簡易チェックシート(さあ、一緒にやりましょう) 1 2 3 4 5 項 目 募集・採用・内定取消・試用期間 労働時間・休憩・休日・賃金・休暇 配置転換・休職・復職・セクハラ等 懲戒・解雇・雇止め 退職・給与・賞与・残業代・就業時間 合 計 点数 20点 20点 20点 20点 20点 100点 適正→2点 やや適正→1点 不適正→0点 Medical Activators サンプル(一部抜粋) 1 Y N点 1. 懲戒処分の適用は、遅刻などでも数回繰り返すと、懲戒解雇にすることもある。 2. 就業規則において「懲戒処分を行う場合は懲罰委員会を開催して決定する」と規 定されているが、本人も認めている明白な事案は、委員会を経ずに決定している。 3. 事案によっては、一つの行為に対して、賃金○%カットを何ヶ月かにわたる減給の 処分をすることがある。 4. 非違行為が複数件あった場合は、同じ月でも賃金○%カットをその行為の件数分 カットしている。 5. 能力不足や勤務成績不良と判断したら、改善の指導を行わずに普通解雇すること 5 がある。 有期契約職員について、契約期間中でも成績不良等があれば解雇することがある。 6 有期契約者に対して、契約期間の満了直前に雇い止めを通知することがある。 6. 7. 8. 1 2 3 4 有期契約の場合、契約の更新の都度、契約書は取り交わしているがそれ以外の手 7 続は格別とっていない。 9. 職員から、就業期間や業務の種類・地位・賃金・退職の事由について請求があれ ば、証明書(退職証明書)を交付している。 10. 職員が退職した際、賃金の支払いや積立金や貯蓄金等の金品の返還は、1か月 程度で行っている。 8 9 1 0 適正→2点 やや適正→1点 不適正→0点 Medical Activators セントラル病院事件(名古屋地裁S56.8.12) 敗訴 協調性の欠如、経営者への批判的言動などを理由とする女性栄養士の解雇に ついて、批判的言動は、解雇の不安を抱くなど特殊の対立状態のもとで行われ たもので、協調性の欠如はそれほど悪質、顕著なものではなく、改善可能であっ たとして、解雇を無効とした。 相模野病院事件(横浜地裁H3.3.12) 勝訴 病院の助産婦としての役割を果すことにおいて欠ける点があるだけでなく、助 産婦自身がその欠点を改めることを拒否し、独善的、他罰的で非協力的な態度 に終始したために、他の職員との円滑な人間関係を回復し難いまでに損ない、 病院の看護職員として不可欠とされるところの共同作業を不可能にしてしまった のであるから、「その職務に必要な適格性を欠くとき」に該当する事由があるとい うべきである。 病院が助産婦としての仕事を与えなかったのは、助産婦が他の看護職員の間 で夏期休暇の調整をしないまま長期間の休暇をとったため、それらの職員の反 発を招き、一緒に仕事をすることを拒否されたからであり、その原因は主として助 産婦のわがままにあったので、やむを得ず看護部に配置換えして様子をみてい たものである。ところが、それにもかかわらず、助産婦が、従来の勤務ぶりを反省 し、謙虚に批判を受け入れるどころか、専ら他の職員や病院に対する批判に終 始していて折り合おうとしなかったので、病院は、助産婦を解雇したものである。 Medical Activators サンプル(一部抜粋) 2 解雇 注意 あなたには 別の能力 を発揮して 欲しい。 注意+懲戒処分 Medical Activators 新卒者でない こと 解雇 能力不足と判 断 指導書 病院に損害が 生じていること の証拠が整う あなたには 別の能力 を発揮して 欲しい。 注意+懲戒処分 サンプル(一部抜粋) Medical Activators 3 住居侵入罪 敗訴 横浜ゴム事件 (最高裁S45.7.28) 痴漢 数件 傷害 懲戒解雇→勝訴 退職金→敗訴 小田急電鉄事件 (東京高裁H15.12.11) 敗訴 全日本空輸事件 (東京地裁H11.2.15) http://manga.nan-net.com/cover/index02.htmlから引用 Medical Activators 当直医、待機医、オン・コール等の残業代の支払義務 労働からの解放が保証されていない限り労働時間となる(大星ビル事件(最 高裁H14.2.28) 非労働時間 労働からの解放 が保証されている か否か 労働時間 Medical Activators サンプル(一部抜粋) 4 奈良県立病院の産婦人科医らが、宿日直勤務及び宅直勤務は時 間外・休日勤務であるのに割増賃金が支払われていないとして(宿 日直手当2万円あり)、 2年間分の割増賃金等を求めた事件 裁判所は、宿日直勤務は労働時間、宅直勤務は非労働時間とし た(月額47~50万円で年収1500万円前後の医師2人に対し、そ れぞれ800万円前後の支払いを認容)。 当該医師等は宿日直勤務時間中に本来業務も行っており、その 回数も少なくなく、救急医療を行うこともまれではなく、宿日直勤務 時間中の約4分の1の時間は通常業務に従事していたなどの実態 からすれば、労基法第41条3号の断続的労働の適用除外の範囲 を超える労働といえる。 宿日直医師の求めに応じて病院に来て協力し診療に当たる宅直 勤務については、医師の間で自主的に行われていたもので、使用 者が命じていたことを示す証拠はなく、待機場所が定められている わけでもないとして、病院の指揮命令下にあったとは認められない とされる。 Medical Activators 宅直 労働時間 非労働時 間 単独シフト 複数シフト 即時対応の 義務付け 即時胎動の 義務づけなし 業務発生頻 度 大 業務発生の 頻度 小 業務の緊張 度 業務の緊張 度 低い 外出禁止 外出禁止 な し リラックス度 小 リラックス度 大 労働時間 非労働時 間 単独シフト 複数シフト 即時対応の 義務付け 即時胎動の 義務づけなし 業務発生頻 度 大 業務発生の 頻度 小 業務の緊張 度 業務の緊張 度 低い 外出禁止 外出禁止 な し リラックス度 小 リラックス度 大 色が裁判所が認定した事実 Medical Activators サンプル(一部抜粋) 5
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