同志社大学考古学シリーズⅩⅠ

同志社大学考古学シリーズⅩⅠ
森浩一先生に学ぶ
森浩一先生追悼論集
2015年2月刊行
【目次】
追悼 森浩一先生(松藤和人)/ 考古学理論の展開と考古学的情報の共有化(鈴木重治)/ 恩師森浩
一先生を偲ぶ(王維坤)/ 剥片尖頭器を含む石器群に関する予察(中川和哉)/ エオリス研究の端緒
と道程から(吉村幸広)/ 能登半島縄文時代の一様相(麻柄一志)/ 結合式釣針の系譜(水ノ江和同)
/ 民族誌における玦状耳飾(川崎保)/ 縄文時代の剥片利用システム(長屋幸二)/ 福井県立石遺跡
の発掘調査(小島孝修)/ もう一つの土偶(手島美香)/ 「漢委奴国王」金印贋作論の顛末(寺沢薫)/
弥生時代の城塞集落が物語ること(森井貞雄)/ 弥生時代地域社会構造の理論的枠組み(若林邦
彦)/ 丹後地域の弥生時代土器棺墓(福島孝行)/ 首長制研究の現状(三好玄)/ 石器製作の構造と
弥生大形集落の実像(上峯篤史)/ 蛇紋岩製弥生勾玉の拡散(菅原康夫)/ ガラス勾玉生産と銅鐸
生産の関係(清水邦彦)/ 土器からみた北部九州弥生時代開始期の地域差(三阪一徳)/ 岡山平野
における初期遠賀川式土器の編年(柴田将幹)/ 続縄文文化における生業と行動様式(鈴木信)/ 広
島県に運ばれている竜山石製の石棺(脇坂光彦)/ 東九州型埴輪分布の東限(清水真一)/ 佐紀陵
山古墳の埋葬施設と被葬者について(三浦到)/ 布留2式期の古墳像(寺沢知子)/ 大型仿製内行花
文鏡の鋳造・所有・副葬の一状況(今尾文昭)/ 藤ノ木古墳の南側被葬者男性説は成り立つのか(玉
城一枝)/ 積石塚古墳の再検討(真鍋昌宏)/ 須恵器編年研究の曲がり角(福島雅儀)/ 継体大王と
ヤマト(坂靖)/ ナグラ考(吉村公男)/ 遠賀川河口地域と「海北道」(田村悟)/ 上代日本樹木観の形
成(穂積裕昌)/ 埴輪に表現された被葬者(日高慎)/ 群馬県地域の前方後方形墳墓についての素描
(深澤敦仁)/ 丹後・古殿遺跡出土「鐸型土製品」の再検討(辻川哲朗)/ 古墳時代の指輪(廣瀬時
習)/ 茅渟と三輪(松田度)/ 鞍作止利の技術系譜と古墳時代の馬具(古川匠)/ 堺市城ノ山古墳に
みえる倭と朝鮮半島との交渉(小森牧人)/ 古墳時代中期における甲冑集中地域の一様相(春日宇
光)/ 初期須恵器変遷についての一試論(呉谷有哉)/ 北陸道深見駅について(三浦純夫)/ 天皇陵
史料としての『扶桑略記』(山田邦和)/ 平安京出土「神油幡身」木簡(門田誠一)/ 平安時代前期にお
ける平安京北郊の開発とその主体(高野陽子)/鉄鉱石に関する分割工程と質からの検討(大道和
人)/ かたもひ/みずまり考(森川実)/ 羽口が装着された箱形炉の炉壁について(門脇秀典)/ 墨書
土器から見た平仮名の地方波及(新名強)/ 豊後国「日吉塔」再考(原田昭一)/ 穢れを避けた山岳
寺院(宝珍伸一郎)/ 越前・剣御子神宮寺の検討(堀大介)/ 中世寺院僧坊の一様相(松村英之)/ 家
紋を押印した城郭瓦(中井均)/ 酒槽小考(青柳泰介)/ 「京南蛮寺」再考(浜中邦弘)/ 近世~近代遺
跡出土歯ブラシ形骨加工品(藪田みゆき)/ E.S.モース『日本陶器目録』にみる「清水」銘陶器(角
谷江津子)/ 近代初期における姫路城の存城について(工藤茂博)/ 同志社と近代窯業について(浜
中有紀)/ 楽浪前漢墓の一様相(志賀和子)/ 斜縁同向式神獣鏡の系譜(馬渕一輝)/ 東夷諸族の鍛
冶技術(真鍋成史)/ 高句麗古墳壁画から人物埴輪へ(塚田良道)/ 河西地区魏晋墓の墓門上装飾
塼壁(照墻)と墳墓観・他界観(江介也)/ 李白『将進酒』詩中の「五花馬」についての考古学的考察(冉
万里)/ 三国から高麗時代に見る治水灌漑施設の歴史的語彙(小山田宏一)/ 埴輪にみる古代日本
の大型家畜の牽引使役について(中村潤子)/ 滋賀県における地機の変遷(井上智代)
【体裁】A5判 縦組み1段 本文 905頁(所収論文71篇) 重量 1,180kg
【頒価】4,000 円 (本体)