10月号

編集・発行
障害者支援施設 愛の浜園
奄美市名瀬大字知名瀬2504
TEL:54-8011 FAX:54-8012
昨今、大分涼しくなってきた。朝夕の着衣、昼間のクーラーの温度調整と利用者さんの健康に一番気を遣う季節である。職員から病気を持ち込まない
ように、「うがい、手洗いの徹底を」と看護師が釘を刺す。集団で生活をしていると特に感染症に神経を尖らす。そういった事で利用者さんの健康が保た
れているのは事実である。ある時は一日に何度も病院受診に向かう。看護師が一人で奮闘する姿を皆さんにも紹介したい。運動会の練習の行進曲が
流れる中、グランドの横の道路を受診に向かう看護師の姿がそこにあった。練習風景に目もくれずアクセルを踏み込む。
12日(水):体重測定
18日(火):健康相談・自治会定例会
11日(金):運動会予行練習
19日(土):男性理髪
20日(日):愛の浜園運動会
9月27日(金)に、この夏の暑さで疲れた心と体を癒す、夕涼み会を開
催しました。この夏も暑い日が続きましたが、9月も下旬になると夜風はと
ても涼しく、まさに涼を感じる中での会となりました。会は惠支援員の進行
のもと、カラオケ大会やミニゲーム等大盛り上がり!少々アルコールが入
っている方もいたのですが、皆さん飲みすぎる事も無く、ほろ酔いの気持
のいい酔い方で、「今日は凄く気持いいな~。来年もまた飲みたいね」等
の声も多く聞かれました。このような声や利用者の皆さんの満面の笑顔が
あるからこそ、終わった後に毎回「やって良かった」と思えるのではないだ
ろうか。(記事:名島)
(努力賞)
最上 順子さん:落ち着いて病院を受診する事が出来ました。
隈元 利彦さん:日中、楽しく過ごすことが出来ていました。
有村 隆広さん:日中、楽しく過ごすことが出来ていました。
(親切賞)
定原 たず子さん:仲の良い友達や職員にお花を摘んでくれました。
(奉仕賞)
最上 順子さん:自ら進んで食堂の掃除を頑張っていました。
9月8日(日)に知名瀬豊年相撲を見学に出
かけました。昼食を食べ終えた後、土俵がある
町内の公民館へ向かいました。到着すると、す
ぐに取り組みが始まり、利用者さんのテンション
も徐々に上がってきました。移動や入浴に介助
が必要な方もいらっしゃるので、参加できた時
間は短かったのですが、太鼓を一生懸命叩いたり、手を叩き「がんばれ
ー」と声を張り上げて取り組みを応援したり、踊りが好きな方は中入りの踊
りの輪に入り一緒に楽しみ、交流を深めていました。取り組みを最後まで
応援できなかったのが、少し名残り惜しい帰路でした。(記事:前之園)
愛の浜園、最高齢の池田ヨシエさんは、今
年で84歳を迎えられました。その長寿を祝
い、敬老の日のお祝いで、市役所職員の方
が2名の来園し、ヨシエさんへ記念品贈呈式
をして頂きました。今回、掲載している写真
が、その時に撮影した記念品贈呈後の1枚
です。いくつになっても変わらない、ヨシエさ
んの元気の秘訣は衰える事のない食欲と、普段からのオシャレ心ではな
いでしょうか?一人の女性として、いくつになってもオシャレに気を使って
いるヨシエさんは「素敵だなぁ」と、いつも思っております。これからもお元
気に年齢を重ねて頂きたいと職員一同、心から願っております。池田ヨシ
エさん、本当におめでとうございました。(記事:池畑)
9月27日(金)19:00。地震発生により津波警報が発令され、避難勧告
が出た。との想定で避難訓練が実施されました。あらかじめ手渡された、
避難訓練マニュアルに添って、世話人さんは利用者さんの行動を見守っ
ていました。目の不自由な利用者さん、足の不自由な利用者さん、フレン
ド(1,2,3)、あわせて16名の利用者さんの最終避難場所までの所要時
間は7分掛かりました。訓練終了後の反省では、夜勤者、世話人、職員か
らいろいろな意見が出ました。これらの意見をもとに、より安全に、より速
やかに避難出来る様に、問題点の改善に努めて行きたいと思います。(記
事・屋久)
愛の浜園では10月1日(火)から、相談支援
事業を開始する事になりました。障害福祉サー
ビスを利用される障害者の方々に、よりよい
生活を送って頂けるように、利用者一人ひとり
の「ライフスタイル」を一緒に考え、利用計画を
作成致します。障害福祉サービスでお困りの
方は、お気軽に連絡下さい。
営 業 日:月曜日~金曜日
営業時間:AM9時~PM5時
※土曜日、日曜日、祝日、年末年始(12月30日~1月3日)は休業日とさ
せて頂きます。
毎月、1週から4週目の土曜日にかけて各地区から
集められるペットボトルやビンは1箇所に集められると
すごい量になります。栄養剤や醤油・焼酎・ウィスキー
などのカラフルなビンは、青いコンテナにいれられ、
無色透明・茶色・その他にわけられて持ち込まれます。
利用者さん2名が1個ずつ汚れの程度を確認し、再
利用が出来るものは、キャップを外し投げ込んで分別に当たります。持ち込まれた
ビンの中には、割れた物もあり注意が必要です。2名の方はビンの分別を始めて4
年余になり、既に分別の仕方を理解して4日間で終了することが出来るようになり
ました。まだ暑い日が続いております。利用者さんの体調管理に留意して取り組ん
でまいります。(記事:且)
平成24年4月より障害福祉サー
ビス利用者全ての方に、サービス等
利用計画作成が必要となりました。
相談支援専門員により作成された
福祉サービス等利用計画案を受け、
各事業所はサービス担当者会議を
開いて、「本人の望む生活が実現で
きるよう支援を行う」為の計画作成へと方針が変更になりました。個
別支援計画は、利用者のできない面への視点ではなく、どのような
支援があれば出来るのか、に焦点を当てて作成します。9月は個別
支援計画の評価をする時期になりました。ご本人やご家族の希望、
思いが計画に反映され実行されているのか確認をしました。また、
今年度4月から始めた施設外就労の評価を毎月行い、作業能力評
価を実施し、10月から工賃が上がります。昨年10月に利用を始め
た2人は、働く事を生活の基本に置き、人との関わり方がうまく出来
るようになり、すべての面でエンパワメントしているように思います。
グループホームでの生活、仕事場での人との係わり、就労意欲など
それぞれの環境において大きな成長が見られ、関わってきた職員
一同評価しております。私は、グループホ
ームの生活支援、就労での職業指導と利
用者さんと長く関わってきました。年2回の
評価をする時期には、「環境は人を育てる」
を強く思うところです。(記事:徳)