3 事 - 大塚化学

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は じ め に
大塚グループ 企業理念
ご あ い さ つ
大塚化学株式会社は当社の企業理念である「私も信頼、会社も信頼 信頼は社会の夢 技術と
心で信頼の構築 信頼と人の輪を世界に拡げよう」を実践し、独創的技術によるオンリー1、
ナンバー1
製品の提供を通じ、顧客からの信頼を得て社会に貢献してきました。
今日まで世 界は常に変 化を続け、現 在 、我々は地 球 規 模での課 題を多く抱えており、例えば
エネルギー問題、環境破壊、食糧問題、水資源、温暖化など大きな岐路に立たされております。大塚
化学の事業は海水の「にがり」を利用してビジネスを開始しました。
こうした自然の恵みを利用した製品
や技術は、今なお多くの分野で利用され発展してきております。
さらに今後は、化学から科学へと視野
世界の人々の健康に貢献する革新的な製品を創造する
を広げることで、独創性のある技術を創出しつづけ、
この地球規模の問題に真剣に取り組み、次世代
へ恵みある地球を引き継いでまいります。
大塚化学の将来像
大塚化学は素材の力を顧客と共に創造的に、
かたちにする会社です。
大塚化学の製品は、
リサイクル可能なプラスチックスや、
自動車の低燃費化を実現する素材として
貢献しております。世界的に原子力発電の課題を抱える中、今後さらに求められる再生可能エネルギー
当 社 企 業 理 念
を開発する際も「素材の力」が必要です。当社はそうしたあらゆる場面において、素材の力を顧客と共に
「かたち」にします。
さらに今後、
研究開発拠点を世界に拡げ、
サスティナブル社会に
貢献できる素材開発へと進化し続けてまいります。
私も信頼、会社も信頼 信頼は社会の夢
技術と心で信頼の構築 信頼と人の輪を世界に拡げよう
大塚化学は、
大塚ホールディングス株式会社の企業理念
「Otsuka - people creating new products for better health worldwide」
に沿って、化学品事業会社として人々の豊かな暮らしと
健康に貢献する企業を目指してまいります。
大塚化学は、この企業理念のもと、創造的技術で
お 客 様 に 貢 献 、 信 頼 さ れ る 企 業 を 目 指 し て い ま す。
代表取締役
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グ ロ ー バ ル な 信 頼 獲 得 を 目 指 し て 。海 外
海 外
8 カ 国・地 域 に 拡 が る ネ ット ワ ー ク 。
1 9 8 8 年に韓 国でヒドラジンを製 造 販 売する会 社を設 立して以 来 、世 界 各 地に生 産 販 売 拠 点を
ネットワーク
設 置しています。それぞれの 国 や 地 域で 尊 敬される「よき企 業 市 民 」となるよう、
私たちは日々努力を続けてまいります。
海
外
拠
点
Otsuka Chemical America, Inc.
Otsuka Chemical America, Inc.
設立年月日:2014年2月6日
(2015年11月操業予定)
住 所:Griffin, Georgia, U.S.A.
事業内容:チタン塩酸「テラセス」の製造販売
❶ KOC株式会社
KOC Co.,Ltd.
設立年月日:1988年11月2日
資本金:150億ウォン
住 所:大韓民国 蔚山広域市 蔚州郡
温山邑 華山里 749-4
Phone:+82‐52‐240‐1200
F a x : +82‐52‐238‐5886
事業内容:水加ヒドラジンの製造販売
U R L:http://www.ikoc.co.kr
アメリカン ペプタイド カンパニー Inc.
American Peptide Company, Inc.
❼❻
設立年月日:1987年12月21日
資本金:415.9万USドル
住 所:777E, Evelyn Avenue, Sunnyvale, CA 94086, U.S.A.
Phone:+1-408-733-7604 or +1-800-926-8272
F a x : +1-408-733-7603 or +1-888-670-0070
事業内容:研究試薬用及び医薬用GMP
ペプチドの製造と販売
U R L:http://www.americanpeptide.com/
❸❶
❷
❽❾
❹
❷ 東山塑料薄膜(上海)有限公司
HIGASHIYAMA(SHANGHAI) FUNCTION FILM CO., LTD.
設立年月日:2005年12月29日
(買収 2014年11月13日)
資本金:US$ 2.83 million
住 所:中国上海市嘉定区嘉行公路2381号
Phone:+86-21-5995-9408
F a x : +86-21-5995-9407
事業内容:工業用フイルムの加工
❺
大塚ケミカルブラジル
Otsuka Chemical do Brasil Ltda
❸ 東山フイルムコリア株式会社
設立年月日:1997年7月11日
(買収 2007年2月28日)
資本金:3,321万レアル
住 所:Rua do Paraiso, 45 - Conj. 31
ZIP 04103-000 - Paraiso - Sao Paulo/SP
Phone:+55-11-4306-0001
F a x : +55-11-2368-6373
事業内容:ポリオレフィン発泡体製造・販売
U R L:http://www.otsukachemical.com.br/
HIGASHIYAMA FILM KOREA CO., LTD.
住 所:大韓民国仁川広域市南洞区九月洞1456番地
事業内容:機能性フィルムの販売 ❹ 台灣東山薄膜科技股份有限公司
Higashiyama film (Taiwan) tech Co.,Ltd
住 所:台湾 新北市土城區中央路4段2號5樓之3
事業内容:機能性フィルムの販売
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❺ P.T.ラウタン大塚ケミカル
❻ ヘブロンS.A.
❼ トロセレン イベリカ S.A.
❽ 張家港大塚化学有限公司
❾ 大冢材料科技(上海)有限公司
P.T.Lautan Otsuka Chemical
Hebron S.A.
TROCELLEN Iberica S.A.
Zhangjiagang Otsuka Chemical Co.,Ltd.
設立年月日:1989年7月17日
資本金:2,250万USドル
住 所:Graha Indramas, 5th floor JI.
AIP Ⅱ K.S Tubun Raya No.77,
Jakarta 11410 Indonesia
Phone:+62‐21‐5367‐1251
F a x : +62‐21‐5367‐1250
事業内容:発泡剤の製造販売
U R L:http://www.loc.co.id/
設立年月日:1961年11月22日
資本金:329千ユーロ
住 所:Avda.Estacion61, E-08120
La Llagosta, Barcelona, Spain
Phone:+34‐93‐574‐2011
F a x : +34‐93‐560‐1559
事業内容:樹脂添加剤を中心とした一般
化学品の製造販売
U R L:http://www.hebronsa.es/index.php/en/
設立年月日:1988年12月29日
(資本参加2006年7月31日)
資本金:666万ユーロ
住 所:Avda.Avilla,s/n E-28804,Alcala
de Henares,Madrid,Spain
Phone:+34‐91‐885‐5500
F a x : +34‐91‐885‐5501
事業内容:ポリオレフィン発泡体製造・販売
U R L:http://www.trocellen.com/
設立年月日:2004年10月26日
資本金:1,500万USドル
住 所:中国 江蘇省張家港市 江蘇揚子江
国際化学工業園 南海路33号
Phone:+86‐512‐5690‐7600
F a x : +86‐512‐5690‐7616
事業内容:鱗片状チタン酸塩の製造販売
特殊コンパウンドの製造販売
U R L:http://zjg.otsukac.com.cn/
Otsuka Material Science and Technology
(Shanghai) Co.,Ltd.
設立年月日:2013年3月21日
資本金:RMB10,000,000
住 所:中国 徐 区桂平路471号10号
楼一
Phone:+86
‐
21
‐
6091
‐
7675
F a x :+86
‐
21
‐
6191
‐
2937
事業内容:高付加価値コンパウンド、配合剤
の研究開発及び評価
高寶華南有限公司
Noble Skill Limited
設立年月日:2004年2月27日
(買収 2014年1月10日)
資本金:HK$28,140,000
住 所:Room 503A, Westlands
Centre,No. 20 Westlands
Road., Quarry Bay,Hong Kong
Phone:+852-2861-0995
事業内容:樹脂、
樹脂加工品及び
組立加工品の販売
大塚華南精密器械(深圳)有限公司
Otsuka South China Precision Instruments
(Shenzhen) Co., Ltd.
設立年月日:2011年11月13日
(買収 2014年1月10日)
資本金:RMB 6,219,000
住 所:中国広東省深圳市宝安区沙井街道
同富裕工業園A-5区B10
Phone:+86-755-8144-4001
F a x : +86-755-8144-4008
事業内容:プラスチック精密部品製造販売
大塚ケミカルインディア
Otsuka Chemical India Ltd.
設立年月日:2006年1月2日
資本金:365百万ルピー
住 所:416 JMD Pacific Square,
Sector-15, Part-Ⅱ, Near 32nd
Mile Stone Gurgaon-122001
Haryana India
Phone:+91‐124‐4597979
F a x : +91‐124‐4597980
事業内容:医薬品中間体の製造販売
U R L:http://www.otsukaindia.com/
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3 事 業 部 体 制 に よ る 化 学 品 事 業
技 術 と 心 で お 客 様 の 信 頼 に お 応 え し て 、 大 塚 化 学 は 成 長 を 続 け て きまし た 。
沿
革
1950年の設立以来、化学品製造販売のトップメーカーとして多くのお客様に信頼をいただいてきました。
大塚グループの中核企業のひとつとして、私たちはこれからも成長を続けてまいります。
日本 初 のヒドラジン 工 業 化 に 成 功 。ヒドラジン 誘 導 体 を 中 心 に 、高 い 合 成 技 術 力 で
ケミカル
ソリューション
事 業
1950
1956
1965
1968
1969
1974
大塚化学薬品株式会社設立
「硝酸カリ」
「ヒドラジン」等の製造販売開始
徳島工場
(現 鳴門工場)
を開設
発泡剤「ユニフォームAZ」発売
1984
1986
大塚家具工業株式会社と合併し、
資本金を28億円に増資、家具事業部新設
大塚化学株式会社に社名変更
殺虫剤「オンコル」発売
※現在はOATアグリオ
(株)
が販売
「オロナミンCドリンク」発売
※現在は大塚製薬
(株)
が販売
1988
韓国大塚化学株式会社
(韓国)
(現 KOC株式会社)
設立
「ボンカレー」の製造販売開始
※現在は大塚食品
(株)
が販売
今切工場
(現 徳島工場)
開設
資本金を24億円に増資
1989
1990
P.T.ラウタン大塚ケミカル
(インドネシア)
設立
ヘブロンS.A.
(スペイン)
設立
食品添加物
(着香料)
「マルトール」発売
1978
チタン酸カリウム繊維「ティスモ」発売
大塚食品株式会社を株式交換により子会社化
資本金を33億円に増資
大塚化学ホールディングス株式会社に社名変更
事業持ち株会社に移行
化学品・農薬肥料事業を継承する「大塚化学株式会社」
と家具事業を承継する「大塚家具製造販売株式会社」
を新設
2003
株式会社アグリベスト設立
2004
エムジーシー大塚ケミカル株式会社設立
張家港大塚化学有限公司
(中国)
設立
2006
大塚ケミカルインディア
(インド)
設立
トレセレンイベリカ
(スペイン)
に資本参加
2009
2010
2007
1991
βラクタマーゼ阻害剤「YTR」原体製造設備完成
2000
松茂工場開設
大塚ケミカルブラジル設立
殺ダニ剤「ダニサラバフロアブル」発売
※現在はOATアグリオ
(株)
が販売
2008
伊藤ライフサイエンス株式会社
(現 ILS株式会社)
、
American Peptide Company Inc.(USA)
買収
大塚グループ発足時に生産開始した局方塩を中心とした無機塩類の事業展開と、
ヒドラジンのTOPメーカーとして、
ヒドラジン誘
導体事業、発泡剤事業、高機能ポリマー事業などグローバルに事業展開を進めています。
ヒドラジン誘導体事業では原料からの
一貫生産体制が誘導体製品の高品質とコスト競争力を可能にし、
汎用のヒドラジン誘導体のみならず、
顧客のニーズに合わせたカ
スタム合成も行っており、
ラボスケールからプラントスケールまで対応することが可能です。
また、高機能ポリマー事業においては、
大塚化学ホールディングス株式会社が大塚化学株式会社を
吸収合併し、社名を大塚化学株式会社に変更
株式交換により、大塚ホールディングスの完全子会社となる
この高い合成技術を軸に、重合を精密制御するリビングラジカル重合用の新触媒を独自に開発しました。
この新触媒を用いた機
能性ポリマーTERPLUSの事業化に成功し、
プラントを建設。分散剤、
粘着剤など幅広い用途において採用が進んでおります。
アグリテクノ事業を分社化し、
大塚アグリテクノ株式会社を新設
(現OATアグリオ株式会社)
大塚ホールディングス株式会社が
12月15日、東京証券取引所市場第一部へ上場
2011
大塚グループ創業90年
2013
大塚材料科技
(上海)
有限公司を設立
有 機 材 料 分 野 、無 機 材 料 分 野 をはじ め 、
マテリアル
抗生物質中間体「GCLE」発売
ヒドラジン製造設備増設
1977
2002
幅 広 い ニ ーズに 対 応 できる機 能 化 学 品 、高 機 能 ポリマ ーを 提 供し て います 。
2014
ソリューション
Noble Skill Limited(香港)買収
大塚華南精密器械
(深圳)
有限公司
(中国)
買収
大塚ターフテック株式会社を子会社化
Otsuka Chemical America Inc(USA) 設立
徳島工場「TERPLUS」プラント竣工
東山フイルム株式会社、
東山塑料薄膜
(上海)
有限公司、
東山フイルムコリア株式会社を買収
事 業
新し い「 素 材 」
「 樹 脂 複 合 材 料 」の 研 究 開 発・製 造 を 行 って います 。
有機材料分野、無機材料分野ともに特徴ある「素材・複合材料」の研究開発ならびに製造を行っています。有機材料分野で
は、反応性の紫外線吸収剤、
ノンハロゲン系難燃剤ホスファゼンを開発。無機材料分野では、
ブレーキ用材料、樹脂補強材、
導電材などのセラミックスの開発を中心に、
ミクロの世界からナノの世界へと進化する材料開発を行っています。
さらに、摺動
性、精密補強性、導電性、誘電性などの機能を持つ複合材料の研究開発も行っております。
独 自 の 技 術 による医 農 薬 中 間 体 、合 成 試 薬 、医 薬 品 原 体 の 開 発・製 造 は
ケ ミ カ ル
サ イ エ ン ス
事 業
世 界 中 から高 い 評 価 をい た だ い て います 。
セファロスポリン系抗生物質の中間体である「GCLE」の独自開発に成功。
その過程で蓄積した技術を基礎に、
β-ラクタムを始め
とする医農薬中間体や医薬品原体の研究開発を進めています。芳香族系化合物やその誘導体などを用いた医薬中間体
や合成試薬などの製造もおこなっています。これらの製品群は、医薬品関連分野としてだけでなく電子材料や化粧品中間体、
食品添加香料などの幅広い分野へ展開しており、国内はもとより世界中から評価をいただいております。2006年にはインドに
大塚ケミカルインディアを設立。
「GCLE」の製造プラントとして稼動しております。
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3 事 業 部 体 制 に よ る 化 学 品 事 業
日本 初 のヒドラジン 工 業 化 に 成 功 。ヒドラジン 誘 導 体 を 中 心 に 、高 い 合 成 技 術 力 で
ケミカル
ソリューション
事 業
幅 広 い ニ ーズに 対 応 できる機 能 化 学 品 、高 機 能 ポリマ ーを 提 供し て います 。
素 材を核とし、常に技 術 革 新し豊かな暮らしを社 会にもたらす製 品づくりを目指しています。ヒドラジン事 業 、無 機 素 材・複 合 材 事 業 、
医 薬中間 体 事 業を中心とし「自動 車 」
「 電 気・電 子 」
「住宅」
「 医療 」分野へグローバルに製品を提供しています。
主 力 製 品
塩 化ナトリウム
硝酸カリウム
二 塩 酸ヒドラジン
● 硝酸カリウム、塩化カリウム、塩化マグネシウム、塩化ナトリウム、
他
(無機塩類)
大塚グループ発足時に生産開始した局方塩を中心とした無機塩類の事業展開と、
ヒドラジンのTOPメーカーとして、
ヒドラジン誘導
● ユニフォームAZシリーズ
(樹脂用発泡剤)
体事業、発泡剤事業、高機能ポリマー事業などグローバルに事業展開を進めています。
ヒドラジン誘導体事業では原料からの一貫
● ヒドラジン誘導体
生産体制が誘導体製品の高品質とコスト競争力を可能にし、汎用のヒドラジン誘導体のみならず、顧客のニーズに合わせたカスタム
(ヒドラジン塩類、
ヒドラジド化合物、
へテロ環化合物)
合成も行っており、
ラボスケールからプラントスケールまで対応することが可能です。
また、高機能ポリマー事業においては、
この高い
※水加ヒドラジンはエムジーシー大塚ケミカル
(株)
が生産販売
合成技術を軸に、
重合を精密制御するリビングラジカル重合用の新触媒を独自に開発しました。
この新触媒を用いた機能性ポリマー
TERPLUSの事業化に成功し、
プラントを建設。分散剤、粘着剤など幅広い用途において採用が進んでおります。
● シャダン・シリーズ
(防錆剤、洗浄剤、表面処理剤)
ADH
ケムキャッチ
T E R PL US
● ADH、
DDH、SDH、
IDH、
APA、他
(硬化剤、架橋剤)
● ケムキャッチ・シリーズ
(消臭剤)
●機能性ポリマー「TERPLUS」
(分散剤、粘着剤)
有 機 材 料 分 野 、無 機 材 料 分 野 をはじ め 、
マテリアル
ソリューション
事 業
新し い「 素 材 」
「 樹 脂 複 合 材 料 」の 研 究 開 発・製 造 を 行 って います 。
主 力 製 品
テラセス
ティスモ
ポチコン
素材
● ティスモ
(ディスクブレーキパッドの主原料)
有機材料分野、無機材料分野ともに特徴ある「素材・複合材料」の研究開発ならびに製造を行っています。有機材料分野では、
● テラセス
(鱗片状、次世代ディスクブレーキパッド原料)
反応性の紫外線吸収剤、
ノンハロゲン系難燃剤ホスファゼンを開発。無機材料分野では、
ブレーキ用材料、樹脂補強材、導電材
● ホスファゼン
(ノンハロゲン系難燃剤)
などのセラミックスの開発を中心に、
ミクロの世界からナノの世界へと進化する材料開発を行っています。
さらに、摺動性、精密補
● RUVA
(反応型紫外線吸収剤)
強性、導電性、誘電性などの機能を持つ複合材料の研究開発も行っております。
樹脂複合材料
(ティスモ、
テラセスを樹脂に複合化)
● ポチコン
(精密補強性、表面平滑性、摺動特性)
ホスファゼン
X
N
X
Q-C H A R G E
P
P
X
ケ ミ カ ル
サ イ エ ン ス
事 業
世 界 中 から高 い 評 価 をい た だ い て います 。
アゾ系重合開始剤
X
● A
I
BN、
ADVN、
AMBN、
ACVA、他
(樹脂用アゾ系重合開始剤)
X
6
独 自 の 技 術 による医 農 薬 中 間 体 、合 成 試 薬 、医 薬 品 原 体 の 開 発・製 造 は
● Q-CHARGE
(キャパシタ用電解液)
N
X= - O C H
● フィルム用ポチコン
電気二重層キャパシタ
(EDLC)
X
P
N
RUVA
5
主 力 製 品
G C LE
ピロマトール
ピロマトールE
βーラクタム化合物
(抗生物質中間体)
● GCLE、他カスタムメイド化合物
セファロスポリン系抗生物質の中間体である「GCLE」の独自開発に成功。
その過程で蓄積した技術を基礎に、
β-ラクタム
芳香族関連化合物
(医薬品中間体)
を始めとする医農薬中間体や医薬品原体の研究開発を進めています。芳香族系化合物やその誘導体などを用いた
● PHME、PHEP、PHPA
医薬中間体や合成試薬などの製造もおこなっています。
これらの製品群は、医薬品関連分野としてだけでなく電子材料や
医薬合成関連品
化粧品中間体、食品添加香料などの幅広い分野へ展開しており、国内はもとより世界中から評価をいただいております。
● 1−HOB
(脱水縮合剤)
2006年にはインドに大塚ケミカルインディアを設立。
「GCLE」の製造プラントとして稼動しております。
香料関連化合物
● ピロマトール、
ピロマトールE
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16
P23-P24
ダ イバ ー シ ティ推 進 と 社 員 教 育 の 充 実
ダイバーシティ
社 員 教 育
大塚化学は、
ダイバーシティの推進、人材教育の取組み、福利厚生を通じて、
福 利 厚 生
社員一人一人が働きやすい職場環境を作っています。
ダイバーシティ推進
人材育成への取り組み
当社では、
ダイバーシティ推進委員会を設置し、経営戦略の一環として、人材の多様性
大塚化学は、人は経験により大きく成長するものであり、学んだことを確実に定着させるには、
充実を通じて、個々の能力発揮、知のシナジーを発現させることにより、組織としての成果
訓練と実践が大事だと考えています。
この考えのもと、
当社ではOJT
(On the Job Training)
を向上させ、魅力ある会社、社会に信頼される会社にすることを目的に、以下3つの会社
を中 心に人 材 育 成を図るとともに、若い社員を、役 職に関 係なく大きなプロジェクトの
方針に則ってダイバーシティ推進活動を行っています。
メンバーに起用したり、責任あるポジションに抜擢登用したりすることを積極的に行って
① 意欲のある有能な社員が働き続けたいという会社にする
きました。現在もこの考え方に変 更はありませんが、近 年の急 激な社 会・経 済・業 界の
② 国・文化・性別の多様性に対応できる人材を育成する
変化に伴いグローバル経営が急がれる中、体系的な人材育成にも力を入れています。
③ グローバル展開における現地化(グローカル化)
大塚グループダイバーシティ推進担当者会議
プロジェクトマネジメント研修
ワークライフバランス
当社では、育児・介護と仕事の両立を支援する勤務制度を充実させています。例えば、育児短時間勤務、
教育体系(階層別研修など)
育児時差勤務制度は、子供が小学校3年生終了時点まで、介護短時間勤務、介護時差勤務は対象家族
階層別研修として、入社時やチーフ・係長・管理職への昇格時等の節目に集合研修を実施する
1名につき、
1年間利用が可能です。
さらに、
ノー残業デーを設けるなど、
ワークライフバランスを推進した結
一方、若手社員に着実に成長してもらいたいという思いから、入社2年目にフォローアップ研修、
果、
「子育てサポート企業」として、2014年厚生労働大臣の認定の証「くるみんマーク」を取得しました。
4-5年目にステップアップ研修等を手厚く行っています。
また、海外赴任者向けに異文化対応・
語学研修等を実施しているほか、幹部や次世代人材を対象に、外部教育機関の経営を体系的に
グローバル人材交流制度
学ぶコースに派遣することを継続する一方、必要に応じて外部講師を招いて特別研修を行う
など、柔軟な育成を心がけています。
研修の模様
当 社グループのグローバル 展 開に資する人 材の発 掘と育 成 、
ならびに当社のダイバーシティ推進活動の一環として、2014年度
MBA取得支援制度
よりグローバル人 材 交 流 制 度を設けました。
グローバル人材交流、施設見学
2011年より将来の経営人材・グローバル人材を育成する目的で、
事業所内保育所
毎年、公募によるMBA取得支援を行っています。仕事との両立に
大塚グループでは、徳島と大阪に、
「ビーンスターク保育園」という
ハードですが、高度な経営学を学ぶことによるスキルアップだけでなく、
名前の事業所内保育所を設置しています。徳島は2011年4月より
英語力の向上や意欲あふれるクラスメートとの出会いなど、得るもの
開 始し、今では1 0 0 名 近い児 童が通う大 規 模 保 育 園となって
が多く、社員にとっても挑戦し甲斐のある支援となっています。
加え、2年目からの授業が全て英語ですので、精神的にも体力的も
います。2014年度には、大阪にも開設し、子供を育てながら働く
社員を応援しています。
福
利
厚
大阪
徳島
生
自己啓発支援
大塚グループには社員の福利厚生施設として、会社が直接運営する保養所
が4ヶ所、大塚製薬健康保健組合と大塚製薬企業年金基金が契約している
保養所が6ヶ所あります。
大塚潮騒荘
(徳島)
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2014年4月にMBA取得
大塚比叡山荘
(滋賀)
社員のやる気と学 習 意 欲を応 援するための制 度として、
「 語 学 資 格 取 得 報 奨 金 制 度 」と「自己
啓 発 補 助 制 度( 受 講 費 半 額 補 助 )」を実 施する一 方 、全 額 会 社負担でe -ラーニングとC A S E C
(英語能力検定)
を導入し、幅広い内容を自由に学べるよう環境を整えています。
大塚天城山荘
(静岡)
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