山下 一穂 氏 昭和25年に高知市に生まれ。 高校時代はバンド活動にのめりこみ、大学進学のため上京。授業には出席せず ドラマー として銀座や新宿等のナイトクラブ、ディスコに出演する日々を送るが、 次第に肉体的 な苦痛や業界のしがらみに耐え難くなって帰郷。その後、学習塾で教師として働く。30 代半ばからしばしば体調を崩すようになり、自然と無農薬野菜等の体によい食べ物に目 を向けるようになる。そして40歳の時に実家を継ぎ、家の前の90坪程度の畑で家庭菜園 を始めたことが 有機農業の道へ進むきっかけとなった。 その後、48歳で新規就農。「同じつくるならいいものを」と当初から有機農業にこだわ り、就農10年目を迎えた現在では、野菜の配達先の家庭は170件を超え、県外にも100件以上発送している。 山下氏が塾長をつとめる高知県土佐郡土佐町の有機のがっこう「土佐自然塾」は、平成17年7月に高知県と地元 NPOの協働事業「土佐自然塾」が運営協定を締結したことにより、有機農業を志す人のために研修施設として設 立された。同塾には研修施設を拠点として、有機農業専用のほ場とハウスがあり、講義と実習で1年間の研修が行 われる。研修生は、年齢を18歳以上として受け入れている。講義では、わが国の有機農業の概要、土壌の性質、 微生物、病害虫、法律制度、流通販売、農業経営の基礎から就農計画まで総合的に学習している。実習では栽培 に関わる基礎的技術、農業機械の操作、土づくり、たい肥づくりの研修とともに、パソコン実習、木質バイオマ ス技術をテーマとして計画し、有機農業に専念できる研修となっている。 実習は、山下塾長のほ場でも行われる。また、就農後、地域にスムーズにとけ込めるように、カリキュラムにも 配慮しており、地元のお祭りや集落行事へ参加するなど、積極的に地域の方々との交流を深めるようにしてい る。 菊地 治己 氏 北海道立上川農業試験場長 1950 年、岩手県盛岡市生まれ。北海道大学農学部で作物育種学を専攻、卒業。 同大学院を中退して 1977 年に道庁の技術職員に。この間、米国留学、中央農試生物工学 部細胞育種科長、上川農試水稲育種科長、道農政部改良課主幹、北見農試作物研究部長、 中央農試企画情報室長、十勝農試場長を経て、平成 21 年 4 月より上川農試場長。 道立農試では主に水稲育種、バイテク研究に従事。ほしのゆめ、ななつぼし、ゆめぴり か等の育成に関与。最近ではクリーン・有機農業や地球温暖化対応などの環境保全型農 業の研究企画・推進に取り組んでいる。日本有機農業学会理事、スローフード&フェア トレード研究会会員、北海道大学農学博士。 16:40 ∼ 18:30 交 流 会(会費500円) 家庭料理の一品持ち寄り大歓迎! 家庭料理、野菜・穀物料理、お漬物・・などなど、 自慢の一品を持ち寄って、楽しいひとときを過ごしましょう! 交流会参加希望者は、FAXまたはメールで事務局までご一報を! FAX 0166−84−5288 メール [email protected] ※当日飛び入り一品も大歓迎です! 事務局 伊藤 和久 〒078-1337 北海道上川郡当麻町東1区2381番地 TEL&FAX0166-84-5288 携帯090-6269-5288
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