平 成 21(2009)年 6 月 9 日 厚 生 委 員 会 資 料 保健福祉部生活援護担当 新型自立支援センター(仮称)中野寮の整備について 新型自立支援センター「(仮称)中野寮」の開設にあたっては、区民や学識経験者による委 員会を設け、平成 21(2009)年 1 月に、施設のあり方や施設設置の留意事項についての提言を 受けたところである。 この提言を受け、区は、「新型自立支援センター(仮称)中野寮に関する基本方針」をまと め、センター設置の検討に取り組んできた。 今回、この提言と区の基本方針に基づき、用地の検討・選定を進め、以下のとおり新型自 立支援センター(仮称)中野寮を建設する用地を定めた。 1.建設用地の位置等 (1)位 置 (2)面積等 面積 所有者 中野区新井三丁目37番 東京都下水道局(中野水再生センター)用地の一部 別紙 1 のとおり 約 1000 ㎡ 東京都(下水道局) 2.用地選定の経過 (1)用地選定の基準等 用地の検討・選定にあたっては、保健福祉部及び庁内関係参事・副参事による検 討委員会を設置した。平成 23 年4月に施設の開設が可能である用地・施設を対象 とし、以下の点を中心に、総合的な観点から検討・選定を行った。 ①一時的に転用可能な公有地であるかについて ②既存の施設の活用が検討できるかについて ③近隣と施設の調和(ほどよい距離)が確保できるかについて ④施設利用者の活動の利便性について ⑤自立促進施設としての居住環境について (2)選定の理由 当該用地は平和の森公園に接する東京都下水道局の用地であることから、施設と 近隣に程よい距離が確保され、交通機関も豊富で、利用者の就職活動の利便性も満 たされている。 また、当該施設利用中は、施設整備が予定されておらず、一時的な利用として 適当である。 3.建物の概要 (1)構造 (2)延床面積 (3)整備内容 (4)定員 軽量鉄骨プレハブ造 3階建 約 1200 ㎡(1人あたり、3.3 ㎡の居室を確保) 居室、相談室、食堂、浴室、トイレ、医務室、事務室等 70名 4.施設機能 (1)自立支援センター機能 ①自立支援センター(主として就労支援)としての機能を果たす。 ②期間 平成 23 年4月~平成 25 年3月 (2)新型自立支援センター機能 ①緊急一時保護センター(主として一時保護)機能と自立支援センター (主として就労支援)機能の両方の機能を果たす。 ②期間 平成 25 年4月~平成 28 年3月 5.施設運営の概要 (1)運営方法 特別区人事・厚生事務組合が、社会福祉法人等へ委託 (2)職員体制 ・施設長 1 人、生活指導員等常勤 6 人程度、看護師・職業相談員等非常 勤 8 人程度 ・夜間(21 時半まで)、土日祝日も職員が常駐 ・職員 1 名と宿直員 1 名が宿直 6.都区の役割分担 (1)設置場所 設置区で用地選定を行い、説明会を行う。 (2)施設建設 東京都 (3)施設管理 23 区(特別区人事・厚生事務組合が共同処理) (4)施設運営 特別区人事・厚生事務組合が委託した社会福祉法人等が行う。 (5)費用負担 国からの補助を除き、東京都と特別区がそれぞれ2分の1ずつ負担。 特別区は、23 区が均等に負担する。 (6)23 区の設置状況 別紙 2 のとおり 7.今後のスケジュール 平成 21(2009)年6月~ 地域説明会 11 月~ 設計(東京都) 平成 22(2010)年 9 月~ 建設工事(東京都) 10 月~ 運営事業者決定(特別区人事・厚生事務組合) 平成 23(2011)年4月 (仮称)中野寮 開設 平成 28(2016)年3月 (仮称)中野寮 運営終了 4月~ 建物解体撤去(東京都) 別紙 1 新型自立支援センター(仮称)中野寮 建 設 地 中野区新井三丁目 37 番 面積 約 1000 ㎡ 位置図 別紙 2 23 区及び第4ブロックにおける施設設置状況 ○23 区の設置状況について 年度 区 ~17年度 18年度 19年度 20年度 21年度 22年度 23年度 24年度 25年度 26年度 27年度 28年度~ 新宿 1 2 中央 千代田 港 台東 北 荒川 文京 渋谷 品川 3 目黒 大田 世田谷 豊島 杉並 4 中野 板橋 練馬 墨田 5 葛飾 江戸川 江東 足立 自立支援センター 緊急一時保護センター 新型自立支援センター ○第 4 ブロックの設置状況について 13年度 14年度 15年度 16年度 17年度 18年度 19年度 20年度 21年度 22年度 23年度 24年度 25年度 26年度 27年度 自立支援センター 豊島寮(定員70) 杉並寮(定員58) (仮称)中野寮 (定員70) 緊急一時保護センター 板橋寮(定員100) 練馬寮(定員100) 中野区に設置する新型自立支援センターは定員 70 人を想定し、建物の延べ床面積は 1200 ㎡程度を 予定しています。 平成 23・24 年度中は、自立支援センターとして機能を持ち、平成 25 年度からは自立支援センター と緊急一時保護センターの両方の機能を併せ持った新型自立支援センターとなります。
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