業 務 報 告 書

平 成 26 年 度
業
務
報
告
奈 良 県 道 路 公 社
書
目 次
平成26年度奈良県道路公社財務諸表及び決算報告書
Ⅰ 事業報告
1.事業の概要 ……………………………………………………………………………………
1
2.主要事項の処理状況 …………………………………………………………………………
3
3.役職員の異動状況 ……………………………………………………………………………
3
Ⅱ 財務諸表
1.財産目録 ………………………………………………………………………………………
4
2.貸借対照表 ……………………………………………………………………………………
6
3.損益計算書 ……………………………………………………………………………………
7
Ⅲ 決算報告書
1.予算総則に規定した事項に係る予算の実施結果
…………………………………………
8
2.収入支出決算書 ………………………………………………………………………………
9
3.債務に関する計算書 …………………………………………………………………………
11
Ⅳ 監事の意見書 ………………………………………………………………………
12
役員名簿
平成26年度奈良県道路公社財務諸表及び決算報告書
Ⅰ
事 業 報 告
1.事業の概要
奈良県道路公社は、平成9年4月23日に供用を開始した第二阪奈有料道路を大阪府
道路公社と共同運営しています。
両公社では、利用者の通行の安全性確保と効率的な運営を図るため、「第二阪奈有料
道路の管理に関する基本協定」(平成9年4月1日締結)に基づき業務分担しており、奈
良県道路公社が料金徴収業務及び奈良県域(9.6㎞/13.4㎞)における道路維持管
理業務等を、大阪府道路公社は交通管理・設備管理業務等を行っています。
平成26年度、消費税率が引き上げられたことに伴い、平成26年3月26日に近畿
地方整備局長の事業変更許可により、同年4月1日から通行料金の変更を行いました。
なお、このたびの変更ではこれまでの総額表示(内税方式)による料金としていたも
のを税抜き価格の料金とし、消費税を料金に転嫁する方式(外税方式)に変更いたしま
した。平成9年の開通以来、初めての料金変更となりました。
(1)利用交通量
平成26年度の第二阪奈有料道路の利用交通量は、4月からの料金変更の影響もあっ
て、前年度に比べ22万5,250台減(98.21%)の1,238万9,281台とな
りました。
( 単位:台 )
区
分
平成26年度
平成25年度
増減台数
増減率
4,327,997
4,422,426
-94,429
97.86%
638,858
643,256
-4,398
99.32%
全 区 間(西石切~中町・宝来)
7,422,426
7,548,849
-126,423
98.33%
総 台 数
12,389,281
12,614,531
-225,250
98.21%
第1区間(西石切~壱分)
第2区間(小瀬~中町・宝来)
−1−
(2)料金収入
第二阪奈有料道路の料金収入は、前年度に比べ1億2,106万9,712円減(98.
60%)の84億9,704万9,233円となりました。
奈良県道路公社の料金収入は、前年度に比べ1億6,888万4,658円減(95.
83%)の38億8,205万2,923円となりました。
料金収入の減じた要因は、利用交通量及び配分率の減少の影響によるものでした。
( 単位:円 )
区
分
平成26年度
平成25年度
増減額
増減率
第二阪奈道路全体
8,497,049,233
8,618,118,945
-121,069,712
98.60%
奈良県道路公社
※(配分率)
3,882,052,923
(45.687%)
4,050,937,581
(47.005%)
-168,884,658
(-1.318%)
95.83%
大阪府道路公社
(配分率)
4,614,996,310
(54.313%)
4,567,181,364
(52.995%)
47,814,946
(+1.318%)
101.05%
※配分率:それぞれの公社が平成26年度に償還する国庫貸付金と公営企業金融公庫から
の長期借入金償還合計額の比率により収入を配分する。(「『第二阪奈有料道路の建
設及び費用負担に関する協定』の細目に関する覚書」平成3年6月28日締結)
(3)経営改善プログラムに基づく取り組み
第二阪奈有料道路は、供用開始後18年近くを経過する中、橋梁、舗装、トンネルな
どの土木施設において経年劣化による傷みが発生し、道路管理施設の電気設備等が大規
模な更新時期を迎えること等により施設の維持・更新計画の策定が急務となっていたた
め、平成26年度において「第二阪奈有料道路維持・更新計画」を策定しました。
また同プログラムに基づき、安全対策の徹底、増収対策に取り組みました。
①維持・更新計画の概要
施設の維持・管理を従来の「事後保全」から「予防保全」に転換し、長期的な視
点から計画的な修繕更新を実施することにより、利用者に一層安全で快適なサービ
スの提供を図ります。
・計画的な修繕・更新を実施
・発注管理により経費総額を抑制
・予防保全により経費総額を抑制
−2−
②安全対策の徹底
平成25年度より進めている高架橋の伸縮装置取替工事、榁ノ木トンネルの点検
調査等を実施しました。
また、平成26年11月17日には夜間通行止めを行い、阪奈トンネル内での大
規模な事故を想定した「合同防災訓練」を大阪府道路公社、警察、消防等の各関係
機関の協力を得て実施し、迅速的確な防災協力体制の一層の強化と安全対策の徹底
を図りました。
③増収対策
フォトアルバムとして利用できるパンフレット『なら
旅の写真帖』を作成し、
奈良県及び阪神圏の観光案内所、宿泊施設、パーキングエリア等での配布を行い、
第二阪奈有料道路の利用促進を図りました。
2.主要事項の処理状況
事項
理 事 会
議 決 事 項
実 施 年 月 日
内
容
平成26年5月28日
(1) 平成25事業年度事業報告書について
平成26年10月1日
(1) 平成26事業年度補正予算について(書面表決)
平成27年3月19日
(1) 平成27事業年度事業計画について
(2) 平成27事業年度予算及び資金計画について
3.役職員の異動状況
(単位:人)
役 職 員
26年度当初
理 事 長
理
26年度中
26年度末
27年度当初
0
1
1
0
0
4
4
1
0
0
1
1
3
0
0
3
3
増
減
1
0
4
うち常勤
うち非常勤
事
監
事
1
0
0
1
1
職
員
8
0
1
7
7
合
計
14
0
1
13
13
−3−
備
常勤
非常勤
考
Ⅱ
財 務 諸 表
1.財産目録
−4−
−5−
−6−
3.損益計算書
−7−
Ⅲ
決 算 報 告 書
1.予算総則に規定した事項に係る予算の実施結果
−8−
−9−
− 10 −
3.債務に関する計算書
長期借入金
(単位:円)
本
事
業
年
度
の
債
務
消
滅
額
前事業年度末 本事業年度の
の 債 務 額債 務 負 担 額
区 分
本 事 業 年 度
末 の 債 務 額
償 還 に よ る
その他消滅額
消
滅
額
計
政 府 借 入 金
2,420,198,006
0
1,431,300,674
0
1,431,300,674
988,897,332
地方公共団体
金融機構借入金
1,038,329,952
0
533,511,001
0
533,511,001
504,818,951
金
200,000,000
0
0
0
0
200,000,000
計
3,658,527,958
0
1,964,811,675
0
1,964,811,675
1,693,716,283
県
合
借
入
− 11 −
Ⅳ
監 事 の 意 見 書
奈良県道路公社定款第20条第1項の規定により、理事長から提出されました
平成26年度の「事業報告」並びに「財務諸表」、「決算報告書」等の会計決算の
内容につきましては、同定款第7条第4項の規定に基づき、監査をいたしました
結果、その内容はいずれも適正且つ妥当なものと認めます。
平成27年5月25日
奈 良 県 道 路 公 社
監
− 12 −
事
西
育
良
印
役
員
名
簿
(平成27年4月1日現在)
理 事 長
稲
山
一
八
副理事長
松
谷
幸
和( 副 知 事 )
常務理事
古
市
秀
俊
理
事
野
村
政
樹(総務部長)
理
事
加
藤
恒太郎(県土マネジメント部長)
監
事
西
育
− 13 −
良