「まちの《つながり》をつくる」 −都市・地域・建築・人−

2015年度 居住環境デザイン演習 第二課題
「 ま ち の 《 つ な が り 》 を つ く る 」 − 都 市 ・ 地 域 ・ 建 築 ・ 人 −
対 象 敷 地|埼玉県さいたま市 大 宮 区 大 門 町3丁目1
(大宮区役所を含む街 区 )
a
b
c
d
e
f
◆ 設計にあたっての注意
∼シラバスより抜 粋∼
①人々の新たな振る舞い
対象敷地は、
地 元自治体が
『商業・交
民サービスの拠
点 』とし
世間一般の「常識」
である業務
・商業・教育/文化
・住宅 通・市
etc… の「用途」
を安易に受け取らず、
ま
敷地面積|7,780㎡
て位置付けているエリアである。
現人の振る舞いを具体的にイメージして設計に取
代の都 市は経 済 効 果を生みやすい
ちと人との関係の中で必要と思われる建築を、
建ぺい率|80%
「用途・機能」
のまなざしによってつくられてきたが、
その結 果 現 況の、
り入れることを意図したい。
一般的な「施設」の空間を考え直し、新たな人々の振る舞いが生ま
れる自由なデザインを求める。
容 積 率 |600%
駅近至上主義/ナショナルチェーン店や遊
興 施 設の席 巻 /地 元 商 店の
②駐車場計画
用途 地 域|商業地域
衰
退を招いたともいえる。
制約条件として、付近一帯の悩みでもある駐車場計画を必須とする。
約50台(※施設およびま
本課題では、
世間一般の「常識」である業務・商 業・教
育 / 文 化・住
ちに訪れた人が利用する)は必ず設けること。
∼設計条件∼
宅 e t c … の「用途」を安易に受け取らず、まちの中にどのような「 流れ
③各々の用途・機能、図面表記
」が存 在し、互いにいかなる関
係にあるのかを観 察 / 洞 察することを求
◆まちの《つながり》をつくる
「建築設計資料集成」
(※日本建築学会発行)を参考にするなど、実際に使用できるものとして
ることを求める。発見した
「流れ」
をどのように捉え、
どのように扱
地域住民から従来の住民間の
「つながり」
が残存し、
今後どのような「つながり」
が生まれる必要 める。
理解する。
があるのか考えたい。
幾つかの
「町」
で別れる自治体、
昔からここに住む人々、新たなタワーマンシ
うのかを評価する。
何を
「流れ」
とするのかもチームで議
論して欲
トップダウン・ボトムアップの双
方から
問 題 発 見・提
起 」を行い、
具
計画図のスケールに相応しい情報(内/外の境界
・諸室「
・平面/縦動線
・入口/出口、
階段・エレベ
ョンに移住してく
る新住民、
この場所で働く人々、あるいは「何か」を目的にやってくる来街者、それ 体
しい。
としての建
築デザインを行っ
的なプログラムを立
案し、
「問題 解 決 」
ーターの交通設備、
厨房・トイレ
・パントリーなどの水
り、
その他倉庫などのバックヤードなど
らが互いにいかなる関係にあるのか観察洞察することで
建築に必要な要素など)
を盛り込んだ建築計画図とする。
自由で柔軟な、
「面白い」発 想を求める。「未来」を見出す糸口としたい。
て欲しい。
様々な都市機能の
「構築・構 成・仕組み・仕 掛け・編 集
現況調査から
「問題発見・提起」を行い、具体的なプログラムを立案し、
「問題解決」
としての建築 ④事例研究とプログラム化
(= A r c h i t e c t u r e )」を行い、機能を超えた『 市 民 社 会の豊かさ』や『
デザインを目指す。様々な都市機能の「構築・攻勢・仕組み・仕掛け・編集(=Architecture)」を行い、 類似例は全国、世界中に存在する。
自分たちの方向性を見出すためには、事例に学ぶことも必
ただし必ず
「駐車場50台分
」
と
「
駐
輪
場
5
0
台
分
」
を確
保すること。
地 域と都市の関係』の瑞々しいビジョンを提
案してほしい。
機能を超えた『市民社会の豊かさ』や『地域と都市の関係』の瑞々しいビジョンを提案すること。
要である。その研究の上で、必要と思われる諸室、諸用途、諸行為をプログラム化し、示すこと。
大門町2丁目再開発地
至 氷川参道
a
b
県道214号線
至 JR大宮駅
体育館
c
対象敷地
至 氷川神社
さいたま市立
大宮小学校
銀座通り
d
大門町2丁目再開発地
氷川参道
県道214号線
JR大宮駅
0
10
20
50
さいたま市立
高島屋
大宮小学校
倉屋敷稲荷神社
e
f
100(m)
S=1/1000
N
南銀座通り
0
100
300(m)
S=1/5000
対象敷地
N