Release フランクフルト・アム・マイン 2015 年 10 月 7 日 ドイツ銀行、2015 年第 3 四半期業績に影響を及ぼす費用計上の見通 しを発表 ドイツ銀行(銘柄コード XETRA: DBKGn.DE / NYSE: DB)は、2015 年第 3 四半期業績に重大な影響 を及ぼす費用の計上を見込んでいます。 - コーポレート・バンキング・アンド・セキュリティーズ(CB&S)と個人顧客および中堅企 業(PBC)におけるすべてののれんおよび一定の無形資産の減損、約 58 億ユーロ。この減 損は主に、これらの部門の価値測定に、予想よりも高い規制自己資本要件が適用されるこ と、ならびにポストバンクの処分に関する現時点での見通しの影響によるものです。 - 華夏銀行に対してドイツ銀行が保有する 19.99%の持分の簿価の減損、約 6 億ユーロ。こ の減損については、ドイツ銀行が本持分をもはや戦略的保有と判断していないことから、 保有目的の変更により評価額を改定したことによります。 - 訴訟損失引当金約 12 億ユーロの計上。その大半は課税控除の対象とはならない見込みで す。第 3 四半期における最終的な訴訟損失引当金額は、当四半期決算内容が確定するまで に発生する新たな事象によって影響を受ける可能性があります。 これらののれんおよび無形資産の減損と華夏銀行への投資に関する減損は、ドイツ銀行の規制自 己資本比率に大きな影響を及ぼさない見込みです。当行では現在、第 3 四半期の普通株式等 Tier1 資本比率(CRR/CRD4 完全適用ベース)を約 11%と報告する予定であり、これには、当四半 期に導入された欧州銀行監督機構(EBA)の規制技術基準(いわゆる「Prudential Valuation(慎 重な評価)」)による影響が含まれます。 これらの費用により、当行は第 3 四半期に約 60 億ユーロの税引前損失、62 億ユーロの純損失を 計上する見込みです。年初から第 3 四半期までの 9 カ月間の業績では、約 33 億ユーロの税引前損 失、48 億ユーロの純損失となる見込みです。 のれんおよび無形資産の減損の影響を除けば、第 3 四半期の税引前損失は約 2 億ユーロ、純損失 は約 4 億ユーロとなるものと見込まれ、これらは主に訴訟損失引当金および華夏銀行の減損を反 映しています。同様に上記の影響を除いた場合、当行の年初から第 3 四半期までの 9 カ月間の業 績は、約 25 億ユーロの税引前利益および約 9 億ユーロの純利益となるものと見込まれます。 ストラテジー2020 の実施計画の一環として、取締役会は、2015 年会計年度のドイツ銀行普通株配 当について、減配もしくは無配を提案する予定です。 Release 1 | 2 以上に述べた金額はすべて見込み額です。最終的な金額は今後数週間の間に決定され、現在 10 月 29 日に予定される第 3 四半期決算発表時に、ストラテジー2020 の実施の詳細と共に開示されます。 ドイツ銀行について ドイツ銀行は事業法人、各国政府、機関投資家、中小企業、および個人といった顧客に対し、商業銀行、投 資銀行、リテール・バンキング、トランザクション・バンキング、および資産運用の商品ならびにサービス を提供しています。ドイツ銀行はドイツ有数の銀行であり、欧州地域に強固な地位を築いているほか、米州 およびアジア・太平洋地域においても大規模な事業基盤を有しています。 本リリースには、将来の事象に関する記述が含まれています。将来の事象に関する記述とは、歴史的事実で はない記述であり、ドイツ銀行の考えや予想、およびその基礎となる前提が含まれます。これらの記述は、 ドイツ銀行グループの経営陣が現在入手可能な予定、推定および計画に基づいています。従って、将来の事 象に関する記述は、あくまで当該記述がなされた日現在のものであって、当グループはこれらの記述に関し て、新しい情報や将来生起した事象があっても、これを更新して公表する責任は負いません。 将来の事象に関する記述は、その性質上リスクおよび不確実性を含みます。従って、いくつかの重要な要因 が作用して、実際には将来の事象に関する記述に含まれるものとは大きく異なる結果となる可能性がありま す。これらの要因には、ドイツ、ヨーロッパ、米国および当グループが収益の相当部分を上げ、資産の相当 部分を有するその他の地域における金融市場の動向、資産価値の推移および市場のボラティリティ、借り手 または取引相手による将来の債務不履行、当グループの経営戦略の実施、当グループのリスク・マネジメン トの方針、手続および方法への信頼性、ならびに米国証券取引委員会(SEC)への情報開示に関連するリスク 等が含まれます。このような要因については、SECに提出した当グループの2015年3月20日付年次報告書 (Form 20-F)の「リスク・ファクター」の表題のもとで詳しく記載されています。当該報告書の写しは、請 求により入手可能であり、また www.db.com/ir からダウンロードすることができます。 Release 2 | 2
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