平成27年 - JR仙台病院

第166号(2015 年 3 月 1 日号)
発行責任者
編集/発行
事 務 部 長
JR仙 台 病 院
地域医療連携室
TEL 022−266−9671
高度で良質な医療と心のこもった患者サービスで地域社会に貢献し、
調和のとれた企業立病院をめざします。
∼ 基本方針∼
1.高度かつ良質な医療を提供し、地域医療機関との機能連携を強化して企業立病院として社会貢献します。
院 是
調 和
当院は医療機能評価の
認定を受けています
2.プライバシーの尊重と最善のアメニティに配慮し、安心と満足が得られる快適な療養環境を整備します。
3.全スタッフが一丸となって心のこもった患者サービスを提供します。
4.日々研鑽に努め、責任を持って仕事に携わる質の高い医療人を育成します。
5.医療環境の変化に対応できる健全な医療経営に努めます。
最近、このような経験はありませんか。以前より小さな音が聞き取りにくくなる(体
健康管理センター
温計のブザー音など)
、複数ある音を聞き分けにくくなる、瞬時に音を理解することが
竹澤 医師
できなくなる(早口ではわからない)
、ということはありませんか。聴力の低下(難聴)
によるものかもしれません。
難聴の中でも、騒音の下で長時間働くことにより起こる難聴を騒音性難聴といいます。騒音職場での勤務年数
が長いほど難聴も進行します。騒音性難聴は、現在、有効な治療法が確立されていないことから、日頃の騒音ば
く露対策が重要です。
大きな音による難聴には 2 種類あり、突然の強大な音響によって生じる急性音響外傷性難聴と、
長年にわたり騒音にばく露されることによって生じる騒音性難聴とに分けられます。iPod などの
携帯音楽プレーヤー、遊技場(パチンコ店等)やコンサートでの強大音の聴取によって起こる難
聴が急性音響外傷性難聴です。工場などの騒音環境で働く方に見られる難聴は騒音性難聴に含ま
れます。
騒音性難聴の自覚症状は、耳鳴りや耳閉感、聞こえにくさなどで、とくに高音域の 4000Hz 付近の周波数に
目立った聴力低下が出現します。初期段階では、高音域のみの聴力低下のため、会話聴取にはほ
とんど影響がなく難聴に気づきにくいという特徴があります。
(人の音声は 500∼1000Hz に
ピークがあります。
)難聴が進行すると、会話の聞き取りやコミュニケーションにも影響がでてき
ます。騒音性難聴は、通常、騒音作業就業後 10∼15 年の間に急速に進行し、その後の聴力低
下はなだらかです。
騒音性難聴は、騒音ばく露を減らすことで予防できます。職場において個人でできる予防方法は、耳栓の着用
です。日常生活では、イヤホン・ヘッドホン使用し長時間の大きな音での音楽聴取や遊技場(パチンコ店等)で
の大きな音のばく露を減らすことも予防になります。聴力低下を自覚した際は、耳鼻咽喉科を受診し、専門医の
診察を受けましょう。
JR仙台病院では、当院の診療のご案内やドック健診等に関する情報
ホームページで配信しております。
ホームページアドレス
http://www.jr-hospital.aoba.sendai.jp/
JRほすぴたる第 166 号
新
介
紹介
の紹
フの
ッフ
タッ
スタ
任ス
新任
吉葉
崇 ( よしば たかし) リハビリテーション科:理学療法士
出身地:埼玉県
趣味: 野球観戦、温泉巡り
紹 介 :2月からリハビリテーション科に勤務しています。皆さまに温かさと安心感を
与えられる理学療法士を目指し日々努力しています。宜しくお願い致します。
佐藤
秀美( さとう ひでみ) 看護部:看護師
出身地:宮城県
趣味: 音楽鑑賞、買い物
紹 介 :2月より4階病棟に配属になりました。新しい環境でまだ緊張していますが、
患者様に安心かつ信頼される看護ができるように頑張ります。宜しくお願い致します。
メタボリックシンドロームは放っておくと動脈硬化を進行させ、心臓病や脳卒中といった命にか
かわる疾患を招きます。その最大の原因は、運動不足と食べ過ぎによる内臓脂肪の蓄積です。この
内臓脂肪を減らすためには、適度な運動と食生活の改善がかかせません。摂取エネルギーを減らす
際に、指標として用いたいキーワードが腹囲 1 ㎝=体重 1 ㎏=7,000kcal です。腹囲 1 ㎝は約 1
㎏の内臓脂肪、7,000kcal のエネルギー量に相当するという意味です。腹囲を 1
㎝減らしたい場合は 7,000kcal を消費する必要があります。内臓脂肪は 1 日で劇的に減らせ
るわけではありません。目標を立てて、長期的にコツコツと実践していくことが何より大切で
す。また、運動をしないで痩せると、脂肪とともに筋肉も一緒に減るため、体力や基礎代謝が
低下し、太りやすい体質になってしまいます。適度な運動と食生活改善のコンビネーションで
上手に取り組みましょう。
(例:約 30 分早歩きで約 100kcal の消費になります。
)
【健康管理センター 保健師 岡田かおり】
離乳食から高齢者まで、食欲のない方など、どんな方にも召し上がっていただける
「ミックスペースト」をご紹介します。
【 材 料 】さつま芋、じゃが芋、南瓜、人参、玉葱、りんご
【 作り方 】6種類の材料が隠れる程度の水のみで一緒に煮ます。軟らかくなったら、フードプロセッサーにかけペースト
状にします。砂糖も塩も一切加えず、食材のみの味です。
【ポイント】分量は同量にすると南瓜と人参で濃い赤になりますし、南瓜が多ければ黄色になったり個々に自宅にある材料
で適宜作っていただいてよろしいです。それぞれに違う美味しさを味合うことができます。もちろん、6種揃
わなくともよろしいです。南瓜は皮を取り除くと、色合いがきれいにできます。
【活用方法】ミックスペーストに牛乳を加えてスープ、マヨネーズを加えてサラダへと簡単にバリエーションを拡げること
ができます。
6種類の野菜
野菜を煮る
ペースト状
(活用例)オープンサンド
【管理栄養士
武田美由紀】