チーム﹁金山中﹂全員の力が結集！県中学スキー大会でスキー強化策が実る町では、クロスカントリースキー強化委員会︵髙橋明彦会長︶に補助金を出し、スポーツ少年団から中高生までの一貫した強化策や指導者の育成に力を入れてきました。現在は全県的に部員数が減少する中で、県内最多の部員数人と金山中だけが男女ともにリレーを組める部員数を確保できています。選手たちは練習で競い合い、いい指導者がいて、恵まれた環境と応援体制が土台にあるからこそ達成できた快挙と言えるでしょう。第回全国中学校スキー大会山形県大会が１月 ∼ 日、上山市の蔵王坊平クロスカントリーコースで行われ、金山中学校スキー部が大躍進。男女総合優勝に輝きました。個人種目では多くの東北・全国大会出場権を獲得。最終日のリレー競技では、男子が２連覇、女子も１チームのみの出場ではありましたが、男女でＷ優勝という快挙を成し遂げました。歓喜の瞬間を分かち合う深い霧の中、スタジアム内に大歓声で迎えられた男子リレー競技の最終走者・星川優河選手。気迫あふれる顔がゴール前で少しほころびました。両手を高々と挙げてガッツポーズ。県大会２連覇達成の瞬間でした。全力を出し切り倒れ込んだところに部員たちが駆け寄りました。﹁よっしゃー！﹂﹁やったぞ！﹂控え選手や応援部隊も間もなく合流し歓喜の瞬間を分かち合いました。校との３つ巴戦の予想が関係者内で聞こえてきました。不安を振り切ったのが唯一の３年生メンバー３走の須賀歩夢選手。２位でリレーすると見る見るうちにトップを走るチームを捉え、後半、一気に抜き去り逆転。その走りと表情は﹁３年生の意地﹂を感じました。最終走者の星川優河選手も大声援に後押しされ、個人種目王者との対決を制し、ウイニングラン。スタッフの理想を上回る会心のレース展開に部員や応援団にたくさん笑顔が見えました。東北・全国大会で金山旋風を巻き起こせ目標は﹁東北制覇﹂。多くの町民の期待を背負って大舞台に挑みます。がんばれ！金山中学校スキー部！健闘をお祈りします。︵※ 発行日は東北大会が終了しています。︶やれるぞ！東北・全国大会へ弾みチームの力が結集控え選手の大声援とゴール後の喜びが印象的でした。﹁本当は走りたかった﹂という３年生が必死に叫んでいました。﹁気持ちは一緒﹂と自分の立ち位置を理解し、サポートに回る姿は、立派でした。 6 かねやま 2015／2月号広報かねやま 2015／2月号広報 7 ヒーロー＆ヒロインインタビューこの記事は、広報かねやま特派員・栗田和昭さんと共同取材しました。 19 ◆女子リレー１走・須賀愛依選手︵１年︶自分の走りができたし、とても楽しかった。リレーメンバーに選ばれて東北大会も優勝できるように頑張りたい。２走・髙橋佳奈子選手︵１年︶１チームしかなかったけど全力で走れてよかった。東北大会もメンバーで走ってアベック優勝に近づけるように気を抜かず頑張りたい。３走・大山綾寧選手︵３年︶最後の県大会で楽しく走ることができた。東北大会では男女アベック優勝できるように一人ひとり頑張りたい。 ○数字は順位 17 おめでとうございます！大山綾寧選手（左）と須賀歩夢選手（右） ▼男子５㎞フリー ②星川優河（２年）、④須賀歩夢（３年） ⑩丹郁人（２年）以上、東北・全国大会出場 ▼女子３㎞フリー ③髙橋佳奈子（１年）、大山綾寧（３年） ⑤岸桃加（１年）以上東北・全国大会出場 ⑧髙橋茜（２年）東北大会出場 ▼男子５㎞クラシカル ②星川優河（２年）、⑨髙橋大地（２年）以上、東北・全国大会出場 ▼女子３㎞クラシカル ③髙橋佳奈子（１年）、④須賀愛依（１年） ⑥岸桃加（１年）、⑦大山綾寧（３年）以上、東北・全国大会出場 54 ◆男子リレー１走・丹郁人選手︵２年︶チームのために全力で走った。今から調子を上げて東北大会優勝に貢献したい。２走・髙橋大地選手︵２年︶調子が上がらず、厳しいレースとなったがしっかり自分の走りができたし、優勝できたので嬉しかった。３走・須賀歩夢選手︵３年︶楽しかった。応援とサポートしてくれたすべての方々に感謝。東北大会では、個人で入賞、リレー競技で優勝したい。４走・星川優河選手︵２年︶楽しかった。優勝できて嬉しい。東北大会では上位を目指して頑張る。個人成績（敬称略）理想を上回るレース展開男子リレーはアンカー勝負。レース前は、ライバルスタート前に円陣を組んだ全部員 17 躍進！