Topics「FX 業者 22 社の決算概要」

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Topics「FX 業者 22 社の決算概要」
社の決算概要」
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平成 27 年 09 月 11 日
各社ディスクロージャー誌より抜粋(金額:百万円。)
営業収益 経常利益 純利益
GMOクリック証
DMM.com証
ワイジェイFX
外為オンライン
マネーパートナーズ
外為どっとコム
ヒロセ通商
マネースクエア・ジャパン
セントラル短資FX
インヴァスト証
SBI FXトレード
FXプライムbyGMO
FXCM
トレイダーズ証
FXトレーディングシステムズ
ひまわり証
アイネット証
FXトレードフィナンシャル
サクソバンクFX証
カネツFX証
OANDA Japan
FXクリエイト
22,061
13,343
9,117
5,562
5,312
4,460
4,243
3,575
3,362
3,174
2,805
2,760
2,339
2,313
1,875
1,610
935
648
597
511
508
217
8,239
5,620
4,010
1,022
1,114
1,076
581
1,787
563
157
1,695
407
343
-269
661
334
371
-297
95
23
116
44
5,651
4,421
1,932
663
695
692
229
1,149
334
728
1,082
380
103
-199
430
410
247
-306
43
21
105
39
総資産
441,046
130,153
120,885
100,503
66,965
122,341
34,771
55,192
70,200
86,621
30,334
22,672
35,134
15,015
15,087
23,767
5,258
3,898
11,477
9,343
4,328
1,272
純資産
18,592
18,318
14,791
16,943
9,328
14,760
2,661
4,469
5,451
12,411
2,729
4,353
5,676
1,807
5,105
3,716
1,847
776
1,060
421
724
172
委託
証拠金
218,714
99,955
97,178
82,513
47,961
106,925
26,474
49,669
64,282
68,812
25,592
15,900
28,892
12,879
9,577
16,549
3,224
2,941
11,039
4,210
3,243
1,030
自己資本 ドル円
規制比率 spread
320.4%
0.3
401.1%
0.3
1079.4%
0.3
553.3%
1.0
617.5%
0.3
※1358.9%
0.3
※268.1%
0.3
586.4%
1.0
531.8%
0.6
1221.4%
0.5
849.3%
0.27
519.4%
0.6
316.2%
0.3
194.6%
0.3
760.2%
0.3
452.1%
1.0
1079.9%
0.8
268.0%
0.3
412.6% 244.2%
3.0
549.8%
0.4
362.7%
3.0
※1 各社単体ベース。外為どっとコム(連結)及びヒロセ通商は決算資料より抜粋
※2 自己資本規制比率は 6 月末時点
■ FX 業者の 2015.3 月期ディスクロージャー誌が出揃った。前期は 10 月に市況が揺れる場面もあったが、
日銀の追加緩和もあり年間では円安が進み、20 社が黒字決算となった
■ 営業収益順に見ると、首位の GMO クリックは近年のスプレッド競争の勝ち組で他社を圧倒、FX プライムと
の経営統合により持株会社 GMO クリック HD が上場した。DMM.com は 2014.3 月期の大幅赤字から
復活、CM 効果も大きい。Yahoo が買収したワイジェイ FX(旧サーバーエージェント FX)も業績は好調である。
■ 大手 3 社に共通するのは、
スプレッド競争で常に先頭を走っていること。いずれも IT 系が母体であり、
金融系にありがちな「情報等を充実させて高い手数料(スプレッド)を維持する」という発送が無い
のが強みだろう。
■ かつての大手マネパ、外為どっとコムも遅ればせながらドル円スプレッドを 0.3 銭に縮小。かつて首位クラス
だった外為オンラインはスプレッドが比較的広く、減収減益が続いている。
■ そのスプレッド競争の中で異色の存在が、自動売買ツールで業績を伸ばしてきたマネースクウェアである。しかし、
他社も採用を始めたため、前期は減収減益となった。
■ 他では SBI 傘下の SBIFX トレードの躍進が目立つ。前期は営業収益 47.6%、経常利益 33.9%、純利
益 36.3%の大幅増収増益となった。経常利益率 60.4%はダントツの首位で、6 月末自己資本規制比率
を見る限り、今期も業績は好調である。将来的には M&A に動く可能性もあろう。
■ かつては数多くの FX 業者が乱立していたが、レバレッジ規制、スプレッド縮小競争から既に淘汰の時代
に入っている。既に FX プライムは GMO クリックの傘下となり、FXCM は 8 月に楽天の傘下となった。
業者間の経営統合は一段と進むであろう。
9 月 14 日月曜日に Dlmarket において「FX 業者 22 社の決算概要(2015.3 月期)」
(PDF ファイル)を
¥200 円(税込 216 円)にて販売いたします。内容は以下の通りです。
1.決算一覧表(過去3年分)
2.各種ランキング
3.各社要覧
4.考察
以下、各社要覧のサンプルとなります。