北海学園大学 法学部 1年 日野千鶴 東京研修を終えて 東京研修では、政治に関係することにとどまらず、多様な領域において発見があ りました。その学びについて以下に述べます。 大学の講義等で学んでいる国政の現場を実際に見ることができたのは、貴重な経 験となりました。とくに印象的なのは、予算委員会と民主党会議です。予算委員会は、国 会中継や報道番組等で目にする機会がありましたが、その現場で見ると、より近く国会議 員たちの気迫や気概のようなものが感じられました。また、報道するマスメディア側の動 きを見ることができたのは初めての体験であり、歴史の流れをニュースからではなく、肌 で実感したのは、初めてのことです。そして党会議からは、今後国会において議論を深め ていく問題について、理解を深め、進捗状況についても知ることができました。また、有 識者や当事者へのヒアリングなど、日本において実際に起きている問題を政府が知る手段 の一つを見せていただくことができたのは、とても新鮮でした。 また、代議士の現場視察に同行させていただけたのは、とても刺激的な経験とな りました。そのときに代議士から伺うことができたお話で、学生時代に習得しておくこと に関するお話はとても印象に残っています。そのなかで、自分なりの知識の習得の方法を 身につけること、という項目がありましたが、今回の視察における代議士の姿勢を拝見す ることで、実体験も含めて学びとることができたことには、感激しました。又聞きの情報 ではなく、自らの五感から仕入れた情報こそが、より正確な意思表示や意思決定に役立つ ということを学びました。このような経験を与えてくださった代議士にとても感謝してい ます。 代議士からのみならず、事務所の秘書やスタッフの皆さんのお話からも、今後の 人生において必要なエッセンスを得ることができました。どなたも実に経験豊富であり、 経験のすべてをお聞きすることは到底できませんでしたが、それでも現在にいたるまでの 様々なバックグラウンドを伺いました。このような現場の第一線で活躍するプロフェッシ ョナルな方々との出会いは、人生観を含め、世界の見方を広げるきっかけとなりました。 いままでも人を尊敬することはありましたが、強い憧れを抱く経験はそれほどなかったた め、とても有意義なものとなりました。考え方や生き方の見本にしたいです。 東京研修を通じて得た実体験に基づくさまざまな経験は、法学部生としてや一市 民としての今後の学びに対するモチベーションを、これまでにないほど高めることとなり ました。興味のあることを自ら学ぶことへの喜びを感じることができたためです。また、 政治の場のみならず様々な社会見学から、今までは気がつかなかった視点を得ることがで きた点も大きな成果です。様々な手段による学びを活かし、目標に向かって努力すること への決意を東京研修によって新たにすることができました。研修にて出会うことのできた 皆さまや機会に改めて感謝します。ありがとうございました。
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