
「PHANTOM」
というドローン
空撮。その結果、打ち合わせや検証を
に比べて安定性が格段に優れ、操縦
を2014 年10月に購入し、その機動力
スムーズに行うことができた。
も簡単なためだ。その用途は工事の進
を生かして現場の空撮に使っている。
胎内市で建設中の体育館建設工事
ちょく管理や既存構造物の点検をはじ
機体と送受信機、カメラなど一式を含
でも、進ちょく状況を記録してほしい
め、空撮写真を利用した現場の 3Dモ
めて 20 万円程度と、価格もかなり下
と発注者からの依頼があった。そこで
デル作成、さらには道路工事や造成工
がっていた。
小野組は現場の真上や東西南北の上
事などの切り土、盛り土の度量計算な
例えば、胎内市桃崎浜の荒川河口
空から空撮を行った。この他、農業用
どさまざまな場面で施工管理や維持管
付近における川底の砂を取り除く浚
の排水路を見渡した写真撮影などでも
理の業務を効率化している。ドローン
渫
(しゅんせつ)
工事の依頼を受けた小
ドローンを活用している。
の飛行に当たっては、墜落事故などを
防ぐために細心の注意を払うことも重
要だ。
高所からの工事写真撮
影にドローンを活用
最近、工事現場で複数の回転翼を
台風などの影響で川底に砂がたまり、船が通
浚渫後の荒川河口。水深もよく分かる
(写真:
持ったドローンの活用が急速に普及し
れなくなって地元の人が困っていた荒川河
小野組)
てきた。
口の様子(写真:小野組)
工事現場では、工事の進ちょく記録
を定点観測するために、高い視点から
全景を撮りたいことが多い。現場内に
高い場所がなく、近くのマンションや
ビルなどに頼んで撮らせてもらうこと
も多いが、あまり良い角度から撮影で
きないこともある。
高所作業車や空中写真撮影会社に
頼むと、費用がかかるし、最適なタイ
ミングで撮れないこともある。そんな
体育館の工事進ちょく状況。完成までを空中
堀川排水路を上空から見渡した写真(写真:
からの定点観測記録として残せそうだ(写真:
小野組)
小野組)
ドローンを操縦する小野組の小野貴司氏(左)
と現場上空を飛行するドローン(右)(写真:小野組)
134 建 設 I T の 最 新 動 向
USER
REVIEW
1
USER
渋谷駅駅周辺再開発の
施工に威力を発揮
-BIMとCIMを統合した東急建設の「UiM」-
(左から)
Autodesk Infrastructure Design Suite/
Autodesk Building Design Suite
東急建設株式会社
建築本部建築部 BIM推進グループグループリーダー 越前 昌和 氏
建築本部建築部 BIM推進グループチームリーダー 吉村 知郎 氏
土木本部土木技術設計部 技術企画グループ CIMチームリーダー 小島 文寛 氏
渋谷駅とその周辺で今、大規模な再開発事業が行われている。
所在地:東京都渋谷区
その中でも多くの工事を担当する東急建設はそれらプロジェクト
創業:1946年3月
の施工管理などに、同社独自の「UiM(アーバン・インフォメーショ
資本金:163億5,444万円
ン・モデリング)
」というコンセプト/ワークフローを活用している。
事業内容:総合建設業
それをソフトウェアの面で支えるのは、オートデスクのBIM/CIM
http://www.tokyu-cnst.co.jp/
ソリューションだ。
図-1 地下で複雑に絡み
合う土木
(えんじ色)
と建築
の仮設の3Dモデル
図-2 BIMとCIMを
統合したUiMモデル
写真-1 渋谷駅東口で進む大規模な再開発事業
渋谷駅東口から南口にかけて、タワーク
建築物を同時進行で建設していく再開発
レーンや移動式クレーン、バックホーなどの
プロジェクトの設計や施工管理を、従来の
オートデスクのソリューション
でUiMを実現
重機や仮設の工事用ステージなどが視界
2D図面で行うのはもはや不可能と言って
2013年初頭から建築部門のBIM推
の多くを占めるようになってきた。覆工版で
も過言ではない。
進グループ、土 木部門のCIM担当が 連
覆われた下では、大規模な掘削が行われ、
そこでこれらのプロジェクトに携わる東急
携しながらUiMを実 践し始めた。そこで
渋谷川を付け替えながら4,000トンの雨水
建設は、建築のBIMと土木のCIMを統合
選んだツールが、BIMソフト「Autodesk
貯留槽や地下広場などの建設が進んでい
した「UiM」
(Urban Information Mod-
Revit」やCIMソフトの「AutoCAD Civil
る。既存駅舎や百貨店ビルの解体と並行
eling[登録商標]
)という同社独自のコン
3D」、
そして両者を統合して閲覧や干渉
して、渋谷ヒカリエよりも高い地上47階建
セプト/ワークフローを導入した。
チェックなど が 行 える「 A u t o d e s k
ての高層ビル、駅街区東棟も建設中だ。
「渋谷駅周辺の再開発事業のように建
N a vis w o r k s」や「A u t o d e s k I n f r a -
渋谷駅全体を作り変える大規模の複合再
築と土木が密接に絡み合ったプロジェクト
works」
などのオートデスクのソフトだった。
開 発が、東口を皮 切りに、まさに佳 境に
では、BIMとCIMを単独で使っていたので
「単体の建物の施工にBIMを利用する
入ろうとしているのだ。
は検討の網から漏れる部分が出てきてしま
のとは異なり、このプロジェクトでは大規模
います。そこで複数の建築物や土木構造
で広大な範囲を1つの3Dモデルにまとめ
物をさまざまな組み合わせで、あるいは全て
る必要があり、ソフト間のスムーズなデータ
まとめて検討するため、東急建設ではBIM
互換性も求められます。そこで、建築では
BIMとCIMを統合した
東急建設独自の「UiM」
とCIMを統合したUiMという独自の概念を
Revit、土 木 で は Civil 3D を 使 い、
渋谷駅東口から南口にかけて、既存の
導 入しました」と同 社 建 築 本 部 建 築 部
NavisworksやInfraworksで両者を統合
ビルなどを解体しながら、地下から地上まで
BIM推進グループグループリーダーの越前
することにしました」と同社建築本部建築
複雑に入り組むさまざまな土木構造物や
昌和氏は説明する。
部 BIM推進グループチームリーダー吉村
154 現
場 か ら 生 レ ポ ー ト !
建 設 I T ユ ー ザ ー レ ビ ュ ー
BIM/CIM
CAD
建築・土木 3Dモデル 総合コミュニケーションツール
BIM/CIM Ark Series
3Dモデルの表示/閲覧からBIM/CIMデータの伝達/納品/管理までをトータルサポート
推
A
概 要
「BIM/CIM Ark Series」は、既存のCAD
データのことである。そして、BIM/CIM Ark
属性項目の表示・追加・編集が行え、Excel
に依存せず、IFC/DWG/OBJデータなどの
Seriesは2014年度のIFC検定に合格して
やCSV形式で出力することで、2次活用も
連携を取り、3Dモデルのマネジメントやレ
いる。
ル総合コミュニケーションツールである。
可能である。また、新バージョンではマネジ
メントツールとしての機能が拡張され、点
ビューに使用できる、建築・土木の3Dモデ
■BIM/CIM Ark Viewer
群データをそのまま取り込んで他のデータ
属 性 管 理 を 行 え る「BIM/CIM Ark」
、レ
複数のIFC・DWG・OBJデータから統合
と統合することや、モデルのないところにピ
ビ ュー や 納 品ツ ー ル とし て 活 用で き る
モデルを作成し、部材ごとに表示/非表示、
ンを配置して情報を入力することができる
色、透過率をコントロールできるフリーソフ
ようになった。
「BIM/CIM Ark Assist」
、3Dモデルの表示
や 閲 覧 の で き る「BIM/CIM Ark Viewer」
トである。寸法の確認や任意の位置で3Dモ
の3製品の総称で、ユーザーの目的に合わ
デルの断面表示をすることも可能だ。
内
せ て「BIM/CIM Ark Series」を 選 択 す る
ことが可能だ。また、Autodesk Revitのア
■BIM/CIM Ark Assist
ドインツール(別売)を使用すると、Revit
「BIM/CIM Ark Viewer」の 機 能 に 加 え、
のデータをArk Seriesに変換することもで
現在のモデル表示を“シーン”として登録、
きる。
その“シーン”にコメント(朱書き)を追加
できる。また、それらを“EXEパック出力”
■IFCデータとは
すると、実行形式のファイル(EXEファイル)
建物の形状や寸法とともに、部材の種類や
が作成され、CADのインストールされていな
仕様などの
「属性情報」
を含んだ
「共有プロジェ
いPCで3Dモデルの表示、そして登録された
クトモデル」を通じて各種ソフト間をつなぎ、
シーンやコメントも閲覧することが可能だ。
相互運用を可能にする設計や施工の生産性を
高 めることを目的としてIAI(International
Alliance for Interoperability)が策定してい
るBIMデータの国際基準フォーマットがIFC
206 ■BIM/CIM Ark
「BIM/CIM Ark Assist」の 機 能 に 加 え、
4Dシミュレーションの作成や、属性情報や
建 設 ソ フ ト & ハ ー ド 名 鑑
査
BIM/CIM Ark Series
標準価格
要問い合わせ
(株)
コンピュータシステム研究所
Tel.03-3350-4686
http://www.cstnet.co.jp/
動作環境
OS
CPU
メモリ
グラフィック
その他
Windows 10/8.1/8/7/Vista 64bit
Intel Core2 Duo 以上
4GB以上
Direct X9以上
.NET Framework 4
▲資料請求番号0031