H26 中核 9 - クリエイティブコンソーシアム(美容)

H26
中核
9
平成26年度「成長分野等における中核的専門人材養成等の戦略的推進」事業 事業計画書
1.分野名
⑩クリエイティブ(美容)
「その他」分野名
2.事業名称
美容分野の専門人材の育成を支援する産学官連携コンソーシアムの組織
3.産学官コンソーシアム又は職域プロジェクトの別
産官学コンソーシアム
職域プロジェクト
○
(1) 全国的なモデルカリキュラム等の開発・実証
(2) 「地域版学び直しプログラム」の開発・実証
(3) 高等学校・高等専修学校と高等教育機関との
連携による実践的職業教育
※申請する取組いずれかひとつに「○」を記入すること。(大学院プログラムは別様式)
「女性の学び直し」に対応する場合、右欄チェック
✓
4.代表機関
■ 代表法人(申請法人)等
法 人 名
学校法人 メイ・ウシヤマ学園
理 事 長 名 山中 祥弘
学 校 名
ハリウッドビューティ専門学校
所 在 地
〒 106-8541
東京都港区六本木6-4-1六本木ヒルズ ハリウッドプ
ラザ
■ 事業責任者(事業全体の統括責任者)
■ 事務担当者 (文部科学省との連絡担当者)
職 名
理事長
職 名
国際交流センター長
氏 名
山中 祥弘
氏 名
川島 鋼太郎
電話番号
03-3408-5020
電話番号
03-3408-5020
E-mail
[email protected]
FAX番号
03-3423-6092
E-mail
[email protected]
5.産学官コンソーシアム又は職域プロジェクトの構成員・構成機関等
(1)構成機関(機関として本事業に参画する学校・企業・団体等)
構成機関(学校・団体・機関等)の名称
役割等
内諾
都道府県名
主幹事
済
東京
全体支援
済
東京
3 学校法人メイ・ウシヤマ学園
評価
済
東京
4 ビューティビジネス学会
評価
済
東京
5 東元大学
調査
済
韓国
6 北京財貿職業大学
調査
済
中国
7 新竹光復高級中学
調査
済
台湾
8 一般社団法人 経営研究所
調査
済
東京
9 一般社団法人 日本ASEAN交流機構
調査
済
東京
10 東アジア経営研究会
調査
済
東京
11 kakimoto arms
評価
済
東京
12 AXIS
評価
済
東京
13 株式会社リクルートライフスタイル Beauty総研
評価
済
東京
所属・職名
役割等
内諾
都道府県名
山中 祥弘
学校法人メイ・ウシヤマ学園 理事長
運営委員長
済
東京
山中 ジェニー
ハリウッドビューティ専門学校 校長
助言
済
東京
江夏 健一
ビューティビジネス学会 会長
評価
済
東京
上別府 隆男
東京女学館大学 教授
調査
済
東京
張 芳茵
北京財貿職業大学 客員教授
調査
済
中国
宋 姈優
大韓美容師会中央会付設ビューティ産業研究所 所長
調査
済
韓国
郭 炯心
東元大学 教授
調査
済
韓国
金 惠淑
東元大学 客員教授
調査
済
韓国
蒋 曼文
台北城市科技大学 客員講師
調査
済
台湾
魏 嘉怡
台湾新竹光復高級中学時尚造型科主任
調査
済
台湾
藍 慧禎
台湾新竹光復高級中学図書館主任兼国際交流主任
調査
済
台湾
寺本 義也
一般社団法人 経営研究所 名誉顧問
調査
済
東京
堀添 英人
一般社団法人 日本ASEAN交流機構 理事
調査
済
東京
柿本 哲
kakimotoarms 代表取締役社長
評価
済
東京
佐藤 友彦
AXIS 取締役
評価
済
東京
野嶋 朗
株式会社リクルートライフスタイル Beauty総研 センター長
評価
済
東京
戸津 正勝
アジア服飾文化研究所所長
評価
済
東京
川島 鋼太郎
学校法人メイ・ウシヤマ学園 国際交流センター長
事務局
済
東京
本田 あけみ
学校法人メイ・ウシヤマ学園 キャリアセンター長
評価
済
東京
上妻 博明
ハリウッド大学院大学 産業政策科学研究所所長
評価
済
東京
若林 克彦
ハリウッド大学院大学 研究科長
評価
済
東京
原田 保
ハリウッド大学院大学 生活文化研究所所長
評価
済
東京
1 ハリウッドビューティ専門学校
2 ハリウッド大学院大学
(2)協力者等(委員など個人で本事業に参画する者等)
氏名
横澤 利昌
ハリウッド大学院大学 老舗・承継経営研究所所長
評価
済
東京
伊東 昭彦
ハリウッド大学院大学 教授
調査
済
東京
今井 利絵
ハリウッド大学院大学 教授
調査
済
東京
小川 朝子
ハリウッド大学院大学 助手
調査
済
東京
宮川 淳
ハリウッド大学院大学 事務局
事務局
済
東京
レ ニュー ゴック
ハリウッド大学院大学
調査
済
ベトナム
ミヤ ドゥイ ロスティカ ハリウッド大学院大学
調査
済
インドネシア
事務局
済
東京
役割等
内諾
都道府県名
蓑地 章子
桜美林大学大学院博士課程
(3) 下部組織 (設置は任意)
名称( 調査分科会 ) 氏名
所属・職名
上別府 隆男
東京女学館大学 教授
調査
済
東京
張 芳茵
北京財貿職業大学 客員教授
調査
済
中国
宋 姈優
大韓美容師会中央会付設ビューティ産業研究所 所長
調査
済
韓国
金 惠淑
東元大学 客員教授
調査
済
韓国
蒋 曼文
台北城市科技大学 客員講師
調査
済
台湾
寺本 義也
一般社団法人 経営研究所 名誉顧問
調査
済
東京
堀添 英人
一般社団法人 日本ASEAN交流機構 理事
調査
済
東京
伊東 昭彦
ハリウッド大学院大学 教授
調査
済
東京
今井 利絵
ハリウッド大学院大学 教授
調査
済
東京
小川 朝子
ハリウッド大学院大学 助手
調査
済
東京
レ ニュー ゴック
ハリウッド大学院大学
調査
済
ベトナム
ミヤ ドゥイ ロスティカ ハリウッド大学院大学
調査
済
インドネシア
役割等
内諾
都道府県名
名称( 評価分科会 ) 氏名
所属・職名
江夏 健一
ビューティビジネス学会 会長
評価
済
東京
柿本 哲
kakimotoarms 代表取締役社長
評価
済
東京
佐藤 友彦
AXIS 取締役
評価
済
東京
野嶋 朗
株式会社リクルートライフスタイル Beauty総研 センター長
評価
済
東京
戸津 正勝
アジア服飾文化研究所所長
評価
済
東京
本田 あけみ
学校法人メイ・ウシヤマ学園 キャリアセンター長
評価
済
東京
上妻 博明
ハリウッド大学院大学 産業政策科学研究所所長
評価
済
東京
若林 克彦
ハリウッド大学院大学 研究科長
評価
済
東京
原田 保
ハリウッド大学院大学 生活文化研究所所長
評価
済
東京
横澤 利昌
ハリウッド大学院大学 老舗・承継経営研究所所長
評価
済
東京
(4)事業の実施体制図(イメージ)
クリエイティブ(美容)分野コンソーシアム体制図(各職域プロジェクトはそれぞれ別途申請予定)
本プロジェクトでは前項の「協力者等」によって運営委員会を組織する。本事業の中心的な役割を担う
調査事業を実務面で統括する「調査分科会」と、コンソーシアム全体の活動評価を行う「評価分科会」を
組織する。また、事業の円滑な推進の役割を担う「事務局」を組織する。
コンソーシアム(運営委員会)
職域プロジェクト
美容師のためのキャリア・フレーム
ワークと教育プログラムの構 築お
よびその海外への普及
メイクアップ分野における中核的
専門人材養成のためのプログ ラ
ム開発と実証
美容師のためのキャリア・フレー
ムワークを活用したキャリア形 成
支援の実施
調査分科会
(12名)
●諸課題調査・分析
・美容教育の実態調査と諸課題の抽出
(24、25年度事業からの継続)
・ASEAN地域の美容人材・美容市場調査
・日本及びアジア地域の各種制度調査
(資格・免許、社員教育、メーカー・ディーラー)
・女性の学び直し講座開発関連調査
●職業教育の質保証・向上取組調査
・ユネスコ・OECD制度調査(継続)
・日本及び欧米の制度調査
・世界各国における事例調査
評価分科会
(10名)
●キャリア・フレームワーク評価
・アジア標準としての妥当性評価
・運用体制・方法等に対する評価
・美容師にとっての動機づけ評価
●人材育成方法評価
・育成プログラムとしての妥当性評価
・運用体制・方法等に対する評価
・美容師にとっての動機づけ評価
●コンソーシアム評価
・コンソーシアム全体としての成果の評価
事務局
(3名)
6.事業の内容等
(1)事業の目的・概要
本事業では美容分野の専門人材育成を支援する産学官連携コンソーシアムを組織し、美容学
校、業界団体等が連携して、アジア地域等における国際的な質保証を伴う教育のフレームワーク構
築や女性の学び直しによる再生・復職・転職支援プログラムの開発等を推進する。コンソーシアム
では各プロジェクトの実施に役立つ調査活動や、共通課題を解決するための検討を行うと共に、各
プロジェクトの評価・とりまとめ等を行い、美容専門学校等に普及を図る。
(2)事業の実施意義や必要性について
①当該分野における人材需要等の状況、それを踏まえた事業の実施意義
美容師を指向する若者は少なくないが、業界への定着は流動的で、美容師は有資格無業率の高
い職種の一つとなっている。美容師にとってアクティブで魅力的な活躍の場をいかに作っていくか、
これが美容業界、美容教育界の最大の課題である。
また、美容・化粧品業界はわが国が国際的な優位性を持っている数少ない業界の一つで、今後
世界へ、特に、アジアへの進出が期待されている。このグローバル化による美容市場の拡大を考え
ると、今後、海外進出も可能にする中核的なグローバル専門人材としての美容師が明らかに不足
すると予想される。
美容業界における資格・免許は「美容師国家試験」が唯一のものであり、スペシャリストとしての
主観的・客観的な物差しは、民間サロンにおける経験的な基準としてしか存在しない現状である。
今、大切なことは、美容師あるいは美容師を目指す学生に対して、アジア地域における職業教育学
校等との連携により、海外で働くことも含めた明確なキャリアパスを明示し、そのパスに乗ってキャ
リアアップするための方法、衰退産業からのキャリアチェンジを図る方法、技術の到達度評価の目
安などを提示することである。これらによって、漠然とオーナーやスペシャリストを目指していた者
が、何を、どのように、どれくれらい学習したらよいかを理解できるようになり、キャリアアップを志す
美容師、キャリアチェンジを図る美容人材等に、具体的な動機づけるを与えることが可能になる。
②取組が求められている状況、本事業により推進する必要性
美容業界全体の規模を拡大するための最大の課題は、わが国の優れた美容技術及び美容教育
を、アジアを中心とした海外へ移転することである。本コンソーシアムでは、この視点から、24年度
事業及び25年度事業において、わが国を含めたアジア諸国の美容教育における様々な局面につ
いて、調査・比較・分析してきた。その結果、日本と諸外国の間では、免許・職業としての位置づけ
が異なることに起因して、学校制度も異なっていることがわかった。したがって、美容技術・教育の
移転を図るには、アジアに共通した美容師としてのキャリア・フレームワークの構築が欠かせない状
況にある。本事業を実施する意義は、このようなアジア標準を構築する上で必要となる詳細な情報
の収集にあるといえる。
また、制度の相違はそれぞれの文化、市場構造に起因しており、今後、本コンソーシアムの事業
成果を国内外に普及するためには、わが国を含めたアジア地域全体の美容市場の構造把握・分析
を欠かすことができない。さらに、美容教育をサービスとしてとらえれば、それを行う主体は学校だ
けではない。チェーン店を形成する集団による社内教育、メーカーやディーラーが美容サロンに対し
て提供する各種サービスの中にも含まれる。海外への技術・教育移転を推進する上では、このよう
な現場の実態を把握することも欠かせない。
今日、わが国が世界に誇れる美容技術をアジアを中心とした世界に移転させる大きなチャンスで
ある。美容業界は、このようなチャレンジのし甲斐のある新しいキャリアが見える魅力的な業界であ
る。このような新しい流れを取り込み、多くの美容師・美容学校生が必要とする多様なキャリアゲッ
ト、キャリアアップ、キャリアチェンジ、キャリアリフレッシュの方法を具体的な形として示したい。
本事業は以上のような考え方に基づいて企画される職域プロジェクト等の推進において、共通的
に必要となる事項・情報等の「調査」を実施する目的を含んでいる。
③取組実施にあたっての平成25年度までに実施された職域プロジェクト等の成果の活用方針、方
法等
本コンソーシアムでは、平成24年度及び平成25年度事業において、職域プロジェクト「美容師のた
めのキャリア・フレームワークと教育プログラムの構築およびその海外への普及」と密接に連携して
きた。具体的には、合同で委員会を開催し、コンソーシアム事業として実施した「調査」の成果を共
有したり、職域プロジェクト事業として実施した「キャリア・フレームワーク」に関する意見交換、25年
度事業において日中両国で実施した実証講座に関する情報共有や意見交換である。本年度は、こ
のような協力推進体制の3年目にあたり、諸テーマの拡大と収斂を目指す年度として位置づけてい
る。これまでの職域プロジェクトの成果の活用等のイメージは次図のとおりである。
図 24年度、25年度事業のコンソーシアム事業成果と職域プロジェクト事業成果の活用イメージ
(3)前年度までの取組概要・成果と本事業との継続性
(平成24年度事業)
・取組概要
美容師のためのアジア地域におけるキャリアフレームワークの構築に向けて、海外も含めた美容
教育・キャリア形成支援の実態調査・事例調査、及び、制度の全体像・フレームワーク形成のため
の調査を行った。また、職域プロジェクトの評価を行った。
・事業成果
①日本の美容教育制度をレビューした上で中国、韓国、台湾における美容教育の制度に
ついて調査し、日本の制度との比較・分析を行った。その結果、各国間の美容師制度、
その育成の仕組みが大きく異なっていること、また、その相違点などが明らかになった。
②日本において、美容師のためのキャリア形成支援となっている各種検定制度の実態や
事例に関する調査を行った結果、メイク、ネイル、エステの各領域に対応した全日本美容業
生活衛生同業組合連合会(全美連)の検定制度や研修事例等を調査・整理することができた。
③内閣府が推し進めるキャリア段位制度(介護プロフェッショナル、カーボンマネジャー、
食の6次産業化プロデューサー)には、美容師のレベル評価のフレームワーク構築に役立つ
考え方のあることがわかった。
④職域プロジェクト「美容師のためのキャリア・フレームワークと教育プログラムの構築および
その海外への普及」の評価を行った。このプロジェクトは、本コンソーシアムの調査結果を
受けて、美容師のためのレベル評価のフレームワーク(キャリア段位制度)の構築を
目指している。その進捗状況は、最上流としての位置づけである「キャリア・フレームワーク
の構築」は終了している一方で、キャリア要素項目として「できる」「わかる」を評価できる
体系化は道半ばであると評価した。
・25年度事業との継続性(成果の活用含む)
諸外国の美容教育制度の調査は、引き続き実施し、社内教育、メーカーやディーラーが行う教育
にまで内容を深め、一層緻密なキャリア・フレームワークの構築に役立てた。
キャリアに対する評価の仕組みの調査は、国際的な質保証・向上の動向調査へ継承し、引き続き
美容師のキャリアの評価方法と、その質保証・向上への役立ちとの関係を枠組みレベルで検討し
た。
(平成25年度事業)
・取組概要
日本・中国・韓国・台湾の美容学校生や美容師の意識、各地域の美容市場動向や美容サービス
に対するニーズなど、美容業界が抱える諸課題を整理・分析するための調査、日本・中国・韓国・台
湾の美容関連の制度や資格の現状など、本事業の成果の普及に必要な事項の調査、コンソーシ
アム成果の海外普及に欠かせない、国際的な質保証・向上の取組の現状調査等に取り組んだ。ま
た、プロジェクトの評価も行った。
・事業成果
①日本の美容市場(ヘア、エステ、メイク、化粧品等)を中心に、中国、韓国、台湾の市場動向
を明らかにした。
②日本、中国、韓国、台湾の美容学校生、美容師へのアンケートから、キャリアゲット・
キャリアアップにまつわる現状やニーズを明らかにした。
③日本及び海外教育機関(中国、韓国、台湾の高等教育機関)のカリキュラムの詳細、
各種資 格制度の詳細(主として日本)、メーカーやディーラーによる支援(主として日本)、
社員教育の実態(日本、中国)等を明らかにした。
④ユネスコ等による国際的な質保証・向上の取組状況を明らかにした。
⑤職域プロジェクト「美容師のためのキャリア・フレームワークと教育プログラムの構築および
その海外への普及」の評価を行った。このプロジェクトは、本コンソーシアムと密接に連携
した事業を実施した結果、日本及び中国で実証実験を行うなど、実践的な成果を挙げつつ
あると評価した。また、グローバルキャリア・フレームワークについても、メイク領域について
は詳細レベルまで完成に近づき、平成26年度までで、ヘア、メイク、エステの主要3領域の
本番稼働が開始できる見通しであると評価した。
・本年度事業との継続性(成果の活用含む)
アジア版グローバルキャリア・フレームワークの標準化に向けて、平成25年度事業において実施
した諸調査をASEAN諸国に広げる。そのための活動を通じて、本コンソーシアム事業全体の成果を
アジア諸国に普及する下地を整備する。
一方、職業教育の質保証・向上に関する取組実態については、平成25年度事業における調査が
理念的な枠組み調査であったのに対し、本年度はその成果を受けて、日本を含むアジア諸国にお
ける具体的な取組事例の調査へ移行する予定である。必要に応じて、欧米の事例なども調査す
る。
(4)事業の成果目標
期待される活動指標(アウトプット)・成果目標及び成果実績(アウトカム)
A 活動指標
A-1 抽出した課題の量と内容(解決に有効な課題を抽出できたか)
A-2 国内外の美容人材分布調査結果(美容人材の分布を明らかにできたか)
A-3 国内外の美容市場調査結果(美容市場の実態を明らかにできたか)
A-4 成果の普及に役立つ国内外制度・仕組みの調査結果
(成果の普及につながる分析ができたか)
A-5 調査した職業教育の質保証・向上取組事例の数
(豊富な事例を抽出できたか)
A-6 女性の学び直し講座の開発につながる調査内容
B 成果評価の目標
B-1 各職域プロジェクトの妥当性
(それぞれが成果の普及にとって有効なものとなっているか)
(5)事業の実施内容(※本事業の運用方針及び基本方針等を踏まえ具体的な取組内容を記載すること)
① 会議(目的、体制、開催回数等)
■運営委員会
目的:本コンソーシアムの委員等が参集し、本事業の運営に関わる事項を審議・決定。
体制:コンソーシアム構成機関の代表者、協力者等を運営委員として構成。
開催回数:3回(7月、9月、11月)
■調査分科会
目的:本コンソーシアム事業で実施する「調査」に関する進め方・結果等のとりまとめ。
体制:運営委員のうち、調査分科会委員としてアサインされた者によって組織。
開催回数:5回(7月、8月、9月、11月、12月)
■評価分科会
目的:本コンソーシアムの傘下で活動する職域プロジェクトの評価・とりまとめ。
体制:運営委員のうち、評価分科会委員としてアサインされた者によって組織。
開催回数:2回(10月、1月)
② 調査等(目的、対象、規模、手法、実施方法等)
本事業では、諸課題を整理・分析するための調査、及び、今後の普及活動に必要な事項の調査
を行う。
(1)アンケート調査
目的:主にASEAN諸国の美容人材及び美容人材を目指す者に関する実態の把握
内容:美容師という職業を目指す(目指した)背景、キャリア形成等に関連した項目、
グローバルな意識に関する項目等
対象:ASEAN諸国(具体的な国名は事業の中で検討)の美容学校生、美容師
規模:一つの国で100~500人程度
手法:本校が持つネットワークに関連した学校や美容サロンに対する直接アンケート、
インターネットリサーチを併用
(2)実地調査
目的:アジア諸国における職業教育の質保証・向上の取組事例についての実地調査
内容:美容教育機関の実地調査(教育内容、質保証・向上の取組事例)
対象:ASEAN諸国、ユネスコの事務局(バンコク)
規模:3カ国程度
手法:本校が持つネットワークに関連した学校や美容サロンの訪問・実地調査
(3)ヒアリング調査
目的:成果の普及につなげる素地を固めるために、日本及びアジア地域の人材育成に
関連した制度・仕組みについて詳細な調査を行う。
内容:事前に資料交換を行った上でのヒアリング等
対象:中国、韓国、台湾
美容市場動向…ヘア、メイク、ネイル、エステ、化粧品等
教育機関制度…カリキュラム、シラバス、テキストの内容
資格検定制度…行政・業界団体等が主催する各種資格・検定
社員教育制度…さまざまな種類の美容所の教育、研修の内容
メーカー、ディーラーによる美容サロン支援制度…支援の内容
(4)女性の学び直し講座の開発・実施に必要な事項の調査
目的:出産・子育てに伴って休業中の美容師を再生・復職させる学習プログラム、衰退産業
から美容業界に転じるためのキャリア・チェンジプログラムなどを具体化する上で必要
となる諸事項について明らかにする。
内容:再生・復職プログラムに対するニーズ、プログラムに参加するための環境ニーズ、
キャリア・チェンジ先のスキルニーズ、同様のプログラムの実態などについて調査
対象:現役の美容師(結婚・出産・子育て前)、休業中の美容師、復職した美容師、
美容サロン、メイクアップ・エステ・ネイル等の業界関係者など
方法:対象によって、アンケート、ヒアリング、インターネット等を通じた業界情報調査
③ モデルカリキュラム基準、達成度評価、教材等作成(目的、規模、実施体制等)
本事業はコンソーシアムとしての活動を行うため、モデルカリキュラム、教育プログラムの開発等
の活動は実施しないが、次の要領で職域プロジェクトの連携・評価等を支援する。
目的:本コンソーシアム下で実施される職域プロジェクト間の連携を図る。
また、職域プロジェクトも含めたコンソーシアム全体としての成果を普及するために、
職域プロジェクトの評価とその結果をとりまとめる。
体制:本コンソーシアム事業の下部組織として「評価分科会」を設置して実施。
方法:日常的には、職域プロジェクトの委員会等に参加する、実証講座に参加する等の
方法により、各プロジェクトの進捗、内容の把握に努め、分科会において議論を
行い、その結果を各プロジェクトにフィードバックする。これらの日常的な活動成果
を最終的にとりまとめ、本コンソーシアムの事業成果報告書の要素とする。
④ 実証等(目的、対象、規模、時期、手法、実施方法等)
本事業では、モデルカリキュラム、教育プログラムの開発等を行っていないため、実証講座等は
実施しない。
⑤ 今年度までの取組成果のとりまとめ等
●事業成果報告書(事業実施内容及び分析結果)を作成して、関係機関等に配布予定。
規模:300部
手法:下記各機関への配布
教育機関(日本、中国、韓国、台湾、ベトナム、インドネシア、タイ)、企業・団体、
委員・協力者、理美容室、日本語学校、図書館、行政、その他
●成果報告会を実施予定
規模:事業成果報告書の送付先(上記各機関)に案内して参加者募集
手法:平成27年1月に実施
(6)事業成果及び事業終了後の方針(成果の活用、継続性、発展性 等)
(事業成果物)※本事業により作成等される成果物について、個別に列記すること
①事業成果報告書(約300ページ、300部作成・配布予定)
現段階で想定している報告書の目次立て
○本事業の背景 美容業界が抱える課題について
○アンケート調査結果
・ASEAN諸国の美容人材の意識調査結果等
○実地調査結果
・ASEAN諸国の美容教育、美容サロンの実態調査結果等
○ヒアリング調査結果
・中国、韓国、台湾における美容教育事例、メーカー・ディーラーによる支援事例等
○職業教育の質保証・向上事例調査結果
・日本、中国、韓国、ASEAN諸国、欧米における職業教育の質保証・向上を図る
各種事例
○女性の学び直し講座の開発・実施に必要な事項の調査結果
・美容師側のニーズ、美容サロン側のニーズ、学び直しを可能にする諸環境の実態等
○単位互換・認定モデルの検討結果
・諸外国の学校との間で実施可能な単位互換、単位認定モデル
○職域プロジェクト評価
・本コンソーシアムで実施された職域プロジェクトの評価結果
(成果の活用等)※上記成果物の活用方法等について、個別に列記すること
①事業成果の周知のため、事業成果報告書のデータを本校HPにて公開
②関係教育機関100校、関係企業等100社、その他へ郵送配布
③実施校及び連携校の平成27年度正規課程に試行導入すること、また、職域プロジェクトに
おいて開発・実施される社会人向け短期プログラム(女性の学び直しプログラム等も含む)、
として提供することを、クリエイティブ(美容)コンソーシアムとして支援
④上記正規課程の教材としての使用や、社会人向け短期プログラム化を支援し、さらに、
業界団体等における活用・評価を、クリエイティブ(美容)コンソーシアムとして促進
⑤産業界の評価を踏まえた履修証明の発行などを、クリエイティブ(美容)コンソーシアム
として促進
(7)「女性の学び直し」に対応した取組内容等
(事業実施体制、プログラム構成、環境配慮等、女性の学び直しに対応する取組内容等)
本コンソーシアムは本年度が3年目であり、グローバルキャリア・フレームワークの構築プロジェク
トが、「女性の学び直し」プログラム等の開発・実践を進める下地を支えていく。翌平成27年度にお
いては、出産・子育て等によって求職していた女性美容人材がキャリアアップやキャリアチェンジを
図ることができる「再生・復職プログラム」や、海外における美容業への就業や海外からの美容人材
の受入・指導を担うことができる女性美容人材の育成プログラムの開発・実施を支援していく。
わが国において、美容師の多くは女性である(70%以上)。美容業界では、女性が結婚・出産・子
育て等によって休業し、そのまま復職しない割合が高く、特に、経験豊富な美容師の不足が日常化
している。美容学校生の段階から、積み重ねたキャリアを客観的に評価できるキャリア・フレーム
ワークの存在は、結婚・出産・子育てに関係なく、キャリアや経験の積み重ねを可視化できる仕組
みの存在でもある。その存在は、美容人材全体の知識・技術・技能の底上げだけでなく、雇用促進
を通じた経済社会の活性化にもつなげることができると考えている。
以上の認識の下、本コンソーシアムの今年度事業において、以下に示す「女性の学び直し」に対
応した取組を実施する。
●女性の学び直し講座の開発・実施に必要な事項の調査
目的:出産・子育てに伴って休業中の美容師を再生・復職させる学習プログラム、衰退産業
から美容業界に転じるためのキャリア・チェンジプログラムなどを具体化する上で必要
となる諸事項について明らかにする。
内容:再生・復職プログラムに対するニーズ、プログラムに参加するための環境ニーズ、
キャリア・チェンジ先のスキルニーズ、同様のプログラムの実態などについて調査
対象:現役の美容師(結婚・出産・子育て前)、休業中の美容師、復職した美容師、
美容サロン、メイクアップ・エステ・ネイル等の業界関係者など
方法:対象によって、アンケート、ヒアリング、インターネット等を通じた業界情報調査
※「3.産学官コンソーシアム又は職域プロジェクトの別」で、「女性の学び直し」対応欄
にチェックを入れた場合に記入