No.002 mini 技術情報 ‘ 「道路のり面の簡易調査手法で、国土交通省近畿技術事務所で受賞」 当社の VLF 探査技術を活用ください ■ 道路のり面の安全安心確保と延命化には適正なのり面評価が必要です! 全国で「要対策箇所」と判定されながらも未対策として残されている道路のり面は約 65,000 箇所(平成 19 年 3 月現在)あります。道路管理 者は、そのような老朽化のり面に対し、定期的に道路防災総点検や巡回等により対応しているのが現状です。しかし、道路防災総点検等は、表面 に現れる現象(亀裂や湧水など)を目視で確認し、簡易的な計測によりその進行状況を確認するのが主体で、のり面内部の状況把握までには至っ ていません。のり面内部の目にみえない劣化状況を正確、客観的にかつ安価に確認することができれば、それに応じた対策工を実施し、未然の災 害発生防止や、道路の延命化にもつながることが期待されます。 凡 例 風化区分線 25m 地質構造の傾斜 25m No.1-1 No1-2 63.48 m dep = 20.00 m 63.36 m dep = 20.00 m 常時地下水位 ~ 17 ~ 18 CM CH 19 20 0 5 10 0 0 CL D CL D 11 14 15 16 17 18 19 10 頁岩 CL 12 13 0 号 番 点 測 0 CL 60/0 9 0 CL 16 60/14 CL 10 頁岩 道路のり面に対する VLF-EM 探査事例 15 0 D 14 -5 13 60/22 60/0 0 12 CL D CL 11 砂岩 5 10 60/15 8 10 頁岩(風化部)9 道路 57 D5 7 15 33 17 15 22 45 6 -5 8 54 5 26 7 0 35 544 0 D 0 19 D 5 0 5 -5 0 46 3 20 測点番号 道路 10 15 0 0 542 3 6 5 0 N値 20 30 40 50 32 1 22 2 5 20 0 10 0 0 5 5 1 1 4 40 43 10 N値 0 10 20 30 40 50 8 0 35 15 25 3130 ~ 32 5 D 5 簡単 に受信機のみで計測 運搬 軽量 地下構造の変化 を 反映 CL D CL CL 0 ~ 20 (%) 35 30 25 20 15 10 5 0 -5 -10 -15 -20 -25 CM 20 15 20 25 30 35 40m (見掛け傾斜角24.8度) ■ 道路のり面の評価手法に関する研究 国土交通省近畿地方整備局近畿技術事務所では、のり面点検に関する現状を鑑み、より客観的 で効率的な評価調査手法を検討してきました。 これまでのり面に対する調査としては、ボーリングや弾性波探査、熱赤外線探査などが主体でした。 VLF-EM 探査状況 当社ではより迅速・安価に一定の客観的評価を行う手法として VLF 探査を実施し、有効な結果を 得ています。 ■ VLF-EM 探査概要 VLF-EM 探査器 潜水艦通信用として九州えびのから発信されている VLF 電波を利用した電磁探査手法で、 地下構造の差による電波のゆがみを計測します。 探査は小型軽量の受信器のみで実施します 老朽のり面評価 のり面 1 箇所辺りの作業時間は安全対策を除けば 1 時間程度です。 のり面評価を入れて、現場 10 万、解析 15 万、評価他 45 万、計 70 万程度です。 他に:地盤探査、地下水探査、簡易に地下構造を想定する補助手段として経済的で有効 無料技術相談 問合せ先: 藤原康正 〒532-0034 大阪府大阪市淀川区野中北一丁目 12 番 39 号 (株)エイト日本技術開発 関西支社 ジオ・エンジニアリング部 TEL06-6397-0765 株式会社 エイト日本技術開発
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