デザイン:伝えるために 工芸:印象をつかんで造りきる力 デッサン、色彩構成、立体構成の各課題や、レクチャー、体験授業を 入試で求められるのは、モチーフをよく観察・理解し、つくりあげる 通して様々なことを学びます。モチーフのとらえ方、発想の幅のひ 力です。さまざまな特徴〔構造、形、質、色…〕にこだわり、完成度の ろげ方、共感する伝え方、説得力のあるつくり方など。 ある表現をめざします。同時に、モチーフ全体がもつ雰囲気や印象 入試で求められることに対して答え方は1つではありません。あな を的確に捉えて表現する力も重要です。これは自分の頭の中にある たの答え方を見つけていきましょう。 イメージを作品化していく、大学進学以降の制作を支える力にもな 客観的な「観る、考える、造る」能力を土台に、主観が際立つ作品づ ります。細部と全体。このバランスに敏感でありながら、密度と魅力 くりを目指します。 のある作品をつくりましょう。 受験に向けて面談を重ねながら、東京芸大デザイン科以外の国公 受験に向けて面談を重ねながら、東京芸大工芸科以外の国公立大 立大学または私立大学との併願受験にも対応します。 学または、私立大学との併願受験にも対応します。 DESIGN & CRA F T e デザイン・工芸専攻 芸大 本科 美大学科 a c b d f 高卒生対象 [ 月∼土 ]9 :30 – 16 :30 [ 火・木 ] 18 :30 –20 :30 英語 美大学科は別途お申し込みが必要です。 [ 水・金 ] 18 :30 –20 : 0 0 国語 曜日や開講講座など詳しくは 84 ページをご覧ください。 「観察力」がデザイン工芸の基盤。 CURRICULUM 河合塾美術研究所ではデッサン力を鍛える課題から、視野をひろげるレクチャー、具体的な技術を学ぶ演習課題まで、 観察力と表現力を高めるさまざまな課題に取り組んでいきます。 一人ひとりと丁寧に対話しながら、あなたの個性を最大限に活かして合格へと導きます。 2 学期 3 学期 の土台づくり の向上をめざす 志望校別対策 観察力、発想力、構成力、技術力 • 個人面談 • 基礎力養成課題 • 演習課題(基礎 ) • 各種レクチャー • バスハイク、美術館見学 • デザイン工芸紹介 • 塾内実技コンクール 観察力、発想力、構成力、技術力 • 個人面談 • 応用力養成課題 • 演習課題(発展 ) • 塾生作品展 • 東京芸大公開実技模試 • 多摩美大実技模試 • 武蔵野美大実技模試 • 塾内実技コンクール • 東京芸大対策 • 多摩美大対策 • 武蔵野美大対策 • その他の志望大学対策 直前講習 この力を総合的に確かめるものです。受験期の学びが大学進学以降の成長の土台となります。 1 学期 冬期講習 東京芸大の入試で出題される鉛筆デッサン・色彩構成・立体構成は、 k g. 粘土質感表現演習 h. 模刻(紙) i. 自画像 j. 色彩ワークショップ k. 細密デッサン 夏期講習 美しさや面白さを見いだす力を意味します。その魅力を誰かに伝え共有するために、的確な「表現力」が必要になります。 i a. 写真模写 b. 墨ドローイング c. マジッククロッキー d. 作家アトリエ訪問 e. 工芸紹介、実演 f. 素材ゼミ 春期講習 その基盤となる「観察力」とは、さまざまなモノやコトに興味を持ち、成り立ちを理解し、 g 「観察・表現」を伸ばす授業、 「知識・体験」をひろげる授業の一例 デザイン・工芸は、モノづくり・コトづくりを通じて人々の生活や価値観を豊かにする仕事です。 42 j h 3 学期は 1月上旬で終了します。 河合塾美術研究所 2016 43 i a b l c j d g k m e f h n o p a 石膏像デッサン 7 時間 芸大デザインサイズ 画用紙 d 立体構成 「対決」 7 時間 水粘土 g 色彩構成 「とてつもない∼」 7 時間 B3 画用紙 i 立体表現 6 時間 水粘土 l 平面表現 6 時間 A 2 画用紙 n 石膏像デッサン 6 時間 芸大デザインサイズ 画用紙 b 石膏像デッサン 7 時間 芸大デザインサイズ 画用紙 e 立体構成 「伸縮」 7 時間 水粘土 h 色彩構成 「家」 6 時間 B3 画用紙 j 立体表現 6 時間 水粘土 m 平面表現 6 時間 A 2 画用紙 o 鉛筆写生 7 時間 木炭紙大 白象紙 c 構成デッサン 7 時間 芸大デザインサイズ 画用紙 f 立体構成 「光」 11 時間 紙素材 44 デザイン・工芸専攻 芸大 k 立体構成 「エントランスゲート」 12 時間 紙素材 p 鉛筆写生 10 時間 木炭紙大 白象紙 河合塾美術研究所 2016 45 入塾後にそれぞれの志望学科に対応したクラスに分かれて学びます。 Visual Design Industrial Design Space Design VD クラス[平面・視覚系] ID クラス[立体・工業系] SD クラス[空間・ファッション系] 主要対策学科 主要対策学科 主要対策学科 武蔵野美術大学視覚伝達デザイン、 武蔵野美術大学工芸工業デザイン、 武蔵野美術大学空間演出デザイン、 基礎デザイン、デザイン情報 多摩美術大学生産デザイン(プロダクト、 多摩美術大学環境デザイン、 多摩美術大学グラフィックデザイン、 テキスタイル)など 演劇舞踏デザイン(劇場美術デザイン)など 情報デザイン、統合デザインなど デッサンでは武蔵野美大・多摩美大で頻 デッサンでは観察を基盤として構造、プロ 出している手とモチーフを中心に、色彩構 ポーション、用途を意識して学習します。 成ではシンプルな構成美を第一とした指 構成ではゼロから物を作り出す発想力と、 導で、 「観察力、構成力、描写力」とともに それを伝える表現力をバランスよく、個性 より魅力的な表現をめざし、ビジュアルコ を生かして伸ばします。 デッサンでは大きなモチーフや教室の空 間を対象としたり、想定描写などを図法的 な解釈を踏まえて学びます。構成では平 面構成の基本的な考え方から、表現技法、 イメージを 2 次元・3 次元に展開して表現 する方法を段階を追って学習します。 ミュニケーション力を身につけます。 a. デッサン制作̶幾何形体、静物から手まで、さま ざまなモチーフに取り組みデッサン力を強化します。 b. ワークショップ̶ドローイングやコラージュ、ま たグループ制作などさまざまなワークショップで造 形力の基礎を養い、新たな発見と展開につなげます。 c. 図法(パース)ゼミ̶観察力を強化し、形態表現 DESIGN & CRA F T に必要な図法的理解を深めるためのゼミです。 デザイン・工芸専攻 私大 を身につけ、試験に活かせる表現の幅を広げます。 本科 美大学科 e. 色彩表現演習̶透過表現やグラデーション表現 f. 平面構成制作̶発想力、構成力、表現力をバラン スよく、個性を活かして伸ばします。 g. 参考作品模写̶参考作品を模写することで、表 d e f 達します。 h. 武蔵野美大・多摩美大公開模試̶名古屋校との 合同開催公開模試で幅広い多角的な指導を受けられ [ 月∼土 ]9 :30 – 16 :30 ます。また、各大学の教授を招いてガイダンス、講評 [ 火・木 ] 18 :30 –20 :30 英語 美大学科は別途お申し込みが必要です。 i. 武蔵野美大ガイダンス/作品講評会̶視覚伝達 も行います。 曜日や開講講座など詳しくは 84 ページをご覧ください。 「デザインする力」を育てるカリキュラム デザイン学科教授によるガイダンスと作品講評で受 河合塾美術研究所では、デッサン力、色彩・形態・構造などデザインの基礎をしっかりと学びます。 明確な目標と強い意志をもって、次のステップへと進んでください。 • ガイダンス • 個人面談による実力分析 • 手をモチーフにしたデッサン基礎演習 • 豊かな色感を育むための色彩演習 • ドローイング、コラージュなどの 造形表現の幅を広げるワークショップ • 様々な素材を使った立体構成 • ロゴやパッケージを制作する グラフィックデザイン課題 • 前期末実技コンクールによる 成果の確認 • KJ チャンピオンシップ • VD, ID, SD 各コースに分かれ、 傾向に則した課題に取り組む • 色彩演習、構成演習 • 志望学科別対策週間 • 名古屋校と合同の私大実技コンクール • 武蔵野美大、多摩美大公開模試 • 図法(パース)ゼミ • 朝クロッキー • 保護者面談 • 多摩美大対策 • 武蔵野美大対策 • その他国公立・私立美大対策 各大学別の入試対策 直前講習 入試直前期は、講師が個々の学生の志望学科や課題を丁寧に把握し合格まで全力サポートします。 3 学期 応用力の養成 冬期講習 2 学期には多摩美大・武蔵野美大を想定した実技模試で、自分の課題を把握しましょう。 2 学期 夏期講習 夏期講習からは、志望大学・専攻の受験に近い対策課題に取り組んでいきます。 i 1 学期 造形表現の基礎的な理解 春期講習 1 学期はデッサンを中心に、芸大・私大共通課題を含めた基礎トレーニングから始めます。 h CURRICULUM ならば傾向と対策の練習を 1 年間繰り返せばよいかというと、それではかえって実力がつきません。 どの大学も求めているのは「デザインする力」のある学生です。 g 験のアドバイスを受けることができます。 私大入試では、それぞれの学科の専門領域によって特徴のある課題が出題されます。 46 c b て配色の基本を学びます。 現方法や気を遣うポイントなどを実感でき、大きく上 高卒生対象 [ 水・金 ] 18 :30 –20 : 0 0 国語 a d. 色彩ゼミ̶色彩の基礎講義から応用演習を通じ 3 学期は 1月上旬で終了します。 河合塾美術研究所 2016 47 f a c i b a 平面構成「1 体のロボットと“ROBOT”」 5 時間 B3 b 想定デッサン「影と両手」 5 時間 B3 d g e h j k l c 想定デッサン 「手をにぎる両手」 5時間 B3 f 平面構成 「プラグコード」 11 時間 B3 i 平面構成 「2 羽の鳥と“ BIRD”」 5 時間 B3 d 平面構成 「ビーカー、A の文字が印刷された紙、水」 3時間 B3 g グリザイユデッサン 3 時間 B3 j 平面構成 「枯れ葉をモチーフに秋」 5時間 B3 e 平面構成 「アルファベットで人の表情」 3時間 B3 h 静物デッサン 11 時間 B3 k 平面構成 「太陽と“SUN”」 5 時間 B3 l 室内描写 6 時間 B3 48 デザイン・工芸専攻 私大 河合塾美術研究所 2016 49 学習のポイント ● 鉛筆デッサン̶ 石膏・静物・卓上 ● 色彩構成̶ モチーフを用いたり、言 ● 立体構成̶粘土や紙などを素材に、 モチーフなど、さまざまなものを描きます。 葉やイメージから発想する課題に取り組み モチーフやテーマ課題に取り組みます。空 光・陰影・形態・構造・空間などの基本的な ます。構成課題では、モチーフの特徴や内 間を 360 度意識しながら作品をつくること 項目をしっかりと理解して取り組みます。 面のイメージを観察することが大切です。 が大切です。また、素材に適した加工法や 色彩や立体などの構成課題の基礎となる また、知識や技法を身につけることで表現 道具の扱い方を、手を動かすことで身につ 力にもなります。 の幅が広がります。 けます。 DESIGN & CRA F T デザイン・工芸専攻 専科 平日 3 日クラス [ 月∼水 ] 17:30 –20 :30 [土] 13 :30 –15 : 0 0 国語 15 :10 –16 : 40 英語 平日 3 日クラスは、部活やその他の理由で、 平日 6 日クラスに通えない方のためのクラスです。 学期の途中で平日 6 日クラスに変更することができます。 学科は別途お申し込みが必要です。 詳しくは 84 ページをご覧ください。 「できるようになる」の連続 b g e h CURRICULUM 1 学期は全体で基礎課題の授業を行い、 2 学期以降は志望する大学専攻別のコースに分かれて専門課題に取り組みます。 入試に対応する実践力をつけ、現役合格をめざしましょう。 2 学期 3 学期 • 個人面談 • 基礎力養成課題 • 演習課題(基礎 ) • 各種レクチャー • デザイン工芸紹介 • 大学紹介 • 塾内実技コンクール • 個人面談 • 応用力養成課題 • 演習課題(発展 ) • 塾生作品展 • 東京芸大公開実技模試 • 多摩美大実技模試 • 武蔵野美大実技模試 • 推薦入試、外国人留学生入試、 帰国生入試対策 • 塾内実技コンクール • 東京芸大対策 • 多摩美大対策 • 武蔵野美大対策 • その他の志望大学対策 観察力、基礎力を養う 志望校別対策 表現力、応用力を身につける 直前講習 バランスよく配して、デザイン・工芸を広く・深く学んでいきます。 1 学期 冬期講習 このクラスでは、実技力を徹底的に鍛えながら、視野や体験をひろげる授業を i f. 細密模刻 g. 工芸紹介、実演 h. コラージュ i. 大学紹介 夏期講習 自分が興味ある分野について理解していくことが入学後の経験を深める土台になります。 f a. 色彩ワークショップ b. 細密デッサン c. 各実技デモンストレーション d. 細密模刻着彩 e. 紙立体演習 春期講習 また、これから専門課程で学んでいくのですから、 d 「観察・表現」を伸ばす授業、 「知識・体験」をひろげる授業の一例 現役で合格し、大学で学んでいくために必要なことは、バランスのよい造形力です。 50 c 高 2・3 生対象 平日 6 日クラス [ 月∼土 ] 17:30 –20 :30 美大学科 a 3 学期は 1月上旬で終了します。 河合塾美術研究所 2016 51 現役合格者の声 浅井 真優 さん 多摩美術大学 グラフィックデザイン学科 , 情報デザイン学科 武蔵野美術大学 夏期講習 / 入試再現 視覚伝達デザイン学科 , デザイン情報学科 現役合格 東京家政大学附属女子高校 早い内に志望校及び学科を決めた私が受験科にお世話になったの は、一足早く高 2 からでした。どんな道具、知識、技術が必要かを学 ぶと共に、周囲の緊張感に揉まれ、良い刺激となって今の自分の力 色彩構成 「対義語」 6 時間 B3 画用紙 にもなっていると思います。先生方は生徒一人一人をよく理解し、 的確な指導をしてくださるので、自分の癖や改善点などを明確にし、 次の課題へ生かして制作することができました。実技と学科の両立 は大変ですが、常に目標を持ち、それに向かって頑張ってください。 天地 千佳 さん 2 学期 / 入試再現 多摩美術大学 グラフィックデザイン学科 武蔵野美術大学 基礎デザイン学科 現役合格 東京・立教女学院高校 美術部に所属したことのない私にとって、河合塾美術研究所に通い 鉛筆写生 9 時間 木炭紙大 白象紙 始めてからは初めてのことばかりでした。基礎科の人柄の良い先生 色彩構成「ルーペ、パプリカ」 3 時間 B3 ケント紙 方に一から順に多くのことを教わり、受験科では向上心の高い仲間 と豊かな発想力で支えてくれる先生方、他の学科で頑張っている 友人達にも励まされ色々なことを学びました。大学生になったいま、 基礎科や受験科で学んだこと、先生方の言葉は自分の糧となって います。 2 年間 熱心に指導して頂きありがとうございました。 林 深音 さん 武蔵野美術大学 空間演出デザイン学科 夏期講習 / 直前講習 多摩美術大学 演劇舞踏デザイン学科 劇場美術デザインコース 現役合格 東京・江東服飾高等専修学校 静物構成デッサン 3 時間 B3 画用紙 入塾した時には受験のデッサンや色彩構成については何もわから 平面表現 9 時間 A2 画用紙 ない状態でしたが、講評などで先生の話を聞いていくうちに、徐々 に理解できるようになり、毎回進歩するので最後まで楽しかったで す。河合塾で教わったことは受験本番でももちろん、入学した今で も役に立つことがあります。又、大学で実際に学び始めた今だから 理解できるようになった事もあります。ありがとうございました。 田中 由貴奈 さん 多摩美術大学 工芸学科 高校 2 年 / 直前講習 現役合格 東京・成城学園高校 河合塾で受験に向けて過ごした日々はとても充実していました。先 生方や切磋琢磨できる仲間と共に楽しみながら、それでいて良い緊 張感を持ったまま試験に臨めたと思います。私は辛くなると制作で 面白そうな事をやっていたのですが、やりすぎたら先生がブレーキ をかけてくれました。受験生は実技と学科の両立が大変だと思いま すが、肩の力を少し抜いて楽しみながら制作して欲しいです。 52 デザイン・工芸専攻 石膏像デッサン 6 時間 芸大デザインサイズ 画用紙 構成デッサン「立方体と両手」5 時間 B3 画用紙 色彩構成「水とインク」 3 時間 B3 ケント紙 河合塾美術研究所 2016 53
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