経営説明会 2015年 6月19日 株式会社リコー 代表取締役 社長執行役員 三浦 善司 主な内容 リコーグループの業況について 2020年とその先の未来へ 株主還元と株主優待 1 リコーグループの 業況について 2014年度の振り返り:①基盤事業 先進国:売上拡大が一段落し、躍り場の状態に 内的な要因:13年度の新製品発売の遅れが、翌年以降の 保守・サービスでの収益に時間差で影響 外的な要因:・Windows XPからの買い替え需要が終焉 ・米国、港湾ストによる物流停滞 新興国: マシン販売/保守・サービス収益ともに伸長 3 2014年度の振り返り:①基盤事業 基盤事業の足許は、総じて安定・回復に向かっている 2014年、A3 複合機(MFP)販売台数の世界シェアで1位奪回 20% 19.9% 2013年は年間シェア2位 2014年 年間シェアで 1位奪回 年間平均 年間平均 17.9% 18.2% 19% 18.7% Q1:1月~3月 Q2:4月~6月 Q3:7月~9月 Q4:10月~12月 18.5% 17.9% 17.9% 18% 2015年 17.5% 17.0% 17.0% 13_Q3 13_Q4 17% 16% 15% 13_Q1 13_Q2 14_Q1 14_Q2 14_Q3 14_Q4 15_Q1 15_Q2 15_Q3 15_Q4 リコー調べ 4 2014年度の振り返り:①基盤事業 基盤事業の足許は、総じて安定・回復に向かっている 2014年、A3 複合機(MFP)販売台数の世界シェアで1位奪回 ⇒2015年1月~3月では、全需増の中さらに19.1% までシェアが上昇 までシェアが上昇 ⇒2015年1月~3月では全需増の中、さらに19.1% 20% 19.9% 2013年は年間シェア2位 2014年 年間シェアで 1位奪回 年間平均 年間平均 17.9% 18.2% 1,000,000 19% 18.7% 19.1% ■ 全需 Q1:1月~3月 Q2:4月~6月 Q3:7月~9月 Q4:10月~12月 18.5% 17.9% 17.9% 18% 2015年 17.5% 500,000 17% 17.0% 17.0% 16% 15%0 13_Q1 13_Q2 13_Q2 13_Q3 13_Q3 13_Q4 13_Q4 13_Q1 14_Q1 14_Q1 14_Q2 14_Q2 14_Q3 14_Q4 15_Q1 15_Q2 15_Q2 15_Q3 15_Q3 15_Q4 15_Q4 リコー調べ 5 2014年度の振り返り:②成長・新規 成長・新規事業分野の売上、利益はおおむね堅調 【プロダクション・プリンティング】 お客様の高いご要望に応えられる製品ラインナップをさらに充実 【産業分野】 2014年10月、リコーインダストリアルソリューションズ㈱発足 2014年10月、リコー電子デバイス㈱発足 6 2015年以降の世界経済予測 IMFの世界経済成長率予測(2015年4月) 中国 % 16 14 日本 米国 ASEAN-5 ◆リーマンブラザーズ社 の破綻 ◆東日本大震災(日本) 中国 出所:IMFホームページ 世界経済見通し April 2015 新興国 欧州 世界平均 予測 12 10 新興国 8 6 世界平均 4 ASEAN-5 欧州 米国 2 0 -2 日本 ◆消費税率5%→8%(日本) -4 -6 -8 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 7 リコーが2015年度に取組むこと 2008年のリーマン・ショック以降、世界経済は 明確な道筋を描けなくなってきている。 イノベーションのDNAを企業風土に持つ リコーならではの新しい事業を生み出す。 今こそ、リコーグループの総力を結集して、 「非連続な変革」への挑戦 を開始する時 8 “非連続な変革”の例 リコーの業績推移と三度の転機 (億円) 売上高 営業利益 24,000 22,000 20,000 ■ 売 上 高 2011年度 営業赤字 ■ 営 業 利 益 3 非連続な変革② 2,000 アナログ⇒デジタル +グローバル化 18,000 16,000 1991年度 業績悪化 14,000 12,000 非連続な変革① 10,000 1,000 感光紙⇒OA機器 2 8,000 6,000 4,000 1965年3月 無配に転落 1 2,000 -2,000 1936 1938 1940 1942 1944 1946 1948 1950 1952 1954 1956 1958 1960 1962 1964 1966 1968 1970 1972 1974 1976 1978 1980 1982 1984 1986 1988 1990 1992 1994 1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 0 9 “非連続な変革”の例 リコーに流れるイノベーションのDNAと、新たな挑戦 (億円) 売上高 24,000 22,000 リコーは、これまでも新たなイノベーションを創出 さらに大きく飛躍するため、新たな領域にも挑戦 今こそ、「非連続な変革」に挑む時 モノ+コト & 新たなビジネス 20,000 18,000 カラー化 16,000 14,000 ネットワーク化 12,000 10,000 MFP化 8,000 6,000 デジタル化 4,000 2,000 アナログ機 (2,000) 1936 1938 1940 1942 1944 1946 1948 1950 1952 1954 1956 1958 1960 1962 1964 1966 1968 1970 1972 1974 1976 1978 1980 1982 1984 1986 1988 1990 1992 1994 1996 1998 2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 0 10 2020年と その先の未来へ 2020年とその先の未来へ Vision 2020 and Beyond お客様の期待を超えた、 安心、快適、便利 を提供し、 ライフスタイルの変革を支援する 環境にやさしい会社 未来のリコー The RICOH Way RICOH Values リコーの強み② リコーの強み① RICOH Quality 技術力の強み お客様接点力の強み 12 <2020年と その先の未来へ> リコーグループが進む 方向性について 商用印刷 オフィス コンシューマ ITサービス ドキュメント コミュニケーション インダストリ 公共・インフラ 安心 ・ 快適 ・ 便利 強化する 技術 強化する 技術 技術力の強み お客様接点力の強み 13 <2020年と その先の未来へ> リコーグループが進む 方向性について 商用印刷 プロダクション プリンティング オフィス ITサービス インクジェット ドキュメント コンシューマ デジタルカメラ 全天球カメラ コミュニケーション インダストリ 公共・インフラ 車載・セキュリティ・FA まちづくり 安心 ・ 快適 ・ 便利 強化する 技術 強化する 技術 技術力の強み お客様接点力の強み 14 オフィス 基盤事業における「モノ+コト」の進化 お客様のコミュニケーションや働き方が変化しつつある いつでも・どこでも モバイル オフィス オフィス ITサビス インタラクティブ ホワイトボード アウトソーシング モノ テレビ会議/ Web会議システム プロジェクター モノ タブレット 端末 ホームオフィス モノ モノ 移動中 モノ リコーのクラウド サービス モノ 複合機 プリンター 文字、画像、 音声等 サテライトオフィス 紙 お客様先 モノ モノ 15 オフィス 基盤事業における「モノ+コト」の進化 お客様のコミュニケーションや働き方が変化しつつある 「モノ+コト」で、お客様のお仕事をまるごとサポート いつでも・どこでも モバイル オフィス オフィス モノ+コト ITサービス インタラクティブ ホワイトボード アウトソーシング テレビ会議/ Web会議システム ホームオフィス モノ モノ プロジェクター モノ タブレット 端末 モノ モノ+コト モノ+コト 保守・ サービス 複合機 プリンター 文字、画像、 音声等 モノ+コト モノ+コト モノ+コト マネージド ドキュメント サービス モノ 移動中 リコーのクラウド サービス モノ サテライトオフィス 紙 お客様先 モノ モノ 16 オフィス 商用印刷 プロダクション・プリンティング事業 プロダクション・プリンティング事業のさらなる拡大 戦略商品投入による商用印刷市場での事業拡大の加速 高付加価値印刷による差別化 オフセット印刷(※1)とデジタル印刷(※2)のハイブリット運用対応…など ※1. オフセット印刷: 印刷イメージが作られている版で 大量部数を一度に印刷 ※2. デジタル印刷: 多品種・小ロットの印刷物を短納期で対応するオンデマンド印刷 事業売上 1,919億円 (イメージ) 商用印刷 ( 印刷物を商売にしている 業者の印刷) 企業内印刷 (企業内での大量印刷) 2007年度 2014年度 2020年度 17 商用印刷 インダストリ インクジェット事業 インクジェット事業の将来展開 独自技術を持つインクジェットヘッドを起点としてオフィス、商用印刷以外の 市場にも積極的に参入する 新たな可能性 ドキュメント 等 販促物 等 パンフレット メール その他: 3D模型 等 ラベル・パッケージ 食品・飲料・小売 宇宙航空部品 携帯モック 資料 カタログ 装飾・加飾 等 テキスタイル 等 衣料品 壁紙 オフィス 商用印刷 インダストリ 18 インダストリ インダストリ事業 車載、セキュリティ、FAなどの産業用途向け事業を拡大 セキュリティ 車載用途 FA (ファクトリーオートメーション) 19 コンシューマ リコーイメージングの製品 (ペンタックス) PENTAXとリコーの技術を組み合わせて新しい価値を創出 New New New 20 コンシューマ 全天球カメラ RICOH THETA THETAならではの新しい映像体験を提供 2014年11月発売開始の 次世代THETA m15 は、 従来の静止画に加えて、動画撮影が可能 21 公共・インフラ まちづくり (都市開発) オフィスで培ったリコーの技術力とお客様接点力を活かして、 「安心・快適・便利」なまちづくりに貢献 海老名駅西口地区と、奈良県 葛城市での まちづくりへ参画 安心と環境に配慮するインフラ整備ソリューション (防犯システム、LED街灯、エネルギーマネジメントなど) 快適さと便利さを提供する情報デジタルサイネージ インフラの維持管理/運営や、まちの継続的な発展/成長のための仕組みを構築 海老名駅西口地区の開発イメージ ※現時点での開発イメージであり、実際とは異なります 「RICOH Future House」の外観イメージ 22 2016年2月6日 リコーは創立80周年 創業期 カメラ発展期 グローバルブランド の確立へ デジタル化による グローバル拡大期 OA創成拡大期 複写機飛躍期 ● 1936年2月6日創業 理研感光紙(株) ● 1938年 社名変更 理研光学工業(株)へ ● 1963年 社名変更 (株)リコーへ 高速カラー 高速MFP 創業者 市村社長 Pro C901 C751EX/C651EX イマジオMP1350 1975 デミング賞 IWB カラーMFP デジタル複合機 普通紙FAX 1973 リファクス600S 1955 リコピー101 感熱紙FAX ’40 1965 電子リコピーBS-1 1950 リコーフレックスⅢ ’50 スキャナー GJプリンター ソフトウェア ジアゾ複写機 銀塩カメラ ’60 半導体 1975 DT1200 イマジオ MF200 MDS ITサービス インターネットサービス CD-R/RW, DVD+RW/R サーマルメディア ’70 UCS プリンター 電子複写機 ’36 カラー複写機 PJS 普通紙複写機 感光紙 イマジオMP C3000SP ’80 デジタル デジタルカメラ カメラ ’90 2000 THETA ’10 ‘20 23 創立100周年へ、皆様と共に未来を築く ◆ 2020年とその先の未来を目指して 第18次 中期経営計画 2014 2015 2016 ▲ 創立80周年 第19次 中期経営計画 2017 2018 第20次 中期経営計画 2019 2020 2021 2022 ▲ 東京オリンピック パラリンピック 21次中計 2023 2024 22 23 24 25 2025 2036 ▲ 創立100周年 2020年と その先の未来を目指して Vision 2020 and Beyond 第18次 中期経営計画 24 株主還元と株主優待 株主還元 15年度も増配を予定(配当性向31%) 【年間配当金の推移】 33 33 33 33 単位:円/株 34 35 29 25 08年度 09年度 10年度 11年度 12年度 13年度 14年度 15年度 (見通し) 中期的な還元方針: 総還元性向30%を目安 26 株主優待 リコーならではの株主優待プログラムを継続 カレンダー送付(単元保有の全株主様) 株主様向けイベントご招待(抽選) カメラセミナー 市村自然塾見学会 ラグビートップリーグ観戦 リコーフィル演奏会 カメラ製品の特別価格購入(全株主様) 27 企業価値の持続的な向上のために さらなる企業価値向上を目指した活動に邁進 事業の強化と成長 ・ 基盤事業の収益力強化 と成長 ・ 新たな事業の柱の構築 による成長 資産効率の向上 利益の 拡大 ROE 改善 企業価値の 向上 適切な資本政策 自律的なコーポレートガバナンス 28
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