1 学校法人青山学院寄附行為細則 (1958 年 12 月 2 日理事会承認

○学校法人青山学院寄附行為細則
(1958 年 12 月 2 日理事会承認(2006 年 1 月 27 日全部改正))
改正、2007 年 3 月 27 日、2007 年 5 月 29 日、2012 年 5 月 24 日、2012 年 9 月 27 日
第 1 章 総則
(趣旨)
第 1 条
この寄附行為細則は、学校法人青山学院寄附行為(以下「寄附行為」という。)第
54 条の規定に基づき、寄附行為の施行に必要な細目及び学校法人青山学院(以下「本法人」
という。)の運営の基本となる重要な事項を定めるものとする。
(本法人の機構)
第 2 条 本法人は、本法人の管理機構(以下「法人本部」という。)及び寄附行為第 3 条に規
定する本法人が設置する学校(以下「設置学校」という。)をもって構成する。
2
本法人は、一貫教育の実をあげるため、設置学校のうち青山学院高等部及び青山学院中
等部について、6 年制の青山学院高中部として運営する。
第 2 章 院長
(院長の職務)
第 3 条 院長は、寄附行為第 6 条第 2 項の規定に基づいて以下の職務を行い、理事会に対
して責任を負う。
(1) 設置学校の長を統督し、設置学校間の連携を図る。
(2)
設置学校の学生、生徒、児童及び園児に係る入学、卒業、修了、退学並びにその他重
要事項について承認を与える。
(3)
本法人及び設置学校における教学上の人事を総括し、必要に応じて理事会又は設置学
校の長に対して意見を述べる。
(4) その他本法人における教学上の重要事項をつかさどる。
2
院長は、前項の規定に加えて、以下の職務を行う。
(1) 本法人が主催する諸式をつかさどる。
(2) 本法人におけるキリスト教活動を主宰する。
(院長の選任)
第 4 条 院長は、プロテスタント教会の信者及び学識経験者であって、寄附行為第 4 条第 1
項に規定する建学の精神を堅持する者でなければならない。
2
院長の選任は、以下の手続による。
1
(1) 理事会は、院長候補者選考委員会を設置し、院長候補者の選考を依頼する。
(2) 院長候補者選考委員会は、評議員全員をもって構成し、理事長が招集してその議長と
なる。
(3) 院長候補者選考委員会は、院長としてふさわしいと認められる者の中から候補者 3 名
を選出し、評議員会に報告する。
(4) 評議員会は、院長候補者選考委員会が選出した候補者 3 名について、意見を付して理
事会に答申する。
(5) 理事会は、評議員会の答申に基づいて無記名投票を行い、理事総数の 3 分の 2 以上の
議決により、院長を選任する。
(院長の任期)
第 5 条 院長の任期は、4 年とする。ただし、前任者が任期の途中で退任し、後任として就
任した者の任期は、原則として前任者の残任期間とする。
2
院長は、再任されることができる。
3
院長は、任期満了の後でも、後任者が選任されるまでは、なお、その職を行う。
(院長職務の代理及び代行)
第 6 条 院長に事故あるときにはその職務を代理する者を、院長が欠けたときにはその職
務を行う者を、理事会において、選任する。
(院長の退任及び解任)
第 7 条 院長は、以下の各号のいずれかに該当したときは、退任する。
(1) 任期を満了したとき
(2) 辞任をしたとき
(3) 学校教育法(昭和 22 年 3 月 31 日法律第 26 号)第 9 条各号に規定する事由に該当するに
至ったとき
2
院長が以下の各号のいずれかに該当するに至ったときは、評議員会の議決及び理事総数
の 4 分の 3 以上が出席した理事会における理事総数の 4 分の 3 以上の議決により、これを
解任することができる。
(1) 法令の規定又は寄附行為に著しく違反したとき。
(2) 心身の故障のため職務の執行に堪えないとき。
(3) 職務上の義務に著しく違反したとき。
(4) 院長たるにふさわしくない重大な非行があったとき。
(副院長)
第 7 条の 2 本法人に、必要に応じて、副院長若干名を置くことができる。
2
2
副院長は、院長を補佐し、院長の命により特定の職務を分掌する。
3
副院長の選任及び任期等については、別に定める規則による。
第 3 章 役員、職員及び組織等
第 1 節 役員
(理事長及び常務理事)
第 8 条 理事のうち、理事長及び常務理事は、原則として常勤とする。ただし、やむを得
ない場合には、その一部に限り、非常勤とすることができる。
(常務理事の担当業務)
第 9 条 各常務理事の担当業務は、理事長が定める。
(役員の待遇)
第 10 条 理事長、常務理事及び常任監事並びにその他の役員について、手当等の待遇は、
別に定める。
第 2 節 職員
(職員)
第 11 条 本法人における職員は、従事する職務の内容により、以下のとおりとする。
(1) 教育職員 教育研究に従事する職員
(2) 事務職員 事務等に従事する職員
(3) 現業職員 警備又は用務に従事する職員
2
前項第 1 号の職員は、専任の勤務者(以下「専任教員」という。)及びそれ以外の者(以下
「非専任教員」という。)に、前項第 2 号の職員は、専任の勤務者(以下「専任事務職員」と
いう。)及びそれ以外の者(以下「非専任事務職員」という。)に、前項第 3 号の職員は、専
任の勤務者(以下「専任現業職員」という。)及びそれ以外の者(以下「非専任現業職員」と
いう。)に区分する。
3
前項に規定する専任教員、専任事務職員及び専任現業職員は、以下のとおりとする。
(1) 専任教員
イ 教授、准教授、専任講師、助教、助手及び教諭
ロ その他特に専任教員として定められた職員
(2) 専任事務職員
イ 一般職員
3
ロ その他特に専任事務職員として定められた職員
(3) 専任現業職員
イ 警備職員及び用務職員
ロ その他特に専任現業職員として定められた職員
4
第 2 項に規定する非専任教員、非専任事務職員及び非専任現業職員は、それぞれ別に定
める職員とする。
5
前各項に規定する職員のほか、特殊な雇用形態若しくは勤務形態又は特別な資格若しく
は条件の勤務者として採用される者については、別に定める。
第 3 節 事務組織及び総局長
(事務組織)
第 12 条 本法人全体に係る事務を処理するため、法人本部に事務組織を置く。
2
設置学校の事務を処理するため、各設置学校に事務組織を置く。
3
前 2 項に係る事務組織及び事務分掌については、別に定める。
(総局長)
第 13 条 本法人の事務組織の長として、総局長 1 名を置く。
2
総局長は、理事長及び院長を補佐し、前条に規定する法人本部及び各設置学校の事務組
織を統轄する。
(総局長の任命)
第 14 条 総局長は、常務理事会において候補者 1 名を選び、常務委員会の議を経たのち、
理事会の承認を得て、理事長が任命する。
(総局長の退任及び解任)
第 15 条 総局長の退任及び解任については、理事会の議決を必要とする。
第 4 節 常務理事会及び常務委員会
(常務理事会)
第 16 条 理事長の補佐機関として、常務理事会を置く。
2
常務理事会は、理事総数の 3 分の 1 以上の理事によって構成し、理事長が議長となる。
3
常務理事会は、本法人全般の経営及び運営に関する重要事項について協議し、業務執行
の方針を決定する。
4
常務理事会については、別に定める。
4
(常務委員会)
第 17 条 院長の補佐機関として、常務委員会を置く。
2
常務委員会は、院長及び設置学校の長等の役職者などによって構成し、院長が議長とな
る。
3
常務委員会は、設置学校の重要事項及び設置学校に共通する事項並びに本法人全体の教
学に関する事項について協議し、各設置学校の状況について報告を受ける。
4
常務委員会については、別に定める。
第 5 節 顧問
(顧問)
第 18 条 本法人に、必要に応じて、顧問若干名を置くことができる。
2
顧問は、本法人の重要な問題について、必要に応じて理事会又は理事長に意見を具申す
る。
3
顧問の任期は、2 年間とする。ただし、再任されることができる。
4
顧問は、理事会の議決を経て、理事長が委嘱する。
5
顧問の退任又は解任に当たっては、理事会の議決を必要とする。
第 4 章 設置学校の長及び役職者
第 1 節 学長、部長及び園長
(学長、部長及び園長)
第 19 条 設置学校の長として、青山学院大学(以下「大学」という。)及び青山学院女子短
期大学(以下「女子短期大学」という。)に学長各 1 名(以下「大学長」及び「女子短期大学
長」という。)を、青山学院高等部(以下「高等部」という。)、青山学院中等部(以下「中等
部」という。)及び青山学院初等部(以下「初等部」という。)に部長各 1 名(以下「高等部長」
、
「中等部長」及び「初等部長」という。)を、並びに青山学院幼稚園(以下「幼稚園」という。)
に園長 1 名(以下「幼稚園長」という。)を置く。
(大学長及び女子短期大学長の職務)
第 20 条 大学長及び女子短期大学長は、大学又は女子短期大学の校務をつかさどり、所属
する職員を統督し、院長に対して責任を負う。
2
大学長及び女子短期大学長の職務は、以下のとおりとする。
(1) 大学又は女子短期大学を代表する。
5
(2) 大学又は女子短期大学における教育研究を統轄する。
(3) 所属する学生等の管理に責任を負う。
(4) 所属する職員を職務上及び服務上統督し、その所属長となる。
(5) 大学又は女子短期大学の施設設備の保全管理に責任を負う。
3
大学長は、学部長会及び大学協議会の議長となり、女子短期大学長は、教授会及び協議
会の議長となる。
(大学長及び女子短期大学長の選任)
第 21 条 大学長及び女子短期大学長は、キリスト教信者又はキリスト教教育に深い理解が
ある者で、寄附行為第 4 条第 1 項に規定する建学の精神を堅持し、人物、才能、学問及び
識見において適格と認められる者であることを要する。
2
大学長の候補者は、前項に規定する資格を満たし、以下の各号のいずれかに該当する者
とする。
(1) 大学に所属する専任教員(任期の定めのある者を除く。)のうち教授である者
(2) 前号以外で学長としてふさわしいと次項第 2 号に規定する学長候補者選考委員会が認
めた者
3
大学長の選任は、以下の手続により行う。
(1) 院長が、大学に候補者選出を依頼する。
(2)
大学は、院長からの候補者選出依頼に基づき、学長候補者選考委員会を設置して予備
選挙を行った後、学長候補者選挙総会において候補者 1 名を選出し、院長に報告する。
(3) 院長は、報告を受けた候補者を、常務委員会の議を経て、理事会に付議する。
(4) 理事会は、理事総数の 3 分の 2 以上の議決により、大学長を選任する。
4
大学長候補者の選出について必要な事項は、別に定める。
5
女子短期大学長の候補者及び選任手続は、
第 2 項及び第 3 項の規定を準用する。
ただし、
大学を女子短期大学と、大学長を女子短期大学長と読み替えるほか、第 3 項第 2 号に規定
する学長候補者選考委員会は、必要な場合にのみ設置することとする。
6
女子短期大学長候補者の選出について必要な事項は、別に定める。
(大学長及び女子短期大学長の任期)
第 22 条 大学長及び女子短期大学長の任期は、4 年とする。ただし、前任者が任期の途中
で退任し、後任として就任した者の任期は、原則として前任者の残任期間とする。
2
大学長及び女子短期大学長は、再任されることができる。
3
大学長及び女子短期大学長は、任期満了の後でも、後任者が選任されるまでは、なお、
その職を行う。
(大学長並びに女子短期大学長の職務の代理及び代行)
6
第 23 条 大学長又は女子短期大学長に事故あるときにはその職務を代理する者を、大学長
又は女子短期大学長が欠けたときにはその職務を行う者を、原則として第 31 条に規定する
副学長の中から、院長が選任する。
(大学長並びに女子短期大学長の退任及び解任)
第 24 条 大学長並びに女子短期大学長の退任及び解任については、第 7 条の規定を準用す
る。ただし、院長を大学長又は女子短期大学長と読み替えるものとする。
(高等部長、中等部長、初等部長及び幼稚園長の職務)
第 25 条 高等部長、中等部長、初等部長及び幼稚園長は、高等部、中等部、初等部又は幼
稚園の校務若しくは園務をつかさどり、所属する職員を監督し、院長に対して責任を負う。
2
高等部長、中等部長、初等部長及び幼稚園長の職務は、以下のとおりとする。
(1) 当該設置学校を代表する。
(2) 当該設置学校における教育を統轄する。
(3) 所属する生徒、児童又は園児の管理に責任を負う。
(4) 所属する職員を職務上及び服務上監督し、その所属長となる。
(5) 当該設置学校の施設設備の保全管理に責任を負う。
(6) その他当該学校の運営に関する事務を統轄する。
3
高等部長、中等部長、初等部長及び幼稚園長は、当該設置学校の教員会議の議長となる。
(高等部長、中等部長及び初等部長の選任)
第 26 条 高等部長、中等部長及び初等部長は、キリスト教信者で、寄附行為第 4 条第 1 項
に規定する建学の精神を堅持し、人物、才能、学問及び識見において適格と認められる者
であることを要する。
2
高等部長、中等部長及び初等部長の候補者は、前項に規定する資格を満たし、以下の各
号のいずれかに該当する者とする。
(1) 当該設置学校に所属する専任教員(任期の定めのある者を除く。)
(2) 前号以外で部長としてふさわしいと院長が認めた者
3
高等部長、中等部長及び初等部長の選任は、以下の手続による。
(1) 院長は、理事長と協議の上、候補者 1 名を選ぶ。
(2) 院長は、前号の候補者を、常務委員会の議を経て、理事会に付議する。
(3) 理事会は、理事総数の 3 分の 2 以上の議決により、高等部長、中等部長及び初等部長
を選任する。
4
高等部長、中等部長及び初等部長候補者の選出について必要な事項は、別に定める。
(幼稚園長の選任)
7
第 27 条 幼稚園長は、キリスト教信者で、寄附行為第 4 条第 1 項に規定する建学の精神を
堅持し、人物、才能、学問及び識見において適格と認められる者であることを要する。
2
幼稚園長は、院長と理事長が協議の上、候補者 1 名を選び、常務委員会の議を経たのち、
理事会が選任する。
(部長及び園長の任期)
第 28 条 高等部長、中等部長、初等部長及び幼稚園長の任期は、4 年とする。ただし、前
任者が任期の途中で退任し、後任として就任した者の任期は、原則として前任者の残任期
間とする。
2
高等部長、中等部長、初等部長及び幼稚園長は、再任されることができる。
3
高等部長、中等部長、初等部長及び幼稚園長は、任期満了の後でも、後任者が選任され
るまでは、なお、その職を行う。
(部長並びに園長の職務の代理及び代行)
第 29 条 高等部長、中等部長、初等部長又は幼稚園長に事故あるときにはその職務を代理
する者を、高等部長、中等部長、初等部長又は幼稚園長が欠けたときにはその職務を行う
者を、院長が選任する。
(部長並びに園長の退任及び解任)
第 30 条 高等部長、中等部長、初等部長及び幼稚園長の退任又は解任については、第 7 条
の規定を準用する。ただし、院長を高等部長、中等部長、初等部長又は幼稚園長と読み替
えるものとする。
第 2 節 副学長
(副学長)
第 31 条 大学に、副学長 3 名以内を置く。
2
女子短期大学に、副学長 1 名を置くことができる。
(副学長の職務)
第 32 条 副学長は、大学長又は女子短期大学長を補佐し、学長の命により特定の職務を分
掌する。
(副学長の選任)
第 33 条 副学長は、キリスト教教育に理解があり、寄附行為第 4 条第 1 項に規定する建学
の精神を堅持する者であって、人物、才能、学問及び識見において適格と認められる者で
8
あることを要する。
2
大学副学長の候補者は、前項に規定する資格を満たす、大学に所属する専任教員(任期の
定めのある者を除く。)のうち教授である者とする。
3
大学副学長の選任手続は、以下のとおりとする。
(1) 大学長は、候補者を選び、院長に推薦する。ただし、大学長の交代に伴う選任に当た
っては、本文の大学長を大学長就任予定者と読み替えるものとする。
(2) 院長は、前号の候補者について、常務委員会の議を経て、理事会に付議する。
(3) 理事会は、理事総数の 3 分の 2 以上の議決により、副学長を選任する。
4
女子短期大学副学長の候補者及び選任手続は、前 2 項の規定を準用する。ただし、大学
を女子短期大学と、大学長を女子短期大学長と読み替えるものとする。
(副学長の任期)
第 34 条 副学長の任期は、2 年とする。ただし、前任者が任期の途中で退任し、後任とし
て就任した者の任期は、原則として前任者の残任期間とする。
2
前項の規定にかかわらず、副学長は、就任時における大学長又は女子短期大学長の任期
を超えて在任することはできない。ただし、大学長又は女子短期大学長が欠けたときには、
後任の大学長又は女子短期大学長が就任するまで、その職に留まるものとする。
3
副学長は、再任されることができる。
(副学長の退任及び解任)
第 35 条 副学長の退任及び解任については、第 7 条の規定を準用する。ただし、院長を副
学長と読み替えるものとする。
第 3 節 学部長及び専門職大学院研究科長
(学部長及び専門職大学院研究科長)
第 36 条 大学の学部に学部長各 1 名を置く。
2
学部長は、学部と当該学部を基礎とする大学院研究科(以下「研究科」という。)の一体
的な運営を進めるため、研究科の長(以下「研究科長」という。)を兼ねる。ただし、学部長
から特段の事情があると願い出があり、院長と学長による協議を経て、常務委員会及び理
事会においてやむを得ないと認められた場合に限り、学部長以外の者を研究科長に選任す
ることができる。
3
前項の規定にかかわらず、専門職大学院の各研究科(以下「専門職大学院研究科」という。)
は、基礎となる学部を有しないため、それぞれに研究科長(以下「専門職大学院研究科長」
という。)各 1 名を置く。
9
(学部長の職務)
第 37 条 学部長は、当該学部及び研究科の業務をつかさどり、所属する職員を監督し、学
長に対して責任を負う。
2
学部長の職務は、以下のとおりとする。
(1) 当該学部を代表する。
(2) 当該学部及び研究科の教育研究を統轄する。
(3) 当該学部及び研究科に所属する学生等を管理する。
(4) その他当該学部に係る業務を統轄する。
3
学部長は、当該学部及び研究科において教授会の議長となる。
(専門職大学院研究科長の職務)
第 38 条 専門職大学院研究科長は、当該専門職大学院研究科の業務をつかさどり、所属す
る職員を監督し、学長に対して責任を負う。
2
専門職大学院研究科長の職務は、以下のとおりとする。
(1) 当該専門職大学院研究科を代表する。
(2) 当該専門職大学院研究科の教育研究を統轄する。
(3) 当該専門職大学院研究科に所属する学生等を管理する。
(4) その他当該専門職大学院研究科に係る業務を統轄する。
3
専門職大学院研究科長は、当該専門職大学院研究科において教授会の議長となる。
(学部長及び専門職大学院研究科長の選任)
第 39 条 学部長及び専門職大学院研究科長は、キリスト教教育に理解があり、寄附行為第
4 条第 1 項に規定する建学の精神を堅持する者であって、人物、才能、学問及び識見におい
て適格と認められる者であることを要する。
2
学部長及び専門職大学院研究科長の候補者は、前項に規定する資格を満たし、当該の学
部又は専門職大学院研究科に所属する専任教員(任期の定めのある者を除く。以下同じ。)
とする。
3
学部長及び専門職大学院研究科長の選任手続は、以下のとおりとする。
(1) 院長が、大学長に候補者選出を依頼する。
(2) 大学長は、学部又は専門職大学院研究科に候補者選出を依頼する。
(3)
学部又は専門職大学院研究科は、大学長からの候補者選出依頼に基づき、選挙によっ
て候補者 1 名を選出し、大学長に報告する。
(4) 大学長は、前号の候補者を院長に報告する。
(5) 院長は、報告を受けた候補者を、常務委員会の議を経て、理事会に付議する。
(6) 理事会は、理事総数の 3 分の 2 以上の議決により、学部長又は専門職大学院研究科長
を選任する。
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4
新設の学部又は専門職大学院研究科における開設時の学部長又は専門職大学院研究科
長については、前項第 2 号から第 4 号までの規定にかかわらず、学長がその候補者 1 名を
選び、開設の 2 カ月前までに院長に報告することとする。この場合、第 2 項については、
所属する専任教員を所属予定の専任教員と読み替えるものとする。
5
学部長及び専門職大学院研究科長候補者の選出について必要な事項は、別に定める。
(学部長及び専門職大学院研究科長の任期)
第 40 条 学部長及び専門職大学院研究科長の任期は、2 年とする。ただし、前任者が任期
の途中で退任し、後任として就任した者の任期は、原則として前任者の残任期間とする。
2
学部長及び専門職大学院研究科長は、再任されることができる。
3
学部長及び専門職大学院研究科長は、任期満了の後でも、後任者が選任されるまでは、
なお、その職を行う。
(学部長並びに専門職大学院研究科長の退任及び解任)
第 41 条 学部長並びに専門職大学院研究科長の退任及び解任については、第 7 条の規定を
準用する。ただし、院長を学部長又は専門職大学院研究科長と読み替えるものとする。
第 5 章 理事会及び評議員会
第 1 節 開催及び列席者
(理事会の定期会)
第 42 条 理事会の定期の開催は、原則として、8 月を除く毎月 1 回とする。
(理事会の列席者)
第 43 条 理事長は、以下の各号のいずれかに該当する者のうち理事ではない者を理事会に
列席させることができる。
(1) 学院宗教部長
(2) 高等部長、中等部長、初等部長及び幼稚園長
(3) 大学の副学長、学部長及び専門職大学院研究科長
(4) 女子短期大学副学長
2
理事長は、必要と認めた場合には、前項に規定する列席者に加えて、本法人の職員その
他の者を、理事会へ列席させることができる。
(評議員会の定期会)
第 44 条 評議員会の定期の開催は、原則として、5 月及び 3 月の年 2 回とする。
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(評議員会の議長)
第 45 条 寄附行為第 29 条第 5 項に規定する評議員会の議長は、必要な場合には、1 年以
内の任期を定めて選任することができる。
2
任期を定めて選任された議長は、以下の各号のいずれかに該当した場合には、退任する。
ただし、任期満了により退任した者は、再任されることができる。
(1) 任期を満了したとき
(2) 議長を辞任したとき
(3) 評議員ではなくなったとき
3
任期を定めて選任された議長が、事故ある場合など評議員会に出席できない場合には、
当該の評議員会において出席した評議員の中から代理の議長を選任する。
(評議員会の列席者)
第 46 条 理事長は、以下の各号のいずれかに該当する者のうち評議員ではない者を評議員
会に列席させることができる。
(1) 学院宗教部長
(2) 高等部長、中等部長、初等部長及び幼稚園長
(3) 大学の副学長、学部長及び専門職大学院研究科長
(4) 大学事務組織の長
(5) 女子短期大学副学長
2
理事長は、必要と認めた場合には、前項に規定する列席者に加えて、評議員会議長の承
認を得て、本法人の職員その他の者を、評議員会へ列席させることができる。
第 2 節 理事及び評議員の選任
(設置学校の長及び大学の役職者から選任する理事)
第 47 条 寄附行為第 8 条第 1 項第 2 号ロに規定する大学の役職者は、副学長、学部長、専
門職大学院研究科長及び大学事務組織の長とする。
2
寄附行為第 8 条第 1 項第 2 号ロの理事については、大学長と女子短期大学長が協議を行
い、候補者 2 名を推薦する。
3
寄附行為第 8 条第 1 項第 2 号ハの理事については、任期を満了するごとに、高等部長、
中等部長及び初等部長を交替で選任する。
(評議員から選任する理事)
第 48 条 寄附行為第 8 条第 1 項第 3 号の理事については、寄附行為第 26 条第 1 項第 3 号
12
から第 6 号までに規定する評議員から、以下のように 7 名を選任する。
(1) 第 3 号に規定する評議員から 3 名
(2) 第 4 号に規定する評議員 1 名
(3) 第 5 号に規定する評議員から 1 名
(4) 第 6 号に規定する評議員から 2 名
2
前項第 3 号に規定する理事については、評議員の任期を満了するごとに、第 50 条第 1
項に規定する区分から交替で選任する。
3
第 1 項第 4 号に規定する理事については、米国の合同メソジスト教会に所属する宣教師
及びプロテスタント教会の教職にある者から各 1 名ずつ選任することを原則とする。
(設置学校の長及び大学の役職者から選任する評議員)
第 49 条 寄附行為第 26 条第 1 項第 2 号ロの評議員については、大学の副学長、学部長、
専門職大学院研究科長及び大学事務組織の長から、大学長が候補者 9 名を推薦する。
2
寄附行為第 26 条第 1 項第 2 号ハの評議員は、以下のとおりとする。ただし、第 1 号に
ついては、評議員の任期を満了するごとに、交互に選任する。
(1) 高等部長又は中等部長
(2) 初等部長
(3) 幼稚園長
3
職務上評議員となる他の職にある者が当該設置学校の長を兼務している場合には、当該
設置学校の次席者を選任する。ただし、次席者が既に評議員となっている場合は、理事長、
院長及び当該設置学校の長が協議を行い、当該設置学校に在籍する者から候補者を選び、
選任を行う。
4
前項の規定により選任した評議員の任期は、寄附行為第 27 条第 1 項の規定による。
(職員から選任する評議員)
第 50 条 寄附行為第 26 条第 1 項第 5 号の評議員については、専任教員及び専任事務職員(い
ずれも任期の定めのある者を除く。以下同じ。)から、以下のように 6 名を選任する。
(1) 法人本部の専任事務職員から 1 名
(2) 大学の専任事務職員から 1 名
(3) 女子短期大学の専任教員及び専任事務職員から
1名
(4) 高等部の専任教員及び専任事務職員から 1 名
(5) 中等部の専任教員及び専任事務職員から 1 名
(6) 初等部の専任教員及び専任事務職員から 1 名
2
前項の評議員は、各号の区分ごとに行う選挙により候補者を選出する。ただし、寄附行
為第 26 条第 1 項第 1 号、第 2 号及び第 4 号の規定により評議員となる者については、候補
者とすることはできない。
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3
前項に規定する選挙の選挙権又は被選挙権は、選挙の実施を公示する時点において、以
下の各号の規定に該当する者が有する。
(1) 選挙権については、第 1 項の当該の号に規定する職員のうち、本法人に専任教員又は
専任事務職員として 3 年以上在籍する、満 25 歳以上の者。ただし、選挙実施日には本文の
規定に該当しなくなることが確定している者を除く。
(2) 被選挙権については、第 1 項の当該の号に規定する職員のうち、本法人に専任教員又
は専任事務職員として 5 年以上在籍する、満 25 歳以上の者。ただし、評議員就任予定日に
は本文の規定に該当しなくなることが確定している者を除く。
(宣教師又はプロテスタント教会教職者から選任する評議員)
第 51 条 寄附行為第 26 条第 1 項第 6 号の評議員については、米国の合同メソジスト教会
に所属する宣教師及びプロテスタント教会の教職にある者を各 2 名ずつ選任することを原
則とする。
第 6 章 監査
(監事監査)
第 52 条 本法人は、寄附行為第 18 条第 1 号及び第 2 号の規定に基づき、本法人の業務及
び財産の状況について、監事による監査(以下「監事監査」という。)を実施する。
2
監事は、全監事の協議により監査方針及び監査計画等を決定し、これに基づいて監事監
査を実施する。
3
監事は、監事監査の結果を、寄附行為第 18 条第 3 号の規定に基づき、理事会及び評議
員会に提出する。
(独立監査人による監査及び内部監査)
第 53 条 本法人は、前条に規定する監事監査に加えて、以下の監査を実施する。
(1) 独立監査人による監査
(2) 内部監査
2
前項第 1 号に規定する監査は、公認会計士又は監査法人を監査人として、本法人の財産
の状況について毎会計年度ごとに実施し、監査人は、その結果を当該会計年度終了後 2 カ
月以内に理事長に提出するものとする。ただし、本法人又は本法人の役員若しくは職員と
の間で利害関係を有する者を監査人とすることはできない。
3
第 1 項第 2 号に規定する監査は、理事長の下に監査室を設置し、本法人の業務及び財産
の状況並びにその他必要な事項について、定期的又は臨時に実施する。
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第 7 章 補則
(諸規則に定めのない事項)
第 54 条 緊急を要する重要な事項で、寄附行為及びこの寄附行為細則をはじめとする学校
法人青山学院諸規則に定めのないものについては、諸規則に反しないと認められる場合に
限り、院長と協議の上、理事長が決定することができる。
2
前項に規定する決定を行った場合には、理事会の追認を必要とする。
第 8 章 改廃手続
(改廃手続)
第 55 条 この寄附行為細則の改廃は、評議員会の議決を経たのち、理事会において理事総
数の 3 分の 2 以上の議決を経て、理事長がこれを行う。
附 則
1
この寄附行為細則は、2006 年 3 月 7 日から施行する。
2
前項の規定にかかわらず、高等部長及び中等部長に係る規定は、2006 年 4 月 1 日から
施行し、2006 年 3 月 31 日までは改正前の高中部長に係る規定によるものとする。
3
第 1 項に規定する施行日において大学の学長補佐である者は、この寄附行為細則の施行
により副学長とする。ただし、任期は学長補佐に就任したときから起算する。
4
第 1 項に規定する施行日より以前に選任された理事及び評議員については、選任時の選
任区分を読み替えることにより、第 46 条から第 48 条まで並びに第 50 条及び第 51 条に規
定する区分により選任されたとみなす。
附 則(2007 年 3 月 27 日)
この寄附行為細則は、2007 年 4 月 1 日から施行する。
附 則(2007 年 5 月 29 日)
この寄附行為細則は、2007 年 6 月 1 日から施行する。
附 則(2012 年 5 月 24 日)
この寄附行為細則は、2012 年 5 月 25 日から施行し、2012 年 3 月 13 日から適用する。
附 則(2012 年 9 月 27 日)
この寄附行為細則は、2012 年 9 月 28 日から施行する。
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