痛みの数値化法に基づく 新しい注射針と ウェアラブル

2015年度
《東海大学特別講演会》
「テーマ」
痛みの数値化法に基づく
新しい注射針と
ウェアラブル健康監視システムの開発
本講演では、ほぼ無痛で血液を採取することが可能な「雌蚊の血液吸引メカニズムを模倣」
して設計された血液採取デバイスの開発を通して得られた要素技術である、雌蚊と同等な吸引
能力を有するマイクロポンプ、機能性薄膜アクチュエータ創製技術、バイオセンサシステム,極
細管創製技術、さらには痛みの客観的評価法の開発を含むウェアラブル健康監視システムの開
発についてご紹介いたします。また平成26年度に採択されました文部科学省私立大学戦略的
研究基盤形成支援事業にて整備されました東海大学マイクロ・ナノ研究開発センターでのテー
マ「高分子超薄膜から創成する次世代医用技術」についてもご紹介いたします。 ウェアラブル
健康監視システムにより日々の健康管理を通して予防医療が可能となり、さらに極細管創製技
術で創製された、ほぼ蚊の口と同サイズの「世界最小の金属製の注射針」は糖尿病予備軍数を
含む糖尿病患者の方々にも、負担軽減に効果を発揮するでしょう。ウェアラブル健康監視シス
テムの実現は、患者の方々のみならずご家族にも福音となるでしょう。
岐阜県
9 10
月
[会場]
十八楼
日
(木)10:30(開演予定)
岐阜市湊町10 TEL. 058-265-1551
●主催:東海大学岐阜県後援会
|講 師|
槌谷 和義
東海大学工学部精密工学科教授
●プロフィール 槌谷和義(つちや・かずよし)
1970年岐阜県大垣市出身(本学創設に深く関わられ教鞭をとられました山田守先生の出身高校の後輩です)。1999年英国国立
ウォーリック大学 Ph.D.。1999年茨城大学大学院理工学研究科講師(サテライト・ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー研究員)、
2001年大阪工業大学バイオベンチャーセンターポストドクターを経て、2005年東海大学工学部精密工学科講師、2007年同大学
准教授。2014年同大学教授。予防医療を目的とした医用材料、デバイスの開発に関する研究に従事。第32次工作機械技術振興賞・
奨励賞、平成23年度日本設計工学会 The Most Interesting Reading 賞受賞。日本機械学会、精密工学会、日本時計学会会員。