6.環境保全部

平成 18 年度 政策・予算要望書
「環境保全部」
①家庭で「手軽にできる環境行動」ハンドブックを作成し、身近な所から環境への負
荷の少ない「循環型社会」づくりをめざす体制を構築すること。
「まほろば事業」の地域通貨の仕組みをベースに、無理なく継続してとりくめる環
境活動の展開を、図ること。
○近年,地球温暖化対策として家庭からの二酸化炭素排出量の削減が重要視されてい
ることから,環境家計簿の普及等身近な環境行動を促進するための施策を検討して
まいります。
②犬猫の去勢避妊手術助成金の充実を図ること。
一頭でも多く、不幸な犬・猫たちの命を救うとともに、動物へのやさしい気持ちを
育み、正しい飼い方の普及を図ること。
○ つくば市では,犬猫の無秩序な繁殖を抑制し不幸な犬猫を減少させるため,平成1
6年度より犬猫の避妊・去勢手術費補助事業を実施しております。
これまでの2カ年間の申請状況を見ますと各年とも予算計上額に達しているた
め,平成18年度においてはこれまで以上の申請を受けることができるよう,これ
までの予算を増額して計上しております。
今後も,これまで以上に動物の愛護及び管理について意識の高揚を図るため,本
制度のPRや動物愛護精神の普及に努めてまいりたいと考えております。
③ 公害防止の為、該当する事業者とは、「公害防止協定」を締結し、公害防止計画書
の作成・自己監視結果の提出など、公害の発生防止体制を強化すること。
○市民の生活環境を保全することを目的に,市内の工業団地等に立地している民間企
業108社と公害防止協定書を締結し,それぞれに公害防止計画書の届出及び自己
監視結果の提出をいただいております。今後も市内へ立地する企業とは公害防止協
定書を締結し,公害の発生防止体制の強化に努めてまいりたいと考えます。
④ 不法投棄の防止のため、地域社会と通報体制の協定を結ぶなどして、予防体制・発
見体制のネットワークの確立を図ること。
○不法投棄対策として最も重要で効果的なことは,早期発見・早期対応であると認識
しております。早期発見のため市内の巡回活動を行うのはもちろんですが,広く市
民からの情報提供を呼びかけることも必要と考え,区長会等を通じお願いをしてお
ります。
現実に,環境意識の向上と共に市民からの通報件数は増加し,早期対応に役立っ
ている状況です。
⑤リサイクルプラザの早期建設推進に努めること。循環型社会建設のために。
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平成 18 年度 政策・予算要望書
○現在の粗大ごみ処理施設は,稼動後28年が経過し,老朽化が進んでいる現状です。
循環型社会の構築に向けて,ごみ減量とリサイクル推進を図るためには,市民意識
の向上と処理機能の充実が要求されます。
この様なことから,ごみの破砕・選別・圧縮・保管等の処理機能に加え,リサイク
ル活動や環境教育及び研修の場といった啓発機能も有するリサイクル推進事業の活
動拠点となるような,リサイクルプラザを建設することが重要となります。
リサイクルプラザを建設するためには,周辺関係住民の理解と協力を得る必要が
ありますので,クリーンセンター周辺整備事業を実施している関係部局と連携を図
りながら,早期建設できるよう取り組んでまいります。
⑥高齢者や交通弱者の為に、有害ゴミの回収について、身近に回収箇所を設置するな
どして、利便性を図ること。
○有害ごみの回収場所については,各市庁舎と各市立公民館・茎崎老人福祉センター
に回収箱を設置しており,市民の方が平日に限らず祝祭日いつでも排出できるよう
になっております。
高齢者の方又は交通弱者の方への対応については,有害ごみとして蛍光管・乾電
池・水銀式体温計を回収しておりますが,一般的には排出頻度が少ないものであり
ます。また,まとめて排出可能なものであるため,身よりの方や友人などにお願い
したり,外出の際などに排出いただけるものと考えます。
しかしながら,有害ごみの回収の仕組みについては,これからも回収量の変化を
見極めながら,収集コストなどを勘案し,市民が排出しやすい収集形態について検
討してまいります。
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