[ 情 報 聴 取 義 務 海 域 ]

東京湾では、浦賀水道航路・中ノ瀬航路及び航路周辺は航行安全上、特に重要な海域として、図の赤
斜線部を「情報聴取義務海域」に定め、航行船舶へ安全上必要な情報の提供等を行っています。
(海上交通安全法第 29 条の 2、同施行規則第 23 条の 2)
位置通報ライン :長さ50m以上の船舶(AISを運用している船舶を除く。)及び100総トン数以上
で最大搭載人員(旅客、船員及びその他の乗組員の合計)が30人以上の船舶は最初
に図の「位置通報ライン」に達したときに、VHFで東京湾海上交通センター(呼出
名称:東京マーチス)に位置通報し、連絡設定することになっています。
長さ50m未満の船舶も位置通報することができます。
VHF常時聴取
:その後、「情報聴取義務海域」を航行する間は、国際VHF(16ch)を常時聴取し、
情報提供、注意喚起・指導、勧告などに備えます。
[ 情 報 聴 取 義 務 海 域 ]
[ 東京マーチスから提供される情報
①
]
長さ50m以上の船舶がこの海域の交通
方法に従わないおそれがあると認められる
場合、その交通方法に関する情報
②
船舶の沈没、航路標識の機能障害等で航行
安全に著しい支障を及ぼすおそれのある交
通の障害の発生に関する情報
③
長さ50m以上の船舶が工事・作業海域、
水深が浅い海域等の航行困難な海域に著し
く接近するおそれがある危険海域の情報
④
他船の進路を避けることが容易でない船
舶で長さ50m以上の船舶の航行の安全に
著しい支障を及ぼすおそれがあるものに関
する情報
⑤
長さ50m以上の船舶が他の長さ50m
以上の船舶に著しく接近するおそれがある
と認められる場合における、他の長さ50
m以上の船舶に関する情報
⑥
その他長さ50m以上の船舶が聴取する
ことが必要と認める情報
名
称
位置通報ライン
位
置
東京湾北部
BNライン
千葉灯標(N35 度 34 分 05 秒、E140 度 02 分 45 秒)から 270 度に陸岸まで引いた線
千葉沖
TWライン
千葉灯標(N35 度 34 分 05 秒、E140 度 02 分 45 秒)から 225 度 15,900m まで引いた線
川崎扇島沖
KEライン
本牧沖
HEライン
木更津航路
KWライン
浦賀水道航路北口
UNライン
浦賀水道航路西側
UWライン
浦賀水道航路南口
USライン
東燃ゼネラル石油扇島東シーバース灯(N35 度 29 分 11 秒、E139 度 47 分 07 秒から 90 度 9,900m
まで引いた線)
本牧船舶通航信号所(N35 度 26 分 20 秒、E139 度 41 分 23 秒)から 90 度 8,400m まで引いた
線
木更津港第 5 号灯浮標(N35 度 23 分 21 秒、E139 度 49 分 51 秒)から同六号灯浮標(N35 度
23 分 08 秒、E139 度 49 分 42 秒)を経て 210 度に木更津港境界線まで引いた線
東京湾中ノ瀬 B 灯標(N35 度 22 分 50 秒、E139 度 43 分 04 秒)から 270 度に陸岸まで引いた
線
横須賀港東北防波堤東灯台(N35 度 19 分 09 秒、E139 度 40 分 31 秒)から猿島北端まで引い
た線
浜金谷港防波堤灯台(N35 度 10 分 15 秒、E139 度 48 分 58 秒)から 270 度に陸岸まで引いた
線