PRESS RELEASE 美術と数寄屋のおもてなし 古川美術館 古川美術館 企画展 四季暦~青春之章 併設展 特別展「メイド・イン・愛知 工芸の架け橋」 2015年3月14日(土)〜5月10日(日) 世界から注目されるJAPANブランド 四季、食、心・・・ 日本でしか味わえない春 いにしえでは、自然界や人間 社会の諸現象は木・火・土・ 金・水の五つの要素が循環す ることで森羅万象の生成・変化 が起こると考えられていました。 そしてその考え方は季節にお いても応用され、春は「青春」、 夏は「朱夏」、秋は「白秋」、冬 は「玄冬」といった美しい言の 葉で表されます。今年度の古 川美術館では、館蔵品を通じ てこの美しい四季を巡ります。 春にあたる本展では、青春之 章と題し冬の寒さから開放され、活動を再開する生命、まさに喜びに満ちた季節・春を展示します。 現在では人生の若々しく溌剌とした時を青春といいます。それはまさに季節になぞらえると≪春≫と いえるでしょう。命芽吹く青春、美しく咲き誇りあたりを明るく演出する花、凍てつく寒さから徐々に温 かみをまし色付く風景、春を感じさせる食、初々しい可憐な少女像など、≪春≫を様々な観点から 味わいます。 PRESS RELEASE 美術と数寄屋のおもてなし 古川美術館 すべて館蔵品 出品数16点 -くらしの暦ー四季と共に歩んできた国民性ー 「春暮れて、後夏になり、夏はてて秋の来るにはあらず、春はやがて夏の気を催し、夏より既に 秋はかよい、秋はすなわち寒くなり、十月小春の天気、草も青くなり梅も蕾ぬ」徒然草の一文 にある日本の四季と人との関係がわかる一文です。四時たゆみない天地自然の営みあれば こそ、日本は美しい風景と海と山の幸に恵まれています。日本人ほど、春夏秋冬の季節のも とで行われる年中行事が豊かな民族は類を見ないでしょう。 ここでは季節を感じ取り、季節と共に歩んできた日本人の暮らしから“春”を堪能します。 春になると、心が弾み、「今か今か」と心待ちにする桜や、桜の後に訪れる本格的な農業の始 まり。命の芽吹きと共に、私たちの一年は始まりました。そんな日本人ならでは春をお楽しみく ださい。 【出品一例】 西村五雲「植付けの頃」 額装(図2) 伊藤小坡「観桜美人之図」1940年頃 軸装 (図1) 広田多津「春装」 軸装 図1:伊藤小坡「観桜美人之図」1940年頃 軸装 図2:西村五雲「植付けの頃」 額装 PRESS RELEASE 美術と数寄屋のおもてなし 古川美術館 すべて館蔵品 出品数16点 -食の暦‐ 一張羅を質にいれても食したい!!初鰹- 図3:竹内栖鳳「松魚」軸装 列島の四周を取り巻く暖流と寒流の二つを合わせるもつ日本は、海からの幸が春夏秋冬に おいて豊富にあります。また、海を持たない野や山の土地からは野の作物、山の木々から の果実など山の幸の恵みもあります。そしてその季節の中で最も美味なる旬というものを私 たちは味覚としてとらえてきました。つまり、食を通じて私たちは季節を楽しんできたのです。 ここでは長年、培われてきた我々日本人の食文化から、“春”を堪能していきます。 一張羅を質にいれても食したい初鰹や、縁起物として食べられてきたちまき、それらはいつ から食べられるようになったのか。食の文化のルーツも合わせながら、生きていくために欠 かせない食の春をご紹介します。 【出品一例】 津田青楓「小蕪といちご」軸装 我妻碧宇「静物」額装 竹内栖鳳「松魚」軸装 (図3) 今尾景年「ちまき」軸装 PRESS RELEASE 美術と数寄屋のおもてなし 古川美術館 -花の暦- すべて館蔵品 出品数16点 -人里離れた深山にも、季節廻れば春が訪れ花が咲く。人里離れた深山にも、季節が来れば春が訪れ人知れず花が咲く。その自然の姿は、人が見て いなくてもずっと昔から美しいものでした。 ここでは、“春の花”をテーマに作品を紹介します。 春になると次第に芽吹く生命たち、その生き生きとした姿は日常に活気を与え、それはいつし か希望となり、心にしみわたることでしょう。多くの画家が感じた生命の息吹をご堪能ください。 【出品一例】 橋本関雪「春昼猫の図」軸装 山口華陽「牡丹」額装 牧進「蝶」額装 川合玉堂「春峡萬弦」1941年 額装(図4) 図4:川合玉堂「春峡萬弦」1941年 額装 PRESS RELEASE 美術と数寄屋のおもてなし 古川美術館 展覧会情報 展覧会名称 古川美術館 企画展「四季暦~青春之章」 会場 古川美術館2階展示室 会期 平成27年3月14日(土)~5月10日(日) 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで) 主催 公益財団法人 古川知足会 後援 愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会 スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社 休館日 月曜日(但し、5月4日(月・祝)は開館、5月7日(木)は休館) 観覧料 大人1,000円 高・大学生500円 小・中学生300円【Pコード766-564】 PRESS RELEASE 美術と数寄屋のおもてなし 古川美術館 メイド・イン・愛知 工芸の架け橋展 関連企画 PRESS RELEASE 美術と数寄屋のおもてなし 古川美術館 担当学芸員が語る ~ギャラリートーク~ 日時 平成27年3月22日(日) 4月19日(日) 5月4日(月) 計3回 各日14:00~ 会場 古川美術館2階展示室 ※同時開催中の古川美術館 分館爲三郎記念館特別展 「メイド・イン・愛知 工芸の架け橋」展のギャラリートークも含む 要 予約 -ワークショップ- アロマが未来を変える?! アロマの力で ココロとカラダのストレスケア 花粉症対策やリフレッシュ、安眠、アンチエイジングなどお悩みをアロ マで解消!!お好きな精油を選んでオリジナルアロマスプレーを作ります。 日時 平成27年4月17日(金) 13:30~15:30 会場 古川美術館3階会議室 参加費 1,000円(別途入館料・700円必要) 定員 10名 PRESS RELEASE 美術と数寄屋のおもてなし 古川美術館 -関連企画- 美術館で博学に!! ~美術講座~ 要 予約 講座1 春にまつわるエトセトラ! 江戸っ子たちは春が好き? 春といえば、筍!鰹!花見!!いつの時代も生命が芽吹く春は活気あ ふれる季節でした。この講座では、春といえば・・・をテーマに江戸の食文 化や風習を紹介していきます。 日 時 場 所 参加費 定 員 平成27年4月23日(金)13:30~15:00 古川美術館3階会議室 無料(入館料のみでご参加いただけます) 30名程度(シアター形式) 要 予約 講座2 元祖イケメンはダメ男? ~〈ちはやふる〉在原業平の生活と意見~ 大好評を博した連続文学講座から一年。再び小説家・奥山景布子が 鋭い視線で文学史を紐解きます。 日 時 場 所 参加費 定 員 平成27年5月8日(金)13:30~15:00 古川美術館3階会議室 1000円(呈茶付・入館料700円別途必要) 30名程度(シアター形式)
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