大 阪 市労組 - 大阪市「思想調査」

大 阪
市労組
発行/大阪市役所労働組合
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Fax 06-6208-0510
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2015 年 11 月5日
№19
 高裁での審議がスタートしました!
安倍政権が進める戦争法案への反対運動は、国会を包
囲し、全国へのうねりへと広がりました。戦争法案は採
択されてしまったものの、SNSでつながりあった青年
たちが「私たちは戦争に行きたくない」ときっぱり主張
し、自ら立ち上がる姿に国民の多くが勇気をもらい、
「わ
が子に戦争のない社会を送りたい」と立ち上がる子育て
ママたちに未来への希望をもらい、多くの国民が「憲法
を守ること」や「民主主義」について、考え、自分の意
見を主張することの大切さを考え直した瞬間でした。
そんな大きなうねりの中で、9 月 8 日、私たちの「思
想調査アンケート裁判」の高裁での第 1 回控訴審が行わ
れました。地裁であれほど拒否されたはずの大法廷が使
えることになり、たくさんの傍聴者と一緒に裁判の行方
を見守りました。井関弁護団長の陳述とあわせ、原告団
として、アンケートが実施された時の思いを陳述させて
いただきました。この日を迎えるにあたり、8 月に中村
弁護士に聞き取りをしていただき、当時のことを思い出
しながら、作成していきましたが、4 年が経とうとして
いる今も当時のことを鮮明に思い出すことに自分でも驚
きました。
あの寒くて暗い日々、闇のトンネルに入り込んで、出
口が見えずにさまよっているような思い日々、アンケー
ト用紙を手に取った時の恐怖と緊張感、アンケート読み
進むにつれて、心臓の音が聞こえるくらい怒りが広がっ
ていった瞬間・・・
今まで、仕事や人間関係など嫌なこと、不安なことは
いっぱいあったけれど、時が過ぎれば意外とわっすれて
しまうものですが、あのアンケートのことは、絶対忘れ
ない、それほど衝撃的で恐怖の体験だったのだと思いま
す。原告団皆さんも同じでしょうか?
だからこそ、こんな憲法違反は許してはいけないと思
うのです。人を大切にする市政を取り戻さないといけな
いと思うのです。
11 月 22 日の府・市ダブル選挙では維新政治に終止符
を打ち、11 月 24 日の第2回期日を笑顔で迎たいですね。
最後まで頑張りましょう。
原告団長
永谷
孝代
 裁判の原点・・・保育士として
子ども達に背を向けない生き方をしたい 
*子どもたちの笑顔がはじける大阪市に!
*セーフティネットとしての
公立保育所の休所・民間移管を許すな!
住民投票勝利に沸いた 5 月、
「市制は変えられる」そん
な予感もした 5 月。しかし、大阪市はそんなに甘くはな
かった。着々と進める市政改革プランの 1 つである、公
立保育所の民営化の新たな提案が行われました。そして、
住民からの運動で否決されたはずの公立幼稚園の民営化
も提案されました。
今回の提案で、西淀川区の出来島保育所の休所が浮上。
「4 月に入所したばっかりなのに、やっと子どもも慣れ
てきた今の提案でびっくり。募集要項には何も書いてな
かったのに、入所してからなんて、まるで詐欺だ。出来
島保育所がなくなったら、仕事も続けられない。どうし
たらいいのかと考えると夜も眠れない」など、保護者の
声、そして、怒り。
大阪市の民営化が始まったのは 2002 年頃からです。
そして、これまでに 135 ヵ所あった公立保育所は 2015
年 4 月には 68 ヵ所まで減りました。15 年近く大阪市の
民営化問題に関わって反対運動を続けてきました。橋下
市長が就任してからは、民間委託(公設置民営)から民
間移管(民設置民営)にかわり、新設の保育所や小規模
(乳児保育)の運営に企業参入も進みました。
「民ででき
ることは民で」と何でも効率と効果を求めて民営化して
きましたが、子どもたちの命や豊かな育ちは軽視されま
した。
国の流れに逆行した保育士給料の削減、人件費削減の
ため、待機児童解消ではなく、公立保育所の定数削減・・・
いまやセーフティネットの役割も果たせないくらい公立
保育所の民営化が進んでいます。
保育士として、子どもたちに背を向けない生き方をし
たいと多くの保育士が原告として立ち上がりました。
「子
どもの命と笑顔を守りたい」そのためにも、誇りを持っ
て働き続けられる公立保育所を存続させていく運動も裁
判の一環として頑張らないといけないと思います。今、9
月議会で継続審議になり、浅香東・出来島保育所の陳情
署名は継続しています。ご協力お願いします。
・東京行動・
(組合地味所裁判最高裁前受理要請行動)
10 月 22 日の夜 10 時過ぎの夜行バスで東京に向かい朝8時に最高裁前に着きました。
すると、もう全国の沢山の仲間が、『組合事務所裁判は、大阪市労組だけ問題ではなく、
全国の労働者にも影響する、労働者の団結権の侵害であり、最高裁は受理を』と力強く
宣伝を繰り広げいて、大阪から駆けつけた私達(15 名)を温かく迎えてくれました。
ちょっとお腹がすいていたけど『大阪市の組合事務所攻撃は憲法違反!不当労働行
為』の幟を持って、私も出勤して来る最高裁の職員に大きな声で元気に訴えました。ビ
ラの受け取りは、凄く良かったです。
その後、最高裁の要請行動に参加、時間は 30 分と限られていて7人(谷弁護士や田所委
員長ら)の代表が訟廷首席書記官補佐に強く訴えてくれました。(最高裁を後にした時絶対
受理させなアカン!受理率が5%と狭き門でも、もっと頑張って署名集めよう。絶対受理さ
せなアカン!)昼からは、泉佐野市職の中労委の傍聴、そして夕方は東京争議団と一緒に、
JAL本社前で不当解雇撤回支援行動に参加しました。(本社ってめちゃ高層ビル、見上げ
ながら、ちゃんと空の安全守れ!不当解雇撤回してみんなを現場に帰せ!とコールし激励)
21 時間の要請行動、短い旅(?)けど、めちゃ勇気とパワーをいっぱいもらって帰って
きました。
I.K
9 月 8 日 高裁での第 1 回公判
がありました。
10月18日 W選挙の統一行動
地裁と違って、傍聴席に座っ
た原告の主席確認がされません
でした。時間をやりくりしてか
けつけている人も多いのに、ち
決、安保関連法案から1ヶ月たっても衰えない強い反対世論の行動、これまで
感じたことのない世の中の動きを感じています。W選挙で勝利し維新政治に終
止符を打ちたいものです。
10月18日のW選挙の統一行動に参加してきました。その日は愛知より大
ょっと不思議に思いました。
裁判は永谷さんの証言以外は
事務的なやりとりでした。その
勢支援に来て下さっていました。その方達と一緒に、ももたろう、スボット、
ビラまきをしました。スボットの時もですが、歩きながらのビラ配布も受け取
りが良くて感心の高さを感じました。行動は3時間ぶっ通しです。(暑い日だ
日は仕事のため、報告集会には
でられなかったのですが、大法
廷に入りきらないほどの支援の
ひとに感謝です。
ったのに休憩は一度!公園の木陰でアイスクリームを食べだけ…)、人通りが
あろうがなかろうが、ハンドマイクの大きな音で流して歩き回り、四つ角やマ
ンション、スーパーの前では必ず立ち止まり長~いボットで訴えを行うとい
う、元気いっぱいの宣伝活動をしました。住民投票の反対行動の時も感じまし
原告としても、勝利までがん
ばろうと思いました。
Y.T
たが、支援に来て下さっている方達も、維新政治のむちゃくちゃぶりに怒りを
持ち、「維新政治ノー、必ず退陣さるぞ!」と応援部隊とは思えない熱い思い
を持っておられ、私も負けずに頑張るぞという力を貰いました。W選挙で勝利
3月の地裁判決勝利、5月の住民投票のオール大阪の運動での都構想案否
し、高裁の勝利が続くよう頑張りましょう。
K.Y
憲法が生きる自治体に!
≪次回裁判について≫
「府民大集合」開会前に
原告・市労組を中心に
宣伝しました♪
第 2 回思想調査アンケート裁判期日
11 月 24 日(火) 15:00~
さよなら維新政治! 10/29 府民大集合(中央公会堂)
第 202 号法廷
直前まで、裁判の署名・宣伝行動してて、中に入ったら、もう
席はなく、3階の特設会場でした。スクリーンで、少し聞き取り
にくいところありましたが、なぜ今、一点共同で自民から共産が
手を繋いでやっている、この戦いの意義がよくわかりました。政
策の違いは乗り越えられる!ちゃんと話し合い・議論ができるか
ら…と確信しました。
維新政治を終わらせたい…という人の熱気・気迫が感じられる
集会でした。
PS,若い組合員が宣伝や集会に参加してて、元気もらいました!
I.K
≪今後の予定≫
11/16(月)
組合事務所第 1 回(地裁)裁判
10:00~109 号法廷
11/17(火)
11/28~29
12/15(火)
事務局会議
大阪市役所争議団・熊野古道散策
事務局会議・ニュース発行
11/24・署名提出!! 1 筆でも多く積み上げよう!