東京都消防設備協同組合組合員のための賠償責任保険 本保険は消防設備などの業務の遂行にかかるさまざまな事故によって、組合員たる事業所が被る第三者への賠償責任リスクを総合的に カバーするための制度です。加えて、公益財団法人東京防災救急協会(以下、防災救急協会といいます。)により承認を受けた「点検済 みラベル表示会員」が加入を義務づけられているメンテ賠償保険として、Aタイプの加入者証を協会へ届け出ることができます。 リスク区分別タイプ 設置・修理の業務遂行リスク 施設所有管理者特約条項、請負業者特約条項 事業所が行う消防設備などの設置修理の作業中 に起こした事故による賠償責任を補償します。 1.本制度の目的 本制度は消防設備業に固有のリスクを3つに分類し、これら に起因して発生した事故により、加入事業所が負担する賠償責 任を総合的にカバーし、もって事業の円滑な運営と加入事業所 の経営の安定に資することを目的としています。ただし、防災 救急協会の「点検済みラベル表示会員」の場合は、A(メンテ の業務遂行・完成(引渡)作業リスク)が義務加入となります。 2.保険金をお支払いする主な損害 保険適用地域内(日本国内)で発生した記名被保険者(組合員)の 業務上の事故に起因して、保険期間中に他人に身体の障害*1ま たは財物の損壊*2を与えた場合に、被保険者が法律上の損害賠 償責任を負担することによって被る次の損害について保険金を お支払いします。 A.メンテの業務遂行 完成(引渡)作業リスクに起因する損害 B.設置 修理の完成(引渡)作業リスクに起因する損害 C.設置 修理の業務遂行リスクに起因する損害 *1 人のケガや病気をいいます。これらによって後遺障害が生じた 場合および亡くなられた場合を含みます。 *2 有体物の滅失、損傷または汚損です。 なお、紛失、盗取および詐欺を含みません。 3.保険契約者・加入対象者 保険契約者:東京都消防設備協同組合 加入対象者:東京都消防設備協同組合組合員 4.被保険者の範囲 ①名被保険者(=加入組合員) 5.お支払いする保険金 ①損害賠償金 被害者に対して支払う損害賠償金 (自己負担額1万円) ②損害防止費用 事故発生時の損害防止および軽減のために 必要な費用(自己負担額なし) メンテの業務遂行・完成(引渡)作業リスク C A B ③協力費用 保険会社の事故解決への協力に要した費用 (自己負担額なし) 設置・修理の完成(引渡)作業リスク ④緊急措置費用 被害者に対する応急手当、緊急措置などの ために支出する費用(自己負担額なし) 生産物特約条項 事業所が行う消防設備などの設置修理の作業の完了 引渡し後に、その作業の結果に起因して発生した事故 による賠償責任を補償します。 ⑤権利保全行使費用 損害賠償請求権の保全、または行使のために 被保険者が支出した費用(自己負担額なし) ⑥争訟費用 訴訟や弁護士の費用など(自己負担額なし) ※損保ジャパン日本興亜の事前の承認が 必要です。 ※費用内枠払い追加条項をセットしていますので、 ②~⑥の費用については、①の損害賠償金の保険金 額の範囲内でお支払いします。 6.任意加入補償について(受託物リスク) 被保険者が加入依頼書記載の業務に従事中に 操作する業務の目的の機器などの損傷を補償 します。 ○鍵の交換費用補償特約(オプション) 被保険者の業務中に、委託先から預かったマスターキ ーを紛失した場合、鍵の交換費用を補償します。 消防設備等保守業者特約条項 事業所が行うメンテの作業中に起こした事故による 賠償責任と、作業の完了引渡し後に、その作業の結 果に起因して発生した事故による賠償責任の双方を 補償します。 消防用設備等保守業者特約条項(Aタイプ)にセットしている主な追加条項 物理的損傷を伴わない財物の使用不能損害担保追加条項 損保ジャパン日本興亜は、物理的損傷、盗難または紛失を伴わない他人の財物の使用不能損害のうち、次の①およ び②に掲げる条件を満たす場合にかぎり、被保険者が法律上の賠償責任を負担することによって被る損害に対して 保険金を支払います。なお、支払保険金の額は保険金額から自己負担額を引いた金額とし、保険期間を通じて、5 00万円を限度とします。 ① 使用不能損害が原因事故により生じたこと。 ② ①の原因事故が急激かつ偶然に発生したものであること。 消防用設備等自体および保守業務の目的物自体担保追加条項 損保ジャパン日本興亜は、記名被保険者の保守業務遂行上の偶然な事故により損害賠償金を支払う場合は、保守業 務のかしに基づく消防用設備等自体の損壊により、その消防用設備等自体について正当な権利を有する者に対して 被保険者が法律上の賠償責任を負担することによって被る損害についても保険金を支払います。なお、支払保険金 の額は、1回の事故および保険期間を通じて、500万円を限度とします。 ②記名被保険者の役員および従業員 ③記名被保険者の下請負人ならびに その役員および従業員 ※②、③については、記名被保険者の業務に関するかぎりに おいて補償の対象(被保険者)となります。 ※特約条項や追加条項により異なることがあります。 人格権侵害担保追加条項 損保ジャパン日本興亜が保険金を支払うべき普通保険約款第1条の損害にかかわらず、記名被保険者の保守業務上 の行為に起因する人格権侵害または宣伝障害について、被保険者が法律上の賠償責任を負担することによって被る 損害について保険金をお支払いします。なお、支払保険金の額は、1回の行為について、および保険期間を通じて 、500万円を限度とします。(1被害者につき100万円限度) SJNK15-01374.2015.04.30
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