第68回 秩父宮賜杯全日本バレーボール大学男子選手権大会 ミキプルーンスーパーカレッジバレー2015 審判上の注意事項 全日本大学バレーボール連盟審判委員長 1 本大会は2015年度公益財団法人日本バレーボール協会6人制競技規則及び競技要項により実施する。 2 ボール・システム、テクニカル・タイムアウト、プレイングコート等について (1)準決勝、3位決定戦、決勝は、競技者交代用のブザー、ナンバー・パドルを使用する。 (2)グループ戦から準々決勝の全試合を3ボール・システムとし、準決勝、3位決定戦、決勝は5ボール・ システムとする。 (3)エンドライン後方6.5mの位置にサーブの制限ラインを引くこと。 3 試合開始前 (1) 監督は、プロトコール開始前、記録用紙に記載された競技者の氏名とナンバーを確認し、サインを する。 (リベロは若い番号から順番に記入する) (2) チーム・キャプテンは、試合開始前にサインし、チームを代表してトスをする。 (3) 各セット開始前に提出されたライン・アップ・シートの変更は、記録員が副審に手渡した後は認め られない。 4 競技中 (1) 競技の中断(タイム・アウト)は、監督とゲーム・キャプテンだけが要求できる。 (2) 競技の中断(タイム・アウト、競技者交代)の要求は、ノーカウント直後は認められない。 (3) 交代競技者が交代を要求する時は、コートに入る準備をして競技者交代ゾーンに入らなければなら ない。 (4) 監督は、試合中に試合を妨害あるいは遅延させない限り、自チームのベンチ前のフリー・ゾーン(ア タック・ライン延長線からウォーム・アップ・ゾーン)の範囲内で立ったまま、あるいは歩きなが らコート上の選手に指示をすることができる。 (5) 試合中、相手チームに対して選手を牽制するような言動は認められない。 ① 相手チームの選手の名前や番号を特定するような行為については、罰則の対象となる。 ② 監督が線審の側で、アピールするようなライン判定をする行為についても罰則の対象となる。 (6) 不法な行為については、同一人による同一セットまたは同一試合での繰り返しは、累進的な制裁を 受ける。 ①「非スポーツマン的行為」及び「不作法な行為」については、そのプレーヤー、チーム役員個人に 対し、試合全体を通して罰則が与えられる。 原則として次の手順を踏むが、行為の内容によっては最初からレッドカードも有り得る。 (例) ・警告:ステージ1 口頭での警告 ・警告:ステージ2 警告 イエローカードでの警告 ・ペナルティ:レッドカードを示し、相手に1点を与える。 ・退場:イエロー・レッドカードを同時に示す。 (そのセット終了までペナルティ・エリアに座る) ・失格: イエロー、レッドカードを別々に示す。 (競技コントロールエリアから退去する) ②「攻撃的行為」については、1回目で失格とする。 5 ワイピング行為について (1) クイック・モッパーは当該チームから2名まで配置することができる。服装は選手と異なる統一さ れたもので、ベンチの両側に1名ずつ待機し迅速に行うこと。 (2) クイック・モッパーがいない時は、コート上の選手が行うのでワイピング用の布を保持すること (3) 試合開始前、タイム・アウト、及びセット間におけるワイピングはベンチの控え選手または、クイ ック・モッパーが必ず行うこと。 (4) クイック・モッパーが応援、及びチームのマネージメント行為(ドリンク、アイシング作り等)を することは一切禁止とする。それらの行為はチームに対しての警告となる。 (5) モップを使用していない場合は、安全性を考慮して床に倒しておくこと。 6 リベロ・プレーヤーの取扱いについて (1)リベロ・プレーヤー(以下リベロとする)は、チームキャプテンにもゲームキャプテンにもなれない。 (2)リベロが1名の場合、リベロが負傷した時は、主審の許可を得てベンチ入りしているプレーヤーをリ ベロとして再指名することを認める(リベロと交代した競技者を除いて、ベンチにいる競技者であれば 誰でも良い)。この場合に限りリベロ・ビブスの着用(リベロ・ビブスはチームで準備をする)を認め る。但し、次の試合でのリベロ・ビブスの着用は認めない。 リベロが2名の場合、1人目リベロが負傷した時は、2人目のリベロのみでプレーする。2人目のリ ベロが負傷した場合、1名のリベロが負傷した場合と同じ取り扱いとする。 (3)リベロの着用するユニフォームは、他の競技者とはっきりと区別がつく色(対照的な色)でなければ ならない。 (例:競技者の胸の部分が紺色で裾の部分が白色の場合、リベロ・プレーヤーの胸が白色で 袖が紺色のような反対デザインものは禁止とする) (4)リベロと他の競技者とのユニフォームの色が共に2色以上を用いる場合、それぞれが同色を用いない ように注意すること。 (5)リベロ・ビブスの着用は認められない。 【正規の競技者とリベロ競技者の人数割りについて】 13名以上、選手登録するときは必ず2名のリベロ・プレーヤーを含めなければならない。 (6)リベロ・プレーヤーの再指名について 監督がブザーを押し、副審に、口頭で「リベロの再指名」を要求する(ハンド・シグナルは示さない) 。 そのとき、リベロと再指名される競技者は、リベロ・リプレイスメント・ゾーン(下図参照)に、ナ ンバー・パドルを使用する場合は、ナンバー・パドルを持って準備をして立っていなければならない。 (再指名された競技者はビブスを着るか、リベロと同じユニフォームを着る。しかし番号は自身と同 じものを付ける。※リベロが、コート上にいるときでも、再指名をすることができる。 セット間にリベロの再指名をしたいとき、監督はリベロを再指名することを副審に伝える。 副審は、スターティングメンバーの確認をした後、リベロの再指名の手続きを行う。 リベロ 副審 チームベンチ 7 競技終了後 (1) 監督・キャプテンは、試合終了後、審判に対して挨拶(握手)をすること。 (2) キャプテンは、記録用紙にサインをすること。 8 学生役員(参加チーム)の任務について 担当する試合のプロトコール開始までには記録席に集合すること。 (1)ラインジャッジ ① 自分の担当ライン(一人1線)をよく見て、正確なジャッジを行う。 ② アンテナ付近に関する判定は、自分の位置から確実に見えた時だけフラッグを振ること。 ③ 原則として途中交代は出来ない。 (2)スコアラー (ア) 公式記録となるので正確に記入すること。 (イ) 点字員の点数に合わせることなく、自分の判断で点数を記入すること。 (ウ) タイム・アウトの2回目、及び競技者交代の5回目と6回目は副審に伝えること。 (エ) サーブ順の間違いが発覚した場合 ① サーブを打った瞬間にブザーを鳴らす。 ② 誤ったサーバーの番号と正式なサーバーの番号を副審へ伝える。 ③ A・B両チームの次のサーバーを確認し、副審へ伝える。 ④ 点字員の得点を確認する。 (3)点 示 員 (ア) 主審がサイドを示した後、得点を入れること。 (イ) セット表示も行うこと。 (ウ) 常にスコアラーと連携を持ち、正確な点示を心がけること。 (4)ボール・リトリバー ① サーバーにボールを渡す係は、選手がコートのエンド・ラインを出たときボールを投げること。 ② ラリー中は中腰姿勢で行い、座り込んだり、立ったりしないこと。 ③ ボールをサーバーに渡すとき以外は投げずに、迅速に床に転がすこと。 以上
© Copyright 2024 ExpyDoc