平成27年10月 第52号 - 共立女子大学・共立女子短期大学

●平成27年10月 第52号
図
書
館
へ
読書を通して身に付く力
を通して身に付けられる力は、一人ひとりが自分の道を
-図書館へようこそ-
学園創立130周年へ向けて神田一ツ橋キャンパスに建
切り拓いていくとき、かけがえのない大きな力となります。
設中の新 2 号館にも、最新の図書館機能が盛り込まれて
います。時には友人と共に、時には一人静かに、学びつ
づける楽しさを実感できる場所として図書館を活用して
学園長・理事長 石橋 義夫
ほしいと願っています。
これからも本学教職員一丸となり、教育・研究内容の
本の街・神保町とともに発展をつづけてきた本学では、
充実へ向けた弛まぬ努力とそれらを支える環境整備のた
毎年秋の「神保町ブックフェスティバル」に協賛する形
めの様々な取り組みを進めてまいります。
で、共立講堂で「活字文化特別セミナー」を開催してお
ります。このセミナーは、地域の活性化と聴講される皆
共立女子学園 学園長・理事長 石橋義夫
(いしばしよしお、
さんの知的好奇心の充足を目的とした行事で、学校とい
89歳)
が、平成27年 9 月18日、肺炎のため、永眠いたしました。
う教育機関を有する私どもが、社会に対する役割を少し
ここに生前のご厚誼に深謝し、謹んでお知らせ申し上げ
でも果たせることに充実感を感じています。
ます。
読書に親しむことは、本学に学ぶすべての学生・生徒・
なお、平成27年 9 月24日付けで、
園児等にとって、とても意義深い活動であると言えます。
自ら考える力、想像する力、解決する力―これらの読書
大学・短期大学
大学・短期大学の図書館では、従来の図書資料の閲覧・貸出
サービスの他に、新たなサービスとして様々な取り組みを行っ
ています。これらの取り組みは、平成28年(2016年)に新 2 号館
へ移転後、さらに充実させていく予定です。以下、その一端を
ご紹介します。
◦図書館員による学習支援サービス
いつでも気軽に相談できる
KWUinfoカウンターを設置し
ています。
文献や所蔵の調査、データ
ベースの利用方法などのサポー
トのほか、授業・ゼミ・学生グ
ループ向けにガイダンスサービ
スも行っています。
◦様々な学習スタイルを可能にする「場」の提供
館内に、軽食をとりながら会話をしたり学習したりできるグ
ループ学習室・ラウンジを設置しています。
これらは、プレ
ゼンテーションの
練習や教育実習に
向けての模擬授
業、相談をしなが
らのグループ学習、
ちょっとした学習
相談などの場とし
て利用されていま
す。
2
共立女子学園報 第52号
㟢清久が理事長に就
任することとなりました。
◦学生による図書館運営への参画
利用者の意見を迅速に反映、利用者の満足度の向上を図るこ
とを目的とした学生図書委員会があります。学生たちが書店で
の選書や、図書館サービスの企画提案などを行って、図書館運
営に参画・協働しています。
書店の選書では、学生の視点が図書館の蔵書に反映されるだ
けでなく、図書館業務への関心が非常に深まり、図書館の有効
利用について考える良い機会と
なっています。また、企画提案で
は、
発想方法やまとめの手法・ツー
ルなどを学びながら、実際に図書
館への提言やサービス実行に向け
た活動をしています。
◦電子資料の対応
本学図書館ではデータベース・電子ジャーナル、電子ブック
などの電子資料を多く取り揃え、更なる充実を図っています。
これらの資料は、自宅や移動中に個人のパソコンやスマート
ホンからでも学内と同じように利用可能です
(リモートサービ
ス)。またGoogleのようなシンプルに検索可能なKWU Search
(ディスカバリーサービス)
により、図書館で利用できるすべて
の学術情報にすばやくアクセスすることができます。
よ
う
こ
●●●●●●●●●●●●●●●●
そ
中学高等学校
中学では、毎月の読書ノートや読書感想文コンクールなど伝
統的に読書指導に力を入れてきましたが、昨年度からはおすす
めの本をクラスで紹介する「ブックトーク」や高校 1・2 年の
「ビ
ブリオバトル」など、新しい試みにも取り組み始めました。
図書室の蔵書は都内中高有数の規模を誇っており、校内見学
の受験生も目を輝かせて眺めていきます。図書委員は貸し出し
や本の整理の手伝いだけでなく、おすすめの本の紹介掲示や
テーマに合わせた図書室のディスプレイなどさまざまな工夫を
こらし、あたたかな雰囲気を作り出しています。
(国語科 金井圭太郎)
第二中学校高等学校
二中高図書館の読書案内のコーナーには、毎年更新される
「先生が推薦する本~中学生・高校生に読んでほしいこの一冊」
「先生が推薦する本〜中学生・
高校生に読んでほしいこの一
冊」
のコーナーです。
のリストが掲示されています。コーナーに揃えられたこれら
の本は先生たちの好みや考え方を知る格好の情報であり、コ
ミュニケーションの橋渡しになったりします。またお勧め本の
POPカードもいっぱい掲示されています。主として図書委員が
作成したものですが、希望して描いてくれる一般の生徒もいま
す。気に入った本は皆に読んでほし
い、その強い「伝えたい気持ち」が発
信力を高めてくれるのだと思います。
(司書教論 松田寿)
生徒作のPOPカードもいっぱい
掲示されています。かなりの力
作も見られます。
ブラウジングコーナーで友だちと一緒に勉強。小声の会話ならOK
のリラックススペースです。
共立大日坂幼稚園
幼稚園の玄関内に設けた絵本コーナーは、昨年絵本棚を設置
し、子どもの目線で閲覧し易くしたことから、ここの本を親子
で借りて帰る園児が増加しました。このため、貸出ノートの欄
はすぐに埋まってしまいます。また、このスペースでは送迎時
のひと時、弟さんや妹さんに絵本の読み聞かせをするお母さま
の姿が見られ、ゆったりと親子の時間を楽しんでいます。
そして、廊下の一角に設けた絵本コーナーでは、遊びの中で
先生が絵本を読み聞かせたり、お気に入りの絵本や幼年童話を
毎日見に来る子どもの姿があり、絵本に多くの園児が親しんで
います。
(園長 上野純子)
共立女子学園報 第52号
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家政学部
家政学部では、被服学科、食物栄養学科、建築・デザイン学科、児童学科それぞれが独自の取り組みで教育の質の
向上を図っています。
被服学科では、和の文化を体験・継承する授業と取り組みを推進していま
す。共立女子大学の所蔵品の中でも小袖をはじめ、キルトなどの染織品関係の
作品は大変充実しています。被服学科では、世界的に著名な先生の指導のも
とに、それらの作品を実際に手にふれて体験できる授業や研究を行っています。
また和文化を継承する取組みも積極的に行っています。平成27 年 4 月28 日
(火)~ 5 月30 日(土)まで「重要無形文化財 久留米絣」の展示を行いまし
た。 5 月12日(火)には、学生の発想によるスタイリングショーを実施しました。
着物の長い伝統と、
「久留米絣」に用いられる貴重な染織技術、その美しさを若
い世代をはじめ社会に広く発信し、更なる理解を深める機会となる取組みです。
(教授 藤田雅夫)
食物栄養学科では、学外講師による特別講義を全学生を対象に行っています。
本年度は、
「食品衛生監視員って?」および「美と健康を創る!!~海の生き物の
贈り物~」というテーマで行いました。食品衛生監視員は、食物学専攻の学生
にも来年度から任用資格が得られるので、食品衛生監視員として活躍している
卒業生に講演をして頂きました。「美と健康を創る!!」については、カロテノイ
ド色素の権威である三重大学の幹 渉教授に最新の話題を提供して頂きました。
(教授 川久保 清)
建築・デザイン学科では、従来のAO入試(実技・面接方式)に加え、平成28
年度入試から新方式の入試を行うことにしました。それは、受験生が高校時代
に創作活動として、どのようなものを、どのような考え方で、どのように取り
組み、制作したのかを問う(作品・面接方式)ものです。このような新方式の
入試を含め、多様な入試形態で入学した学生相互の活性化をスタジオワークの
現場で実現されることを願っています。
(教授 戸田泰男)
児童学科では、毎年海外研修旅行を行っています。平成26年度ヨーロッパへの海外研修旅行では、デンマークの「森の幼稚
園」と呼ばれる自然とのふれあいを通した保育に参加したり、現地の保育者を目指す学生と交流したりと、広い視野から保
育を学びました。
また、発達相談・支援センターの親子グループ「さくらんぼ」では、毎週1回、地域の親子のためのグループ活動を学生
が中心となって準備、運営しています。子どもたちや子育て中の親御さんから多くのことを学んでいます。
(教授 権藤桂子)
児童学科海外研修旅行
(平成26年度海外研修旅行 デンマーク)
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共立女子学園報 第52号
共立大日坂幼稚園での授業風景
発達相談・支援センターの地域子育て支援
プログラム「さくらんぼ」の活動
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文芸学部
文芸学演習Ⅱ
Reading Marathon(リーディング・マラソン)
ストリート・カルチャーを扱
英語英米文学コースでは、英語の本を読破しながら英語
う 3 年 生 の ゼ ミ。60年 代 以 降、
力を伸ばしていく「リーディング・マラソン」を行っていま
下層文化の価値を見出すことで
す。ペンギン・リーダーズという、 7 つのレベルに分かれた
花開いたストリート・カルチャー
定評ある読本を使用し、文学作品や映画、伝記等の多彩な内
について、数々の文献を〝つまみ
容を、自分に合ったレベルの英語で無理なく読み進めてい
読み〟して議論しています。取り
きます。一冊読み終わるごとにマップにスタンプが押され、
あげた文献は、
『ディズニーランドという聖地』、
『ビート
42.195kmならぬ40冊を読破することでゴールとなります。
ルズ都市論』、
『広告都市・東京』、
『ファッション都市論』
、
文芸学部の学生なら誰でも参加することができますが、英語
『ロックとメディア社会』等々──。討論が不得手な文芸
英米文学コースでは授業の一環として全員が参加しています。
学部生のために、彼女たちが愛用しているアプリを模し
さらに、一昨年度より短期
たフキダシを作りました。手書きしてはさみで切って糊
大学文科英語コースでも同
で貼る、と作業はアナログですが、その手作り感も教員
様の試みが始まり、合同で
といっしょに楽しんでくれている(付き合ってくれてい
読書会が開かれるなど、短
る?)よう。どんなに真面目になるべきときにも、遊び
大と大学の枠を超えた交流
心は忘れずに、というのがぼくの理念です。
の場も生み出しています。
(専任講師 福嶋伸洋)
(専任講師 浦野郁)
国際学部
国際学部では学生のグローバル体験サポートに多方面から取り組んでいます。そのひとつが学部独自の海外短期語学研修です。今
年の夏も,アメリカ合衆国のワシントン大学とアイルランドのダブリン・シティ・ユニバーシティーでの夏季語学研修に約25名の学
生が参加しました。現在,私は学部の国際交流のとりまとめ的な立場にあるので,研修前のオリエンテーションから研修中のトラブ
ル処理まで参加学生のお世話をしています。ただし国際学部の語学研修には教員は同行しません。学
生たちは独力で航空機を乗り継ぎ,ホームステイ先に入り,大学での語学研修に臨んでいます。その
間トラブルは皆無とは言えません。それでも学生たちは,現地スタッフの助けやインターネットを通
しての日本国内からのアドバイスなどを参考に困難を解決していきます。英語力だけではなく人間的
にもひとまわり成長して帰国する学生たちの土産話しを聞くたびに,自主性を尊重しながらグローバ
ルな舞台に学生を導く国際学部での教育の意義をひしひしと実感します。
(教授 石井久生)
看護学部
誓いの言葉
初めての「総合技術演習Ⅰ」と修了式
略してOSCE(Objective Structured Clinical Examination、客観的臨床能力技術試験:
オスキー)
。医学教育に始まり、2000年以降、日本の看護学教育に導入された、比較的新
しい教授方法です。リアルな臨床場面を設定した実技試験により、知識や技術に加え、判
断力や患者に対する態度などの臨床実践能力を評価するものです。後期から始まる領域別
実習を前に、看護学部 1 期生( 3 年生)が2015年 8 月 5 日、初めてのOSCEに挑みました。
結果、再試験もありましたが、無事に全員が合格しました。 8 月 7 日には総合技術演習
Ⅰ修了式を開催し、日下看護学部長による修了証の授与と学生による宣誓が行われました。
実践能力はまだまだ発展途上ですが、着実に進歩の跡が見られました。
試験当日には、患者役として教務課・学生課職員、施設使用や写真撮影では管財課・
総務課、修了式では後援会からご協力とご支援をいただきました。改めてお礼を申し上げ
ます。
(看護学部 北川公子)
一、支えてくれた家族や先生方への感謝の気持ち
を忘れずに、第 1 期生の仲間と培った向上
心、協調性、最後まで諦めない心をこれか
らの看護に活かすことを誓います。
一、相手の気持ちに寄り添い、いかなる時も平
常心で、個別性のある看護を精一杯行いま
す。
一、患者さんとコミュニケーションをとり、信頼
関係を築いて援助を行います。
一、看護倫理に基づき、患者さんを尊重し、看護
学生として責任ある行動をとります。
一、これからも仲間とともに学び、協力し合い、
成長し続けます。
私たちは、これらのことを忘れずに、後期から
の看護学実習に臨むことを誓います。
平成27年 8 月 7 日 共立女子大学看護学部 第 1 期生一同
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生活科学科
すずらん通りとの繋がり
キャンパスのある神田界隈は本屋街と
して有名です。キャンパス近くのすずらん
通り(写真)には本屋の他に画材、紙など
の専門店もあり、学生にはレポートや課題
作品の作成に大いに助けとなります。また、
カレー、コーヒー、紅茶などのおしゃれな
紅茶
(イメージ)
店も多く、ひと休みしてリフレッシュする
のも良いでしょう。
そんなお店の一つ、「Tea House TAKANO」の店主、高野健次さんに、生活
科学科食・健康コースの授業の中で特別講義をお願いすることになりました。授
業は 9 月に行われ、実際に紅茶を入れて下さる予定です。この学園報が届く頃に
は、おいしかった紅茶の話で持切りとなっているかと思うと、楽しみです。
神田すずらん通り商店街
文科
授業紹介
文科の特色ある授業を紹介します。「日本文学・表現
コース」では、小説家増田みず子先生の指導による小説
創作の卒業ゼミがあります。毎年、小説を書いてみたい
学生や作家志望の学生が受講していますが、ついに2011
年度卒業の学生が作家デビューをしました。「英語コー
ス」の西村厚子先生の授業では、異文化理解というテー
マで、外国からの留学生を招いて学生たちと交流する機
異文化交流を実践する
西村先生の授業
会を設けております。交流会のある授業は文科の公開授
業として文科の学生が自由に参加出来ます。
「心理学コー
ス」の上淵真理江先生のアートセラピーの授業は、授業
内に心理療法としての絵画やコラージュの制作を行うも
ので学生に人気がありみんな熱心に取り組んでいます。
上淵先生のアートセラピーの授業
KALECOプロジェクト 舞台「青い鳥」上演のお知らせ
KALECOとは「Kyoritsu Active Learning Experience for
広報や、台本作成・舞台美術・衣
Collaborative Communication」の略称です。これは、共立
装・音響・照明など舞台に関わる
女子大学・短期大学で学べる教養と技術を、全学部・学科
スタッフすべてを、総勢100名を
を横断した授業の中で実践に結びつけ、その成果を学内外
超える学生が担当します。
に公開する教育プロジェクトです。技術だけでなく、社会
私たちの『青い鳥』を、是非ご
に通用する総合的コミュニケーション能力の獲得を目指す
覧下さい。
授業でもあります。
今年度は、学部・学科を超えたたくさんの先生方、演劇
に携わる専門家の先生方の指導を受け、メーテルリンク作
『青い鳥』を上演します。キャストのみならず、制作・演出・
6
共立女子学園報 第52号
【演目】
『青い鳥』
原作:モーリス・メーテルリンク
【日時】
平成27年11月21日(土)
開場16:30 開演17:00
22日(日)
開場14:00 開演14:30
【会場】
共立女子大学・共立女子短期大学 共立講堂
※入場無料・予約不要
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大学院
看護学研究科看護学専攻
(修士課程)
【設置構想中】
平成29年度に共立女子大学大学院看護学研究科看護学専攻
(修士課程)
【設置構想中】
を開設するため、大学・短期大学将来構想専門
委員会のもとに、看護学研究科設置準備ワーキングチームを設置し、平成28年 3 月の設置認可申請手続きの準備を行っています。
総合文化研究所
国際交流
総合文化研究所では学園創設130周年に向けて、
これまで、本学は、欧米や中国を中心に毎年数十名の留学生を送り出すと
教育と研究の密接な結びつきを大切に、さまざ
ともに、夏季休暇や春季休暇を利用した数週間の語学研修を英語圏、中国語圏、
まな事業を行っています。研究助成や出版助成
フランス語圏等で実施するなど、学生の語学力の向上に努めてきました。こう
と両輪をなすものが展示や講演に対する補助です。
した取り組みをさらに強化するために、今般、ペンシルベニア大学(アメリカ)
今年度の前期には、 6 月25日
(木)
から 7 月 9 日
(木)
と、今年度から新たに提携校となったクイーンズランド大学(オーストラリ
にかけて、本館 1 階ロビーにおいて
「スタジオ
ア)において、 2 つの英語上級者用の留学プログラムを立ち上げました。特に、
アルクール パリ が撮ったフランスのスターた
クイーンズランド大学のプログラムは、大学で半年間勉強した後に、数ヶ月間、
ち」と題する写真展を開催したほか、これに関
地元の企業でインターンシップを実施するという全く新しい試みです。
連して 7 月 2 日
(木)には、滝沢明子氏
(本校非
このような国際的に活躍する女性の教育を使命とする本学には海外からの
常勤講師)
による
「スタジオ アルクール パリと
関心も高く、昨年に引き続き本年も、アメリカからフルブライト日米教育委
フランス文化」
、7月7日
(火)にはシリル・コ
員会視察団が来訪し、大学・高校の授業見学や、国際交流委員会との意見交
ピーニ氏
(フランス人落語家)による
「フランス
換を行った他、在京アメリカ大使館の公使も 6 月の授業見学会に参加され、
映画とスターたち」
の公開講演会を行いました。
学生が熱心に学ぶ姿に感銘を受けた様子でした。
(総合文化研究所 所長 長崎巌)
『さらなる教育力の
向上をめざして』
募金最終報告
(大学・短期大学)
(大学・短期大学国際交流委員会 委員長 黒澤啓)
平成22年 9 月 1 日より 5 年間に渡り、
大学・短期大学を対象とした
「さらなる教育力の向上をめざして」
募金活動を行ってまいりまし
た。 8 月31日をもって、当募金活動が完了致しましたことをご報告申し上げます。多くの皆様のご協力により、ご寄付の累計は727件、
155,836,300円となり、全体の目標額1.5億円を達成いたしました。ご支援頂きました皆様に改めて篤く御礼申し上げます。
ご寄付は、教育研究活動の進展に伴い必要な施設設備の整備や、教育研究活動支援、国際交流事業、奨学事業など、通常の学費を充当
できない項目において、学生のための教育活動支援資金として活用させて頂きました。また、
この期間中には東日本大震災が発生し、
被災地域出身の在学生・受験生への支援資金としても活用されました。今後も引き続き皆様からのご支援を賜りたく、
ご理解とご協力
をお願い致します。
ここに、平成27年 2 月 1 日から平成27年 8 月31日までの寄付の応募状況及び、
寄付者ご芳名を掲載させて頂きます。たくさんの方々
からご寄付頂きましたことを、心よりお礼申し上げます。
募金応募状況(平成27年2月1日~平成27年8月31日受付分及び累計)
平成27年2月1日~
累計 平成22年9月1日~
平成27年8月31日受付分
平成27年8月31日
教育研究振興資金(目標額1億円)
12件
11,760,000円
435件
奨学資金(目標額5千万円)
11件
230,000円
292件
142,350,300円
13,486,000円
合計(目標額1.5億円)
23件
11,990,000円
727件
155,836,300円
募金事務室よりご寄付をいただきました皆さまへ
1 .寄付者ご芳名の発表は『個人情報の保護に関する法律』に基づき、ご寄付のお申し込みの際にあらかじめ同意された方のみを掲載しています。匿名を希望された方でご
芳名発表の変更をご希望の場合は、募金事務室までご連絡ください。なお、申込書(払込取扱票)の匿名希望欄に 印の記入のない場合にはすべてご芳名発表とさせて
頂きました。
2 . 2 回以上にわたってご寄付くださった方は、合計金額を掲載いたしました。
3 .名簿整理には慎重を期しておりますが、万一、まちがいがありました場合はご連絡ください。
新規募金活動開始のお知らせ
『共立女子学園サポーターズ募金』~伝統を受け継ぎ、これからの共立をサポート~
長い伝統で多くの女性を育んできた本学園は平成28年(2016
年)には創立130周年を迎えます。この伝統を引き継ぎ、本学園
の教育目的を達成するために、平成27年 9 月 1 日より 5 年の期
間で募金活動を実施致します。新たに募集する
「共立女子学園
サポーターズ募金」は、ご寄付をいただいた方に、共立女子学園
の「サポーター」として応援いただく募金制度です。
また、
ご寄付頂く際の利便性向上のため、払込方法も複数ご用
意致しました。従来の振込用紙ご利用による払込みに加え、新
たに、ATMのご利用やクレジットカード・コンビニエンススト
ア決済のご利用によるお申し込みも開始致します。これらの払
込みの場合は、共立女子学園のホームページよりお申込み頂け
ます。
『共立女子学園サポーターズ募金』
概要
《教育研究振興資金》
教育・研究・学習環境の整備と充実、
教育・研究活動の支援。
《奨学資金》
人物・学業成績とも優秀な在学生への支援。
スポーツ・芸術等様々な分野において優れた活動により成果をあげた在学生への支援。
経済的な理由のため学業の継続が困難になった在学生への支援、
本学留学生等への支援。
◦寄付金額: 1 口 1 万円 (金額にかかわらずお受けいたします。
)
クレジットカードご利用の場合、1,000円以上1,000円単位で金額設定可能。
◦募集期間:平成27年 9 月 1 日~平成32年 8 月31日
◦税制上の特例:個人・法人とも税制上の特例の対象となります。
(ご寄付額2,000円以上より)
◦顕彰制度:学園報でのご芳名・ご寄付額の発表、サポーター証の贈呈等をご用意しています。
詳しくは共立女子学園ホームページをご覧下さい。
募金についてのお申し込み・お問い合せ先 TEL(03)3237-2816(募金事務室) ホームページ http://www.kyoritsu-wu.ac.jp/univ/bokin
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中学高等学校
オンライン英会話レッスンを導入
中学 1 年生の長期休暇中の課題の 1 つとして、今年
度からオンラインによる英会話レッスンを導入しまし
た。英語によるコミュニケーションを重視する時勢の
中で、授業以外にも「話す」機会を増やすことがその
目的です。レッスンは、フィリピンにいる外国人講師
と 1 対 1 で25分間、専用のテキストを使用して行われ
ます。年間10回のレッスンを予定し、この夏休みには
5 回を受講しました。家庭にネット環境が整っていな
い生徒には学校のパソコン室を開放して対応をしてい
ます。中学 1 年生にはややハードルが高い部分もあり
ますが、回を重ねるにつれ徐々に慣れていっているよ
うです。中には宿題の規定回数を超えて受講する意欲
的な生徒もおり、今後の成長がとても楽しみです。
(中 1 学年主任 田部満)
夏休みにパソコン室で会話中
St. Margaret’
s Collegeとの姉妹校・交換留学の協定
高校 1 ・ 2 年生を対象として、カナダとニュージーランドの 2 コースで夏季海外
研修を実施していますが、このうちニュージーランドで毎年お世話になっている
St. Margaret’s College との間で、姉妹校および交換留学に関する協定を 7 月28
日に締結しました。
St. Margaret’
s Collegeは、クライストチャーチにある1910年創立の私立の女子
校で、 5 歳から18歳の生徒が約800名在籍しています。交換留学は、双方とも 5 名
程度の高校 1 年生を対象として、まずは 2 ~ 3 ヵ月の期間で平成28年度より開始
します。両校生徒がこれからの国際社会で活躍できるきっかけになればと期待して
います。
(校長 児島博之)
シンプソン校長との調印
高校地理歴史部が第7回全国高等学校
鉄道模型コンテストモジュール部門
文部科学大臣賞(最優秀)を受賞
夏季海外研修の参加者23名(St.Margaret校舎前)
表彰式での様子
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共立女子学園報 第52号
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第二中学校高等学校
姉妹校との国際交流が本格的に
第二中学校高等学校は、ニュージーランドの北島
にある【ワイヒカレッジ】に長年語学研修を受入れ
て頂いていました。その長年築いてきた関係性をよ
り進展させると共に、お互いの文化をより理解し発
展させることで、今後より強く求められるグローバ
ル化に向けた教育の進化のため、2014年の 8 月に両
校との間で姉妹校提携の【協定書】を取り交わしま
した。
このような取組みは、学園における【中長期計画】
の施策に挙げられていた項目であるので、協定書の
取り交わしにおいては学園の国際交流委員会の全面
的なバックアップのもと進めることができました。
本年 9 月下旬、いよいよ相手校である【ワイヒカ
レッジ】から 5 名の女子生徒と 2 名の教員が本校に
来校することになりました。
受 入 れ に あ た り 本 校 で は、 先 ず 現 在 の 和 名 に
よる施設表示と合わせ英語による表示を追加しました。また、ワイヒカレッジ
の生徒受入れに際し実際にホームスティとして受入れて頂く家庭を公募いたし
ました。幸いにも多くのご家庭より申し入れがあり、今回は各家庭での 2 週間
のホームスティではなく、 1 週間のホームスティにして頂き多く日本の家庭を
体験できるようにしました。また、校内での学習プログラム作成に際しては、共
立女子大学国際学部のご支援を頂き、日本語教師養成課程の学生が実際にワイヒ
カレッジの生徒へ日本語の授業をしてくれます。そして当然本校の教諭も積極的
に多くのプログラムを提供してくれました。更に直接本校生徒と触れ合いながら
の学習として、校外学習(山梨方面)に一緒に帯同しての企画も組まれていま
す。このように多種多様な学習企画を通して日本の教育現場を体感し、理解して
もらうことで日本人をより深く知ってもらえる交流活動へ発展すると信じてい
ます。実際の交流活動での詳細は次号でより詳細にご報告できればと思います。
(第二中学校高等学校 校長 小弥芳紀)
第45回 白亜祭 を開催しました!
平成27年 9 月12日(土)・13日(日)の
2 日間にわたり、第45回白亜祭を開催しま
した。「LOVE&PEACE」をテーマとして、
生徒たちの創意工夫を重ねた数々の企画で
盛り上がりました。ご来場くださった皆様、
ありがとうございました。
共立女子学園報 第52号
9
共立大日坂幼稚園
はじめてのお弁当
見て見て
5 月の連休明け、もり組のお弁当が始まりました。お弁当
「いっぱい見つけたよ!見て!」年少児は朝から一日中虫
の入ったバスケットを持って登園した子ども達は朝からはり
探しをしています。子ども達は虫籠いっぱいになった虫を誇
きっていました。お弁当の時間、いただきますと共に「先生、
らしげな顔をして見せて歩きます。時には動かない虫を見つ
見て見て!」の声。お母様の愛情のこもったお弁当をみんな
けたり、羽化している最中だったり、保育室で飼育している
で一緒にいただき、笑顔が
カブトムシだったり、何がおきるかワクワクしながらじっと
いっぱいの楽しい時間に
長い時間見つめています。
(教諭 加賀谷友里)
なりました。
(教諭 池上博美)
野菜を育てて
毎年子ども達とトマトやオクラ、かいわれ大根などを種や
苗から育てています。毎日水をあげ、芽が出たことや実の色
年長ならではの活動 ~梅ジュース作り~
が移り変わる様子など、野菜の成長を楽しみながら収穫の日
6 月になると、園庭で梅の実を収穫し、梅ジュース作りを
を心待ちにしました。収穫した野菜はお弁当の時にいただき、
します。
苦手だった子どもが「おいしい!」と克服できる機会にもな
去年、年長組が作るのを見ていた子ども達は、やっと自分
りました。みんなで育てた野菜には特別なパワーがあったよ
達の番が来た!というような様子で、活動を通し年長組に
うです。
なった実感を得ているようでした。更に、保育参観日と重な
(教諭 波利摩紗弥子)
り、大好きなお母様の前でお友達と協力して梅を瓶に詰める
姿は自信に満ち溢れていました。
10
共立女子学園報 第52号
(教諭 間宮紗矢香)
●●●●●●●●●●●●●●●●
平成28年度 入試日程
◦大学
選抜方法
統一
一般入試
A日程
B日程
センター
利用選抜
入試
A日程
B日程
一般A・センター
併用入試
学部
家政学部
文芸学部
国際学部
看護学部
家政学部
文芸学部
国際学部
看護学部
家政学部 被服学科
家政学部 児童学科
文芸学部
国際学部
家政学部
文芸学部
国際学部
看護学部
家政学部 被服学科
家政学部 児童学科
文芸学部
国際学部
看護学部
国際学部
家政学部 建築・デザイン学科
〈作
11月日程
品・面接方式〉
〈EQIQ方式〉
AO入試 12月日程 文芸学部
家政学部 建築・デザイン学科
〈実
3 月日程
技・面接方式〉
家政学部 被服学科
公募制
国際学部
家政学部 ※卒業生子女のみ
文芸学部
卒業生(子女・教員)
国際学部
看護学部
家政学部 被服学科
家政学部 食物栄養学科
特別選抜
家政学部 建築・デザイン学科
(帰国子女)
文芸学部
(社会人)
国際学部
看護学部 (社会人のみ)
家政学部 被服学科
家政学部 食物栄養学科
11月日程 家政学部 建築・デザイン学科
文芸学部
外国人留
国際学部
学生
家政学部 被服学科
家政学部 食物栄養学科
3 月日程
文芸学部
国際学部
家政学部
文芸学部
併設校特別推薦
国際学部
看護学部
願書受付(必着)
試験・選考日
H28/ 1 / 6(水)
~ 1 /18
(月)
1 /25
(月)
2 / 6(土)
H28/ 1 / 6(水)
~ 1 /30
(土)
2 / 7(日)
2 / 6(土)
3 /11
(金)
H28/ 2 /20
(土)
~ 3 / 4(金)
3 /12
(土)
3 /11
(金)
合格発表
1 /28(木)
2 /12(金)
1 /16
(土)
・17
(日)
(センター試験)
H28/ 2 /20
(土)
~ 3 / 4(金)
1 /16
(土)
・17
(日)
(センター試験)
3 /16(水)
H28/ 1 / 6(水)
~ 1 /30
(土)
2 / 7(日)
および
センター試験
2 /12(金)
H27/11/ 2(月)
~ 11/ 9(月)
11/15
(日)
11/18(水)
H27/11/13
(金)
~ 11/25
(水)
H28/ 2 /20
(土)
~ 3 / 4(金)
H27/11/ 2(月)
~ 11/ 9(月)
12/ 6(日)
12/10(木)
3 /11
(金)
3 /16(水)
11/15
(日)
11/18(水)
11/22
(日)
H27/11/ 2(月)
~ 11/ 9(月)
11/15
(日)
編入学
3 /16(水)
H28/ 1 / 6(水)
~ 1 /30
(土)
H27/11/ 2(月)
~ 11/ 9(月)
選抜方法
2 /12(金)
学部
11/18(水)
試験・選考日
合格発表
H27/ 9 /24(木)~ 9 /25(金)
9 /29(火)
~ 10/ 1(木) 10/ 7(水)
H27/10/ 5(月)~ 10/15(木)
10/25(日)
10/29(木)
H27/10/ 5(月)~ 10/15(木)
10/25(日)
10/29(木)
◦短期大学
選抜方法
11/26(木)
願書受付(必着)
家政学部 被服学科
家政学部 食物栄養学科(食物)
特別推薦 家政学部 建築・デザイン学科
文芸学部
国際学部
文芸学部
指定校
国際学部
家政学部 被服学科
家政学部 食物栄養学科(食物)
一般
家政学部 建築・デザイン学科
文芸学部
国際学部
学科
願書受付(必着)
生活科学科
文科
一般入
生活科学科
A日程
試
文科
生活科学科
B日程
文科
生活科学科
センター A日程
文科
利用選抜
生活科学科
B日程
入試
文科
Ⅳ期
生活科学科〈自己PR方式〉
AO入試
文科〈コミュニケーション
Ⅳ期
方式〉
卒業生
生活科学科
(子女・教員) 文科
特別選抜
生活科学科
(帰国子女)
(社会人) 文科
生活科学科
併設校特別推薦
文科
統一
試験・選考日
合格発表
H28/ 1 / 6(水)~ 1 /18(月)
1 /25(月)
1 /28(木)
H28/ 1 / 6(水)~ 1 /30(土)
2 / 7(日)
2 /12(金)
3 /11(金)
3 /16(水)
H28/ 2 /20(土)~ 3 / 4(金)
1 /16(土)
・17(日)
(センター試験)
1 /16(土)
・17(日)
(センター試験)
−
H28/ 1 / 6(水)~ 1 /30(土)
H28/ 2 /20(土)~ 3 / 4(金)
H27/11/ 2(月)~ 11/ 9(月)
2 /12(金)
3 /16(水)
11/18(水)
H27/11/ 2(月)~ 11/ 9(月)
−
11/18(水)
H27/11/ 2(月)~ 11/ 9(月)
11/22(日)
11/26(木)
H27/11/ 2(月)~ 11/ 9(月)
11/15(日)
11/18(水)
H27/11/ 2(月)~ 11/ 9(月)
11/15(日)
11/18(水)
◦大学院
選抜方法
研究科
願書受付(必着)
試験・選考日
合格発表
一般選抜
H27/11/ 2(月)
~ 11/ 9(月)
11/15
(日)
11/18(水)
社会人・外国人留 家政学(後期課程)
学生選抜
H28/ 2 / 1(月)~ 2 /10(水)
2 /18(木)
2 /22(月)
H28/ 2 / 1(月)~ 2 /10(水)
2 /15(月)~ 2 /19(金)
2 /22(月)
H28/ 2 / 1(月)~ 2 /10(水)
2 /19(金)
2 /22(月)
H28/ 2 / 1(月)~ 2 /10(水)
2 /19(金)
2 /22(月)
家政学(前期課程)※
H28/ 2 / 1(月)~ 2 /10(水)
2 /19(金)
2 /22(月)
文芸学
H27/11/19(木)~ 11/28(土)
12/ 5(土)
12/ 7(月)
◎出願資格認定申請期間:H28/ 1 / 5(火)~ 1 /13(水) 結果通知: 1 /30(土)まで
H28/ 2 /20
(土)
~ 3 / 4(金)
3 /11
(金)
H27/12/ 4(金)
~ 12/11
(金)
12/20
(日)
3 /16(水)
1 / 6(水)
学内
推薦
一般
選抜
二次
家政学(前期課程)
文芸学
国際学
家政学(前期課程)
二次
文芸学
国際学
家政学(前期課程)
社会人
選抜
二次
外国人留
学生選抜
二次
文芸学
国際学
※被服学専攻のみ
指定校制
◦中学校
◦共立大日坂幼稚園
A 日程
B 日程
C 日程
募集人員
160名
120名
30名
2月1日
(月)
2月2日
(火)
2月4日
(木)
入学試験
国語・算数・社会・理科の4教科
合科型論述テスト・算数・面接
【郵送】
1月20日
(水)
~ 26日
(火)
消印有効 入学願書
【窓口】
1月27日
(水)
・28日
(木)
9:00 ~ 14:00
受付
2月 3 日
(水)
13:00 ~ 16:00 ※2月3日はC日程のみ 2月4日
(木)
20:00 (本校ホームページ)
各試験日 18:00 ~ 19:00
合格発表
2月5日
(金)
(共立講堂でスクリーンに表示)
9:00 (玄関ロビーに掲示) 海外帰国生
願書配布
10名
1月8日(金)
国語・算数・作文・面接
【窓口のみ】
1月6日(水)9:00 ~ 12:00
1月7日(木)9:00 ~ 12:00
願書受付
入園考査
10月15日(木)~ 27日(火)午前9時30分より午後4時まで(土曜日、日
曜日、10月19日、20日は配布いたしません)
11月1日(日)午前9時より午後3時まで
11月2日(月)
1月9日(土)
10:00 ~ 12:00
(玄関ロビーに掲示)
◦第二中学校
海外帰国生
一回(AM)
一回(PM)
募集人数
郵送
本校
窓口
出願期
間
当日
窓口
定めず
―
1月6日
(水)
~ 8日
(金)
10:00 ~ 16:00
50名
40名
な し
な し
入学試験日
1月9日
(土)
9:00
2月1日
(月)
9:00
【学力試験】
2科
(国語・算数)
【面接】
(日本語・受験生のみ)
1月9日
(土)
16:00
【学力試験】
2科
(国語・算数)
または
4科(国語・算数・理科・社会)
の
どちらかを選択
2月1日
(月)
17:00
選考方法
合格発表
英語特別選抜(PM)
適性検査型(PM)
1月30日
(土)
・1月31日(日) 10:00 ~ 16:00 2月1日
(月)
Ⅰ.13:00 ~ 14:30
Ⅱ.13:00 ~ 15:30
2月1日
(月)
Ⅰ.15:00 Ⅱ.16:00
二回(AM)
二回(PM)
30名
20名
2月1日(月) 13:00 ~ 15:30
2月1日(月) 13:00 ~ 15:30
2月2日(火) 7:50 ~ 8:20
Ⅰ.13:00 ~ 14:30
Ⅱ.13:00 ~ 15:30
2月2日(火)
Ⅰ.15:00 Ⅱ.16:00
若干名
20名
1月20日(水)~ 1月26日(火) 受付最終日消印有効
な し
な し
2月1日(月) 15:00
2月1日(月)15:00
2月2日(火) 9:00
【学力試験】
適性検査Ⅰ(国語)
適性検査Ⅱ
(算数・理科・社会)
2月2日(火) 17:00
【学力試験】
2科(国語・算数)または
4科(国語・算数・理科・社会)の
どちらかを選択
2月2日(火) 17:00
【学力試験】
2科
(国語・算数)
【学力試験】
2科(英語・日本語による作文)
【英会話面接】
2月1日
(月)
21:00
(予定)
2月1日(月) 21:00(予定)
2月2日(火) 7:50 ~ 8:20
【学力試験】
2科(国語・算数)
2月2日(火) 21:00(予定)
◦第二高等学校
募集人数
出願期
間
窓口
郵送
入学試験日
選考方法
合格発表
海外帰国生
推薦
定めず
1月6日
(水)
~ 8日
(金)
10:00 ~ 16:00
―
1月9日
(土)
【学力試験】
(国・英・数)
【面接】
(受験生のみ)
1月9日
(土)
16:00
40名
1月15日
(金)
・1月16日
(土)
10:00 ~ 16:00
―
1月22日
(金)
【作文】
【面接】
(受験生のみ)
1月22日
(金)
14:00(電話)
一般
50名
1月26日(火)
・1月27日(水)
10:00 ~ 16:00
1月26日(火)
・1月27日(水) 消印有効
2月10日(水) 【学力試験】 国語・数学・英語
【面接】
(受験生のみ)
2月11日(木・祝)10:00(掲示・インターネット) 50名
2月12日(金) 【学力試験】 国語・数学・英語
【面接】
(受験生のみ)
2月13日(土)10:00(掲示・インターネット) 共立女子学園報 第52号
11
サークル・部活紹介
●大学・短期大学
●中学高等学校
競技ダンス部
全
高校歩行部
日本学生競技ダンス選手権大会での団体優勝を
目標に活動しています。
行部は 1 年生
23名、 2 年生
7 月に行われた第53回大会で
26名、 3 年生37名で
は、団体 2 位の成績をおさめ
構成されています。
ました。この結果に満足せず、
普段は皇居外周を
冬の大会での団体優勝に向け
走って体力をつけ、
更なる団体意識と技術力の向
日曜には校外散策を
上を目指して、日々の活動に
しています。春は浅草、初夏は鎌倉、秋の川越やクリ
取り組んでいます。持ち前の
スマスの横浜に出かけます。夏合宿は軽井沢を散策し
チームワークを発揮して、競
ました。
技ダンス部の今後益々の活躍
目的地までの道順、名所やご当地名物などを生徒の
が期待されます。
紹介で巡り、街歩きの楽しさを味わっています。
中学演劇部
茶道部
茶
中
道部では11
月に行われ
学演劇部は、 5 ・10・ 3 月と年に 3 回、講堂と
いう大舞台にて全校生徒の前で発表するため、
る定期茶会を目標
日々練習に励んでいます。台本も生徒が書きあげ(毎
として活動してい
回新作オリジナルです!)、演出も部員の意見を合わ
ます。伝統的な茶
せて、自分たちで
会のみならず、新
行っています。
しいことへの挑戦
毎年個性的な部
も積極的に行いま
員が集まりますが、
す。 7 月にはきもの着付け倶楽部の主催による共立浴
その力がまとまる
衣dayに協力し、お抹茶と和菓子を参加者にふるまい
ことで、新しい色
ました。多くの学生が浴衣を着てお抹茶と和菓子を頂
が生まれていきま
き、日本の文化を再認識する機会となりました。
す。
ル
フラダンスサーク
共
12
歩
立講堂で行う定期発表会を目標に活動していま
す。また共立祭においてパフォーマンス部門で
部
中学ソフトテニス
中
学ソフトテニス
部 は、 夏 休 み は
第 1 位になることも目指しています。その他にも福祉
炎天下の中、真っ黒に
施設や地域のイベントに出演するなど学外交流も積極
日焼けしながら熱心に
的に行っています。
練 習 に 励 ん で い ま す。
部員同士が信頼し
8 月16・19日 に 行 わ れ
合い、仲間と気持
た第50回東京私立中学
ちをひとつにして、
校団体選手権大会では
フラダンスを見る
第3位
( ベ ス ト 4 )に 入
皆様にたくさんの
賞し、 8 月18・19日に行われた第54回東京私立中学校
笑顔と感動を届け
選手権大会では金井・草山ペアが第 4 位
(ベスト 8 )に
るよう踊ります。
入賞しました。
共立女子学園報 第52号
●第二中学校高等学校
ゴルフ部
現
在のゴルフ部は、中学生20名、高校生32名の部員
を有する大きなクラブとなりました。キャンパス
内の練習場では、12打席の打ち放しでのショット練習
とグリーン・バンカーを完備したグリーン周りでのア
プローチ練習を中心にして、充実したレッスンを行なっ
ております。夏休みには軽井沢寮を利用しての合宿も
実施され、この夏も4日間のラウンドをこなしてきま
した。また、今年度から、八王子市内のゴルフ場と提携
し、毎週土曜日に練習ラウンドをさせていただけるよ
う に も な り、 実 戦 練 習 の
機会も増えてきています。
このような日々の積み重
ねもあり、近年では関東大
会へ多くの選手が出場でき
るようになり、また全国大
会へ進む選手も続くように
なってきています。
短 信
●大学・短期大学
合唱団 平成27年 4 月29日(水)に、江戸川区総
合文化センター大ホールで、四大学女声合唱連盟 The 30th Joint Concert を開催しました。
筝曲部 平成27年 5 月 2 日(土)に、国立劇場大
劇場で、公益社団法人主催による三曲名流演奏会
に出演しました。
吹奏楽サークル 平成27年 5 月30日(土)に、
神田すずらん通りで行われた第29回神田すずらん
まつりに出演しました。
きもの着付け倶楽部 平成27年 7 月 7 日(火)
に、学内で、第 2 回共立浴衣dayを開催しました。
テコンドー部 平成27年 8 月 8 日(土)に、船
橋市総合体育館で、第 9 回全日本テコンドープム
セ選手権大会に出場しました。
カヌー部 平成27年 8 月24日(月)~ 30日(日)
に、石川県小松市木場潟カヌー競技場で、第51回
全日本学生カヌー選手権大会に出場しました。
ボート部 平成27年 8 月20日(木)~ 23日(日)
に、戸田オリンピックボートコースで、第42回全
日本大学選手権大会に出場しました。
平成27年 9 月10日
(木)~ 13日
(日)に、戸田オ
リンピックボートコースで、第93回全日本選手権
大会に出場しました。
●中学高等学校
高校ソフトテニス部 8 月18日、19日に行わ
漫画研究部
毎
週月曜、水曜日
の週 2 回活動し
ています。主な活動内
容は、新入生のための
れた第57回東京私立高等学校学校対抗戦 5 部にお
いて、優勝。来年度の夏は 4 部に昇格。
●第二中学校高等学校
ゴルフ部 高校 3 年生宮田成華さんが、第70回
和歌山国体に東京都代表として出場しました。
青葉展や白亜祭などの
イベント時や冬の部誌
の作成です。
アニメ、漫画が好き
な人、絵を描くのが好
きな人で構成されていますが、部誌の作成には有志で参
加する生徒もいます。イラストだけでなく、自分たちで
考えたオリジナルのストーリーやキャラクターから漫画
を作成しています。漫画専用の用紙やペンを使った本格
的な作業をし、一人ひとりがオリジナリティあふれる作
品を作っています。
共 立 祭 の お 知 ら せ
共立祭2015 10月17日(土)
・18日(日)
◦大学・短大 17日・18日=10時~17時
◦中学・高校 17日=12時~16時
18日= 9 時~16時
◦幼稚園 18日= 9 時50分~
10時30分
(共立講堂)
共立女子学園報 第52号
13
平成26年度事業報告
(概要)
教育内容の充実
Ⅵ.平成26年度の財務の概要
「今後の学校におけるキャリア教育・職業教育のあり
1 .収支決算状況
方について」
(答申)
(平成23年 1 月31日中央教育審議会) (1)
資金収支総括表
Ⅰ.学園全体
に基づき、一般的なキャリア教育・職業教育の定義につ
国際交流活動の推進
いて共通理解し、キャリア教育・職業教育に関する方針
大学・短期大学においては、新たにオーストラリア
の明確化するため「キャリア教育ポリシー」の検討を行
クイーンズランド大学を提携校とした語学力上級者を
いました。
対象としたインターンシッププログラムの検討を行い
教育方法・履修指導の充実
ました。
本学の教育課程が、学士力や社会人基礎力等の養成に
中学高等学校・第二中学校高等学校においては、英語
どのように対応しているか、学生の主体的な学修を促す
語学力、コミュニケーション力の強化及び異文化理解を
ために授業方法等としてどのような工夫を行っているの
目的としたカナダ及びニュージーランド海外研修(中学
か等の現状把握をするため、「授業科目で養成している
高等学校)、ニュージーランド海外研修(第二中学校高等
能力・授業方法等に関する調査」を実施し、当該調査結
学校)を行いました。
また、
第二中学校高等学校において、
果を受けて、検討を行いました。
平成26年 8 月 4 日ニュージーランド ワイヒカレッジと
組織的な教育体制の構築
協定を締結し、ホームステイ制度及び交換留学生プログ
1 )TA・SAの制度化、 2 )基礎学力の支援、 3 )教育支
ラムの検討を行いました。
援組織の設立、 4 )学長を中心とした教学マネジメント
教育研究環境の整備
(新 2 号館の建設)
体制の確立の 4 点に焦点を当てて検討を行いました。今
平成26年10月より神田一ツ橋キャンパス 2 号館の新築
年度は本学の現状と課題を認識するため、教職員合同の
工事が着工し、平成28年 9 月供用開始を目指し工事が進
研修会「FD・SD研修会」を実施しました。
行しています。
「多様な学習スタイルに対応する図書館」に対応する
Ⅲ.中学高等学校・第二中学校高等学校・幼稚園
の取組み
ため、新 2 号館 5 階にオープンラーニングエリア、グ
(支出の部)
科目
人件費支出
教育研究経費支出
管理経費支出
借入金等利息支出
借入金等返済支出
施設関係支出
設備関係支出
資産運用支出
その他の支出
(予備費)
ループ学習室等を設計に反映したほか、博物館相当施
建学の精神・新学習指導要領等を踏まえた教育の
設としての博物館の設置や健康の維持増進を目的とし
推進
た体育施設として体育館に必要な機器等について検討
平成27年度から、学校教育法の併設型中高一貫校とし
を行いました。
ての中等教育に取り組むため、
学則の改正の検討を行い、 (2)
消費収支総括表
東京都へ変更手続きを行いました。なお、学則改正、新
Ⅱ.大学院・大学・短期大学の取組み
学習指導要領及び新たな大学入試を見据えて、中学高等
文芸学研究科文芸学専攻
(修士課程)の整備
学校・第二中学校高等学校における教育内容・教育方法
平成26年 6 月27日付で文部科学省へ文芸学研究科文芸
の見直しを行いました。
学専攻(修士課程)の設置届出を行い、平成26年 8 月に正
教育課程・教育指導の見直し・改善充実
式に受理されました。
教員・保護者・生徒のそれぞれに学校評価アンケート
看護学研究科看護学専攻
(修士課程)の整備
調査を実施し、それらの調査結果を各部署にて点検・評
平成29年 4 月開設に向けた設置認可申請までのスケ
価を行いました。なお、点検・評価結果を踏まえ、平成
ジュールの確認及び入学定員、人材養成像等の設置計画
26年度の学校評価報告書を作成・共有し、平成27年度に
概要について検討を行いました。
向けた改善施策を検討しました。
家政学部児童学科の入学定員の増
資金支出調整勘定
次年度繰越支払資金
資金支出の部合計
(消費収入の部)
科目
学生生徒等納付金
手数料
寄付金
補助金
資産運用収入
事業収入
雑収入
帰属収入合計
基本金組入額
消費収入の部合計
(消費支出の部)
科目
人件費
教育研究経費
管理経費
借入金等利息
資産処分差額
徴収不能額
(単位 千円)
予算
決算
差異
7,026,136
7,005,920
20,216
2,575,744
2,436,413
139,331
643,986
552,680
91,306
14,999
14,999
0
83,330
83,330
0
1,949,000
1,906,009
42,991
219,820
171,947
47,873
1,210,000
1,210,000
0
99,051
119,805
△ 20,754
(44,628)
65,371
65,371
△ 101,274 △ 143,653
42,379
3,013,376
3,620,027 △ 606,651
16,799,542
16,977,444 △ 177,902
(単位 千円)
予算
決算
差異
8,247,489
8,200,575
46,914
192,615
215,356
△ 22,741
74,716
111,428
△ 36,712
1,474,535
1,552,117
△ 77,582
185,920
193,127
△ 7,207
21,819
20,464
1,355
528,152
570,737
△ 42,585
10,725,247
10,863,807 △ 138,560
△ 2,083,323 △ 2,018,836
△ 64,487
8,641,924
8,844,970 △ 203,046
11,310,635
2,465,664
1,675,199
1,675,199
4,683,504
4,140,864
Ⅳ. 幼稚園の取組み
る学則変更届出を行い、 6 月20日付で認可されました。
建学の精神・新幼稚園教育要領等を踏まえた教育
また、保育士養成についても、厚生労働省へ養成施設指
の推進
定申請を行い、認可されました。(平成27年 4 月より、
新幼稚園教育要領において期待されている義務教育
入学定員を100名から150名に変更)
及びその後の教育の基礎を培うことに留意して、教育
文芸学部・国際学部の差異化
活動を進めるとともに、カリキュラムの見直しを検討
文芸学部と国際学部のカリキュラムの点検を経て、国
しました。
際学部における専攻プログラムの 1 つとして、ネイティ
教育課程・教育指導の見直し・改善充実
ブ教員による英語のみの授業を柱とするプログラムを平
保護者懇談会・保護者アンケートを実施し、アンケー
成28年度導入に向けて検討を行いました。
トの集計分析を行い、自己点検評価報告書として学校評
短期大学の入学定員の削減
価を取りまとめました。なお、保護者会でその報告をす
(3)貸借対照表総括表
平成26年 7 月31日付で文部科学省へ生活科学科及び
るとともに園内に掲示しました。
(資産の部)
科目
固定資産
有形固定資産
その他の固定資産
流動資産
資産の部合計
ました。
( 平成27年 4 月より、入学定員を170名から100
名に変更)
3 つのポリシーの策定・公表
人材養成目的・教育目標等を踏まえ、 3 つのポリシー
を策定し、ホームページにて公表しました。
エビデンス・データ/IRの推進
IR推進プロジェクトとして独立した組織を立ち上げ、
事務職員を専従勤務として配置しました。なお、教育の
質保証ワーキングチーム:エビデンス・データ部会と
IR推進プロジェクトとの連携において、平成25年度の
授業評価アンケートの結果と既存の定量的データを組合
せて、試行的な分析を行いました。
共立女子学園報 第52号
(予備費)
消費支出の部合計
当年度消費支出超過額
前年度繰越消費
支出超過額
翌年度繰越消費
支出超過額
(単位 千円)
決算
差異
6,818,475
44,817
3,860,384
136,216
583,794
91,306
14,999
0
32,981
1,983
0
0
予算
6,863,292
3,996,600
675,100
14,999
34,964
0
(44,727)
65,272
11,650,229
3,008,304
平成26年 3 月31日付で文部科学省へ収容定員増加に係
文科の収容定員減に係る学則変更届出の手続きを行い
14
(収入の部)
(単位 千円)
科目
予算
決算
差異
学生生徒等納付金収入
8,247,489
8,200,575
46,914
手数料収入
192,615
215,356
△ 22,741
寄付金収入
68,516
101,348
△ 32,832
補助金収入
1,474,535
1,552,117
△ 77,582
資産運用収入
185,920
193,127
△ 7,207
事業収入
21,819
20,464
1,355
雑収入
528,152
570,737
△ 42,585
前受金収入
1,316,430
1,444,605 △ 128,175
その他の収入
2,990,804
2,965,741
25,063
資金収入調整勘定
△ 1,859,975 △ 1,919,865
59,890
前年度繰越支払資金
3,633,235
3,633,235
資金収入の部合計
16,799,542
16,977,444 △ 177,902
本年度末
50,697,614
34,933,451
15,764,163
4,167,997
54,865,612
65,272
339,594
(単位 千円)
前年度末
増減
51,387,255 △ 689,641
34,333,481
599,970
17,053,773 △ 1,289,610
4,100,251
67,746
55,487,507 △ 621,895
(負債の部・基本金の部・消費収支差額の部) (単位 千円)
科目
本年度末
前年度末
増減
固定負債
4,943,244
5,214,019 △ 270,775
流動負債
1,814,896
1,719,188
95,708
負債の部合計
6,758,140
6,933,207 △ 175,067
基本金の部合計
52,248,335
50,229,499
2,018,836
消費収支差額の部合計 △ 4,140,864 △ 1,675,199 △ 2,465,665
負債・基本金・消費収支
54,865,612
55,487,507 △ 621,895
差額の部合計
※上記表は全て千円未満を切捨てしているため合計金額等が一致しない
場合がある。
平成27年度事業計画
(概要)
Ⅰ.学園全体
教育研究活動の推進
施設設備の整備
(新 2 号館の建設)
共立女子学園創立130周年を迎える平成28年度の 9 月
に供用を開始する新 2 号館の工事の進捗管理を行いま
す。また、教育研究活動の充実を目指し、学生・教職員
等のニーズを踏まえ、「新たな知の拠点」にふさわしい
什器の選定作業を進捗させます。
また、図書館の機能の強化、博物館相当施設としての
博物館の開設、体育施設の充実等におけるハード面、ソ
フト面の検討を行います。
Ⅱ.大学院・大学・短期大学
教育の質保証のための取組み/教育活動の改善充実
① 3 つのポリシーの再定義
一貫性のある、ディプロマポリシー、カリキュラムポ
リシー、アドミッションポリシーの再定義に向けて検討
を進めます。特に、ディプロマポリシーについて専門分
野を問わず養成が求められる能力(学士力等)の整理と
教育課程との整合性を図り、それぞれのポリシーの適切
性を担保することを目指します。
②エビデンス・データ/IRの推進
データや結果に基づいた意思決定を行う風土の醸成に
努めます。特に、教学データベースの整備や学生調査な
どの定性的情報の一元管理を推進します。
③教育内容の充実
正課内外において、学生が自身の生涯設計に対する関
心を高め、主体的に行動できる姿勢を醸成するため、初
年次から卒業年次までの体系的な取組みを支援する教育
プログラムの策定に努めます。
④教育方法・履修指導の充実
学生の学修時間の増加に向けた教育方法の改善等につ
いて検討を進めるとともに、現在実施されている各種学
修行動調査と連動した学習成果の把握・評価方法の確立
について検討します。
⑤組織的な教育体制の構築
学長を中心としたチームでのマネジメント体制の構築
に向けた環境整備に努める。特に、学長の補佐体制(組
織・機能)について重点的に検討を進めます。
⑥自己点検・評価及び認証評価(第三者評価)
大学・大学院においては、平成22年度の受審時の課題
への対応状況の確認と学内データベースの整備を行い、
内部質保証の実質化に向けた検討を行います。また、平
成29年度の認証評価を見据えた対応策を各委員会及び関
連各部署と連携して検討します。
建学の精神・新幼稚園教育要領・園則を踏まえ、園児
の一人ひとりの健やかな成長を目指し、園一体となって
教育活動に取り組む。特に、新幼稚園教育要領において
期待されている園児に義務教育及びその後の教育の基礎
を培うことに留意して、教育活動を進めるとともに、カ
リキュラムを検討します。
また、年度毎に自己点検・評価を行い、その結果を踏ま
えて教育課程、教育指導、運営計画の改善に努めます。
Ⅵ.平成27年度予算の概要
学校法人会計においては、「学校法人会計基準の一部
を改正する省令」が公布され、平成27 年度以後の会計
年度に係る会計処理及び計算書類の作成から適用される
ことになりました。
( 1 )資金収支予算
収入の部
(単位:千円)
科目
平成27年度 平成26年度
増減
学生生徒等納付金収入
8,193,513
8,247,489
△ 53,976
手数料収入
213,895
192,615
21,280
寄付金収入
補助金収入
付随事業・収益事業収入
受取利息・配当金収入
雑収入
前受金収入
その他の収入
資金収入調整勘定
前年度繰越支払資金
収入の部合計
支出の部
科目
人件費支出
教育研究経費支出
管理経費支出
借入金等利息支出
借入金等返済支出
施設関係支出
設備関係支出
資産運用支出
その他の支出
(予備費)
資金支出調整勘定
翌年度繰越支払資金
支出の部合計
73,516
1,477,151
21,770
101,800
369,278
68,516
1,474,535
21,819
183,600
530,472
5,000
2,616
△ 49
△ 81,800
△ 161,194
1,320,505
1,316,430
3,198,615
2,990,804
△ 1,670,584 △ 1,859,975
3,013,376
3,633,235
16,312,837
16,799,542
4,075
207,811
189,391
△ 619,859
△ 486,705
平成27年度 平成26年度
6,896,319
7,026,136
2,865,708
2,575,073
548,321
600,028
13,332
14,999
83,330
83,330
1,892,550
1,949,000
207,381
219,820
600,000
1,210,000
107,550
99,051
110,000
110,000
△ 115,000 △ 101,274
3,103,343
3,013,376
16,312,837
16,799,542
増減
△ 129,817
290,635
△ 51,707
△ 1,667
0
△ 56,450
△ 12,439
△ 610,000
8,499
0
△ 13,726
89,967
△ 486,705
※平成26年度予算は、参考として平成27年度学校法人会計基準の一部改
正に合わせて組み替えた数値である。
※千円未満切捨てで記載してあるため合計額と一致しない場合がある。
※平成27年 3 月時点のものであり、その後の補正によって変更が生じる
場合がある。
◦資金収支予算の概要
学園中長期計画の実行を基本として平成27 年度事業
計画に基づいた予算編成となっています。当年度収入
手数料
寄付金
増減
△ 53,976
213,895
73,516
192,615
68,516
21,280
5,000
経常費等補助金
付随事業収入
1,477,151
21,770
1,474,535
21,819
2,616
△ 49
雑収入
教育活動収入計
人件費
教育研究経費
369,278
10,349,125
6,913,547
4,213,608
管理経費
徴収不能額等
579,111
0
530,472 △ 161,194
10,535,447 △ 186,322
6,863,292
50,255
3,995,928
217,680
631,043
0
△ 51,932
0
教育活動支出計
11,706,267 11,490,265
216,002
教育活動収支差額 △ 1,357,142 △ 954,817 △ 402,325
受取利息・配当金
101,800
183,600 △ 81,800
その他の教育活動外収入
教育活動外収入計
0
101,800
13,332
0
183,600
14,999
0
△ 81,800
△ 1,667
0
6,200
0
6,200
0
0
6,200
536,070
6,200
34,964
0
501,106
借入金等利息
その他の教育活動外支出
0
0
0
教育活動外支出計
13,332
14,999
△ 1,667
教育活動外収支差額
88,467
168,600 △ 80,133
経常収支差額
△ 1,268,674 △ 786,217 △ 482,457
事業活動 事業活動
収入の部 支出の部
特別収支
これまで取り組んできた海外研修や国際交流プログラ
ムの実績を踏まえて、新たな協定校・提携校・姉妹校等
の交流先の開拓に努め、更なる充実を目指して全学的な
体制で国際交流活動を推進します。
平成27年度 平成26年度
8,193,513
8,247,489
事業活動 事業活動
収入の部 支出の部
教育活動外収支
国際交流活動の推進
Ⅳ.幼稚園
教育活動の改善充実
科目
学生生徒等納付金
事業活動
支出の部
教育活動収支
大学院・大学・短期大学においては、学生の意見・要
望等を踏まえつつ、正課教育・正課外教育・正課外活動そ
れぞれの活動について、一層の改善・充実を図るととも
に、これらの活動の有機的連携を図って教育の充実に取り
組みます。学生への経済的・精神的な支援、就職・進路
に係る相談・支援においても積極的に取り組みます。
中学高等学校・第二中学校高等学校・幼稚園において
は、進路実績・教育実績を踏まえ、学習支援・進路支援活
動の改善充実を図るとともに、生徒・園児の心身の健康
づくりに取り組み、生徒・園児の安全確保に努めます。
( 2 )事業活動収支予算
建学の精神・新学習指導要領・学則を踏まえ、生徒一
人ひとりの豊かな成長を目指し、学校一体となって教育
活動に取り組みます。教育活動を進めるに当たっては、
生徒に適切な勤労観・職業観を形成し、社会的・職業的
自立の基盤となる能力・態度の育成を図るキャリア教育
の充実に特に留意して取り組みます。
また、社会的要請、地域や保護者等の要請、生徒の学
力等の状況を踏まえ、特に体験的な学習や問題解決的な学
習、生徒の興味・関心を生かした自主的・自発的な学習を
促すことを目指して教育内容・方法の改善を図ります。
新学習指導要領、高大接続改革実行プラン(文部科学
省)等を踏まえた、英語学習の強化をはじめ、生徒一人
ひとりの学力向上を図るとともに、第二中学校高等学校
においては今後のグローバル人材の育成を目指し、スー
パーグローバルハイスクール(SGH)の指定を目指して
取組みを推進します。
教育活動収支
学生生徒等の支援
Ⅲ.中学高等学校・第二中学校高等学校
教育活動の改善充実
は、特定資産からの繰入収入約26億9300万円を含み、前
年度の繰越支払資金約30億1300万円により約163億1200
万円を計上しています。当年度支出は、神田一ツ橋キャ
ンパス新 2 号館(仮称)建設費用約18億100万円等を含
み、翌年度への繰越支払資金は前年度より約8900万円増
の約31億300万円を計上しています。
事業活動収入の部
建学の精神、校訓、学園ビジョン、人材養成目的を踏ま
え、社会に広く貢献できる自立した人材を育成するとと
もに社会の発展に寄与するため、教育研究を推進しま
す。平成29年度の看護学研究科(修士課程)の開設に向
けての準備を進めます。また、学修成果に着目した教育
の質保証のための取組みを推進します。
中学高等学校・第二中学校高等学校・幼稚園において
は、新学習指導要領、高大接続改革実行プラン(文部科学
省)等を踏まえた教育の推進、教育課程・教育指導の見直
し・改善充実、指導力の向上等の取組みを推進します。
短期大学においては、平成28年度の第三者評価の受審
に向け、各委員会及び関連各部署と連携した自己点検・
評価の実施し、その結果の取りまとめを行い具体的な報
告書を作成します。
資産売却差額
その他の特別収入
特別収入計
資産処分差額
その他の特別支出
特別支出計
特別収支差額
(予備費)
0
536,070
△ 529,870
110,000
0
0
34,964
501,106
△ 28,764 △ 501,106
110,000
0
基本金組入前当年度収支差額 △ 1,908,544 △ 814,981 △ 1,093,563
基本金組入額合計
△ 674,183 △ 2,083,323
1,409,140
当年度収支差額
△ 2,582,727 △ 3,008,304
425,577
前年度繰越収支差額
翌年度繰越収支差額
△ 4,683,504 △ 1,675,199 △ 3,008,305
△ 7,266,232 △ 4,683,504 △ 2,582,728
(参考)
事業活動収入計
事業活動支出計
10,457,125
12,365,670
10,725,247 △ 268,122
11,650,229
715,441
※平成26年度予算は、参考として平成27年度学校法人会計基準の一部改
正に合わせて組み替えた数値である。
※千円未満切捨てで記載してあるため合計額と一致しない場合がある。
※平成27年 3 月時点のものであり、その後の補正によって変更が生じる
場合がある。
◦事業活動収支予算の概要
これまでの消費収支が事業活動収支と名称変更となり、さ
らに区分経理の導入により、教育活動収支、教育活動外収
支、特別収支と活動区分毎に収支の状況を表しています。
また、当該年度の諸活動において経常的な活動に要す
る経費、その年度特有の臨時的な活動に要する経費が把
握できるようになっています。
さらに、新たな資産取得に係る基本金組入額を収入か
ら控除する前の基本金組入前収支差額を示し、収支の均
衡を明らかにしています。
〈事業活動区分の概略〉
教育活動収支:経常的な活動による収支のうち教育活動
に係る収支状況
教育活動外収支:経常的な活動による収支のうち財務活
動による収支状況
特別収支:年度特有の臨時的な活動による収支状況
平成27 年度の予算計上においては、経常的収支差額、
基本金組入前収支差額は支出超過となっており、当年度
収支差額は約25億8200 万円支出超過となる見込みです。
本学園は、
平成28年度の創立130周年に向け、
新 2 号館(仮
称)建替工事が平成26年度より着工し、進行しているこ
ともあり、収支状況は大幅な支出超過となっています。
今後は、平成25年度設置の大学看護学部、平成27年度よ
り入学定員を変更した大学家政学部児童学科の学年進行
による収入増が見込まれるが、引き続き支出の削減及び
収支構造の改善に向けて取り組んでいきます。
以上
全文は共立女子大学・共立女子短期大学のホームページよ
りご覧ください。
http://www.kyoritsu-wu.ac.jp/univ/index.html
共立女子学園報 第52号
15
地域連携について 大学・短期大学 学長 入江 和生
共立は明治19年春に発足し、その年の秋にはもう神田地区に移ってきて、それ以後、来年で130年目を迎えます。すぐ近くに
幾つかの大学の「跡地」がありますが、本学はこの地を守りつつ、地域に根ざした大学として発展してきました。
130年の結果として、本学はいろいろなかたちで地域との絆を持っています。それは人脈と言い換えることもできます。地域
の多くの方々と連絡を取りながら、地域の発展に本学も貢献したいと考えています。それには学生諸君の参加が欠かせません。
地域行事へのボランティアとしての参加、あるいは授業の企画など、すでにいろいろな動きがあります。学校としても、それら
を積極的に支援しつつ、新たな企画を打ち出してゆくことを考えています。
学生諸君は、日頃から、近所の書店に頻繁に立ち寄ったり、名所旧跡を訪ねたり、またレストランやその他の商店を利用した
りして、地域への連帯感を深めるようにしてください。それがなければ地域連携などありえないことです。
神保町界隈は非常に奥の深い街です。江戸から明治・大正・昭和の面影を色濃く残しながら、同時に近代的なビジネス街とし
て急激な発展を遂げてきました。しかも、皇居に接していることもあって、街の品格が常に一定以上に保たれています。学生諸
君がこの地で学び、そしてこの地から世界に飛び立ってゆくことに、自信と誇りを持つことを期待しています。
本学には教職員から成る「地域連携委員会」があります。この委員会にもいろいろなかたちで学生の参加を求め、教職員と学
生が協力しながら、「地域に愛される大学」を目指してゆきたいと思います。
◦
「女性とスポーツフォーラム」開催
◦「中国語ボランティア育成講座」開催
平成27年5月18日(月)、神田一ツ橋キャンパスの共立講堂において、2020
円安やビザ発給要件緩和に伴い訪日する外国人が急増してい
東京オリンピック・パラリンピック大学連携プロジェクトとして、世界の多
る現在、2020年には東京オリンピック・パラリンピックが開催
くの女性が人生を通してスポーツに関わり健康で輝き続けることができる環
されるため、今後とも訪日外国人の増加が予想されています。
境づくりのための契機となるフォーラムを開催しました。
本学が立地する千代田区、特に家電店の多い秋葉原地域にお
「女性とスポーツ」という切り口で開催した本フォーラムは、国際オリン
いては、中国人観光客の増加に著しいものがあります。
ピック委員会(IOC)委員であり国際トライアスロン連合(ITU)会長でも
そこで、秋葉原地域に来街する中国人観光客に対して秋葉原
あるマリソル・カサド氏(スペイン)の基調講演に続き、オリンピアン/パ
地域の道案内や店舗内における接客サービス等ができるよう、
ラリンピアン/ボランティア/教育・研究者等、様々な立場のパネリストの
共立女子大学と東京商工会議所千代田支部が連携し、秋葉原地
知見に基づき課題を共有しました。スポーツに関心を持つ多数の参加者との
域の方や秋葉原の事業所に勤務する方でこれから中国語を勉強
質疑応答も活発に行われ、千代田区をはじめとした沢山の方々の後援・協力
しようと考えている方を対象とした「中国語ボランティア育成
のもと、学生ボランティアの活躍もあり、実りのある会となりました。
事業」を実施しています。
紺木綿地桐鳳凰模様夜着
共立女子大学コレクション
江戸~明治時代・19世紀
学園創立130周年となる来年の秋には、竣工なった
新2号館に共立女子大学博物館がいよいよ開館となりま
す。共立女子大学コレクションに求められる社会的役
割はこれまで以上に大きなものとなりますが、本学所
蔵の文化財は実に多様であり、これを十分に果たすこ
とができるしょう。
本号で紹介する作品は、夜着と呼ばれるものです。着
物のような形をしていますが、着るものではなく、寝
るときに掛け布団のように体にかけて用いました。そ
のため、表地と裏地の間には厚く綿を入れ、一般の着
物よりふた周りほど大きく仕立ててあり、また、袖口
は縫わずに大きく開けられています。
夜着は、もともと小袖を掛け布団代わりに体に引き
かけて寝たことから、その歴史が始まっていると考え
られ、江戸時代初期の書『慶長見聞集』にはすでにそ
の名が見えます。夜着の特徴はその模様にも特徴が見
発行
学校法人
共立女子学園
東京都千代田区一ツ橋2-2-1
TEL 03(3237)2838・2817
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られます。それは、
この作品のように
桐鳳凰ほかの吉祥
模様を表したもの
が圧倒的に多いと
い う こ と で す。 そ
こには、
「人が最も
無防備になるのは
眠っている間であ
る」という日本人独
特の考え方が反映
されています。眠っ
ている間に外敵や魔物から自分を守ってくれる力を
持った模様を表わすことで、安らかな眠りを得ようと
したのです。
(家政学部教授 長崎 巌)
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