コンピュータの歴史(PDF

コンピュータの歴史
•  用途による名前 –  メインフレーム –  スーパーコンピュータ –  パーソナルコンピュータ –  ミニコンピュータ –  組み込みシステム Univac I (1951) 世界最初の商用コンピュータ
約5000本の真空管と約1万本のダイオードを使用. 重量 約7トン 価格 $250000 (Total 47台販売)
プログラミング言語
•  機械語/アセンブラ –  コンピュータが実行する命令そのものを記述. –  プログラムは機械ごとに異なる. •  高級言語 –  1950年代の終わり –  Cobol (COmmon Business-­‐Oriented Language) –  Fortran (Formula Transla:ng System) –  Lisp (LISt Processing) –  Basic (Beginner's All-­‐purpose Symbolic Instruc:on Code)
メインフレーム
IBM System360 (1964) 最小構成から最大構成まで同じプ
ログラムが動作する.
1967年ごろ,IBMは全世界のコンピュータ
のシェアの約7割を握っていた.
現在のコンピュータで使われている機構の原型はこのシステムで確立された物が多い.
生産性の向上によるコストダウンと
性能の向上
ハイブリッド集積回路
磁気コアメモリ
現在のコンピュータで使われている
各種の機構の原型はこのシステム
で確立された物が多い.
CDC 6600 (1964) スーパーコンピュータの始まり
Clock : 10Mhz (3クロックで1命令)
当時,最高速のコンピュータの3倍以上の演算速度.1969年に
後継機種のCDC 7600が発表されるまで,世界最速
スーパーコンピュータ
約20万ゲート(ECL) . 重量 約5.5トン 価格 $760万
Cray-­‐1 (1975) Clock : 80Mhz (1クロックで2命令)
基板間の配線が短くなるように
円筒に配置.全体の大きさを小
さくするために強力な冷却装置
をつける.
地球シミュレータ (2002)
Total 1280台のCPUを並列化 Max 約42TFLOPS(2002) Max 131TFLOPS(2008) 2002-­‐06~2004-­‐11 まで世界最速
建造費 600億円 年間維持費 約50億円 (電気代約5億円) トップランクのスーパーコンピュータ
PS3用に開発されたLSIの改良版が 使われているものもある. 864筐体(CPU数88,128個)
10.51PFLOPS , 実行効率93.2%
総事業費約1120億円
理化学研究所 計算科学研究機構
MINIコンピュータ
DEC PDP8 (1965) ($16000)
MINIコンピュータ
Unixの始まり
PDP 11 (1970) VAX780 (1977)
Internetの原型 1970年代の終わり頃
プログラミング言語(2)
•  高級言語 (1970年代の中頃) –  ハードウェアを使い切るプログラミング. –  Mini , EWS , Personal Computerのための言語. –  C (UNIXの記述用) –  Pascal (教育用として作られた) –  SmallTalk (Xerox Alto) –  C++ (Cの改良版?) –  Java (C++の改良版?)
プログラミング言語(3)
•  スクリプト言語 –  生産性重視,実行速度は二の次. –  Mini , EWS , Personal Computerのための言語. –  sh , csh , bash –  Perl , Python –  Tcl/Tk •  実験的要素のあるもの –  CommonLisp (史上最強の言語) –  Scheme (教育用として作られた) –  Prolog パーソナルコンピュータ Xerox Alto (1973) グラフィックディスプレイ,マウス
GUI Engineering Work Sta:on
Unix + GUI 機械、建築、電子回路などの設計のた
めに開発されたコンピュータ $10000~$100000
SUN2-­‐220 (1982) SUN3-­‐60 (1985) パーソナルコンピュータ CUI IBM PC XT (1983)
Apple II (1977) Apple iMac (2007) GUI Apple Macintosh (1984) パーソナルコンピュータ プログラミング言語(4)
•  Web言語 (インターネット用言語) –  スクリプト言語からの派生 –  Ruby –  PHP –  JavaScript •  実験的 –  ML –  Haskel プログラミング言語(5)
•  専用言語 (Domain Specific Language) –  1980年代から. –  応用分野に特化した言語. –  既存の言語の文法を借用. –  PostScript , pdf (ビットマップ描画) –  Verilog , VHDL (電子回路設計用) –  AutoCADLisp (図面を描く) –  MatLab (システムシミュレーション) –  R (統計計算専用) 組み込みシステムのつかわれているところ
組み込みシステム
スマートフォンの内部の基板