The 25th Annual Meeting of Japan Society for Respiratory Care and Rehabilitation 第25回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会学術集会 コーヒーブレイクセミナー3 Coffee Break Seminar 3 日時 会場 席数 2015年10月15日(木)15:00 15:50 C会場 東京ベイ舞浜ホテル クラブリゾート1F「ルビー」 〒279-0031 千葉県浦安市舞浜1-7 300席 在宅酸素・在宅NPPV症例における 睡眠の質と健康関連QOL いちわた 座長 とし お 一和多 俊男 先生 東京医科大学八王子医療センター 呼吸器内科 教授 つぼい 演者 ともまさ 坪井 知正 先生 独立行政法人国立病院機構 南京都病院 副院長 ※本セミナーは 整理券制 です。 整 理 券 配布日時 配布時間 セミナー開催日の8:00∼ 配布場所 1階ロビー 共催:第25回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会学術集会/フクダ電子株式会社/フクダライフテック株式会社 在宅酸素・在宅NPPV症例における 睡眠の質と健康関連QOL 坪井 知正 独立行政法人国立病院機構 南京都病院 副院長 在 宅 酸 素 療 法 在 宅 N P P V 中の3 5 5 症 例の健 康 関 連 Q O Lを調 査した。睡 眠 薬・抗 不 安 薬 抗 精 神 病 薬を1 月間 に1 0 回 以 上 内 服している群を高 頻 度 内 服 群( A 群 )とし、その 他をB 群とし た。A 群は1 1 7 症 例 、B 群は2 3 8 症 例であった。A 群は重 症 呼 吸 不 全 用Q O LであるS R Iにおい て有 意にQ O L 不良であった。A 群は抑うつ・不 安の質 問 票であるH A Dにおいて、有 意に抑うつ と不 安 が 強 かった。A 群 は 睡 眠 の 質 など 睡 眠 に関 する調 査 票 P S Q Iで 有 意 に睡 眠 不良であっ た。A 群 は 不 眠 症 の 質 問 票 であるアテネ不 眠 尺 度 で 有 意 に不 眠 症 ありと判 定され た。A 群 は M o d i fi e d M R C ( AT S / E R S )においてB 群と日常 生 活での呼 吸 困 難 感に差 がなかった。A 群 は 日 中 の 眠 気 の 尺 度 で あるE S S にお いて 有 意 に日 中 の 眠 気 が 少 な か った 。全 3 5 5 症 例 中 N P P V を 行 っている症 例 は 9 6 例 、長 期 酸 素 療 法 のみは 2 5 9 例 であった 。昼 間 の P a C O 2 は N P P V 群 が 5 4 . 7 m m H g 、長 期 酸 素 療 法 のみ群 が 4 4 . 4 m m H gで 有 意にN P P V 群 が 高 値で あった。N P P V 群 v. s . 長 期 酸 素 療 法 のみ群で、不 眠 症 の 質 問 票であるアテネの 不 眠 尺 度で 不 眠 症とされた割 合は3 5 % v. s . 2 8 % 、睡 眠 の質など睡 眠に関する調 査 票 P S Q Iで 睡 眠 不良とさ れた割 合は5 3 % v. s . 4 8 % 、日中の眠 気の尺 度であるE S Sで昼 間の眠 気 有と判 定された割 合は 1 5 % v. s . 1 8 %であった。全 3 5 5 症 例で、P a C O 2はアテネの不 眠 尺 度 、P S Q Iの総 点 数 、E S Sの 合 計 点のいずれとも全く相 関 が 認められなかった。また、N P P V 群 9 6 症 例 、長 期 酸 素 療 法のみ 群 2 5 9 症 例に限 定して解 析しても、P a C O 2と主 観 的な睡 眠に関する諸 尺 度は全く相 関してい なかった。昼 間 覚 醒自発 呼 吸 下のP a C O 2からは、自覚される睡 眠の質や昼 間の眠 気を予 想す ることは困 難なことが 判 明した。長 期 N P P V 症 例に対する睡 眠 薬 が 夜 間 の高 二 酸 化 炭 素 血 症 を増 悪させることなく深 睡 眠を増 加させた研 究 結 果 や昼 間 覚 醒自発 呼 吸 下 の P a C O 2 が 低い ほど不安や抑うつが軽度でSRIが高いことなど発表する予定である。 The 25th Annual Meeting of Japan Society for Respiratory Care and Rehabilitation
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