公益通報者保護法の施行について(PDF:17KB) (457

平成27年7月1日
総務部政策法務課
公益通報者保護法の施行について
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公益通報者保護法制定の背景
近年、国民生活の安心や安全を損なうような企業不祥事の多くが、事業者内部の関係
者等からの通報を契機として、相次いで明らかになりました。
このような状況を踏まえ、事業者による国民の生命や身体の保護、消費者の利益の擁
護等にかかわる法令遵守を確保するとともに、公益のために通報を行ったことを理由
として労働者が解雇等の不利益な取扱いを受けることのないよう公益通報に関する
保護制度が整備されました。
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公益通報者保護法の概要
労働者が、事業者内部の一定の犯罪行為やその他の法令違反行為(最終的に刑罰規定
に違反する行為に繋がる法令違反行為)について、
① 事業者内部
②行政機関
③その他の事業者外部のいずれかに対し
○これらの通報先に応じた保護要件を満たした通報を行った場合
○ 公益通報者に対する解雇の無効やその他の不利益な取扱いの禁止
について
規定
○ 公益通報を受けた事業者や行政機関の取るべき措置
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この法律は、平成18年4月1日から施行されています。
公益通報の具体的内容
公益通報とは
(1)事業者(事業者又はその役員、従業員等)が法令違反行為を行い、又はまさに違
反行為が行われようとしている旨を
(2)そこで働く労働者(公務員を含む)が
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(3)不正の目的でなく(業務妨害や誹謗中傷などの不正の目的を持ってする通報で
ないこと。)
(4)次のいずれかに通報することをいいます。
ア 事業者内部
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イ
行政機関(当該法令違反行為について、処分又は勧告等を行う権限のある行政
機関)
ウ
その他の事業者外部(被害の拡大防止等のため必要と認められる者)
公益通報の対象となる法令違反行為
【対象となる法律】
国民生活の安心や安全を脅かす法令違反の発生と被害防止を図る観点から、
「国民の生命、身体、財産等の保護にかかわる法律」として、公益通報者保護法及びそ
の政令により、平成 27 年4月現在 449 の法律が対象となっています。
【例示】
刑法・食品衛生法・大気汚染防止法・廃棄物の処理及び清掃に関する法律・悪臭
防止法・あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律・医療法・
温泉法・狂犬病予防法・計量法・建築基準法・下水道法・国民健康保険法・介
護保険法・公衆浴場法・生活保護法・児童福祉法・柔道整復師法・消防法・振動規
正法・診療放射線技師法・歯科技工師法・水質汚濁防止法・鳥獣の保護及び狩猟
の適正化に関する法律・都市計画法・毒物及び劇物取締法・旅館業法・薬事法
等
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