TWS_PR|トーキョー・エクスペリメンタル・フェスティバル(TEF) Vol.10

TOKYO WONDER SITE
PRESS RELEASE
2015/09/18
トーキョー・エクスペリメンタル・フェスティバル(TEF)Vol.10
TOKYO EXPERIMENTAL FESTIVAL
Sound, Art & Performance Vol.10
2015 年 11 月 21 日(土)~ 2016 年 2 月 7 日(日)
トーキョーワンダーサイト本郷、両国門天ホール
― 音の最前線がここに! 第 10 回を迎える TWS 発サウンド・フェスティバル
実験的な「音楽」
「サウンド」による新しい表現の可能性を追求するトーキョー・エクスペリメンタル・フェスティバル。
日本を代表する作曲家・一柳慧をはじめ各分野の審査員に選ばれた 8 ヶ国 19 組のアーティストが登場します。
「音楽」や「音」という表現ではおさまらない、ジャンル超えた創造の場にぜひお立ち会いください!
<公募プログラム審査員(敬称略・順不同)>
一柳 慧(作曲家、ピアニスト)
畠中 実(NTT インターコミュニケーション・センター[ICC]主任学芸員)/ 沼野雄司(音楽学者、桐朋学園大学教授)
毛利嘉孝(社会学者、東京藝術大学准教授)/ 黒田みのり(トーキョーワンダーサイト事業課長)
<お問い合わせ >
〒 130-0022 東京都江東区三好 4-1-1 東京都現代美術館内
公益財団法人東京都歴史文化財団トーキョーワンダーサイト 広報担当:市川、藤井 TEL: 03-5602-9881 FAX: 03-5602-9882 E-mail: [email protected]
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フェスティバル概要
フェスティバル名: トーキョー・エクスペリメンタル・フェスティバル Vol.10
( 英語名: TOKYO EXPERIMENTAL FESTIVAL - Sound, Art & Performance Vol.10 )
■ TEF サウンド・インスタレーション(4 企画)※スケジュールおよび各企画の詳細は本紙 P.5 ~ P.12 をご参照ください。
会
場
: トーキョーワンダーサイト本郷(東京都文京区本郷 2-4-16)
会 期 / 作 家 : 第1期 :2015 年 11 月 21 日(土)~ 12 月 20 日(日)/山形一生 [ 日本 ]、木本圭祐 [ 日本 ]
[ 活動拠点 ]
【オープニング・トーク】
2015 年 11 月 22 日(日)15:00(予定)
ゲスト:公募プログラム審査員(予定)
第2期 :2016 年 1 月 9 日(土)~ 2 月 7 日(日)/大和田俊 [ 日本 ]、メラニー・ヴィンドル [ ドイツ ]
【オープニング・トーク】
2016 年 1 月 9 日(土)15:00(予定)
ゲスト:公募プログラム審査員(予定)
開 館 時 間 : 11:00-19:00(最終入場は 30 分前まで)
休
館
日
:月曜日(ただし 1 月 11 日は開館)、1 月 12 日 [ 火 ]
入
場
料
:無料
■ TEF パフォーマンス(15 企画 27 公演)※スケジュールおよび各企画の詳細は本紙 P.5 ~ P.12 をご参照ください。
会
期
: 2015 年 11 月 27 日(金)~ 2016 年 2 月 6 日(土)
会
場
: トーキョーワンダーサイト本郷 ( 東京都文京区本郷 2-4-16)
両国門天ホール(東京都墨田区両国 1-3-9 ムラサワビル 1-1)
入
場
料
: プログラムにより異なる (900 ~ 3,000 円)
申 込 方 法 : 氏名 ( 漢字とふりがな )、電話番号、ご希望の公演名、日時、チケット枚数をご記載のうえ、
件名を「フェスティバル申込み」として E-mail もしくは Fax でお申込みください。
[E-mail: [email protected] / Fax : 03-5602-9882]
アーティスト: 工藤あかね [ 日本 ]、アーノント・ノンヤオ [ タイ ]、
[ 活動拠点 ]
ジュリオ・コランジェロ + ヴァレリオ・デ・ボニス [ イタリア ]、宝栄美希×山田岳 [ 日本 ]、
V ゔ I ぃ D で E お O(トマツタカヒロ+東 弘基)[ 日本 ]、バイナリー [ オーストラリア ]、
トンネル・アンサンブル [ スペイン ]、世界(勅使河原一雅+石田多朗)[ 日本 ]、山本和智 [ 日本 ]、
渡邉理恵 [ ドイツ ]、デルフィーヌ・デプレ [ スイス ]、
イザベラ・フレヴィンスカ & トメク・ベルグマン [ ポーランド ]、ヒューマナムー [ 日本 ]、
アイゼンタンツ [ スイス ]、素我螺部 [ 日本 ]
協
力
: 一般社団法人もんてん(両国門天ホール)
広報用画像
フェスティバル広報用画像につきましては、当プレスリリース及びウェブサイトに掲載しているものを用意しており
ます。掲載をご希望される際は、お手数ですが広報担当(P.1 下<お問い合せ>)までご連絡お願いいたします。
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■ TEF サウンド・インスタレーション
TEF サウンド・インスタレーションは、公募で選ばれた 3 企画に加え、第 2 期では、昨年度 TEF パフォーマン
スを含めた全 10 企画の公募プログラム参加企画から最優秀賞に選ばれた大和田俊による新作「Paleo-Pacific」
を展示します。
それぞれ異なった視点とアプローチで TWS 本郷の空間に向き合い、聴覚や視覚をつうじて見る人の感情を揺
さぶる、意欲的な作品が揃いました。
第 1 期:2015 年 11 月 21 日(土)〜 12 月 20 日(日)*休館日:11/24・30、12/7・14 11:00-19:00 TWS 本郷 入場無料
木本圭祐「Are You Experienced Ⅱ」
弦に取り付けられた電磁石を弦の倍音の周波数で駆動
させ、弦を強制的に振動させる。本作品では Fender ス
トラトキャスター全音域が演奏可能なように調弦され
た 46 本の弦を使用する。これら楽器群により The Jimi
Hendrix Experience の デ ビ ュ ー ア ル バ ム、「Are You
Experienced」は、演奏者不在のドローンによる「Are
You Experienced Ⅱ」として会期中をかけて再構築され
る。
【プロフィール】 1989 年広島生まれ。東京藝術大学音楽学部卒業、同大学院音楽研究科在籍。自作楽器を用いたパフォーマンスやイン
スタレーションの制作を行っている。
kmtksk.com
山形一生「スタンダード・サプレッサー」
感情の高まりや、何かへの表現として、時に我々は、
物やオブジェに対し破壊的衝動を持つことがある。そ
れは投げる、折り曲げるなど様々であり、それらの行
為によって物の形状が変化することに昇華を覚えるが、
それは視覚よりも、聴覚からの情報によって多くを得て
いると考える。もし、それらの行為の中に音がなければ、
その行為はとても味気のないものになってしまう。
【プロフィール】 1989 年生まれ。東京藝術大学美術研究科絵画専攻修了。主な展示、
発表として Digital Humanize(東京藝術大学 陳列館、
2015)、SPVI(Turner Gallery、2014)、SNS #1 [showcase for new-media and sound]( 落 合 soup、2014)
、Pure Data
Japan 2nd Session(六本木 Bul-let's、2014)、東京アートミーティング 共感覚実験劇場(東京藝術大学 美術館、
2013)など。
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第 2 期:2016 年 1 月 9 日(土)〜 2 月 7 日(日)*休館日:1/12・18・25、2/1 11:00-19:00 TWS 本郷 入場無料
大和田 俊「Paleo-Pacific」<推奨プログラム *TEF Vol.9 最優秀賞>
本作品は、フズリナ(ペルム紀の海洋に繁栄したが史
上最大の大量絶滅で滅んだ)化石を素材としている。
太古の海洋に生息したフズリナは知覚不能とも言える、
長い年月を経て石灰岩化し、山になった。このような
生物-物質間の非連続な隔たりに関心を持っている。
この素材から取り出される音は、隔たりを保存してい
るのだろうか。そうであるならば、その音の聴取は、
隔たりの知覚と言えるだろうか。
Photo: Ryohei Tomita
【プロフィール】 1985 年、栃木県生まれ。サウンドアーティスト。音響と、生物としてのヒトの身体や知覚、環境との関わりに関心を
持ちながら、電子音響作品やインスタレーションの制作を行っている。東京藝術大学音楽学部卒業、同大学院美術研究
科修了。主な展示に「Tokyo Experimental Festival Vol.9」
(トーキョーワンダーサイト本郷、東京、2014)など。同展
示で最優秀賞を受賞。
メラニー・ヴィンドル「リアルタイム・オペレーター」
天井から吊り下げられた複数の巨大風船群によるサウ
ンド・インスタレーション。展示室で生じる音がマイ
クからコンピューターに送られ、修正されて、風船表
面の圧電ディスクに伝えられる。風船は伝えられたサ
ウンドを増幅し、周波数によっては共鳴する。発生す
るサウンドやその音量は展示室内にいる観客の人数や
動きを反映しており、いわば観客の手で完成されるサ
ウンド・インスタレーションである。
【プロフィール】 サウンド、ビデオ、彫刻、空間の領域を様々なレベルで組み合わせたオーディオ・ビジュアル・インスタレーションを
制作するドイツ人アーティスト。ボールや風船などのシンプルな素材を積み重ね、マルチ・チャンネルのサウンド合成
装置を組み込んだ巨大な生物形態の構造をつくり出す。制作過程においては独自の装置や器具とフィールド・レコーディ
ングやインタビューなどの手法を用いて、身の回りの音世界をリサーチしている。
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■ TEF パフォーマンス
TEF パフォーマンスは、両国門天ホールと TWS 本郷を舞台に、それぞれの会場の特性を活かした表現が展開さ
れます。 現代の「音」をあらわしたコンサート形式のものから、枠にあてはめることのできないパフォーマン
スまで、「実験」というテーマのもとに選ばれた公募プログラム 12 企画と、推奨プログラムとして昨年度の特
別賞受賞アーティストによる「砂」をテーマにした公演、ポーランドを拠点に活躍するダンサーとミュージシャ
ンのデュオによるジャンル横断パフォーマンス、そのユニークな作風が内外から注目を集める作曲家、山本和
智によるエレクトロニクス作品のコンサートの 3 企画を加えた計 15 企画、24 公演を上演します。
工藤あかね「Seret Room Vol. 2 — 箱と布」
歌い手がひとり。布と箱が孕む無限のイメージを駆使
し、無伴奏曲をモノオペラ風に縒り合わせる。注目は松
平頼暁「Trio for One Player」
(新作初演)。独立した3パー
ト(歌、ギター、踊り)を演者一人で行うアクロバティッ
クな作品だ。その他にシュトックハウゼン「一週間の
7つの歌」、ケージ「4'33''」「ソネクス2」、湯浅譲二「レ
インからの二篇」を予定。
Photo: Naoshi Kukiyama
【プロフィール】 東京藝術大学声楽科卒業。2011 年にはリサイタル「Secret Room」を
開催、シュトックハウゼン「ティアクライス」に自身で振付し、同作
に踊るソプラノ版という新たな解釈を拓いた。2015 年サントリー芸術
財団「サマーフェスティバル」出演。近年はピアノの藤田朗子とデュ
オ「タマユラ」を結成し、これまでにサティ「ソクラテス」、シェーン
ベルク「架空庭園の書」、ヴィエルヌ「憂鬱と絶望」などを手がけている。
公演日:2015 年 11 月 27 日(金)
2015 年 11 月 28 日(土)
開 演:19:30(開場:19:00)
会 場:トーキョーワンダーサイト本郷
料 金:2,500 円
アーノント・ノンヤオ「Drink Sky On Rabbit's Field (Funeral Song for Nothing)」
私たちが頭上の権力を飲み込むとき、弾丸は葬儀の曲
を奏でるだろう。
同じことが 112 回繰り返された後、私たちは新しい歌
を歌いはじめるだろう。
そして私たちは自身の内側に広がる空を見上げ、この
歌を共有していくだろう。
私たちを統制するものへのメッセージ。
【プロフィール】 1979 年タイ・バンコク生まれ。サウンド、ビデオ、インスタレーショ
ンなど多様なメディアを用いて、社会や政治の状況とサウンドの聴取
形態の関係に注目し、モノとヒト、社会を結びつける振動(バイブレー
ション)をテーマにした創作活動を行う。第 16 回メディアアート・ビ
エンナーレ WRO(ポーランド)、Papay Gyro Nights Art Festival 2015(香
港)などに参加。革新的なサウンド・アーティストによるチェンマイ・
コレクティブ(CMC)共同代表。 www.arnontnongyao.com
公演日:2015 年 12 月 4 日(金)
2015 年 12 月 5 日(土)
開 演:19:15(開場:19:00)
会 場:トーキョーワンダーサイト本郷
料 金:900 円
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ジュリオ・コランジェロ+ヴァレリオ・デ・ボニス「[re]BO[u]NDS - expanded media」
滴下装置と水で満たされた3つの長いガラス製シリン
ダーによるインターメディア・インスタレーション/パ
フォーマンス。水滴の音はリアルタイムでキャプチャー
され、生成される。クリスタルの破片のように輝く一
適の水音が地面へと落下し、まるでドミノ倒しのよう
に全ての音を巻き込みながら、カオスの結晶体のよう
に全方向へと拡散されていく。マルチフォニック・シ
ステムが音同士の対話を際立たせ、拡散していく全て
の音を聴覚へと届ける。
Photo: Giovanni Lancellotti
【プロフィール】 作曲家、インターメディア・アーティストによるデュオ。電子音楽作
曲科を優秀な成績で卒業。インターメディアの開発領域において、楽
器用いた実験、エレクトロニクス/アクースマティックによる作曲、
電子音楽パフォーマンスやサウンド・インスタレーションに焦点をあ
て、複雑な知覚体験を生み出すプログラミングについて研究している。
ICMC、NYCEMF 等の国際コンクール、ZKM(ドイツ)のレジデンスプ
ログラム、「SoundArt」展(キュレーター:Peter Weibel)などに参加
している。
loxosconcept.com
giuliocolangelo.eu
vimeo.com/loxosconcept
公演日:2015 年 12 月 11 日(金)
2015 年 12 月 12 日(土)
開 演:19:15(開場:19:00)
会 場:トーキョーワンダーサイト本郷
料 金:1,300 円
宝栄美希×山田 岳「2015.8.30-9.1」
ダンスに伴われる音楽、あるいは音楽に付随したダン
スといったような単なるコラボレーションではない、
お互いのより個人的な私生活の表出をコンセプトとし
た音と体をめぐる新しい試み。個人的な空間(あるい
はプライヴァシー)をキーワードとして、音楽や身体
の振り付けはすべてその観点から着想を得ている。
Photo: Sakae Oguma
【プロフィール】 全く異なるキャリアを持った二人、ダンサー宝栄美希とギタリスト山
田岳によるデュオ。お互いの専門分野に終始することなく、ダンサー
が歌を弾き語り、演奏家が身体表現も行うといった、互いの専門性の
融和を目標とした制作を行っている。2014 年両国門天ホールで開催さ
れた同ホール主催企画「橋の上のサーカス#3」において本作品の前
身となる「2014.6.30-7.1」を制作・発表。
公演日:2015 年 12 月 20 日(日)
開 演:15:00(開場:14:30)
会 場:両国門天ホール
料 金:2,000 円
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V ゔ I ぃ D で E お O(トマツタカヒロ+東 弘基)「V ゔ I ぃ D で E お O@ 両国門天」
日常生活を取り囲む映像メディアの普及の急加速は
我々に何をもたらしているのか?トマツタカヒロの肉
態表現と東弘基のビデオアート、そして国内外の音楽
家たちとの実験的セッションにより両国門天ホールの
時空間にて炙り出す試み。
撮っているのか?撮られているのか?監視カメラは誰
のために??
【プロフィール】 2014 年、演劇的実験イベントにて肉態表現者トマツタカヒロとビデオ
アート東弘基が出会う。トマツタカヒロ主催・四谷三丁目茶会記 [V ゔ
I ぃ D で E お O](2015 年)。
ウード:Paul N. Dorosh、サウンドアート:James Greer
video-project.wix.com/video
公演日:2015 年 12 月 21 日(月)
開 演:19:30(開場:19:00)
会 場:両国門天ホール
料 金:2,000 円
バイナリー(リナ・アンドノヴスカ&ジャネット・マッケイ)「into the ether...」
ヘビメタの影響が感じられるデ・レオン、繊細な輝き
を放つ金子仁美の「雅」、オーストリア在住作曲家によ
る極めて対照的な作品―カルスキによるアルト・フルー
トとバス・フルートのための作品と、身体表現も要求
されるシュロモヴィッツの作品が続く。最後は四分音
のクラスターがジェットコースターのように駆け巡る
「ループスⅢ」。奥深く、パワフルでエネルギッシュな
世界を表現するプログラムが展開される。
【プロフィール】 オーストラリアで最もダイナミックな2人のフルート奏者によるデュ
オ。フルート・デュオのための魅惑的なプログラムで、音楽的・身体
的な限界へと挑戦する演奏を行う。フルートのみならず、ピッコロ、
アルト・フルート、バス・フルートのための作品も演奏し、奥深く、
パワフルでエネルギッシュな世界を提供する。
www.linaandonovska.com
www.randomovertones.com
公演日:2015 年 12 月 22 日(火)
開 演:19:30(開場:19:00)
会 場:両国門天ホール
料 金:1,800 円
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トンネル・アンサンブル(マーク・ヴィラノヴァ&ペーター・ブライテンバッハ)「Tunnel Ensemble」
ライブ・エレクトロニクスによって拡張されたサック
スのサウンドが空間をみたす「Göng」、それぞれのサ
ウンドが調和を求め絡み合う「Rami」、サックス・ソロ
とフィードバックのための「Eefin」、音と身体の密接な
関係が求められる「Mina」。サックスとエレクトロニク
スが求める新しいサウンドが、観客を4つのトンネル
へと導く。
【プロフィール】 マーク・ヴィラノヴァ(サックス)とペーター・ブライテンバッハ(エ
レクトロニクス)により、2013 年、シベリウス音楽院(フィンランド)
にて結成されたデュオ。エレクトロニクスの可能性を用いたサックス
の多様なサウンドの実現、新しい音空間の創造や両者の関係性の開拓
を目指している。2014 年にスペイン・サラゴサで開催されたインター
ナショナル・サウンドアート・パフォーマンス・コンクールで国際賞
を受賞。
www.tunnelensemble.com
公演日:2015 年 12 月 23 日(水・祝)
開 演:19:00(開場:18:30)
会 場:両国門天ホール
料 金:1,500 円
世界(勅使河原一雅+石田多朗)
「関島岳郎と世界」
自動生成による映像は究極に抽象的なものではあるも
のの、心のざわめきを観客に抱かせます。その感情は
音楽によって増幅され、あたかも太陽を観て心が動く
ような、そのような感情を生み出し、時には懐かしさ
楽しさ嬉しさを、時には、不安、哀しさ、虚無感をも
よおさせます。映像を見て、音を聞いてはいるものの、
同時にそれぞれの心の内面や過去を探っているのかも
しれません。
【プロフィール】 映像は勅使河原一雅 (qubibi)、音楽は石田多朗。二人の時は『世界』
。
チューバ奏者の関島岳郎が参加するときには『関島岳郎と世界』とな
ります。2015 年 3 月に熊野で始まり、美術館を中心にコンサートを開
いてきました。抽象的な映像、聞きなれない音楽で取っ付きにくそう
に思えるかもしれませんが、いろんな人に伝わるはずだと思ってやっ
ています。
公演日:2015 年 12 月 24 日(木)
開 演:19:30(開場:19:00)
会 場:両国門天ホール
料 金:2,500 円
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山本和智「山本和智エレクトロニクス作品展」< 推奨プログラム>
作曲者 40 歳(不惑)を前にして「思う存分、惑う」こ
とをテーマに書かれ、「彷徨える流体」にその自らを重
ねたシリーズ "Roaming liquid set" から 2 作品、そして
一昨年初演され好評を博した女性プレイヤーのみにそ
の演奏が許される "Trance-media" シリーズの第 2 作目
を初演。また、有馬純寿氏のために書かれたエレクト
ロニクス・ソロのための作品など、今後、さらなる活
躍を期待される山本和智の「特異性」に迫る。
出演:有馬純寿(エレクトロニクス)、山田 岳(ギター)、黒田鈴尊(尺八)
、
篠田浩美(マリンバ)、久保田晶子(琵琶)、守 啓伊子(三味線)
【プロフィール】 山口県出身。独学で作曲を学ぶ。オーケストラ、室内楽、アンサンブ
ル、合唱、独奏曲、映画音楽など作曲活動は広範にわたり、作品は東
京フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団等の演
奏団体・演奏家らによって日本をはじめヨーロッパ、アメリカ、ロシ
アなど広く演奏されている。2009 年度武満徹作曲賞第 2 位(審査員:
H. ラッヘンマン)、2010 年第 5 回 JFC 作曲賞(審査員:近藤譲)など
国内外問わず高い評価を得ている。和光大学非常勤講師。
公演日:2015 年 12 月 25 日(金)
2015 年 12 月 26 日(土)
開 演:25 日 19:00(開場:18:30)
26 日 15:00(開場:14:30)
会 場:両国門天ホール
料 金:3,000 円
※ 25 日と 26 日は公演内容が一部異なります。詳しくは TWS ウェブサイトをご覧ください。
渡邉理恵「フェミミュージック - 音楽の女子力」
作品とジェンダーは関係があるともないとも言えます。
しかし私がこの 10 年ドイツで出会い、心惹かれたこれ
らの打楽器、オブジェクトなどによる音楽作品が 18 歳
から 74 歳までの世代の異なる 7 名の女性作曲家、アグ
ネス・ホーマン、カタリーナ・ロス、山根明季子、オクサー
ナ・オメルチュク、チヨコ・スツラブニクス、カロー
ラ ・ バウクホルト、志田笙子によるものであったことは、
少し気になる偶然でありました。普段と少し違う「女
子力」をご紹介します。
©Chikashi Miyma
出演:渡邉理恵、大田智美、角銅真美、浅井隆之、金巻 勲、美山良夫
音響:有馬純寿
協力:株式会社斉藤楽器製作所
【プロフィール】 1979 年生まれ。打楽器奏者。東京藝術大学、カールスルーエ音楽大学
卒業。20/21 世紀の作曲家による音楽・パフォーマンス作品を中心に
演奏活動を行っている。 2014 年より「travel musica」を主宰。作曲家・
本田祐也(1977-2004)作品の現代への紹介、楽譜のデジタルアーカ
イブ製作等を行っている。 ドイツ・ケルン市在住。
公演日:2015 年 12 月 27 日(日)
開 演:17:00(開場:16:30)
会 場:両国門天ホール
料 金:2,000 円
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2015/09/18
デルフィーヌ・デプレ「Doline」< 推奨プログラム *TEF Vol.9 特別賞>
リアルタイムで音やイメージをコントロールする専用
装置と楽器を用いて上演する「砂」のステージ。砂の
多様な状態、動きを組み合わせ、衝突をキャプチャーし、
サウンドを生成する。
「Doline(=ドリーネ)*」は土
壌の侵食で地表に生じる陥没を意味する。何億年にも
渡る自然の侵食を経て生成される「砂」は、人間の活
動によって減少している環境資源でもある。砂の持つ
流動性を、単体と複合体、ミクロな視点とマクロな視
点で描き出す。
Photo: Violette Hello
【プロフィール】 ヴィジュアル・アーティスト、ビデオ・ディレクター、パフォーマー。
2008 年ジュネーブ造形芸術大学卒業。投影されたイメージの中のドラ
マ性に着目し、研究・実験・創作を行う。ビデオ機器を駆使して、様々
なレベルで「リアルタイムの」体験を生み出し、緊張感を創出する。
デプレは日常にある、取るに足らない物質を操り、多くの場合、サウ
ンド・アーティストと密接に関わって作品制作を行っている。
公演日:2016 年 1 月 10 日(日)
2016 年 1 月 11 日(月・祝)
開 演:19:15(開場:19:00)
会 場:トーキョーワンダーサイト本郷
料 金:1,500 円
イザベラ・フレヴィンスカ&トメク・ベルグマン「ダンス・プロジェクト『DP1』」< 推奨プログラム>
DP1(Dehumanized Project Nr.1 =脱人間化・プロジェ
クト No.1)は、人間性の喪失とメカニズム化された社
会を描く、可笑しくて、薄気味悪くて、グロテスクで、
抽象的で、シュルレアリスムなおとぎ話。「すばらしい
新世界」(オルダス・ハクスリー/ 1932 年)、「1984 年」
(ジョージ・オーウェル/ 1949 年)、「タイタンの妖女」
(カート・ヴォネガット/ 1959 年)といった古典的 SF
小説からイメージを得ており、伝統文化と近代文明が
Photo: Kasia Chmura
共存した社会として私たちヨーロッパ人に多くを教え
てくれる日本社会に捧げる作品である。
【プロフィール】 イザベラ・フレヴィンスカ| 1980 年ポーランド生まれ。ダンサー、
振付家、教師として活動。現在はソロの新作 "YOU HAVE YOUR VOICE"
も精力的に上演している。
トメク・ベルグマン| 1972 年ポーランド生まれ。ミュージシャン、
写真家、アーティスト。ポストロックバンド MORDY のリーダーとし
ても活動している。
二人は 5 年前より共同制作をはじめ、これまで 2012 年と 2013 年には
日本でも公演を行っている。
公演日:2016 年 1 月 15 日(金)
2016 年 1 月 16 日(土)
開 演:19:15(開場:19:00)
会 場:トーキョーワンダーサイト本郷
料 金:2,000 円
Supported by: Polish Institute in Tokyo(ポーランド広報文化センター)、
Adam Mickiewicz Institute、Centrum w Ruchu
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2015/09/18
ヒューマナムー「展示『死の祝祭』
」
死は生と両極するエネルギーである。また演劇と展示
は両極で対峙する表現である。死を生き生きと演じる
人を展示することによって起こる何か。それをこの作
品の見所としたい。そしてなにより重要なのは、この
作品はお客さんの手によって引き起こされていくとい
うこと。誰も着手しなければ、演じる人はただただそ
こに在るばかり。
死を、引き起こしに来てください。
【プロフィール】 2012 年旗揚げ。思考をそのまま吐き出したかのような膨大な量の台詞、
変速変拍子の台詞回し、全役者全場面参加によって酷使される身体性
を武器に、怪談、コント、アングラ、ダンス、舞踏、マスゲーム、落語、
狂言等、様々な要素を取り入れた「おもしろくて、こわい」プログレッ
シブホラー演劇を上演する団体。劇場での公演にとどまらず、web や
各大会にも出品し、その活動は多岐に渡る。
humanamuh2012.wix.com/humanamuh
公演日:2016 年 1 月 22 日(金)
2016 年 1 月 23 日(土)
開 演:19:30(開場:19:00)
会 場:トーキョーワンダーサイト本郷
料 金:2,000 円
アイゼンタンツ「サウンド・パフォーマンス」
メタルボディ・ドラムなど、不用品を組み合わせた自
作楽器を演奏し、魅惑的でどこか懐かしいサウンドを
生み出すユニークなパフォーマンス。後半ではフラン
スのサイレント実験映画「貝殻と僧侶」(1928 年・ジェ
ルメーヌ・デュラック)に新しいノイズとサウンドを
吹き込むライブ・パフォーマンスも行う。
Photo: Nicola Throehler
【プロフィール】 不用になった日用品を組み合わせた自作楽器で多様なノイズを操り、
聴衆を魅了するパフォーマー。甘美で哀愁漂う演奏やパーカッション、
サウンド・コラージュ音楽の愛好家、実験映画音楽やアート、ジャン
ル横断的パフォーマンスに興味がある人たちを惹きつけながら、既存
の音楽分野に当てはまらない夢遊病的な開放性とともに、新しい可能
性に挑み続けている。
公演日:2016 年 1 月 29 日(金)
2016 年 1 月 30 日(土)
開 演:19:15(開場:19:00)
会 場:トーキョーワンダーサイト本郷
料 金:1,500 円
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TOKYO WONDER SITE
PRESS RELEASE
2015/09/18
素我螺部「SELL OUR BODY 2」
2015 年地球日本という場に生きる私たち、まだまだ人
生ラビリンス。
主客非分離をテーマにダンサー、ギタリスト、理論生
命科学から生まれる舞台装置 = 媒介物の登場により、
相互に浸食し合い、観客の身体感覚をも巻き込む実験
劇場。主でも客でもない人と人とのつながりは深化共
鳴することができるのか。
Photo: Kazuo Yamashita
【プロフィール】 2014 年夏結成。劇場専属舞踊団 Noism での活動を共にした仲間で
ある藤井 b 泉+宮原由紀夫+篠原未起子とギタリスト原大介による
ダンスグループ。『SELL OUR BODY』京都単独公演を皮切りに全国各
地で上演を重ね、PARASOPHIA にて石橋義正氏作品『憧れのボディ /
bodhi』に映像出演し好評の中、FASHION CANTATA from KYOTO のオー
プニングを飾るなど枠組みを超えた活動を展開中。
公演日:2016 年 2 月 5 日(金)
2016 年 2 月 6 日(土)
開 演:19:30(開場:19:00)
会 場:トーキョーワンダーサイト本郷
料 金:2,800 円
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