お客様との“和” 人との“和”を大切にしたい・・・ October,2015 大阪〒540-0012 大阪市中央区谷町 3-1-9MG 大手前ビル 6F Tel 06-6944-4117 Fax 06-6944-4118 東京〒102-0075 東京都千代田区三番町 5 番地 40・6F Tel 03-3239-5490 Fax 03-3239-5491 なごみ便り www.101dog.co.jp 1．現物給与で従業員の福利厚生の充実を！！給与と言えば金銭で支給されるのが一般的ですが、今回ご紹介する現物給与は、金銭での給与以外に食事の支給を受けたり、その他いろいろな形で会社から物や権利を受け取ることをいいます。このような現物給与は、原則として給与所得として源泉所得税の課税対象となりますが、一定の要件を満たせば給与として課税されないこととなっています。その非課税になる範囲で従業員の福利厚生を充実させることができます。なお現物給与には従業員に対する昼食等の支給や、記念品の支給など様々な形態があります。以下、いくつか具体例と非課税となる現物給与について説明します。（1）食事の補助次の 2 要件を満たすと非課税となります。 ① 従業員が食事代の半額以上を負担していること。 ② 食事代から従業員の負担した金銭を控除した残額が、月額 3,500 円以下（税抜）であること。（2）残業の際の食事の支給残業をすることにより支給する食事については、これらの勤務に追加的に必要となる食事を提供するもので、非課税となります。（3）レクリエーション旅行旅行の目的が従業員の慰労のためであり、社会通念上一般的に行われている場合で次の 2 要件を満たしていれば非課税となります（旅行の参加者が役員のみの場合は、課税されます）。 ① 国内旅行期間が 4 泊 5 日以内であること。海外旅行の場合、外国での滞在日数が 4 泊 5 日以内。 ② 旅行の参加人数が全体の半数以上であること。（工場や支店ごとの旅行は、それぞれの職場の人数の半数以上が参加することが必要です。）（4）健康診断健康診断は、最低年 1 回は実施することが求められています。この費用は事業主負担とすることができ、非課税となります。ただし、役員が従業員とは別に高額な人間ドック等を行う場合、その費用については課税されます。（5）永年勤続表彰記念品永年にわたって勤務している従業員の表彰にあたり支給する記念品などは、次の 3 要件を満たす必要があります。 ① 従業員の勤続年数や地位などに照らして、社会通念上一般的にみて相当な金額以内であること。 ② 勤続年数が概ね 10 年以上である従業員を対象としていること。 ③ 同じ従業員を表彰する場合には、前に表彰したときから概ね 5 年以上の間隔が開いていること。お客様との“和” 人との“和”を大切にしたい・・・ 2．なごみグループの事例、チケットレストランとは？前項でご紹介した（1）食事の補助を、弊社では従業員に対して行っています。㈱バークレーヴァウチャーズが発行している福利厚生用食事券「チケットレストラン」というシステムです。このチケットレストランは所得税法上、非課税扱いになる食事補助制度のメリットを活かし開発された食事券システムです。加盟店の飲食店等において利用することができます。 ←こちらが実際の食事券の画像です。毎月の従業員（正社員）の給与から 3,500 円を天引き、それに会社負担の 3,500 円を合わせた 7,000 円分の食事券を支給しています。主に社員同士での昼食の際に利用しています。 ←こちらのマークが目印。このマークがある飲食店等で利用できます。 ※バークレーヴァウチャーズのホームページで利用可能な店舗を調べることができます。コンビニ（一部不可）やチェーンレストランにおいても利用することが可能です。なお、アルコール類やタバコには利用できません。食事代金のみです。感想…お昼代が助かっています。月のおこづかいが増えました。S.K チケットレストランは、国税庁の確認のもと運営している実績と信頼のある食事券ですので、正しく運用していただければ指摘を受けることなく安心してご利用できます。従業員にとっては、3,500 円の負担で 7,000 円分の食事券をもらうことができ、その分は非課税となります。事業者については、3,500 円の福利厚生費となり、従業員の満足度を上げる良い制度となっています。従業員さまの福利厚生のために、ぜひご利用を検討してみてはいかがでしょうか。（文章担当：菊本・鳴瀬・大原）～頭の体操なぞなぞコーナー～今月のなぞなぞを出題します。解答は次月のなごみ便りに掲載いたしますので、ぜひ挑戦してみてください！ Q．かけたり、ひいたりしても全く数が変わらないものは？先月の Q． 1,000 万円する高級ワインが、あっというまに 1 万円になってしまいました。なぜでしょうか？先月の答え：ワインのせん（千）を抜いてしまったから。