平成27年 6月 第2回定例会

平成27年6月26日
平成27年6月26日
開会
閉会
平成27年
第2回
鳥取中部ふるさと広域連合議会定例会
会
議
録
鳥取中部ふるさと広域連合議会
平成27年
第2回鳥取中部ふるさと広域連合議会定例会 会議録
目
次
出席議員及び欠席議員の氏名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1
職務のため出席した事務局職員・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
説明のため出席を求めた者・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1
議事日程・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
会議に付した事件・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2
由田副議長
開会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3
福谷議員
動議提出・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3
由田副議長
動議成立・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3
議事日程(第1号の1)(第1号の2)の決定 ・・・・・・・・・・ 3
由田副議長
日程第 1
由田副議長
追加日程第2
議長選挙・・・・・・・・・・・・・・
4
前田議長
議長受諾あいさつ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5
吉田代表副広域連合長 就任あいさつ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5
前田議長
日程第 3
会議録署名議員の指名・・・・・・・・・・・・・・・
5
前田議長
日程第 4
会期の決定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5
前田議長
日程第 5
議会運営委員会委員の選任について・・・・・・・・・
6
消防常任委員会委員長互選報告・・・・・・・・・・・
6
6
前田議長
議長の辞職許可について・・・・・・・・・・・・・・
選挙第1号
前田議長
日程第 6
説明のため出席を求めた者の報告・・・・・・・・・・
前田議長
日程第 7
議案の上程
3
議案第10号から議案第14号までの付議・・・・・・
6
石田広域連合長
提出議案の提案理由説明・・・・・・・・・・・・・・
6
前田議長
日程第 8
一般質問・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
7
福谷議員
県立美術館について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
7
石田広域連合長
福谷議員
答弁・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
8
県立美術館について(2回目) ・・・・・・・・・・・・・・・・
9
石田広域連合長
答弁・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
9
福谷議員
県立美術館について(3回目) ・・・・・・・・・・・・・・・・10
福谷議員
中部の火災状況について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10
石田広域連合長
答弁・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11
三浦消防局長
答弁・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11
福谷議員
三浦消防局長
中部の火災状況について(2回目)
・・・・・・・・・・・・・・・・12
答弁・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13
福谷議員
中部の火災状況について(3回目)
・・・・・・・・・・・・・・・・14
三浦消防局長
福谷議員
答弁・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14
連合事務所の耐震について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15
石田広域連合長
語堂議員
答弁・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15
取り残されないための観光・文化・産業等の政策を
どのように考えているのか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16
石田広域連合長
語堂議員
答弁 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16
取り残されないための観光・文化・産業等の政策を
どのように考えているのか(2回目)・・・・・・・・・・・・・・・17
石田広域連合長
語堂議員
答弁 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18
取り残されないための観光・文化・産業等の政策を
どのように考えているのか(3回目)・・・・・・・・・・・・・・・19
石田広域連合長
答弁 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20
前田議長
付議議案に対する質疑・・・・・・・・・・・・・・・20
日程第 9
(質疑通告者なし)
前田議長
議案第14号
固定資産評価委員会委員の選任について討論・採決 20
同意
前田議長
日程第10
委員会付託・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21
前田議長
日程第11
常任委員会委員長報告並びに同報告に対する質疑・・・21
段塚委員長
環境福祉常任委員会報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21
山田委員長
総務常任委員会報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・22
前田議長
日程第12
付議議案の討論・採決・・・・・・・・・・・・・・・22
議案第10号~議案第13号 原案可決
前田議長
県立美術館誘致推進特別委員会の設置について 付議・・・・・・・23
福谷議員
提出議案の提案理由の説明・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23
前田議長
同付議議案に対する質疑について・・・・・・・・・・・・・・・・24
由田議員
質疑・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24
福谷議員
答弁・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25
由田議員
質疑・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25
福谷議員
答弁・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・26
井上議員
質疑・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・26
福谷議員
答弁・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・26
前田議長
同付議議案の討論・採決 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・27
山田議員
討論・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・27
福井議員
討論・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・27
語堂議員
討論・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・28
光井議員
討論・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・28
段塚議員
討論・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・29
由田議員
討論・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30
前田議長
起立採決(賛成者少数)原案否決・・・・・・・・・・・・・・・・31
前田議長
閉会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・31
付議事件一覧表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・32
会議録署名議員の署名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・33
平成27年第2回鳥取中部ふるさと広域連合議会定例会
(平成27年6月26日)
出席議員及び欠席議員の氏名
議席
番号
1
2
3
4
5
6
7
8
氏
福
山
段
井
鳥
濵
由
前
井
田
塚
上
飼
本
田
田
名
康 夫
道 治
廣 文
信一郎
幹 男
武 代
隆
智 章
町
出欠
議席
番号
倉吉市
三朝町
倉吉市
北栄町
倉吉市
北栄町
倉吉市
琴浦町
出席
出席
出席
出席
出席
出席
出席
出席
9
10
11
12
13
14
15
市
氏 名
福
会
朝
語
米
手
光
谷
見
日
堂
田
嶋
井
直
祐
等
正
勝
正
哲
市
美
子
治
範
彦
巳
治
町
倉吉市
湯梨浜町
倉吉市
琴浦町
倉吉市
琴浦町
湯梨浜町
出欠
出席
出席
出席
出席
出席
出席
出席
職務のため出席した事務局職員
書
書
書
記 長
記
記
増
米
門
田 孝 二
田 圭 晃
脇 洋 一
書記次長
書
記
書
記
中 垣 彰 一
石 田 尊 史
前 田 輝 彦
説明のため出席を求めた者
広 域 連 合 長
副広域連 合長
石
吉
田 耕太郎
田 秀 光
副広域連 合長
副広域連 合長
宮 脇 正 道
松 本 昭 夫
副広域連 合長
事 務 局 長
税 務 課 長
会計管理者兼会計契約課長
消防局次長兼総務課長
警 防 課 長
山
徳
造
増
芦
福
下
丸
酒
田
﨑
田
選任副広域連合長
中部創生 課長
環境福祉 課長
消 防 局 長
指 令 課 長
予 防 課 長
山
山
松
三
増
泉
一
宏
幸
孝
理
光
郎
則
雄
二
千
博
-1-
﨑
﨑
井
浦
田
昌 徳
幸 裕
収
貴 志
篤 規
均
平成27年第2回鳥取中部ふるさと広域連合議会定例会
日
時
平成27年6月26日(金) 午後1時50分 開会
場
所
鳥取中部ふるさと広域連合議場
議事日程
日程第 1
議長の辞職許可について
日程第 2
鳥取中部ふるさと広域連合議会議長選挙について
日程第 3
会議録署名議員の指名
日程第 4
会期の決定
日程第 5
議会運営委員会委員の選任について
日程第 6
説明のため出席を求めた者の報告
日程第 7
議案の上程並びに提案理由の説明
日程第 8
一般質問
日程第 9
付議議案に対する質疑
日程第10
付議議案の委員会付託
日程第11
常任委員会委員長報告並びに同報告に対する質疑
日程第12
1
環境福祉常任委員会委員長
2
総務常任委員会委員長
付議議案の討論採決
県立美術館誘致推進特別委員会の設置について
会
議 に 付 し た 事
件
日程第1から日程第12及び「県立美術館誘致推進特別委員会の設置について」まで
-2-
平成27年第2回鳥取中部ふるさと広域連合議会定例会
日
時
平成27年6月26日(金) 議会全員協議会終了後
午後1時50分 開会
○副議長(由田隆君) 開会前でありますが、報告をいたします。5月14日付で光井哲
治議長から、広域連合議会議長を辞職したい旨の願い出があり、副議長においてこれを受
理いたしました。新議長決定まで議会の進行は、副議長の私、由田がとり行います。
ただいまから、平成27年第2回鳥取中部ふるさと広域連合議会定例会を開会いたしま
す。
直ちに、本日の会議を開きます。
9番、福谷議員。
○議員(9番 福谷直美君)
動議を提出させていただきたいと思いますので、よろしく
お願いいたします。
○副議長(由田隆君) ただいま、9番、福谷議員より県立美術館誘致推進特別委員会の
設置についての動議が提出されました。所定の手続、あるいは賛同者がありますので、こ
れを受理いたします。
暫時、休憩いたします。
午後1時52分 休憩
午後2時20分 再開
○副議長(由田隆君) 再開をいたします。(「連合長がいません」と呼ぶ者あり)
○副議長(由田隆君) 暫時休憩します。
午後2時20分 休憩
午後2時21分 再開
○副議長(由田隆君) 再開いたします。
これからの議事日程について、お知らせをいたします。既に配付しております議事日程
第1号の1、第1号の2のとおりとし、日程第12、付議議案の討論採決の後に、ただい
ま提出のありました県立美術館誘致推進特別委員会の設置についてを追加議題といたしま
す。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○副議長(由田隆君) 御異議なしと認めます。よって、以上を議事日程とすることに決
定をいたしました。
提出議案の審議に先立ち、議長の辞職許可について、先議することについてお諮りをい
たします。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○副議長(由田隆君) 御異議なしと認めます。よって、議長の辞職許可についてを議事
日程とし、日程書第1号の1のとおり進行いたします。
-3-
日程第1、議長の辞職許可についてを議題といたします。
地方自治法第117条の規定により、光井哲治議長の退席を求めます。
辞職願を朗読させます。
書記長。
○書記長(増田孝二君) 朗読します。
辞職願。
このたび一身上の都合により、鳥取中部ふるさと広域連合議会議長の職を辞したく、承
認されるよう願い出ます。
平成27年5月14日鳥取中部ふるさと広域連合議会議長、光井哲治。
鳥取中部ふるさと広域連合議会副議長、由田隆様。
以上です。(「議長でない、副議長だ」と呼ぶ者あり)
○副議長(由田隆君) それでは、後で訂正を付記させます。
それでは、光井哲治議長の議長の辞職を許可することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○副議長(由田隆君) 御異議なしと認めます。よって、光井哲治議長の議長辞職を許可
することに決定をいたしました。
光井哲治議員の入場を認めます。
暫時休憩いたします。
午後2時23分 休憩
午後2時23分 再開
○副議長(由田隆君) 再開します。
ただいま、議長が欠員となりました。
お諮りします。議長の選挙を日程に追加し、直ちに選挙を行いたいと思います。これに
御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○副議長(由田隆君) 御異議なしと認めます。よって、議長の選挙を日程に追加し、直
ちに選挙を行うことに決定をいたしました。
暫時休憩をいたします。
午後2時24分 休憩
午後2時25分 再開
○副議長(由田隆君) 再開します。
日程第2、選挙第1号、議長選挙を行います。
お諮りをいたします。選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定
により、指名推選により行いたいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○副議長(由田隆君) 御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によるこ
とに決定をいたしました。
お諮りいたします。指名の方法につきましては、議長において指名をいたしたいと思い
-4-
ます。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○副議長(由田隆君) 御異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決
定をいたしました。
鳥取中部ふるさと広域連合議会議長に琴浦町議会議長の前田智章議員を指名をいたしま
す。
お諮りをいたします。ただいま、議長において指名をいたしました、前田智章議員を議
長選挙の当選人と定めることに、御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○副議長(由田隆君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名をいたしました、
前田智章議員が議長に当選をされました。
議場におられますので、会議規則第32条第2項に規定により告知をいたします。
前田智章議員は、御承諾であれば就任の御挨拶をお願いをいたします。
○議長(前田智章君) ただいま、指名推選をいただきました、まことにありがとうござ
います。
今後、非常に重責な職でございまして、皆さんの御協力を得ながら、もともとより浅学
非才は承知をいたしておりますが、皆さんの協力のもとで、この重責を全うしてまいりた
いというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。ありがとうございまし
た。(拍手)
○副議長(由田隆君) 以上で、私の行う職務を終了いたしましたので、新議長と交代い
たします。
前田智章議員、議長席におつき願います。
暫時休憩をいたします。
午後2時30分 休憩
午後2時32分 再開
○議長(前田智章君) 再開いたします。
日程に先立ちまして、この際、諸般の報告を行います。
6月1日付で、代表副広域連合長の交代があり、新たに三朝町の吉田町長が就任をされ
ましたので、御報告を申し上げます。
吉田代表副広域連合長、御挨拶をお願いいたします。
○副広域連合長(吉田秀光君) 中部町村会の人事によりまして、町村会長を、失礼しま
した。なれないようでございまして、失礼をいたしました。中部町村会の人事によりまし
て、町村会長を命じられ、あわせて広域連合の代表副広域連合長を拝命することになりま
した。連合長をしっかり補佐をして、努力をしてまいりたいと思いますので、よろしくお
願いをいたします。(拍手)
○議長(前田智章君) 日程第3、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第79条の規定により、2番、山田道治議員、9番、福谷
直美議員を、議長において指名いたします。
-5-
日程第4、会期の決定を議題といたします。
本定例会の会期は、本日1日限りといたしたいと思います。
これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(前田智章君) 御異議なしと認めます。よって、会期は、本日1日限りと決定い
たしました。
先ほど、私、前田智章から議会運営委員会の委員を辞任したい旨の申し出があり、委員
会条例第14条の規定により、議長においてこれを許可しましたので、御報告いたします。
日程第5、議会運営委員会委員の選任についてを議題といたします。
本件は、欠員となっております委員の選任を行うものであります。委員の選任について
は、委員会条例第8条第1項の規定により、光井哲治議員を指名いたしたいと思います。
これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(前田智章君) 御異議なしと認めます。よって、光井哲治議員を議会運営委員会
委員に選任することを決定いたしました。
また、私、前田智章が、消防常任委員会委員長を辞任したい旨の申し出を行いましたの
で、委員会で御協議をお願いします。
消防常任委員会は第3会議室でお願いいたします。
暫時休憩いたします。
午後2時40分 休憩
午後2時43分 再開
○議長(前田智章君) 再開いたします。
消防常任委員会で、委員会条例第13条の規定により、私、前田智章の委員長辞任が許
可されました。
また、委員長を互選された結果、井上信一郎議員が委員長に就任された旨の報告があり
ました。
日程第6、説明のため出席を求めた者の報告をいたします。
石田広域連合長を初め、お手元に配付しております報告書のとおりであります。
なお、本日の届け出のあった事故者は、議員ではございません。当局では、山下副広域
連合長が欠席です。山下副広域連合長の代理として、小松副町長が出席です。
日程第7、議案の上程並びに提案理由の説明に移ります。
議案第10号、平成27年度鳥取中部ふるさと広域連合一般会計補正予算(第1号)か
ら議案第14号、固定資産評価審査委員会委員の選任についてまでを、一括議題といたし
ます。
石田広域連合長から提案理由の説明を求めます。
石田広域連合長。
○広域連合長(石田耕太郎君) それでは、ただいま上程されました議案第10号から第
14号までの諸議案につきまして、その概要を御説明申し上げます。
-6-
まず、議案第10号、平成27年度鳥取中部ふるさと広域連合一般会計補正予算(第1
号)についてであります。現在の鳥取中部ふるさと斎場指定管理業務期間が平成27年度
末をもって満了することから、次期指定管理業務について、契約期間を5年間として年度
内に契約を締結するため、債務負担行為を追加するものです。
次に、議案第11号鳥取中部ふるさと広域連合配偶者同行休業制度等の導入に伴う関係
条例の整備に関する条例の制定についてであります。公務において活躍することが期待さ
れる有為な地方公務員の継続的な勤務を促進することを目的に、職員が外国で勤務等をす
る配偶者と最大3年を限度として生活をともにすることを可能とする地方公務員法第26
条の6に基づく配偶者同行休業の制度を創設するとともに、あわせて自己啓発休業、修学
部分休業及び高齢者部分休業についても、制度を創設しようとするものです。
次に、議案第12号、鳥取中部ふるさと広域連合情報公開条例の一部改正についてであ
ります。公正で開かれた広域行政の一層の推進を図るため、何人も公文書の開示請求をす
ることができるよう、開示請求権を拡大するとともに、不開示情報を整理するなど、公文
書の開示手続について所要の改正を行うものです。
次に、議案第13号、鳥取中部ふるさと広域連合個人情報保護条例の一部改正について
であります。鳥取中部ふるさと広域連合情報公開条例の一部改正に伴い、保護個人情報の
開示の手続に所要の改正を行うものです。
次に、議案第14号、固定資産評価審査委員会委員の選任についてであります。本広域
連合固定資産評価審査委員会委員のうち、藤田義彦氏の任期が6月30日で満了となるた
め、その後任につきまして、鳥取県司法書士会推薦の土井秀人氏に、その識見を活かして
頂きたいと考え、委員に選任しようとするものであります。同氏の略歴につきましては、
お手元に配付しております資料のとおりであります。
以上、今回提案いたしました諸議案につきまして、その概要を御説明いたしました。よ
ろしく御審議のほど、お願い申し上げます。
○議長(前田智章君) 日程第8、一般質問に入ります。
発言時間は、議員1人当たり20分の持ち時間制です。また、同一の議題に対する質問
の回数は3回までとします。
通告者は、2名ございます。
初めに、9番、福谷直美議員に一般質問を許します。
9番、福谷直美議員。
○議員(9番 福谷直美君)
それでは、通告に従いまして、質問に入らせていただきま
す。
まず、県立美術館についてであります。鳥取市にあります県立博物館は老朽化の上、美
術館も入っている関係上、手狭になっており、建てかえと美術館を独立させることは急務
となっております。そこで、県立美術館建設構想がいよいよ具体的になってまいりました。
知事は3期目の公約にはっきり入れておられます。県教委の山本教育長も、検討委員会の
意見を踏まえて、県立博物館から美術部門を独立をさせる方針を明言をされております。
また、県も6月補正予算に美術館整備基本構想策定費1,000万円を盛り込んでおりま
-7-
す。また、県教委が行った県立博物館のあり方に関する県政参画電子アンケートによりま
すと、半数以上が博物館から美術部門を独立をさせて、施設を整備すべきと回答をしてお
ります。こうした点を踏まえ、既に中部以外でも積極的に誘致運動が展開をされておりま
す。
県立美術館において、私は平成22年から議会で質問をしてまいりました。当時はまだ
もやもやっとした段階でありましたが、現在は具体的になってきております。今回は中部
が一丸となり、誘致活動を展開していく必要性を訴えたいと思います。御存じのように、
中部は世界的に知られる旧北条町出身の洋画家、前田寛治画伯、倉吉出身の日本画家、菅
楯彦の一流芸術家を輩出をしております。このことからもして、中部に県立美術館を建設
する素因、背景は十分にあると考えます。交通アクセスも、313号北条湯原道路、山陰
道が着々と整備をされ、岡山県北部また松江、米子方面からの所要時間が格段に短縮をさ
れております。一方の鳥取方面、岡山県津山方面からも、ここ倉吉まで既に30分圏内に
なっております。このことは、さらに大阪、姫路方面、岡山、広島といった、大都市圏も
ぐっと近くなることを意味しております。鉄道のほうにおきましても、JR倉吉駅が新装
され、ここ、中部にとって大きな観光拠点となっております。県立美術館が中部に建設を
されれば、中部地区振興、発展の相乗り効果ははかり知れないものがあると考えておりま
す。6月4日には、1市4町で構成する中部地区行政振興協議会で県庁を訪れ、要望書を
提出されたと報じられておりました。そして、中部地区で候補を10カ所提示されており
ますが、連合長は今後どのように候補地を選定し、決めていかれるのか。また、中部で今
後どのような運動を展開していこうとしておられるのかをお聞きしたいと思います。「中
部はひとつ!」という観点から、中部としても最もふさわしい場所を決定して、知事に協
力をお願いすべきと考えます。ここは連合長に美術館誘致に対する、かたいかたい決意を
お聞きをしたいと思います。
○議長(前田智章君) 石田広域連合長。
○広域連合長(石田耕太郎君) 福谷議員のほうから、県立美術館の中部誘致についてど
のようにこれから進めていく考えなのかということでございます。
県立美術館、昨年の県のほうの検討の中で、ことしの3月に教育委員会としての意見の
集約がなされております。ただ、その中で美術館という形ではっきりと方向が示されたわ
けではありませんでしたけれども、その後の、知事さん、あるいは教育長さんの発言の中
で、まあまあもともと検討委員会の検討結果として、外に出すとすればやっぱり美術館が
一番適当だろうというのはしばし出ているわけでありまして、それらを踏まえて、県とし
ての方針としては美術館を新たにつくるという方向がほぼ今の方向づけになっているので
はないかというふうに思っています。福谷議員が今おっしゃったように、6月の補正予算
でそのための検討経費も計上されたということでありますので、これから具体的に有識者
委員会の中で、場所の選定も含めて検討が進められていくんだろうというふうに思ってい
ます。
我々としても、その県の作業におくれないようにしっかりと中部の利点、そしてすぐれ
た点ということを強調しながら、中部への誘致を目指して、しっかりと取り組んでいきた
-8-
いというふうに思っております。今というか、昨年度の検討委員会の中では、市街地に整
備する場合とどちらかというと郊外に整備する場合と、2つのあり方というのが検討の姿
として出ておるわけですけれども、まあどちらがどうという結論が出ているわけではあり
ませんので、今回は中振協としては10カ所を県のほうに持って出たということでありま
すが、いつまでもこういう形でいいというふうには思っておりません。当然、県の検討の
進む中で、おのずと方向も出てくると思いますので、それに合わせて我々としても場所の
選定というものをある程度絞り込みをしながら、しっかりと県のほうに働きかけをしてい
きたいというように思っています。ただ、やはりつくられるのはあくまでも県であります
ので、県の思いというのを十分そんたくしながら進めていく必要があるだろうというふう
に思っております。報道を見ても、知事さんの発言としても、客観的にどういう立地が望
ましいか検証してもらう必要があるという発言もされているようですし、検討委員会の会
長を務められた林田元文化庁長官の発言としても、県民がどんな施設を使いたいのかしっ
かり議論をして、県民とともに新たな施設をつくるプロセスを踏むことが重要だっていう
ことも言っておられるようであります。そういった点を考えると、やはり我々としてもそ
ういう中部のよさというものをしっかりPRをしていくということも大事なことだろうと
いうふうに思ってますので、今後、県の意向も十分踏まえながら、しっかりと働きかけを
していきたいというふうに思っているところであります。
○議長(前田智章君) 福谷議員。
○議員(9番 福谷直美君)
答弁いただきました。いろいろ言いたいことはたくさんあ
りますが、私、誘致推進特別委員会の提案をさせていただきましたので、またその中でも
議員からのいろいろと問いがあると思いますので、そこからも話をしていきたいと思いま
すが、連合長、一応、基本構想を2015年度中にほぼまとめるという、いろんな新聞等
に書いてございます。その基本構想というのは、いろんなコンセプト、いろんなことを踏
まえた上で基本構想ができ上がると思うんです。それは場所もでしょうし、規模もでしょ
うし、今のおっしゃった市街地、それから、ロケーション、いろんなところのことを全て
を含めて基本構想が決定をされると思うんです。ということは、2015年って来年の、
もうそう多くないですよね、時間的に。ここで本当に基本構想が決まってしまったときに、
さあ、我々はという段階ではないと思いますよ。今、本当にどれだけの知恵を絞って、連
合長が大きく物を言っていくか、それもやはり住民を入れて、中部地区民を入れて、私は
その運動を展開するときだと思っております。もうはっきり言って遅いと思います。もう
すぐにでもこの行動を起こさなければ、他市に行ってしまうという可能性が、私は大だと
思っています。ですから、まあ見ながらとか、県の思いを見ながらそのうちにというのは、
実現しますか、それで。もう一度答弁をお願いします。
○議長(前田智章君) 石田広域連合長。
○広域連合長(石田耕太郎君) あくまでもつくられるのは県でありますから、この中部
の市町としては、ぜひ中部につくってほしいという思いは伝えておるわけであります。し
かしながら、我々がよかれと思ったところでも、それが県の思いに合致するかどうかって
いうのはまだわからないわけでありますので、その辺やはり県の意向というものを十分踏
-9-
まえながら、取り組みをやっていかないといけないというふうに思います。ただ、あなた
任せでいいとは決して思っておりません。10カ所出したところも、県のほうは、博物館
等を含めて全部見ていただきました。その中でもいろいろ御指摘のあってる点もあります
が、そういうものも踏まえて、一定絞り込みをしながら県のほうには働きかけをしていく
必要があるだろうというふうに思っております。中振協だけでなくて、やっぱり住民の皆
さんとも一緒になって、地域の皆さんとも一緒になってやっていく必要もあるだろうとい
うふうに思いますので、そういった点については今後十分関係者の皆さんと一緒に御相談
しながら、どういう体制で取り組んでいくのかもしっかりと詰めていきたいというふうに
思っております。
○議長(前田智章君) 福谷議員。
○議員(9番 福谷直美君)
推進特別委員会の提案説明にもありますんで、そちらのほ
うからもお話をしたいと思いますが、やっぱり中部の住民の人も、まあ中身は今連合長が
おっしゃったように、これからいろいろと選定をされてくるでしょう。その地区で選定を
されると思います、それは。が、今こう新聞に載って、10カ所出た。何だいや、これ中
部はばらばらかいや、こんなんでできるだかいやという声は、正直言って大きいです。で
すから、それを皆さんに出しているけど、これは集約されてきますよと、こうなりますよ
という、やはり丁寧な説明をしていくべきだと思いますよ。これは、中部地区の住民もそ
うですし、他市の方もおっしゃってますよ。10カ所も出して、おまえら一つにまとっま
っとんだかいや、みたいなことも、私におっしゃる方もございます。ですから、これはや
はり住民の方に、だからこうやってしていくんだ、皆さんの協力をお願いします。それで、
署名もやりましょう、頑張りましょうという意思表示を私はしていってほしいと思います。
それは中部という、私は中部なら、正直言ってどこでもいいと思っています。琴浦でも、
北栄でも、湯梨浜でも、三朝でも、倉吉でも、中部につくりたい。この思いは強くござい
ますので、そういう思いで頑張っていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたし
ます。
次に、消防に、きょうは消防局長にちょっとお聞きをしたいと思っています。最近、非
常に火事が多発……。
○議長(前田智章君) 暫時、暫時。ちょっと待って。
午後3時05分 休憩
午後3時05分 再開
○議長(前田智章君) 会議を再開いたします。
福谷議員。
○議員(9番 福谷直美君)
連合長、申しわけありません。連合長に……。まあ火事が
大変多うございます。倉吉でも御存じのように、昨年からたくさんの火事が続いておりま
す。ええ、えっ……(「済みません」と呼ぶ者あり)(発言する者あり)何か不都合があ
りますか。
○議長(前田智章君) 暫時、休憩いたします。
午後3時07分 休憩
-10-
午後3時07分 再開
○議長(前田智章君) 失礼しました。会議を再開いたします。
福谷議員。
○議員(9番 福谷直美君)
何回も同じことを言わないけん。と思います。本当に火事
が最近多うなってきとります。そこで、住民の人もどうなっとうだい、こがに火事が多う
なってきて、ということもありますんで、なぜ、例えば倉吉の成徳の市街地に昨年から連
続であり、それから皆さんも御存じのように大きな大火もございました。それから、6月
にも明倫地区で火事があり、高齢者の方がけがをされ、それから、北栄町でも大谷で2人
の方が亡くなり、最近、本当に火事が多いなと。これは何が原因だろうかいとおっしゃる
方がたくさんございます。それで、まずこの要因とか、こういうのを火事の対策とか、質
問以外にも答弁していただいても結構ですんで、住民が安心できる御答弁をいただきたい
と思います。やはり少し、皆さんが動揺しておられますので、よろしくお願いいたします。
○議長(前田智章君) 石田広域連合長。
○広域連合長(石田耕太郎君) 火災の多発の状況に合わせて、やはり市民、住民の皆さ
んが安心できるような、そういう消防体制をつくっていかないといけないんじゃないかと
いう御趣旨だというふうに思います。
確かにですね、私も少し心配をしております。成徳・明倫地区に限らず、各地で火災が
発生をしております。先般もおっしゃったように、北栄町の大谷地区でお2人が亡くなる
という、これも大きな火災でありました。また、つい先立っても、上井地区でも火災が発
生をしております。何でかっていうの、また後でせっかく消防局長を御指名いただきまし
たんで、消防局長からもお答えしたいと思いますけれども、一つ考えれるのはやはり高齢
化が進んでいるというのが、これ全国的な話で別にこの中部地区だけに限った話ではあり
ませんけれども、やはり高齢になると、ちょっとした気配りが欠けてしまうとか、注意が
欠けてしまうとか、動きが鈍くなるとかですね、いろんな、あるいは知識が及ばないとか
ですね、いろんな点に課題が出てくるだろうというふうに、そういうものもひょっとした
ら背景にあるかもしれませんが、ただ今回、成徳地区で頻発したのは、これは偶然としか
恐らく言いようがないんだろうというふうに思っています。ただ、やはり住民の皆さんに
とってみると、火災のサイレンを聞くとやはり不安になるものだというふうに思いますの
で、やはり防火意識を高めていく、あるいは細かく啓発をするとか、あるいは見回りをし
て丁寧に高齢者の皆さんにも働きかけていくとかですね、やっぱり手だてを尽くしていか
ないといけないんだろうというふうに思っております。今の消防の取り組みなどを消防局
長のほうからつぶさに話をしてもらえばというふうに思っていますので、補足をさせたい
というふうに思います。
○議長(前田智章君) 三浦消防局長。
○消防局長(三浦貴志君)
火災の原因につきましては……(「マイクが入っていません」
「ああ、マイクが」と呼ぶ者あり)(発言する者あり)火災の原因につきましては、現在、
調査中のもありますが、なかなかそれぞれ心配されるようなことではなく、それぞれの原
因があって火災が起こっております。現在……(「マイクがない」「入ってない」と呼ぶ
-11-
者あり)
○議長(前田智章君) 暫時、休憩いたします。
午後3時13分 休憩
午後3時14分 再開
○議長(前田智章君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
三浦消防局長。
○消防局長(三浦貴志君)
せっかくですので、前で答弁させていただきます。
火災の原因は、ことしのいろいろな原因があります。また、警察の科学捜査班とまだ調
査中のもございます。
火災につきましては、6月23日現在で、昨年は33件、ことしは19件と、火災は少
ないです。ただ、多いと思われるのが、住宅火災が多いこと。去年1年で死者は1名、負
傷者が8名、ことしが既に死者が5名出ております。負傷者が7名。それで、すごい全焼
火災が昨年は住宅火災で1件でした。ことしは9件のうち6件が全焼火災で、大正町の大
火もありました。そういった中で、非常に火事が多いなと感じられるかもしれませんが、
件数的には昨年より14件少ないぐらいになっております。
消防局といたしましては、大正町の火災を踏まえて、成徳・明倫を初め、中部地域の住
宅密集地の自主防災組織の形成の促進、これをやってまいりたいと思います。その方策と
して、それぞれ自警施設のある地域に出向いて消火訓練なり、煙体験、防火講話をして、
やっぱり防火思想の高揚をはかって、何かつくらないけんなというふうにもっていきたい
なというふうに思っております。
それで、7月に各4署の管轄内で、そういった密集地域、高齢者の多い地域に署員、そ
れから予防課員を派遣して、住宅防火訪問、火災予防の呼びかけ、それから、住宅火災警
報機の設置の呼びかけ等を足を運んでやってきてまいりたいと思います。7月にやります。
それから、消防力の強化につきましては、出動に関する規定を1月に見直しして、住宅
密集地、今まで初動で3台出ておりました。それを4台に変えました。ただ、大正町のよ
うに隣の棟がもう距離がない、そういったところを洗い出して、そういったところは積極
的に初動で増台してまいりたいと考えております。福吉町2丁目の火災、北栄町大谷の火
災では、2台増台いたしました。以上でよろしいでしょうか。
○議長(前田智章君) 福谷議員。
○議員(9番 福谷直美君)
御答弁いただきました。
件数的には少ないということですが、大火、大火っていうんですかね、大きな火事が少
し続いているようですので、消防局長にまた再度お聞きしたいのですが、消防局はいろん
な災害に対応しておられますわね、救急、それから事故、全てのそういうことに対応して
おられると思います。ですから、単純に我々が考えるのに、例えば西倉の辺で救急車とそ
れから事故と火事と、一遍にそこで続いたと。それで、出られたと。ほかからも応援は来
られるでしょうけど、そういったのの初動、初動の対応というのはどういうふうにしとら
れるかなと、ちょっと思いますんでお聞かせ願いたいと思いますし、それと、広域消防に
なって43年か44年ですわね、そのときに大量に消防士さんが入られて、その方が今度
-12-
定年で退職をされだしたと。よく話を聞くんですが、そういう技能、技術、俗に言う職人、
消火の職人が少し減ってきて、現場経験の少ない消防士さんが今度はふえてきたと。そう
いうときに、やっぱりどんな対応がどういうふうにされとるんかなと思いますし、それと
もう一点、例えば大正町の火災のときでも、倉吉の16分団が全て出動されましたわね。
こういうときの消防士と、消防局と、公設消防の役割、それからその違い、その辺ももし
答弁できたら教えてほしいなと思いますし、あの狭いところで16分団が来て、それから
消防車も何台も来て、それから1時間後にははしご車も来たと。何か倉吉で、私、お聞き
しましたら、2階以上ははしご車は出ないと、だからその後出たんだみたいなこともお聞
きしましたんで、その辺のこともどういうふうに今後考えておられるか、それまで、とり
あえず聞かせてください。
○議長(前田智章君) 三浦消防局長。
(「自信持って教えてください。」と呼ぶ者あり。)
○消防局長(三浦貴志君)
救急、救助、火災等が同時にあった場合ですね、人命最優先
それで救助、救急を先にいたします。火災も当然人命救助ということがありますが、次に
一番近い署を出動させるわけですが、同時に非番招集をすぐさまメール、すぐにメールが
流れます災害メールと同時に非番招集をして、対応するようにしております。
続いて、次は若手職員でしょうか。
○議員(9番 福谷直美君)
○消防局長(三浦貴志君)
あああ。
はい。確かに大量退職、団塊の世代が退職いたしまして、平
均年齢は若返っております。ただ、大正町の現場でも、一番各隊をまとめるのは各小隊長
がいます。それを全部まとめるのが中隊長、その上に大隊長、署長が出ます。中隊長、大
隊長ですが、ベテランです。ベテランが指揮するので、若い職員はそのとおりよく動きま
す。指揮に全く問題はなかったと考えております。
それから、はしご車につきましては、通常4階以上の建物に第1出動しますが、大正町
の場合はほとんどがトタン屋根でございまして、大体はしご車というのは上から下に向か
って、これ俯瞰注水というんですけど、そういった役目もします。屋根がまだあるときに、
俯瞰注水しても効果はございません。屋根が、隣のほうの瓦、それから広場等に延焼して、
これは有効であろうと決断したのが約1時間後。それで中に、外からかけている隊員もい
ますけど、濃煙熱気で非常に命をかけて頑張っておる者が中でおるわけです。そのときに、
毎分1,000リッターでばっとかけると非常に危ない、隊員を殺すことになりますので、
隊員の位置を確認して、俯瞰注水をして効果を上げたということでございます。 あとは
……。(「役割、公設との」と呼ぶ者あり)
公設との役割ですが、現場指揮本部をすぐに立ち上げまして、団長さんとも一緒に相談
しながら、消防団はどこに玉川につけてくれと、それから、こっちの方面を防御してくだ
さいというような相談を全部無線を通じて、団員も無線がありますので、それらで連絡を
とりあって、有効な包囲作戦をとっております。
若手職員、ちょっと重複しますけど、さきに戻りますが、若手職員につきましては、消
防学校に、日本有数の数少ない実火災体験訓練施設というのがあります。これは中大体8
-13-
00度になります。そういった熱気を体験させて、それを消す訓練を今十分にさせており
ます。だから、実火災においても濃煙熱気に耐えれる精神力、体力は十分にあると考えて
おります。以上でございます。
○議長(前田智章君) 福谷議員。
○議員(9番 福谷直美君)
もう1回ありますね。
○議長(前田智章君) はい。
○議員(9番 福谷直美君)
局長、私、消防局と公設消防の違いをしたのは、まあ公設
消防の方はそれでもふだんからも訓練をされておりますが、それでもやはり外から放水が
主だと思うんです。消防局はそれだけの装備、それだけの武装もしながら消防任務につい
ておられると思うんですよ。大きな違いは、私はここでないかなと思っております。それ
を一緒になって放水をされとるんかいなと思いますし、やはりその放水も、だけえその分
団に任せて、消防局のほうはどっか難しいそのところに入るとかね、何か私は同じように
消防局も公設消防も同じように外から水をかけているじゃないですかという指摘も市民の
方からありましたんでお聞きするわけで、いや、そうじゃなかったらそうじゃないし、こ
れしとると言っていただけたらいいんですけど、住民が安心できる消防局をちょっともう
一回だけ教えてほしいと思いますし、もう一点、大正町かなり時間が鎮火までにかかりま
したが、1時14分から最終の鎮火までが5時半、かなりの時間がかかって鎮火したのが、
これは、あると思うで、これから成徳・明倫地区は。高齢者も多いですし、ああいうウナ
ギの寝床というか、そういう建物もたくさんありますし、古いですし、あると思うんです。
このあたりのさっき対策は訪問をして、それをしていくといっておっしゃっておられまし
たが、この辺の対応、対策、ほかにないかなと思うんですけど、もう一回だけお願いいた
します。
○議長(前田智章君) 三浦消防局長。
○消防局長(三浦貴志君)
消防団と広域消防の連携ですが、言われるように装備は全然
違います。だから、公設常備消防、広域消防は中に入って消す作戦で、早く救出、最小限
の消火で抑えたいというふうに考えております。
それから、長時間に至ったわけですが、他県の同じような古い木造の密集地の時間経過
を見ますと、やっぱり5時間、6時間、それ以上、焼失面積を見ましたら、やっぱりその
くらいかかっております。少しだけ言わせていただきますと、都市部では、うち10何台
消防車20台も満たない、全部出しても、そういった中で、都市部は30台、40台、そ
れから、消防団も500人近く出て、やはり同じような面積でも同じような時間がかかる。
逆に私は、中部消防局、中部の消防団、よう消したなというふうに思っています。まず、
裏手の道路、1メーター50センチか、そこらしかない、新町2丁目の次のブロックに延
焼させたら、もっと大火になってしまいます。あそこ、全く焼けてませんね。褒めていた
だきたいと思います。(発言する者あり)
あとは、やっぱり1軒ずつ足を運んで、地域住民に理解してもらって、防火思想を高め
ていくのが近道じゃないかなというふうに思います。終わります。
○議員(9番 福谷直美君)
3回済んだ。
-14-
○議長(前田智章君) 3回終わりましたので。(発言する者あり)終わりました、3回
目。今度は、次の議題・・・。
(「3回済んで、また、新たな……」と呼ぶ者あり。)
○議長(前田智章君) 福谷議員。
○議員(9番 福谷直美君)
次の質問に行きたいと思いますが、最後の消防局長が自信
を持って言われました。しっかりと住民のために頑張っていただきたいと思いますので、
応援をさせていただきますので、頑張ってください。
○消防局長(三浦貴志君)
ありがとうございます。
○議員(9番 福谷直美君)
次に、この連合議会の庁舎について少しお伺いをしたいと
思います。
先回の連合議会のときの総務委員会の中で、耐震の話が少し出まして、この議場の、こ
の庁舎の耐震はどうですかとお伺いしましたら、一部に耐震が悪いと、よくないというこ
との報告がございました。それで、いつでしたか、今月の初めでしたか、これ北条の、北
栄町の庁舎の支所を本所に移転されるという報道もされておりましたし、将来的にこの庁
舎を耐震して使っていかれるのかな、それともどっかにと思っておられるのか、それから
どっかに建てようかと思っておられるのか、将来的にどういうふうなお考えをされとるん
かなと思っております。それで、この間の倉吉の市議会のときに、同僚の議員が駅北に複
合施設を建って、そこに連合議会でも持ってきてというような質問をされておりましたん
で、そういう気もあるんかなないんかなと思いながら、どういうふうなお考えをされとる
んかなというのをお聞きしたいなというとこで、出させていただきました。
○議長(前田智章君) 石田広域連合長。
○広域連合長(石田耕太郎君) この広域連合の事務所の件でございます。
この件については、北栄町さんのほうで、先般、一つの方向として出されたというふう
に伺いましたが、我々が伺ったのは5月の会議のときに、もうそういう方向で今検討して
いるというお話を伺いました。この庁舎はですね、平成19年の4月に倉吉の見日町の民
間施設から移転をしてきたという経過がございます。この施設の耐震性の状況はですね、
一般の行政施設の場合の耐震基準が0.6、Is値0.6でありますか、この数値が0.
59ということで、まあ0.01ここについてはないという状況だというふうに伺ってお
ります。それに加えて多少老朽化もしてきているという、まあ年数もたっているというこ
とでございます。ただ、とりあえずお話を伺わせていただきましたけれども、まだこれに
ついての対応策を決めたわけでも全くありません。これから、北栄町の御意向も十分伺い
ながら、経費のことなども勘案していかないといけないだろうというふうに思います。十
分議論して、議会とも改めて御相談をさせていただきたいというふうに思っているところ
であります。
○議員(9番 福谷直美君)
終わります。
○議長(前田智章君) 次に、12番、語堂正範議員に質問を許します。
12番、語堂正範君。
○議員(12番 語堂正範君)
はい。
-15-
○議長(前田智章君) 暫時休憩いたします。
午後3時35分 休憩
午後3時36分 再開
○議長(前田智章君) 会議を再開いたします。
○議員(12番 語堂正範君)
失礼いたします。
このたびは通告に従いまして、いつも質問させていただきます、中部を基軸とした観光、
文化、産業等の連携、活性化について質問いたします。
現在、鳥取県の西部では中海・宍道湖経済圏の連携として、西は島根県出雲市から東は
大山圏域までの広い範囲で観光、産業等の連携が推進されております。また、東部では観
光庁が今年度より実施する広域観光周遊ルート形成促進事業に、7つの広域観光周遊ルー
ト形成計画について認定され、その中には「美の伝説
THE FLOWER
OF J
APAN,KANSAI」という計画が認定されております。このルートには、鳥取砂丘
と山陰海岸ジオパークが広域観光拠点地として含まれており、このことから、今まで以上
に観光に関しても、関西方面との連携が強まっていくことが考えられます。現在、逆ドー
ナツ化現象にも似た現象が起きている中で、このままでは中部が取り残されてしまう危険
性があるように自分自身は考えます。現在、中部独自での連携活性化事業は行われており、
今まで以上に推進することは必要ですが、西部、東部との連携を含め、「中部はひとつ!」
はもちろんのこと、鳥取県は一つと考え、西部と東部のかなめとして、広域連携を担うべ
き役割があるように自分自身は考えます。この役目を広域連合が担うべきかどうか、広域
連合長に伺います。以上です。
○議長(前田智章君) 石田広域連合長。
○広域連合長(石田耕太郎君) 語堂正範議員の一般質問にお答えいたします。
観光についてであります。広域観光周遊ルートということで7カ所選定をされました。
非常に広範囲なゾーン分けになっているので、これがどういうふうにこれから動いていく
のか、いろいろとわからない面もあるんですけれども、やはりそういう中に入って拠点性
を高めていくっていうのも一つの方向なんだろうなというふうに思います。その中には中
部、ここには入っていないわけでありますけれども、東部、西部と、あるいは県全体とし
て観光に取り組んでいくべきというのはおっしゃるとおりであろうというふうに思います。
特に、やはりもう人口規模も少ない、面積も小さい中部も、それだけ観光資源も少ないと
いうことにもなってくるわけですので、中部だけで観光商品をつくっていくっていうのは
非常に厳しい状況にあるんだというふうに思います。広域観光、そういった意味で、この
広域連合の業務にも位置づけをしております。一つには、とっとり梨の花温泉郷広域観光
協議会、これの事務局を従来持っておったわけでありますが、今は独立をして、梨の花は
梨の花として取り組みをしながら、広域連合あるいは県と一緒になった広域観光の進め方
というものに今、取り組んでいる状況だというふうに思います。広域連合の中にも、県の
ほうからも中部振興局の職員に駐在をしていただいて、県との連携も図るようにしている
ところでありますし、当然梨の花とはもう事業部分も含めて一緒になってやっていかない
といけない取り組みになっているんだというふうに思います。
-16-
ことしの5月のゴールデンウイークの観光入り込み客の状況について、報道では中部ひ
とり勝ちというような形で記載もされておりました。ただ、これは5月のゴールデンウイ
ークに限っての話であります。それなりに今まで梨の花等を通じて行ってきた、いろんな
エージェントに対するプロモーションなどの効果も上がってきておるのかなというふうに
は思いますけれども、こういうものが継続的にやはり成果を上げていく、そういう取り組
みにしていかないといけないんだろうというふうに思います。
従来から東部、西部との連携という意味では、らく~だバスの運行とかスタンプラリー
の実施とか、そういった取り組みをさせていただいてきているわけですけれども、なかな
か十分な結果、満足すべき結果というところまでは至ってないんだろうというふうに思い
ます。いろいろな取り組みをしながら、これから連携を図って観光客の誘客につなげてい
かないといけないなというふうに思います。
ただ、連携だけやればいいということではもちろんないわけで、やはり中部そのものの
観光資源をより魅力的なものにしていく、ブラッシュアップをしていく、そういう努力を
並行してやっていかないと、幾ら東部、西部に来られた観光客であっても中部まで足を伸
ばしてくれるということにはつながっていかないというふうなものだろうというふうに思
います。そういう自助努力もしながら、連携によってつないでいくという取り組みが必要
なんだろうというふうに思います。
特にまず最近、境港に大型クルーズ船がたびたび入ってくるようになりました。DBS
クルーズフェリーも定期的に入ってきております。こういう外国人の観光客を一つのター
ゲットにして、それも例えば、名探偵コナンなどは非常にアジアの方々にとっても魅力的
な商品になるだろうというふうに思いますし、この豊かな自然、あるいは温泉というもの
も、そういう資源になるだろうというふうに思います。そういう外国人観光客の取り組み、
クールジャパンの取り組みにもつながっていくわけでありますので、こういうものにも力
点を置きながら、東部、西部と一緒になって誘客に努めていきたいというふうに思います。
本当に連携ができるのか、今後いろいろ知恵を絞りながら取り組みを考えていきたいとい
うふうに思っているところであります。
○議長(前田智章君) 語堂議員。
○議員(12番 語堂正範君)
そうですね。やはり連携は同じ思いとしまして必要性があ
ると思います。ただ、その一つ一つのものに対してのブラッシュアップ、これは今も各自
治体ごとにやられていますが、より一層行うことによりまして光り輝くものにしないと、
なかなか中部へという道筋が開けない部分があるのかなと自分自身も感じました。
また、梨の花温泉郷さんがずっとやられとるツアーの中でも、今回は中部圏域から最後、
鳥取砂丘まで流れるようなものがあったんですかね。そういう形で、ちょっとずつ連携が
つながっていることも、またコナンミステリーツアーということ、連休のときには、ちょ
っと最近、土日で集客率が低いときもあるんですけども、今後、夏休みに向けてまた多く
なるじゃないのかなと期待している面もありますが、こちらも東・中・西部ですか、鳥取
市、米子市も入りながらのことでやっておられますので、ある意味広域の連携をされてい
る部分があると思います。
-17-
ただ、自分がちょっと逆ドーナツ化現象というお話をさせてもらったんですけども、こ
の、みたいなということで、直訳してしまうと都心回帰ということですね。これは、都心
部の地価が下がったので、東京、大阪にという流れという言葉を指すので、ちょっとずれ
るので、似たような状況と言ったのは、鳥取県自体がある意味人口が減ってきている。そ
れは流出が進んでいるということも加味します。一番進んでいるのが鳥取市、米子市が県
外に流出していく。ならば、中部の住民たちはどこに行っているのかと、これは東部と西
部に流れているのが多くなってきます。なので、中部から東部、西部に流れ、また東部、
西部の人たちが県外に流れる。ある意味空洞化が進んでいるという意味合いの中で、自分
は今回、ドーナツ化現象という、逆という名前をつけたんですけども、そういう形で表現
させてもらいました。
こういうところの中で、じゃあ先ほども連合長も言われましたけども、こういう周遊ル
ートの中でまだはっきりしないというところも、まだスタートしたばかりというところ、
ただ、自分が見たところでは、いわゆる鳥取県内のところはジオパークと鳥取砂丘までと
いうところはちょっと寂しいなというところは感じましたし、また、拡幅っていうんです
かね、ジオパーク自体が青谷まで延びた中で、もう少しこちらのほうに来ないのかなと思
ったりするところも自分自身はあります。やはりそういう形で、こういう周遊ルートの拡
大といいますか、また、山陰海岸ジオパークの範囲をまた広げてもらうこと、また、中海
宍道湖経済圏の連携の拡大ということですね。今のところ大山圏域でとまってしまってい
ると思います。これはちょっと琴浦町の話になってしまうんですけども、大山の山に入る
ところの中の連携という形で協議会が立ち上がっております。ただ、こちらのほうなんで
すけども、事務局が西部事務所ということで、なかなか西部地区のところの町自体が強く
なってしまうと。やっぱり1町、単体の自治体だけで連携を組むというのは難しいなと自
分自身は考えております。
じゃあ、まとまって動くことによって、やはり大きな力を持ちながら、東・西に影響力
を与えることができると思いますので、再度お聞きになってしまうかもしれないんですけ
ども、周遊ルートの拡幅、またジオパークの延長、もしくは中海・宍道湖経済圏の連携の
拡大等を連合で行う考えはありますでしょうか。
○議長(前田智章君) 石田広域連合長。
○広域連合長(石田耕太郎君) ジオパークの拡大、中部のほうまで広げてはということ
でありますが、これはちょっと具体的なアイデアを私も持ち合わせておりませんけれども、
どういう動きができるか、県のほうの知恵も伺ってみたいというふうに思います。
それから、東部、西部は、特に西部の中海圏、大山圏の中にしっかりと組み込んでもら
うような取り組みということについては、これは西部総合事務所のほうが中心になって、
特に大山振興については取り組まれておるわけでありますが、自転車というかサイクリン
グなどの取り組みとか、そういうもののツアーも企画をされているようであります。中部
地区も、実はきょうも、大山砂防事業は大山圏域、中部、西部も含めてやっているわけで
ありますが、観光についても同じような取り組みができないか、これについてはちょっと
県の御意向も含めて勉強してみたいというふうに思います。
-18-
せっかく中部のほうも三徳山が日本遺産に指定されるとか、あるいは最近も教育旅行の
取り組みが県のほうでも熱心にこれから取り組んでいこうという方向も出されております。
そういう面で、中部にも少しずつ日が当たる様子もふえてきたんじゃないかなって気がし
ますので、できるだけ広域観光として取り組めるように努力していきたいというふうに思
います。
○議長(前田智章君) 語堂議員。
○議員(12番 語堂正範君)
そうですね。今回の4月の24日、日本遺産の第1号とし
て三徳山、三朝温泉が認定されるということで、いろいろと各地域によってすばらしいも
のがだんだんだんだん中部地区にもより一層光が浴びる可能性が出てきたのかなと自分自
身は感じます。この日本遺産というのは、今までは保護一辺倒だったものを積極的に活用
してっていうところが目的に含まれております。ですので、それは連携しながら、より一
緒に光り輝くことができるという、連合自体の一つのメニューの大きなシンボル的なもの
にもなり得るのかなと自分自身は感じております。
また、ここからは新たな切り口というものになってしまうんですけども、広域観光周遊
ルートの中に、たしか出雲から流れるものがまだ存在していなかったと思います。出雲か
ら流れてしまいますと、今の場合、中海、宍道湖でとまってしまうのかなというイメージ
があるんですけども、実は新たな切り口としまして、高天原、高天原と言いましたら、大
体九州というイメージがあるんですけども、今、中国地方にあったんではないかという形
で研究家が、そういう形で史実を探りながら研究しております。その中で、この高天原は
蒜山にあったんではないかという、そういう仮説、自分なんかは真実だと思っているんで
すけども、そういうものが流れに流れ、今のところ、梨の花温泉郷としましては真庭市の
ほうと連携をとっております。なので、そのルートとしまして、では、次に、高千穂とい
いまして、神々がおり立ったところはどこなのかというとこです。高千穂の地名は実は中
部圏域の中にあります。それは、北栄町の一地域が高千穂という地域があります。なので、
今のところ九州というのが全国的にもすごい主流で、可能性としては高いと言われており
ますけども、ならば、古事記で出てくる出雲、伯耆、因幡、一番出てきます、この中国地
方、山陰地方がメーンになっているのに、なぜ高天原や高千穂が九州なのかっていう、す
ごい不合理な感じが自分自身はします。その中で、蒜山から広域連合に流れる、このルー
トを大きくとりながら、新たに、これはちょっと出雲や松江市とかの連携のほうにも一緒
に話をしていかなきゃならんかもしれないんですけども、今の広域連合、広域の取り組み
を引っ張る新たな観光資源としてもあり得るのかなということで、自分自身はちょっとこ
ういうメニューもあるということで提言させてもらいたいと思います。
ここで、前段のほうにも話をさせてもらったんですけども、中部と一緒に取り組みがふ
えてきてます。ただ、自分自身の感じるところは、東部は東を向き、西部は西を向いてい
ます。来るべき、どうなるかわからないんですけども、道州制というものがもし可能性が
あるとしましたら、鳥取県はどうなってしまうんだろうかとすごく危惧します。
その中、鳥取県のかなめになり得るのはやはりこの中部地域だと思います。中部地域が
かなめとなることによりまして、いわゆる鳥取県、鳥取県じゃなくても広い範囲でも、道
-19-
州制としては30万人以上というものがあるので十分対応できると思うんです。ただ、こ
れが分かれてしまうことになるとしたら、どちらにしても、隅っこ側といいますか、西に
行っても東に行っても隅みたいな形になってしまうぐらいなら、私はこのかなめとしなが
ら、大きな大きな連携をつくっていくべきだなと思います。また、今、取り組まれている
梨の花温泉郷さんのように南側に流れていくのも自分自身はある意味で非常に可能性がす
ごくあると思います。大きな大きな連携のかなめになるのがこのふるさと広域連合であれ
ばいいなと思いますが、最後に、連合長の思いを聞かせてください。
○議長(前田智章君) 石田広域連合長。
○広域連合長(石田耕太郎君) 特に南側に目を向けてということでありますし、古事記
の伝説というか、そういうものも一つの資源として考えようじゃないかという御趣旨かと
いうふうに思います。古事記1300年祭のときにも高天原がこの中部というか蒜山周辺
にあったんではないかというような説も出されたというのを伺っております。古事記の名
称にちなんだ地名がこの辺に非常に多いというのも事実だろうというふうに思います。た
だ、これが実証できるものでもなかなかないというのがあって、非常にこれを観光資源化
していくのがなかなか現実には非常に難しいのかなという感じがしております。ただ、一
つの夢として、これがどういうふうに生かしていけるのか考えていきたいというふうに思
います。特に蒜山は蒜山単体でも250万人を超える観光客を誘客する力を持っておるわ
けです。そういう蒜山の観光客を少しでもこの中部に来ていただけるようになれば、観光
としても大きなプラスになるだろうというふうに思います。その一つのきっかけとして古
事記が使えるようであれば、それも一つの選択肢になってくるんじゃないかなというふう
に思います。先ほどの教育旅行みたいなものとあわせて考えれないかというふうなことも
勉強していくのも価値があるかなというふうに思います。
それから、これからの中部のあり方として、道州制をにらんでというのはなかなか難し
い議論になってくるんでありますけれども、東部に寄るか西部に寄るかということよりも、
やはり中部は中部としての力をつけていかないと、いずれにしてもどっかに吸収されてし
まうことになりかねないわけですので、少しでも拠点性を高めるための努力というのをや
はりやってく必要があるだろうというふうに思います。広域連合が何でもできるというこ
とにはもちろんならないわけであります。それぞれの市町から委託をされた業務しか広域
連合はできないわけであります。ただ、そういう中で、広域観光、情報発信というものも
広域連合の事務に位置づけているわけでありますので、可能な範囲でしっかりと取り組ん
でいきたいというふうに思っております。
○議長(前田智章君) 以上で一般質問を終わります。
日程第9、付議議案に対する質疑を行います。
議案第10号、平成27年度鳥取中部ふるさと広域連合一般会計補正予算(第1号)に
ついてから議案第14号、固定資産評価審査委員会委員の選任についてまでの質疑の通告
はございませんでした。
以上で付議議案に対する質疑を終結いたしました。
お諮りします。議案第14号、固定資産評価審査委員会委員の選任については、委員会
-20-
付託を省略し、この際、討論、採決を行うことに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(前田智章君) 御異議なしと認めます。よって、そのように進行いたします。
議案第14号、固定資産評価審査委員会委員の選任について、討論を求めます。討論は
ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(前田智章君) 討論を終結することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(前田智章君) 御異議なしと認めます。よって、討論を終結いたしました。
これより、議案第14号、固定資産評価審査委員会委員の選任について採決いたします。
本案は、同意することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(前田智章君) 御異議なしと認めます。よって、議案第14号、固定資産評価審
査委員会委員の選任については同意されました。
日程第10、付議議案の委員会付託を行います。
付議議案の委員会付託につきましては、お手元に配付しております議案付託表のとおり、
それぞれの所管の常任委員会に付託することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(前田智章君) 御異議なしと認めます。よって、議案付託表のとおり、それぞれ
の所管の常任委員会に付託することに決定いたしました。
なお、消防常任委員会に付託する案件はございませんが、消防局から報告事項がありま
すので、開催をしていただきますようお願いします。ただし、委員長報告は省略をいたし
ます。
常任委員会の開催場所について連絡します。環境福祉常任委員会は第1会議室で、消防
常任委員会は第3会議室で、総務常任委員会は第2会議室で、直ちに開会していただきま
す。
再開予定は、午後4時10分といたします。
暫時休憩いたします。
午後3時40分 休憩
午後4時10分 再開
○議長(前田智章君) 再開いたします。
日程第11、常任委員会委員長報告並びに同報告に対する質疑を行います。
環境福祉常任委員会委員長の報告を求めます。
段塚委員長。
○環境福祉常任委員会委員長(段塚廣文君)
環境福祉常任委員会の委員長報告を行いま
す。
第2回定例会において、本委員会に付託されました議案を審査するため、本日午後3時
48分から第1会議室において、担当副広域連合長、関係職員の出席を求め、委員会を開
-21-
催し、説明を聞き、慎重に審査をいたしましたので、その結果について御報告申し上げま
す。
付託されました議案第10号、平成27年度鳥取中部ふるさと広域連合一般会計補正予
算(第1号)、第1条、債務負担行為の補正は、審査の結果、原案のとおり可決すべきも
のと決定をいたしました。
以上、簡単ではありますが、環境福祉常任委員会委員長報告といたします。
○議長(前田智章君) 次に、総務常任委員会委員長の報告を求めます。
山田委員長。
○総務常任委員会委員長(山田道治君) 総務常任委員会委員長報告を行います。
第2回定例会において、本委員会に付託されました議案を審査するため、本日午後3時
45分から第2会議室において、担当副広域連合長、関係職員の出席を求め、委員会を開
催し、説明を聞き、慎重に審査をいたしましたので、その結果について御報告申し上げま
す。
付託されました議案第11号、鳥取中部ふるさと広域連合配偶者同行休業制度等の導入
に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について、議案第12号、鳥取中部ふるさと広
域連合情報公開条例の一部改正について、議案第13号、鳥取中部ふるさと広域連合個人
情報保護条例の一部改正については、審査の結果、いずれも原案のとおり可決すべきもの
と決定いたしました。
以上、簡単ではありますが、総務常任委員会委員長報告といたします。
○議長(前田智章君) 以上で常任委員会委員長報告は終わりました。
続いて、ただいまの報告に対する質疑を行います。
まず、環境福祉常任委員会委員長の報告に対する質疑を求めます。質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(前田智章君) 質疑を終結することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(前田智章君) 御異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたしました。
続いて、総務常任委員会委員長の報告に対する質疑を求めます。質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(前田智章君) 質疑を終結することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(前田智章君) 御異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたしました。
以上で常任委員会委員長報告に対する質疑は終わりました。
日程第12、付議議案の討論、採決を行います。
議案第10号、平成27年度鳥取中部ふるさと広域連合一般会計補正予算(第1号)か
ら議案第13号、鳥取中部ふるさと広域連合個人情報保護条例の一部改正についてまで、
一括して討論を求めます。討論ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(前田智章君) 討論を終結することに御異議ありませんか。
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(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(前田智章君) 御異議なしと認めます。よって、討論を終結いたしました。
これより採決を行います。議案第10号から議案第13号まで、一括して採決いたしま
す。
本案は、原案のとおり決することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(前田智章君) 御異議なしと認めます。よって、議案第10号、鳥取中部ふるさ
と広域連合一般会計補正予算(第1号)から議案第13号、鳥取中部ふるさと広域連合個
人情報保護条例の一部改正についてまでは、原案のとおり可決されました。
引き続き、県立美術館誘致推進特別委員会の設置についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
9番、福谷直美議員。
どうぞ。
○議員(9番 福谷直美君)
県立美術館誘致推進特別委員会の提案理由を述べさせてい
ただきます。
今月の日経の中国版に、まずこんな記事が出ておりました。ミュージアムの運営に詳し
い山口大学の長畑実教授は、人口減が進む中、博物館や美術館を地域を再生をさせる文化
装置として位置づけ、地域の独自性の形成や地域教育を推進する活動がより求められると
強調している。今、2015年度中には基本構想をまとめる予定という、先ほども質問の
中に述べさせていただきました。県中部の1市4町の首長以上でつくる中部地区行政振興
協議会が4日、美術館設置の要望書を山本教育長、知事に出した候補地として、倉吉市や
北栄町など10カ所を上げ、県中央に位置し、岡山県北部とも直結すると利便性を訴えた。
一方、鳥取市は、深澤市長が移転の決まった現市役所本庁舎跡地への誘致に意欲を示し、
市民や経済団体などの声もまとめ、県に要望書を出すと、一歩も引かない構えを示してい
るという記事が載っておりました。
私は、以前になりますが、一時、県立美術館の構想がありました。そのときに、もとの
県議会でありました川上県議がおられるときに、北栄の、当時、北条町でしたが、そこに
前田画伯の世界的な絵があると、中部に県立美術館を誘致したいという大きな旗を上げら
れまして、私もそれに感動いたしまして、やろう、本当に中部に欲しい、ということでし
たが、その当時、鳥取市は桂見に、郊外に誘致をするという手を挙げられて、道路も整備
をされ、そういうときに、どうもやはり鳥取に流れておりました。ああ、鳥取だなと思っ
ておりましたが、片山知事が財政難を理由に、これを中止にされたという経過がございま
す。
そういう中で、今回、中部に是が非でもつくりたい。私は、スタートの時点から、やは
り中部は不利だと感じております。その意味は、鳥取市が今、1市9町でしたかね、合併
をして、20万人の人口の市としてだけで抱えてまいりました。それから中部は11万人。
住民の声を本当に吸い上げるには、20万人の声のほうがやはり力が強いんじゃないかな
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と思います。
それと、県議会議員の皆さんは、鳥取市だけで12人、東部を入れると15人おられま
す。中部は6人です。いろんなことの要件が出てまいります。私は、県ももしつくるとし
たら、金銭的な要求をやはりその地区にも言ってくるのではないかなと、幾らかかるかわ
かりませんが、例えば10億出せと、15億出せというような話も出てくるんかなと、本
当にそういうときに中部でそれができるのかなという危惧をしております。が、なら、ど
うしたらできるんだ。我々にできるのは、中部の住民が、議会も行政も皆さんが一緒にな
って手を携えて、中部につくるんだ、中部につくりたいという思いを大きく発信をしてい
くことが唯一残された、私は道だと思っております。それを、ハートを県につなげる。知
事につなげる。そういってしていく。先ほども申し上げましたが、平成15年度中には基
本構想を確定すると県は言っております。(「1915年」と呼ぶ者あり)あっ、済みま
せん。2015年には。(「あっ、2000か、ごめんなさい、2015年」と呼ぶ者あ
り)度ですので、もう早急にこれは中部としても動いていく。議員の中にも時期尚早では
ないかという声もおられました。それもあるかもしれん。私たちも、次の改選時にこの議
会におるかおらないかもわかりません。ですが、今、我々が種をまき、苗を植え、次につ
なげていく。頼むぞ、連合で、議会でこの美術館構想を進めてくれよというのを次につな
げていく。これをなくして中部の県立美術館は、私はできない。とにかく金はない。人口
は少ない。県議会は少ない。だが、どうやって我々の思いをつなげるんですか。この議会
だと思います。ここに決議をしていただいて、推進委員会をつくっていただいて、各議会
に帰って、各議員に、おい、中部で決まったけ、しょいや、私は中部ならどこでもいいと
思っております。中部にできることが我々の思いだというのを内外に示す。それは、中部
の住民にも県全体の住民にもその思いをつなげることがこの県立美術館の誘致につながる
ものと私は確信をしとります。
議員各位の思いはいろいろありましょうが、ここはひとつ全員一致で、一人も欠けるこ
となく、この推進委員会を立ち上げていただきたいと思いますので、よろしくお願いをし
ます。
○議長(前田智章君) 続いて、質疑を求めます。質疑ございませんか。
7番、由田隆議員。
○議員(7番 由田隆君)
提案理由の説明に当たって、福谷議員の熱っぽく語るところ
は感動いたしました。その思いに私も同感をいたしておりますが、何点か質問していきた
いと思います。
2015を目安にということで動きをつながなければならない、全く同感であります。
先般の中振協での取り組みもその一環であったというふうに思います。実際、その中で1
0の候補地が出てきている中で、今回の委員会の役割として、これも県立美術館誘致に向
けた調査研究というふうになっています。それも委員が10人。本議会では、議長を含め
て15人のうち10人、あるいはそれ以内になってますから、もっと少なくても構わない
わけですけれども、想定する人数とか、あるいは調査内容をどのようにしていくのか。先
ほど福谷議員は一般質問の中で連合長にこのように質問していました。連合長の立場とし
-24-
て、10の候補地、これじゃあ弱い、連合長には、そのリーダーシップを発揮して、候補
地を絞って、県に強力に誘致を求める動きをつくるべきだというふうに言われていた。そ
の質問をした福谷議員が今回の特別委員会の調査研究、いかになされようとしているのか。
私は、連合会議の中で、県のいうコンセプト、例えばいつだとか、そういうのがある程度
決まってから、連合会議の中で、ある意味候補地を何カ所かに絞りながら議論を始めてい
って、最終的には1カ所というようなことが想定できるのかなと。じゃあ、この特別委員
会で、調査研究とは候補地の選定あるいは絞り込みを意識しとられるのかっていうのをち
ょっと聞いてみたいというふうに思います。
加えて、先ほど15人の議員、中部の広域連合の、その熱っぽさを、あるいは僕らの思
いを県に示すんであれば、私も議会運営委員会で同様の発言をしています。みんなそろっ
て県に行けばいい。10人や8人や7人に絞り込む必要はない。変に特別委員会をつくっ
てしまえば、いろんな委員からいろんな議論が出てくる。なかなか収拾が現の段階ではつ
かないように思うが、そこらのところをしんしゃくして、今回の提案理由の説明になった
のかをお伺いをいたします。
○議長(前田智章君) 福谷議員。
○議員(9番 福谷直美君)
由田議員にお答えしたいと思います。
場所につきましては、それこそ県のほう、いろんな市街地なのか、それとも郊外なのか、
それから広さなのか、利便性なのか、いろんなことが出てまいります。そういう中で、お
のずから場所というのは選定をされてくるのかなと思っております。私は、この特別委員
会で場所を選定して、我々が決めるということは一切考えておりません。が、私たちも連
合議員です。その10カ所がどこなのか、琴浦のどこなのか、北栄のどこなのか、湯梨浜
のどこなのか、それは我々も知るべきだと思いますし、知って視察をさせていただいて、
見させていただいて、すばらしいなと思うところもあるでしょうし、が、我々もそれをひ
とつ一緒になって見させていただく。が、我々のこの特別委員会で選定をするということ
は、私は想定はしておりません。
それから、人数の件でありますが、多けりゃいいだが、なら、みんながええがなという
御意見もありましょう。が、私は、それでも10人以内でコンパクトに。例えば県会議員
の皆さんにもお願いをしたり、県会議員との交流を持ったり、そこの中でお願いをしたり
という運動もしていきたいなと思っております。やはり何といっても県の施設でございま
す。我々の意のままにはなりません。それは、県議会議員が最終的にも決められます。で
すから、それをどうやったら我々の心が通じ、我々の思いがその県議会議員につなげてい
けれるか、ここなくしてはなかなか実現は無理だと私は思っておりますんで、そういうこ
とにもやはり特別委員会の中でお願いをしていく。住民にもお願いをしていく。住民にも
わかっていただける、そういう活動をしていくのが推進特別委員会だと思っております。
○議長(前田智章君) 由田議員。
○議員(7番 由田隆君)
だとすれば、福谷議員、全くそれに異を唱えるつもりは毛頭
ありません、15人がそろってやりましょう、特別委員会なんかつくらんでも。私は特別
委員会をつくれってしてません。議会運営委員会の中でも、その時期が来れば、強力に推
-25-
進するために、この議会の中でも特別委員会をつくって、その動きを強めて、県に物を言
っていく、あるいは県議も言われましたけど、そういう関係機関やそれぞれの人たちに働
きかけをするっていうのはあってしかるべきだと思います。
ただ、この時期に、ましてや、先ほど福谷議員は、この9月で倉吉選出の7人の議員は
原則変わります。だとすれば、そこに申し送りをしてみたいなことを言われたけれども、
私は、新しい船には新しい船頭を持って議論をしていただくのが筋であるというふうに思
います。ここで、今、人数を6人とか7人に絞って、現場を視察し、動きをすることが逆
にそれぞれ市町の疑心暗鬼、不審につながるやに思ってならない。だとすれば、ここは思
いとどまって、もうしばらくして、県のある一定の方向性、方針が出てから委員会を立ち
上げても遅くはない。それで、私が十分だということを申し上げ、このことに対して答弁
があればいただいて終わります。
○議長(前田智章君) 福谷議員。
○議員(9番 福谷直美君)
答弁というよりは。それでも、倉吉の議長は、私は委員の
中の中部のリーダーだと思っております。そういう議長が少し後ろ向きな発言は、私とし
ては少し悲しい思いがございます。本当に先頭になって、やろうやと言っていただけるの
が倉吉のリーダーだと思います。私は、今、提案をさせていただいたこの文面どおりに、
10人以内で、私はやりたいと思っております。
○議長(前田智章君) 由田議員。
○議員(7番 由田隆君)
本来、倉吉議会の議長で、ここで充て職の副議長もさせてい
ただいておりますが、議会人としては一議員であります、広域連合議会でいえば。その強
いリーダーシップというのはお門の違うことでありますので、私の強い思いを福谷さんに
とおしております。
○議長(前田智章君) そのほか質疑ございませんか。
4番、井上信一郎議員。
○議員(4番 井上信一郎君) 調査する内容ですが、調査研究、現時点で特別委員会を
立ち上げられて、先ほどの一般質問で石田連合長も答えておられました、県の事業として
まだ具体的なものが全く見えていない、この時点で、何を調査研究するのか。先ほど来出
ています、県のほうから、じゃあ、美術館をどれぐらいの建物で、どれぐらいの土地が要
るのかとか、先ほど来出ています、郊外なのか中心市街地なのかとか、もう全く出ていな
い中で調査するというのは何を調査するのか、私には見えないんですけども、まずその点
をお伺いしたいと思います。
○議長(前田智章君) 福谷議員。
○議員(9番 福谷直美君)
よく石破大臣がおっしゃいます。煮えたら食わいや。煮え
てからは遅いです。材料を持ち寄りながら、そこで一緒に煮る、そのことが私は大事だと
思っております。ですから、調査研究が大事ではありません。これを皆さんで立ち上げて、
皆さんでつくっていくんだという、この思いが中部にできる唯一の道だと私は思っており
ます。
○議長(前田智章君) 井上議員。
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○議員(4番 井上信一郎君) そういうことであれば、従前から中振協という会もあっ
て、来月、また中振協として県のほうへ要望に行かれると聞いております。その要望事項
の中には改めてこの美術館誘致についての項目も上がっているということでありますから、
先ほど由田議員のほうからもありました、やはりある程度姿形、大まかなものでも出てき
てからでもこの特別委員会の設置は遅くないと私も思います。答弁はええです。
○議長(前田智章君) そのほか質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(前田智章君) 質疑を終結することに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(前田智章君) 御異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたしました。
お諮りいたします。ただいま質疑を終結した議案は、この際、委員会付託を省略し、討
論、採決を行うことに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(前田智章君) 御異議なしと認めます。よって、そのように進行いたします。
それでは、討論を求めます。討論はございませんか。
2番、山田議員。
○議員(2番 山田道治君)
私は、ただいまの議案に賛成の立場で討論をいたします。
鳥取県立美術館の中部への誘致は、我々中部の住民にとって強い願いであります。その
ために、中部地区行政振興協議会、以下中振協と言います、による要望活動が行われまし
た。もちろんそのことは誘致の必要条件の一つであります。今、県のほうでは、移転に伴
う基本構想をまとめる予算が本日、県議会で可決されました。場所の選定も含めた検討が
間もなく始まり、早ければ今年度中に結果が知らされる状況にあります。また、県東部の
活動や条件整備が着々と進められていることを聞けば、中振協とは別組織である鳥取中部
ふるさと広域連合でも直ちに何らかの取り組みが必要だと考えます。決して、時、既に遅
しという状況になることは避けねばなりません。中部が一つになって取り組んでいる姿勢
を示すためにも、この定例会で特別委員会が立ち上がることが誘致の必要条件が一つ加わ
ることになると考えます。
議員の皆さんの賢明な判断を期待して、賛成討論といたします。
○議長(前田智章君) そのほか討論ありませんか。
1番、福井議員。
○議員(1番 福井康夫君)
私は、この特別委員会の立ち上げに反対の立場で討論に立
ちたいと思います。
委員会の立ち上げに大きくみぞをつけてしまったなというふうに思います。これからの
門出に船出がしようと思っても、重たいいかりを引きずって出発するですか。
6月の23日、議会運営委員会開きましたね、9時から。それぞれ市町の議長さん、お
いででした。いろんな多様な意見をいただきました。で、思いはみんな一緒でした。なる
ほど中部に、やはりない物ねだりではありませんが、美術館をぜひ実現をしていただきた
いなと、熱い思いは皆さんが持っとられた。私は、委員長の立場でそのように受けとめて
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おりました。
しかし、たかだか、あるいは今なのか、確かにその時期の問題あるでしょう。立場が違
えばいろいろ考え方も違いがあるかもしれません。しかし、私も長い間、連合議員させて
いただいていて、やはりそこは同僚議員の理解と協力いただきながら進めるべきだという
ふうに思いますよ。
きょう、これからどういう結果になるかわかりません。恐らく私は第三者の目で、住民
の目で受けとめる姿は、こんなことでは中部が一致協力していこうという形、ほど遠い、
そう見られても仕方がない。私は、やはり一考すべきだと、経験からです、思います。大
変残念であります。
そのことを申し上げながら、議運でやはり全会一致でなかったということをもっと考え
るべきなんですよ。議場で多数決で決めればできる課題とは、このたびは違う。全てがこ
うだとは言いませんけども、やはりそれは課題ごとに議員各自が良識を持って、そこは取
り組むべきですよ。そのことを申し上げて、反対の討論とさせていただきます。
○議長(前田智章君) そのほか討論ありませんか。
12番、語堂議員。
○議員(12番 語堂正範君)
失礼いたします。私は、賛成の立場で討論いたします。
やはり中部に誘致することは、中振協なり各首長並びに倉吉市、東伯郡の選出した県議
の方々が旗を振っていただくのがやはり妥当だと考えます。
しかし、この時期に、早い時期に我々が後押しすることによりまして、本当に微力かも
しれませんが、推進する力になり得るのだと自分自身は考えます。よって、採択すること
が適当だと思います。以上です。
○議長(前田智章君) そのほか討論。
15番、光井議員。
○議員(15番 光井哲治君)
反対の立場で討論をしたいと思います。
先ほど議運の委員長も、副委員長のほうからありましたように、私は、この問題を議運
のほうで諮っていただくように私に対して提案がありましたので、私は、議運の委員長の
ほうに、ぜひこの問題を諮っていただきたいということで、先ほどるる説明がありました
流れでした。私も、非常に残念というよりも、こういう形で、発議で、動議の形で出すべ
き問題ではないと思います。つまり、やはり議運というのはそれぞれの市町の議長が構成
しながら、なおかつ、広域的に判断しながら、この議案は当然この中部ふるさと広域連合
の中でふさわしい問題であるということで、その流れがあれば、私は、当然この議場にお
ける全会一致ということで、それは気持ちが一つになって、なすべき事柄ではなかったか
というのが非常に私としては残念な思いであります。
もう一点は、中振協というのも、当然市町の首長を初めそれぞれの議長がメンバーに加
わりながら活動を要望ということで、あくまでも県の事業の中での要望活動であります。
そして、私も2年間いろいろ帯同をさせていただきました。県のほうの今の態度は、まだ
非常に私からすれば、どの方向にも行っていない。つまり、これからようやくどういう話
が出てくるのかということしか、私にはまだ感じることがこの問題についてはできません
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でした。それで、私のほうは時期がまだ早いかと、オブザーバーの立場で議運のときにも
申し上げましたが、その時期はもうすぐ来ると、そこまでもう少し待たれたほうがよかっ
たんではないのかというのが今の私のこの動議に対する反対という立場の討論であります。
いろいろたくさん福谷議員のほうはおっしゃいましたが、そのまま私は全くこのことに
ついて否定してるわけでもないですし、鳥取市とのそういう人口の比較とか中部に来ない
とかって、全く私は悲観はしておりません。それは、そういうことを言えば、最初からそ
んな話はしないがいい。鳥取市は鳥取市で、人口とか面積とか、あるいは力関係で言うな
らば、私は最初からしないほうがいい。逆に言えば、少ないところにどう持ってくるかを
考えるべきであって、福谷議員の考え方は、当然私は理解をいたします。
ただ、この動議については、今の理由をもって、これは時期尚早であると、反対といた
します。
○議長(前田智章君) そのほか討論ありませんか。
3番、段塚議員。
○議員(3番 段塚廣文君)
私は、県立美術館誘致推進特別委員会の設置について、賛
成の立場で討論いたします。
この委員会設置の目的等については、提案者からるる説明がありました。ただ、私は、
誘致のための中部の結束といいますか、やっぱり誘致をする一つの姿勢、それはやっぱり
大事だと思うんです。私は、今、光井議長が言われましたけれども、本来、これ本当に動
議で出す問題なのかっちゅうことは、私も疑問があります。本来だったら、前回の議運で、
議運に諮られた。そのときに、議運のメンバーおられますが、福井委員長はいわゆる1町
が、1つの町が署名がなかった、全会一致にならないという判断で委員会を進めなった。
ですから、私にとっては、あしき前例ができたと思うんですよ。1町でもこれからそうい
うような賛成がなかったら、要件が整っておっても、じゃあ、これは全会一致になりませ
んから、議運には受け付けませんよということが起きるんですよ、これから。私は、あし
き前例ができたというふうに、そこを危惧しております。
それから、私は、さき方から時期尚早だという話が出とる。今、県は、先ほど光井議長
も言われたが、まだ県は何も決めてない、全くという話だけども、だから、手をこまねい
ておればいいというものではない。早期に設置して、何の障害もないと思いますよ。今、
言われた、人口の少ない、県会議員の数も少ない、そういうところだからこそ、逆に広域
連合に特別委員会を設置して、それぞれが対応する。骨子文をつくって、そして、中振協
とも、その組織とも連携しなきゃならない、県とも勉強しなきゃならん。早く取り組んで、
何が障害があると言われるのか、私は不思議でなりません。
そして、議運でもありましたが、やっぱり委員からも出ておりました。中部の熱意、本
気度、これをやっぱり県に向かって、県議会に向かって、中部はしっかり広域連合の中に
特別委員会も設置して取り組んどるということを見せることが大事だと思いますよ。まだ
県の方向が出んから時期尚早だという意見には、私はくみできない。
もう一つ例を言いますが、私は、4月の中ごろ、私の会派のほうで、金沢の21世紀美
術館に行きました。これすばらしい美術館です。やっぱり中部に、全国に名をとどろかす
-29-
ような充実した美術館ができると、やっぱり中部っていうのは将来に物すごい展望が開け
ると思います。私は、そういうことを夢見て、今の時期を逃すべきではないと、特別委員
会を今、設置して何ら障害はない、しっかり中部が一つになって、この広域連合に特別委
員会を設置して取り組みたい、そういう意味で賛成討論をいたしました。よろしく御賛同
いただきますようにお願いを申し上げて、終わります。
○議長(前田智章君) そのほか討論ありませんか。
7番、由田議員。
○議員(7番 由田隆君)
反対の立場で討論いたします。
議運の委員である、3番、段塚議員から、あしき前例をつくる言葉はいかがなものかと
いうふうに言われました。さきの議会運営委員会で、この動議が、いや、もっと言えば、
その場合は、議会発議として、全会一致としてこの特別委員会設置に向けた動議を取り上
げてほしい。全会一致ですよ、議会発議として。その場合、福井委員長が反対された理由
の一つに、当時、時期尚早、このことをして、かえって中部が一枚岩でないことを内外に
示すことにならないかという発言を私はさせていただきました。それに加えて、私、議会
では副議長であります。議運にはオブザーバー、そして、光井議長は、議長としてオブザ
ーバー、そして、あの委員会で井上議会運営委員会副委員長も反対をされていた。皆さん、
考えてみてください。議会運営委員会で、正副議長、議運の委員長が反対される事件を発
議として出せれましょうか。多数決ではできません。それが悪しき前例として、この議会
で言い放つ3番議員に私は抗議をしておきたいというふうに思います。
そして、中部に美術館を誘致することは、みんな、誰も、ここの15人、みんな求めて
います。だとしたら、15人しかいない議会だから、全員そろって県に、関係機関に物申
していきましょうと。そして、ここに書いてあるのが、先ほど私が質問をし、発議者から
答弁がありましたが、調査研究とはいかがなものか、具体的な調査研究じゃない、熱意や
本気度を示しましょうと、そうだとしたら、これをここで賛成多数により可決したという
ことは、私は避けるべきとして、委員会の会議録を取り寄せた発議者も私の発言を見てい
ただいてると思います。ここは一旦取り下げていただいて、全会一致で次なる議会、ある
いはその時期が来たらやりましょうと言ったのが私の提案であります。福谷議員の発議者
に対して、何ら反対するものではない。ただ、しかし、県の方針、私たちの10カ所、そ
れぞれの市町は議会だけではなし、商工会やそれぞれの団体がそれぞれの誘致活動をして
いるときに、ここで6人や7人で審査をしていく委員会が今、必要なのか。本気度を示す
方法は幾らでもある。この後……。
○議長(前田智章君) 由田議員。ちょっと済みません。時間の関係で、ちょっと。
○議員(7番 由田隆君)
あと1分で終わります。この後、議長にお願いしたいんです
が、この議会、閉会したら、全員がそろって行ったらいいんじゃないでしょうか。本気度
を県に示しましょう。そういう意味で反対の討論といたします。
○議長(前田智章君) お諮りいたします。会議を延長することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(前田智章君) 御異議なしと認めます。よって、会議を延長いたします。
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そのほか討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(前田智章君) 討論を終結することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(前田智章君) 御異議なしと認めます。よって、討論を終結いたしました。
続いて、本案を起立により採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の御起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(前田智章君) 起立少数であります。よって、本案は否決されました。
以上で、本定例会に付議されました事件は全て終了いたしました。
これをもって、平成27年第2回鳥取中部ふるさと広域連合議会定例会を閉会いたしま
す。御苦労さまでございました。
午後5時2分 開会
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付議事件一覧表
議案番号等
件
名
議長の辞職許可について
選挙第 1号
鳥取中部ふるさと広域連合議会議長選挙について
議会運営委員会委員の選任について
会議録署名議員の指名
議案第10号
議案第11号
議案第12号
議案第13号
議案第14号
審議結果
許
可
指名推選
前田智章
光井哲治
2番
9番
山田道治
福谷直美
会期の決定
1日限り
平成27年度鳥取中部ふるさと広域連合一般会計補
正予算(第1号)
原案可決
鳥取中部ふるさと広域連合配偶者同行休業制度等の
導入に伴う関係条例の整備に関する条例の制定につ
いて
鳥取中部ふるさと広域連合情報公開条例の一部改正
について
鳥取中部ふるさと広域連合個人情報保護条例の一部
改正について
原案可決
原案可決
原案可決
固定資産評価審査委員会委員の選任について
同
県立美術館誘致推進特別委員会の設置について
原案否決
-32-
意
署
名
この会議録の正当なることを認め署名する
鳥取中部ふるさと広域連合議会
議
長
同
議
員
同
議
員
-33-