Stellaris® LM3S9B96 Microcontroller 20 章 ユニバーサル・シリアル・バス (USB) コントローラ 。 JAJU152 SPMS182D 翻訳版(20 章) 最新の英語版: http://www.ti.com/lit/gpn/lm3s9b96 この資料は、Texas Instruments Incorporated(TI)が英文で記述した資料を、皆様のご理解の一助として頂くために日本テキサ ス・インスツルメンツ(日本 TI)が英文から和文へ翻訳して作成したものです。資料によっては正規英語版資料の更新に対応して いないものがあります。日本 TI による和文資料は、あくまでも TI 正規英語版をご理解頂くための補助的参考資料としてご使用下 さい。製品のご検討およびご採用にあたりましては必ず正規英語版の最新資料をご確認下さい。TI および日本 TI は、正規英語 版にて更新の情報を提供しているにもかかわらず、更新以前の情報に基づいて発生した問題や障害等につきましては如何なる 責任も負いません JAJU152 20 ユニバーサル・シリアル・バス (USB) コントローラ Stellaris® USB コントローラは、USB ホストやデバイス、OTG 機能との Full Speed または Low Speed でのポイ ントツーポイント通信機能コントローラとして動作します。SUSPEND 信号および RESUME 信号を採用した USB 2.0 標準に準拠しています。コントロール転送用にハード・ワイヤードされたエンドポイント 2 個 (IN 用 1 つ、 OUT 用 1 つ) と、ファームウェアで定義されるエンドポイント 30 個の計 32 個のエンドポイントを備え、大規模な ダイナミック FIFO とともに、複数のパケット・キューイングをサポートします。FIFO への μDMA アクセスにより、シ ステム・ソフトウェアの介在を最小限に抑えることができます。接続と切断をソフトウェアで制御し、USB デバイス起 動時のフレキシビリティを提供します。また、このコントローラは、OTG 標準のセッション要求プロトコル (SRP) およ びホスト・ネゴシエーション・プロトコル (HNP) に準拠します。 Stellaris® USB モジュールの主な機能は次のとおりです。 USB-IF 認証標準に準拠 USB 2.0 Full Speed (12 Mbps) および Low Speed (1.5 Mbps) 動作に対応 PHY 内蔵 4 つのデータ転送タイプ: コントロール転送、インタラプト転送、バルク転送、アイソクロナス転送 32 個のエンドポイント – コントロール転送専用 IN エンドポイントおよび OUT エンドポイント各 1 個 – 転送タイプが設定可能な IN エンドポイントおよび OUT エンドポイント各 15 個 4 KB の専用エンドポイント・メモリ: エンドポイント 1 個を、ダブル・バッファ 1023 バイト・アイソクロナス・パケ ット・サイズ用に設定 VBUS ドループおよび有効な ID の検出と割り込み マイクロ・ダイレクト・メモリ・アクセス・コントローラ (μDMA) を使用した効率的なデータ転送 – 最大 3 個までの IN エンドポイントおよび 3 個までの OUT エンドポイントに対し、個別の送信チャネル と受信チャネルを設定可能 – FIFO のデータ量が指定したレベルに達したときにチャネル要求をアサート Stellaris LM3S9B96 Microcontroller Data Sheet (Rev. D) 20 章 翻訳版 20.1 ブロック図 図 20-1. USB モジュールのブロック図 2 20.2 信号の説明 表 20-1 と表 20-2 に USB コントローラの外部信号の一覧を示し、それぞれの機能について説明します。USB コントローラ信号は特定の GPIO 信号の代替機能であり、リセット後はデフォルトの GPIO 信号になります。次の 表中、「ピン・マルチプレクシング / ピン割り当て」の列に、これらの USB 信号に可能な GPIO ピンの配置を示し ます。USB 機能を選択するには、GPIO 代替機能選択 (GPIOAFSEL) レジスタの AFSEL ビットをセットする必 要があります。括弧内の数値は、指定された GPIO ポート・ピンに USB 信号を割り当てるために、GPIO ポート 制御 (GPIOPCTL) レジスタの PMCn フィールドに設定する値を示しています。USB0VBUS 信号と USB0ID 信号 は、GPIO デジタル・イネーブル (GPIODEN) レジスタの対応する DEN ビットをクリアすることによって設定します。 GPIO の設定の詳細については、「9 汎用入出力 (GPIO)」を参照してください。その他の信号 (ピン・マルチプレク シング / ピン割り当ての列に「固定」と記載) の割り当てピンと機能は固定です。 注: OTG モードで使用する場合、USB0VBUS と USB0ID は、USB コントローラに専用のピンであり、また USB コネクタの VBUS 信号および ID 信号に直接接続されるため、設定は必要ありません。USB コントローラを 専用ホストまたはデバイスとして使用する場合、USB 汎用制御&ステータス (USBGPCS) レジスタの DEVMODOTG ビットと DEVMOD ビットを使用して USB0VBUS 入力と USB0ID 入力を内部的に固定レベルに 接続し、PB0 ピンと PB1 ピンを解放して GPIO で使用できるようにすることができます。電源内蔵デバイスが 正しく動作するには、引き続き VBUS 値を監視し、ホストが VBUS を解除した場合に電源内蔵デバイスが D+/D- プルアップ抵抗をディスエーブルすることを保証する必要があります。この機能は、VBUS に標準 GPIO を接続することによって実現できます。 3 表 20-1. USB の信号 (100 LQFP) ピン名 ピン番号 USB0DM USB0DP USB0EPEN 70 71 19 24 34 72 83 66 ピン・マルチプレクシング / ピン割り当て 固定 固定 PG0 (7) PC5 (6) PA6 (8) PB2 (8) PH3 (4) PB0 USB0RBIAS 22 23 35 65 74 76 87 73 PC7 (6) PC6 (7) PA7 (8) PB3 (8) PE0 (9) PH4 (4) PJ1 (9) 固定 USB0VBUS 67 PB1 USB0ID USB0PFLT 入出力 バッファのタイプ a 説明 I/O I/O O アナログ アナログ TTL 双方向差動データ・ピン (USB 仕様の D-)。 双方向差動データ・ピン (USB 仕様の D+)。 ホスト・モードでオプションとして使用され、外部 電源を制御して USB バスに電力を供給しま す。 I アナログ I TTL USB ID 信号の状態を検出します。USB PHY によって内蔵プルアップがイネーブルになり、外 部の要素 (USB コネクタ) が USB コントロー ラの初期状態を示します (プルダウンはケーブ ルの A 側、プルアップは B 側)。 外部電源によるホスト・モードでオプションとして 使用され、その外部電源のエラー状態を示しま す。 O アナログ I/O アナログ USB アナログ回路で内部的に使用する 9.1 kΩ 抵抗 (精度 1%)。 セッション要求プロトコル動作中に使用されま す。USB PHY は、この信号によって VBUS パルス動作中に VBUS の電圧レベルを検出 したり、VBUS を一時的にプルアップしたりする ことができます。 a. 「TTL」は、ピンの電圧レベルが TTL 互換であることを示します。 表 20-2. USB の信号 (108BGA) ピン名 ピン番号 USB0DM USB0DP USB0EPEN C11 C12 K1 M1 L6 A11 D10 E12 ピン・マルチプレクシング / ピン割り当て 固定 固定 PG0 (7) PC5 (6) PA6 (8) PB2 (8) PH3 (4) PB0 USB0RBIAS L2 M2 M6 E11 B11 B10 B6 B12 PC7 (6) PC6 (7) PA7 (8) PB3 (8) PE0 (9) PH4 (4) PJ1 (9) 固定 USB0VBUS D12 PB1 USB0ID USB0PFLT 入出力 バッファのタイプ a 説明 I/O I/O O アナログ アナログ TTL 双方向差動データ・ピン (USB 仕様の D-)。 双方向差動データ・ピン (USB 仕様の D+)。 ホスト・モードでオプションとして使用され、外部 電源を制御して USB バスに電力を供給しま す。 I アナログ I TTL USB ID 信号の状態を検出します。USB PHY によって内蔵プルアップがイネーブルになり、外 部の要素 (USB コネクタ) が USB コントロー ラの初期状態を示します (プルダウンはケーブ ルの A 側、プルアップは B 側)。 外部電源によるホスト・モードでオプションとして 使用され、その外部電源のエラー状態を示しま す。 O アナログ I/O アナログ a. 「TTL」は、ピンの電圧レベルが TTL 互換であることを示します。 4 USB アナログ回路に対して内部的に使用する 9.1 kΩ 抵抗 (精度 1%)。 セッション要求プロトコル動作中に使用されま す。USB PHY は、この信号によって VBUS パルス動作中に VBUS の電圧レベルを検出 したり、VBUS を一時的にプルアップしたりする ことができます。 20.3 機能の説明 注: USB0RBIAS とグランドの間には 9.1 kΩ の抵抗を接続する必要があります。9.1 kΩ 抵抗は、許容誤差が 1% で、かつ ERBIAS ピンの近傍に配置する必要があります。抵抗の消費電力は低いため、任意の形状の チップ抵抗を使用できます。 Stellaris® USB コントローラは、セッション要求プロトコルと (SRP) とホスト・ネゴシエーション・プロトコル (HNP) の両方をサポートすることにより、完全な OTG ネゴシエーションを提供します。セッション要求プロトコルは、ケーブ ルの B 側のデバイスが A 側のデバイスに対して VBUS をオンにするように要求できるようにします。ホスト・ネゴ シエーション・プロトコルは、最初のセッション要求プロトコルがバスに電力を供給した後に使用され、ケーブルのどち らの終端がホスト・コントローラとして動作するかを決定します。デバイスが非 OTG のペリフェラルまたはデバイス に接続する場合、コントローラはケーブルのどちらの終端が使用されたか検出することができます。また、このときコ ントローラがホスト・コントローラとして動作するか、それともデバイス・コントローラとして動作するかを示すレジスタを 備えています。この指示と動作モードは、USB コントローラによって自動的に処理されます。この自動検出により、 システムは、A と B に対して個別のコネクタを持つ代わりに単一の A/B コネクタを使用することができ、他の OTG デバイスとの完全な OTG ネゴシエーションをサポートします。 さらに、USB コントローラは、非 OTG のペリフェラルまたはホスト・コントローラへの接続をサポートします。USB コントローラは、専用ホストまたはデバイスとして動作するように設定できます。この場合、USB0VBUS 信号と USB0ID 信号は GPIO 信号として使用できます。ただし、USB コントローラが電源内蔵デバイスとして動作する場 合は、VBUS に GPIO 入力またはアナログ・コンパレータ入力を接続し、VBUS レベルが低下したときに割り込み を生成するように設定する必要があります。この割り込みを使用して、USB0DP 信号のプルアップ抵抗をディスエー ブルすることができます。 注: システムで USB が使用されている場合、最小システム周波数は 20 MHz です。 5 20.3.1 デバイスとしての動作 この節では、Stellaris® USB コントローラを USB デバイスとして使用した場合の動作について説明します。USB コントローラの動作モードをデバイスからホスト、またはホストからデバイスに変更する前に、ソフトウェア・リセット制 御 2 (SRCR2) レジスタの USB0 ビットをセットすることによってソフトウェアで USB コントローラをリセットする必 要があります (SRCR2 レジスタを参照)。IN エンドポイント、OUT エンドポイント、SUSPEND モードの開始と終了、 およびフレーム開始 (SOF) の認識について説明します。 デバイス・モードでは、IN トランザクションはエンドポイントの送信インターフェイスによって制御され、指定されたエン ドポイントの送信エンドポイント・レジスタを使用します。OUT トランザクションは、エンドポイントの受信インターフェイ スで処理され、指定されたエンドポイントの受信エンドポイント・レジスタを使用します。 エンドポイントの FIFO のサイズはエンドポイントの最大パケット・サイズを考慮して設定してください。 バルク バルク・エンドポイントは、最大パケットのサイズ (最大 64 バイト)、またはダブル・バッファリングが使用されて いる場合は最大パケット・サイズの 2 倍にする必要があります (詳細説明は次節参照)。 インタラプト インタラプト・エンドポイントは、最大パケットのサイズ (最大 64 バイト)、またはダブル・バッファリングが使用さ れている場合は最大パケット・サイズの 2 倍にする必要があります。 アイソクロナス アイソクロナス・エンドポイントはよりフレキシブルであり、最大 1023 バイトまで設定できます。 コントロール USB デバイスごとに個別の コントロール・エンドポイントを指定することができます。ただし、ほとんどの場合、 USB コントローラのエンドポイント 0 上の専用 コントロール・エンドポイントを使用する必要があります。 20.3.1.1 エンドポイント デバイスとして動作する場合、USB コントローラはホスト・コントローラとの通信に使用できる専用 コントロール・エ ンドポイント 2 個 (IN と OUT) と 転送タイプが設定可能なエンドポイント 30 個 (IN、 OUT それぞれ 15 個) を提供します。エンドポイントに対応するエンドポイント番号と方向は、そのレジスタでの指定に直接関係します。たと えば、ホストがエンドポイント 1 に送信する場合、すべての設定とデータは、エンドポイント 1 送信レジスタを介しま す。 エンドポイント 0 は、エニュメレーション中またはエンドポイント 0 に対して他の何からの制御要求が行われたとき に、エンドポイント 0 に対するすべての制御トランザクションに使用される専用 コントロール・エンドポイントです。エ ンドポイント 0 は、USB コントローラの FIFO RAM の最初の 64 バイトを、IN トランザクションと OUT トランザ クションの両方の共有メモリとして使用します。 残りの 30 個のエンドポイントは、コントロール、バルク、インタラプト、または アイソクロナス・エンドポイントとして設 定できます。これらは、設定可能な 15 個の IN エンドポイントおよび設定可能な 15 個の OUT エンドポイントと して扱います。エンドポイントのペアは、その IN エンドポイントと OUT エンドポイントの設定が同じタイプである必 要はありません。たとえば、あるエンドポイント・ペアの OUT 部分を バルク・エンドポイントとし、そのエンドポイン ト・ペアの IN 部分を インタラプト・エンドポイントとすることができます。各エンドポイントに接続された FIFO のアド レスとサイズは、アプリケーションのニーズに合わせて変更することができます。 6 20.3.1.2 デバイスとしての IN トランザクション USB デバイスとして動作する場合、IN トランザクションのデータは送信エンドポイントに接続された FIFO を介して 処理されます。設定可能な 15 個の IN エンドポイントの FIFO のサイズは、USB 送信 FIFO 開始アドレス (USBTXFIFOADD) レジスタで指定します。送信用の送信エンドポイント FIFO に格納できるデータ・パケットの最 大サイズは変更可能で、そのエンドポイントの USB 最大送信データ・エンドポイント n (USBTXMAXPn) レジスタ に書き込まれた値によって決まります。エンドポイントの FIFO は、ダブル・パケット・バッファリングまたはシングル・ パケット・バッファリングを使用するように設定することもできます。ダブル・パケット・バッファリングがイネーブルの場 合は、2 つのデータ・パケットを FIFO にバッファリングできるため、FIFO も 2 パケット分以上のサイズが必要に なります。ダブル・パケット・バッファリングがディスエーブルの場合、パケット・サイズが FIFO サイズの半分より小さ い場合でも、1 つのパケットしかバッファリングできません。 注:任意のエンドポイント用に設定された最大パケット・サイズは、FIFO サイズを超えないようにしてください。また、 データが FIFO に存在する間は USBTXMAXPn レジスタにデータを書き込まないでください。予期しない結 果が生じることがあります。 シングル・パケット・バッファリング 送信エンドポイントの FIFO のサイズがこのエンドポイントの最大パケット・サイズ (USB 送信ダイナミック FIFO サイジング (USBTXFIFOSZ) レジスタで設定) の 2 倍より小さい場合、パケットを 1 つしか FIFO にバッファリ ングできないためシングル・パケット・バッファリングが必要になります。各パケットが送信 FIFO に完全にロードされ た後、USB 送信制御&ステータス・エンドポイント n Low (USBTXCSRLn) レジスタの TXRDY ビットをセットする 必要があります。USB 送信制御&ステータス・エンドポイント n High (USBTXCSRHn) レジスタの AUTOSET ビ ットがセットされている場合、最大サイズのパケットが FIFO にロードされた時点で TXRDY ビットが自動的にセット されます。パケット・サイズが最大よりも小さい場合は、TXRDY ビットを手動でセットする必要があります。TXRDY ビ ットが手動または自動でセットされると、パケットを送信することができます。パケットが正しく送信されると、TXRDY と FIFONE の両ビットがクリアされ、対応する送信エンドポイント割り込み信号が送信されます。この時点で、次の パケットを FIFO にロードできます。 ダブル・パケット・バッファリング 送信エンドポイントの FIFO のサイズがこのエンドポイントの最大パケット・サイズの 2 倍以上の場合、2 つのパケ ットを FIFO にバッファリングすることができ、ダブル・パケット・バッファリングが可能です。各パケットが送信 FIFO にロードされた後、USBTXCSRLn レジスタの TXRDY ビットをセットする必要があります。USBTXCSRHn レジス タの AUTOSET ビットがセットされている場合、最大サイズのパケットが FIFO にロードされた時点で TXRDY ビッ トが自動的にセットされます。パケット・サイズが最大よりも小さい場合は、TXRDY を手動でセットする必要がありま す。TXRDY ビットが手動または自動でセットされると、パケットを送信することができます。最初のパケットがロードさ れると直ちに TXRDY がクリアされ、割り込みが生成されます。その後、2 番目のパケットが FIFO にロードされ、 TXRDY が手動で、またはパケットが最大サイズの場合は自動的に再びセットされると、この時点で、両方のパケット を送信することができます。各パケットが正しく送信されると、TXRDY が自動的にクリアされて対応する送信エンドポ イント割り込みが送信され、この時点で別のパケットを送信 FIFO にロードできます。この時、USBTXCSRLn レジ スタの FIFONE ビットは、ロードできるパケット数を示します。FIFONE ビットがセットされている場合、別のパケット が FIFO に存在しており、パケットをあと 1 つだけロードすることができます。FIFONE ビットがクリアされている場 7 合、パケットが FIFO に存在しないため、パケットをあと 2 つロードすることができます。 注: エンドポイントに対応する USB 送信ダブル・パケット・バッファ・ディスエーブル (USBTXDPKTBUFDIS) レ ジスタの EPn ビットがセットされている場合、ダブル・パケット・バッファリングがディスエーブルです。このビット はデフォルトでセットされているため、ダブル・パケット・バッファリングを有効にするにはクリアする必要がありま す。 20.3.1.3 デバイスとしての OUT トランザクション デバイス・モードでは、OUT トランザクションは USB コントローラ受信 FIFO を介して処理されます。設定可能な 15 個の OUT エンドポイントのサイズは、USB 受信 FIFO 開始アドレス (USBRXFIFOADD) レジスタで指定し ます。任意のパケットでエンドポイントが受信する最大データ量は、そのエンドポイントの USB 最大受信データ・エ ンドポイント n (USBRXMAXPn) レジスタに書き込まれた値によって決まります。ダブル・パケット・バッファリングが イネーブルの場合、2 つのデータ・パケットを FIFO にバッファリングできます。ダブル・パケット・バッファリングがデ ィスエーブルの場合、パケットが FIFO サイズの半分より小さくてもパケットを 1 つしかバッファリングできません。 注: いかなる場合でも、最大パケット・サイズが FIFO サイズを超えないようにしてください。 シングル・パケット・バッファリング 受信エンドポイント FIFO のサイズがエンドポイントの最大パケット・サイズの 2 倍より小さい場合、1 つのデータ・ パケットしか FIFO にバッファリングできないためシングル・パケット・バッファリングが必要になります。パケットを受 信して受信 FIFO に格納すると、USB 受信制御&ステータス・エンドポイント n Low (USBRXCSRLn) レジスタ の RXRDY ビットと FULL ビットがセットされ、対応する受信エンドポイントに信号が送信され、この時点で FIFO からパケットをアンロードできることを示します。パケットがアンロードされた後、続いて他のパケットを受信するには、 RXRDY ビットをクリアする必要があります。このとき、ホスト・コントローラにアクノリッジ信号が送信されます。USB 受信制御&ステータス・エンドポイント n High (USBRXCSRHn) レジスタの AUTOCL ビットがセットされている状 態で最大サイズのパケットが FIFO からアンロードされると、RXRDY ビットと FULL ビットが自動的にクリアされま す。パケット・サイズが最大よりも小さい場合、RXRDY を手動でクリアする必要があります。 ダブル・パケット・バッファリング 受信エンドポイントの FIFO のサイズがこのエンドポイントの最大パケット・サイズの 2 倍以上の場合、2 つのデー タ・パケットをバッファリングすることができ、ダブル・パケット・バッファリングを使用できます。最初のパケットを受信し て受信 FIFO にロードすると、USBRXCSRLn レジスタの RXRDY ビットがセットされ、対応する受信エンドポイン ト割り込みが送信され、この時点で FIFO からパケットをアンロードできることを示します。 注: 最初のパケットを受信した時点では、USBRXCSRLn の FULL ビットはセットされません。このビットは、2 番 目のパケットを受信し、受信 FIFO にロードしたときにのみセットされます。 各パケットがアンロードされた後、続いて他のパケットを受信するには、RXRDY ビットをクリアする必要があります。 USBRXCSRHn レジスタの AUTOCL ビットがセットされている状態で最大サイズのパケットが FIFO からアンロー ドされると、RXRDY ビットが自動的にクリアされます。パケット・サイズが最大よりも小さい場合、RXRDY を手動でク 8 リアする必要があります。RXRDY のクリア時に FULL ビットがセットされている場合、USB コントローラはまず FULL ビットをクリアしてから再び RXRDY をセットし、アンロード待機中の別パケットが FIFO 内に存在することを 示します。 注: USB 受信ダブル・パケット・バッファ・ディスエーブル (USBRXDPKTBUFDIS) レジスタで、エンドポイントに 対応する EPn ビットがセットされている場合、ダブル・パケット・バッファリングがディスエーブルです。このビッ トはデフォルトでセットされているため、ダブル・パケット・バッファリングを有効にするにはクリアする必要があり ます。 20.3.1.4 スケジューリング デバイスはトランザクションのスケジューリングを制御しません。スケジューリングはホスト・コントローラによって決定 されます。Stellaris® USB コントローラは、いつでもトランザクションを開始することができます。USB コントローラは、 ホスト・コントローラからの要求を待機し、トランザクションが完了するか、または何からのエラーで終了した場合に割 り込みを生成します。ホスト・コントローラが要求を行った時点でデバイス・コントローラがレディでない場合、レディに なるまで USB コントローラはすべての要求に対してビジー応答 (NAK) を送信します。 20.3.1.5 その他の動作 USB コントローラは、コントロール転送や予期しない長さゼロの OUT データ・パケットを自動的にストールする場 合など、USB バスの特定の状態またはホスト・コントローラの処理に自動的に応答します。 コントロール転送のストール USB コントローラは、以下の状態の制御転送に対して STALL ハンドシェークを自動的に発行します。 z ホストが、セットアップ・フェーズ中にデバイス要求で指定されたよりも多くのデータを、コントロール転送の OUT データ・フェーズで送信した状態 この状態は、最後の OUT パケットがアンロードされ、USB 制御&ステータス・エンドポイント 0 Low (USBCSRL0) レジスタの DATAEND がセットされた後、ホストが OUT トークン (IN トークンでなく) を送信し たときに、USB コントローラによって検出されます。 z ホストが、セットアップ・フェーズ中にデバイス要求で指定されたよりも多くのデータを、制御転送の IN データ・フ ェーズで要求した状態 この状態は、最終パケットであるはずのパケットに対してホストから発行された ACK に応答して CPU が TXRDY をクリアし、DATAEND をセットした後、ホストが IN トークン (OUT トークンでなく) を送信したときに、 USB コントローラによって検出されます。 z ホストが、OUT データ・トークンで USBRXMAXPn バイトを超えるデータを送信した状態。 z ホストが、OUT ステータス・フェーズで長さがゼロを超えるデータ・パケットを送信した状態。 9 長さゼロの OUT データ・パケット 長さゼロの OUT データ・パケットは、コントロール転送の終了を示すのに使用されます。通常動作では、デバイス 要求の長さ全体が転送された後で、必ずこのようなパケットを受信する必要があります。 しかし、デバイス要求の長さ全体が転送される前に、ホストが長さゼロの OUT データ・パケットを送信すると、早期 の転送終了として通知されます。この場合、USB コントローラはデータ・フェーズの準備が整ったすべての IN トー クンを FIFO から自動的にフラッシュし、USBCSRL0 レジスタの DATAEND ビットをセットします。 デバイス・アドレスの設定 ホストが、USB デバイスのエニュメレーションを試行する場合、デバイスに対してそのアドレスをゼロから他のある値 に 変 更 す る よ う に 要 求 し ま す 。 ア ド レ ス の 変 更 は 、 ホ ス ト が 要 求 し た 値 を USB デ バ イ ス 機 能 ア ド レ ス (USBFADDR) レジスタに書き込むことによって実行されます。ただし、USBFADDR に書き込む場合は、トランザク ションが完了する前にアドレスを変更しないように注意する必要があります。このレジスタは、必ず SET_ADDRESS コマンドが完了した後で設定してください。すべてのコントロール・トランザクションと同様に、このト ランザクションはデバイスがステータス・フェーズを終了した後でのみ完了します。SET_ADDRESS コマンドの場合、 トランザクションはホストからの IN 要求にゼロ・バイト・パケットで応答することによって完了します。デバイスが IN 要求に応答した後は、USBFADDR レジスタをできるだけ早く新しい値に設定して、新しいアドレスに送信される新し いコマンドが失われないようにする必要があります。 注: デバイスが SET_ADDRESS コマンドが含まれたパケットの OUT トランザクションを受信した直後に USBFADDR レジスタを新しい値に設定すると、コントロール転送の間にアドレスが変更されます。この場合、 IN 要求は古いアドレスに送信されるため、デバイスは IN 要求を受信せず、USB トランザクションはコントロ ール転送のステータス・フェーズを終了することができません。その結果、ホストは IN 要求に対する応答を受 け取らず、デバイスのエニュメレーションに失敗します。 20.3.1.6 デバイス・モード SUSPEND USB バス上で 3 ms 間アクティビティが発生しないと、USB コントローラは自動的に SUSPEND モードに移行し ます。USB 割り込みイネーブル (USBIE) レジスタで SUSPEND 割り込みをイネーブルにしている場合、この時 点で割り込みが生成されます。SUSPEND モードでは、PHY も SUSPEND モードに移行します。RESUME 信号 が検出されると、USB コントローラは SUSPEND モードを終了し、PHY を SUSPEND から復帰させます。 RESUME 割り込みがイネーブルの場合、割り込みが生成されます。USB 電源 (USBPOWER) レジスタの RESUME ビットをセットすることによって、USB コントローラに強制的に SUSPEND モードを終了させることもでき ます。このビットをセットすると、USB コントローラは SUSPEND モードを終了し、RESUME 信号をバス上に発信 します。RESUME ビットは、10 ms 後 (15 ms 以内) に クリアして RESUME 信号の発信を終了する必要があり ます。 USB 規格の電源要件を満たすために、コントローラをディープ・スリープ・モードにして低消費電力の状態に保つこと ができます。 (訳注:Rev C3/C5 のデバイスではエラッタによりディープ・スリープ・モードは使用できません。詳細は 各デバイスのエラッタを参照してください。) 10 20.3.1.7 フレーム開始 USB コントローラは、デバイス・モードで動作する場合、ホストから 1 ms ごとにフレーム開始 (SOF) パケットを受 け取ります。SOF パケットを受信すると、パケットに含まれる 11 ビットのフレーム番号が USB フレーム値 (USBFRAME) レジスタに書き込まれます。また、SOF 割り込み信号が送信され、アプリケーションで処理すること ができます。SOF パケットの受信開始後、USB コントローラは 1 ms ごとに 1 つの SOF パケットを受信すること とみなします。1.00358 ms 経過しても SOF パケットが受信されない場合、パケットは失われたとみなされ、 USBFRAME レジスタは更新されません。パケットが再び正しく受信されると、USB コントローラは受信 SOF パケ ットと同期したパルス送信を継続します。 20.3.1.8 USB RESET USB コントローラがデバイス・モードの場合、USB バス上で RESET 状態が検出されると、USB コントローラは以 下の処理を自動的に実行します。 USBFADDR レジスタをクリア USB エンドポイント・インデックス (USBEPIDX) レジスタをクリア すべてのエンドポイント FIFO をフラッシュ すべての制御 / ステータス・レジスタをクリア すべてのエンドポイント割り込みをイネーブル RESET 割り込みを生成 USB コントローラを駆動してるアプリケーション・ソフトウェアが RESET 割り込みを受信したとき、開いているすべ てのパイプが閉じられ、USB コントローラはバスのエニュメレーションが始まるのを待っている状態です。 20.3.1.9 接続/切断 USB バスへの USB コントローラの接続は、ソフトウェアによって処理されます。 USBPOWER レジスタの SOFTCONN ビットをセットまたはクリアすることにより、USB PHY のモードを通常モードと非駆動モードとで切り換え ることができます。SOFTCONN ビットをセットすると、PHY は通常モードになり、USB バスの USB0DP/USB0DM ラ インがイネーブルされます。同時に、USB コントローラは USB RESET 信号のみに応答する状態になります。 SOFTCONN ビットをクリアすると、PHY は非駆動モードに移行します。USB0DP と USB0DM がトライステートになり、 USB バス上の他のデバイスには USB コントローラが切断されているように見えます。非駆動モードはデフォルト 設定であるため、SOFTCONN ビットがセットされるまで USB コントローラは切断されているものとして扱われます。 PHY を通常モードに設定するタイミングは、アプリケーション・ソフトウェアによって選択します。システムに設定する 初期化手順の時間を長めにすることによって、初期化の完了を確実にし、USB バスに接続する前にバス・エニュメ レーションの準備状態にしておくことができます。SOFTCONN ビットのセット後、再びこのビットをクリアすることによっ て USB コントローラを切断することができます。 注: デバイスがホストに接続されている場合、USB コントローラは割り込みを生成しません。 ホストがセッションを終了すると割り込みが生成されます。 11 20.3.2 ホストとしての動作 ホスト・モードで動作する場合、Stellaris® USB コントローラは、別の USB デバイスとのポイントツーポイント通信に 使用したり、ハブに接続すれば複数デバイスとの通信に使用したりすることができます。USB コントローラの動作モ ードをホストからデバイス、またはデバイスからホストに変更する前に、ソフトウェア・リセット制御 2 (SRCR2) レジ スタの USB0 ビットをセットすることによってソフトウェアで USB コントローラをリセットする必要があります (SRCR2 レジスタを参照)。ポイントツーポイント通信とハブを介した通信のいずれにおいても、Full Speed の USB デバイスと Low Speed の USB デバイスの両方をサポートします。USB コントローラは、Full Speed または Low Speed のデバイスを USB 2.0 ハブを通して使用するために必要なトランザクション変換を自動的に実行しま す。コントロール、バルク、アイソクロナス、および インタラプト・トランザクションをサポートしています。この節では、 USB コントローラを USB ホストとして使用した場合の動作について説明します。IN エンドポイント、OUT エンドポ イント、SUSPEND モードへの移行と SUSPEND モードからの復帰、および RESET の設定について説明しま す。 ホスト・モードでは、IN トランザクションはエンドポイントの受信インターフェイスによって制御されます。すべての IN トランザクションは受信エンドポイント・レジスタを使用し、すべての OUT エンドポイントは指定されたエンドポイント の送信エンドポイント・レジスタを使用します。デバイス・モードと同様に、エンドポイントの FIFO のサイズはエンドポ イントの最大パケット・サイズを考慮して設定してください。 バルク バルク・エンドポイントは、最大パケットのサイズ (最大 64 バイト)、またはダブル・バッファリングが使用されて いる場合は最大パケット・サイズの 2 倍にする必要があります (詳細説明は次節参照)。 インタラプト インタラプト・エンドポイントは、最大パケットのサイズ (最大 64 バイト)、またはダブル・バッファリングが使用さ れている場合は最大パケット・サイズの 2 倍にする必要があります。 アイソクロナス アイソクロナス・エンドポイントはよりフレキシブルであり、最大 1023 バイトまで設定できます。 コントロール デバイスとの通信には、個別の コントロール・エンドポイントを指定することができます。ただし、ほとんどの場合、 デバイスのエンドポイント 0 と通信するために専用の コントロール・エンドポイントを使用する必要があります。 20.3.2.1 エンドポイント エンドポイント・レジスタは、接続されたデバイスと通信する USB エンドポイント・インターフェイスの制御に使用され ます。エンドポイントは、コントロール専用 IN エンドポイント、コントロール専用 OUT エンドポイント、各タイプに設 定可能な OUT エンドポイント 15 個、および各タイプに設定可能な IN エンドポイント 15 個で構成されます。 コントロール専用インターフェイスは、デバイスのエンドポイント 0 のコントロール・トランザクション専用です。これら のトランザクションは、エニュメレーション中、またはデバイスのエンドポイント 0 を使用する他のコントロール転送実 行中に使用されます。このコントロール・エンドポイントは、USB コントローラの FIFO RAM の最初の 64 バイトを IN トランザクションと OUT トランザクションで共有します。残りの IN インターフェイスと OUT インターフェイスは、 コントロール、バルク、インタラプト、またはアイソクロナスの各デバイス・エンドポイントと通信するように設定できま す。 これらの USB インターフェイスを使用して、任意のデバイス上の任意のエンドポイントに対して、最大で 15 個の 独立した OUT トランザクションと 15 個の独立した IN トランザクションを同時にスケジュールできます。3 つのレ 12 ジスタセットにより IN および OUT エンドポイントをペアにして制御します。ただし、これらは、デバイス上の異なるタ イプのエンドポイントおよび異なるエンドポイントと通信するように設定できます。たとえば、エンドポイントの最初のペ アに対し、OUT 部分がデバイスの バルク OUT エンドポイント 1 と、IN 部分がデバイスの インタラプト IN エン ドポイント 2 と通信するように分割できます。 ポイントツーポイント通信またはハブを介した通信のいずれにおいても、アクセスされるデバイスのアドレスを保存す るために、各受信エンドポイントに対しては USB 受信機能アドレス・エンドポイント n (USBRXFUNCADDRn) レ ジスタ、送信エンドポイントに対しては USB 送信機能アドレス・エンドポイント n (USBTXFUNCADDRn) レジスタ を、デバイスにアクセスする前にそれぞれ設定する必要があります。 USB コントローラは、各 USB 転送のハブ・アドレスとポートを指定するレジスタを備え、USB ハブを介したデバイ スへの接続もサポートしています。FIFO のアドレスとサイズはカスタマイズ可能であり、USB IN 転送ごとおよび OUT 転送ごとに指定できます。カスタマイズすることによって、トランザクションごとに 1 つの FIFO を設定したり、 複数のトランザクションで FIFO を共有したり、ダブル・バッファ FIFO を設定したりすることができます。 20.3.2.2 ホストとしての IN トランザクション IN トランザクションは、最初に USBCSRL0 レジスタの REQPKT ビットをセットし、このエンドポイントにアクティブ なトランザクションが存在することをトランザクション・スケジューラに示すことによってトランザクションを開始する必要 がありますが、それ以外は USB コントローラがデバイス・モードのときに OUT トランザクションを処理するのと同 様の方法で処理されます。次に、トランザクション・スケジューラはターゲット・デバイスに IN トークンを送信します。 パケットを受信して受信 FIFO に格納すると、USBCSRL0 レジスタの RXRDY ビットがセットされ、対応する受信 エンドポイント割り込みが送信され、この時点で FIFO からパケットをアンロードできることを示します。 パケットがアンロードされた場合は、RXRDY をクリアする必要があります。USBRXCSRHn レジスタの AUTOCL ビ ットを使用して、最大サイズのパケットが FIFO からアンロードされた時点で RXRDY を自動的にクリアすることがで きます。RXRDY ビットがクリアされると、 USBRXCSRHn の AUTORQ ビットの設定に応じて REQPKT ビットが自 動的にセットされます。μDMA アクセスで AUTOCL ビットと AUTORQ ビットを使用すると、メイン・プロセッサを介す ことなく完全な バルク転送を実行できます。RXRDY ビットがクリアされると、コントローラはデバイスにアクノリッジを 送信します。既知の数のパケットを転送する場合は、エンドポイントに対応する USB ブロック転送エンドポイントで の要求パケット・カウント n (USBRQPKTCOUNTn) レジスタに、転送するパケット数を設定する必要があります。 USB コ ン ト ロ ー ラ は 、 各 要 求 の 後 に USBRQPKTCOUNTn レ ジ ス タ 内 の 値 を デ ク リ メ ン ト し ま す 。 USBRQPKTCOUNTn の値がデクリメントされて 0 になると、AUTORQ ビットがクリアされ、トランザクションがそれ 以上試行されないようにします。転送のサイズが不明の場合は、USBRQPKTCOUNTn をクリアする必要がありま す。このとき AUTORQ は、バルク転送の終了などで発生するショート・パケット (つまり、USBRXMAXPn レジスタ の MAXLOAD の値未満) の受信によってクリアされるまでセットされた状態に維持されます。 デバイスが バルクまたは インタラプト IN トークンに NAK で応答すると、USB ホスト・コントローラは設定された NAK 制限に達するまでトランザクションの再試行を続けます。ただし、ターゲット・デバイスが STALL で応答する場 合、USB ホスト・コントローラはトランザクションの再試行を行わず、USBCSRL0 レジスタの STALLED ビットをセ ットします。ターゲット・デバイスが要求された時間内に IN トークンに応答しない場合、またはパケットに CRC エラ ーまたはビット・スタッフ・エラーが含まれる場合は、USB ホスト・コントローラはトランザクションを再試行します。3 回試行してもターゲット・デバイスが応答しない場合、USB ホスト・コントローラは USBCSRL0 レジスタの REQPKT ビットをクリアし、ERROR ビットをセットします。 13 20.3.2.3 ホストとしての OUT トランザクション OUT トランザクションは、USB コントローラがデバイス・モードの場合に IN トランザクションが処理されるのと同様 の方法で処理されます。各パケットが送信 FIFO にロードされた場合、USBTXCSRLn レジスタの TXRDY ビット をセットする必要があります。この場合も、USBTXCSRHn レジスタの AUTOSET ビットをセットすることによって、 最大サイズのパケットが FIFO にロードされた時点で TXRDY を自動的にセットすることができます。さらに、μDMA コントローラで AUTOSET を使用することによって、ソフトウェアを介さずに完全なバルク転送を実行することができ ます。 ターゲット・デバイスが OUT トークンに NAK で応答すると、USB ホスト・コントローラは設定された NAK 制限に 達するまでトランザクションの再試行を続けます。ただし、ターゲット・デバイスが STALL で応答すると、USB コント ローラはトランザクションの再試行を行わず、USBTXCSRLn レジスタの STALLED ビットをセットすることによって メイン・プロセッサに割り込みます。ターゲット・デバイスが要求された時間内に OUT トークンに応答しない場合、ま たはパケットに CRC エラーまたはビット・スタッフ・エラーが含まれる場合は、USB ホスト・コントローラがトランザク ションを再試行します。3 回試行してもターゲット・デバイスが応答しない場合、USB ホスト・コントローラは FIFO をフラッシュし、USBTXCSRLn レジスタの ERROR ビットをセットします。 20.3.2.4 トランザクション・スケジューリング トランザクションのスケジューリングは、USB ホスト・コントローラによって自動的に処理されます。ホスト・コントロー ラにより、エンドポイント・トランザクションのタイプに基づくエンドポイント通信スケジューリングの設定が可能になりま す。インタラプト・トランザクションの発生スケジュールは、1 フレームごとから 255 フレームごとの範囲内で、1 フレ ーム単位で設定することができます。 バルク・エンドポイントでは、スケジューリング・パラメータは使用できませんが、デバイスのエンドポイントが応答しな い場合 NAK タイムアウトを実行することができます。アイソクロナス・エンドポイントのスケジュールは、1 フレーム ごとから 216 フレームごとの範囲内で、2 の累乗で設定することができます。 USB コントローラは、フレーム・カウンタを維持します。ターゲット・デバイスが Full Speed デバイスの場合、USB コントローラは各フレームの開始時に自動的に SOF パケットを送信し、フレーム・カウンタをインクリメントします。タ ーゲット・デバイスが Low Speed デバイスの場合、バスに K ステートが送信されてキープアライブとして動作し、 Low Speed デバイスが SUSPEND モードに移行するのを阻止します。 SOF パケットが送信された後、USB ホスト・コントローラは設定されたすべてのエンドポイントを巡回し、アクティブ なトランザクションを探します。アクティブなトランザクションとは、REQPKT ビットがセットされる受信エンドポイント、お よび TXRDY ビットか FIFONE ビット、またはその両方がセットされる送信エンドポイントです。 アイソクロナス・トランザクションまたはインタラプト・トランザクションは、フレームの最初のスケジューラ・サイクルでト ランザクションが検出され、かつ、そのエンドポイントのインターバル・カウンタがゼロにカウント・ダウンした場合に開 始されます。その結果、各エンドポイントでインタラプト・トランザクションまたはアイソクロナス・トランザクションが n フレームごとに 1 つだけ発生します。このとき、n はそのエンドポイントの USB ホスト送信インターバル・エンドポ イ ン ト n (USBTXINTERVALn) レ ジ ス タ ま た は USB ホ ス ト 受 信 イ ン タ ー バ ル ・ エ ン ド ポ イ ン ト n (USBRXINTERVALn) レジスタを介してセットされるインターバルを示します。 アクティブなバルク・トランザクションは、次の SOF パケットが予定される前にこのトランザクションを完了するため の十分な時間がフレームに残されている場合は直ちに開始されます。NAK を受信した場合やターゲット・デバイス が応答しない場合など、トランザクションの再試行が必要な場合でも、トランザクション・スケジューラが他のすべての エンドポイントでアクティブなトランザクションを検査するまでトランザクションは再試行されません。これにより、多数 14 の NAK を送信しているエンドポイントがバス上で他のトランザクションをブロックしないことを保証しています。コント ローラによって、エンドポイントがタイムアウトする前にターゲット・デバイスから受信する NAK の時間制限を指定す ることもできます。 20.3.2.5 USB ハブ 以下の設定要件は、USB ホスト・コントローラを USB ハブとともに使用する場合にのみ適用されます。Full Speed デバイスまたは Low Speed デバイスを USB 2.0 ハブを介して USB コントローラに接続する場合、ハブ・アドレ スとハブ・ポートの詳細も、対応する USB 受信ハブ・アドレス・エンドポイント n (USBRXHUBADDRn) レジスタと USB 受信ハブ・ポート・エンドポイント n (USBRXHUBPORTn) レジスタ、または USB 送信ハブ・アドレス・エン ドポイント n (USBTXHUBADDRn) レジスタと USB 送信ハブ・ポート・エンドポイント n (USBTXHUBPORTn) レジスタに保存する必要があります。さらに、デバイスがアクセスするエンドポイントごとに、USB タイプ・エンドポイ ント 0 (USBTYPE0) (エンドポイント 0)、USB ホスト設定送信タイプ・エンドポイント n (USBTXTYPEn)、または USB ホスト設定受信タイプ・エンドポイント n (USBRXTYPEn) レジスタにデバイスの動作速度 (Full または Low) を保存する必要があります。 ハブを介した通信では、これらのレジスタの設定により、接続された USB デバイスへの現在のエンドポイントの割り 当てを保存します。サポートされるデバイス数を最大にするために、USB ホスト・コントローラは、これらのレジスタに 保存されるアドレス情報と速度情報を更新するだけで、この割り当てを動的に変更できます。デバイス機能へのエン ドポイント割り当ての変更は、影響を受けるエンドポイントで実行中のトランザクションがすべて完了した後に行う必 要があります。 20.3.2.6 バブル USB ホスト・コントローラは、バスがインアクティブの状態が最小パケット間遅延以上継続するまで、トランザクション を開始しません。コントローラがフレーム終了までにトランザクションを完了できない場合も、トランザクションを開始し ません。フレーム終了時に引き続きバスがアクティブな場合、USB ホスト・コントローラは接続されたターゲット・デバ イスが正常に動作していないとみなし、USB コントローラはすべてのトランザクションを中断し、バブル割り込みを生 成します。 20.3.2.7 ホスト SUSPEND USBPOWER レジスタの SUSPEND ビットがセットされると、USB ホスト・コントローラは現在のトランザクションを 完了し、トランザクション・スケジューラとフレーム・カウンタを停止します。以降、トランザクションは開始されず、SOF パケットも生成されません。 SUSPEND モードを終了するには、RESUME ビットをセットし、SUSPEND ビットをクリアしてください。RESUME ビッ トがセットされると、USB ホスト・コントローラはバス上に RESUME 信号を送信します。20 ms 後、RESUME ビット がクリアされ、フレーム・カウンタとトランザクション・スケジューラが起動します。ホストは、リモート・ウェイク・アップの 検出をサポートします。 15 20.3.2.8 USB RESET USBPOWER レジスタの RESET ビットがセットされると、USB ホスト・コントローラはバス上に USB RESET 信 号を送信します。ターゲット・デバイスを正しくリセットするために、RESET ビットは 20 ms 以上セット状態を維持する 必要があります。CPU がこのビットをクリアすると、USB ホスト・コントローラはそのフレーム・カウンタとトランザクシ ョン・スケジューラを起動します。 20.3.2.9 接続/切断 USB デバイス制御 (USBDEVCTL) レジスタの SESSION ビットをセットすることによってセッションが開始され、 USB コントローラはデバイスが接続されるのを待機します。デバイスが検出されると、接続割り込みが生成されます。 接続されたデバイスの速度は、USBDEVCTL レジスタを読み取ることによって判断できます。Full Speed デバイス の場合は FSDEV ビットがセットされ、Low Speed デバイスの場合は LSDEV ビットがセットされています。USB コ ントローラはデバイスへの RESET 信号を生成する必要があり、その後、USB ホスト・コントローラはデバイスのエ ニュメレーションを開始できます。セッション処理中にデバイスが切断されると、切断割り込みが生成されます。 20.3.3 OTG モード 電力を節約するため、USB On-The-Go (OTG) 機能を使用して、必要な場合のみ VBUS をオンにし、バスが使用 されていない場合はオフにすることができます。VBUS は常にバス上の A デバイスによって供給されます。USB OTG コントローラは、PHY からの ID 入力をサンプリングすることによって、A デバイスか B デバイスかを判断し ます。この信号は、A タイプのプラグが検出された (USB OTG コントローラが、A デバイスとして動作することを示 す) 場合は Low に設定され、B タイプのプラグが検出された (USB OTG コントローラが、B デバイスであること を示す) 場合は High に設定されます。OTG A と OTG B とを切り換える場合、USB コントローラはレジスタのす べての内容を保持します。 20.3.3.1 セッションの開始 USB OTG コントローラがセッション開始レディ状態のときに、USBDEVCTL レジスタの SESSION ビットをセットし ます。次に、USB OTG コントローラは ID ピンの検出をイネーブルします。ID 入力は、A タイプの接続が検出され た場合は Low、B タイプの接続が検出された場合は High になります。また、USBDEVCTL レジスタの DEV ビ ットもセットされ、USB OTG コントローラが A デバイスと B デバイスのどちらの役割を採用したかを示します。 USB OTG コントローラは、ID ピン検出の完了と、USBDEVCTL レジスタのモード値が有効であることを示す割り 込みも備えています。この割り込みは、USBIDVIM レジスタでイネーブルされ、その状態は USBIDVISC レジスタ で確認できます。USB コントローラは、ケーブルの A 側であることを検出した場合、100 ms 以内に VBUS 電源 をイネーブルする必要があります。100 ms 以内に VBUS 電源をイネーブルしなかった場合、USB コントローラは デバイス・モードに戻ります。 USB OTG コントローラが A デバイスの場合、USB OTG コントローラはホスト・モードに移行し (A デバイスは常 にデフォルトでホスト)、VBUS を起動し、VBUS が VBUS 有効スレッショルドを超えるのを待ちます。これは、 USBDEVCTL レジスタの VBUS ビットが 0x3 になることで示されます。次に、USB OTG コントローラはペリフェ ラルが接続されるのを待ちます。ペリフェラルが検出されると、接続割り込み信号が送信され、Full Speed ペリフェ ラルと Low Speed ペリフェラルのいずれが検出されたかによって、USBDEVCTL レジスタの FSDEV ビットと LSDEV ビットのいずれかがセットされます。次に、USB コントローラは接続されたデバイスに RESET 信号を発行 します。USBDEVCTL レジスタの SESSION ビットをクリアすると、セッションを終了できます。バブル割り込みが検 16 出された場合、または VBUS がセッション有効値を下回った場合、USB OTG コントローラは自動的にセッションを 終了します。 注: 大電流デバイスに接続した場合、USB OTG コントローラはホスト・モードでなくなることがあります。大電流デ バイスに相当量の電流が流れ、VBUS が一時的に有効レベルを下回ると、コントローラはホスト・モードでなく なります。ホスト・モードに戻す唯一の方法は、VBUS がセッション終了レベルより低くなるのを許可するという ものです。この場合、デバイスは VBUS の低下を繰り返し発生させ、次回 VBUS がイネーブルされるときに VBUS を Low に戻します。 また、デバイスがそのアクティブな設定の使用を開始できることを通知されたときにも、USB OTG コントローラ はホスト・モードに維持されない場合があります。この時点で、デバイスにより大きな電流が流れ、VBUS が 有 効レベルを下回る可能性があります。 USB OTG コントローラが B デバイスの場合、USB OTG コントローラは、USB On-The-Go 追加仕様で規定され たセッション要求プロトコル (VBUS の放電) によってセッションを要求します。次に、VBUS がセッション終了スレッ ショルドを下回り (USBDEVCTL レジスタの VBUS ビットが 0x0 になり)、ライン状態が 2 ms を超えてシングル エンド・ゼロであった場合、USB OTG コントローラはデータ・ラインにパルスを送り、次に VBUS にパルスを送りま す。セッションが終了すると、SESSION ビットは USB OTG コントローラまたはアプリケーション・ソフトウェアのいず れかによってクリアされます。次に、USB OTG コントローラは、PHY に D+ でプルアップ抵抗をスイッチ・アウトさ せ、A デバイスにセッション終了を信号として送信します。 20.3.3.2 アクティビティの検出 OTG 設定の他方のデバイスがセッションを開始しようとする場合、A デバイスの場合は VBUS をセッション有効ス レッショルドより上にし、B デバイスの場合はデータ・ラインにパルスを送り、次に VBUS にパルスを送ります。この どちらの処理が行われるかによって、USB コントローラは現在の設定でコントローラが A デバイスと B デバイス のどちらであるかを判断し、それに応じて動作することができます。VBUS がセッション有効スレッショルドを上回る 場 合 、 こ の USB コ ン トロ ー ラ は B デ バ イ ス と な り ま す 。 USB コ ン ト ロ ーラ は 、 USBDEVCTL レ ジ ス タ の SESSION ビットをセットします。バス上で RESET 信号が検出されると、RESET 割り込みが送信され、セッション の開始とみなされます。 B デバイスがデフォルト・モードであるため、USB コントローラはデバイス・モードになります。セッションが終了する と、A デバイスは VBUS の電源を切断します。VBUS がセッション有効スレッショルドを下回ると、USB コントロー ラはこの降下を検出し、SESSION ビットをクリアしてセッションが終了したことを示します。これにより、切断割り込み が送信されます。データ・ラインと VBUS パルスが検出されると、この USB コントローラは A デバイスになります。 コントローラは、SESSION REQUEST 割り込みを生成して、B デバイスがセッションを要求していることを示します。 USBDEVCTL レジスタの SESSION ビットをセットして、セッションを開始する必要があります。 17 20.3.3.3 ホスト・ネゴシエーション USB コントローラが A デバイスの場合、ID は Low であり、セッションが開始されるとコントローラは自動的にホス ト・モードに移行します。USB コントローラが B デバイスの場合、ID は High であり、セッションが開始されるとコ ントローラは自動的にデバイス・モードに移行します。ただし、USBDEVCTL レジスタの HOSTREQ ビットをセットす ることによって、USB コントローラがホストになるようにソフトウェアで要求することもできます。このビットは、 USBDEVCTL レジスタの SESSION ビットをセットすることによってセッション開始の要求と同時にセットすることも、 セッション開始後の任意の時点でセットすることもできます。HOSTREQ ビットがセットされたままの場合、USB コント ローラが次に SUSPEND モードに移行したときに、PHY が D+ ラインのプルアップ抵抗を切断することによって、 コントローラをホスト・モードに移行してホスト・ネゴシエーション (USB On-The-Go 追加仕様の規定に従って) を開 始し、A デバイスをデバイス・モードに切り替えてその A デバイスのプルアップ抵抗が接続されます。USB コントロ ーラがこれを検出すると、接続割り込みが生成され、USBPOWER レジスタの RESET ビットがセットされて A デ バイスのリセットが開始されます。USB コントローラは、このリセット・シーケンスを自動的に開始し、A デバイスがそ のプルアップ抵抗を接続してから 1 ms 以内に要求に従ってリセットが開始されるようにします。メイン・プロセッサ は 20 ms 以上待機し、その後 RESET ビットをクリアして A デバイスをエニュメレーションします。 USB OTG コントローラ B デバイスがバスの使用を終了した場合、USBPOWER レジスタの SUSPEND ビットを セットすることによって USB コントローラは SUSPEND モードに移行します。A デバイスはこれを検出し、セッショ ンを終了するか、またはホスト・モードに戻ります。A デバイスが USB OTG コントローラの場合、切断割り込みを 生成します。 20.3.4 DMA 動作 USB ペリフェラルは、3 つの送信エンドポイントと 3 つの受信エンドポイントごとに個別のチャネルを使用して、 μDMA コントローラに接続するインターフェイスを提供します。ソフトウェアは、USB DMA 選択 (USBDMASEL) レジスタを使用して、μDMA チャネルのどのエンドポイントで処理を行うかを選択します。USB の μDMA 動作は、 送信チャネルに対応する USBTXCSRHn レジスタと受信チャネルに対応する USBRXCSRHn レジスタによって イネーブルされます。μDMA 動作がイネーブルの場合、対応する FIFO がデータを転送できるときに、USB はイネ ーブルされた受信チャネルまたは送信チャネルで μDMA 要求をアサートします。いずれかの FIFO がデータを転 送できる場合、そのチャネルのバースト要求がアサートされます。μDMA チャネルはベーシック・モードで動作するよ うに設定する必要があり、 μDMA 転送のサイズは USB FIFO のサイズの整数倍に制限する必要があります。 μDMA を使用した USB FIFO の読み取り転送と書き込み転送は、いずれもこのように設定する必要があります。 たとえば、USB エンドポイントが 64 バイトの FIFO サイズで設定されている場合、μDMA チャネルを使用して、 エンドポイント FIFO と 64 バイトのデータを転送させることができます。転送に使用するバイト数が 64 バイト未満 の場合、メイン・プロセッサを使用して FIFO とのデータコピーをする必要があります。 USBTXCSRHn/USBRXCSRHn レジスタの DMAMOD ビットがクリアされている場合、すべてのパケットが転送さ れた後に割り込みが生成されますが、μDMA はデータの転送を続けます。DMAMOD ビットがセットされている場合、 すべての μDMA 転送が完了した場合のみ割り込みが生成されます。割り込みは、USB 割り込みベクタ上で発生 します。したがって、USB 動作に割り込みが使用され、 μDMA がイネーブルの場合、USB 割り込みハンドラは μDMA 完了割り込みを処理できるように設計する必要があります。 μDMA を使用して受信 FIFO をアンロードする場合は USBRXCSRHn レジスタの MAXLOAD フィールドの値に かかわらず、データが 4 バイト・チャンクで受信 FIFO から読み取られるため注意が必要です。RXRDY ビットは次 のようにクリアされます。 18 表 20-3. 余り (RxMaxP/4) 余りの値 説明 0 1 MAXLOAD = 64 バイト MAXLOAD = 61 バイト 2 3 MAXLOAD = 62 バイト MAXLOAD = 63 バイト 表 20-4. 実際に読み取られるバイト数 余りの値 0 1 2 3 説明 MAXLOAD MAXLOAD+3 MAXLOAD+2 MAXLOAD+1 表 20-5. RXRDY をクリアするパケット・サイズ 余りの値 説明 0 1 2 MAXLOAD、MAXLOAD-1、MAXLOAD-2、MAXLOAD-3 MAXLOAD MAXLOAD、MAXLOAD-1 3 MAXLOAD、MAXLOAD-1、MAXLOAD-2 エンドポイント受信チャネルの DMA 動作をイネーブルするには、USBRXCSRHn レジスタの DMAEN ビットをセッ トする必要があります。エンドポイント送信チャネルの DMA 動作をイネーブルするには、USBTXCSRHn レジスタ の DMAEN ビットをセットする必要があります。 μDMA コントローラの設定の詳細については、「マイクロ・ダイレクト・メモリ・アクセス・コントローラ (μDMA)」を参照 してください。 20.4 初期化と設定 USB コントローラを使用するには、RCGC2 レジスタを介してペリフェラル・クロックをイネーブルする必要がありま す (RCGC2 レジスタを参照)。さらに、システム・コントロール・モジュール内の RCGC2 レジスタを使用して、該当 する GPIO モジュールへのクロックをイネーブルする必要があります (RCGC2 レジスタを参照)。どの GPIO ポ ートをイネーブルするかについては、表 25-4 を参照してください。GPIOPCTL レジスタの PMCn フィールドを設定 し、該当するピンに USB 信号を割り当てます (GPIOPCTL レジスタと表 25-5 を参照)。 いかなる場合でも、初期設定で、任意のレジスタを設定する前に、プロセッサが USB コントローラおよび USB コ ントローラの物理レイヤ・インターフェイス (PHY) をイネーブルする必要があります。次に、PHY に正しいクロック が提供されるように USB PLL をイネーブルします。バスに電圧が誤って供給されないようにするには、USB0EPEN ピンと USB0PFLT ピンが USB コントローラによって制御され、デフォルト GPIO 動作を示さないように設定する ことにより、起動時に外部電力制御信号である USB0EPEN を無効にする必要があります。 注: OTG モードで使用する場合、USB0VBUS と USB0ID は USB コントローラに専用のピンであり、また USB コネクタの VBUS 信号および ID 信号に直接接続されるため、設定は必要ありません。USB コントローラを 専用ホストまたはデバイスとして使用する場合、USB 汎用制御&ステータス (USBGPCS) レジスタの DEVMODOTG ビットと DEVMOD ビットを使用して USB0VBUS 入力と USB0ID 入力を内部的に固定レベルに 接続し、PB0 ピンと PB1 ピンを解放して GPIO で使用できるようにすることができます。電源内蔵デバイスが 正しく動作するには、引き続き VBUS 値を監視し、ホストが VBUS を解除した場合に電源内蔵デバイスが 19 D+/D- プルアップ・レジスタをディスエーブルすることを保証する必要があります。この機能は、VBUS に標準 GPIO を接続することによって実現できます。 20.4.1 ピンの設定 ホスト機能も提供するシステムで USB コントローラのデバイス・コントローラ部分を使用する場合は、VBUS の電 源をディスエーブルし、外部ホスト・コントローラから電力を供給できるようにする必要があります。通常、USB0EPEN 信号は外部レギュレータを制御するために使用され、2 つのデバイスが USB コネクタ上に USB0VBUS 電源ピン を駆動しないように、無効にする必要があります。 USB コントローラは、ホストとして動作する場合、VBUS に電力を供給する外部電圧電源に接続する 2 つの信号 を制御します。ホスト・コントローラは、USB0EPEN 信号を使用して USB コネクタの USB0VBUS ピンの電源をイネ ーブルまたはディスエーブルします。VBUS で電源障害が発生すると、入力ピン USB0PFLT がフィードバックを提 供します。USB0PFLT 信号は、USB0EPEN 信号を自動的に無効にして電源をディスエーブルするか、または割り込 みコントローラへの割り込みを生成してソフトウェアから電源障害状態を処理できるようにするか、あるいはその両方 に設定することができます。USB0PFLT と USB0PFLT の両方に関連する極性と処理は、USB コントローラで設定 することができます。さらに USB コントローラは、デバイスの挿抜に対する割り込みを備え、ホスト・コントローラ・コ ードがこれらの外部イベントに応答できるようにしています。 20.4.2 エンドポイントの設定 ホスト・モードまたはデバイス・モードで通信を開始するには、まずエンドポイント・レジスタを設定する必要があります。 ホスト・モードでは、この設定に応じてエンドポイント・レジスタとデバイスのエンドポイントとの接続を確立します。デ バイス・モードでは、ホスト・コントローラへのエニュメレーションの前にエンドポイントを設定する必要があります。 いずれの場合も、エンドポイント 0 は固定機能、固定 FIFO サイズのエンドポイントであるため、その設定は制限さ れます。デバイス・モードとホスト・モードでは、このエンドポイントはほとんど設定不要ですが、標準コントロール・トラ ンザクションのセットアップ・フェーズ、データ・フェーズ、およびステータス・フェーズを介して進行するために、ソフトウ ェア・ベースのステート・マシンを必要とします。デバイス・モードでは、残りのエンドポイントの設定はエニュメレーショ ンの前に一度実行され、ホスト・コントローラによって代替設定が選択された場合のみ変更されます。ホスト・モードで は、エンドポイントが コントロール、バルク、インタラプト、またはアイソクロナスのいずれのモードで動作するかを設 定する必要があります。エンドポイントのタイプが設定されると、各エンドポイントに FIFO 領域を割り当てる必要が あります。バルク、コントロール、またはインタラプト・モードの場合、エンドポイントは、それぞれトランザクションごと に最大 64 バイトが割り当てられます。アイソクロナス・エンドポイントは、パケットごとに最大 1023 バイトのパケッ トを保持できます。いずれのモードでも、データを送信または受信する前に、指定されたエンドポイントの最大パケッ ト・サイズを設定する必要があります。 各エンドポイントの FIFO の設定では、USB FIFO RAM の一部を各エンドポイントに予約する必要があります。使 用可能な FIFO RAM の合計は 4 KB で、最初の 64 バイトはエンドポイント 0 用に予約されています。エンドポ イントの FIFO は、最大パケット・サイズ以上の大きさである必要があります。FIFO をダブル・バッファ FIFO とし て設定し、各パケットの終了時に割り込みを発生させて FIFO の残りの半分を充填することもできます。 デバイスとして動作する場合は、デバイスが通信を開始する準備が完了したら、USB デバイス・コントローラのソフト 接続をイネーブルして、ホスト・コントローラへのエニュメレーションプロセスを開始できることを示す必要があります。 ホスト・コントローラとして動作する場合は、デバイス・ソフト接続をディスエーブルし、USB0EPEN 信号を介して VBUS に電力を供給する必要があります。 20 20.5 レジスタ・マップ 表 20-6 に、レジスタの一覧を示します。指定されたすべてのアドレスは、USB ベース・アドレス 0x4005.0000 を 基準としています。レジスタを設定する前に、USB コントローラのクロックをイネーブルしてください (RCGC2 レジス タを参照)。 表 20-6. ユニバーサル・シリアル・バス (USB) コントローラ・レジスタ・マップ オフセット 0x000 0x001 0x002 0x004 0x006 0x008 0x00A 0x00B 0x00C 0x00E 0x00F 0x020 0x024 0x028 0x02C 0x030 0x034 0x038 0x03C 0x040 0x044 0x048 0x04C 0x050 0x054 0x058 0x05C 0x060 0x062 0x063 0x064 0x066 0x07A 0x07B 0x07D 名称 USBFADDR USBPOWER USBTXIS USBRXIS USBTXIE USBRXIE USBIS USBIE USBFRAME USBEPIDX USBTEST USBFIFO0 USBFIFO1 USBFIFO2 USBFIFO3 USBFIFO4 USBFIFO5 USBFIFO6 USBFIFO7 USBFIFO8 USBFIFO9 USBFIFO10 USBFIFO11 USBFIFO12 USBFIFO13 USBFIFO14 USBFIFO15 USBDEVCTL USBTXFIFOSZ USBRXFIFOSZ USBTXFIFOADD USBRXFIFOADD USBCONTIM USBVPLEN USBFSEOF タイプ R/W R/W RO RO R/W R/W RO R/W RO R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W リセット 0x00 0x20 0x0000 0x0000 0xFFFF 0xFFFE 0x00 0x06 0x0000 0x00 0x00 0x0000.0000 0x0000.0000 0x0000.0000 0x0000.0000 0x0000.0000 0x0000.0000 0x0000.0000 0x0000.0000 0x0000.0000 0x0000.0000 0x0000.0000 0x0000.0000 0x0000.0000 0x0000.0000 0x0000.0000 0x0000.0000 0x80 0x00 0x00 0x0000 0x0000 0x5C 0x3C 0x77 0x07E USBLSEOF R/W 0x72 0x080 0x082 0x083 USBTXFUNCADDR0 USBTXHUBADDR0 USBTXHUBPORT0 R/W R/W R/W 0x00 0x00 0x00 0x088 0x08A 0x08B 0x08C 0x08E 0x08F USBTXFUNCADDR1 USBTXHUBADDR1 USBTXHUBPORT1 USBRXFUNCADDR1 USBRXHUBADDR1 USBRXHUBPORT1 R/W R/W R/W R/W R/W R/W 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 説明 USB デバイス機能アドレス USB 電源 USB 送信割り込みステータス USB 受信割り込みステータス USB 送信割り込みイネーブル USB 受信割り込みイネーブル USB 汎用割り込みステータス USB 割り込みイネーブル USB フレーム値 USB エンドポイント・インデックス USB テスト・モード USB FIFO エンドポイント 0 USB FIFO エンドポイント 1 USB FIFO エンドポイント 2 USB FIFO エンドポイント 3 USB FIFO エンドポイント 4 USB FIFO エンドポイント 5 USB FIFO エンドポイント 6 USB FIFO エンドポイント 7 USB FIFO エンドポイント 8 USB FIFO エンドポイント 9 USB FIFO エンドポイント 10 USB FIFO エンドポイント 11 USB FIFO エンドポイント 12 USB FIFO エンドポイント 13 USB FIFO エンドポイント 14 USB FIFO エンドポイント 15 USB デバイス制御 USB 送信ダイナミック FIFO サイズ設定 USB 受信ダイナミック FIFO サイズ設定 USB 送信 FIFO 開始アドレス USB 受信 FIFO 開始アドレス USB 接続タイミング USB OTG VBUS パルス・タイミング USB Full-Speed 最後のトランザクションからフレーム 終了のタイミング USB Low-Speed 最後のトランザクションからフレーム 終了のタイミング USB 送信機能アドレス・エンドポイント 0 USB 送信ハブ・アドレス・エンドポイント 0 USB 送信ハブ・ポート・エンドポイント 0 USB 送信機能アドレス・エンドポイント 1 USB 送信ハブ・アドレス・エンドポイント 1 USB 送信ハブ・ポート・エンドポイント 1 USB 受信機能アドレス・エンドポイント 1 USB 受信ハブ・アドレス・エンドポイント 1 USB 受信ハブ・ポート・エンドポイント 1 21 表 20-6. ユニバーサル・シリアル・バス (USB) コントローラ・レジスタ・マップ (続き) オフセット 0x090 0x092 0x093 0x094 0x096 0x097 0x098 0x09A 0x09B 0x09C 0x09E 0x09F 0x0A0 0x0A2 0x0A3 0x0A4 0x0A6 0x0A7 0x0A8 0x0AA 0x0AB 0x0AC 0x0AE 0x0AF 0x0B0 0x0B2 0x0B3 0x0B4 0x0B6 0x0B7 0x0B8 0x0BA 0x0BB 0x0BC 0x0BE 0x0BF 0x0C0 0x0C2 0x0C3 0x0C4 0x0C6 0x0C7 0x0C8 0x0CA 0x0CB 0x0CC 0x0CE 0x0CF 0x0D0 0x0D2 0x0D3 0x0D4 0x0D6 0x0D7 22 名称 USBTXFUNCADDR2 USBTXHUBADDR2 USBTXHUBPORT2 USBRXFUNCADDR2 USBRXHUBADDR2 USBRXHUBPORT2 USBTXFUNCADDR3 USBTXHUBADDR3 USBTXHUBPORT3 USBRXFUNCADDR3 USBRXHUBADDR3 USBRXHUBPORT3 USBTXFUNCADDR4 USBTXHUBADDR4 USBTXHUBPORT4 USBRXFUNCADDR4 USBRXHUBADDR4 USBRXHUBPORT4 USBTXFUNCADDR5 USBTXHUBADDR5 USBTXHUBPORT5 USBRXFUNCADDR5 USBRXHUBADDR5 USBRXHUBPORT5 USBTXFUNCADDR6 USBTXHUBADDR6 USBTXHUBPORT6 USBRXFUNCADDR6 USBRXHUBADDR6 USBRXHUBPORT6 USBTXFUNCADDR7 USBTXHUBADDR7 USBTXHUBPORT7 USBRXFUNCADDR7 USBRXHUBADDR7 USBRXHUBPORT7 USBTXFUNCADDR8 USBTXHUBADDR8 USBTXHUBPORT8 USBRXFUNCADDR8 USBRXHUBADDR8 USBRXHUBPORT8 USBTXFUNCADDR9 USBTXHUBADDR9 USBTXHUBPORT9 USBRXFUNCADDR9 USBRXHUBADDR9 USBRXHUBPORT9 USBTXFUNCADDR10 USBTXHUBADDR10 USBTXHUBPORT10 USBRXFUNCADDR10 USBRXHUBADDR10 USBRXHUBPORT10 タイプ R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W リセット 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 USB USB USB USB USB USB USB USB USB USB USB USB USB USB USB USB USB USB USB USB USB USB USB USB USB USB USB USB USB USB USB USB USB USB USB USB USB USB USB USB USB USB USB USB USB USB USB USB USB USB USB USB USB USB 説明 送信機能アドレス・エンドポイント 2 送信ハブ・アドレス・エンドポイント 2 送信ハブ・ポート・エンドポイント 2 受信機能アドレス・エンドポイント 2 受信ハブ・アドレス・エンドポイント 2 受信ハブ・ポート・エンドポイント 2 送信機能アドレス・エンドポイント 3 送信ハブ・アドレス・エンドポイント 3 送信ハブ・ポート・エンドポイント 3 受信機能アドレス・エンドポイント 3 受信ハブ・アドレス・エンドポイント 3 受信ハブ・ポート・エンドポイント 3 送信機能アドレス・エンドポイント 4 送信ハブ・アドレス・エンドポイント 4 送信ハブ・ポート・エンドポイント 4 受信機能アドレス・エンドポイント 4 受信ハブ・アドレス・エンドポイント 4 受信ハブ・ポート・エンドポイント 4 送信機能アドレス・エンドポイント 5 送信ハブ・アドレス・エンドポイント 5 送信ハブ・ポート・エンドポイント 5 受信機能アドレス・エンドポイント 5 受信ハブ・アドレス・エンドポイント 5 受信ハブ・ポート・エンドポイント 5 送信機能アドレス・エンドポイント 6 送信ハブ・アドレス・エンドポイント 6 送信ハブ・ポート・エンドポイント 6 受信機能アドレス・エンドポイント 6 受信ハブ・アドレス・エンドポイント 6 受信ハブ・ポート・エンドポイント 6 送信機能アドレス・エンドポイント 7 送信ハブ・アドレス・エンドポイント 7 送信ハブ・ポート・エンドポイント 7 受信機能アドレス・エンドポイント 7 受信ハブ・アドレス・エンドポイント 7 受信ハブ・ポート・エンドポイント 7 送信機能アドレス・エンドポイント 8 送信ハブ・アドレス・エンドポイント 8 送信ハブ・ポート・エンドポイント 8 受信機能アドレス・エンドポイント 8 受信ハブ・アドレス・エンドポイント 8 受信ハブ・ポート・エンドポイント 8 送信機能アドレス・エンドポイント 9 送信ハブ・アドレス・エンドポイント 9 送信ハブ・ポート・エンドポイント 9 受信機能アドレス・エンドポイント 9 受信ハブ・アドレス・エンドポイント 9 受信ハブ・ポート・エンドポイント 9 送信機能アドレス・エンドポイント 10 送信ハブ・アドレス・エンドポイント 10 送信ハブ・ポート・エンドポイント 10 受信機能アドレス・エンドポイント 10 受信ハブ・アドレス・エンドポイント 10 受信ハブ・ポート・エンドポイント 10 表 20-6. ユニバーサル・シリアル・バス (USB) コントローラ・レジスタ・マップ (続き) オフセット 0x0D8 0x0DA 0x0DB 0x0DC 0x0DE 0x0DF 0x0E0 0x0E2 0x0E3 0x0E4 0x0E6 0x0E7 0x0E8 0x0EA 0x0EB 0x0EC 0x0EE 0x0EF 0x0F0 0x0F2 0x0F3 0x0F4 0x0F6 0x0F7 0x0F8 0x0FA 0x0FB 0x0FC 0x0FE 0x0FF 0x102 0x103 0x108 0x10A 0x10B 0x110 0x112 0x113 0x114 0x116 0x117 0x118 0x11A 0x11B 0x11C 0x11D 0x120 0x122 0x123 0x124 0x126 0x127 0x128 0x12A 0x12B 0x12C 0x12D 名称 USBTXFUNCADDR11 USBTXHUBADDR11 USBTXHUBPORT11 USBRXFUNCADDR11 USBRXHUBADDR11 USBRXHUBPORT11 USBTXFUNCADDR12 USBTXHUBADDR12 USBTXHUBPORT12 USBRXFUNCADDR12 USBRXHUBADDR12 USBRXHUBPORT12 USBTXFUNCADDR13 USBTXHUBADDR13 USBTXHUBPORT13 USBRXFUNCADDR13 USBRXHUBADDR13 USBRXHUBPORT13 USBTXFUNCADDR14 USBTXHUBADDR14 USBTXHUBPORT14 USBRXFUNCADDR14 USBRXHUBADDR14 USBRXHUBPORT14 USBTXFUNCADDR15 USBTXHUBADDR15 USBTXHUBPORT15 USBRXFUNCADDR15 USBRXHUBADDR15 USBRXHUBPORT15 USBCSRL0 USBCSRH0 USBCOUNT0 USBTYPE0 USBNAKLMT USBTXMAXP1 USBTXCSRL1 USBTXCSRH1 USBRXMAXP1 USBRXCSRL1 USBRXCSRH1 USBRXCOUNT1 USBTXTYPE1 USBTXINTERVAL1 USBRXTYPE1 USBRXINTERVAL1 USBTXMAXP2 USBTXCSRL2 USBTXCSRH2 USBRXMAXP2 USBRXCSRL2 USBRXCSRH2 USBRXCOUNT2 USBTXTYPE2 USBTXINTERVAL2 USBRXTYPE2 USBRXINTERVAL2 タイプ R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W W1C W1C RO R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W RO R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W RO R/W R/W R/W R/W リセット 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x00 0x0000 0x00 0x00 0x0000 0x00 0x00 0x0000 0x00 0x00 0x00 0x00 0x0000 0x00 0x00 0x0000 0x00 0x00 0x0000 0x00 0x00 0x00 0x00 説明 USB 送信機能アドレス・エンドポイント 11 USB 送信ハブ・アドレス・エンドポイント 11 USB 送信ハブ・ポート・エンドポイント 11 USB 受信機能アドレス・エンドポイント 11 USB 受信ハブ・アドレス・エンドポイント 11 USB 受信ハブ・ポート・エンドポイント 11 USB 送信機能アドレス・エンドポイント 12 USB 送信ハブ・アドレス・エンドポイント 12 USB 送信ハブ・ポート・エンドポイント 12 USB 受信機能アドレス・エンドポイント 12 USB 受信ハブ・アドレス・エンドポイント 12 USB 受信ハブ・ポート・エンドポイント 12 USB 送信機能アドレス・エンドポイント 13 USB 送信ハブ・アドレス・エンドポイント 13 USB 送信ハブ・ポート・エンドポイント 13 USB 受信機能アドレス・エンドポイント 13 USB 受信ハブ・アドレス・エンドポイント 13 USB 受信ハブ・ポート・エンドポイント 13 USB 送信機能アドレス・エンドポイント 14 USB 送信ハブ・アドレス・エンドポイント 14 USB 送信ハブ・ポート・エンドポイント 14 USB 受信機能アドレス・エンドポイント 14 USB 受信ハブ・アドレス・エンドポイント 14 USB 受信ハブ・ポート・エンドポイント 14 USB 送信機能アドレス・エンドポイント 15 USB 送信ハブ・アドレス・エンドポイント 15 USB 送信ハブ・ポート・エンドポイント 15 USB 受信機能アドレス・エンドポイント 15 USB 受信ハブ・アドレス・エンドポイント 15 USB 受信ハブ・ポート・エンドポイント 15 USB 制御&ステータス・エンドポイント 0 Low USB 制御&ステータス・エンドポイント 0 High USB 受信バイト数エンドポイント 0 USB タイプ・エンドポイント 0 USB NAK 制限 USB 最大送信データ・エンドポイント 1 USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 1 Low USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 1 High USB 最大受信データ・エンドポイント 1 USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 1 Low USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 1 High USB 受信バイト数エンドポイント 1 USB ホスト送信設定タイプ・エンドポイント 1 USB ホスト送信インターバル・エンドポイント 1 USB ホスト設定受信タイプ・エンドポイント 1 USB ホスト受信ポーリング・インターバル・エンドポイント 1 USB 最大送信データ・エンドポイント 2 USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 2 Low USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 2 High USB 最大受信データ・エンドポイント 2 USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 2 Low USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 2 High USB 受信バイト数エンドポイント 2 USB ホスト送信設定タイプ・エンドポイント 2 USB ホスト送信インターバル・エンドポイント 2 USB ホスト設定受信タイプ・エンドポイント 2 USB ホスト受信ポーリング・インターバル・エンドポイント 2 23 表 20-6. ユニバーサル・シリアル・バス (USB) コントローラ・レジスタ・マップ (続き) オフセット 0x130 0x132 0x133 0x134 0x136 0x137 0x138 0x13A 0x13B 0x13C 0x13D 0x140 0x142 0x143 0x144 0x146 0x147 0x148 0x14A 0x14B 0x14C 0x14D 0x150 0x152 0x153 0x154 0x156 0x157 0x158 0x15A 0x15B 0x15C 0x15D 0x160 0x162 0x163 0x164 0x166 0x167 0x168 0x16A 0x16B 0x16C 0x16D 0x170 0x172 0x173 0x174 0x176 0x177 0x178 0x17A 0x17B 0x17C 0x17D 24 名称 USBTXMAXP3 USBTXCSRL3 USBTXCSRH3 USBRXMAXP3 USBRXCSRL3 USBRXCSRH3 USBRXCOUNT3 USBTXTYPE3 USBTXINTERVAL3 USBRXTYPE3 USBRXINTERVAL3 USBTXMAXP4 USBTXCSRL4 USBTXCSRH4 USBRXMAXP4 USBRXCSRL4 USBRXCSRH4 USBRXCOUNT4 USBTXTYPE4 USBTXINTERVAL4 USBRXTYPE4 USBRXINTERVAL4 USBTXMAXP5 USBTXCSRL5 USBTXCSRH5 USBRXMAXP5 USBRXCSRL5 USBRXCSRH5 USBRXCOUNT5 USBTXTYPE5 USBTXINTERVAL5 USBRXTYPE5 USBRXINTERVAL5 USBTXMAXP6 USBTXCSRL6 USBTXCSRH6 USBRXMAXP6 USBRXCSRL6 USBRXCSRH6 USBRXCOUNT6 USBTXTYPE6 USBTXINTERVAL6 USBRXTYPE6 USBRXINTERVAL6 USBTXMAXP7 USBTXCSRL7 USBTXCSRH7 USBRXMAXP7 USBRXCSRL7 USBRXCSRH7 USBRXCOUNT7 USBTXTYPE7 USBTXINTERVAL7 USBRXTYPE7 USBRXINTERVAL7 タイプ R/W R/W R/W R/W R/W R/W RO R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W RO R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W RO R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W RO R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W RO R/W R/W R/W R/W リセット 0x0000 0x00 0x00 0x0000 0x00 0x00 0x0000 0x00 0x00 0x00 0x00 0x0000 0x00 0x00 0x0000 0x00 0x00 0x0000 0x00 0x00 0x00 0x00 0x0000 0x00 0x00 0x0000 0x00 0x00 0x0000 0x00 0x00 0x00 0x00 0x0000 0x00 0x00 0x0000 0x00 0x00 0x0000 0x00 0x00 0x00 0x00 0x0000 0x00 0x00 0x0000 0x00 0x00 0x0000 0x00 0x00 0x00 0x00 説明 USB 最大送信データ・エンドポイント 3 USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 3 Low USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 3 High USB 最大受信データ・エンドポイント 3 USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 3 Low USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 3 High USB 受信バイト数エンドポイント 3 USB ホスト送信設定タイプ・エンドポイント 3 USB ホスト送信インターバル・エンドポイント 3 USB ホスト設定受信タイプ・エンドポイント 3 USB ホスト受信ポーリング・インターバル・エンドポイント USB 最大送信データ・エンドポイント 4 USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 4 Low USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 4 High USB 最大受信データ・エンドポイント 4 USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 4 Low USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 4 High USB 受信バイト数エンドポイント 4 USB ホスト送信設定タイプ・エンドポイント 4 USB ホスト送信インターバル・エンドポイント 4 USB ホスト設定受信タイプ・エンドポイント 4 USB ホスト受信ポーリング・インターバル・エンドポイント USB 最大送信データ・エンドポイント 5 USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 5 Low USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 5 High USB 最大受信データ・エンドポイント 5 USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 5 Low USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 5 High USB 受信バイト数エンドポイント 5 USB ホスト送信設定タイプ・エンドポイント 5 USB ホスト送信インターバル・エンドポイント 5 USB ホスト設定受信タイプ・エンドポイント 5 USB ホスト受信ポーリング・インターバル・エンドポイント USB 最大送信データ・エンドポイント 6 USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 6 Low USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 6 High USB 最大受信データ・エンドポイント 6 USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 6 Low USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 6 High USB 受信バイト数エンドポイント 6 USB ホスト送信設定タイプ・エンドポイント 6 USB ホスト送信インターバル・エンドポイント 6 USB ホスト設定受信タイプ・エンドポイント 6 USB ホスト受信ポーリング・インターバル・エンドポイント USB 最大送信データ・エンドポイント 7 USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 7 Low USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 7 High USB 最大受信データ・エンドポイント 7 USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 7 Low USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 7 High USB 受信バイト数エンドポイント 7 USB ホスト送信設定タイプ・エンドポイント 7 USB ホスト送信インターバル・エンドポイント 7 USB ホスト設定受信タイプ・エンドポイント 7 USB ホスト受信ポーリング・インターバル・エンドポイント 3 4 5 6 7 表 20-6. ユニバーサル・シリアル・バス (USB) コントローラ・レジスタ・マップ (続き) オフセット 0x180 0x182 0x183 0x184 0x186 0x187 0x188 0x18A 0x18B 0x18C 0x18D 0x190 0x192 0x193 0x194 0x196 0x197 0x198 0x19A 0x19B 0x19C 0x19D 0x1A0 0x1A2 0x1A3 0x1A4 0x1A6 0x1A7 0x1A8 0x1AA 0x1AB 0x1AC 0x1AD 0x1B0 0x1B2 0x1B3 0x1B4 0x1B6 0x1B7 0x1B8 0x1BA 0x1BB 0x1BC 0x1BD 0x1C0 0x1C2 0x1C3 0x1C4 0x1C6 0x1C7 0x1C8 0x1CA 0x1CB 0x1CC 0x1CD 名称 USBTXMAXP8 USBTXCSRL8 USBTXCSRH8 USBRXMAXP8 USBRXCSRL8 USBRXCSRH8 USBRXCOUNT8 USBTXTYPE8 USBTXINTERVAL8 USBRXTYPE8 USBRXINTERVAL8 USBTXMAXP9 USBTXCSRL9 USBTXCSRH9 USBRXMAXP9 USBRXCSRL9 USBRXCSRH9 USBRXCOUNT9 USBTXTYPE9 USBTXINTERVAL9 USBRXTYPE9 USBRXINTERVAL9 USBTXMAXP10 USBTXCSRL10 USBTXCSRH10 USBRXMAXP10 USBRXCSRL10 USBRXCSRH10 USBRXCOUNT10 USBTXTYPE10 USBTXINTERVAL10 USBRXTYPE10 USBRXINTERVAL10 USBTXMAXP11 USBTXCSRL11 USBTXCSRH11 USBRXMAXP11 USBRXCSRL11 USBRXCSRH11 USBRXCOUNT11 USBTXTYPE11 USBTXINTERVAL11 USBRXTYPE11 USBRXINTERVAL11 USBTXMAXP12 USBTXCSRL12 USBTXCSRH12 USBRXMAXP12 USBRXCSRL12 USBRXCSRH12 USBRXCOUNT12 USBTXTYPE12 USBTXINTERVAL12 USBRXTYPE12 USBRXINTERVAL12 タイプ R/W R/W R/W R/W R/W R/W RO R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W RO R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W RO R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W RO R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W RO R/W R/W R/W R/W リセット 0x0000 0x00 0x00 0x0000 0x00 0x00 0x0000 0x00 0x00 0x00 0x00 0x0000 0x00 0x00 0x0000 0x00 0x00 0x0000 0x00 0x00 0x00 0x00 0x0000 0x00 0x00 0x0000 0x00 0x00 0x0000 0x00 0x00 0x00 0x00 0x0000 0x00 0x00 0x0000 0x00 0x00 0x0000 0x00 0x00 0x00 0x00 0x0000 0x00 0x00 0x0000 0x00 0x00 0x0000 0x00 0x00 0x00 0x00 説明 USB 最大送信データ・エンドポイント 8 USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 8 Low USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 8 High USB 最大受信データ・エンドポイント 8 USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 8 Low USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 8 High USB 受信バイト数エンドポイント 8 USB ホスト送信設定タイプ・エンドポイント 8 USB ホスト送信インターバル・エンドポイント 8 USB ホスト設定受信タイプ・エンドポイント 8 USB ホスト受信ポーリング・インターバル・エンドポイント 8 USB 最大送信データ・エンドポイント 9 USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 9 Low USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 9 High USB 最大受信データ・エンドポイント 9 USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 9 Low USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 9 High USB 受信バイト数エンドポイント 9 USB ホスト送信設定タイプ・エンドポイント 9 USB ホスト送信インターバル・エンドポイント 9 USB ホスト設定受信タイプ・エンドポイント 9 USB ホスト受信ポーリング・インターバル・エンドポイント 9 USB 最大送信データ・エンドポイント 10 USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 10 Low USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 10 High USB 最大受信データ・エンドポイント 10 USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 10 Low USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 10 High USB 受信バイト数エンドポイント 10 USB ホスト送信設定タイプ・エンドポイント 10 USB ホスト送信インターバル・エンドポイント 10 USB ホスト設定受信タイプ・エンドポイント 10 USB ホスト受信ポーリング・インターバル・エンドポイント 10 USB 最大送信データ・エンドポイント 11 USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 11 Low USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 11 High USB 最大受信データ・エンドポイント 11 USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 11 Low USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 11 High USB 受信バイト数エンドポイント 11 USB ホスト送信設定タイプ・エンドポイント 11 USB ホスト送信インターバル・エンドポイント 11 USB ホスト設定受信タイプ・エンドポイント 11 USB ホスト受信ポーリング・インターバル・エンドポイント 11 USB 最大送信データ・エンドポイント 12 USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 12 Low USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 12 High USB 最大受信データ・エンドポイント 12 USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 12 Low USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 12 High USB 受信バイト数エンドポイント 12 USB ホスト送信設定タイプ・エンドポイント 12 USB ホスト送信インターバル・エンドポイント 12 USB ホスト設定受信タイプ・エンドポイント 12 USB ホスト受信ポーリング・インターバル・エンドポイント 12 25 表 20-6. ユニバーサル・シリアル・バス (USB) コントローラ・レジスタ・マップ (続き) 26 オフセット 0x1D0 0x1D2 0x1D3 0x1D4 0x1D6 0x1D7 0x1D8 0x1DA 0x1DB 0x1DC 0x1DD 0x1E0 0x1E2 0x1E3 0x1E4 0x1E6 0x1E7 0x1E8 0x1EA 0x1EB 0x1EC 0x1ED 0x1F0 0x1F2 0x1F3 0x1F4 0x1F6 0x1F7 0x1F8 0x1FA 0x1FB 0x1FC 0x1FD 名称 USBTXMAXP13 USBTXCSRL13 USBTXCSRH13 USBRXMAXP13 USBRXCSRL13 USBRXCSRH13 USBRXCOUNT13 USBTXTYPE13 USBTXINTERVAL13 USBRXTYPE13 USBRXINTERVAL13 USBTXMAXP14 USBTXCSRL14 USBTXCSRH14 USBRXMAXP14 USBRXCSRL14 USBRXCSRH14 USBRXCOUNT14 USBTXTYPE14 USBTXINTERVAL14 USBRXTYPE14 USBRXINTERVAL14 USBTXMAXP15 USBTXCSRL15 USBTXCSRH15 USBRXMAXP15 USBRXCSRL15 USBRXCSRH15 USBRXCOUNT15 USBTXTYPE15 USBTXINTERVAL15 USBRXTYPE15 USBRXINTERVAL15 タイプ R/W R/W R/W R/W R/W R/W RO R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W RO R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W RO R/W R/W R/W R/W リセット 0x0000 0x00 0x00 0x0000 0x00 0x00 0x0000 0x00 0x00 0x00 0x00 0x0000 0x00 0x00 0x0000 0x00 0x00 0x0000 0x00 0x00 0x00 0x00 0x0000 0x00 0x00 0x0000 0x00 0x00 0x0000 0x00 0x00 0x00 0x00 0x304 USBRQPKTCOUNT1 R/W 0x0000 0x308 0x30C 0x310 0x314 0x318 0x31C 0x320 0x324 0x328 0x32C 0x330 0x334 0x338 0x33C 0x340 0x342 0x400 0x404 0x408 USBRQPKTCOUNT2 USBRQPKTCOUNT3 USBRQPKTCOUNT4 USBRQPKTCOUNT5 USBRQPKTCOUNT6 USBRQPKTCOUNT7 USBRQPKTCOUNT8 USBRQPKTCOUNT9 USBRQPKTCOUNT10 USBRQPKTCOUNT11 USBRQPKTCOUNT12 USBRQPKTCOUNT13 USBRQPKTCOUNT14 USBRQPKTCOUNT15 USBRXDPKTBUFDIS USBTXDPKTBUFDIS USBEPC USBEPCRIS USBEPCIM R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W R/W RO R/W 0x0000 0x0000 0x0000 0x0000 0x0000 0x0000 0x0000 0x0000 0x0000 0x0000 0x0000 0x0000 0x0000 0x0000 0x0000 0x0000 0x0000.0000 0x0000.0000 0x0000.0000 説明 USB 最大送信データ・エンドポイント 13 USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 13 Low USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 13 High USB 最大受信データ・エンドポイント 13 USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 13 Low USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 13 High USB 受信バイト数エンドポイント 13 USB ホスト送信設定タイプ・エンドポイント 13 USB ホスト送信インターバル・エンドポイント 13 USB ホスト設定受信タイプ・エンドポイント 13 USB ホスト受信ポーリング・インターバル・エンドポイント 13 USB 最大送信データ・エンドポイント 14 USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 14 Low USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 14 High USB 最大受信データ・エンドポイント 14 USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 14 Low USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 14 High USB 受信バイト数エンドポイント 14 USB ホスト送信設定タイプ・エンドポイント 14 USB ホスト送信インターバル・エンドポイント 14 USB ホスト設定受信タイプ・エンドポイント 14 USB ホスト受信ポーリング・インターバル・エンドポイント 14 USB 最大送信データ・エンドポイント 15 USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 15 Low USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 15 High USB 最大受信データ・エンドポイント 15 USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 15 Low USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 15 High USB 受信バイト数エンドポイント 15 USB ホスト送信設定タイプ・エンドポイント 15 USB ホスト送信インターバル・エンドポイント 15 USB ホスト設定受信タイプ・エンドポイント 15 USB ホスト受信ポーリング・インターバル・エンドポイント 15 USB ブロック転送要求パケット数エンドポイント 1 USB ブロック転送要求パケット数エンドポイント 2 USB ブロック転送要求パケット数エンドポイント 3 USB ブロック転送要求パケット数エンドポイント 4 USB ブロック転送要求パケット数エンドポイント 5 USB ブロック転送要求パケット数エンドポイント 6 USB ブロック転送要求パケット数エンドポイント 7 USB ブロック転送要求パケット数エンドポイント 8 USB ブロック転送要求パケット数エンドポイント 9 USB ブロック転送要求パケット数エンドポイント 10 USB ブロック転送要求パケット数エンドポイント 11 USB ブロック転送要求パケット数エンドポイント 12 USB ブロック転送要求パケット数エンドポイント 13 USB ブロック転送要求パケット数エンドポイント 14 USB ブロック転送要求パケット数エンドポイント 15 USB 受信ダブル・パケット・バッファ・ディスエーブル USB 送信ダブル・パケット・バッファ・ディスエーブル USB 外部電源制御 USB 外部電源制御ロウ割り込みステータス USB 外部電源制御割り込みマスク 表 20-6. ユニバーサル・シリアル・バス (USB) コントローラ・レジスタ・マップ (続き) オフセット 0x40C 0x410 0x414 0x418 0x41C 0x430 0x434 0x438 0x43C 0x444 0x448 0x44C 0x450 名称 USBEPCISC USBDRRIS USBDRIM USBDRISC USBGPCS USBVDC USBVDCRIS USBVDCIM USBVDCISC USBIDVRIS USBIDVIM USBIDVISC USBDMASEL タイプ R/W RO R/W W1C R/W R/W RO R/W R/W RO R/W R/W1C R/W リセット 0x0000.0000 0x0000.0000 0x0000.0000 0x0000.0000 0x0000.0000 0x0000.0000 0x0000.0000 0x0000.0000 0x0000.0000 0x0000.0000 0x0000.0000 0x0000.0000 0x0033.2211 説明 USB 外部電源制御割り込みステータス&クリア USB デバイス RESUME ロウ割り込みステータス USB デバイス RESUME 割り込みマスク USB デバイス RESUME 割り込みステータス&クリア USB 汎用制御&ステータス USB VBUS ドループ制御 USB VBUS ドループ制御ロウ割り込みステータス USB VBUS ドループ制御割り込みマスク USB VBUS ドループ制御割り込みステータス&クリア USB 有効 ID 検出ロウ割り込みステータス USB 有効 ID 検出割り込みマスク USB 有効 ID 検出割り込みステータス&クリア USB DMA 選択 27 20.6 レジスタの説明 LM3S9B96 USB コントローラには、DC6 レジスタの USB0 ビット・フィールドで指定する On-The-Go (OTG) 機 能があります (DC6 レジスタを参照)。 このアイコンは、レジスタが O ードで使用されることを示します は、ホスト・モードとデバイス・ モードによってビットの定義が異 このアイコンは、レジスタが OT で使用されることを示します。一 ホスト モ ドとデバイス モ 28 レジスタ 1: USB デバイス機能アドレス (USBFADDR)、オフセット 0x000 USBFADDR は、トランザクションのデバイス部分の 7 ビット・アドレスを含む 8 ビット・レジスタです。 USB コントローラがデバイス・モードで使用されている場合 (USBDEVCTL レジスタの HOST ビットがクリア)、こ のレジスタには SET_ADDRESS コマンドによって受信したアドレスを書き込む必要があります。このアドレスは、 次に後続のトークン・パケットの機能アドレスをデコードするために使用されます。 重要: このレジスタを書き込む場合に特に考慮する点については、「デバイス・アドレスの設定」の節を参照してくだ さい。 USB デバイス機能アドレス (USBFADDR) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x000 タイプ:R/W、リセット:0x00 ビット / フィールド 7 6:0 名称 タイプ リセット 説明 予約 RO 0 FUNCADDR R/W 0x00 予約ビットの値はソフトウェアで使用しないでください。将来の製品との 互換性のため、予約ビットの値はリード・モディファイ・ライト処理から保 護する必要があります。 機能アドレス SET_ADDRESS によって受信したデバイスの機能アドレス 29 レジスタ 2: USB 電源 (USBPOWER)、オフセット 0x001 USBPOWER は、SUSPEND 信号と RESUME 信号、および USB コントローラのいくつかの基本動作を制御す るために使用する 8 ビット・レジスタです。 OTG A / ホスト・モード USB 電源 (USBPOWER) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x001 タイプ:R/W、リセット:0x20 ビット / フィールド 7:4 30 名称 タイプ リセット 説明 予約 RO 0x2 3 RESET R/W 0 2 RESUME R/W 0 1 SUSPEND R/W1S 0 0 PWRDNPHY R/W 0 予約ビットの値はソフトウェアで使用しないでください。将来の製品との 互換性のため、予約ビットの値はリード・モディファイ・ライト処理から保 護する必要があります。 RESET 信号 値 説明 1 バス上の RESET 信号送信をイネーブルします。 0 バス上の RESET 信号送信を終了します。 RESUME 信号 値 説明 1 デバイスが SUSPEND モードのときに、RESUME 信号 送信をイネーブルします。 0 バス上の RESUME 信号送信を終了します。 このビットは、セットされてから 20 ms 後にソフトウェアによってクリア する必要があります。 SUSPEND モード 値 説明 1 SUSPEND モードをイネーブルします。 0 無効 PHY 停止 値 説明 1 内部 USB PHY を停止します。 0 無効 OTG B / デバイス・モード USB 電源 (USBPOWER) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x001 タイプ:R/W、リセット:0x20 ビット / フィールド 7 タイプ リセット 説明 ISOUP R/W 0 SOFTCONN R/W 0 予約 RO 0x2 3 RESET RO 0 2 RESUME R/W 0 1 SUSPEND RO 0 0 PWRDNPHY R/W 0 アイソクロナス更新 値 説明 1 USB コ ン ト ロ ー ラ は 、 パ ケ ッ ト を 送 信 す る 前 に 、 USBTXCSRLn レジスタで TXRDY ビットがセットされたと きから SOF トークンを待ちます。SOF トークンの前に IN トークンが受信された場合、長さゼロのデータ・パケットが送 信されます。 0 無効 注: このビットの設定は、アイソクロナス転送にのみ有効です。 ソフト接続/切断 値 説明 1 USB D+/D- ラインがイネーブルされます。 0 USB D+/D- ラインがトライステートになります。 予約ビットの値はソフトウェアで使用しないでください。将来の製品との 互換性のため、予約ビットの値はリード・モディファイ・ライト処理から保 護する必要があります。 RESET 信号 値 説明 1 バス上に RESET 信号が送信されています。 0 バス上に RESET 信号は送信されていません。 RESUME 信号 値 説明 1 デバイスが SUSPEND モードのときに、RESUME 信号 送信をイネーブルします。 0 バス上の RESUME 信号送信を終了します。 このビットは、セットされてから 10 ms 後 (15 ms 以内) にソフトウェ アによってクリアする必要があります。 SUSPEND モード 値 説明 1 USB コントローラは、SUSPEND モードです。 0 このビットは、ソフトウェアが割り込みレジスタを読み取った とき、または上記の RESUME ビットをセットしたときにクリ アされます。 PHY 停止 値 説明 1 内部 USB PHY を停止します。 0 無効 6 5:4 名称 31 レジスタ 3: 重要: USB 送信割り込みステータス (USBTXIS)、オフセット 0x002 このレジスタを読み取る際には注意が必要です。読み取りを実行すると、ビットの状態が変わることがありま す。 USBTXIS は、エンドポイント 0 および送信エンドポイント 1 ~ 15 に対して現在アクティブな割り込みを示す、16 ビット読み取り専用レジスタです。このレジスタの EPn ビットの意味は、デバイスのモードによって異なります。EP1 ビットから EP15 ビットは、常に、USB コントローラがデータを送信していることを示します。ただし、ホスト・モードで は、ビットは OUT エンドポイントを参照し、デバイス・モードでは、ビットは IN エンドポイントを参照します。EP0 ビ ットは、ホスト・モードとデバイス・モードでは特殊なビットであり、コントロール IN エンドポイントまたはコントロール OUT エンドポイントのどちらかが割り込みを生成したことを示します。 注: 設定されていないエンドポイントに対応するビットは、常に 0 を返します。このレジスタの読み取り後、アクティ ブな割り込みはすべてクリアされます。 USB 送信割り込みステータス (USBTXIS) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x002 タイプ:RO、リセット:0x0000 32 ビット / フィールド 15 名称 タイプ リセット EP15 RO 0 14 EP14 RO 0 13 EP13 RO 0 12 EP12 RO 0 11 EP11 RO 0 10 EP10 RO 0 9 EP9 RO 0 8 EP8 RO 0 説明 送信エンドポイント 15 割り込み 値 説明 0 割り込みなし 1 エンドポイント 15 送信割り込みがアサートされます。 送信エンドポイント 14 割り込み EP15 の説明を参照 送信エンドポイント 13 割り込み EP15 の説明を参照 送信エンドポイント 12 割り込み EP15 の説明を参照 送信エンドポイント 11 割り込み EP15 の説明を参照 送信エンドポイント 10 割り込み EP15 の説明を参照 送信エンドポイント 9 割り込み EP15 の説明を参照 送信エンドポイント 8 割り込み EP15 の説明を参照 ビット / フィールド 7 名称 タイプ リセット EP7 RO 0 6 EP6 RO 0 5 EP5 RO 0 4 EP4 RO 0 3 EP3 RO 0 2 EP2 RO 0 1 EP1 RO 0 0 EP0 RO 0 説明 送信エンドポイント 7 割り込み EP15 の説明を参照 送信エンドポイント 6 割り込み EP15 の説明を参照 送信エンドポイント 5 割り込み EP15 の説明を参照 送信エンドポイント 4 割り込み EP15 の説明を参照 送信エンドポイント 3 割り込み EP15 の説明を参照 送信エンドポイント 2 割り込み EP15 の説明を参照 送信エンドポイント 1 割り込み EP15 の説明を参照 送信および受信エンドポイント 0 割り込み EP15 の説明を参照 33 レジスタ 4: 重要: USB 受信割り込みステータス (USBRXIS)、オフセット 0x004 このレジスタを読み取る際には注意が必要です。読み取りを実行すると、ビットの状態が変わることがありま す。 USBRXIS は、受信エンドポイント 1 ~ 15 に関して現在どの割り込みがアクティブであるかを示す、16 ビット読 み取り専用レジスタです。 注: 設定されていないエンドポイントに対応するビットは、常に 0 を返します。このレジスタの読み取り後、アクティ ブな割り込みはすべてクリアされます。 USB 受信割り込みステータス (USBRXIS) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x004 タイプ:RO、リセット:0x0000 34 ビット / フィールド 15 名称 タイプ リセット EP15 RO 0 14 EP14 RO 0 13 EP13 RO 0 12 EP12 RO 0 11 EP11 RO 0 10 EP10 RO 0 9 EP9 RO 0 8 EP8 RO 0 7 EP7 RO 0 6 EP6 RO 0 説明 受信エンドポイント 15 割り込み 値 説明 0 割り込みなし 1 エンドポイント 15 受信割り込みがアサートされます。 受信エンドポイント 14 割り込み EP15 の説明を参照 受信エンドポイント 13 割り込み EP15 の説明を参照 受信エンドポイント 12 割り込み EP15 の説明を参照 受信エンドポイント 11 割り込み EP15 の説明を参照 受信エンドポイント 10 割り込み EP15 の説明を参照 受信エンドポイント 9 割り込み EP15 の説明を参照 受信エンドポイント 8 割り込み EP15 の説明を参照 受信エンドポイント 7 割り込み EP15 の説明を参照 受信エンドポイント 6 割り込み EP15 の説明を参照 ビット / フィールド 5 名称 タイプ リセット 説明 EP5 RO 0 4 EP4 RO 0 3 EP3 RO 0 2 EP2 RO 0 1 EP1 RO 0 0 予約 RO 0 受信エンドポイント 5 割り込み EP15 の説明を参照 受信エンドポイント 4 割り込み EP15 の説明を参照 受信エンドポイント 3 割り込み EP15 の説明を参照 受信エンドポイント 2 割り込み EP15 の説明を参照 受信エンドポイント 1 割り込み EP15 の説明を参照 予約ビットの値はソフトウェアで使用しないでください。将来の製品との 互換性のため、予約ビットの値はリード・モディファイ・ライト処理から保 護する必要があります。 35 レジスタ 5: USB 送信割り込みイネーブル (USBTXIE)、オフセット 0x006 USBTXIE は、USBTXIS レジスタが示す割り込みの割り込みイネーブル・ビットを提供する 16 ビット・レジスタで す。任意のビットをセットすると、USBTXIS レジスタの対応する割り込みビットがセットされている場合に、割り込み コントローラに USB 割り込みがアサートされます。ビットをクリアすると、USBTXIS レジスタの対応する割り込みビ ットがセットされていても、割り込みコントローラに USB 割り込みはアサートされません。リセット後は、すべての割 り込みがイネーブルされます。 USB 送信割り込みイネーブル (USBTXIE) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x006 タイプ:R/W、リセット:0xFFFF 36 ビット / フィールド 15 名称 タイプ リセット 説明 EP15 R/W 1 14 EP14 R/W 1 13 EP13 R/W 1 12 EP12 R/W 1 11 EP11 R/W 1 10 EP10 R/W 1 9 EP9 R/W 1 8 EP8 R/W 1 7 EP7 R/W 1 6 EP6 R/W 1 送信エンドポイント 15 割り込みイネーブル 値 説明 1 USBTXIS レジスタの EP15 ビットがセットされると、割り 込みコントローラに割り込みが送信されます。 0 EP15 送信割り込みが抑制され、割り込みコントローラには 送信されません。 送信エンドポイント 14 割り込みイネーブル EP15 の説明を参照 送信エンドポイント 13 割り込みイネーブル EP15 の説明を参照 送信エンドポイント 12 割り込みイネーブル EP15 の説明を参照 送信エンドポイント 11 割り込みイネーブル EP15 の説明を参照 送信エンドポイント 10 割り込みイネーブル EP15 の説明を参照 送信エンドポイント 9 割り込みイネーブル EP15 の説明を参照 送信エンドポイント 8 割り込みイネーブル EP15 の説明を参照 送信エンドポイント 7 割り込みイネーブル EP15 の説明を参照 送信エンドポイント 6 割り込みイネーブル EP15 の説明を参照 ビット / フィールド 5 名称 タイプ リセット EP5 R/W 1 4 EP4 R/W 1 3 EP3 R/W 1 2 EP2 R/W 1 1 EP1 R/W 1 0 EP0 R/W 1 説明 送信エンドポイント 5 割り込みイネーブル EP15 の説明を参照 送信エンドポイント 4 割り込みイネーブル EP15 の説明を参照 送信エンドポイント 3 割り込みイネーブル EP15 の説明を参照 送信エンドポイント 2 割り込みイネーブル EP15 の説明を参照 送信エンドポイント 1 割り込みイネーブル EP15 の説明を参照 送信および受信エンドポイント 0 割り込みイネーブル EP15 の説明を参照 37 レジスタ 6: USB 受信割り込みイネーブル (USBRXIE)、オフセット 0x008 USBRXIE は、USBRXIS レジスタが示す割り込みの割り込みイネーブル・ビットを提供する 16 ビット・レジスタで す。任意のビットをセットすると、USBRXIS レジスタの対応する割り込みビットがセットされている場合に、割り込み コントローラに USB 割り込みがアサートされます。ビットがクリアされている場合、USBRXIS レジスタの対応する 割り込みビットがセットされていても、割り込みコントローラに USB 割り込みはアサートされません。リセット後は、す べての割り込みがイネーブルされます。 USB 受信割り込みイネーブル (USBRXIE) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x008 タイプ:R/W、リセット:0xFFFF 38 ビット / フィールド 15 名称 タイプ リセット 説明 EP15 R/W 1 14 EP14 R/W 1 13 EP13 R/W 1 12 EP12 R/W 1 11 EP11 R/W 1 10 EP10 R/W 1 9 EP9 R/W 1 8 EP8 R/W 1 7 EP7 R/W 1 6 EP6 R/W 1 受信エンドポイント 15 割り込みイネーブル 値 説明 1 USBRXIS レジスタの EP15 ビットがセットされると、割り 込みコントローラに割り込みが送信されます。 0 EP15 受信割り込みが抑制され、割り込みコントローラには 送信されません。 受信エンドポイント 14 割り込みイネーブル EP15 の説明を参照 受信エンドポイント 13 割り込みイネーブル EP15 の説明を参照 受信エンドポイント 12 割り込みイネーブル EP15 の説明を参照 受信エンドポイント 11 割り込みイネーブル EP15 の説明を参照 受信エンドポイント 10 割り込みイネーブル EP15 の説明を参照 受信エンドポイント 9 割り込みイネーブル EP15 の説明を参照 受信エンドポイント 8 割り込みイネーブル EP15 の説明を参照 受信エンドポイント 7 割り込みイネーブル EP15 の説明を参照 受信エンドポイント 6 割り込みイネーブル EP15 の説明を参照 ビット / フィールド 5 名称 タイプ リセット EP5 R/W 1 4 EP4 R/W 1 3 EP3 R/W 1 2 EP2 R/W 1 1 EP1 R/W 1 0 予約 R/W 1 説明 受信エンドポイント 5 割り込みイネーブル EP15 の説明を参照 受信エンドポイント 4 割り込みイネーブル EP15 の説明を参照 受信エンドポイント 3 割り込みイネーブル EP15 の説明を参照 受信エンドポイント 2 割り込みイネーブル EP15 の説明を参照 受信エンドポイント 1 割り込みイネーブル EP15 の説明を参照 予約ビットの値はソフトウェアで使用しないでください。将来の製品との 互換性のため、予約ビットの値はリード・モディファイ・ライト処理から保 護する必要があります。 39 レジスタ 7: 重要: USB 汎用割り込みステータス (USBIS)、オフセット 0x00A このレジスタを読み取る際には注意が必要です。読み取りを実行すると、ビットの状態が変わることがありま す。 USBIS は、どの USB 割り込みが現在アクティブであるかを示す 8 ビット読み取り専用レジスタです。このレジス タの読み取り後、アクティブな割り込みはすべてクリアされます。 OTG A / ホスト・モード USB 汎用割り込みステータス (USBIS) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x00A タイプ:RO、リセット:0x00 ビット / フィールド 7 40 名称 タイプ リセット VBUSERR RO 0 6 SESREQ RO 0 5 DISCON RO 0 4 CONN RO 0 3 SOF RO 0 2 BABBLE RO 0 説明 VBUS エラー 値 説明 1 VBUS が、セッション中に VBUS 有効スレッショルドを下 回りました。 0 割り込みなし SESSION REQUEST 値 説明 1 SESSION REQUEST 信号が検出されました。 0 割り込みなし セッションの切断 値 説明 1 デバイス切断が検出されました。 0 割り込みなし セッションの接続 値 説明 1 デバイス接続が検出されました。 0 割り込みなし フレーム開始 値 説明 1 新しいフレームが開始されました。 0 割り込みなし バブル割り込みの検出 値 説明 1 バブル割り込みが検出されました。この割り込みは、最初の SOF が送られた後でのみアクティブです。 0 割り込みなし ビット / フィールド 1 0 名称 タイプ リセット 説明 RESUME RO 0 予約 RO 0 RESUME 信号の検出 値 説明 1 USB コントローラが SUSPEND モードのときに、バス上に RESUME 信号が検出されました。 0 割り込みなし この割り込みは、USB コントローラのシステム・クロックがイネーブル されている場合のみ使用できます。クロックの設定をディスエーブルす る 場 合 は 、 USBDRRIS レ ジ ス タ 、 USBDRIM レ ジ ス タ 、 お よ び USBDRISC レジスタを使用する必要があります。 予約ビットの値はソフトウェアで使用しないでください。将来の製品との 互換性のため、予約ビットの値はリード・モディファイ・ライト処理から保 護する必要があります。 OTG B / デバイス・モード USB 汎用割り込みステータス (USBIS) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x00A タイプ:RO、リセット:0x00 ビット / フィールド 7:6 名称 タイプ リセット 説明 予約 RO 0x0 5 DISCON RO 0 4 予約 RO 0 3 SOF RO 0 2 RESET RO 0 1 RESUME RO 0 0 SUSPEND RO 0 予約ビットの値はソフトウェアで使用しないでください。将来の製品との 互換性のため、予約ビットの値はリード・モディファイ・ライト処理から保 護する必要があります。 セッションの切断 値 説明 1 デバイスがホストから切断されました。 0 割り込みなし 予約ビットの値はソフトウェアで使用しないでください。将来の製品との 互換性のため、予約ビットの値はリード・モディファイ・ライト処理から保 護する必要があります。 フレーム開始 値 説明 1 新しいフレームが開始されました。 0 割り込みなし RESET 信号の検出 値 説明 1 バス上で RESET 信号が検出されました。 0 割り込みなし RESUME 信号の検出 値 説明 1 USB コントローラが SUSPEND モードのときに、バス上で RESUME 信号が検出されました。 0 割り込みなし この割り込みは、USB コントローラのシステム・クロックがイネーブル されている場合のみ使用できます。クロックの設定をディスエーブルす る場合は、USBDRRIS レジスタ、USBDRIM レジスタ、および USBDRISC レジスタを使用する必要があります。 SUSPEND 信号の検出 値 説明 1 バス上で SUSPEND 信号が検出されました。 0 割り込みなし 41 レジスタ 8: USB 割り込みイネーブル (USBIE)、オフセット 0x00B USBIE は、USBIS レジスタが示す各割り込みの割り込みイネーブル・ビットを提供する 8 ビット・レジスタです。リ セット後、デバイス・モードで割り込み 1 と割り込み 2 がイネーブルされます。 OTG A / ホスト・モード USB 割り込みイネーブル (USBIE) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x00B タイプ:R/W、リセット:0x06 ビット / フィールド 7 42 名称 タイプ リセット 説明 VBUSERR R/W 0 6 SESREQ R/W 0 5 DISCON R/W 0 4 CONN R/W 0 3 SOF R/W 0 VBUS エラー割り込みイネーブル 値 説明 1 USBIS レジスタの VBUSERR ビットがセットされると、割り 込みコントローラに割り込みが送信されます。 0 VBUSERR 割り込みが抑制され、割り込みコントローラには 送信されません。 セッション要求イネーブル 値 説明 1 USBIS レジスタの SESREEQ ビットがセットされると、割り 込みコントローラに割り込みが送信されます。 0 SESREQ 割り込みが抑制され、割り込みコントローラには送 信されません。 切断割り込みイネーブル 値 説明 1 USBIS レジスタの DISCON ビットがセットされると、割り込 みコントローラに割り込みが送信されます。 0 DISCON 割り込みが抑制され、割り込みコントローラには送 信されません。 接続割り込みイネーブル 値 説明 1 USBIS レジスタの CONN ビットがセットされると、割り込み コントローラに割り込みが送信されます。 0 CONN 割り込みが抑制され、割り込みコントローラには送信 されません。 フレーム開始割り込みイネーブル 値 説明 1 USBIS レジスタの SOF ビットがセットされると、割り込みコ ントローラに割り込みが送信されます。 0 SOF 割り込みが抑制され、割り込みコントローラには送信さ れません。 ビット / フィールド 2 名称 タイプ リセット 説明 BABBLE R/W 1 1 RESUME R/W 1 0 予約 RO 0 バブル割り込みイネーブル 値 説明 1 USBIS レジスタの BABBLE ビットがセットされると、割り込 みコントローラに割り込みが送信されます。 0 BABBLE 割り込みが抑制され、割り込みコントローラには送 信されません。 RESUME 割り込みイネーブル 値 説明 1 USBIS レジスタの RESUME ビットがセットされると、割り込 みコントローラに割り込みが送信されます。 0 RESUME 割り込みが抑制され、割り込みコントローラには送 信されません。 予約ビットの値はソフトウェアで使用しないでください。将来の製品との 互換性のため、予約ビットの値はリード・モディファイ・ライト処理から保 護する必要があります。 タイプ リセット 説明 予約 RO 0x0 5 DISCON R/W 0 4 予約 RO 0 3 SOF R/W 0 2 RESET R/W 1 予約ビットの値はソフトウェアで使用しないでください。将来の製品との 互換性のため、予約ビットの値はリード・モディファイ・ライト処理から保 護する必要があります。 切断割り込みイネーブル 値 説明 1 USBIS レジスタの DISCON ビットがセットされると、割り込 みコントローラに割り込みが送信されます。 0 DISCON 割り込みが抑制され、割り込みコントローラには送 信されません。 予約ビットの値はソフトウェアで使用しないでください。将来の製品との 互換性のため、予約ビットの値はリード・モディファイ・ライト処理から保 護する必要があります。 フレーム開始割り込みイネーブル 値 説明 1 USBIS レジスタの SOF ビットがセットされると、割り込みコ ントローラに割り込みが送信されます。 0 SOF 割り込みが抑制され、割り込みコントローラには送信さ れません。 RESET 割り込みイネーブル 値 説明 1 USBIS レジスタの RESET ビットがセットされると、割り込 みコントローラに割り込みが送信されます。 0 RESET 割り込みが抑制され、割り込みコントローラには送 信されません。 OTG B / デバイス・モード USB 割り込みイネーブル (USBIE) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x00B タイプ:R/W、リセット:0x06 ビット / フィールド 7:6 名称 43 44 ビット / フィールド 1 0 名称 タイプ リセット 説明 RESUME R/W 1 SUSPEND R/W 0 RESUME 割り込みイネーブル 値 説明 1 USBIS レジスタの RESUME ビットがセットされると、割り込 みコントローラに割り込みが送信されます。 0 RESUME 割り込みが抑制され、割り込みコントローラには送 信されません。 SUSPEND 割り込みイネーブル 値 説明 1 USBIS レジスタの SUSPEND ビットがセットされると、割り 込みコントローラに割り込みが送信されます。 0 SUSPEND 割り込みが抑制され、割り込みコントローラには 送信されません。 レジスタ 9: USB フレーム値 (USBFRAME)、オフセット 0x00C USBFRAME は、最後に受信したフレーム番号を保持する 16 ビット読み取り専用レジスタです。 USB フレーム値 (USBFRAME) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x00C タイプ:RO、リセット:0x0000 ビット / フィールド 15:11 10:0 名称 タイプ リセット 予約 RO 0x0 FRAME RO 0x000 説明 予約ビットの値はソフトウェアで使用しないでください。将来の製品と の互換性のため、予約ビットの値はリード・モディファイ・ライト処理か ら保護する必要があります。 フレーム番号 45 レジスタ 10: USB エンドポイント・インデックス (USBEPIDX)、オフセット 0x00E 各エンドポイントのバッファは、FIFO サイズと開始アドレスを設定することによってアクセスできます。USBEPIDX 16 ビット・レジスタは、USBTXFIFOSZ レジスタ、USBRXFIFOSZ レジスタ、USBTXFIFOADD レジスタ、および USBRXFIFOADD レジスタと共に使用されます。 USB エンドポイント・インデックス (USBEPIDX) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x00E タイプ:R/W、リセット:0x00 ビット / フィールド 7:4 3:0 46 名称 タイプ リセット 説明 予約 RO 0x0 EPIDX R/W 0x0 予約ビットの値はソフトウェアで使用しないでください。将来の製品との 互換性のため、予約ビットの値はリード・モディファイ・ライト処理から保 護する必要があります。 エンドポイント・インデックス このビット・フィールドは、USB コントローラの任意のインデックス・レジ スタに対して読み取りまたは書き込みを行った場合、どのエンドポイン トがアクセスされるかを設定します。0x0 の値はエンドポイント 0 に対 応し、0xF の値はエンドポイント 15 に対応します。 レジスタ 11: USB テスト・モード (USBTEST)、オフセット 0x00F USBTEST は、SET FEATURE: USBTESTMODE コマンドに応答して、USB 2.0 仕様で定義されている 4 つの テスト・モードのうちいずれかのモードに USB コントローラを設定するために使用する 8 ビット・レジスタです。この レジスタは、通常動作では使用されません。 注: 複数のビットを同時にセットすることはできません。 OTG A / ホスト・モード USB テスト・モード (USBTEST) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x00F タイプ:R/W、リセット:0x00 ビット / フィールド 7 タイプ リセット 説明 FORCEH R/W 0 6 FIFOACC R/W1S 0 5 FORCEFS R/W 0 予約 RO 0x0 ホスト・モード強制 値 説明 1 SESSION ビットがセットされている場合、USB コントローラ が周辺装置に接続されているかどうかにかかわらず、USB コントローラを強制的にホスト・モードに設定します。 USB0DP 信号と USB0DM 信号の状態は無視されます。デ バイスが切断されても、SESSION ビットがクリアされるま で、USB コントローラはホスト・モードに維持されます。 FORCEH ビットがセットされている場合、次回 SESSION ビ ットがセットされたとき、USB コントローラは再びホスト・モー ドに入ります。 0 無効 このモードでは、USBDEVCTL レジスタの DEV ビットを使用してバ ス接続の状態を読み取ることができます。動作速度は、FORCEFS ビッ トで決定されます。 FIFO アクセス 値 説明 1 エンドポイント 0 送信 FIFO 内のパケットをエンドポイント 0 受信 FIFO に転送します。 0 無効 このビットは自動的にクリアされます。 Full-Speed モード強制 値 説明 1 USB RESET を受信すると、USB コントローラを強制的に Full-Speed モードにします。 0 USB コントローラは Low Speed で動作します。 予約ビットの値はソフトウェアで使用しないでください。将来の製品との 互換性のため、予約ビットの値はリード・モディファイ・ライト処理から保 護する必要があります。 4:0 名称 47 OTG B / デバイス・モード USB テスト・モード (USBTEST) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x00F タイプ:R/W、リセット:0x00 ビット / フィールド 7 予約 タイプ リセット 説明 RO 0 予約ビットの値はソフトウェアで使用しないでください。将来の製品との 互換性のため、予約ビットの値はリード・モディファイ・ライト処理から保 護する必要があります。 FIFO アクセス 値 説明 1 エンドポイント 0 送信 FIFO 内のパケットをエンドポイント 0 受信 FIFO に転送します。 0 無効 このビットは自動的にクリアされます。 Full-Speed モード強制 値 説明 1 USB RESET を受信すると、USB コントローラを強制的に Full-Speed モードにします。 0 USB コントローラは Low Speed で動作します。 予約ビットの値はソフトウェアで使用しないでください。将来の製品との 互換性のため、予約ビットの値はリード・モディファイ・ライト処理から保 護する必要があります。 6 FIFOACC R/W1S 0 5 FORCEFS R/W 0 予約 RO 0x0 4:0 48 名称 レジスタ 12: USB FIFO エンドポイント 0 (USBFIFO0)、オフセット 0x020 レジスタ 13: USB FIFO エンドポイント 1 (USBFIFO1)、オフセット 0x024 レジスタ 14: USB FIFO エンドポイント 2 (USBFIFO2)、オフセット 0x028 レジスタ 15: USB FIFO エンドポイント 3 (USBFIFO3)、オフセット 0x02C レジスタ 16: USB FIFO エンドポイント 4 (USBFIFO4)、オフセット 0x030 レジスタ 17: USB FIFO エンドポイント 5 (USBFIFO5)、オフセット 0x034 レジスタ 18: USB FIFO エンドポイント 6 (USBFIFO6)、オフセット 0x038 レジスタ 19: USB FIFO エンドポイント 7 (USBFIFO7)、オフセット 0x03C レジスタ 20: USB FIFO エンドポイント 8 (USBFIFO8)、オフセット 0x040 レジスタ 21: USB FIFO エンドポイント 9 (USBFIFO9)、オフセット 0x044 レジスタ 22: USB FIFO エンドポイント 10 (USBFIFO10)、オフセット 0x048 レジスタ 23: USB FIFO エンドポイント 11 (USBFIFO11)、オフセット 0x04C レジスタ 24: USB FIFO エンドポイント 12 (USBFIFO12)、オフセット 0x050 レジスタ 25: USB FIFO エンドポイント 13 (USBFIFO13)、オフセット 0x054 レジスタ 26: USB FIFO エンドポイント 14 (USBFIFO14)、オフセット 0x058 レジスタ 27: USB FIFO エンドポイント 15 (USBFIFO15)、オフセット 0x05C 重要: これらのレジスタを読み取る際には注意が必要です。読み取りを実行すると、ビットの状態が変わることが あります。 これらの 32 ビット・レジスタは、エンドポイントごとに FIFO への CPU アクセスのためのアドレスを提供します。こ れらのアドレスへの書き込みを行うと、対応するエンドポイントの送信 FIFO にデータがロードされます。これらのア ドレスからの読み取りを行うと、対応するエンドポイントの受信 FIFO からデータがアンロードされます。 FIFO との間の転送は、必要に応じて 8 ビット、16 ビット、または 32 ビットアクセスが可能であり、アクセスされる データが連続する場合は、任意の組合せのアクセスが可能です。データが一貫してバイト、ハーフワード、またはワ ードで揃えられるように、1つのパケットに関連するすべての転送は同じデータ幅でなければなりません。ただし、最 後の転送には、奇数バイトまたは奇数ワードの転送を完了するために、前の転送より少ないバイト数になることがあ ります。 FIFO のサイズおよび予想される最大パケット・サイズに応じて、FIFO はシングル・パケット・バッファリングまたは ダブル・パケット・バッファリングをサポートします (「シングル・パケット・バッファリング」の節を参照)。各パケットが書 き込まれた後にフラグをセットする必要があるため、複数パケットのバースト書き込みはサポートされません。 エンドポイント 1~15 上の STALL 応答または送信エラーの後に、対応する FIFO が完全にフラッシュされます。 49 USB FIFO エンドポイント 0 (USBFIFO0) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x020 タイプ:R/W、リセット:0x0000.0000 ビット / フィールド 31:0 50 名称 EPDATA タイプ リセット R/W 0x0000.0000 説明 エンドポイント・データ このレジスタにデータを書き込むと送信 FIFO にデータがロードさ れ、このレジスタを読み取ると受信 FIFO からデータがアンロードさ れます。 レジスタ 28: USB デバイス制御 (USBDEVCTL)、オフセット 0x060 USBDEVCTL は、USB VBUS ラインの制御を監視を行う 8 ビット・レジスタです。PHY が SUSPEND モードに 入ると、PHY クロックは受信されず、VBUS はサンプリングされません。さらに、ホスト・モードでは、USBDEVCTL は、USB コントローラの現在の動作モード (ホストまたはデバイス) のステータス情報を示します。USB コントロー ラがホスト・モードの場合、このレジスタは Full Speed デバイスまたは Low Speed デバイスが接続されたかどう かも示します。 USB デバイス制御 (USBDEVCTL) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x060 タイプ:R/W、リセット:0x80 ビット / フィールド 7 名称 タイプ リセット 説明 DEV RO 1 6 FSDEV RO 0 5 LSDEV RO 0 4:3 VBUS RO 0x0 デバイス・モード 値 説明 0 USB コントローラは、ケーブルの OTG A 側で動作しま す。 1 USB コントローラは、ケーブルの OTG B 側で動作しま す。 注: この値は、セッション処理中のみ有効です。 Full-Speed デバイスの検出 値 説明 0 ポート上で Full-Speed デバイスが検出されませんでした。 1 ポート上で Full-Speed デバイスが検出されました。 Low-Speed デバイスの検出 値 説明 0 ポート上で Low-Speed デバイスが検出されませんでし た。 1 ポート上で Low-Speed デバイスが検出されました。 VBUS レベル 値 説明 0x0 SessionEnd 未満 VBUS は 0.5 V 未満として検出されています。 0x1 SessionEnd AValid 未満 VBUS は 0.5 V 以上、1.5 V 未満として検出されていま す。 0x2 AValid を超え、VBUSValid 未満 VBUS は 1.5 V 以上、4.5 V 未満として検出されていま す。 0x3 VBUSValid を超える VBUS は 4.5 V 以上として検出されています。 51 ビット / フィールド 2 52 名称 タイプ リセット HOST RO 0 1 HOSTREQ RO 0 0 SESSION RO 0 説明 ホスト・モード 値 説明 0 USB コントローラはデバイスとして動作しています。 1 USB コントローラはホストとして動作しています。 注: この値は、セッション処理中のみ有効です。 ホスト要求 値 説明 0 無効 1 SUSPEND モードに入ると、ホスト・ネゴシエーションが開 始されます。 このビットは、ホスト・ネゴシエーションが完了するとクリアされます。 セッション開始 / 終了 OTG A デバイスとして動作する場合: 値 説明 0 ソフトウェアでこのビットをクリアすると、セッションが終了し ます。 1 ソフトウェアでこのビットをセットすると、セッションが開始さ れます。 OTG B デバイスとして動作する場合: 値 説明 0 USB コントローラがセッションを終了しました。USB コント ローラが SUSPEND モードの場合、ソフトウェアでこのビ ットをクリアすると、ソフトウェアによる切断を実行できま す。 1 USB コントローラがセッションを開始しました。ソフトウェア でこのビットをセットすると、セッション要求プロトコルが開 始されます。 注: USB コントローラが SUSPEND モードでない場合にこ のビットをクリアすると、不定動作を引き起こすことがあり ます。 レジスタ 29: USB 送信ダイナミック FIFO サイズ設定(USBTXFIFOSZ)、オフセット 0x062 レジスタ 30: USB 受信ダイナミック FIFO サイズ設定(USBRXFIFOSZ)、オフセット 0x063 これらの 8 ビット・レジスタにより、選択された送信 / 受信エンドポイント FIFO を動的にサイズ設定することがで きます。USBEPIDX は、各送信エンドポイントの FIFO サイズを設定するために使用されます。 USB 送信ダイナミック FIFO サイズ設定(USBTXFIFOSZ) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x062 タイプ:R/W、リセット:0x00 ビット / フィールド 7:5 名称 タイプ リセット 説明 予約 RO 0x0 4 DPB R/W 0 3:0 SIZE R/W 0x0 予約ビットの値はソフトウェアで使用しないでください。将来の製品との 互換性のため、予約ビットの値はリード・モディファイ・ライト処理から保 護する必要があります。 ダブル・パケット・バッファ・サポート 値 説明 0 シングル・パケット・バッファリングのみをサポートします。 1 ダブル・パケット・バッファリングのみをサポートします。 最大パケット・サイズ 使用可能な最大パケット・サイズです。 DPB = 0 の場合は FIFO もこのサイズであり、DPB = 1 の場合は FIFO はこのサイズの 2 倍です。 値 パケット・サイズ (バイト) 0x0 8 0x1 16 0x2 32 0x3 64 0x4 128 0x5 256 0x6 512 0x7 1024 0x8 2048 0x9-0xF 予約 53 レジスタ 31: USB 送信 FIFO 開始アドレス (USBTXFIFOADD)、オフセット 0x064 レジスタ 32: USB 受信 FIFO 開始アドレス (USBRXFIFOADD)、オフセット 0x066 USBTXFIFOADD と USBRXFIFOADD は、選択された送信エンドポイント FIFO と受信エンドポイント FIFO の開始アドレスを制御する 16 ビット・レジスタです。 USB 送信 FIFO 開始アドレス (USBTXFIFOADD) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x064 タイプ:R/W、リセット:0x0000 ビット / フィールド 15:9 8:0 名称 タイプ リセット 説明 予約 RO 0x00 ADDR R/W 0x00 予約ビットの値はソフトウェアで使用しないでください。将来の製品との 互換性のため、予約ビットの値はリード・モディファイ・ライト処理から保 護する必要があります。 送信 / 受信開始アドレス エンドポイント FIFO の開始アドレスです。 値 説明 0x0 0 0x1 8 0x2 16 0x3 24 0x4 32 0x5 40 48 0x6 0x7 56 0x8 64 ... 0x1FF 54 ... 4095 レジスタ 33: USB 接続タイミング (USBCONTIM)、オフセット 0x07A この 8 ビット設定レジスタは、接続およびネゴシエーション遅延を指定します。 USB 接続タイミング (USBCONTIM) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x07A タイプ:R/W、リセット:0x5C ビット / フィールド 7:4 3:0 名称 タイプ リセット 説明 WTCON R/W 0x5 WTID R/W 0xC 接続待機 ユーザの接続/切断フィルタを使用するために必要な待機時間を 533.3 ns 単位で設定します。デフォルト値は 2.667 μs に相当しま す。 待機 ID ID 検出がイネーブルになってから ID 値が有効になるまでに必要な 遅延時間を 4.369 ms 単位で設定します。デフォルト値は 52.43 ms に相当します。 55 レジスタ 34: USB OTG VBUS パルス・タイミング (USBVPLEN)、オフセット 0x07B OTG この 8 ビット設定レジスタは、VBUS パルス・チャージの持続期間を指定します。 USB OTG VBUS パルス・タイミング (USBVPLEN) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x07B タイプ:R/W、リセット:0x3C ビット / フィールド 7:0 56 名称 VPLEN タイプ リセット 説明 R/W 0x3C VBUS パルス長 VBUS パルス・チャージの持続期間を 546.1 μs 単位で設定します。 デフォルト値は 32.77 ms に相当します。 レジスタ 35: USB Full-Speed 最後のトランザクションからフレーム終了のタイミング (USBFSEOF)、オフセット 0x07D この 8 ビット設定レジスタは、Full-Speed トランザクションに対し、最後のトランザクションの開始と EOF との間に 許可される最小時間間隔を指定します。 USB Full-Speed 最後のトランザクションからフレーム終了のタイミング (USBFSEOF) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x07D タイプ:R/W、リセット:0x77 ビット / フィールド 7:0 名称 FSEOFG タイプ リセット 説明 R/W 0x77 USB Full-Speed のフレーム終了の間隔 Full-Speed トランザクションに対し、最後のトランザクションからフレー ム終了 (EOF) までの間隔を 533.3 ns 単位で設定します。デフォル ト値は 63.46 μs に相当します。 57 レジスタ 36: USB Low-Speed 最後のトランザクションからフレーム終了のタイミング (USBLSEOF)、オフセット 0x07E この 8 ビット設定レジスタは、Low-Speed トランザクションに対し、最後のトランザクションの開始と EOF との間に 許可される最小時間間隔を指定します。 USB Low-Speed 最後のトランザクションからフレーム終了のタイミング (USBLSEOF) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x07E タイプ:R/W、リセット:0x72 ビット / フィールド 7:0 58 名称 LSEOFG タイプ リセット 説明 R/W 0x72 USB Low-Speed のフレーム終了の間隔 Low-Speed トランザクションに対し、最後のトランザクションからフレー ム終了 (EOF) までの間隔を 1.067 μs 単位で設定します。 デフォルト値は 121.6 μs に相当します。 レジスタ 37: USB 送信機能アドレス・エンドポイント 0 (USBTXFUNCADDR0)、 オフセット 0x080 レジスタ 38: USB 送信機能アドレス・エンドポイント 1 (USBTXFUNCADDR1)、 オフセット 0x088 レジスタ 39: USB 送信機能アドレス・エンドポイント 2 (USBTXFUNCADDR2)、 オフセット 0x090 レジスタ 40: USB 送信機能アドレス・エンドポイント 3 (USBTXFUNCADDR3)、 オフセット 0x098 レジスタ 41: USB 送信機能アドレス・エンドポイント 4 (USBTXFUNCADDR4)、 オフセット 0x0A0 レジスタ 42: USB 送信機能アドレス・エンドポイント 5 (USBTXFUNCADDR5)、 オフセット 0x0A8 レジスタ 43: USB 送信機能アドレス・エンドポイント 6 (USBTXFUNCADDR6)、 オフセット 0x0B0 レジスタ 44: USB 送信機能アドレス・エンドポイント 7 (USBTXFUNCADDR7)、 オフセット 0x0B8 レジスタ 45: USB 送信機能アドレス・エンドポイント 8 (USBTXFUNCADDR8)、 オフセット 0x0C0 レジスタ 46: USB 送信機能アドレス・エンドポイント 9 (USBTXFUNCADDR9)、 オフセット 0x0C8 レジスタ 47: USB 送信機能アドレス・エンドポイント 10 (USBTXFUNCADDR10)、 オフセット 0x0D0 レジスタ 48: USB 送信機能アドレス・エンドポイント 11 (USBTXFUNCADDR11)、 オフセット 0x0D8 レジスタ 49: USB 送信機能アドレス・エンドポイント 12 (USBTXFUNCADDR12)、 オフセット 0x0E0 レジスタ 50: USB 送信機能アドレス・エンドポイント 13 (USBTXFUNCADDR13)、 オフセット 0x0E8 レジスタ 51: USB 送信機能アドレス・エンドポイント 14 (USBTXFUNCADDR14)、 オフセット 0x0F0 レジスタ 52: USB 送信機能アドレス・エンドポイント 15 (USBTXFUNCADDR15)、 オフセット 0x0F8 59 USBTXFUNCADDRn は、対応するエンドポイント (EPn) を介してアクセスするターゲット機能のアドレスを保存す る 8 ビット読み取り / 書き込みレジスタです。使用する送信エンドポイントごとに設定する必要があります。 注: USBTXFUNCADDR0 の設定は、エンドポイント 0 の受信と送信の両方に使用されます。 USB 送信機能アドレス・エンドポイント 0 (USBTXFUNCADDR0) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x080 タイプ:R/W、リセット:0x00 ビット / フィールド 7 6:0 60 名称 タイプ リセット 説明 予約 RO 0 ADDR R/W 0x00 予約ビットの値はソフトウェアで使用しないでください。将来の製品との 互換性のため、予約ビットの値はリード・モディファイ・ライト処理から保 護する必要があります。 ターゲット・デバイスの USB バス・アドレスを指定します。 レジスタ 53: USB 送信ハブ・アドレス・エンドポイント 0 (USBTXHUBADDR0)、 オフセット 0x082 レジスタ 54: USB 送信ハブ・アドレス・エンドポイント 1 (USBTXHUBADDR1)、 オフセット 0x08A レジスタ 55: USB 送信ハブ・アドレス・エンドポイント 2 (USBTXHUBADDR2)、 オフセット 0x092 レジスタ 56: USB 送信ハブ・アドレス・エンドポイント 3 (USBTXHUBADDR3)、 オフセット 0x09A レジスタ 57: USB 送信ハブ・アドレス・エンドポイント 4 (USBTXHUBADDR4)、 オフセット 0x0A2 レジスタ 58: USB 送信ハブ・アドレス・エンドポイント 5 (USBTXHUBADDR3)、 オフセット 0x09A レジスタ 59: USB 送信ハブ・アドレス・エンドポイント 6 (USBTXHUBADDR6)、 オフセット 0x0B2 レジスタ 60: USB 送信ハブ・アドレス・エンドポイント 7 (USBTXHUBADDR7)、 オフセット 0x0BA レジスタ 61: USB 送信ハブ・アドレス・エンドポイント 8 (USBTXHUBADDR8)、 オフセット 0x0C2 レジスタ 62: USB 送信ハブ・アドレス・エンドポイント 9 (USBTXHUBADDR9)、 オフセット 0x0CA レジスタ 63: USB 送信ハブ・アドレス・エンドポイント 10 (USBTXHUBADDR10)、 オフセット 0x0D2 レジスタ 64: USB 送信ハブ・アドレス・エンドポイント 11 (USBTXHUBADDR11)、 オフセット 0x0DA レジスタ 65: USB 送信ハブ・アドレス・エンドポイント 12 (USBTXHUBADDR12)、 オフセット 0x0E2 レジスタ 66: USB 送信ハブ・アドレス・エンドポイント 13 (USBTXHUBADDR13)、 オフセット 0x0EA レジスタ 67: USB 送信ハブ・アドレス・エンドポイント 14 (USBTXHUBADDR14)、 オフセット 0x0F2 レジスタ 68: USB 送信ハブ・アドレス・エンドポイント 15 (USBTXHUBADDR15)、 オフセット 0x0FA 61 USBTXHUBADDRn は、USBTXHUBPORTn と同様に、USB デバイスが USB 2.0 ハブを介して送信エンドポ イント EPn に接続されたときのみ書き込む必要がある 8 ビット読み取り / 書き込みレジスタです。エンドポイント に対応するターゲット・デバイスへのアクセスに使用する USB 2.0 ハブのアドレスを保存します。 注: USBTXHUBADDR0 の設定は、エンドポイント 0 の受信と送信の両方に使用されます。 USB 送信ハブ・アドレス・エンドポイント 0 (USBTXHUBADDR0) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x082 タイプ:R/W、リセット:0x00 ビット / フィールド 7 6:0 62 名称 タイプ リセット MULTTRAN R/W 0 ADDR R/W 0x00 説明 複数の変換器 値 説明 0 ハブにトランザクション変換器が 1 つあることを示します。 1 ハブにトランザクション変換器が複数あることを示します。 ハブ・アドレス USB 2.0 ハブの USB バス・アドレスを指定します。 レジスタ 69: USB 送信ハブ・ポート・エンドポイント 0 (USBTXHUBPORT0)、0x083 レジスタ 70: USB 送信ハブ・ポート・エンドポイント 1 (USBTXHUBPORT1)、0x08B レジスタ 71: USB 送信ハブ・ポート・エンドポイント 2 (USBTXHUBPORT2)、0x093 レジスタ 72: USB 送信ハブ・ポート・エンドポイント 3 (USBTXHUBPORT3)、0x09B レジスタ 73: USB 送信ハブ・ポート・エンドポイント 4 (USBTXHUBPORT4)、0x0A3 レジスタ 74: USB 送信ハブ・ポート・エンドポイント 5 (USBTXHUBPORT5)、0x0AB レジスタ 75: USB 送信ハブ・ポート・エンドポイント 6 (USBTXHUBPORT6)、0x0B3 レジスタ 76: USB 送信ハブ・ポート・エンドポイント 7 (USBTXHUBPORT7)、0x0BB レジスタ 77: USB 送信ハブ・ポート・エンドポイント 8 (USBTXHUBPORT8)、0x0C3 レジスタ 78: USB 送信ハブ・ポート・エンドポイント 9 (USBTXHUBPORT9)、0x0CB レジスタ 79: USB 送信ハブ・ポート・エンドポイント 10 (USBTXHUBPORT10)、0x0D3 レジスタ 80: USB 送信ハブ・ポート・エンドポイント 11 (USBTXHUBPORT11)、0x0DB レジスタ 81: USB 送信ハブ・ポート・エンドポイント 12 (USBTXHUBPORT12)、0x0E3 レジスタ 82: USB 送信ハブ・ポート・エンドポイント 13 (USBTXHUBPORT13)、0x0EB レジスタ 83: USB 送信ハブ・ポート・エンドポイント 14 (USBTXHUBPORT14)、0x0F3 レジスタ 84: USB 送信ハブ・ポート・エンドポイント 15 (USBTXHUBPORT15)、0x0FB USBTXHUBPORTn は、USBTXHUBADDRn と同様に、Full Speed または Low Speed デバイスが USB 2.0 ハブを介して送信エンドポイント EPn に接続されたときのみ書き込む必要がある 8 ビット読み取り / 書き込みレ ジスタです。エンドポイントに対応するターゲット・デバイスへのアクセスに使用する USB 2.0 ハブのポートを保存し ます。 注: USBTXHUBPORT0 の設定は、エンドポイント 0 の受信と送信の両方に使用されます。 63 USB 送信ハブ・ポート・エンドポイント 0 (USBTXHUBPORT0) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x083 タイプ:R/W、リセット:0x00 ビット / フィールド 7 6:0 64 名称 タイプ リセット 説明 予約 RO 0 PORT R/W 0x00 予約ビットの値はソフトウェアで使用しないでください。将来の製品との 互換性のため、予約ビットの値はリード・モディファイ・ライト処理から保 護する必要があります。 ハブ・ポート USB ハブ・ポート番号を指定します。 レジスタ 85: USB 受信機能アドレス・エンドポイント 1 (USBRXFUNCADDR1)、 オフセット 0x08C レジスタ 86: USB 受信機能アドレス・エンドポイント 2 (USBRXFUNCADDR2)、 オフセット 0x094 レジスタ 87: USB 受信機能アドレス・エンドポイント 3 (USBRXFUNCADDR3)、 オフセット 0x09C レジスタ 88: USB 受信機能アドレス・エンドポイント 4 (USBRXFUNCADDR4)、 オフセット 0x0A4 レジスタ 89: USB 受信機能アドレス・エンドポイント 5 (USBRXFUNCADDR5)、 オフセット 0x0AC レジスタ 90: USB 受信機能アドレス・エンドポイント 6 (USBRXFUNCADDR6)、 オフセット 0x0B4 レジスタ 91: USB 受信機能アドレス・エンドポイント 7 (USBRXFUNCADDR7)、 オフセット 0x0BC レジスタ 92: USB 受信機能アドレス・エンドポイント 8 (USBRXFUNCADDR8)、 オフセット 0x0C4 レジスタ 93: USB 受信機能アドレス・エンドポイント 9 (USBRXFUNCADDR9)、 オフセット 0x0CC レジスタ 94: USB 受信機能アドレス・エンドポイント 10 (USBRXFUNCADDR10)、 オフセット 0x0D4 レジスタ 95: USB 受信機能アドレス・エンドポイント 11 (USBRXFUNCADDR11)、 オフセット 0x0DC レジスタ 96: USB 受信機能アドレス・エンドポイント 12 (USBRXFUNCADDR12)、 オフセット 0x0E4 レジスタ 97: USB 受信機能アドレス・エンドポイント 13 (USBRXFUNCADDR13)、 オフセット 0x0EC レジスタ 98: USB 受信機能アドレス・エンドポイント 14 (USBRXFUNCADDR14)、 オフセット 0x0F4 レジスタ 99: USB 受信機能アドレス・エンドポイント 15 (USBRXFUNCADDR15)、 オフセット 0x0FC 65 USBRXFUNCADDRn は、対応するエンドポイント (EPn) を介してアクセスするターゲット機能のアドレスを保存す る 8 ビット読み取り / 書き込みレジスタです。使用する受信エンドポイントごとに設定する必要があります。 注: USBTXFUNCADDR0 の設定は、エンドポイント 0 の受信と送信の両方に使用されます。 USB 送信機能アドレス・エンドポイント 1 (USBRXFUNCADDR1) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x08C タイプ:R/W、リセット:0x00 ビット / フィールド 7 6:0 66 名称 タイプ リセット 説明 予約 RO 0 ADDR R/W 0x00 予約ビットの値はソフトウェアで使用しないでください。将来の製品との 互換性のため、予約ビットの値はリード・モディファイ・ライト処理から保 護する必要があります。 デバイス・アドレス ターゲット・デバイスの USB バス・アドレスを指定します。 レジスタ 100: USB 受信ハブ・アドレス・エンドポイント 1 (USBRXHUBADDR1)、 オフセット 0x08E レジスタ 101: USB 受信ハブ・アドレス・エンドポイント 2 (USBRXHUBADDR2)、 オフセット 0x096 レジスタ 102: USB 受信ハブ・アドレス・エンドポイント 3 (USBRXHUBADDR3)、 オフセット 0x09E レジスタ 103: USB 受信ハブ・アドレス・エンドポイント 4 (USBRXHUBADDR4)、 オフセット 0x0A6 レジスタ 104: USB 受信ハブ・アドレス・エンドポイント 5 (USBRXHUBADDR5)、 オフセット 0x0AE レジスタ 105: USB 受信ハブ・アドレス・エンドポイント 6 (USBRXHUBADDR6)、 オフセット 0x0B6 レジスタ 106: USB 受信ハブ・アドレス・エンドポイント 7 (USBRXHUBADDR7)、 オフセット 0x0BE レジスタ 107: USB 受信ハブ・アドレス・エンドポイント 8 (USBRXHUBADDR8)、 オフセット 0x0C6 レジスタ 108: USB 受信ハブ・アドレス・エンドポイント 9 (USBRXHUBADDR9)、 オフセット 0x0CE レジスタ 109: USB 受信ハブ・アドレス・エンドポイント 10 (USBRXHUBADDR10)、 オフセット 0x0D6 レジスタ 110: USB 受信ハブ・アドレス・エンドポイント 11 (USBRXHUBADDR11)、 オフセット 0x0DE レジスタ 111: USB 受信ハブ・アドレス・エンドポイント 12 (USBRXHUBADDR12)、 オフセット 0x0E6 レジスタ 112: USB 受信ハブ・アドレス・エンドポイント 13 (USBRXHUBADDR13)、 オフセット 0x0EE レジスタ 113: USB 受信ハブ・アドレス・エンドポイント 14 (USBRXHUBADDR14)、 オフセット 0x0F6 レジスタ 114: USB 受信ハブ・アドレス・エンドポイント 15 (USBRXHUBADDR15)、 オフセット 0x0FE 67 USBRXHUBADDRn は、USBRXHUBPORTn と同様に、Full Speed または Low Speed デバイスが USB 2.0 ハブを介して受信エンドポイント EPn に接続されたときのみ書き込む必要がある 8 ビット読み取り / 書き込みレ ジスタです。エンドポイントに対応するターゲット・デバイスへのアクセスに使用する USB 2.0 ハブのアドレスを保存 します。 注: USBTXHUBADDR0 の設定は、エンドポイント 0 の受信と送信の両方に使用されます。 USB 受信ハブ・アドレス・エンドポイント 1 (USBRXHUBADDR1) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x08E タイプ:R/W、リセット:0x00 ビット / フィールド 7 6:0 68 タイプ リセット MULTTRAN 名称 R/W 0 ADDR R/W 0x00 説明 複数の変換器 値 説明 0 ハブにトランザクション変換器が 1 つあることを示します。 1 ハブにトランザクション変換器が複数あることを示します。 ハブ・アドレス USB 2.0 ハブの USB バス・アドレスを指定します。 レジスタ 115: USB 受信ハブ・ポート・エンドポイント 1 (USBRXHUBPORT1)、 オフセット 0x08F レジスタ 116: USB 受信ハブ・ポート・エンドポイント 2 (USBRXHUBPORT2)、 オフセット 0x097 レジスタ 117: USB 受信ハブ・ポート・エンドポイント 3 (USBRXHUBPORT3)、 オフセット 0x09F レジスタ 118: USB 受信ハブ・ポート・エンドポイント 4 (USBRXHUBPORT4)、 オフセット 0x0A7 レジスタ 119: USB 受信ハブ・ポート・エンドポイント 5 (USBRXHUBPORT5)、 オフセット 0x0AF レジスタ 120: USB 受信ハブ・ポート・エンドポイント 6 (USBRXHUBPORT6)、 オフセット 0x0B7 レジスタ 121: USB 受信ハブ・ポート・エンドポイント 7 (USBRXHUBPORT7)、 オフセット 0x0BF レジスタ 122: USB 受信ハブ・ポート・エンドポイント 8 (USBRXHUBPORT8)、 オフセット 0x0C7 レジスタ 123: USB 受信ハブ・ポート・エンドポイント 9 (USBRXHUBPORT9)、 オフセット 0x0CF レジスタ 124: USB 受信ハブ・ポート・エンドポイント 10 (USBRXHUBPORT10)、 オフセット 0x0D7 レジスタ 125: USB 受信ハブ・ポート・エンドポイント 11 (USBRXHUBPORT11)、 オフセット 0x0DF レジスタ 126: USB 受信ハブ・ポート・エンドポイント 12 (USBRXHUBPORT12)、 オフセット 0x0E7 レジスタ 127: USB 受信ハブ・ポート・エンドポイント 13 (USBRXHUBPORT13)、 オフセット 0x0EF レジスタ 128: USB 受信ハブ・ポート・エンドポイント 14 (USBRXHUBPORT14)、 オフセット 0x0F7 レジスタ 129: USB 受信ハブ・ポート・エンドポイント 15 (USBRXHUBPORT15)、 オフセット 0x0FF 69 USBRXHUBPORTn は、USBRXHUBADDRn と同様に、Full Speed または Low Speed デバイスが USB 2.0 ハブを介して受信エンドポイント EPn に接続されたときのみ書き込む必要がある 8 ビット読み取り / 書き込みレ ジスタです。エンドポイントに対応するターゲット・デバイスへのアクセスに使用する USB 2.0 ハブのポートを保存し ます。 注: USBTXHUBPORT0 の設定は、エンドポイント 0 の受信と送信の両方に使用されます。 USB 受信ハブ・ポート・エンドポイント 1 (USBRXHUBPORT1) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x08F タイプ:R/W、リセット:0x00 ビット / フィールド 7 6:0 70 名称 タイプ リセット 説明 予約 RO 0 PORT R/W 0x00 予約ビットの値はソフトウェアで使用しないでください。将来の製品との 互換性のため、予約ビットの値はリード・モディファイ・ライト処理から保 護する必要があります。 ハブ・ポート USB ハブ・ポート番号を指定します。 レジスタ 130: USB 最大送信データ・エンドポイント 1 (USBTXMAXP1)、オフセット 0x110 レジスタ 131: USB 最大送信データ・エンドポイント 2 (USBTXMAXP2)、オフセット 0x120 レジスタ 132: USB 最大送信データ・エンドポイント 3 (USBTXMAXP3)、オフセット 0x130 レジスタ 133: USB 最大送信データ・エンドポイント 4 (USBTXMAXP4)、オフセット 0x140 レジスタ 134: USB 最大送信データ・エンドポイント 5 (USBTXMAXP5)、オフセット 0x150 レジスタ 135: USB 最大送信データ・エンドポイント 6 (USBTXMAXP6)、オフセット 0x160 レジスタ 136: USB 最大送信データ・エンドポイント 7 (USBTXMAXP7)、オフセット 0x170 レジスタ 137: USB 最大送信データ・エンドポイント 8 (USBTXMAXP8)、オフセット 0x180 レジスタ 138: USB 最大送信データ・エンドポイント 9 (USBTXMAXP9)、オフセット 0x190 レジスタ 139: USB 最大送信データ・エンドポイント 10 (USBTXMAXP10)、 オフセット 0x1A0 レジスタ 140: USB 最大送信データ・エンドポイント 11 (USBTXMAXP11)、オフセット 0x1B0 レジスタ 141: USB 最大送信データ・エンドポイント 12 (USBTXMAXP12)、 オフセット 0x1C0 レジスタ 142: USB 最大送信データ・エンドポイント 13 (USBTXMAXP13)、 オフセット 0x1D0 レジスタ 143: USB 最大送信データ・エンドポイント 14 (USBTXMAXP14)、オフセット 0x1E0 レジスタ 144: USB 最大送信データ・エンドポイント 15 (USBTXMAXP15)、オフセット 0x1F0 16 ビット・レジスタ USBTXMAXPn は、単一の動作で送信エンドポイントを介して転送できるデータの最大量を指 定します。 ビット [10:0] で、単一のトランザクション中に送信される最大ペイロードをバイト単位で設定します。最大 1024 バ イトを設定できますが、Full Speed で動作するときのインタラプト転送、バルク転送、アイソクロナス転送のパケット・ サイズに関する USB 仕様による制約に従います。 このレジスタに書き込まれた値で表されるデータの総量は、送信エンドポイントの FIFO サイズを超えることはでき ません。ダブル・バッファリングが必要な場合は、FIFO サイズの半分を超えることはできません。 パケットがエンドポイントから送信された後にこのレジスタが変更された場合、このレジスタに新しい値を書き込んだ 後で USBTXCSRL1n の FLUSH ビットを使用して送信エンドポイント FIFO を完全にフラッシュする必要があり ます。 注: μDMA 基本モードで適切な割り込みを生成するには、USBTXMAXPn で偶数バイトを設定している必要があ ります。 71 USB 最大送信データ・エンドポイント 1 (USBTXMAXP1) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x110 タイプ:R/W、リセット:0x0000 ビット / フィールド 15:11 10:0 72 名称 タイプ リセット 説明 予約 RO 0x0 MAXLOAD R/W 0x000 予約ビットの値はソフトウェアで使用しないでください。将来の製品との 互換性のため、予約ビットの値はリード・モディファイ・ライト処理から保 護する必要があります。 最大ペイロード トランザクションあたりの最大ペイロードのバイト数を指定します。 レジスタ 145: USB 制御&ステータス・エンドポイント 0 Low (USBCSRL0)、 オフセット 0x102 USBCSRL0 は、エンドポイント 0 の制御ビットおよびステータス・ビットを提供する 8 ビット・レジスタです。 OTG A / ホスト・モード USB 制御&ステータス・エンドポイント 0 Low (USBCSRL0) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x102 タイプ:W1C、リセット:0x00 ビット / フィールド 7 名称 タイプ リセット 説明 NAKTO R/W 0 6 STATUS R/W 0 5 REQPKT R/W 0 4 ERROR R/W 0 NAK タイムアウト 値 説明 0 タイムアウトなし 1 エ ン ド ポ イ ン ト 0 が 、 NAK 応 答 を 受 信 し た 後 に USBNAKLMT レジスタによって設定された時間より長く停 止していることを示します。 エンドポイントの継続を許可するには、ソフトウェアでこのビットをクリア する必要があります。 STATUS パケット 値 説明 0 トランザクションなし 1 STATUS ステージのトランザクションを開始します。このビ ットは、TXRDY ビットまたは REQPKT ビットがセットされる のと同時にセットする必要があります。 このビットをセットすると、USBCSRH0 レジスタの DT ビットがセットさ れ、STATUS ステージ・トランザクションに DATA1 パケットが使用さ れることが保証されます。 このビットは、STATUS ステージ後自動的にクリアされます。 要求パケット 値 説明 0 要求なし 1 IN トランザクション要求 このビットは、IN ビットをセットするとクリアされます。 エラー 値 説明 0 エラーなし 1 トランザクションの実行を 3 回試行しましたが、ペリフェラ ルから応答がありません。このとき、USBTXIS レジスタの EP0 ビットもセットされています。 このビットはソフトウェアでクリアする必要があります。 73 ビット / フィールド 3 74 名称 タイプ リセット 説明 SETUP R/W 0 2 STALLED R/W 0 1 TXRDY R/W 0 0 RXRDY R/W 0 セットアップ・パケット 値 説明 0 OUT トークンを送信します。 1 トランザクションの OUT トークンでなく SETUP トークンを 送信します。このビットは、TXRDY ビットがセットされるのと 同時にセットする必要があります。 こ の ビ ッ ト を セ ッ ト す る と 、 DATA0 パ ケ ッ ト を 送 信 す る た め に 、 USBCSRH0 レジスタの DT ビットが常にクリアされます。 エンドポイントのストール 値 説明 0 受信ハンドシェークなし 1 STALL ハンドシェークが受信されました。 このビットはソフトウェアでクリアする必要があります。 送信パケット・レディ 値 説明 0 送信可能パケットなし 1 送信 FIFO にデータ・パケットをロードした後に、ソフトウェア でこのビットをセットします。このとき、USBTXIS レジスタの EP0 ビットもセットされます。 TXRDY ビットと SETUP ビットの両方がセットされている場 合は、セットアップ・パケットが送信されます。TXRDY だけが セットされる場合は、OUT パケットが送信されます。 このビットは、データ・パケットが送信されると自動的にクリアされます。 受信パケット・レディ 値 説明 0 受信パケットなし 1 受信 FIFO でデータ・パケットが受信されたことを示しま す。このとき、USBTXIS レジスタの EP0 ビットもセットされ ています。 パケットが FIFO から読み取られた後、ソフトウェアはこのビットをクリ アして、データが FIFO から読み取られたことのアクノリッジを送信す る必要があります。 OTG B / デバイス・モード USB 制御&ステータス・エンドポイント 0 Low (USBCSRL0) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x102 タイプ:W1C、リセット:0x00 ビット / フィールド 7 名称 タイプ リセット 説明 SETENDC W1C 0 6 RXRDYC W1C 0 5 STALL R/W 0 4 SETEND RO 0 3 DATAEND R/W 0 2 STALLED R/W 0 1 TXRDY R/W 0 0 RXRDY RO 0 セットアップ終了クリア このビットに 1 を書き込むと、SETEND ビットをクリアします。 RXRDY クリア このビットに 1 を書き込むと、RXRDY ビットをクリアします。 ストールの送信 値 説明 0 無効 1 現在のトランザクションを終了し、STALL ハンドシェークを 送信します。 このビットは、STALL ハンドシェークが送信されると自動的にクリアさ れます。 セットアップ終了 説明 値 0 制御トランザクションが終了しなかったか、または DATAEND ビットがセットされた後に終了しました。 1 制御トランザクションが、DATAEND ビットがセットされる前 に終了しました。このとき、USBTXIS レジスタの EP0 ビッ トもセットされています。 このビットは、SETENDC ビットに 1 を書き込むとクリアされます。 データ終了 値 説明 0 無効 1 このビットは以下の場合にセットされます。 最後のデータ・パケットの TXRDY をセットしたとき 最後のデータ・パケットをアンロードした後で RXRDY を クリアしたとき 長さゼロのデータ・パケットの TXRDY をセットしたとき このビットは自動的にクリアされます。 エンドポイントのストール 値 説明 0 STALL ハンドシェークが送信されていません。 1 STALL ハンドシェークが送信されました。 このビットはソフトウェアでクリアする必要があります。 送信パケット・レディ 値 説明 0 送信可能パケットなし 1 送信 FIFO に IN データ・パケットをロードした後に、ソフト ウェアでこのビットをセットします。このとき、USBTXIS レジ スタの EP0 ビットもセットされます。 このビットは、データ・パケットが送信されると自動的にクリアされます。 受信パケット・レディ 値 説明 0 受信データ・パケットなし 1 データ・パケットが受信されました。このとき、USBTXIS レ ジスタの EP0 ビットもセットされています。 このビットは、RXRDYC ビットに 1 を書き込むとクリアされます。 75 レジスタ 146: USB 制御&ステータス・エンドポイント 0 High (USBCSRH0)、 オフセット 0x103 USBSR0H は、エンドポイント 0 の制御ビットおよびステータス・ビットを提供する 8 ビット・レジスタです。 OTG A / ホスト・モード USB 制御&ステータス・エンドポイント 0 High (USBCSRH0) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x103 タイプ:W1C、リセット:0x00 ビット / フィールド 7:3 76 名称 タイプ リセット 説明 予約 RO 0x0 2 DTWE R/W 0 1 DT R/W 0 0 FLUSH R/W 0 予約ビットの値はソフトウェアで使用しないでください。将来の製品との 互換性のため、予約ビットの値はリード・モディファイ・ライト処理から保 護する必要があります。 データ・トグル書き込みイネーブル 値 説明 0 DT ビット書き込み禁止 1 エンドポイント 0 データ・トグルの現在の状態の書き込みを イネーブルします (DT ビットを参照)。 このビットは、新しい値が書き込まれると自動的にクリアされます。 データ・トグル リード時は、エンドポイント 0 データ・トグルの現在の状態を示します。 DTWE がセットされている場合、このビットにはデータ・トグルの必要な 設定を書き込むことができます。DTWE が Low の場合、このビットに 書 き 込 む こ と は で き ま せ ん 。 USB エ ン ド ポ イ ン ト 0 を リ セ ッ ト (RESET) するとき以外はこのビットに書き込まないように注意してくだ さい。 FIFO のフラッシュ 値 説明 0 無効 1 エンドポイント 0 FIFO から次に送信される / 読み取られ るパケットをフラッシュします。FIFO ポインタがリセットさ れ、TXRDY/RXRDY ビットがクリアされます。 現在のトランザクションを終了し、STALL ハンドシェークを送信します。 重要: このビットは、TXRDY/RXRDY がセットされているとき以外 はセットしないでください。データを破壊することがあります。 OTG B / デバイス・モード USB 制御&ステータス・エンドポイント 0 High (USBCSRH0) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x103 タイプ:W1C、リセット:0x00 ビット / フィールド 7:1 0 名称 タイプ リセット 説明 予約 RO 0x00 FLUSH R/W 0 予約ビットの値はソフトウェアで使用しないでください。将来の製品との 互換性のため、予約ビットの値はリード・モディファイ・ライト処理から保 護する必要があります。 FIFO のフラッシュ 値 説明 0 無効 1 エンドポイント 0 FIFO から次に送信される / 読み取られ るパケットをフラッシュします。FIFO ポインタがリセットさ れ、TXRDY/RXRDY ビットがクリアされます。 現在のトランザクションを終了し、STALL ハンドシェークを送信します。 重要: このビットは、TXRDY/RXRDY がセットされている場合以外 はセットしないでください。データを破壊することがあります。 77 レジスタ 147: USB 受信バイト数エンドポイント 0 (USBCOUNT0)、オフセット 0x108 USBCOUNT0 は、エンドポイント 0 FIFO の受信データのバイト数を示す 8 ビット読み取り専用レジスタです。返り 値は FIFO 内容の変更に応じて変わり、RXRDY ビットがセットされている場合にのみ有効です。 USB 受信バイト数エンドポイント 0 (USBCOUNT0) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x108 タイプ:RO、リセット:0x00 ビット / フィールド 7 6:0 78 名称 タイプ リセット 説明 予約 RO 0 COUNT RO 0x00 予約ビットの値はソフトウェアで使用しないでください。将来の製品との 互換性のため、予約ビットの値はリード・モディファイ・ライト処理から保 護する必要があります。 FIFO データ・バイト数 COUNT は、エンドポイント 0 FIFO の受信データ・バイト数を示す読 み取り専用値です。 レジスタ 148: USB タイプ・エンドポイント 0 (USBTYPE0)、オフセット 0x10A エンドポイント 0 を使用して通信されるターゲット・デバイスの動作速度を書き込む 8 ビット・レジスタです。 USB タイプ・エンドポイント 0 (USBTYPE0) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x10A タイプ:R/W、リセット:0x00 ビット / フィールド 7:6 5:0 名称 タイプ リセット 説明 SPEED R/W 0x0 動作速度 ターゲット・デバイスの動作速度を指定します。動作速度を指定した場 合、ターゲット・デバイスの接続速度は USB コントローラと同じとみな されます。 値 説明 0x0 予約 0x1 0x2 Full 0x3 Low 予約 RO 0x0 予約ビットの値はソフトウェアで使用しないでください。将来の製品との 互換性のため、予約ビットの値はリード・モディファイ・ライト処理から保 護する必要があります。 79 レジスタ 149: USB NAK 制限 (USBNAKLMT)、オフセット 0x10B USBNAKLMT は、エンドポイント 0 が NAK 応答のストリーム受信時にタイムアウトするまでのフレーム数を設定 する 8 ビット・レジスタです。(他のエンドポイントに対応する設定は、それぞれの USBTXINTERVALn レジスタと USBRXINTERVALn レジスタによって行うことができます。) 選択したフレームの数は、2(m-1) です (m はレジスタに設定された値、有効値範囲は 2 ~ 16)。ホストが、このレジ スタに設定された制限で表される数よりも多くのフレームにわたってターゲット・デバイスから NAK 応答を受信する と、エンドポイントは停止します。 注: 0 または 1 の値を指定すると、NAK タイムアウト機能は無効になります。 USB NAK 制限 (USBNAKLMT) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x10B タイプ:R/W、リセット:0x00 ビット / フィールド 7:5 4:0 80 名称 タイプ リセット 説明 予約 RO 0x0 NAKLMT R/W 0x0 予約ビットの値はソフトウェアで使用しないでください。将来の製品との 互換性のため、予約ビットの値はリード・モディファイ・ライト処理から保 護する必要があります。 EP0 NAK 制限 NAK 応答のストリームを受信した後のフレームの数を指定します。 レジスタ 150: USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 1 Low (USBTXCSRL1)、 オフセット 0x112 レジスタ 151: USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 2 Low (USBTXCSRL2)、 オフセット 0x122 レジスタ 152: USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 3 Low (USBTXCSRL3)、 オフセット 0x132 レジスタ 153: USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 4 Low (USBTXCSRL4)、 オフセット 0x142 レジスタ 154: USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 5 Low (USBTXCSRL5)、 オフセット 0x152 レジスタ 155: USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 6 Low (USBTXCSRL6)、 オフセット 0x162 レジスタ 156: USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 7 Low (USBTXCSRL7)、 オフセット 0x172 レジスタ 157: USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 8 Low (USBTXCSRL8)、 オフセット 0x182 レジスタ 158: USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 9 Low (USBTXCSRL9)、 オフセット 0x192 レジスタ 159: USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 10 Low (USBTXCSRL10)、 オフセット 0x1A2 レジスタ 160: USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 11 Low (USBTXCSRL11)、 オフセット 0x1B2 レジスタ 161: USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 12 Low (USBTXCSRL12)、 オフセット 0x1C2 レジスタ 162: USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 13 Low (USBTXCSRL13)、 オフセット 0x1D2 レジスタ 163: USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 14 Low (USBTXCSRL14)、 オフセット 0x1E2 レジスタ 164: USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 15 Low (USBTXCSRL15)、 オフセット 0x1F2 81 USBTXCSRLn は、現在選択されている送信エンドポイントを介した転送のために制御ビットおよびステータス・ビッ トを提供する 8 ビット・レジスタです。 OTG A / ホスト・モード USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 1 Low (USBTXCSRL1) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x112 タイプ:R/W、リセット:0x00 82 ビット / フィールド 7 名称 タイプ リセット 説明 NAKTO R/W 0 6 CLRDT R/W 0 5 STALLED R/W 0 4 SETUP R/W 0 NAK タイムアウト 値 説明 0 タイムアウトなし 1 Bulk エンドポイントのみ: 送信エンドポイントが、NAK 応 答 を 受 信 し た 後 に USBTXINTERVALn レ ジ ス タ の NAKLMT フィールドで設定された時間より長く停止している ことを示します。 エンドポイントの継続を許可するには、ソフトウェアでこのビ ットをクリアする必要があります。 データ・トグルのクリア このビットに 1 を書き込むと、USBTXCSRHn レジスタの DT ビット をクリアします。 エンドポイントのストール 値 説明 0 STALL ハンドシェークが受信されていません。 1 STALL ハンドシェークが受信されました。このビットがセット されている場合、処理中の μDMA 要求が停止し、FIFO が完全にフラッシュされ、さらに TXRDY ビットがクリアされ ます。 このビットはソフトウェアでクリアする必要があります。 セットアップ・パケット 値 説明 0 SETUP トークンは送信されません。 1 トランザクションの OUT トークンでなく SETUP トークンを 送信します。このビットは、TXRDY ビットがセットされるのと 同時にセットする必要があります。 注: また、このビットをセットすると、USBTXCSRHn レジスタの DT ビットがクリアされます。 ビット / フィールド 3 名称 タイプ リセット 説明 FLUSH R/W 0 2 ERROR R/W 0 1 FIFONE R/W 0 0 TXRDY R/W 0 FIFO のフラッシュ 値 説明 0 無効 1 エンドポイント送信 FIFO からのパケットをフラッシュしま す。FIFO ポインタがリセットされ、TXRDY ビットがクリアさ れます。このとき、USBTXIS レジスタの EPn ビットもセッ トされます。 このビットを TXRDY ビットと同時にセットすると、FIFO に現在ロード されているパケットが中止されます。FIFO がダブル・バッファリングの 場合、FIFO を完全にクリアするために、FLUSH を 2 度セットしてくだ さい。 重要: このビットは、TXRDY ビットがセットされている場合以外は セットしないでください。データを破壊することがあります。 エラー 値 説明 0 エラーなし 1 パケットの送信が 3 回試行されましたが、ハンドシェーク・ パケットは受信されていません。このとき、TXRDY ビットが クリアされ、USBTXIS レジスタの EPn ビットがセットされ、 FIFO は完全にフラッシュされます。 このビットはソフトウェアでクリアする必要があります。 注: エンドポイントがバルク・モードまたはインタラプト・モードで 動作している場合のみ有効です。 FIFO 非エンプティ 値 説明 0 FIFO は現在エンプティです。 1 送信 FIFO 内に 1 つ以上のパケットがあります。 送信パケット・レディ 値 説明 0 送信可能パケットなし 1 送信 FIFO にデータ・パケットをロードした後に、ソフトウェ アでこのビットをセットします。 このビットは、データ・パケットが送信されると自動的にクリアされます。 このとき、USBTXIS レジスタの EPn ビットもセットされます。また、 TXRDY は、ダブル・バッファ FIFO に 2 つ目のパケットをロードする 前に自動的にクリアされます。 83 OTG B / デバイス・モード USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 1 Low (USBTXCSRL1) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x112 タイプ:R/W、リセット:0x00 ビット / フィールド 7 84 名称 タイプ リセット 説明 予約 RO 0 6 CLRDT R/W 0 5 STALLED R/W 0 4 STALL R/W 0 3 FLUSH R/W 0 2 UNDRN R/W 0 1 FIFONE R/W 0 0 TXRDY R/W 0 予約ビットの値はソフトウェアで使用しないでください。将来の製品との 互換性のため、予約ビットの値はリード・モディファイ・ライト処理から保 護する必要があります。 データ・トグルのクリア このビットに 1 を書き込むと、USBTXCSRHn レジスタの DT ビット をクリアします。 エンドポイントのストール 値 説明 0 STALL ハンドシェークが送信されていません。 1 STALL ハンドシェークが送信されました。FIFO がフラッシ ュされ、TXRDY ビットがクリアされます。 このビットはソフトウェアでクリアする必要があります。 STALL の送信 値 説明 0 無効 1 IN トークンへの STALL ハンドシェークを発行します。 ソフトウェアでこのビットをクリアして STALL 状態を終了します。 注: このビットの設定は、アイソクロナス転送では無効です。 FIFO のフラッシュ 値 説明 0 無効 1 エンドポイント送信 FIFO から送信された最新のパケットを フラッシュします。FIFO ポインタがリセットされ、TXRDY ビ ットがクリアされます。このとき、USBTXIS レジスタの EPn ビットもセットされます。 このビットを TXRDY ビットと同時にセットすると、FIFO に現在ロードされ ているパケットが中止されます。FIFO がダブル・バッファリングの場合は、 FIFO を完全にクリアするために、FLUSH を 2 度セットしてください。 重要: このビットは、TXRDY ビットがセットされている場合以外は セットしないでください。データを破壊することがあります。 アンダーラン 値 説明 0 アンダーランなし 1 TXRDY がセットされていない場合は、IN トークンが受信さ れています。 このビットはソフトウェアでクリアする必要があります。 FIFO 非エンプティ 値 説明 0 FIFO は現在空です。 1 送信 FIFO 内に 1 つ以上のパケットがあります。 送信パケット・レディ 値 説明 0 送信可能パケットなし 1 送信 FIFO にデータ・パケットをロードした後に、ソフトウェ アでこのビットをセットします。 このビットは、データ・パケットが送信されると自動的にクリアされます。 この時点で、USBTXIS レジスタの EPn ビットもセットされています。 TXRDY も、ダブル・バッファ FIFO に 2 つ目のパケットをロードする 前に自動的にクリアされます。 レジスタ 165: USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 1 High (USBTXCSRH1)、 オフセット 0x113 レジスタ 166: USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 2 High (USBTXCSRH2)、 オフセット 0x123 レジスタ 167: USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 3 High (USBTXCSRH3)、 オフセット 0x133 レジスタ 168: USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 4 High (USBTXCSRH4)、 オフセット 0x143 レジスタ 169: USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 5 High (USBTXCSRH5)、 オフセット 0x153 レジスタ 170: USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 6 High (USBTXCSRH6)、 オフセット 0x163 レジスタ 171: USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 7 High (USBTXCSRH7)、 オフセット 0x173 レジスタ 172: USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 8 High (USBTXCSRH8)、 オフセット 0x183 レジスタ 173: USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 9 High (USBTXCSRH9)、 オフセット 0x193 レジスタ 174: USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 10 High (USBTXCSRH10)、 オフセット 0x1A3 レジスタ 175: USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 11 High (USBTXCSRH11)、 オフセット 0x1B3 レジスタ 176: USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 12 High (USBTXCSRH12)、 オフセット 0x1C3 レジスタ 177: USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 13 High (USBTXCSRH13)、 オフセット 0x1D3 レジスタ 178: USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 14 High (USBTXCSRH14)、 オフセット 0x1E3 レジスタ 179: USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 15 High (USBTXCSRH15)、 オフセット 0x1F3 85 USBTXCSRHn は、現在選択されている送信エンドポイントを介した転送のために追加制御を提供する 8 ビット・ レジスタです。 OTG A / ホスト・モード USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 1 High (USBTXCSRH1) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x113 タイプ:R/W、リセット:0x00 ビット / フィールド 7 86 名称 タイプ リセット 説明 AUTOSET R/W 0 6 予約 RO 0 5 MODE R/W 0 4 DMAEN R/W 0 3 FDT R/W 0 自動セット 値 説明 0 TXRDY ビットは手動でセットする必要があります。 1 最大パケット・サイズ (USBTXMAXPn の値) のデータが 送信 FIFO にロードされると、TXRDY ビットが自動的にセ ットされます。最大パケット・サイズより小さいパケットがロー ドされた場合は、TXRDY ビットを手動でセットする必要があ ります。 予約ビットの値はソフトウェアで使用しないでください。将来の製品との 互換性のため、予約ビットの値はリード・モディファイ・ライト処理から保 護する必要があります。 モード 値 説明 0 エンドポイント方向を受信としてイネーブルします。 1 エンドポイント方向を送信としてイネーブルします。 注: このビットの設定は、同じエンドポイント FIFO を送信トラン ザクションと受信トランザクションの両方に使用する場合の み有効です。 DMA 要求イネーブル 値 説明 0 送信エンドポイントの μDMA 要求をディスエーブルします。 1 送信エンドポイントの μDMA 要求をイネーブルします。 注: 3 つの送信エンドポイントと 3 つの受信エンドポイントを、 μDMA モジュールに接続できます。特定のエンドポイントに 対してこのビットをセットする場合は、これに応じて USB DMA 選択 (USBDMASEL) レジスタの DMAATX フィール ド、DMABTX フィールド、または DMACTX フィールドを設定 する必要があります。 データ・トグル強制 値 説明 0 無効 1 ACK が受信されたかどうかにかかわらず、エンドポイント DT ビットを強制的に切り換えて、FIFO からデータ・パケッ トをクリアします。このビットの設定は、Isochronous エンド ポイントのレート・フィードバックの通信に使用される、割り込 み送信エンドポイントによって使用されます。 ビット / フィールド 2 名称 タイプ リセット 説明 DMAMOD R/W 0 1 DTWE R/W 0 0 DT R/W 0 DMA 要求モード 値 説明 0 μDMA パケット転送が行われるごとに割り込みが生成され ます。 1 μDMA パケット転送全体が完了した後でのみ割り込みが生 成されます。 注: このビットは、上記の DMAEN ビットがクリアされる前、また はクリアと同じサイクル中にはクリアしないでください。 データ・トグル書込みイネーブル 値 説明 0 DT ビット書き込み禁止 1 送信エンドポイント・データの現在の状態の書き込みをイネ ーブルします (DT ビットを参照)。 このビットは、新しい値が書き込まれると自動的にクリアされます。 データ・トグル リード時は、送信エンドポイント・データ・トグルの現在の状態を示しま す。 DTWE が High の場合、データ・トグルの必要な設定を書き込むこと ができます。DTWE が Low の場合、このビットの設定は無視されま す。送信エンドポイントをリセット (RESET) するとき以外はこのビット に書き込まないように注意してください。 OTG B / デバイス・モード USB 送信制御&ステータス・エンドポイント 1 High (USBTXCSRH1) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x113 タイプ:R/W、リセット:0x00 ビット / フィールド 7 名称 タイプ リセット 説明 AUTOSET R/W 0 6 ISO R/W 0 5 MODE R/W 0 自動セット 値 説明 0 TXRDY ビットは手動でセットする必要があります。 1 最大パケット・サイズ (USBTXMAXPn の値) のデータが 送信 FIFO にロードされると、TXRDY ビットが自動的にセ ットされます。最大パケット・サイズより小さいパケットがロー ドされた場合は、TXRDY ビットを手動でセットする必要があ ります。 アイソクロナス転送 値 説明 0 送信エンドポイントをバルク転送またはインタラプト転送用に イネーブルします。 1 送信エンドポイントをアイソクロナス転送用にイネーブルしま す。 モード 値 説明 0 エンドポイント方向を受信としてイネーブルします。 1 エンドポイント方向を送信としてイネーブルします。 注: このビットの設定は、同じエンドポイント FIFO を送信トラン ザクションと受信トランザクションの両方に使用する場合の み有効です。 87 ビット / フィールド 4 タイプ リセット 説明 DMAEN R/W 0 3 FDT R/W 0 2 DMAMOD R/W 0 予約 RO 0x0 DMA 要求イネーブル 値 説明 0 送信エンドポイントの μDMA 要求をディスエーブルします。 1 送信エンドポイントの μDMA 要求をイネーブルします。 注: 3 つの送信エンドポイントと 3 つの受信エンドポイントを μDMA モジュールに接続できます。特定のエンドポイントに 対してこのビットをセットする場合は、これに応じて USB DMA 選択 (USBDMASEL) レジスタの DMAATX フィー ルド、DMABTX フィールド、または DMACTX フィールドを 設定する必要があります。 データ・トグル強制 値 説明 0 無効 1 ACK が受信されたかどうかにかかわらず、エンドポイント DT ビットを強制的に切り換えて、FIFO からデータ・パケッ トをクリアします。このビットの設定は、アイソクロナス・エンド ポイントのレート・フィードバックの通信に使用される、割り込 み送信エンドポイントによって使用されます。 DMA 要求モード 値 説明 0 μDMA パケット転送が行われるごとに割り込みが生成され ます。 1 μDMA パケット転送全体が完了した後でのみ割り込みが生 成されます。 注: このビットは、上記の DMAEN ビットがクリアされる前、ま たはクリアと同じサイクル中にはクリアしないでください。 予約ビットの値はソフトウェアで使用しないでください。将来の製品との 互換性のため、予約ビットの値はリード・モディファイ・ライト処理から保 護する必要があります。 1:0 88 名称 レジスタ 180: USB 最大受信データ・エンドポイント 1 (USBRXMAXP1)、オフセット 0x114 レジスタ 181: USB 最大受信データ・エンドポイント 2 (USBRXMAXP2)、オフセット 0x124 レジスタ 182: USB 最大受信データ・エンドポイント 3 (USBRXMAXP3)、オフセット 0x134 レジスタ 183: USB 最大受信データ・エンドポイント 4 (USBRXMAXP4)、オフセット 0x144 レジスタ 184: USB 最大受信データ・エンドポイント 5 (USBRXMAXP5)、オフセット 0x154 レジスタ 185: USB 最大受信データ・エンドポイント 6 (USBRXMAXP6)、オフセット 0x164 レジスタ 186: USB 最大受信データ・エンドポイント 7 (USBRXMAXP7)、オフセット 0x174 レジスタ 187: USB 最大受信データ・エンドポイント 8 (USBRXMAXP8)、オフセット 0x184 レジスタ 188: USB 最大受信データ・エンドポイント 9 (USBRXMAXP9)、オフセット 0x194 レジスタ 189: USB 最大受信データ・エンドポイント 10 (USBRXMAXP10)、 オフセット 0x1A4 レジスタ 190: USB 最大受信データ・エンドポイント 11 (USBRXMAXP11)、 オフセット 0x1B4 レジスタ 191: USB 最大受信データ・エンドポイント 12 (USBRXMAXP12)、 オフセット 0x1C4 レジスタ 192: USB 最大受信データ・エンドポイント 13 (USBRXMAXP13)、 オフセット 0x1D4 レジスタ 193: USB 最大受信データ・エンドポイント 14 (USBRXMAXP14)、 オフセット 0x1E4 レジスタ 194: USB 最大受信データ・エンドポイント 15 (USBRXMAXP15)、 オフセット 0x1F4 USBRXMAXPn は、単一の動作内で選択された受信エンドポイントを介して転送できるデータの最大量を設定する 16 ビット・レジスタです。 ビット [10:0] で、単一のトランザクション中に送信される最大ペイロードをバイト単位で設定します。最大 1024 バ イトを設定できますが、Full Speed で動作するときの インタラプト転送、バルク転送、またはアイソクロナス転送の パケット・サイズに関する USB 仕様による制約に従います。 このレジスタに書き込まれた値で表されるデータの総量は、受信エンドポイントの FIFO サイズを超えることはでき ません。ダブル・バッファリングが必要な場合は、FIFO サイズの半分を超えることはできません。 注: μDMA 基本モードで適切な割り込みを生成するには、USBRXMAXPn で偶数バイトを設定している必要があ ります。 89 USB 最大受信データ・エンドポイント 1 (USBRXMAXP1) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x114 タイプ:R/W、リセット:0x0000 ビット / フィールド 15:11 10:0 90 名称 タイプ リセット 説明 予約 RO 0x0 MAXLOAD R/W 0x000 予約ビットの値はソフトウェアで使用しないでください。将来の製品との 互換性のため、予約ビットの値はリード・モディファイ・ライト処理から保 護する必要があります。 最大ペイロード トランザクションあたりの最大ペイロードのバイト数です。 レジスタ 195: USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 1 Low (USBRXCSRL1)、 オフセット 0x116 レジスタ 196: USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 2 Low (USBRXCSRL2)、 オフセット 0x126 レジスタ 197: USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 3 Low (USBRXCSRL3)、 オフセット 0x136 レジスタ 198: USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 4 Low (USBRXCSRL4)、 オフセット 0x146 レジスタ 199: USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 5 Low (USBRXCSRL5)、 オフセット 0x156 レジスタ 200: USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 6 Low (USBRXCSRL6)、 オフセット 0x166 レジスタ 201: USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 7 Low (USBRXCSRL7)、 オフセット 0x176 レジスタ 202: USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 8 Low (USBRXCSRL8)、 オフセット 0x186 レジスタ 203: USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 9 Low (USBRXCSRL9)、 オフセット 0x196 レジスタ 204: USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 10 Low (USBRXCSRL10)、 オフセット 0x1A6 レジスタ 205: USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 11 Low (USBRXCSRL11)、 オフセット 0x1B6 レジスタ 206: USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 12 Low (USBRXCSRL12)、 オフセット 0x1C6 レジスタ 207: USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 13 Low (USBRXCSRL13)、 オフセット 0x1D6 レジスタ 208: USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 14 Low (USBRXCSRL14)、 オフセット 0x1E6 レジスタ 209: USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 15 Low (USBRXCSRL15)、 オフセット 0x1F6 91 USBRXCSRLn は、現在選択されている受信エンドポイントを介した転送のために制御ビットおよびステータス・ビッ トを提供する 8 ビット・レジスタです。 OTG A / ホスト・モード USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 1 Low (USBRXCSRL1) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x116 タイプ:R/W、リセット:0x00 ビット / フィールド 7 名称 タイプ リセット 説明 CLRDT W1C 0 6 STALLED R/W 0 5 REQPKT R/W 0 4 FLUSH R/W 0 3 DATAERR / NAKTO R/W 0 データ・トグルのクリア このビットに 1 を書き込むと、USBRXCSRHn レジスタの DT ビッ トをクリアします。 エンドポイントのストール 値 説明 0 STALL ハンドシェークが受信されていません。 1 STALL ハンドシェークが受信されました。USBRXIS レジ スタの EPn ビットもセットされています。 このビットはソフトウェアでクリアする必要があります。 要求パケット 値 説明 0 要求なし 1 IN トランザクション要求 このビットは、RXRDY をセットするとクリアされます。 FIFO のフラッシュ 値 説明 0 無効 1 次にエンドポイント受信 FIFO から読み取られるパケットを フラッシュします。FIFO ポインタがリセットされ、RXRDY ビ ットがクリアされます。 FIFO がダブル・バッファリングの場合は、FIFO を完全にクリアするた めに、FLUSH を 2 度セットしてください。 重要: このビットは、RXRDY ビットがセットされている場合以外は セットしないでください。データを破壊することがあります。 データ・エラー / NAK タイムアウト 値 説明 0 通常動作します。 1 アイソクロナス・エンドポイントのみ : RXRDY がセットされ、 データ・パケットに CRC エラーまたはビット・スタッフ・エラ ーが発生したことを示します。このビットは、RXRDY をクリア するとクリアされます。 バルク・エンドポイントのみ : 受信エンドポイントが、NAK 応 答 を 受 信 し た 後 に USBRXINTERVALn レ ジ ス タ の NAKLMT フィールドによって設定された時間より長く停止し ていることを示します。 エンドポイントの継続を許可するには、ソフトウェアでこのビ ットをクリアする必要があります。 92 ビット / フィールド 2 名称 ERROR タイプ リセット R/W 0 1 FULL RO 0 0 RXRDY R/W 0 説明 エラー 値 0 1 説明 エラーなし パケットの受信が 3 回試行されましたが、データ・パケット は受信されていません。このとき、USBRXIS レジスタの EPn ビットもセットされています。 このビットはソフトウェアでクリアする必要があります。 注: このビットの設定は、受信エンドポイントがバルク・モードま たはインタラプト・モードで動作している場合のみ有効です。 アイソクロナス・モードでは、常にゼロを返します。 FIFO フル 値 説明 0 受信 FIFO に空きがあります。 1 これ以上のパケットを受信 FIFO にロードできません。 受信パケット・レディ 値 説明 0 受信データ・パケットなし 1 データ・パケットが受信されました。このとき、USBRXIS レ ジスタの EPn ビットもセットされています。 USBRXCSRHn レジスタの AUTOCLR ビットがセットされている場 合、 USBRXMAXPn バイトのパケットが受信 FIFO からアンロード されると、このビットが自動的にクリアされます。AUTOCLR ビットがクリ アされている場合、または最大パケット・サイズ未満のパケットがアンロ ードされた場合は、パケットが受信 FIFO からアンロードされるとき に、ソフトウェアによって手動でこのビットをクリアする必要があります。 OTG B / デバイス・モード USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 1 Low (USBRXCSRL1) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x116 タイプ:R/W、リセット:0x00 ビット / フィールド 7 名称 タイプ リセット 説明 CLRDT W1C 0 6 STALLED R/W 0 5 STALL R/W 0 データ・トグルのクリア このビットに 0 を書き込むと、USBRXCSRHn レジスタの DT ビット がクリアされます。 エンドポイントのストール 値 説明 0 STALL ハンドシェークが送信されていません。 1 STALL ハンドシェークが送信されました。 このビットはソフトウェアでクリアする必要があります。 STALL の送信 値 説明 0 無効 1 STALL ハンドシェークを発行します。 ソフトウェアでこのビットをクリアして STALL 状態を終了する必要があ ります。 注: エンドポイントがアイソクロナス転送に使用されている場合、 このビットの設定は無効です。 93 ビット / フィールド 4 94 名称 タイプ リセット 説明 FLUSH R/W 0 3 DATAERR RO 0 2 OVER R/W 0 1 FULL RO 0 0 RXRDY R/W 0 FIFO のフラッシュ 値 説明 0 無効 1 エンドポイント受信 FIFO から次のパケットをフラッシュしま す。FIFO ポインタがリセットされ、RXRDY ビットがクリアさ れます。 エンドポイント受信 FIFO から次に読み取られるパケットをフラッシュ するには、CPU このビットに 1 を書き込みます。FIFO ポインタがリ セットされ、RXRDY ビットがクリアされます。FIFO がダブル・バッファリ ングの場合、FIFO を完全にクリアするために、FLUSH を 2 度セット してください。 重要: このビットは、RXRDY ビットがセットされている場合以外は セットしないでください。データを破壊することがあります。 データ・エラー 値 説明 0 通常動作します。 1 RXRDY がセットされ、データ・パケットに CRC エラーまた はビット・スタッフ・エラーが発生したことを示します。 このビットは、RXRDY をクリアするとクリアされます。 注: このビットの設定は、エンドポイントがアイソクロナス・モード で動作している場合のみ有効です。バルク・モードでは、常 にゼロを返します。 オーバーラン 値 説明 0 オーバーラン・エラーなし 1 OUT パケットを受信 FIFO にロードできないことを示しま す。 このビットはソフトウェアでクリアする必要があります。 注: このビットの設定は、エンドポイントがアイソクロナス・モード で動作している場合のみ有効です。バルク・モードでは、常 にゼロを返します。 FIFO フル 値 説明 0 受信 FIFO に空きがあります。 1 これ以上のパケットを受信 FIFO にロードできません。 受信パケット・レディ 値 説明 0 受信データ・パケットなし 1 データ・パケットが受信されました。このとき、USBRXIS レ ジスタの EPn ビットもセットされています。 USBRXCSRHn レジスタの AUTOCLR ビットがセットされている場 合、 USBRXMAXPn バイトのパケットが受信 FIFO からアンロード されると、このビットが自動的にクリアされます。AUTOCLR ビットがクリ アされている場合、または最大パケット・サイズ未満のパケットがアンロ ードされた場合は、パケットが受信 FIFO からアンロードされるとき に、ソフトウェアによって手動でこのビットをクリアする必要があります。 レジスタ 210: USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 1 High (USBRXCSRH1)、 オフセット:0x117 レジスタ 211: USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 2 High (USBRXCSRH2)、 オフセット 0x127 レジスタ 212: USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 3 High (USBRXCSRH3)、 オフセット 0x137 レジスタ 213: USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 4 High (USBRXCSRH4)、 オフセット 0x147 レジスタ 214: USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 5 High (USBRXCSRH5)、 オフセット 0x157 レジスタ 215: USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 6 High (USBRXCSRH6)、 オフセット 0x167 レジスタ 216: USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 7 High (USBRXCSRH7)、 オフセット 0x177 レジスタ 217: USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 8 High (USBRXCSRH8)、 オフセット 0x187 レジスタ 218: USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 9 High (USBRXCSRH9)、 オフセット 0x197 レジスタ 219: USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 10 High (USBRXCSRH10)、 オフセット 0x1A7 レジスタ 220: USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 11 High (USBRXCSRH11)、 オフセット 0x1B7 レジスタ 221: USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 12 High (USBRXCSRH12)、 オフセット 0x1C7 レジスタ 222: USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 13 High (USBRXCSRH13)、 オフセット 0x1D7 レジスタ 223: USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 14 High (USBRXCSRH14)、 オフセット 0x1E7 レジスタ 224: USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 15 High (USBRXCSRH15)、 オフセット 0x1F7 レジスタ 223: USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 14 High (USBRXCSRH14)、 オフセット 0x1E7 レジスタ 224: USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 15 High (USBRXCSRH15)、 オフセット 0x1F7 95 USBRXCSRHn は、現在選択されている受信エンドポイントを介した転送のために追加制御ビットおよびステータ ス・ビットを提供する 8 ビット・レジスタです。 OTG A / ホスト・モード USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 1 High (USBRXCSRH1 ) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x117 タイプ:R/W、リセット:0x00 96 ビット / フィールド 7 タイプ リセット 説明 AUTOCL R/W 0 6 AUTORQ R/W 0 5 DMAEN R/W 0 4 PIDERR RO 0 自動クリア 値 説明 0 無効 1 受信 FIFO から USBRXMAXPn バイトのパケットがアン ロードされた場合、RXRDY ビットが自動的にクリアされま す。最大パケット・サイズより小さいパケットがアンロードされ る場合は、RXRDY を手動でクリアする必要があります。 μDMA を使用して受信 FIFO をアンロードする場合は、 USBRXMAXPn レジスタの MAXLOAD フィールドの値に かかわらず、データが受信 FIFO から 4 バイト・チャンク で読み取られるため、注意が必要です。「DMA 動作」を参 照してください。 自動要求 値 説明 0 無効 1 RXRDY ビットがクリアされると、REQPKT ビットが自動的に セットされます。 注: このビットは、ショート・パケットを受信すると自動的にクリア されます。 DMA 要求イネーブル 値 説明 0 受信エンドポイントに対して μDMA 要求をディスエーブル します。 1 受信エンドポイントに対して μDMA 要求をイネーブルしま す。 注: 3 つの送信エンドポイントと 3 つの受信エンドポイントを μDMA モジュールに接続できます。特定のエンドポイントに 対してこのビットをセットする場合、これに応じて USB DMA 選択 (USBDMASEL) レジスタの DMAARX フィールド、 DMABRX フィールド、または DMACRX フィールドを設定す る必要があります。 PID エラー 値 説明 0 エラーなし 1 アイソクロナス・トランザクションの受信パケット内の PID エ ラーを示します。 このビットの設定は、バルク・トランザクションおよびインタラプト・トラン ザクションでは無視されます。 名称 ビット / フィールド 3 名称 タイプ リセット 説明 DMAMOD R/W 0 2 DTWE RO 0 1 DT RD 0 0 予約 RO 0 DMA 要求モード 値 説明 0 μDMA パケット転送が行われるごとに割り込みが生成され ます。 1 μDMA パケット転送全体が完了した後でのみ割り込みが生 成されます。 注: このビットは、上記の DMAEN ビットがクリアされる前、また はクリアと同じサイクル中にはクリアしないでください。 データ・トグル書込みイネーブル 値 説明 0 DT ビット書き込み禁止 1 受信エンドポイント・データの現在の状態の書き込みをイネ ーブルします (DT ビットを参照)。 このビットは、新しい値が書き込まれると自動的にクリアされます。 データ・トグル リード時は、受信データ・トグルの現在の状態を示します。 DTWE が High の場合、このビットにはデータ・トグルの必要な設定を 書き込むことができます。DTWE が Low の場合、このビットの設定は 無視されます。受信エンドポイントをリセットするとき以外はこのビットに 書き込まないように注意してください。 予約ビットの値はソフトウェアで使用しないでください。将来の製品との 互換性のため、予約ビットの値はリード・モディファイ・ライト処理から保 護する必要があります。 OTG B / デバイス・モード USB 受信制御&ステータス・エンドポイント 1 High (USBRXCSRHn ) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x117 タイプ:R/W、リセット:0x00 ビット / フィールド 7 6 名称 タイプ リセット 説明 AUTOCL R/W 0 ISO R/W 0 自動クリア 値 説明 0 無効 1 受信 FIFO から USBRXMAXPn バイトのパケットがアン ロードされた場合、RXRDY ビットが自動的にクリアされま す。最大パケット・サイズより小さいパケットがアンロードされ る場合は、RXRDY を手動でクリアする必要があります。 μDMA を使用して受信 FIFO をアンロードする場合は、 USBRXMAXPn レジスタの MAXLOAD フィールドの値に かかわらず、データが受信 FIFO から 4 バイト・チャンク で読み取られるため、注意が必要です。「DMA 動作」を参 照してください。 Isochronous 転送 値 説明 0 受信エンドポイントをアイソクロナス転送用にイネーブルしま す。 1 受信エンドポイントをバルク/インタラプト転送用にイネーブ ルします。 97 ビット / フィールド 5 4 名称 タイプ リセット 説明 DMAEN R/W 0 DISNYET / PIDERR R/W 0 DMA 要求イネーブル 値 説明 0 受信エンドポイントの μDMA 要求をディスエーブルします。 1 受信エンドポイントの μDMA 要求をイネーブルします。 注: 3 つの送信エンドポイントと 3 つの受信エンドポイントを Μdma モジュールに接続できます。特定のエンドポイントに 対してこのビットをセットする場合、これに応じて USB DMA 選択 (USBDMASEL) レジスタの DMAARX フィールド、 DMABRX フィールド、または DMACRX フィールドを設定す る必要があります。 NYET ディスエーブル / PID エラー 値 説明 0 無効 1 バルクまたはインタラプト・トランザクションの場合:NYET ハ ンドシェークの送信をディスエーブルします。このビットをセッ トすると、FIFO がフルになるポイントを含めて、正常に受信 したすべてのパケットにアクノリッジが送信されます。 アイソクロナス・トランザクションの場合: 受信パケット内の PID エラーを示します。 3 2:0 98 DMAMOD R/W 0 予約 RO 0x0 DMA 要求モード 値 説明 0 μDMA パケット転送が行われるごとに割り込みが生成され ます。 1 μDMA パケット転送全体が完了した後でのみ割り込みが生 成されます。 注: このビットは、上記の DMAEN ビットがクリアされる前、また はクリアと同じサイクル中にはクリアしないでください。 予約ビットの値はソフトウェアで使用しないでください。将来の製品との 互換性のため、予約ビットの値はリード・モディファイ・ライト処理から保 護する必要があります。 レジスタ 225: USB 受信バイト数エンドポイント 1 (USBRXCOUNT1)、オフセット 0x118 レジスタ 226: USB 受信バイト数エンドポイント 2 (USBRXCOUNT2)、オフセット 0x128 レジスタ 227: USB 受信バイト数エンドポイント 3 (USBRXCOUNT3)、オフセット 0x138 レジスタ 228: USB 受信バイト数エンドポイント 4 (USBRXCOUNT4)、オフセット 0x148 レジスタ 229: USB 受信バイト数エンドポイント 5 (USBRXCOUNT5)、オフセット 0x158 レジスタ 230: USB 受信バイト数エンドポイント 6 (USBRXCOUNT6)、オフセット 0x168 レジスタ 231: USB 受信バイト数エンドポイント 7 (USBRXCOUNT7)、オフセット 0x178 レジスタ 232: USB 受信バイト数エンドポイント 8 (USBRXCOUNT8)、オフセット 0x188 レジスタ 233: USB 受信バイト数エンドポイント 9 (USBRXCOUNT9)、オフセット 0x198 レジスタ 234: USB 受信バイト数エンドポイント 10 (USBRXCOUNT10)、オフセット 0x1A8 レジスタ 235: USB 受信バイト数エンドポイント 11 (USBRXCOUNT11)、オフセット 0x1B8 レジスタ 236: USB 受信バイト数エンドポイント 12 (USBRXCOUNT12)、オフセット 0x1C8 レジスタ 237: USB 受信バイト数エンドポイント 13 (USBRXCOUNT13)、オフセット 0x1D8 レジスタ 238: USB 受信バイト数エンドポイント 14 (USBRXCOUNT14)、オフセット 0x1E8 レジスタ 239: USB 受信バイト数エンドポイント 15 (USBRXCOUNT15)、オフセット 0x1F8 注 返り値は FIFO がアンロードされると変わり、USBRXCSRLn レジスタの RXRDY ビットがセットされている 場合にのみ有効です。 USBRXCOUNTn は、現在受信 FIFO から読み取られているパケット内のデータ・バイト数を保持する 16 ビット 読み取り専用レジスタです。パケットが複数の Bulk パケットとして送信される場合は、結合されたパケットのバイト 数になります。 99 USB 受信バイト数エンドポイント 1 (USBRXCOUNT1) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x118 タイプ:RO、リセット:0x0000 ビット / フィールド 15:13 12:0 100 名称 タイプ リセット 説明 予約 RO 0x0 COUNT RO 0x000 予約ビットの値はソフトウェアで使用しないでください。将来の製品との 互換性のため、予約ビットの値はリード・モディファイ・ライト処理から保 護する必要があります。 受信パケット・バイト数 受信パケット内のバイト数を示します。 レジスタ 240: USB ホスト送信設定タイプ・エンドポイント 1 (USBTXTYPE1)、 オフセット 0x11A レジスタ 241: USB ホスト送信設定タイプ・エンドポイント 2 (USBTXTYPE2)、 オフセット 0x12A レジスタ 242: USB ホスト送信設定タイプ・エンドポイント 3 (USBTXTYPE3)、 オフセット 0x13A レジスタ 243: USB ホスト送信設定タイプ・エンドポイント 4 (USBTXTYPE4)、 オフセット 0x14A レジスタ 244: USB ホスト送信設定タイプ・エンドポイント 5 (USBTXTYPE5)、 オフセット 0x15A レジスタ 245: USB ホスト送信設定タイプ・エンドポイント 6 (USBTXTYPE6)、 オフセット 0x16A レジスタ 246: USB ホスト送信設定タイプ・エンドポイント 7 (USBTXTYPE7)、 オフセット 0x17A レジスタ 247: USB ホスト送信設定タイプ・エンドポイント 8 (USBTXTYPE8)、 オフセット 0x18A レジスタ 248: USB ホスト送信設定タイプ・エンドポイント 9 (USBTXTYPE9)、 オフセット 0x19A レジスタ 249: USB ホスト送信設定タイプ・エンドポイント 10 (USBTXTYPE10)、 オフセット 0x1AA レジスタ 250: USB ホスト送信設定タイプ・エンドポイント 11 (USBTXTYPE11)、 オフセット 0x1BA レジスタ 251: USB ホスト送信設定タイプ・エンドポイント 12 (USBTXTYPE12)、 オフセット 0x1CA レジスタ 252: USB ホスト送信設定タイプ・エンドポイント 13 (USBTXTYPE13)、 オフセット 0x1DA レジスタ 253: USB ホスト送信設定タイプ・エンドポイント 14 (USBTXTYPE14)、 オフセット 0x1EA レジスタ 254: USB ホスト送信設定タイプ・エンドポイント 15 (USBTXTYPE15)、 オフセット 0x1FA 101 USBTXTYPEn は、エンドポイントのターゲットとなるエンドポイント番号、現在選択されている送信エンドポイントに 使用されるトランザクション・プロトコル、およびその動作速度が書き込まれる 8 ビット・レジスタです。 USB ホスト送信設定タイプ・エンドポイント 1 (USBTXTYPE1) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x11A タイプ:R/W、リセット:0x00 ビット / フィールド 7:6 タイプ リセット 説明 SPEED R/W 0x0 ターゲット・デバイスの動作速度を指定します。 値 説明 0x0 デフォルト ターゲット・デバイスの接続速度は、USB コントローラと同じ とみなされます。 0x1 予約 0x2 Full 0x3 Low 5:4 PROTO R/W 0x0 3:0 TEP R/W 0x0 プロトコル このビット・フィールドは、送信エンドポイントに必要なプロトコルを選択 するようにソフトウェアによって設定する必要があります。 値 説明 0x0 コントロール 0x1 アイソクロナス 0x2 バルク 0x3 インタラプト ターゲット・エンドポイント番号 この値は、デバイスのエニュメレーション中に USB コントローラに返さ れる送信エンドポイント・ディスクリプタに含まれるエンドポイント番号を ソフトウェアによって設定する必要があります。 102 名称 レジスタ 255: USB ホスト送信インターバル・エンドポイント 1 (USBTXINTERVAL1)、 オフセット 0x11B レジスタ 256: USB ホスト送信インターバル・エンドポイント 2 (USBTXINTERVAL2)、 オフセット 0x12B レジスタ 257: USB ホスト送信インターバル・エンドポイント 3 (USBTXINTERVAL3)、 オフセット 0x13B レジスタ 258: USB ホスト送信インターバル・エンドポイント 4 (USBTXINTERVAL4)、 オフセット 0x14B レジスタ 259: USB ホスト送信インターバル・エンドポイント 5 (USBTXINTERVAL5)、 オフセット 0x15B レジスタ 260: USB ホスト送信インターバル・エンドポイント 6 (USBTXINTERVAL6)、 オフセット 0x16B レジスタ 261: USB ホスト送信インターバル・エンドポイント 7 (USBTXINTERVAL7)、 オフセット 0x17B レジスタ 262: USB ホスト送信インターバル・エンドポイント 8 (USBTXINTERVAL8)、 オフセット 0x18B レジスタ 263: USB ホスト送信インターバル・エンドポイント 9 (USBTXINTERVAL9)、 オフセット 0x19B レジスタ 264: USB ホスト送信インターバル・エンドポイント 10 (USBTXINTERVAL10)、 オフセット 0x1AB レジスタ 265: USB ホスト送信インターバル・エンドポイント 11 (USBTXINTERVAL11)、 オフセット 0x1BB レジスタ 266: USB ホスト送信インターバル・エンドポイント 12 (USBTXINTERVAL12)、 オフセット 0x1CB レジスタ 267: USB ホスト送信インターバル・エンドポイント 13 (USBTXINTERVAL13)、 オフセット 0x1DB レジスタ 268: USB ホスト送信インターバル・エンドポイント 14 (USBTXINTERVAL14)、 オフセット 0x1EB レジスタ 269: USB ホスト送信インターバル・エンドポイント 15 (USBTXINTERVAL15)、 オフセット 0x1FB 103 USBTXINTERVALn は、インタラプト転送とアイソクロナス転送の場合に、現在選択されている送信エンドポイント のポーリング・インターバルを設定する 8 ビット・レジスタです。バルクエンドポイントの場合、エンドポイントが NAK 応答のストリーム受信時にタイムアウトするまでのフレーム数を設定します。 フレーム数は次のように設定されます。 転送タイプ インタラプト アイソクロナス バルク 速度 Low-Speed または Full-Speed Full-Speed Full-Speed 有効な値 (m) 0x01 – 0xFF 意味 ポーリング・インターバルは m フレームです。 0x01 – 0x10 0x02 – 0x10 ポーリング・インターバルは 2 フレームです。 (m-1) NAK 制限は 2 フレームです。0 または 1 を指定 すると、NAK タイムアウト機能は無効になります。 (m-1) USB ホスト送信インターバル・エンドポイント 1 (USBTXINTERVAL1) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x11B タイプ:R/W、リセット:0x00 ビット / フィールド 7:0 104 名称 TXPOLL / NAKLMT タイプ リセット 説明 R/W 0x0 送信ポーリング / NAK 制限 インタラプト / アイソクロナス転送に対するポーリング・インターバル、 およびバルク転送に対する NAK 制限。有効なエントリについては、 上の表を参照してください。その他の値は予約されています。 レジスタ 270: USB ホスト設定受信タイプ・エンドポイント 1 (USBRXTYPE1)、 オフセット 0x11C レジスタ 271: USB ホスト設定受信タイプ・エンドポイント 2 (USBRXTYPE2)、 オフセット 0x12C レジスタ 272: USB ホスト設定受信タイプ・エンドポイント 3 (USBRXTYPE3)、 オフセット 0x13C レジスタ 273: USB ホスト設定受信タイプ・エンドポイント 4 (USBRXTYPE4)、 オフセット 0x14C レジスタ 274: USB ホスト設定受信タイプ・エンドポイント 5 (USBRXTYPE5)、 オフセット 0x15C レジスタ 275: USB ホスト設定受信タイプ・エンドポイント 6 (USBRXTYPE6)、 オフセット 0x16C レジスタ 276: USB ホスト設定受信タイプ・エンドポイント 7 (USBRXTYPE7)、 オフセット 0x17C レジスタ 277: USB ホスト設定受信タイプ・エンドポイント 8 (USBRXTYPE8)、 オフセット 0x18C レジスタ 278: USB ホスト設定受信タイプ・エンドポイント 9 (USBRXTYPE9)、 オフセット 0x19C レジスタ 279: USB ホスト設定受信タイプ・エンドポイント 10 (USBRXTYPE10)、 オフセット 0x1AC レジスタ 280: USB ホスト設定受信タイプ・エンドポイント 11 (USBRXTYPE11)、 オフセット 0x1BC レジスタ 281: USB ホスト設定受信タイプ・エンドポイント 12 (USBRXTYPE12)、 オフセット 0x1CC レジスタ 282: USB ホスト設定受信タイプ・エンドポイント 13 (USBRXTYPE13)、 オフセット 0x1DC レジスタ 283: USB ホスト設定受信タイプ・エンドポイント 14 (USBRXTYPE14)、 オフセット 0x1EC レジスタ 284: USB ホスト設定受信タイプ・エンドポイント 15 (USBRXTYPE15)、 オフセット 0x1FC 105 USBRXTYPEn は、エンドポイントのターゲットとなるエンドポイント番号、現在選択されている受信エンドポイントに 使用されるトランザクション・プロトコル、およびその動作速度が書き込まれる 8 ビット・レジスタです。 USB ホスト設定受信タイプ・エンドポイント 1 (USBRXTYPE1) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x11C タイプ:R/W、リセット:0x00 ビット / フィールド 7:6 タイプ リセット 説明 SPEED R/W 0x0 5:4 PROTO R/W 0x0 3:0 TEP R/W 0x0 ターゲット・デバイスの動作速度を指定します。 値 説明 0x0 デフォルト ターゲット・デバイスの接続速度は、USB コントローラと同じ とみなされます。 0x1 予約 0x2 Full 0x3 Low プロトコル このビット・フィールドは、受信エンドポイントに必要なプロトコルを選択 するようにソフトウェアによって設定する必要があります。 値 説明 0x0 コントロール 0x1 アイソクロナス 0x2 バルク 0x3 インタラプト ターゲット・エンドポイント番号 この値は、デバイスのエニュメレーション中に USB コントローラに返さ れる受信エンドポイント・ディスクリプタに含まれるエンドポイント番号を ソフトウェアによって設定する必要があります。 106 名称 レジスタ 285: USB ホスト受信ポーリング・インターバル・エンドポイント 1 (USBRXINTERVAL1)、オフセット 0x11D レジスタ 286: USB ホスト受信ポーリング・インターバル・エンドポイント 2 (USBRXINTERVAL2)、オフセット 0x12D レジスタ 287: USB ホスト受信ポーリング・インターバル・エンドポイント 3 (USBRXINTERVAL3)、オフセット 0x13D レジスタ 288: USB ホスト受信ポーリング・インターバル・エンドポイント 4 (USBRXINTERVAL4)、オフセット 0x14D レジスタ 289: USB ホスト受信ポーリング・インターバル・エンドポイント 5 (USBRXINTERVAL5)、オフセット 0x15D レジスタ 290: USB ホスト受信ポーリング・インターバル・エンドポイント 6 (USBRXINTERVAL6)、オフセット 0x16D レジスタ 291: USB ホスト受信ポーリング・インターバル・エンドポイント 7 (USBRXINTERVAL7)、オフセット 0x17D レジスタ 292: USB ホスト受信ポーリング・インターバル・エンドポイント 8 (USBRXINTERVAL8)、オフセット 0x18D レジスタ 293: USB ホスト受信ポーリング・インターバル・エンドポイント 9 (USBRXINTERVAL9)、オフセット 0x19D レジスタ 294: USB ホスト受信ポーリング・インターバル・エンドポイント 10 (USBRXINTERVAL10)、オフセット 0x1AD レジスタ 295: USB ホスト受信ポーリング・インターバル・エンドポイント 11 (USBRXINTERVAL11)、オフセット 0x1BD レジスタ 296: USB ホスト受信ポーリング・インターバル・エンドポイント 12 (USBRXINTERVAL12)、オフセット 0x1CD レジスタ 297: USB ホスト受信ポーリング・インターバル・エンドポイント 13 (USBRXINTERVAL13)、オフセット 0x1DD レジスタ 298: USB ホスト受信ポーリング・インターバル・エンドポイント 14 (USBRXINTERVAL14)、オフセット 0x1ED レジスタ 299: USB ホスト受信ポーリング・インターバル・エンドポイント 15 (USBRXINTERVAL15)、オフセット 0x1FD 107 USBRXINTERVALn は、インタラプト転送とアイソクロナス転送の場合に、現在選択されてい受信エンドポイントの ポーリング・インターバルを設定する 8 ビット・レジスタです。バルク・エンドポイントの場合、エンドポイントが NAK 応答のストリーム受信時にタイムアウトするまでのフレーム数を設定します。 フレーム数は次のように設定されます。 転送タイプ インタラプト アイソクロナス バルク 速度 Low-Speed または Full-Speed Full-Speed Full-Speed 有効な値 (m) 0x01 – 0xFF 意味 ポーリング・インターバルは m フレームです。 0x01 – 0x10 0x02 – 0x10 ポーリング・インターバルは 2 フレームです。 (m-1) NAK 制限は 2 フレームです。0 または 1 を指定 すると、NAK タイムアウト機能は無効になります。 (m-1) USB ホスト受信ポーリング・インターバル・エンドポイント 1 (USBRXINTERVAL1) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x11D タイプ:R/W、リセット:0x00 ビット / フィールド 7:0 108 名称 TXPOLL / NAKLMT タイプ リセット 説明 R/W 0x00 受信ポーリング / NAK 制限 インタラプト / アイソクロナス転送に対するポーリング・インターバル、 およびバルク転送に対する NAK 制限。有効なエントリについては、 上の表を参照してください。その他の値は予約されています。 レジスタ 300: USB ブロック転送要求パケット数エンドポイント 1 (USBRQPKTCOUNT1)、オフセット 0x304 レジスタ 301: USB ブロック転送要求パケット数エンドポイント 2 (USBRQPKTCOUNT2)、オフセット 0x308 レジスタ 302: USB ブロック転送要求パケット数エンドポイント 3 (USBRQPKTCOUNT3)、オフセット 0x30C レジスタ 303: USB ブロック転送要求パケット数エンドポイント 4 (USBRQPKTCOUNT4)、オフセット 0x310 レジスタ 304: USB ブロック転送要求パケット数エンドポイント 5 (USBRQPKTCOUNT5)、オフセット 0x314 レジスタ 305: USB ブロック転送要求パケット数エンドポイント 6 (USBRQPKTCOUNT6)、オフセット 0x318 レジスタ 306: USB ブロック転送要求パケット数エンドポイント 7 (USBRQPKTCOUNT7)、オフセット 0x31C レジスタ 307: USB ブロック転送要求パケット数エンドポイント 8 (USBRQPKTCOUNT8)、オフセット 0x320 レジスタ 308: USB ブロック転送要求パケット数エンドポイント 9 (USBRQPKTCOUNT9)、オフセット 0x324 レジスタ 309: USB ブロック転送要求パケット数エンドポイント 10 (USBRQPKTCOUNT10)、オフセット 0x328 レジスタ 310: USB ブロック転送要求パケット数エンドポイント 11 (USBRQPKTCOUNT11)、オフセット 0x32C レジスタ 311: USB ブロック転送要求パケット数エンドポイント 12 (USBRQPKTCOUNT12)、オフセット 0x330 レジスタ 312: USB ブロック転送要求パケット数エンドポイント 13 (USBRQPKTCOUNT13)、オフセット 0x334 レジスタ 313: USB ブロック転送要求パケット数エンドポイント 14 (USBRQPKTCOUNT14)、オフセット 0x338 レジスタ 314: USB ブロック転送要求パケット数エンドポイント 15 (USBRQPKTCOUNT15)、オフセット 0x33C 109 この 16 ビット読み取り / 書き込みレジスタは、ホスト・モードで使用され、1 つ以上のバルク・パケットのブロック転 送で受信エンドポイント n に転送されるパケット数を指定します。USB コントローラは、USBRXCSRHn レジスタ の AUTORQ ビットがセットされている場合、このレジスタに保存された値を使用して、発行する要求の数を決定しま す。「ホストとしての IN トランザクション」を参照してください。 注: FIFO 内で単一の Bulk パケットとして結合された複数のパケットは、1 つのパケットとしてカウントされます。 USB ブロック転送要求パケット数エンドポイント 1 (USBRQPKTCOUNT1) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x304 タイプ:R/W、リセット:0x0000 ビット / フィールド 15:0 110 名称 COUNT タイプ リセット 説明 R/W 0x0000 ブロック転送パケット数 ブロック転送で転送される、MAXLOAD ビット・フィールドで設定された サイズのパケット数を設定します。 注: ホスト・モードで AUTORQ がセットされている場合のみ使用され ます。このビットの設定は、デバイス・モードまたは AUTORQ が セットされていない場合は無効です。 レジスタ 315: USB 受信ダブル・パケット・バッファ・ディスエーブル (USBRXDPKTBUFDIS)、 オフセット 0x340 USBRXDPKTBUFDIS は、どの受信エンドポイントがダブル・パケット・バッファ機能をディスエーブルしているかを 示す 16 ビット・レジスタです (「ダブル・パケット・バッファリング」の節を参照)。 USB 受信ダブル・パケット・バッファ・ディスエーブル (USBRXDPKTBUFDIS) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x340 タイプ:R/W、リセット:0x0000 ビット / フィールド 15 タイプ リセット 説明 EP15 R/W 0 14 EP14 R/W 0 13 EP13 R/W 0 12 EP12 R/W 0 11 EP11 R/W 0 10 EP10 R/W 0 9 EP9 R/W 0 8 EP8 R/W 0 7 EP7 R/W 0 6 EP6 R/W 0 5 EP5 R/W 0 4 EP4 R/W 0 3 EP3 R/W 0 2 EP2 R/W 0 1 EP12 R/W 0 0 予約 RO 0 EP15 受信ダブル・パケット・バッファ・ディスエーブル 値 説明 0 ダブル・パケット・バッファリングをディスエーブルします。 1 ダブル・パケット・バッファリングをイネーブルします。 EP14 受信ダブル・パケット・バッファ・ディスエーブル EP15 の説明を参照 EP13 受信ダブル・パケット・バッファ・ディスエーブル EP15 の説明を参照 EP12 受信ダブル・パケット・バッファ・ディスエーブル EP15 の説明を参照 EP11 受信ダブル・パケット・バッファ・ディスエーブル EP15 の説明を参照 EP10 受信ダブル・パケット・バッファ・ディスエーブル EP15 の説明を参照 EP9 受信ダブル・パケット・バッファ・ディスエーブル EP15 の説明を参照 EP8 受信ダブル・パケット・バッファ・ディスエーブル EP15 の説明を参照 EP7 受信ダブル・パケット・バッファ・ディスエーブル EP15 の説明を参照 EP6 受信ダブル・パケット・バッファ・ディスエーブル EP15 の説明を参照 EP5 受信ダブル・パケット・バッファ・ディスエーブル EP15 の説明を参照 EP4 受信ダブル・パケット・バッファ・ディスエーブル EP15 の説明を参照 EP3 受信ダブル・パケット・バッファ・ディスエーブル EP15 の説明を参照 EP2 受信ダブル・パケット・バッファ・ディスエーブル EP15 の説明を参照 EP1 受信ダブル・パケット・バッファ・ディスエーブル EP15 の説明を参照 予約ビットの値はソフトウェアで使用しないでください。将来の製品との 互換性のため、予約ビットの値はリード・モディファイ・ライト処理から保 護する必要があります。 名称 111 レジスタ 316: USB 送信ダブル・パケット・バッファ・ディスエーブル (USBTXDPKTBUFDIS)、 オフセット 0x342 USBTXDPKTBUFDIS は、どの送信エンドポイントがダブル・パケット・バッファ機能をディスエーブルしているかを 示す 16 ビット・レジスタです (「ダブル・パケット・バッファリング」の節を参照)。 USB 送信ダブル・パケット・バッファ・ディスエーブル (USBTXDPKTBUFDIS) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x342 タイプ:R/W、リセット:0x0000 ビット / フィールド 15 112 名称 タイプ リセット 説明 EP15 R/W 0 14 EP14 R/W 0 13 EP13 R/W 0 12 EP12 R/W 0 11 EP11 R/W 0 10 EP10 R/W 0 9 EP9 R/W 0 8 EP8 R/W 0 7 EP7 R/W 0 6 EP6 R/W 0 5 EP5 R/W 0 4 EP4 R/W 0 3 EP3 R/W 0 2 EP2 R/W 0 1 EP1 R/W 0 0 予約 R/W 0 EP15 送信ダブル・パケット・バッファ・ディスエーブル 値 説明 0 ダブル・パケット・バッファリングをディスエーブルします。 1 ダブル・パケット・バッファリングをイネーブルします。 EP14 送信ダブル・パケット・バッファ・ディスエーブル EP15 の説明を参照 EP13 送信ダブル・パケット・バッファ・ディスエーブル EP15 の説明を参照 EP12 送信ダブル・パケット・バッファ・ディスエーブル EP15 の説明を参照 EP11 送信ダブル・パケット・バッファ・ディスエーブル EP15 の説明を参照 EP10 送信ダブル・パケット・バッファ・ディスエーブル EP15 の説明を参照 EP9 送信ダブル・パケット・バッファ・ディスエーブル EP15 の説明を参照 EP8 送信ダブル・パケット・バッファ・ディスエーブル EP15 の説明を参照 EP7 送信ダブル・パケット・バッファ・ディスエーブル EP15 の説明を参照 EP6 送信ダブル・パケット・バッファ・ディスエーブル EP15 の説明を参照 EP5 送信ダブル・パケット・バッファ・ディスエーブル EP15 の説明を参照 EP4 送信ダブル・パケット・バッファ・ディスエーブル EP15 の説明を参照 EP3 送信ダブル・パケット・バッファ・ディスエーブル EP15 の説明を参照 EP2 送信ダブル・パケット・バッファ・ディスエーブル EP15 の説明を参照 EP1 送信ダブル・パケット・バッファ・ディスエーブル EP15 の説明を参照 予約ビットの値はソフトウェアで使用しないでください。将来の製品との 互換性のため、予約ビットの値はリード・モディファイ・ライト処理から保 護する必要があります。 レジスタ 317: USB 外部電源制御 (USBEPC)、オフセット 0x400 この 32 ビット・レジスタは、2 つの外部電源インターフェイス・ピン (USB0EPEN および USB0PFLT)の機能を指定 します。電源障害入力のアサートにより、ハードウェア設定レジスタで制御される自動的な処理を生成することができ ます。障害状態では、ファームウェアによって提供される応答よりも迅速な応答を必要とする場合があるため、自動 処理が必要です。 USB 外部電源制御 (USBEPC) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x400 タイプ:R/W、リセット:0x0000.0000 ビット / フィールド 31:10 タイプ リセット 説明 予約 RO 0x0000.0 PFLTACT R/W 0x0 予約ビットの値はソフトウェアで使用しないでください。将来の製品との 互換性のため、予約ビットの値はリード・モディファイ・ライト処理から保 護する必要があります。 電源障害処理 USB 電源障害を検出した場合に、USB0EPEN 信号がどのように変更 されるかを指定します。 値 説明 0x0 変更なし USB0EPEN は、EPEN ビットと EPENDE ビットの組み合わ せによって制御されます。 0x1 トライステート USB0EPEN は非駆動 (トライステート) です。 0x2 Low USB0EPEN は駆動 (Low) です。 0x3 High 7 予約 RO 0 6 PFLTAEN R/W 0 9:8 名称 USB0EPEN は駆動 (High) です。 予約ビットの値はソフトウェアで使用しないでください。将来の製品との 互換性のため、予約ビットの値はリード・モディファイ・ライト処理から保 護する必要があります。 電源障害処理イネーブル USB 電源障害が、USB0EPEN 信号の駆動状態に関する何らかの自 動補正処理をトリガするかどうかを指定します。 値 説明 0 ディスエーブル USB0EPEN は、EPEN ビットと EPENDE ビットの組み合わ せによって制御されます。 1 イネーブル USB0EPEN 出力は、PFLTACT フィールドによって指定さ れた状態に自動的に変更されます。 113 ビット / フィールド 5 タイプ リセット 説明 PFLTSEN R/W 0 4 PFLTEN R/W 0 3 予約 RO 0 2 EPENDE R/W 0 EPEN R/W 0x0 電源障害検出 エラー状態を示す USB0PFLT 入力信号の論理レベルを指定します。 相補状態はインアクティブ状態です。 値 説明 0 Low 障害 USB0PFLT が Low に駆動されている場合は、電源障害が 内部的に送信されます (PFLTEN ビットによってイネーブル されている場合)。 1 High 障害 USB0PFLT が High に駆動されている場合は、電源障害 が内部的に送信されます (PFLTEN ビットによってイネーブ ルされている場合)。 電源障害入力イネーブル USB0PFLT 入力信号を内部ロジックで使用するかどうかを指定しま す。 説明 値 0 使用しません USB0PFLT 信号は無視されます。 1 使用します USB0PFLT 信号は内部的に使用されます。 予約ビットの値はソフトウェアで使用しないでください。将来の製品との 互換性のため、予約ビットの値はリード・モディファイ・ライト処理から保 護する必要があります。 EPEN 駆動イネーブル USB0EPEN 信号が駆動か非駆動 (トライステート) かを指定します。 駆動を指定した場合、信号値は EPEN フィールドによって指定されま す。 非駆動を指定した場合は EPEN フィールドが無視され、USB0EPEN 信号がハイ・インピーダンス状態になります。 値 説明 0 駆動しません USB0EPEN 信号はハイ・インピーダンスです。 1 駆動します USB0EPEN 信号は、EPEN フィールドの値によって指定さ れた論理値に駆動されます。 外部電源イネーブルのレベルが不明のため、リセット時に USB0EPEN 信号は非駆動です。ハイ・インピーダンス状態を追加することによっ て、システム設計者は大きな抵抗 (100 kΩ) を使用して電源イネーブ ルをディスエーブル状態にバイアスし、その後、外部信号を設定および 駆動し、電源をイネーブルすることができます。 外部電源イネーブル設定 USB0EPEN 信号で駆動される論理値を指定し、制御します。 値 説明 0x0 電源イネーブル・アクティブ Low EPENDE ビットがセットされている場合は、USB0EPEN 信 号が Low に駆動されます。 0x1 電源イネーブル・アクティブ High EPENDE ビットがセットされている場合は、USB0EPEN 信 号が High に駆動されます。 0x2 VBUS が Low の場合に電源イネーブル High A デバイスが認識されない場合、USB0EPEN 信号が High に駆動されます。 0x3 VBUS が High の場合に電源イネーブル High A デバイスが認識された場合、USB0EPEN 信号が High に駆動されます。 1:0 114 名称 レジスタ 318: USB 外部電源制御ロウ割り込みステータス (USBEPCRIS)、オフセット 0x404 この 32 ビット・レジスタは、2 つの外部電源インターフェイス・ピンのマスクされていない割り込みステータスを示し ます。 USB 外部電源制御ロウ割り込みステータス (USBEPCRIS) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x404 タイプ:RO、リセット:0x0000.0000 ビット / フィールド 31:1 0 名称 タイプ リセット 説明 予約 RO 0x0000.000 PF RO 0 予約ビットの値はソフトウェアで使用しないでください。将来の製品との 互換性のため、予約ビットの値はリード・モディファイ・ライト処理から保 護する必要があります。 USB 電源障害割り込みステータス 値 説明 1 電源障害状態が検出されました。 0 割り込みは発生していません。 このビットは、USBEPCISC レジスタの PF ビットに 1 を書き込むこ とによってクリアされます。 115 レジスタ 319: USB 外部電源制御割り込みマスク (USBEPCIM)、オフセット 0x408 この 32 ビット・レジスタは、2 つの外部電源インターフェイス・ピンの割り込みマスクを指定します。 USB 外部電源制御割り込みマスク (USBEPCIM) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x408 タイプ:R/W、リセット:0x0000.0000 ビット / フィールド 31:1 0 116 名称 タイプ リセット 説明 予約 RO 0x0000.000 PF R/W 0 予約ビットの値はソフトウェアで使用しないでください。将来の製品との 互換性のため、予約ビットの値はリード・モディファイ・ライト処理から保 護する必要があります。 USB 電源障害割り込みマスク 値 説明 1 検出された電源障害からのロウ割り込み信号が、割り込み コントローラに送信されます。 0 検出された電源障害は、割り込みステータスに影響しませ ん。 レジスタ 320: USB 外部電源制御割り込みステータス&クリア (USBEPCISC)、 オフセット 0x40C この 32 ビット・レジスタは、2 つの外部電源インターフェイス・ピンのマスクされた割り込みステータスを指定します。 また、割り込みステータスのクリアも行います。 USB 外部電源制御割り込みステータス&クリア (USBEPCISC) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x40C タイプ:R/W、リセット:0x0000.0000 ビット / フィールド 31:1 0 名称 予約 PF タイプ リセット 説明 RO 0x0000.000 R/W1C 0 予約ビットの値はソフトウェアで使用しないでください。将来の製品との 互換性のため、予約ビットの値はリード・モディファイ・ライト処理から保 護する必要があります。 USB 電源障害割り込みステータス&クリア 値 説明 1 USBEPCRIS レジスタと USBEPCIM レジスタの PF ビ ットがセットされ、割り込みコントローラに割り込みを送信し ます。 0 割り込みが発生していないか、または割り込みがマスクされ ています。 このビットは、1 を書き込むとクリアされます。このビットをクリアする と、USBEPCRIS レジスタの PF ビットもクリアされます。 117 レジスタ 321: USB デバイス RESUME ロウ割り込みステータス (USBDRRIS)、 オフセット 0x410 USBDRRIS 32 ビット・レジスタは、ロウ割り込みステータス・レジスタです。リード時、このレジスタは対応する割り 込みの現在のマスク前のロウ・ステータスを示します。このレジスタへの書き込みは無効です。 USB デバイス RESUME ロウ割り込みステータス (USBDRRIS) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x410 タイプ:RO、リセット:0x0000.0000 ビット / フィールド 31:1 0 118 名称 タイプ リセット 説明 予約 RO 0x0000.000 RESUME RO 0 予約ビットの値はソフトウェアで使用しないでください。将来の製品との 互換性のため、予約ビットの値はリード・モディファイ・ライト処理から保 護する必要があります。 RESUME 割り込みステータス 値 説明 1 RESUME 状態が検出されました。 0 割り込みは発生していません。 このビットは、USBDRISC レジスタの RESUME ビットに 1 を書き込 むことによってクリアされます。 レジスタ 322: USB デバイス RESUME 割り込みマスク (USBDRIM)、オフセット 0x414 USBDRIM 32 ビット・レジスタは、マスク割り込みステータス・レジスタです。リード時、このレジスタは対応する割り 込みの現在のマスク・ステータスを示します。このレジスタへの書き込みは無効です。 USB デバイス RESUME 割り込みマスク (USBDRIM) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x414 タイプ:R/W、リセット:0x0000.0000 ビット / フィールド 31:1 0 名称 タイプ リセット 説明 予約 RO 0x00 RESUME R/W 0 予約ビットの値はソフトウェアで使用しないでください。将来の製品との 互換性のため、予約ビットの値はリード・モディファイ・ライト処理から保 護する必要があります。 RESUME 割り込みマスク 値 説明 1 検出された RESUME からのロウ割り込み信号が割り込 みコントローラに送信されます。このビットは、SUSPEND が検出された (USBIS レジスタの SUSPEND ビットがセッ トされている) 場合にのみセットしてください。 0 検出された RESUME は、割り込みステータスに影響しま せん。 119 レジスタ 323: USB デバイス RESUME 割り込みステータス&クリア (USBDRISC)、 オフセット 0x418 USBDRISC 32 ビット・レジスタは、割り込みクリア・レジスタです。1 を書き込むと、対応する割り込みがクリアされ ます。0 の書き込みは無効です。 USB デバイス RESUME 割り込みステータス&クリア (USBDRISC) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x418 タイプ:W1C、リセット:0x0000.0000 ビット / フィールド 31:1 0 120 名称 予約 RESUME タイプ リセット 説明 RO 0x0000.000 R/W1C 0 予約ビットの値はソフトウェアで使用しないでください。将来の製品との 互換性のため、予約ビットの値はリード・モディファイ・ライト処理から保 護する必要があります。 RESUME 割り込みステータス&クリア 値 説明 1 USBDRRIS レジスタと USBDRCIM レジスタの RESUME ビットがセットされ、割り込みコントローラに割り込みを送信し ます。 0 割り込みが発生していないか、または割り込みがマスクされ ています。 このビットは、1 を書き込むとクリアされます。このビットをクリアする と、USBDRCRIS レジスタの RESUME ビットもクリアされます。 レジスタ 324: USB 汎用制御&ステータス (USBGPCS)、オフセット 0x41C USBGPCS は内部 ID 信号の状態を提供します。 注: OTG モードで使用する場合、USB0VBUS と USB0ID は USB コントローラに専用のピンであり、また USB コネクタの VBUS 信号および ID 信号に直接接続されるため、設定は必要ありません。USB コントローラを 専用ホストまたはデバイスとして使用する場合、USB 汎用制御&ステータス (USBGPCS) レジスタの DEVMODOTG ビットと DEVMOD ビットを使用して USB0VBUS 入力と USB0ID 入力を固定レベルに内部的に 接続し、PB0 ピンと PB1 ピンを解放して GPIO で使用できるようにすることができます。電源内蔵デバイスが 正しく動作するには、引き続き VBUS 値を監視し、ホストが VBUS を解除した場合に電源内蔵デバイスが D+/D- プルアップ・レジスタをディスエーブルすることを保証する必要があります。この機能は、VBUS に標準 GPIO を接続することによって実現できます。 USB 汎用制御&ステータス (USBGPCS) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x41C タイプ:R/W、リセット:0x0000.0000 ビット / フィールド 31:2 名称 タイプ リセット 説明 予約 RO 0x0000.000 1 DEVMODOTG R/W 0 0 DEVMOD R/W 0 予約ビットの値はソフトウェアで使用しないでください。将来の製品との 互換性のため、予約ビットの値はリード・モディファイ・ライト処理から保 護する必要があります。 デバイス・モード・イネーブル DEVMOD ビットをイネーブルし、OTG モードで内部 ID 信号の状態を 制御します。 値 説明 0 モードは、内部 ID 信号の状態によって指定されます。 1 DEVMOD ビットによって、内部 ID 信号を固定します。 デバイス・モード DEVMODOTG ビ ット がセ ッ トさ れ てい る 場合 、 ホ ス ト・ モ ード およ び OTG モードにおける内部 ID 信号の状態を指定します。 デバイス・モードでは、このビットはセットされているとみなされ、設定は 無視されます。 値 説明 0 ホスト・モード 1 デバイス・モード 121 レジスタ 325: USB VBUS ドループ制御 (USBVDC)、オフセット 0x430 この 32 ビット・レジスタは、VBUS のマスクの制御によって、ホスト・コントローラに接続されたデバイスによるすべ ての突入電流を補償できるようにします。突入電流は VBUS をドループさせる原因となり、USB コントローラの予 期しない動作を引き起こす可能性があります。USB ホスト・コントローラは、65 μs の間 VBUS が VBUS 有効レ ベル (4.5 V) を下回るが AValid (2.0 V) を下回らない範囲に低下することを許可し、コントローラに VBUSERR 割 り込みを信号として送信しません。そうでない場合、VBUS に何らかのグリッチが発生すると、USB ホスト・コントロ ーラは VBUS の電源を切断し、デバイスを再びエニュメレーションすることがあります。 USB VBUS ドループ制御 (USBVDC) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x430 タイプ:R/W、リセット:0x0000.0000 ビット / フィールド 31:1 0 122 名称 タイプ リセット 説明 予約 RO 0x0000.000 VBDEN R/W 0 予約ビットの値はソフトウェアで使用しないでください。将来の製品との 互換性のため、予約ビットの値はリード・モディファイ・ライト処理から保 護する必要があります。 VBUS ドループ・イネーブル 値 説明 0 無効 1 VBUS が 65 μs 間 4.5 V を下回るが 2.0 V を下回らな い場合は、VBUSVALID からのすべての変更がマスクされ ます。 この間、VBUS 状態は VBUSVALID を示します。 レジスタ 326: USB VBUS ドループ制御ロウ割り込みステータス (USBVDCRIS)、 オフセット 0x434 この 32 ビット・レジスタは、65 μs の VBUS ドループ制限のマスクされていない割り込みステータスを指定しま す。 USB VBUS ドループ制御ロウ割り込みステータス (USBVDCRIS) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x434 タイプ:RO、リセット:0x0000.0000 ビット / フィールド 31:1 0 名称 タイプ リセット 説明 予約 RO 0x0000.000 VD RO 0 予約ビットの値はソフトウェアで使用しないでください。将来の製品との 互換性のため、予約ビットの値はリード・モディファイ・ライト処理から保 護する必要があります。 VBUS ドループ・ロウ割り込みステータス 値 説明 1 65 μs 間持続する VBUS ドループが検出されました。 0 割り込みは発生していません。 このビットは、USBVDCISC レジスタの VD ビットに 1 を書き込むこ とによってクリアされます。 123 レジスタ 327: USB VBUS ドループ制御割り込みマスク (USBVDCIM)、オフセット 0x438 この 32 ビット・レジスタは、VBUS ドループの割り込みマスクを指定します。 USB VBUS ドループ制御割り込みマスク (USBVDCIM) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x438 タイプ:R/W、リセット:0x0000.0000 ビット / フィールド 31:1 0 124 名称 タイプ リセット 説明 予約 RO 0x0000.000 VD R/W 0 予約ビットの値はソフトウェアで使用しないでください。将来の製品との 互換性のため、予約ビットの値はリード・モディファイ・ライト処理から保 護する必要があります。 VBUS ドループ割り込みマスク 値 説明 1 検出された VBUS ドループからのロウ割り込み信号が割 り込みコントローラに送信されます。 0 検出された VBUS ドループは、割り込みステータスに影響 しません。 レジスタ 328: USB VBUS ドループ制御割り込みステータス&クリア (USBVDCISC)、 オフセット 0x43C この 32 ビット・レジスタは、VBUS ドループのマスクされた割り込みステータスを示し、また割り込みステータスのク リアも実行します。 USB VBUS ドループ制御割り込みステータス&クリア (USBVDCISC) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x43C タイプ:R/W、リセット:0x0000.0000 ビット / フィールド 31:1 0 名称 予約 VD タイプ リセット 説明 RO 0x0000.000 R/W1C 0 予約ビットの値はソフトウェアで使用しないでください。将来の製品との 互換性のため、予約ビットの値はリード・モディファイ・ライト処理から保 護する必要があります。 VBUS ドループ割り込みステータス&クリア 値 説明 1 USBVDCRIS レジスタと USBVDCIM レジスタの VD ビ ットがセットされ、割り込みコントローラに割り込みを送信し ます。 0 割り込みが発生していないか、または割り込みがマスクされ ています。 このビットは、1 を書き込むとクリアされます。このビットをクリアする と、USBVDCRIS レジスタの VD ビットもクリアされます。 125 レジスタ 329: USB 有効 ID 検出ロウ割り込みステータス (USBIDVRIS)、オフセット 0x444 この 32 ビット・レジスタは、ID 値のマスクされていない割り込みステータスが有効かどうかを指定します。 USB 有効 ID 検出ロウ割り込みステータス (USBIDVRIS) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x444 タイプ:RO、リセット:0x0000.0000 ビット / フィールド 31:1 0 126 名称 タイプ リセット 説明 予約 RO 0x0000.000 ID RO 0 予約ビットの値はソフトウェアで使用しないでください。将来の製品との 互換性のため、予約ビットの値はリード・モディファイ・ライト処理から保 護する必要があります。 有効 ID 検出ロウ割り込みステータス 値 説明 1 有効な ID が検出されました。 0 割り込みは発生していません。 このビットは、USBIDVISC レジスタの ID ビットに 1 を書き込むこと によってクリアされます。 レジスタ 330: USB 有効 ID 検出割り込みマスク (USBIDVIM)、オフセット 0x448 OTG この 32 ビット・レジスタは、有効 ID 検出の割り込みマスクを指定します。 USB 有効 ID 検出割り込みマスク (USBIDVIM) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x448 タイプ:R/W、リセット:0x0000.0000 ビット / フィールド 31:1 0 名称 タイプ リセット 説明 予約 RO 0x0000.000 ID R/W 0 予約ビットの値はソフトウェアで使用しないでください。将来の製品との 互換性のため、予約ビットの値はリード・モディファイ・ライト処理から保 護する必要があります。 有効 ID 検出割り込みマスク 値 説明 1 検出された有効 ID からのロウ割り込み信号が割り込みコ ントローラに送信されます。 0 検出された有効 ID は、割り込みステータスに影響しませ ん。 127 レジスタ 331: USB 有効 ID 検出割り込みステータス&クリア (USBIDVISC)、 オフセット 0x44C この 32 ビット・レジスタは、有効 ID 検出のマスクされた割り込みステータスを示します。また、割り込みステータス のクリアも実行します。 USB 有効 ID 検出割り込みステータス&クリア (USBIDVISC) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x44C タイプ:R/W1C、リセット:0x0000.0000 ビット / フィールド 31:1 0 128 名称 予約 ID タイプ リセット 説明 RO 0x0000.000 R/W1C 0 予約ビットの値はソフトウェアで使用しないでください。将来の製品との 互換性のため、予約ビットの値はリード・モディファイ・ライト処理から保 護する必要があります。 有効 ID 検出割り込みステータス&クリア 値 説明 1 USBIDVRIS レジスタと USBIDVIM レジスタの ID ビット がセットされ、割り込みコントローラに割り込みを送信しま す。 0 割り込みが発生していないか、または割り込みがマスクされ ています。 このビットは、1 を書き込むとクリアされます。このビットをクリアする と、USBIDVRIS レジスタの ID ビットもクリアされます。 レジスタ 332: USB DMA 選択 (USBDMASEL)、オフセット 0x450 この 32 ビット・レジスタは、割り当てられた 6 つの μDMA チャネルにどのエンドポイントがマップされるかを指定 します。チャネル割り当ての詳細については、表 8-1 を参照してください。 USB DMA 選択 (USBDMASEL) ベース:0x4005.0000 オフセット:0x450 タイプ:R/W、リセット:0x0033.2211 ビット / フィールド 31:24 23:20 名称 タイプ リセット 説明 予約 RO 0x00 DMACTX R/W 0x3 予約ビットの値はソフトウェアで使用しないでください。将来の製品との 互換性のため、予約ビットの値はリード・モディファイ・ライト処理から保 護する必要があります。 DMA C 送信選択 μDMA チャネル 5 への 3 番目の USB エンドポイントの送信マップ を指定します (主要機能の割り当て)。 値 説明 0x0 予約 0x1 エンドポイント 1 送信 0x2 エンドポイント 2 送信 0x3 エンドポイント 3 送信 0x4 エンドポイント 4 送信 0x5 エンドポイント 5 送信 0x6 エンドポイント 6 送信 0x7 エンドポイント 7 送信 0x8 エンドポイント 8 送信 0x9 エンドポイント 9 送信 0xA エンドポイント 10 送信 0xB エンドポイント 11 送信 0xC エンドポイント 12 送信 0xD エンドポイント 13 送信 0xE エンドポイント 14 送信 0xF エンドポイント 15 送信 129 ビット / フィールド 19:16 130 名称 タイプ リセット 説明 DMACRX R/W 0x3 15:12 DMABTX R/W 0x2 11:8 DMABRX R/W 0x2 7:4 DMAATX R/W 0x1 3:0 DMAARX R/W 0x1 DMA C 受信選択 μDMA チャネル 4 への 3 番目の USB エンドポイントの受信およ び送信マップを指定します (主要機能の割り当て)。 値 説明 0x0 予約 0x1 エンドポイント 1 受信 0x2 エンドポイント 2 受信 0x3 エンドポイント 3 受信 0x4 エンドポイント 4 受信 0x5 エンドポイント 5 受信 0x6 エンドポイント 6 受信 0x7 エンドポイント 7 受信 0x8 エンドポイント 8 受信 0x9 エンドポイント 9 受信 0xA エンドポイント 10 受信 0xB エンドポイント 11 受信 0xC エンドポイント 12 受信 0xD エンドポイント 13 受信 0xE エンドポイント 14 受信 0xF エンドポイント 15 受信 DMA B 送信選択 μDMA チャネル 3 への 2 番目の USB エンドポイントの送信マップ を指定します (主要機能の割り当て)。 DMACTX フィールドと同じビット定義です。 DMA B 受信選択 μDMA チャネル 2 への 2 番目の USB エンドポイントの受信マップ を指定します (主要機能の割り当て)。 DMACRX フィールドと同じビット定義です。 DMA A 送信選択 μDMA チャネル 1 への 1 番目の USB エンドポイントの送信マップ を指定します (主要機能の割り当て)。 DMACTX フィールドと同じビット定義です。 DMA A 受信選択 μDMA チャネル 0 への 1 番目の USB エンドポイント受信マップを 指定します (主要機能の割り当て)。 DMACRX フィールドと同じビット定義です。
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