重要事項説明書及び契約書の全部改正のお知らせ 1.改正の背景 介護保険制度の創設から、15 年目を迎え、介護サービスの提供は着実に拡充されてきましたが、 国は、今後更なる増加が見込まれる高齢者の地域おける暮らしを支えるため、団塊の世代が全て 75 歳以上となる 2025 年(平成 37 年)に向けて、医療・介護・予防・住まい・生活支援が包括的に確 保される「地域包括ケアシステム」を構築していくことが喫緊の課題であるとし、介護保険制度の 種々の見直しを行いました。 2.主な制度見直し ( 1 ) 入所者は要介護 3 以上に限定 特別養護老人ホームは、在宅での生活が困難な中重度の要介護者を支える施設としての機能に 重点を置くべきであるとし、入所は要介護3以上に限定されました。ただし、要介護1・2の要 介護者であっても、やむを得ない事情があると市町村の適切な関与により認められた場合は、特 例的に入所を認めるとされています。 (※平成 27 年 3 月 31 日現在、入所している要介護1・2 の方はそのまま入所を継続できます。 ) ( 2 ) 医療ニーズの高い入所者への対応 今後、特別養護老人ホームにおいては、医療ニーズの高い入所者への対応とともに、施設内で の看取り体制を整える必要があるとされました。 ( 3 ) 介護報酬の改定 国は、特別養護老人ホームの介護報酬を平均 2.27%引き下げ、介護職員の処遇改善加算費を 1000 分の 33(当法人の場合)引き上げるなど平成 27 年度介護報酬の改定を行いました。 3.改正要旨 このような国の介護保険制度の見直しを受けて、社会福祉法人幸星会は、重要事項説明書及び契 約書の全部を改正しました。その要旨は次のとおりであります。 ( 1 ) 介護報酬等の改正 国の平成 27 年度介護報酬改定に伴い、介護報酬の基本料及び加算額、介護職員処遇改善加算 等を改定しました。 ( 2 ) 提供するサービスの明示 特別養護老人ホームが提供するサービスの内容を具体的に明記したほか、入所者や家族等の選 択により提供する日常生活上の便宜に係る費用等を新たに表記しました。 ( 3 ) 入退所の方法 入所する際に締結する「契約書」を全面的に改めるとともに、これまでの「身元引受人」を保 証人に書き換えたほか、入所及び退所に関する内容を具体的に明示しました。 ( 4 ) 付属文書の添付 重要事項説明書に記載した内容を補足するため、新たに「重要事項説明書付属文書」を作成し、 「施設利用のしおり」としてご活用できるようにしました。また、利用料等の積算根拠も掲載し ました。 4.その他 この度の改正においては、ご覧になる皆様方に出来るだけご理解していただけるよう心掛けて作 成した結果、少々ページが嵩みましたことをお許し願いたいと思います。 不明確な点や不備な内容がございました場合は、施設長までご連絡いただきますよう宜しくお願 いいたします。
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