アルミ細工 図1を組み立てたものが、図2の完成図である。 森山 翔平 浅沼 翼 石野 貴大 1.まえがき 私たちの班は、アルミLアングルを使用し、ア ルミ細工を製作した。 使用工具 ・金鋸 ・ボール盤 ・やすり 2.原 理 図2 完成図 このようなアルミ L アングル(長さ 7cm、厚さ 1mm)を 12 枚使用し、6 面の箱の枠組みを作って 3.研究内容 いった。 図3 アルミ L アングルの切断 図1 アルミ L アングル 図3のように1本のアルミ L アングルを固定し、 ノコギリで7cm に切り出した。 1個作るのに12本必要であり、3人分合計で 36本切り出した。 元のアルミ L アングルはかなり長いもので、細 かく切るまでは大変だった。 手先を器用にするため、機械などの使用は禁止 だったので、アルミとはいえそれなりに堅く、お まけに L 字に曲がっているこの板をうまく切るの 1 に苦労した。 図4 やすりがけ アルミはとても堅いため図4のように体重をか 図6 穴の大きさ けて尖っている部分をやすりがけした。 この作業は中々大変で、平行に削るのではなく て、角度を調整しながら削ったので時間がかかっ 図6のように、外側になる箇所には大きめの穴 てしまった。 を、内側になる箇所には小さめの穴を開けた。 図5 穴あけ 図7 取り付け 取り付ける際、堅かったので図7のように体重 図5のようにドリルで慎重に穴を開ける。 をかけ、ねじで大きめの穴と小さめの穴をとめた。 組み合せた時に、穴の位置がきちんと合うかど 大きめの穴を外側に、小さめの穴を内側にする うか、実際に合わせて確認しながら、1 枚につき ことによって、きつく締めることができた。 4 か所穴を開けた。 2 図8 完成品 図10 穴の位置ずれ 図8が完成品である。 きちんと合わせて確認して開けていても、実際 最初は、 少々のズレでも止めることができたが、 に止めてみたときの図10のような微妙なずれの 最後の方になっていき、0.0 数 mm のズレが蓄積 せいで、はみ出てしまったり、ネジの止める位置 し、うまく止まらなくなってしまった。 を考えないと、他のネジとぶつかってしまい、う まく止まらなかったり、穴を開け直さないといけ なくなった。 4.まとめ アルミは紙や木材と違って1mm のずれで完成 させることができなくなるので、きちんと寸法を 測定しのこぎりで切りだし、やすりで研磨する必 要があった。 穴あけは、一度組み合わせて穴をあける位置を 確認してから開けるので、止めては外し、止めて は外しで作っていくため、面倒で、大変な作業だ った。 今回のアルミ細工で、0.0 数mmのずれで完成 させることができないことが分かったので、物を 図9 切断に失敗したアルミ L アングル 作るときは寸法をきちんと測ってから作業する必 要性を学べた。 図9はアルミ L アングルを切る際に失敗し、こ のように曲がってしまったり、まったく長さが合 わず、使い物にならなかったり、アルミ L アング ルを切りだすだけでも、 何度も失敗してしまった。 3
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