平 成 26 年 度 甲 府 市 障 害 者 基 幹 相 談 支 援 センター 事 業 報 告 1 概況 障 害 福 祉 に関 する地 域 の中 核 的 な総 合 相 談 の拠 点 として、 障 害 種 別 、年 齢 を 問 わず障 害 者 等 の相 談 支 援 に関 する業 務 を総 合 的 に行 い、地 域 の相 談 支 援 体 制 を構 築 し、相 談 機 能 の強 化 を 図 ることを目 的 に 以 下 の事 業 を行 った。 総 合 的 ・専 門 的 な相 談 支 援 の実 施 としては、障 害 種 別 、年 齢 を問 わず対 応 し、 困 難 ケースに対 しては専 門 職 チームを構 成 しチーム支 援 を行 うとともに、職 員 の アセスメント力 向 上 のため内 部 研 修 を実 施 した。パソコンのシステムを活 用 し、 スタッフ間 で情 報 を共 有 し、相 互 に 助 言 しながら支 援 した。情 報 収 集 及 び発 信 では、 地 域 の関 係 機 関 の研 修 会 等 に参 加 し情 報 収 集 に努 めるとともに、障 害 児 者 、 保 護 者 団 体 及 び学 校 等 からの依 頼 に応 じ、情 報 発 信 を行 い、理 解 を深 める 活 動 を行 った。今 年 度 は、基 幹 相 談 支 援 センターの機 能 ・役 割 の周 知 に力 を 入 れた 。ピアカウンセリングの実 施 では 、 研 修 会 に 参 加 し 情 報 収 集 に努 め 、当 事 者 会 ・保 護 者 会 に出 席 し、顔 の見 え る関 係 づくりを 行 い、ピアカウンセリングのコーディ ネートを行 った。また当 事 者 のニーズにより、山 梨 県 立 大 学 の協 力 を得 て、障 害 種 別 を超 えたピア交 流 会 を実 施 した。 地 域 の相 談 支 援 体 制 の強 化 では、市 内 の指 定 特 定 ・指 定 一 般 相 談 支 援 事 業 所 及 び関 係 機 関 との連 携 強 化 を目 的 に、月 1回 の「相 談 支 援 事 業 所 連 絡 会 」、 隔 月 で「相 談 支 援 事 業 所 学 習 会 」を実 施 した。また、地 域 包 括 支 援 センターと 合 同 研 修 を開 催 し、障 害 福 祉 分 野 と高 齢 者 福 祉 分 野 の相 互 理 解 を行 った。 更 に、甲 府 市 地 域 自 立 支 援 協 議 会 の事 務 局 として、全 体 会 、定 例 会 等 の運 営 を 行 い、地 域 課 題 について協 議 を行 った。 地 域 移 行 ・地 域 定 着 促 進 の取 り組 みとしては、研 修 会 ・会 議 等 に参 加 し、現 状 把 握 に努 め、個 別 事 例 への適 応 を検 討 した。 権 利 擁 護 ・虐 待 防 止 の取 り組 み とし て 、 成 年 後 見 制 度 の 申 請 に 至 っ た 事 例 は 2 件 で 、 そ の 内 1 件 は 成 年 後 見 制 度 利 用 支 援 事 業 を利 用 した。また甲 府 市 障 害 者 虐 待 防 止 センターと連 携 し、虐 待 ケースに対 応 した。 2 障 害 児 者 の相 談 状 況 (1)相 談 支 援 を 利 用 している 障 害 者 等 の人 数 実人員 身体 重心 知的 精神 発達 高次脳 その他 障害者 569 126 1 182 264 11 10 46 障害児 73 9 2 51 1 10 0 7 計 642 135 3 233 265 21 10 53 (2)支 援 方 法 件数 訪問 来所 同行 電話等 メール 984 615 492 4,006 119 個別支 関係 援会議 機関 438 1,828 その 他 計 40 8,522 (3)支 援 内 容 件数 ピアカウンセ リング(再 掲 ) 3,262 0 404 2 健 康 ・医 療 に関 する支 援 1,363 0 不 安 の 解 消 ・情 緒 安 定 に関 する支 援 1,686 1 保 育 ・教 育 に関 する支 援 233 2 家 族 関 係 ・人 間 関 係 に関 する支 援 993 1 家 計 ・経 済 に関 する支 援 959 0 生 活 技 術 に 関 する支 援 861 0 就 労 に 関 する支 援 605 0 社 会 参 加 ・余 暇 活 動 に関 する支 援 78 1 権 利 擁 護 に 関 する支 援 158 0 その他 290 0 10,892 7 福 祉 サービスの利 用 等 に関 する支 援 障 がいや病 状 の 理 解 に関 する支 援 計 3 情 報 収 集 および発 信 (1)研 修 会 、関 係 機 関 会 議 等 の参 加 月日 6月 3日 6月 9日 7月 12日 ~13日 研修内容 場所 重 度 心 身 障 害 者 医 療 費 助 成 制 度 の自 動 還 付 方 式 移 行 に 関 する説 明 会 山 梨 県 発 達 障 害 者 支 援 セ ンター連 絡 協 議 会 社会福祉士実習指導者講習 9月 1日 山梨県相談支援従事者初任者研修 9月 5日 第 2 回 重 症 心 身 障 害 児 (者 )関 係 機 関 会 議 9月 5日 ~30日 9月 13 日 就 業 支 援 基 礎 研 修 ( 全 3回 ) JC-NET ジョブコーチセミナー in やまなし 2014 ~14日 9月 30日 (実 行 委 員 ) 第 2 回 子 ど も の心 の総 合 支 援 研 修 自 閉 症 スペクトラムの理 解 と支 援 ~成 人 期 から考 える~ 人数 (延 人 数 ) ぴゅあ総 合 1 山 梨 県 福 祉 プラザ 2 県立大学飯田 1 キャ ンパス (2) 山梨県自治会館 2 あけぼの 医 療 福 祉 セ ンター 1 ポリテクセ ンター 1 山梨 (3) 県立大学 2 飯 田 キ ャ ンパス 県立文学館 (4) 2 10月 2日 10月 7日 10月 16日 第 3回 精 神 保 健 福 祉 担 当 者 研 修 会 中 北 圏 域 発 達 障 害 者 支 援 検 討 会 議 にかかる 市町担当者連絡会 精神保健福祉 2 センター 中央市役所 1 玉穂庁舎 ぴゅあ総 合 1 県立文学館 1 ぴゅあ総 合 1 山 梨 県 福 祉 プラザ 2 アセ スメントの基 本 (内 部 研 修 ) センター内 6 2月 22日 事 例 検 討 の 効 果 と 方 法 (内 部 研 修 ) センター内 7 3月 10日 第 4 回 重 症 心 身 障 害 児 (者 )関 係 機 関 連 絡 会 3月 10日 地 域 包 括 支 援 セ ンター職 員 研 修 10月 24日 第 3 回 山 梨 県 地 域 生 活 定 着 支 援 セ ンター研 修 会 地 域 療 育 支 援 事 業 施 設 支 援 一 般 指 導 事 業 療 育 関 係 者 等 研 修 会 ~発 達 障 害 児 のリハビリテーション~ 10月 30日 発達障害者就労支援研修会 12月 10日 精 神 科 医 師 による専 門 研 修 2月 1日 国立病院機構 1 甲府病院 山梨県自治会館 1 (2)情 報 発 信 月日 4月 9日 会議 圏 域 ネッ トワーク 会 議 内容 場所 職 員 参 加 者 職員紹介 センター内 5 7 「りんく」の概 要 説 明 センター内 1 30 センター内 1 9 2 30 センター内 1 30 同校 1 30 1 50 1 60 甲府市障害者相談員 4月 22日 連 絡 会 協 議 会 定 期 総会研修会 5月 21日 5月 27日 山梨県障害児者家族会 「りんく」の役 割 に ネット ワーク 「おやラボ」 ついて 県 立 かえで支 援 学 校 PT A 進 路 講 話 児 童 生 徒 の社 会 的 自 立 に向 けた支 援 を 考 える 同校交流 ホール 甲府市障害児者地域 6月 4日 支 援 連 絡 会 「すくらむ」 「りんく」の活 動 方 針 総会 8月 25日 8月 31日 11月 14日 県 立 かえで支 援 学 校 基 幹 相 談 支 援 センター 職員進路学習会 の使 い方 山梨県視覚障害者研修会 「計 画 相 談 について」 伊 勢 地 区 社 会 福 祉 基 幹 相 談 支 援 センター 協議会運営委員研修会 りんくの紹 介 県 ボランテ ィア セ ンター 伊 勢 悠 々館 11月 18日 山梨県介護支援専門員 障 害 福 祉 制 度 と 甲府支部研修 介 護 保 険 について 県立文学館 基 幹 相 談 支 援 センター 12月 19日 かし のみ家 族 懇 談 会 の役 割 ・計 画 相 談 の 説明 1月 8日 3月 17日 県 立 甲 府 支 援 学 校 甲 府 市 の障 害 福 祉 進路学習会 サービスについて 甲 府 市 身 体 ・ 知 的 障 がい者 相 談 員 研 修 会 こころの不 安 ・悩 みを 抱 えた障 がい児 ・者 への相 談 支 援 甲府市 中央公民館 同校 甲府市役所 市民活動室 基 幹 相 談 支 援 センター 3月 30日 障 がい 者 支 援 研 修 会 における相 談 の実 態 と地 域 支 援 について 甲府市 南公民館 1 100 1 9 2 10 2 50 1 90 (3) ピ アカウ ンセ リングの実 施 ア 会 議 ・ 研 修 の参 加 会 議 ・研 修 場所 山 梨 県 精 神 障 害 者 地 域 移 行 支 援 事 業 (中 北 圏 域 ・ 甲 府 ) ピアサ ポー ター 連 絡 会 議 中北保健所 (6 / 18 、8 /2 8 、1 0/ 1 5 、1 2/ 1 7 、2 / 18 ) 日 本 ダウン症 協 会 山 梨 県 支 部 芝 草 の会 主 催 ピアサ ポー ター 研 修 会 ( 7/ 3 、7/ 4 ) 山 梨 県 ピアカウンセ リン グ 研 修 ( 8 / 18 ) 精 神 障 害 者 主 張 大 会 ( 10 / 22 ) 人数 (延 人 数 ) 1 (5 ) 県立図書館交流 1 ルー ム (2 ) 富 士 ふれあ いセン ター 1 総合市民会館 1 イ 当 事 者 会 への参 加 団体名 場所 アフターグ ルー プ( 5 /2 4 ) ココッ ト 2 階 ぽぽ定 例 会 ( 6 /1 2 、11 / 12 、2 /1 9 )) センター 内 人数 (延 人 数 ) 1 2 (6 ) 圏 域 ネッ トワ ーク (5 / 15 、6 /1 1 、7 /9 、9 / 10 、1 0/ 8 、 11 / 12 、1 /2 1 、3 /1 1 ) DVD 上 映 会 「 逃 げ遅 れ る 人 々 センター 内 ・ 県立文学館 1 (8 ) 1 ~ 東 日 本 大 震 災 と 障 害 者 」 後 援 ( 1 2/ 3 ) すく らむ 月 例 会 ( 6 / 1 9 、 7/ 1 7 、8 / 18 、9 / 18 、 11 / 20 、1 2/ 1 8 、1/ 1 5 、2 /1 9 、3/ 1 9) センター 内 1 (9 ) おや らぼ( 山 梨 県 障 害 児 者 家 族 会 ネットワ ーク ) (6 / 23 、7 /1 0 、9 /9 、1 0/ 7 、1 2 /9 、3 /1 6 ) ・みのあ かサ ロン ( 6/ 2 0 、10 / 17 ) 1 センター 内 (6 ) 県立図書館交流 1 ルー ム (2 ) 職 員 (延 人 数 ) 参加者 ウ 当 事 者 会 の開 催 会議 場所 ピア交 流 会 ( 1 1/ 1 4 、2 / 21 ) 3 センター 内 (6 ) 27 4.地 域 の相 談 支 援 体 制 の強 化 (1)相 談 支 援 事 業 所 連 絡 会 の開 催 (場 所 : センター 内 ) 相談支援事業所連絡会 11 回 (2)相 談 支 援 事 業 所 学 習 会 の開 催 (場 所 : センター 内 ) 月日 テー マ 参加者 4 月 21 日 精 神 保 健 福 祉 法 改 正 から医 療 と 福 祉 の 連 携 を問 い 直 す 11 6 月 16 日 ライフステー ジ別 研 修 ① ― 児 童 の 計 画 相 談 と 支 援 体 制 ― 21 8 月 18 日 ライフステー ジ別 研 修 ② ― 成 人 ~ 高 齢 期 ― 医 療 依 存 度 の 高 い 人 の支 援 と 介 護 保 険 への 移 行 ― 10 月 20 日 ライフステー ジ別 研 修 ③ ― 成 人 期 ( 就 労 の 支 援 ) 12 月 15 日 ライフステー ジ別 研 修 ④ ―学 齢 期 の支 援 体 制 と計 画 (小 学 校 ~高 校 )― 2 月 16 日 ライフステー ジ別 研 修 ⑤ ― 成 人 期 ( 生 活 の 支 援 ) 10 8 15 17 (3)地 域 の 関 係 機 関 と の関 係 者 会 議 の開 催 月日 10月 10日 会議 対象者 障 害 福 祉 サービスと介 護 保 険 制 度 の理 解 と支 援 参加者 指定特定相談支援事業所 相 談 支 援 専 門 員 ・地 域 包 括 支 援 セン ター 相 談 員 (4)甲 府 市 地 域 自 立 支 援 協 議 会 の事 務 局 (会 議 開 催 場 所 :センター 内 ) 全体会事務局会議 3回 全体会 2回 定例会運営会議 6回 定例会 6回 専 門 部 会 ① 移 動 プロ ジェクト 7回 専 門 部 会 ② メン ター プロ ジェク ト 2回 県 と地 域 の合 同 自 立 支 援 協 議 会 1回 30 5 地 域 移 行 ・地 域 定 着 の促 進 の取 り組 み (1)関 係 機 関 会 議 ・研 修 会 の参 加 会 議 ・研 修 9月 30日 11月 29日 12月 2日 1月 14日 3月 2日 第 1回 山 梨 県 精 神 障 害 者 地 域 移 行 支 援 事 業 中北圏域体制整備連絡会 第 2回 山 梨 県 精 神 障 害 者 地 域 移 行 支 援 事 業 中北圏域体制整備連絡会議 山 梨 県 障 害 者 地 域 相 談 のための実 践 研 修 (フ ォローアッ プ研 修 ) 第 3回 山 梨 県 精 神 障 害 者 地 域 移 行 支 援 事 業 中北圏域体制整備連絡会議 第 2回 官 民 共 同 による地 域 づくりプロジェク ト会 議 場所 人数 中北保健所 1 中北保健所 1 県立青少年 センター 1 中北保健所 1 県庁防災新館 1 6 権 利 擁 護 ・虐 待 防 止 の取 り組 み (1)成 年 後 見 制 度 利 用 支 援 事 業 の利 用 支 援 成 年 後 見 制 度 の利 用 を支 援 する事 例 (申 請 の支 援 2 件 ) 成 年 後 見 制 度 利 用 支 援 事 業 の利 用 支 援 (1件 ) (2)甲 府 市 障 害 者 虐 待 防 止 センターとの連 携 介 護 者 による虐 待 事 例 (1件 )
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