「年頭挨拶」 世田谷更生館館長 大平敏夫 新年明けましておめでとうございます。 昨年の世田谷更生館は、新規利用者の確保、工賃向上計画に沿った支援、耐震問題で縮小 を余儀なくされた作業スペースの問題等、様々な問題を抱え事業を行ってきましたが、おか げさまで、大きなトラブルも無く何とか無事一年を終わる事が出来ました。これもひとえに 皆様のご協力の賜物と感謝しております。しかし、一つだけ残念な事がありました。世田谷 更生館の改築に関して、耐震化助成金活用が可能との情報を東京都から得ました。但し、こ の助成金は今年度限り、申請も 11 月までという制限がありましたので、法人を挙げてこの 事業の準備に入りましたが、世田谷区との打ち合わせの段階で、法人敷地内に区道及びあか 道(畦道)が存在していることが判明し(平成 4 年の本館新築時にはそのような問題は出な かった)、この問題を解消しないと建築確認申請ができないとのことでした。あか道につい ては財務省管轄とのことで、払下げの手続きに入りましたが、区道に関しては廃道、払下げ、 等価交換、付け替え等が考えられるということで、世田谷区の道路課等関係部署と誠心誠意 交渉を重ねましたが、世田谷区は何れの提案にも応じず時間的な制約もあり、今回の申請は 断念せざるを得ず、世田谷更生館改築は先送りとなりました。しかし、区道の問題が解決し ない限り、改築は出来ず、区との折衝は今後も継続し、今年中には解決したいと考えており ます。 主任職業指導員 金指均 「中間報告」 新年、明けましておめでとうございます。本年初回「樹」の発行にあたり、平成 26 年度事 業計画の中間報告をいたします。 例年同様、今年度も事業経営の安定化に取り組んでまいりました。世田谷更生館両事業の 在籍者数は、12 月末日現在で 61 名となり、事業としてようやく軌道に乗ってきたことを実 感しています。 私どもが提供するサービスの状況ですが、就労移行支援事業は、雇用の促進と雇用継続の 支援を推進しました。現在も当事業所からの就職者 2 名に対して定着支援を行っています。 また、就労継続支援事業B型の生産活動は、消費税率引上げに伴う駆け込み需要の影響もあ りましたが、「多種多量の作業」が継続できたことにより、実績も堅調に推移しました。工 賃水準の維持と同時に、利用者の方々にも仕事に対する意欲的な姿勢が強く感じられるな ど、意識の変化が現れてきたように思います。 後期についても、顧客満足度調査からの改善活動、新工賃算定システムの導入等を推進し、 利用者の方々のさらなる作業意欲の向上に繋げ、利用者の皆さんの力量と強みを生かす工夫 に取り組みたいと思います。 「保護者会・利用者懇談会」 主任生活支援員 吉岡一樹 去る 12 月 8 日(金)に今年度第2回目の利用者懇談会を、12 月 13 日(土)に同じく保護者 会を開催致しました。ぞれぞれ、ご利用者 46 名、ご家族 13 名の皆様にご参加いただき、 「世田 谷更生館改築等について」「新能力評価方法の導入について」「サービス等利用計画について」 等に関してご説明致しました。当日欠席された利用者の皆様には、後日説明の場を設け、欠席 された保護者の皆様には当日の資料を郵送させていただきました。 「世田谷更生館改築」に関し ましては、当法人として、今年度内の着工を目標に東京都、世田谷区と協議致してまいりまし たが、本紙、施設長の「年頭挨拶」の結果となりました。 「新能力評価方法の導入」に関しまし ては、平成 20 年の三障害者受入れ開始に伴い、従来の身体障害者を中心とした能力評価方法か ら三障害者に適応できる能力評価方法に改良する必要性が生じ、来年度からの新能力評価方法 導入を予定していることについて説明致しました。そして、 「サービス等利用計画」については、 全国的に作成が遅れ、東京都平均約 38%、全国平均で約 50%の作成率に留まっており、昨年 11 月 4 日に厚労省から平成 27 年度の取扱いについて説明があった旨をご案内致しております。今 後も、今回ご案内した内容の経過等皆様に必要な情報は利用者懇談会、保護者会等を通じてご 案内させていただきたいと存じます。来年度に向けて障害福祉サービス費、介護報酬の改定が 行われます。ご利用者、ご家族の皆様、また、当事業所を取り巻く環境もより一層厳しくなる ことが予想されます。今後ともご利用者の皆様に対するご支援、当事業所に対するご指導、ご 協力のほどよろしくお願い申し上げます。 課外訓練旅行 宮様チャリティボウリング大会 生活支援員 小出智子 昨年 11 月 4 日、課外訓練旅行にて東京スカ イツリーと浅草に行って参りました。今年度の 課外訓練旅行は日帰り旅行ということもあり、 昨年度より多くの方に参加して頂きました。メ インがスカイツリー展望ということもあり天 候を心配しておりましたが、当日は晴天に恵ま 生活支援員 小澤まいこ 昨年の 11/23(日)に品川プリンスホテルで ボウリング大会が開催されました。前日の開会 式に 3 名の方、本大会には初参加者も多く、24 名の方にご参加頂きました。競技前の練習から ボールの音が会場いっぱいに響き、「ストライ クを絶対に出す!」と気合十分の声も♪大会で れ展望は絶景でした。ただ、予想以上の混雑に 「東京の新名所と言われるだけあるなあ」とス カイツリー人気に驚いてしまいました。仲見世 散策、水上バスとバスの乗り降りの回数も多く 後半は疲れた表情の方もいらっしゃいました。 次回の旅行では、癒しも盛り込んだ企画にでき ればと思っています。参加して頂いた方、本当 にありがとうございました。 は、プロボウラー直々のアドバイス、競技後の ビュッフェ、参加賞等、楽しみがたくさんあり ます。競技では、同じレーンの方同志、時に大 きな歓声で喜びを分かち合い、時に「ドンマ イ!」と励まし合う姿がたくさんありました。 相手の立場で思いやりを持ち、分かち合う姿、 何度見ても素敵ですね。清々しさを感じまし た。保護者の方を含めご協力、ご参加下さりあ りがとうございました。 明けましておめでとうございます。今年は元旦から雪が舞いびっくりしました。この時期、 「今年 一年○○を頑張るぞ!」と決意を新たにする方も多いと思います。ただ私の場合、一年前に今年と 同じ決意をしていたことを思い出し、計画倒れだったと反省するばかりです。 <編集W>
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