LC05111CMT CMOS LSI Power MOSFET内蔵 1セル用リチウムイオン二次電池保護IC www.onsemi.jp 概要 LC05111CMTは、パワーMOSFETを内蔵した1セル用のリチウム イオン二次電池保護用ICである。 過充電、過放電、放電過電流や充電過電流から電池を保護 するために、高精度な検出回路と、検出遅延回路を内蔵し ている。 バッテリ保護システムはLC05111CMTと僅かな外付け部品に よって構成することが可能である。 WDFN6 2.6x4.0, 0.65P, Dual Flag 特長 ・充放電用のMOSFETを内蔵 Ta=25C, VCC=4.5V オン抵抗(充放電時) 11.2m (typ) ・高精度な電圧/電流検出 Ta=25C, VCC=3.7V 過充電検出精度 ±25mV 過放電検出精度 ±50mV 充電過電流精度 ±0.7A 放電過電流精度 ±0.7A ・検出/復帰遅延時間(内部固定値) ・充放電過電流検出値はMOSFETの温度特性に応じて補正される。 ・0V 充電 :“許可” ・バッテリー充電時の自動復帰 :“許可” ・過充電検出電圧 : 4.0~4.5V (5mV steps) ・過充電復帰ヒステリシス電圧 : 0~0.3V (100mV steps) ・過放電検出電圧 : 2.2~2.7V (50mV steps) ・過放電検出電圧(自動復帰時) : 0~0.6V (200mV steps) ・過放電復帰ヒステリシス電圧 : 0~0.075V (25mVsteps) ・放電過電流検出 : 2.0~8.0A (0.5A steps) ・充電過電流検出 : 8.0~-2.0A (0.5A steps) 用途/最終製品 ・リチウムイオンバッテリー保護 ORDERING INFORMATION See detailed ordering and shipping information on page 12 of this data sheet. © Semiconductor Components Industries, LLC, 2015 January 2015 - Rev. 2 1 Publication Order Number : LC05111CMTJP/D LC05111CMT 最大定格/Ta=25℃ 項目 記号 供給電圧 VCC S1-S2間電圧 VS1-S2 CS端子入力電圧 CS 充放電電流 条件 定格値 unit 0.3~+12.0 V 24.0 V VCC24 V BAT- 10.0 A TST端子入力電圧 TST 0.3~+7.0 V 保存温度 Tstg 55~+125 ℃ S1-S2 間電流(DC) ID 10.0 A S1-S2 間電流(パルス) IDP 35 A 動作温度 Topr 40~+85 ℃ 許容損失 Pd 接合温度 Tj PAC+とVCC間に抵抗680Ω VCC=3.7V パルス幅10s以下、 デューティサイクル1%以下 ガラスエポキシ4層基板 基板サイズ 27.4mm×3.1mm×0.8mm 450 mW 125 ℃ 注1) 最大定格は、一瞬でも超えてはならない値である。 注2) 絶対最大定格及び動作条件の範囲内で使用しても、高温、高電流、高電圧、または急激な温度変化の下で連続的 にこのICを使用する必要がある場合は、信頼性が低下する可能性がある。そのような場合は、確認のために担当 セールスまでご連絡ください。 最大定格を超えるストレスは、デバイスにダメージを与える危険性があります。これらの定格値を超えた場合は、デバイスの機能性を損ない、ダメージが 生じたり、信頼性に影響を及ぼす危険性があります。 アプリケーション回路例 部品 推奨値 MAX 単位 R1 680 1k R2 1k 2k C1 F 0.1 1.0 * これらの値は、上に示した回路の特性を保証するものではない。 詳細 * TST 端子は内部抵抗(100K TYP)で VSS に接続されているが VSS 端子に接続することを推奨する。 * バッテリ電圧が降下する際、1.5V-1.3Vの間で約60Aの電流が流れる。 www.onsemi.jp 2 LC05111CMT 電気的特性/Ta=25℃ 項目 記号 条件 min. typ. Max 25C 30 to 70C 25C 30 to 70C 25C 30 to 70C Vov_set -25 Vov_set -30 Vovr_set -40 Vovr_set -70 Vuv_set -50 Vuv_set -80 Vov_set Vov_set Vovr_set Vovr_set Vuv_set Vuv_set Vov_set +25 Vov_set +30 Vovr_set +40 Vovr_set +70 Vuv_set +50 Vuv_set +80 25C Vuvr_set -100 Vuvr_set Vuvr_set +100 30 to 70C Vuvr_set -120 Vuvr_set Vuvr_set +120 25C Vuvr2_set 100 Vuvr2_set Vuvr2_set +100 30 to 70C Vuvr2_set 120 Vuvr2_set Vuvr2_set +120 25C VCC=3.7V Ioc_set -0.7 Ioc_set Ioc_set +0.7 30 to 70C VCC=2.6 to 4.3V Ioc_set -1.2 Ioc_set Ioc_set +1.2 25C VCC=3.7V (Ioc_set-0.7) (Ioc_set) (Ioc_set+0.7) 30 to 70C VCC=2.6 to 4.3V (Ioc_set-1.2) (Ioc_set) oc_set+1.2) 25C VCC=3.7V Ioc2_set*0.8 Ioc2_set Ioc2_set*1.2 25C VCC=3.7V Ioch_set -0.7 Ioch_set Ioch_set +0.7 30 to 70C VCC=2.6 to 4.3V Ioch_set -1.2 Ioch_set Ioch_set +1.2 25C VCC=3.7V Ioch_set -0.7 Ioch_set Ioch_set +0.7 30 to 70C VCC=2.6 to 4.3V Ioch_set -1.2 Ioch_set Ioch_set +1.2 単位 検出電圧/電流 過充電検出電圧 Vov R1=680 過充電復帰電圧 Vovr R1=680 過放電検出電圧 Vuv R1=680 過放電復帰電圧 Vuvr R1=680 CS=0V 過放電復帰電圧 2 放電過電流検出電流 放電過電流復帰電流 短絡検出電流 充電過電流検出電流 充電過電流復帰電流 Vuvr2 Ioc Iocr Ioc2 Ioch Iochr R1=680 CS=open R2=1k R2=1k R2=1k R2=1k R2=1k mV mV mV mV mV A A A A A 入力電圧 0V 充電可能電圧 Vchg VCC-CS VCCGND=0V 25C Icc 通常状態 25C VCC=3.7V Istb スタンバ イ状態 自動復帰= イネーブ ル 25C VCC=2.0V 1.4 V 6 A 0.95 A 消費電流 動作消費電流 スタンバイ電流 3 次ページへ続く。 www.onsemi.jp 3 LC05111CMT 前ページより続く。 項目 記号 条件 min. typ. Max 単位 25C 10.4 13 18.2 m 25C 9.6 12 15.6 m 25C 9.2 11.6 15 m 25C 8.8 11.2 14 m Resistance 内蔵 MOSFET オン抵抗1 Ron1 内蔵 MOSFET オン抵抗 2 Ron2 内蔵 MOSFET オン抵抗 3 Ron3 内蔵 MOSFET オン抵抗 4 Ron4 内蔵プルアップ抵抗 (VCC-CS) Rcsu 内蔵プルダウン抵抗 (VSS-CS) Rcsd VCC=3.1V I=±2.0A VCC=3.7V I=±2.0A VCC=4.0V I=±2.0A VCC=4.5V I=±2.0A VCC=Vuv _set CS=0V VCC=3.7V CS=0.1V 25C 300 k 25C 15 k 検出/復帰遅延時間 過充電検出遅延時間 Tov 過充電復帰遅延時間 Tovr 過放電検出遅延時間 Tuv 過放電検出復帰遅延時間 Tuvr 放電過電流検出遅延時間 Toc1 放電過電流復帰遅延時間 短絡検出遅延時間 充電過電流検出遅延時間 充電過電流復帰遅延時間 Tocr1 Toc2 Toch Tochr 25C 0.8 1 1.2 30 to 70C 0.6 1 1.5 25C 12.8 16 19.2 30 to 70C 9.6 16 24 25C 16 20 24 30 to 70C 12 20 30 25C 0.9 1.1 1.3 30 to 70C 0.6 1.1 1.5 25C 9.6 12 14.4 30 to 70C 7.2 12 18 25C 3.2 4 4.8 VCC=3.7V sec ms ms ms ms VCC=3.7V ms 30 to 70C 2.4 4 6 25C 280 400 560 30 to 70C 180 400 800 25C 12.8 16 19.2 30 to 70C 9.6 16 24 25C 3.2 4 4.8 30 to 70C 2.4 4 6 VCC=3.7V s VCC=3.7V ms VCC=3.7V ms 製品パラメータは、特別な記述が無い限り、記載されたテスト条件に対する電気的特性で示しています。異なる条件下で製品動作を行った時には、電気的特性で 示している特性を得られない場合があります。 www.onsemi.jp 4 LC05111CMT セレクションガイド Device Vov(V) Vovr(V) Vuv(V) Vuvr(V) Vuvr2(V) AWUP Ioc(A) Ioch(A) Ioc2(A) 0Vcharge LC05111C01MTTTG 4.425 4.225 2.500 2.500 2.900 enable 6.00 4.00 17.5 許可 LC05111C02MTTTG 4.280 4.180 2.700 2.700 2.900 enable 6.00 3.50 21.5 許可 LC05111C03MTTTG 4.425 4.225 2.600 2.600 3.000 enable 6.00 4.00 17.5 許可 LC05111C04MTTTG 4.375 4.175 2.400 2.400 2.800 enable 6.15 6.25 17.5 許可 LC05111C05MTTTG 4.425 4.225 2.300 2.300 2.700 enable 4.00 4.00 17.5 許可 LC05111C06MTTTG 4.425 4.225 2.400 2.400 2.800 enable 6.00 4.00 17.5 許可 LC05111C07MTTTG 4.425 4.225 2.500 2.520 2.900 enable 5.00 5.00 17.5 許可 LC05111C08MTTTG 4.430 4.430 2.400 2.450 2.800 enable 5.00 5.00 17.5 許可 LC05111C09MTTTG 4.400 4.200 2.400 2.400 3.000 enable 6.00 4.00 17.5 許可 LC05111C10MTTTG 4.280 4.080 2.600 2.600 3.000 enable 6.00 4.00 17.5 許可 LC05111C11MTTTG 4.310 4.110 2.500 2.500 2.900 enable 2.00 2.00 17.5 許可 LC05111C12MTTTG 4.450 4.450 2.600 2.600 3.000 enable 4.0 3.0 15.0 許可 Pdmax-Ta graph www.onsemi.jp 5 LC05111CMT 推奨基板レイアウト 基板回路図 基板サイズ L=27.4mm W=3.1 mm H=0.8mm glass-epoxy 4layers All layer 27.4mm 3.1mm Top layer 2nd layer 3rd layer 4th layer PACK+ PACK- www.onsemi.jp 6 LC05111CMT 注意 直接 S1 のピンに VSS 線を接続すること。 直接 S2 のピンに R2 の抵抗を接続すること。 これらを行うことにより、過電流の検出を精度よく行うことが可能である。 これは、S1 と S2 を流れる電流 に起因する配線インピーダンスの影響を取り除くことができる。 回路図の赤線は非常に重要なラインである。 Zoom www.onsemi.jp 7 LC05111CMT 外形図 unit : mm WDFN6 2.6x4.0, 0.65P, Dual Flag CASE 511BZ ISSUE A 6 5 4 PIN ONE REFERENCE 2X 0.10 C 2X 0.10 C DIM A A3 b b2 D D2 D3 D4 E E1 E2 E3 e L L2 L3 E1 E 1 2 3 TOP VIEW A 0.10 C 8X NOTES: 1. DIMENSIONING AND TOLERANCING PER ASME Y14.5M, 1994. 2. CONTROLLING DIMENSION: MILLIMETERS. 3. PROFILE TOLERANCE APPLIES TO THE EXPOSED PADS AS WELL AS THE LEADS. A B D 0.05 C A3 SIDE VIEW NOTE 3 C SEATING PLANE GENERIC MARKING DIAGRAM* D2 4X 4X L3 1 3 L2 b2 4X E3 6X XXXXX XXXXX AYWW D4 D3 XXXXX A Y WW = Specific Device Code = Assembly Location = Year = Work Week = Pb−Free Package (Note: Microdot may be in either location) E2 6 L 4 6X e BOTTOM VIEW MILLIMETERS MIN MAX −−− 0.80 0.10 0.25 0.25 0.40 0.15 0.30 2.60 BSC 2.075 2.375 1.20 1.50 0.40 0.70 4.00 BSC 3.80 REF 2.95 3.05 2.55 2.25 0.65 BSC 0.32 0.12 −−− 0.10 −−− 0.55 b 0.10 M C A B 0.05 M C RECOMMENDED SOLDERING FOOTPRINT* 2.29 0.53 0.27 6X 0.40 2.50 4.20 PACKAGE OUTLINE 1 0.65 PITCH www.onsemi.jp 8 6X 0.40 DIMENSION: MILLIMETERS LC05111CMT ピン配置図 Pin No. 記号 1 S2 パック(-)電圧入力ピン 2 CS パック(-)電圧入力ピン 3 TST パッケージトリミング入力端子 4 VSS 負電源入力端子 5 VCC 正電源入力端子 6 S1 負電源入力端子 7 Drain FET のドレイン Exposed pad 8 Sub コントローラ IC の裏面(VSS) Exposed pad ピン機能 詳細 内部で 100kの抵抗で VSS にプルダウン TST ブロック図 www.onsemi.jp 9 LC05111CMT 動作説明 (1) 通常状態 ・ LC05111CMT はセル電圧(VCC)や S2-S1 間の電流によって充放電を制御する。セルの電圧が過放電検出 電圧(Vuv)から過充電検出電圧(Vov)、S2-S1 間の電流が充電過電流検出電流(Ioch)から放電過電流 検出電流(Ioc)内では内部のパワーMOSFET の充電用スイッチ、放電用スイッチは常にオンしている。 これが通常状態で、充放電が可能である。 (2) 過充電状態 ・ もし、セル電圧が過充電検出電圧(Vov)に等しいかそれを超えた電圧が過充電検出遅延時間以上続い た場合は、充電用スイッチの内部のパワーMOSFET はターンオフになる。 これが、過充電検出状態である。 ・ 以下に示す 2 つの条件を全てみたしたとき過充電から復帰することが可能である。 a. 充電器が IC から取り外されたとき。 b. セル電圧が負荷を介して放電し、過充電復帰電圧(Vovr)以下の状態が過充電復帰遅延時間 (Tovr)以上続いた場合。 その結果、充電用スイッチの内部パワーMOS FET がオンになり、通常状態が再開される。 ・ 過充電検出時は充電用スイッチのボディダイオード経由で放電するため、放電過電流検出は CS 端子 が放電過電流検電流 2(Ioc2)を超えた場合のみ動作する。 つまり、CS 端子が放電過電流検出電流 2(Ioc2)以上となり、その状態が放電過電流遅延時間 2(Toc2) 以上継続した場合、放電用スイッチをオフし放電を停止させる。(短絡検出状態) 短絡を検出すると、 CS ピンは内部抵抗 Rcsd によって VSS にプルダウンされる。 過充電検出時の短絡検出状態からの復帰は以下に示す 2 つの条件が満たされたときである。 a. 負荷が IC から取り外された場合。 b. IC 内部抵抗 Rcsd によって CS 端子電圧が低下し、放電過電流検出電流 2(Ioc2)以下となった場合。 その結果、内部の放電用スイッチの内部パワーMOSFET がターンオンし、過充電検出状態が再開する。 (3) 過放電状態 ・ セル電圧が過放電検出電圧(VUV)よりも低い状態が過放電検出遅延時間(Tuv)以上続いた場合は、内部 の放電スイッチ用のパワーMOSFET がオフになっているので、放電が遮断される。 これが過放電状態である。 過放電検出した後、CS ピンは、内部抵抗 Rcsu で VCC にプルアップされ、内部回路のバイアスが遮断 される。 (スタンバイモード) スタンバイモードでの動作電流は 0.95A 以下となる。 ・ スタンバイモードからの復帰は、次の 2 つの条件のどちらかが満たされ、内部回路がバイアスされる ことによって復帰する。 a. 充電器が接続される。 b. 充電器なしで VCC レベルが過放電復帰電圧 2(Vuvr2)以上に上昇するとき。(自動復帰機能) ・ 充電が継続され電池電圧(VCC)が過放電解除電圧(Vuvr)以上となり、その状態が過放電解除遅延時間 (Tuvr)継続した場合、放電用スイッチをオンし通常状態に復帰する。 ・ 過放電検出時は、充電過電流検出は機能しない。充電により電池電圧(VCC)が過放電復帰電圧(Vuvr) まで上昇し過放電検出状態から復帰すると充電過電流検出は機能しない。 次ページへ続く www.onsemi.jp 10 LC05111CMT 前ページより続く。 (4) 放電過電流検出状態 1 ・ もし、CS ピンの電圧が放電過電流検出電流(Ioc)に等しいかそれ以上の電流が放電過電流検出遅延時 間(Toc1)以上続いた場合は、放電用スイッチである内部のパワーMOSFET がターンオフし、放電電流を 遮断する。 これが、放電過電流検出状態 1 である。 放電過電流検出 1 では、CS ピンは、内部抵抗 RCSD で VSS にプルダウンされる。 ・ 放電過電流からの復帰は以下に示す 2 つの状態が満たされたときに復帰する。 a. 負荷が IC から取り除かれた状態。 b. IC 内部抵抗 Rcsd により CS 端子電圧が低下し、放電過電流復帰電流(Iocr1)以下となった後、そ の状態が放電過電流復帰遅延時間 1(Tocr1)継続した場合、放電用スイッチをオンし通常状態に 復帰する。 その結果、放電用スイッチの内部のパワーMOSFET がターンオンし通常状態に復帰する。 (5) 放電過電流検出状態 2 (短絡検出) ・ もし、CS ピンの電圧が放電過電流検出電流(Ioc2)に等しいかそれ以上の電流が放電過電流検出遅延時 間(Toc2)以上続いた場合は、放電用スイッチである内部のパワーMOSFET がターンオフし、放電電流を 遮断する。 これが、短絡検出状態である。 ・ 短絡検出状態では、CS ピンは、内部抵抗 RCSD により Vss にプルダウンされます。 短絡状態からの復帰は以下に示す 2 つの状態が満たされたときに復帰する。 a. 負荷が IC から取り除かれた状態。 b. IC 内部抵抗 Rcsd により CS 端子電圧が低下し、放電過電流復帰電流(Iocr1)以下となった後、そ の状態が放電過電流復帰遅延時間 1(Tocr1)継続した場合、放電用スイッチをオンし通常状態に 復帰する。 その結果、放電用スイッチの内部のパワーMOSFET がターンオンし通常状態に復帰する。 (6)充電過電流検出状態 ・ もし、CS ピンの電圧が放電過電流検出電流(Ioch)に等しいかそれ以上の電流が充電過電流検出遅延時 間(Toch)以上続いた場合は、充電用スイッチである内部のパワーMOSFET がターンオフし、充電電流を 遮断する。 これが、充電過電流検出状態である。 ・充電過電流からの復帰は以下に示す 2 つの状態が満たされたときに復帰する。 a.充電器が IC から外され、負荷が接続されることによって CS ピンが上昇する。 b.CS ピン電圧が充電過電流復帰電流(Iochr)よりも高い状態が充電過電流復帰遅延時間(Tocrh)以上続 いた場合。 その結果、充電用スイッチの内部のパワーMOSFET がターンオンし通常状態に復帰する。 * 充電器が外された後、IC 内部の電流は、CS と S2 端子を介して流出する。それは充電スイッチの FET の寄生ダイオードを通って流れます。 このため、CS 端子電圧は充電過電流復帰電流(Iochr)よりも 上昇します。したがって、CS 端子電圧は充電過電流検出からの復帰のために必要不可欠な条件ではな い。 (7) 0V 充電可能 ・ 接続した電池電圧が、自己放電により0 Vになった状態から充電を可能とする機能である。 0 V充電可能電圧 (Vchg) 以上の電圧の充電器をPAC+端子とPAC−端子間に接続すると、充電制御用FET のゲートをVCC端子電圧に固定する。充電器電圧によって充電制御用FETのゲートソース間電圧がしき い値電圧以上になると、充電制御用FETがオンし充電が開始される。このとき放電制御用FETはオフし ており、充電電流は放電制御用FETの内部寄生となり、ダイオードを通って流れる。電池電圧がVuvr以上に なると通常状態になる。 www.onsemi.jp 11 LC05111CMT ORDERING INFORMATION Device Package Shipping (Qty / Packing) LC05111C01MTTTG WDFN6 2.6x4.0, 0.65P, Dual Flag (Pb-Free / Halogen Free) 4000 / Tape & Reel LC05111C02MTTTG WDFN6 2.6x4.0, 0.65P, Dual Flag (Pb-Free / Halogen Free) 4000 / Tape & Reel LC05111C03MTTTG WDFN6 2.6x4.0, 0.65P, Dual Flag (Pb-Free / Halogen Free) 4000 / Tape & Reel LC05111C04MTTTG WDFN6 2.6x4.0, 0.65P, Dual Flag (Pb-Free / Halogen Free) 4000 / Tape & Reel LC05111C05MTTTG WDFN6 2.6x4.0, 0.65P, Dual Flag (Pb-Free / Halogen Free) 4000 / Tape & Reel LC05111C06MTTTG WDFN6 2.6x4.0, 0.65P, Dual Flag (Pb-Free / Halogen Free) 4000 / Tape & Reel LC05111C07MTTTG WDFN6 2.6x4.0, 0.65P, Dual Flag (Pb-Free / Halogen Free) 4000 / Tape & Reel LC05111C08MTTTG WDFN6 2.6x4.0, 0.65P, Dual Flag (Pb-Free / Halogen Free) 4000 / Tape & Reel LC05111C09MTTTG WDFN6 2.6x4.0, 0.65P, Dual Flag (Pb-Free / Halogen Free) 4000 / Tape & Reel LC05111C10MTTTG WDFN6 2.6x4.0, 0.65P, Dual Flag (Pb-Free / Halogen Free) 4000 / Tape & Reel LC05111C11MTTTG LC05111C12MTTTG WDFN6 2.6x4.0, 0.65P, Dual Flag (Pb-Free / Halogen Free) WDFN6 2.6x4.0, 0.65P, Dual Flag (Pb-Free / Halogen Free) 4000 / Tape & Reel 4000 / Tape & Reel ON Semiconductor and the ON logo are registered trademarks of Semiconductor Components Industries, LLC (SCILLC) or its subsidiaries in the United States and/or other countries. SCILLC owns the rights to a number of patents, trademarks, copyrights, trade secrets, and other intellectual property. A listing of SCILLC’s product/patent coverage may be accessed at www.onsemi.com/site/pdf/Patent-Marking.pdf . SCILLC reserves the right to make changes without further notice to any products herein. SCILLC makes no warranty, representation or guarantee regarding the suitability of its products for any particular purpose, nor does SCILLC assume any liability arising out of the application or use of any product or circuit, and specifically disclaims any and all liability, including without limitation special, consequential or incidental damages. “Typical” parameters which may be provided in SCILLC data sheets and/or specifications can and do vary in different applications and actual performance may vary over time. All operating parameters, including “Typicals” must be validated for each customer application by customer’s technical experts. SCILLC does not convey any license under its patent rights nor the rights of others. SCILLC products are not designed, intended, or authorized for use as components in systems intended for surgical implant into the body, or other applications intended to support or sustain life, or for any other application in which the failure of the SCILLC product could create a situation where personal injury or death may occur. Should Buyer purchase or use SCILLC products for any such unintended or unauthorized application, Buyer shall indemnify and hold SCILLC and its officers, employees, subsidiaries, affiliates, and distributors harmless against all claims, costs, damages, and expenses, and reasonable attorney fees arising out of, directly or indirectly, any claim of personal injury or death associated with such unintended or unauthorized use, even if such claim alleges that SCILLC was negligent regarding the design or manufacture of the part. SCILLC is an Equal Opportunity/Affirmative Action Employer. This literature is subject to all applicable copyright laws and is not for resale in any manner. (参考訳) ON Semiconductor及びONのロゴは、Semiconductor Components Industries, LLC (SCILLC) 若しくはその子会社の米国及び/または他の国における登録商標です。SCILLCは特許、商 標、著作権、トレードシークレット(営業秘密)と他の知的所有権に対する権利を保有します。SCILLCの製品/特許の適用対象リストについては、以下のリンクからご覧い ただけます。www.onsemi.com/site/pdf/Patent-Marking.pdf. SCILLCは通告なしで、本書記載の製品の変更を行うことがあります。SCILLCは、いかなる特定の目 的 での製品の適合性について保証しておらず、また、お客様の製品において回路の応用や使用から生じた責任、特に、直接的、間接的、偶発的な損害に対して、いかなる 責任も負うことはできません。SCILLCデータシートや仕様書に示される可能性のある「標準的」パラメータは、アプリケーションによっては異なることもあり、 実際の性能も時間の経過により変化する可能性があります。「標準的」パラメータを含むすべての動作パラメータは、ご使用になるアプリケーションに応じて、お客様 の専門技術者において十分検証されるようお願い致します。SCILLCは、その特許権やその他の権利の下、いかなるライセンスも許諾しません。SCILLC製品は、人体への 外科的移植を目的とするシステムへの使用、生命維持を目的としたアプリケーション、また、SCILLC製品の不具合による死傷等の事故が起こり得るようなアプ リケーションなどへの使用を意図した設計はされておらず、また、これらを使用対象としておりません。お客様が、このような意図されたものではない、許可されてい ないアプリケーション用にSCILLC製品を購入または使用した場合、たとえ、SCILLCがその部品の設計または製造に関して過失があったと主張されたとしても、そのよう な意図せぬ使用、また未許可の使用に関連した死傷等から、直接、又は間接的に生じるすべてのクレーム、費用、損害、経費、および弁護士料などを、お客様の責任に おいて補償をお願いいたします。また、SCILLCとその役員、従業員、子会社、関連会社、代理店に対して、いかなる損害も与えないものとします。 SCILLCは雇用機会均等/差別撤廃雇用主です。この資料は適用されるあらゆる著作権法の対象となっており、いかなる方法によっても再販することはできません。 www.onsemi.jp 12
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