戦争の記憶 - 佐用町立図書館

佐用町立図書館通信
●すべての町民の生活を応援します●
NO.87
9
編集・発行/佐用町立図書館
〒679-5301 佐用郡佐用町佐用 2585 番地
月号
℡:0790-82-0874
Fax:0790-82-0313
E-Mail:[email protected]
インターネットで蔵書検索できます http://www.toshokan.town.sayo.lg.jp/
2015 年(平成 27 年)9 月 1 日発行
シリーズ図書館探検⑳
「本の置いてある場所が、なぜすぐにわかるんですか?」
図書館や本についてご紹介する「シリーズ図書館探検」。
今回は、授業で図書館へ来館された小学2年の皆さんの質問から本の探し方についてお
話しします。
今年の 3 月末で、図書館の所蔵する本(雑誌、CD など含む)の数は、12 万 3,525 冊
となります。この中から求める一冊を探すのは中々至難の業です。そこで、手助けとなるの
が、本の背に付けられている番号です。この番号は、請求番号と
呼ばれ、その本の内容を表すものです。日本国内の公立図書館、
大学図書館など多くの図書館共通で使用されており、覚えておく
と別の図書館へ行っても本を見つけやすくなります。
図書館の職員は、この請求番号と所蔵館(佐用図書館なのか、上月・南光・三日月図書室
なのか)、場所(館内なのか、書庫なのか)、新刊本かどうかを組み合わせて、本の置いてあ
る場所を特定しているのです。館内の所蔵検索パソコンには、書架マップと請求記号一覧を
置いています。ぜひ、チャレンジしてみてください。
【平成 27 年度図書館講演会】
~戦後 70 年を迎えて~
戦 争 の記 憶
今年は、戦後70年の節目の年です。戦争体験者の高齢化
が進む中、後世にあの悲惨な戦争を伝えなければなりません。
8月9日、さよう文化情報センターで、太平洋戦争最後の
戦いとなった沖縄戦に若干17歳で出征されました三枝利夫
さん(上三河)から、戦時下での体験談を伺いました。
当時、竹槍1本・手榴弾1発・自決用の青酸カリ1包と日の丸鉢巻が自分に与えられた武器だった
という三枝さん。米軍との兵力・兵器の違いを見せつけられ、住民を巻き込んだ悲惨な沖縄戦につい
て、自身の体験と海軍地上部隊の戦いについてお話していただきました。講演終了後には、
「海軍を志
願した理由は?」
「終戦はどのようにしてわかりましたか?」など、多くの質問が投げかけられ、一つ
ひとつ丁寧に応えていただきました。参加者からは「貴重なお話を聴くことができてよかった」との
声が寄せられました。
※三枝利夫さん
南西諸島海軍航空隊小禄基地
巌部隊
山下隊
元海軍二等整備兵曹
としょかんの本棚から
おすすめの一冊
『
阪
田
寛
夫
全
詩
集
』
伊
藤
英
治
編
(
理
論
社
)
か
ら
秋
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青
い
青
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く
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な
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く
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の
木
秋
で
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青
い
青
い
秋
で
す
よ
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ん
ざ
ら
風
も
ふ
い
と
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ご
の
実
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ど
う
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実
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ん
ご
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木
ぶ
ど
う
の
木
青
い
青
い
秋
で
す
よ
阪
田
寛
夫
田部井淳子/著
PHP研究所 2015 年
福島県三春町で生まれ育った田部井淳子は登山家。小学4年
生のとき、山好きな担任の先生と那須連邦の1900メートル級の
山々に一緒に登ったのが山との出会い。運動が苦手な著者だ
が、「山っていうのはヨーイドンで登るんじゃない。ゆっくりでいいんだ
よ。」と先生の一言で気が楽になった。自分の足で一歩一歩登っ
て頂上についたときの喜びと運動が得意な人と一緒に頂上に立て
たという達成感がうれしかったという。
大学時代は憧れの東京へ進んだものの、自分を見失った苦悩の日々。友達に誘われて
行った奥多摩の山登りで、これまで眠っていた細胞がイキイキして力が湧いてくる感覚を得る。
そんな中、ロッククライマーである今の夫と出会い結婚。1969年、女性だけのエベレスト登山
をめざして女子登攀 クラブを結成する。夫の子育てへの協力と応援を受け、家庭と登山の
両立に奮闘しながら、1974年12月、登攀隊長として現地に入る。女性だけの登山隊で意
見の対立もあったが、エベレストに登るという同じ思いで、1975年5月16日、ついに女性で
は世界初のエベレスト登頂に成功する。
途中、雪崩に遭遇し重傷を負い、帰国後は子供の反抗、70代で末期ガンになるも苦し
いときこそ自分に登れる山を選んで登り続けてガンを克服する。
本書は、TV 番組でのインタビューをもとに構成されており、山への想い、家族への想い、死
に直面したからこそ生きることへの想いが伝わってくる。(F・H)
と う は ん
と う は ん
フィービとセルビ・ウォージントン/さく・え
いしい ももこ/やく
福音館書店 1987 年
あるところにくまさんが、たったひとりで住んでいました。くまさ
んは、馬と荷馬車と石炭のはいった袋をたくさんもっていました。
朝早く起きると朝ごはんをすませ、石 炭 袋をつんだ荷 馬 車 に
のって仕事にでかけます。ぱかぱかと馬を歩かせ、ある家のま
えで荷馬車をとめて戸をたたくと、おくさんから袋を3つたのまれました。袋を背中にせおい石炭
おきばに行くと、石炭をどかん!どかん!どかん!となげこみます。それから、300円をもらい、
1こ、2こ、3ことポケットにいれました。そのあとも、たくさんの家をまわり、石炭がすっかりなくなる
と、くまさんは馬を走らせうちへ帰ります。そして、お茶を飲み、だんろの前で絵本を見てねむり
ました。
淡い水彩で色付けされ、ぬいぐるみのような小さなくまさんが、大きな馬や荷馬車を操りまじ
めに働く様子が描かれています。「ぱかぱか」「どかんどかん」と繰り返される言葉が楽しい一
冊です。他に『うえきやのくまさん』『パンやのくまさん』『ゆうびんやのくまさん』『ぼくじょうのくまさん』
もあります。(B・A)
ヘレン・クレスウェル/作
猪熊葉子/訳
岩波書店 1970 年
ダンビー村に住む女の子グラベラの家は、代々パイつくりをしてい
岩波書店 1987年
ます。王様が注文したパイを作ることになった一家は、同じくパイつくり
をしているグラベラの叔父・クリスピンの材料表を元に作りますが、ク
リスピンが分量を細工したせいでパイは大失敗してしまいました。
そんなある日、最も大きく最も美味しいパイを選ぶ王様主催のパイつくり競技会が開かれるこ
とになりました。優勝した者には賞金と王様御用達の紋章がもらえるのです。村の代表になっ
たお父さんとグラベラは失敗を取り戻そうと、村人たちと協力して二千人分のパイを作り始めま
す。他の村には極秘に進めるため、百姓の納屋をかまどに改造するとともに、巨 大 なパイ皿
を作ってもらうと舟にして川を下り村へと運び入れました。何十キロもある材料は大鍋で煮込ま
れ、お父さんが大だるで生地をこね上げたあとは、村人数人がかりでパイ皿に乗せ飾りつけて
いきます。そして、かまどで一晩かけて焼かれたパイは競技会当日、王様の目の前でお披露
目になりました。
村全体が一丸となって二千人分のパイを作る工程にわくわくし、焼きあがったパイが優 勝 す
る結末は喜びに包まれます。(N・T)
としょかんのでんわ0790-82-0874
7 月 2 日(木)午後 2 時からさよう文化情報センターで
としょかんボランティア
「あそばせ隊」のおはなし会
平成 27 年度第 1 回佐用町立図書館協議会を開催しました。
協議内容は以下のとおりです。
と
き/毎週土曜日
14:00~14:30
ところ/図書館おはなしコーナー
対 象/幼児・小学生
※申込不要。当日お越しください。
① 協議会委員の交代
保育園長代表
⇒ 平井育子委員(利神保育園長)
② 平成 27 年度生涯学習課の体制について
③ 報告事項
・開館以来の未貸出図書数
・佐賀県武雄市図書館の状況について
図書館のおはなし会
④ 協議事項
■小さい人(5歳以上)
と き/毎週日曜日 14:00~
・平成 26 年度運営状況について
くち
9月のおはなし「きつねをひと口」
■大きい人(小学3年生以上)
と き/毎週日曜日 14:30~
9月のおはなし「絵本の会」
※場所は、図書館おはなしコーナーです。
※申込不要。
・平成 27 年度事業計画について
・播磨圏域連携中枢都市圏連携事業に伴う図書館相
互利用について
⑤ その他
上月文化会館の図書を一般
書はロビー、児童書は元ママプ
図書館で借りられた本は、各支
ラザの部屋に移転しました。
所・出張所の窓口で返却できます。
ロビーにはテーブルとイス
窓口の白い返却箱に入れてくださ
が設置されましたので、くつろ
い。ただし、利用できるのは開庁
ぎながら読書を楽しんでいた
時間内となります。
だけます。
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ろ
し
く
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願
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書
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ま
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書
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け
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も
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で
今
月
は
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型
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休
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ま
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い
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会
で
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い
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、
改
め
て
戦
争
・
平
和
に
つ
い
て
考
え
年
。
平
和
が
当
た
り
前
と
な
っ
た
今
こ
な
こ
と
だ
と
感
じ
ま
し
た
。
戦
後
七
〇
か
ら
お
話
を
伺
う
こ
と
は
と
て
も
大
切
戦
争
を
語
り
継
ぐ
う
え
で
、
戦
争
体
験
者
齢
化
が
進
む
中
、
次
代
の
子
ど
も
た
ち
に
な
っ
て
き
ま
し
た
。
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戦
争
体
験
者
の
高
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九
月
に
入
り
、
よ
う
や
く
秋
ら
し
く
日 月 火 水 木 金 土
日 月 火 水 木 金 土
1 2 3 4 5
1 2 3
6 7 8 9 10 11 12
4 5 6 7 8 9 10
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22 23 24 25 26
27 28 29 30
25 26 27 28 29 30 31
1 印の日は休館日です。
9 月 1 日と 30 日は館内整理日です。
開館時間は午前 10 時から午後 6 時です。
時間外の返本は文化情報センター入口の「返却ポスト」を
ご利用ください。